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5-1 Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド OL-18185-01-J CHAPTER 5 WAN 接続の設定 WAN ウィザードを使用すると、Cisco CP でサポートされているすべてのイン ターフェイスの WAN 接続を設定できます。 この章の内容は、次のとおりです。 イーサネット WAN 接続の設定 シリアル接続の設定 DSL 接続の設定 ISDN 接続の設定 AUX バックアップ接続の設定 アナログ モデム接続の設定 ケーブル モデム接続の設定

WAN 接続の設定 - Cisco5-1 Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイドOL-18185-01-J CHAPTER 5 WAN 接続の設定WAN

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5-1Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

C H A P T E R 5WAN 接続の設定

WAN ウィザードを使用すると、Cisco CP でサポートされているすべてのイン

ターフェイスの WAN 接続を設定できます。

この章の内容は、次のとおりです。

• イーサネット WAN 接続の設定

• シリアル接続の設定

• DSL 接続の設定

• ISDN 接続の設定

• AUX バックアップ接続の設定

• アナログ モデム接続の設定

• ケーブル モデム接続の設定

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第 5 章 WAN 接続の設定

イーサネット WAN 接続の設定

5-2Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

イーサネット WAN 接続の設定イーサネット WAN 接続を設定するには、次の手順に従ってください。

ステップ 1 Cisco CP の機能バーで、[設定]>[ルータ]>[インターフェイスと接続]の順

にクリックします。

ステップ 2 [接続の作成]タブで[イーサネット(PPPoE またはカプセル化されていないルー

ティング)]をクリックします。

ステップ 3 [接続の作成]をクリックして、ウィザードを開始します。ウィザードの[よう

こそ]画面に、実行するタスクが表示されます。

ステップ 4 [次へ]をクリックして次の画面に進み、接続を設定します。

ステップ 5 設定が完了すると、要約画面が表示されます。設定を確認します。変更が必要な

場合は、[戻る]をクリックして該当画面に戻り、変更を加えてから要約画面に

戻ります。

ステップ 6 ルータに設定を送信した後に接続をテストする場合は、[設定後の接続テスト]

を選択します。[完了]をクリックすると、接続がテストされ、テスト結果が別

のウィンドウに表示されます。

ステップ 7 ルータに設定を送信するには、[完了]をクリックします。

「イーサネット WAN 接続のリファレンス」では、Cisco CP で表示される画面に

ついて説明します。

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5-3Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

第 5 章 WAN 接続の設定

イーサネット WAN 接続の設定

イーサネット WAN 接続のリファレンス

• WAN ウィザード インターフェイスへようこそウィンドウ

• インターフェイスの選択

• カプセル化 : PPPoE

• IP アドレス:PPPoE を使用しないイーサネット

• IP アドレス:PPPoE/PPPoA を使用した ATM またはイーサネット

• 認証

• 詳細オプション

• 要約

WAN ウィザード インターフェイスへようこそウィンドウ

このウィンドウには、Cisco CP を使用してこのインターフェイスに設定できる接

続のタイプが表示されます。表示されていないタイプの接続をこのインターフェ

イスに設定する必要がある場合は、CLI を使用してください。

インターフェイスの選択

このウィンドウは、[接続の作成]ウィンドウで選択したタイプのインターフェ

イスが複数ある場合に表示されます。この接続に使用するインターフェイスを選

択してください。

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第 5 章 WAN 接続の設定

イーサネット WAN 接続の設定

5-4Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

フィールド リファレンス

IP アドレス:PPPoE を使用しないイーサネット

WAN インターフェイスが IP アドレスを取得する際に使用する方法を選択しま

す。

フィールド リファレンス

表 5-1 インターフェイスの選択のフィールド

項目 説明

チェック ボックス この接続に使用するインターフェイスの横にあるチェック ボックスを選

択してください。

イーサネット インターフェイスを設定している場合、Cisco CP はコンフィ

ギュレーション ファイルに $ETH-LAN$ という説明テキストを挿入して、

今後そのインターフェイスを WAN インターフェイスとして認識できるよ

うにします。

動的 DNS の有効化 WAN インターフェイスの IP アドレスが変更されるたびに DNS サーバが

自動更新されるようにするには、[動的 DNS の有効化]をクリックします。

動的 DNS を設定するには、[動的 DNS]ボタンをクリックします。

[動的 DNS の有効化]オプションは、すべての接続タイプに表示されるわ

けではありません。

表 5-2 PPPoE を使用しないイーサネットの IP アドレスのフィールド

項目 説明

スタティック IP アドレス このオプションを選択する場合は、IP アドレスとサブネット マスク

またはネットワーク ビットをフィールドに入力します。詳細につい

ては、「IP アドレスとサブネット マスク」を参照してください。

ダイナミック(DHCP クライア

ント)

このオプションを選択すると、ルータはリモート DHCP サーバから

IP アドレスをリースします。アドレスの割り当てを行う DHCP サー

バの名前を入力します。

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5-5Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

第 5 章 WAN 接続の設定

イーサネット WAN 接続の設定

カプセル化 : PPPoE

このウィンドウでは、PPP over Ethernet(PPPoE)カプセル化を有効にできます。

このカプセル化は、サービス プロバイダまたはネットワーク管理者によって、リ

モート ルータが PPPoE を使用して通信することが要求されている場合に必要に

なります。

PPPoE は、多くの ADSL サービス プロバイダによって使用されているプロトコ

ルです。インターネット接続サービスに PPPoE を使用しているかどうかについ

ては、サービス プロバイダに確認してください。

[PPPoE カプセル化]を選択すると、Cisco CP は自動的にダイヤラ インターフェ

イスを設定に追加し、それを[要約]ウィンドウに表示します。

フィールド リファレンス

動的 DNS WAN インターフェイスの IP アドレスが変更されるたびに DNS

サーバが自動更新されるようにするには、動的 DNS を選択します。

動的 DNS を設定するには、[動的 DNS]ボタンをクリックします。

表 5-2 PPPoE を使用しないイーサネットの IP アドレスのフィールド(続き)

