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TeX
• Donald Knuth先生が開発した組版処理ソフトウェア – ワープロソフトの仲間 ※ Knuth先生はCS界のアルゴリズム分野で一番ご活躍された先生
• 読み方 – てふ > てっく,てっくす
↑ この方
TeXの特徴
• Advantage – ソースコードがテキストファイル
• 長い文書でもエディタが軽い
– 数式の組版が美しい
• Disadvantage – コマンドを覚えるのが少しめんどくさい
つまり使い方に慣れれば便利
TeXの仕組み
• dvi ファイル – Device independentの略 – 組版された文書のデータ – 詳しくは後述
tex or ptex コマンド実行
TeX Source (text file)
dvi file
TeXのソースコードを入力して tex or ptexで処理すると dvi ファイルが生成される
LaTeXの仕組み
latex or platex コマンド実行
Latex Source
dvi file
LaTeXのソースコードを入力して latex or platexで処理すると dvi ファイルが生成される
dviファイルの解説
• 組版された文書のデータ – Not PDF • 専用のviewerが必要 – Adobeのviewerでは見ることができない – つまり不便
• Dviからその他の形式への変換プログラムがある
– dvi -‐> PDF : dvipdfm, dvipdfmx – dvi -‐> postscript: dvips, dvi2ps
LaTeXが使えるサーバ
• CNS – ccz01.sfc.keio.ac.jp – ccx01.sfc.keio.ac.jp
• 村井研 – cpu.sfc.keio.ac.jp
• 徳田研 – dali.ht.sfc.keio.ac.jp
これから演習
• LaTeXのソースコードを自分ではじめから書くことはない
• 学会フォーマットを使う – 日本語 (情報処理学会テンプレート) h[p://rg.sfc.keio.ac.jp/rg/2011f/web/final_]metable.php – 英語 (IEEE conference template) h[p://www.ieee.org/conferences_events/conferences/publishing/templates.html
– 英語 (ACM conference template) h[p://www.acm.org/sigs/publica]ons/proceedings-‐templates
まず作業環境を整える
• sshコマンドでリモートログイン ssh –l [username] dali.ht.sfc.keio.ac.jp
ssh [usrname]@dali.ht.sfc.keio.ac.jp
• 必要なファイルをコピー cp /home/katoon/acm-‐latex.tar.gz .
• 出力されたPDFを見てみよう
1. scp コマンド 2. ホームディレクトリにpublic_html を作る
• Cd • mkdir .public_html (cpu)
• mkdir public_html (dali, ccx00, ccz00) • mv sig-‐alternate.pdf [.]public_html/
ソースコード解説
\documentclass{sig-‐alternate}
\usepackage{comment} \usepackage{graphicx}
\begin{document} … … … … … … \end{document}
文書を記述するところ (=document 環境) ※ Main関数みたいなもの
パッケージを読み込む ※ ライブラリ読み込みみたいなもの ※ 記述するときは拡張子(.sty)を除く
Main関数でのフォーマットを定義 ※方法 1. clsファイルを取り込む(今回) 2. 自分で定義する
sig-‐alternate.tex
Document環境の解説(図の挿入)
• graphicxパッケージを使用 – \usepackage{graphicx}
• Figure環境を書くために必要なパッケージ
• Figure環境を作る – \includegraphics{epsファイル}
• 外部の画像ファイルを読み込むためのコマンド ※ 基本的にLaTeXでは,epsファイル or pdfファイルの図を挿入する. ※ jpeg, pngは画質が悪くなるので使わない
epsファイルの作り方
• OS共通ソフト – Adobe illustrator, open office
• Windows – EPS-‐conv
• Mac – Imagemagick
などなど
学生バージョンの料金でも高いから,研究室にあるもの or 学校のPCを使うのがベター
フリーソフトだけど,品質にそんなに期待してはならない(png, jpeg <-‐> epsの変換だけなら良いかも)
Figure環境の詳説
\documentclass{sig-‐alternate} \usepackage{graphicx} \document{begin} … … … \begin{figure}[tb] \centering % 図を中央揃えにする \includegraphics[width=40mm]{fly.eps} \cap]on{図の説明} % キャプション \end{figure} … … … \document{end}
図を挿入するポジションを指定 t : ページ上部 b : ページ下部 h : 今の位置 p : ページ全体 複数指定OK. 論文書くときは,tb推奨
[]内のオプションでサイズ等の指定が出来る。例では幅40mm。 画像の形式はEPSが無難。bbオプションを書くと他形式も使える。
Document環境の解説(数式)
• LaTeXが使われる理由のひとつ
• 文書中に数式を書くとき – \begin{math} ~ \end{math} – $ ~ $ – \begin{equa]on} ~ \end{equa]on}
Document環境の解説(参考文献)
• 先輩の教え方によって癖がある • 今回はbibtexを使う – [fname].bibを作る
– [fname].bibに参考文献を書く(詳しくは補足スライド) • 詳細は補助スライドにあり
– 文書中では,\cite{ラベル名}を使って相互参照ができる
• コンパイル方法に注意! – Bibファイルのコンパイルは • platex [fname].tex • bibtex [fname].bib
• platex [fname].tex
※ Platexコマンドで2回コンパイルする
最後に
• 快適な生活を送るために – vimに慣れる – タイプセットの自動化 • シェルスクリプト,Makefileの作成など
• 分からないことはググる or 先輩に聞く
• というわけで,これからはLaTeXを使いましょう
※本資料で分からないところがある人は,[email protected]までどうぞ