項目 説明

表 5-3 PPPoE カプセル化のフィールド

項目 説明

PPPoE カプセル化を有効にする ルータで PPPoE を使用するようにサービス プロバイダから要求さ

れている場合は、このチェック ボックスを選択して PPPoE カプセ

ル化を有効にします。サービス プロバイダが PPPoE を使用してい

ない場合は、このチェック ボックスの選択を解除します。ルータが

PPPoE カプセル化をサポートしていない Cisco IOS を実行している

場合、このチェック ボックスは使用できません。

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第 5 章 WAN 接続の設定

イーサネット WAN 接続の設定

5-6Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

要約

この画面には、設定した WAN 回線の要約が表示されます。この画面でデータを

確認し、修正が必要な場合は、[戻る]ボタンをクリックして前の画面に戻り、

そこで内容を修正することができます。

ボタン リファレンス

この設定をルータの実行コンフィギュレーションに保存してウィザードを終了するには

[完了]をクリックします。設定の変更がルータの実行コンフィギュレーション

に保存されます。変更はすぐに有効になりますが、ルータの電源を切ると失われ

ます。

Cisco CP の[設定]ウィンドウで[コマンドをルータに配信する前にプレビュー

する]チェック ボックスを選択した場合は、[配信]ウィンドウが表示されます。

このウィンドウで、ルータに配信する CLI コマンドを確認できます。

詳細オプション

詳細オプションには、デフォルトのスタティック ルートとポート アドレス変換

(PAT)の 2 つがあります。表示される詳細オプションは、ルータの設定によっ

て異なります。スタティック ルート オプションがウィンドウに表示されない場

合は、スタティック ルートがすでにルータ上に設定されています。PAT オプショ

ンが表示されない場合は、PAT がすでにインターフェイス上に設定されていま

す。

表 5-4 WAN の要約のボタン

項目 説明

設定後の接続テスト コマンドをルータに配信した後、設定した接続を Cisco CP でテストする場

合は、このチェック ボックスを選択します。Cisco CP で接続がテストさ

れ、結果が別のウィンドに表示されます。

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5-7Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

第 5 章 WAN 接続の設定

イーサネット WAN 接続の設定

フィールド リファレンス

表 5-5 詳細オプションのフィールド

項目 説明

デフォルトのスタティック

ルート

アウトバウンド トラフィックがルーティングされる外部インター

フェイスにスタティック ルートを設定する場合に選択します。スタ

ティック ルートがすでにルータ上に設定されている場合、この

チェック ボックスは表示されません。

ネクスト ホップ アドレス サービス プロバイダからネクスト ホップ IP アドレスが提供されて

いる場合は、IP アドレスを入力します。このフィールドを空白のま

まにすると、Cisco CP は、設定中の WAN インターフェイスをネク

ストホップ インターフェイスとして使用します。

ポート アドレス変換 LAN 上の各デバイスがプライベート アドレスを持つ場合、それら

のアドレスを 1 つのパブリック アドレスに対応させることができ

ます。PAT では、LAN 上の複数のホストを 1 つの IP アドレスで示

し、ポート番号を使用して複数のホストを識別します。これにより、

トラフィックを正しい宛先に確実に配信できます。PAT がすでに特

定のインターフェイス上に設定されている場合、PAT オプションは

表示されません。

Inside Interface to be Translated

(変換される内部インターフェ

イス)

変換されるホスト IP アドレスを持つネットワークに接続された内

部インターフェイスを選択します。

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第 5 章 WAN 接続の設定

シリアル接続の設定

5-8Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

シリアル接続の設定シリアル接続を設定するには、次の手順に従ってください。

ステップ 1 Cisco CP の機能バーで、[設定]をクリックします。

ステップ 2 [インターフェイスと接続]をクリックします。

ステップ 3 [接続の作成]タブで[シリアル]をクリックします。

ステップ 4 [接続の作成]をクリックして、ウィザードを開始します。ウィザードの[よう

こそ]画面に、実行するタスクが表示されます。

ステップ 5 [次へ]をクリックして次の画面に進み、接続を設定します。

ステップ 6 設定が完了すると、要約画面が表示されます。設定を確認します。変更が必要な

場合は、[戻る]をクリックして該当画面に戻り、変更を加えてから要約画面に

戻ります。

ステップ 7 ルータに設定を送信した後に接続をテストする場合は、[設定後の接続テスト]

を選択します。[完了]をクリックすると、接続がテストされ、テスト結果が別

のウィンドウに表示されます。

ステップ 8 ルータに設定を送信するには、[完了]をクリックします。

「シリアル接続のリファレンス」では、Cisco CP で表示される画面について説明

します。

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5-9Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

第 5 章 WAN 接続の設定

シリアル接続の設定

シリアル接続のリファレンス

• WAN ウィザード インターフェイスへようこそウィンドウ

• インターフェイスの選択

• IP アドレス:ポイントツーポイント プロトコルを使用したシリアル

• IP アドレス:HDLC またはフレーム リレーを使用したシリアル

• 認証

• LMI と DLCI の設定

• クロック設定

• 詳細オプション

• 要約

IP アドレス:ポイントツーポイント プロトコルを使用したシリアル

ポイントツーポイント インターフェイスが IP アドレスを取得する際に使用する

方法を選択します。

フィールド リファレンス

表 5-6 ポイントツーポイント プロトコルを使用したシリアル接続

項目 説明

スタティック IP アドレス このオプションを選択する場合は、IP アドレスとサブネット マスク

またはネットワーク ビットをフィールドに入力します。詳細につい

ては、「IP アドレスとサブネット マスク」を参照してください。

IP アンナンバード 別のインターフェイスにすでに割り当てられている IP アドレスを

共有する場合は、このオプションを選択します。設定中のインター

フェイスと IP アドレスを共有するインターフェイスを選択します。

Easy IP(ネゴシエート済みの IP)ルータで PPP/IPCP アドレス ネゴシエーションによって IP アドレス

を取得する場合は、[Easy IP(ネゴシエート済みの IP)]を選択しま

す。

動的 DNS WAN インターフェイスの IP アドレスが変更されるたびに DNS

サーバが自動更新されるようにするには、動的 DNS を選択します。

動的 DNS を設定するには、[動的 DNS]ボタンをクリックします。

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第 5 章 WAN 接続の設定

シリアル接続の設定

5-10Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

IP アドレス:HDLC またはフレーム リレーを使用したシリアル

WAN インターフェイスが IP アドレスを取得する際に使用する方法を選択しま

す。フレーム リレー カプセル化を使用する場合、Cisco CP はサブインターフェ

イスを作成し、そのサブインターフェイスに IP アドレスが割り当てられます。

フィールド リファレンス

認証

このページは、次の設定を有効にした場合、またはその設定中に表示されます。

• シリアル接続に対する PPP

• ATM 接続に対する PPPoE または PPPoA カプセル化

• イーサネット接続に対する PPPoE または PPPoA カプセル化

• ISDN BRI またはアナログ モデム接続

サービス プロバイダまたはネットワーク管理者は、CHAP(Challenge Handshake

Authentication Protocol)パスワードまたは PAP(Password Authentication Protocol)

パスワードを使用してデバイス間の接続を保護できます。このパスワードはイン

バウンド アクセスとアウトバウンド アクセスの両方を保護します。

表 5-7 HDLC またはフレーム リレーを使用したシリアル接続のフィールド

項目 説明

スタティック IP アドレス このオプションを選択する場合は、IP アドレスとサブネット マスク

またはネットワーク ビットをフィールドに入力します。詳細につい

ては、「IP アドレスとサブネット マスク」を参照してください。

IP アンナンバード 別のインターフェイスにすでに割り当てられている IP アドレスを

共有する場合は、このオプションを選択します。設定中のインター

フェイスと IP アドレスを共有するインターフェイスを選択します。

動的 DNS WAN インターフェイスの IP アドレスが変更されるたびに DNS

サーバが自動更新されるようにするには、動的 DNS を選択します。

動的 DNS を設定するには、[動的 DNS]ボタンをクリックします。

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5-11Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

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第 5 章 WAN 接続の設定

シリアル接続の設定

フィールド リファレンス

LMI と DLCI の設定

フレーム リレー カプセル化を使用した接続を設定する場合は、接続を監視する

ためのプロトコル(Local Management Identifier(LMI))を指定し、その特定の接

続に対して一意な識別子(データ リンク接続識別子(DLCI))を設定する必要が

あります。

フィールド リファレンス

表 5-8 認証のフィールド

項目 説明

認証タイプ サービス プロバイダが使用する認証タイプのチェック ボックスを選択し

ます。認証タイプがわからない場合は、両方のチェック ボックスを選択で

きます。その場合、ルータは両方の認証タイプを試行して、成功した方を

使用します。

CHAP 認証は PAP 認証より安全です。

ユーザ名 ユーザ名はインターネット サービス プロバイダまたはネットワーク管理

者によって割り当てられ、CHAP または PAP 認証のユーザ名として使用さ

れます。

パスワード サービス プロバイダから割り当てられたパスワードを正確に入力します。

パスワードは大文字と小文字を区別します。たとえば、cisco というパス

ワードは Cisco と同じではありません。

パスワードの確認 [パスワード]ボックスに入力したパスワードを再度入力します。

表 5-9 LMI と DLCI のフィールド

項目 説明

LMI タイプ

ANSI ANSI(American National Standards Institute)標準 T1.617 で定義されている

Annex D

Cisco Cisco と他の 3 社で共同定義した LMI タイプ

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第 5 章 WAN 接続の設定

シリアル接続の設定

5-12Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

クロック設定

[クロック設定]ウィンドウでは、T1/E1 リンクを設定できます。このページに

は、デフォルトのフレーム リレー クロック設定が表示されます。この設定は、

デフォルトと異なる設定を使用する必要がある場合を除き、変更しないようにし

てください。

フィールド リファレンス

ITU-T Q.933 ITU-T Q.933 Annex A

自動検出 デフォルト。ルータはスイッチと通信することによって、使用されている

LMI タイプを検出し、そのタイプを使用します。自動検出に失敗した場合

は、Cisco LMI タイプが使用されます。

DLCI このフィールドには DLCI を入力します。この番号は、このインターフェ

イスで使用されるすべての DLCI の中で一意である必要があります。

IETF フレーム リレーの

カプセル化を使用する

IETF(Internet Engineering Task Force)準拠のカプセル化。このオプション

は、Cisco 製以外のルータに接続するときに使用されます。このインター

フェイスで Cisco 製以外のルータに接続する場合は、このチェック ボック

スを選択してください。

表 5-9 LMI と DLCI のフィールド(続き)

項目 説明

表 5-10 クロック設定のフィールド

項目 説明

クロック ソース [内部]を指定すると、クロックが内部で生成されます。[回線]を指定す

ると、ネットワークからクロック ソースが取得されます。クロックは、

データ転送を同期化します。デフォルトは[回線]です。

T1/E1 フレーミング このフィールドでは、D4 Super Frame(sf)または Extended Superframe(esf)

フレーミングで動作するように T1/E1 リンクを設定します。デフォルトは

[esf]です。

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5-13Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

第 5 章 WAN 接続の設定

シリアル接続の設定

回線コード このフィールドでは、B8ZS(バイナリ 8 ゼロ置換)または AMI(交互マー

ク反転)回線コード形式で動作するように T1/E1 回線を設定します。b8zs

設定では、8 個の連続する 0 のビットが現れたとき、4 ビット目と 7 ビッ

ト目を意図的な極性違反で置き換えることで、T1/E1 回線の密度を保証し

ます。ルータを AMI で設定する場合は、データ コーディング反転設定に

よって T1 回線の密度を保証する必要があります。デフォルトは[b8zs]で

す。

データ コーディング このリンクでユーザ データが反転していることが分かっている場合、また

は[回線コード]フィールドが AMI に設定されている場合は、[反転]を

クリックします。それ以外の場合は、デフォルト値である[標準]のまま

にしておきます。データの反転は、HDLC、PPP、LAPB(Link Access Procedure,

Balanced)などのビット指向のプロトコルで、AMI エンコーディングを使

用した T1/E1 回線の密度を保証するために使用されます。これらのビット

指向のプロトコルでは、データ ストリーム内に 1 のビットが 5 個連続して

現れるたびに 0 のビットを挿入します。これにより、最低でも 8 ビットご

とに 1 つの 0 のビットが現れるようになります。さらにデータ ストリーム

を反転させると、最低でも 8 ビットごとに 1 つの 1 のビットが現れるよう

になります

ライン コードに AMI が使用されており、56kbps に設定されたタイム ス

ロットが存在しない場合、Cisco CP は、反転データ コーディングを設定し

ます。AMI 回線コードで反転データ コーディングを使用しない場合は、

CLI を使用して、すべてのタイム スロットを 56kbps に設定する必要があ

ります。

ファシリティ データ リ

ンク(FDL)

このフィールドでは、Extended Superframe を使用したファシリティ データ

リンク(FDL)のルータでの動作を設定します。[att]で設定すると、ルー

タは AT&T TR 54016 を実装します。[ansi]で設定すると、ルータは ANSI

T1.403 を実装します。両方を選択すると、ルータは、[att]と[ansi]の両

方を実装します。どちらも選択しないと、ルータは FDL を無視します。デ

フォルトは[なし]です。T1/E1 フレーミングを[sf]に設定すると、Cisco

CP は、FDL を[なし]に設定して、このフィールドを読み取り専用にし

ます。

表 5-10 クロック設定のフィールド(続き)

項目 説明

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第 5 章 WAN 接続の設定

シリアル接続の設定

5-14Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

LBO(Line Build Out) このフィールドは、T1/E1 回線の Line Build Out(LBO)を設定するために

使用します。LBO を使用すると、信号の転送の強さが 7.5 または 15 デシ

ベルだけ減少します。この設定が実際の T1/E1 回線で必要になることはほ

とんどありません。デフォルトは[なし]です。

リモート ループバック要

このフィールドには、回線からループバック コードを受信したとき、ルー

タがループバック モードに入るかどうかを指定します。[完全]を選択す

ると、ルータは完全ループバックを受け入れます。[payload-v54]を選択

すると、ルータはペイロード ループバックを受け入れます。

リモート アラームの生成

/ 検出を有効にする

ルータの T1/E1 回線で、リモート アラーム(黄アラーム)を生成し、回線

の他方の端にあるピアから送信されるリモート アラームを検出する場合

は、このチェック ボックスを選択します。

ルータは、赤アラーム(フレーム同期損失)か青アラーム(「all-ones」信

号がフレーミングされていない)のどちらかのアラーム条件を検出する

と、リモート アラームを送信します。これにより、受信側のデータ サー

ビス ユニット / チャネル サービス ユニット(DSU/CSU)は、回線上にエ

ラー条件が発生したことを認識します。

この設定は、T1/E1 フレーミングが[esf]に設定されているときだけ使用

します。

表 5-10 クロック設定のフィールド(続き)

項目 説明

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5-15Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

第 5 章 WAN 接続の設定

DSL 接続の設定

DSL 接続の設定ADSL、または G.SHDSL 接続を設定するには、次の手順に従ってください。

ステップ 1 Cisco CP の機能バーで、[設定]をクリックします。

ステップ 2 [インターフェイスと接続]をクリックします。

ステップ 3 [接続の作成]タブに、ADSL(PPPoE、RFC 1483 ルーティング、または PPPoA)

など、使用可能な DSL 接続タイプが表示されます。使用可能な接続タイプを選

択します。

ステップ 4 [接続の作成]をクリックして、ウィザードを開始します。ウィザードの[よう

こそ]画面に、実行するタスクが表示されます。

ステップ 5 [次へ]をクリックして次の画面に進み、接続を設定します。

ステップ 6 設定が完了すると、要約画面が表示されます。設定を確認します。変更が必要な

場合は、[戻る]をクリックして該当画面に戻り、変更を加えてから要約画面に

戻ります。

ステップ 7 ルータに設定を送信した後に接続をテストする場合は、[設定後の接続テスト]

を選択します。[完了]をクリックすると、接続がテストされ、テスト結果が別

のウィンドウに表示されます。

ステップ 8 ルータに設定を送信するには、[完了]をクリックします。

次のセクションでは、Cisco CP で表示される画面について説明します。

• DSL 接続のリファレンス

Page 16: WAN 接続の設定 - Cisco5-1 Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイドOL-18185-01-J CHAPTER 5 WAN 接続の設定WAN

第 5 章 WAN 接続の設定

DSL 接続の設定

5-16Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

DSL 接続のリファレンス

• WAN ウィザード インターフェイスへようこそウィンドウ

• インターフェイスの選択

• カプセル化 : PPPoE

• カプセル化タイプの自動検出

• IP アドレス:PPPoE/PPPoA を使用した ATM またはイーサネット

• IP アドレス:RFC 1483 ルーティングを使用した ATM

• 認証

• 詳細オプション

• PVC

• 要約

IP アドレス:PPPoE/PPPoA を使用した ATM またはイーサネット

WAN インターフェイスが IP アドレスを取得する際に使用する方法を選択しま

す。

フィールド リファレンス

表 5-11 PPPoE または PPPoA を使用した ATM またはイーサネット

項目 説明

スタティック IP アドレス このオプションを選択する場合は、IP アドレスとサブネット マスク

またはネットワーク ビットをフィールドに入力します。

ダイナミック(DHCP クライア

ント)

このオプションを選択すると、ルータはリモート DHCP サーバから

IP アドレスをリースします。アドレスの割り当てを行う DHCP サー

バの名前を入力します。

IP アンナンバード 別のインターフェイスにすでに割り当てられている IP アドレスを

共有する場合は、このオプションを選択します。設定中のインター

フェイスと IP アドレスを共有するインターフェイスを選択します。

Page 17: WAN 接続の設定 - Cisco5-1 Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイドOL-18185-01-J CHAPTER 5 WAN 接続の設定WAN

5-17Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

第 5 章 WAN 接続の設定

DSL 接続の設定

IP アドレス:RFC 1483 ルーティングを使用した ATM

WAN インターフェイスが IP アドレスを取得する際に使用する方法を選択しま

す。

フィールド リファレンス

Easy IP(ネゴシエート済みの IP)ルータで PPP/IPCP アドレス ネゴシエーションによって IP アドレス

を取得する場合は、[Easy IP(ネゴシエート済みの IP)]を選択しま

す。

動的 DNS WAN インターフェイスの IP アドレスが変更されるたびに DNS

サーバが自動更新されるようにするには、動的 DNS を選択します。

動的 DNS を設定するには、[動的 DNS]ボタンをクリックします。

表 5-11 PPPoE または PPPoA を使用した ATM またはイーサネット(続き)

項目 説明

表 5-12 RFC 1483 ルーティングを使用した ATM

項目 説明

スタティック IP アドレス このオプションを選択する場合は、IP アドレスとサブネット マスク

またはネットワーク ビットをフィールドに入力します。詳細につい

ては、「IP アドレスとサブネット マスク」を参照してください。

ダイナミック(DHCP クライア

ント)

このオプションを選択すると、ルータはリモート DHCP サーバから

IP アドレスをリースします。アドレスの割り当てを行う DHCP サー

バの名前を入力します。

IP アンナンバード 別のインターフェイスにすでに割り当てられている IP アドレスを

共有する場合は、このオプションをクリックします。設定中のイン

ターフェイスと IP アドレスを共有するインターフェイスを選択し

ます。

動的 DNS WAN インターフェイスの IP アドレスが変更されるたびに DNS

サーバが自動更新されるようにするには、動的 DNS を選択します。

動的 DNS を設定するには、[動的 DNS]ボタンをクリックします。

Page 18: WAN 接続の設定 - Cisco5-1 Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイドOL-18185-01-J CHAPTER 5 WAN 接続の設定WAN

第 5 章 WAN 接続の設定

DSL 接続の設定

5-18Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

カプセル化タイプの自動検出

このウィンドウでは、WAN リンクで使用するカプセル化のタイプを選択します。

このリンクで使用されているカプセル化のタイプについては、ネットワーク管理

者またはインターネット サービス プロバイダにお問い合わせください。イン

ターフェイスのタイプによって、使用可能なカプセル化のタイプが決まります。

フィールド リファレンス

表 5-13 カプセル化のフィールド

項目 説明

自動検出 Cisco CP を使用してカプセル化のタイプを検出するには、[自動検出]を

クリックします。自動検出に成功すると、Cisco CP は、カプセル化のタイ

プと、検出したその他の設定パラメータを自動的に設定します。

ADSL、G.SHDSL、または ADSL over ISDN に使用可能なカプセル化

PPPoE PPP over Ethernet カプセル化。このオプションは、イーサネット インター

フェイスまたは ATM インターフェイスを選択した場合に使用可能。ATM

インターフェイス上に PPPoE を設定すると、ATM サブインターフェイス

とダイヤラ インターフェイスが作成される。

ルータが PPPoE カプセル化をサポートしていない Cisco IOS を実行してい

る場合、[PPPoE]ラジオ ボタンは使用不可になる。

PPPoA ATM を介したポイントツーポイント プロトコル。このオプションは、ATM

インターフェイスを選択した場合に使用可能。ATM インターフェイス上に

PPPoA を設定すると、ATM サブインターフェイスとダイヤラ インター

フェイスが作成される。

ルータが PPPoA カプセル化をサポートしていない Cisco IOS を実行してい

る場合、[PPPoA]ラジオ ボタンは使用不可になる。

AAL5-SNAP を使用した

RFC 1483 ルーティング

このオプションは、ATM インターフェイスを選択した場合に使用可能。

RFC 1483 接続を設定すると、ATM サブインターフェイスが作成される。

このサブインターフェイスは[要約]ウィンドウに表示される。

AAL5-MUX を使用した

RFC 1483 ルーティング

このオプションは、ATM インターフェイスを選択した場合に使用可能。

RFC 1483 接続を設定すると、ATM サブインターフェイスが作成される。

このサブインターフェイスは[要約]ウィンドウに表示される。

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5-19Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

第 5 章 WAN 接続の設定

DSL 接続の設定

PVC

ATM ルーティングでは、仮想パスと仮想チャネルの 2 階層の階層化方式を使用

します。前者は仮想パス識別子(VPI)、後者は仮想チャネル識別子(VCI)で表

されます。1 つの仮想パスは、個々の接続に対応する多数の異なる仮想チャネル

を伝送できます。VPI に基づいてスイッチングを行う場合は、その特定の仮想パ

ス上のすべてのセルが VCI とは無関係にスイッチングされます。ATM スイッチ

は、VCI、VPI、またはその両方に基づいてスイッチングを行うことができます。

シリアル インターフェイスに使用可能なカプセル化

フレーム リレー フレーム リレーのカプセル化を提供する。このオプションは、シリアル イ

ンターフェイスを選択した場合に使用可能。フレーム リレー接続を設定す

ると、シリアル サブインターフェイスが作成される。このサブインター

フェイスは[要約]ウィンドウに表示される。

(注) フレーム リレー シリアル接続を特定のインターフェイスに追加した場合、以降、同じインターフェイスにシリアル接続を設定するとき、フレーム リレー カプセル化だけがこのウィンドウで選択可能になる。

ポイントツーポイント プロトコル

PPP カプセル化を提供する。このオプションは、シリアル インターフェイ

スを選択した場合に使用可能。

ハイレベル データ リンク制御

HDLC カプセル化を提供する。このオプションは、シリアル インターフェ

イスを選択した場合に使用可能。

表 5-13 カプセル化のフィールド(続き)

項目 説明

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第 5 章 WAN 接続の設定

DSL 接続の設定

5-20Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

フィールド リファレンス

Cisco IOS デフォルト値

次の表に、Cisco IOS のデフォルト値を示します。これらのデフォルト値が以前

の設定時に変更されている場合、Cisco CP はそれらの変更値を上書きすることは

ありません。ルータを初めて設定する場合は、これらのデフォルト値が使用され

ます。

表 5-14 PVC のフィールド

項目 説明

VPI サービス プロバイダまたはシステム管理者から取得した VPI 値を入力し

ます。仮想パス識別子(VPI)は、ATM スイッチングとルーティングにお

いて、多数の接続で使用されるパスを識別するために使用されます。サー

ビス プロバイダから割り当てられた VPI 値をここに入力します。

VCI サービス プロバイダまたはシステム管理者から取得した VCI 値を入力し

ます。仮想回線識別子(VCI)は、ATM スイッチングとルーティングにお

いて、VCI によって識別される他の接続と共有するパス内で、特定の VCI

接続を識別するために使用されます。サービス プロバイダから割り当てら

れた VCI 値をここに入力します。

接続タイプ パラメータ 値

ADSL • 動作モード • 自動

G.SHDSL • 動作モード

• 回線速度

• 設備の種類

• Annex A(米国)

• 自動

• CPE

ADSL over ISDN • 動作モード • 自動

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5-21Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

第 5 章 WAN 接続の設定

G.SHDSL コントローラの設定

G.SHDSL コントローラの設定HWIC-4SHDSL または HWIC-2SHDSL コントローラを設定するには、次の手順に

従ってください。

ステップ 1 Cisco CP の機能バーで、[設定]をクリックします。

ステップ 2 Cisco CP のタスクバーで、[インターフェイスと接続]をクリックします。

ステップ 3 [接続の作成]タブで[G.SHDSL(PPPoE、RFC 1483 ルーティング、PPPoA)]を

クリックします。

ステップ 4 [接続の作成]をクリックして、ウィザードを開始します。ウィザードの[よう

こそ]画面に、実行するタスクが表示されます。

ステップ 5 [次へ]をクリックして次の画面に進み、接続を設定します。

ステップ 6 設定が完了すると、要約画面が表示されます。設定を確認します。変更が必要な

場合は、[戻る]をクリックして該当画面に戻り、変更を加えてから要約画面に

戻ります。

ステップ 7 ルータに設定を送信した後に接続をテストする場合は、[設定後の接続テスト]

を選択します。[完了]をクリックすると、接続がテストされ、テスト結果が別

の画面に表示されます。

ステップ 8 ルータに設定を送信するには、[完了]をクリックします。

「G.SHDSL コントローラのリファレンス」では、Cisco CP で表示される画面につ

いて説明します。

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第 5 章 WAN 接続の設定

G.SHDSL コントローラの設定

5-22Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

G.SHDSL コントローラのリファレンス

次のセクションでは、Cisco CP の G.SHDSL コントローラ ウィザードの画面につ

いて説明します。

• HWIC-1SHDSL コントローラの設定モード選択

• HWIC-2SHDSL コントローラの設定モード選択

• HWIC-4SHDSL コントローラの設定モード選択

HWIC-1SHDSL コントローラの設定モード選択

この画面は、HWIC-1SHDSL コントローラの設定を選択した場合に表示されま

す。

フィールド リファレンス

表 5-15 HWIC-1SHDSL のフィールド

フィールド 説明

使用可能なコントローラ 設定する G.SHDSL コントローラを選択します。

HWIC-1SHDSL コントローラを設定する場合、他のフィールドは表

示されません。[次へ]をクリックして、次の画面に進みます。

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5-23Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

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第 5 章 WAN 接続の設定

G.SHDSL コントローラの設定

HWIC-2SHDSL コントローラの設定モード選択

この画面は、HWIC-2SHDSL コントローラの設定を選択した場合に表示されま

す。この画面では、DSL グループまたは DSL インターフェイスを設定します。

フィールド リファレンス

この画面についての注意事項

• DSL グループは、ATM インターフェイスを設定する前に設定しておく必要

があります。そのため、G.SHDSL コントローラに DSL グループが設定され

ていない場合、[DSL グループの設定]および[DSL インターフェイスの設

定]ラジオ ボタンは表示されず、DSL グループの設定のみが許可され、DSLインターフェイスを設定することはできません。

• DSL グループを設定すると、[DSL グループの設定]と[DSL インターフェ

イスの設定]の両方のラジオ ボタンが表示されます。

• 設定されていないグループ番号のみが表示されます。たとえば、グループ 0をすでに設定している場合、グループ 1 のラジオ ボタンのみが表示されま

す。

• DSL グループにすでに設定されている DSL ペアは無効になります。

表 5-16 HWIC-2SHDSL のフィールド

フィールド 説明

使用可能なコントローラ 設定する G.SHDSL コントローラを選択します。

DSL グループの設定 DSL グループを作成するには、[DSL グループの設定]をクリック

します。

DSL インターフェイスの設定 DSL インターフェイスを設定するには、[DSL インターフェイスの

設定]をクリックして[次へ]をクリックします。

DSL グループの設定

グループ番号 設定するグループ番号を選択します。

DSL ペア グループに含める DSL ペアを選択します。ペア 0、またはペア 0 お

よび 1 を選択できます。

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第 5 章 WAN 接続の設定

G.SHDSL コントローラの設定

5-24Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

HWIC-4SHDSL コントローラの設定モード選択

この画面は、HWIC-4SHDSL コントローラの設定を選択した場合に表示されま

す。この画面では、DSL グループまたは DSL インターフェイスを設定します。

フィールド リファレンス

表 5-17 HWIC-4SHDSL のフィールド

フィールド 説明

使用可能なコントローラ 設定する G.SHDSL コントローラを選択します。

DSL グループの設定 DSL グループを作成するには、[DSL グループの設定]をクリックします。

DSL グループの設定

グループ番号 設定するグループ番号を選択します。

DSL ペア グループに含める DSL ペアを選択します。使用できる組み合わせは、選択

したグループ タイプによって異なります。詳細については、次のリンクを

参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps2641/prod_configuration_g

uide09186a00807513ab.html

Web ページが表示されたら、[dsl-group]リンクをクリックして、使用でき

る組み合わせを表示します。

グループ タイプ DSL ペアを IMA グループまたはマルチペア グループに束ねることができ

ます。

• [IMA]― Inverse Multiplexing over ATM(ATM の逆多重化)。IMA を使用すると、通信回線を束ねて、3 Mbps を上回る速度を得られます。

IMA は、リンクの障害と回復、およびリンクの追加と削除を処理する

プロトコルを提供します。IMA バンドリングでは、ATM-IMA インター

フェイスが作成されます。

• [M-Pair]― マルチペア バンドリングを使用すると、ペアをグループ

化して、IMA 機能がない ATM インターフェイスを作成できます。

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5-25Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

第 5 章 WAN 接続の設定

G.SHDSL コントローラの設定

この画面についての注意事項

• DSL グループを作成すると、ATM インターフェイスが作成され、さらにサ

ブインターフェイスも作成されます。これらは[コントローラ / 接続]タブ

に表示されます。詳細については、「DSL コントローラ / 接続タブ」を参照

してください。

• DSL グループは、ATM インターフェイスを設定する前に設定しておく必要

があります。そのため、G.SHDSL コントローラに DSL グループが設定され

ていない場合は、[DSL グループの設定]ラジオ ボタンのみが表示されます。

• DSL グループが設定されているコントローラを選択すると、[DSL グループ

の設定]と[DSL インターフェイスの設定]の両方のラジオ ボタンが表示

されます。

• 設定されていないグループ番号のみが表示されます。たとえば、グループ 0をすでに設定している場合、グループ 1 のラジオ ボタンのみが表示されま

す。

• DSL グループにすでに設定されている DSL ペアは無効になります。

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第 5 章 WAN 接続の設定

ISDN 接続の設定

5-26Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

ISDN 接続の設定ISDN 接続を設定するには、次の手順に従ってください。

ステップ 1 Cisco CP の機能バーで、[設定]をクリックします。

ステップ 2 Cisco CP のタスクバーで、[インターフェイスと接続]をクリックします。

ステップ 3 [接続の作成]タブで[ISDN(PPP)]をクリックします。

ステップ 4 [接続の作成]をクリックして、ウィザードを開始します。ウィザードの[よう

こそ]画面に、実行するタスクが表示されます。

ステップ 5 [次へ]をクリックして次の画面に進み、接続を設定します。

ステップ 6 設定が完了すると、要約画面が表示されます。設定を確認します。変更が必要な

場合は、[戻る]をクリックして該当画面に戻り、変更を加えてから要約画面に

戻ります。

ステップ 7 ルータに設定を送信した後に接続をテストする場合は、[設定後の接続テスト]

を選択します。[完了]をクリックすると、接続がテストされ、テスト結果が別

のウィンドウに表示されます。

ステップ 8 ルータに設定を送信するには、[完了]をクリックします。

「ISDN 接続のリファレンス」では、Cisco CP で表示される画面について説明しま

す。

ISDN 接続のリファレンス

次のセクションでは、Cisco CP の ISDN 接続の画面について説明します。

• ISDN ウィザードへようこそウィンドウ

• インターフェイスの選択

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5-27Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

第 5 章 WAN 接続の設定

ISDN 接続の設定

• IP アドレス:ISDN BRI またはアナログ モデム

• スイッチ タイプと SPID

• 認証

• 詳細オプション

• ダイヤル文字列

• 要約

ISDN ウィザードへようこそウィンドウ

Cisco CP が ISDN BRI に対してサポートするエンコーディングのタイプは PPP だ

けです。

IP アドレス:ISDN BRI またはアナログ モデム

ISDN BRI またはアナログ モデム インターフェイスが IP アドレスを取得する際

に使用する方法を選択します。

フィールド リファレンス

表 5-18 ISDN BRI またはアナログ モデムの IP アドレスのフィールド

項目 説明

スタティック IP アドレ

このオプションを選択する場合は、IP アドレスとサブネット マスクまたは

ネットワーク ビットをフィールドに入力します。詳細については、「IP ア

ドレスとサブネット マスク」を参照してください。

IP アンナンバード 別のインターフェイスにすでに割り当てられている IP アドレスを共有す

る場合は、このオプションを選択します。設定中のインターフェイスと IP

アドレスを共有するインターフェイスを選択します。

Easy IP(ネゴシエート済

みの IP)

インターフェイスが接続を確立するとき常に、PPP/IPCP アドレス ネゴシ

エーションによって ISP から IP アドレスを取得する場合は、[ネゴシエー

ト済みの IP]を選択します。

動的 DNS WAN インターフェイスの IP アドレスが変更されるたびに DNS サーバが

自動更新されるようにするには、[動的 DNS]を選択します。動的 DNS を

設定するには、[動的 DNS]ボタンをクリックします。

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第 5 章 WAN 接続の設定

ISDN 接続の設定

5-28Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

スイッチ タイプと SPID

ISDN BRI 接続には、ISDN スイッチ タイプの識別情報が必要です。サービス プ

ロファイル ID(SPID)番号を使用した B チャネルの識別情報が必要になる場合

もあります。この情報は、サービス プロバイダから提供されます。

フィールド リファレンス

表 5-19 スイッチ タイプと SPID のフィールド

項目 説明

ISDN スイッチ タイプ ISDN スイッチ タイプを選択します。接続に適したスイッチ タイプについ

ては、サービス プロバイダに確認してください。

Cisco CP は、次の BRI スイッチ タイプをサポートしています。

• 北米:

- basic-5ess ― Lucent(AT&T)基本レート 5ESS スイッチ

- basic-dms100 ― Northern Telecom DMS-100 基本レート スイッチ

- basic-ni ― National ISDN スイッチ

• オーストラリア、ヨーロッパ、英国:

- basic-1tr6 ― ドイツ 1TR6 ISDN スイッチ

- basic-net3 ― ノルウェー NET3、オーストラリア NET3、および

ニュージーランド NET 3 スイッチ タイプ用の NET3 ISDN BRI。Euro-ISDN E-DSS1 シグナリング システム用の ETSI 対応のスイッ

チ タイプ

- vn3 ― フランス ISDN BRI スイッチ

• 日本:

- ntt ― 日本 NTT ISDN スイッチ

• 音声 または PBX システム用:

- basic-qsig ― Q931 に基づく QSIG シグナリング対応の PINX(PBX)

スイッチ

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5-29Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

第 5 章 WAN 接続の設定

ISDN 接続の設定

ダイヤル文字列

ISDN BRI またはアナログ モデム接続のリモート エンドの電話番号を入力しま

す。ISDN BRI またはアナログ モデム インターフェイスは、接続を確立するとき

常にこの電話番号をダイヤルします。ダイヤル文字列はサービス プロバイダか

ら割り当てられます。

SPID が割り当てられて

いる

サービス プロバイダが SPID を必要とする場合は、このチェック ボックス

を選択します。

一部のサービス プロバイダは、ISDN サービス プロバイダにアクセスする

ISDN デバイスの加入サービスを定義するために、SPID を使用しています。

サービスに最初に加入するときに、サービス プロバイダから 1 つ以上の

SPID が ISDN デバイスに割り当てられます。SPID を要求するサービス プ

ロバイダを使用している場合、ISDN デバイスは、スイッチにアクセスし

て接続を初期化するときに有効な SPID をそのプロバイダに送信しなけれ

ば、コールを送受信できません。

現在、SPID が必要なスイッチ タイプは DMS-100 と NI だけです。AT&T

5ESS スイッチ タイプも SPID をサポートしますが、SPID を使用せずに

ISDN サービスをセットアップすることをお勧めします。また、SPID は、

ローカル アクセス ISDN インターフェイスだけで意味を持ちます。リモー

ト ルータは SPID を受け取りません。

通常、SPID は 7 桁の電話番号に数桁のオプション番号が付加されたもので

す。ただし、別の方法で番号を付けるサービス プロバイダもあります。

DMS-100 スイッチ タイプの場合、2 つの SPID(B チャネルごとに 1 つず

つ)が割り当てられます。

SPID 1 ISP から割り当てられた最初の BRI B チャネルの SPID を入力します。

SPID 2 ISP から割り当てられた 2 番目の BRI B チャネルの SPID を入力します。

表 5-19 スイッチ タイプと SPID のフィールド(続き)

項目 説明

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第 5 章 WAN 接続の設定

AUX バックアップ接続の設定

5-30Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

AUX バックアップ接続の設定AUX バックアップ接続を設定するには、次の手順に従ってください。

ステップ 1 Cisco CP の機能バーで、[設定]をクリックします。

ステップ 2 Cisco CP のタスクバーで、[インターフェイスと接続]をクリックします。

ステップ 3 [接続の作成]タブで[AUX バックアップ(PPP)]をクリックします。

ステップ 4 [接続の作成]をクリックして、ウィザードを開始します。ウィザードの[よう

こそ]画面に、実行するタスクが表示されます。

ステップ 5 [次へ]をクリックして次の画面に進み、接続を設定します。

ステップ 6 設定が完了すると、要約画面が表示されます。設定を確認します。変更が必要な

場合は、[戻る]をクリックして該当画面に戻り、変更を加えてから要約画面に

戻ります。

ステップ 7 ルータに設定を送信した後に接続をテストする場合は、[設定後の接続テスト]

を選択します。[完了]をクリックすると、接続がテストされ、テスト結果が別

のウィンドウに表示されます。

ステップ 8 ルータに設定を送信するには、[完了]をクリックします。

「AUX バックアップ接続のリファレンス」では、Cisco CP で表示される画面につ

いて説明します。

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5-31Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

第 5 章 WAN 接続の設定

AUX バックアップ接続の設定

AUX バックアップ接続のリファレンス

• AUX バックアップへようこそウィンドウ

• バックアップ設定

• バックアップ設定:プライマリ インターフェイスとネクスト ホップ IP アド

レス

• バックアップ設定:追跡するホスト名または IP アドレス

• 要約

AUX バックアップへようこそウィンドウ

AUX ポートをダイヤルアップ接続として設定するオプションは、Cisco 831 ルー

タおよび 837 ルータの場合のみ表示されます。

次のいずれかの場合には、AUX ダイヤル バックアップのラジオ ボタンは使用不

可になります。

• デフォルト ルートが 2 つ以上存在する。

• 1 つのデフォルト ルートが存在し、プライマリ WAN 以外のインターフェイ

スが設定されている。

次のいずれかの場合には、AUX ダイヤル バックアップのオプションは表示され

ません。

• ルータが、AUX ダイヤル バックアップ機能をサポートしていない Cisco IOSイメージを使用している。

• プライマリ WAN インターフェイスが設定されていない。

• 非同期インターフェイスがすでに設定されている。

• 既存の設定に Cisco CP でサポートされていない Cisco IOS コマンドが含まれ

ているため、SDM で非同期インタフーフェイスを設定できない。

バックアップ設定

ISDN BRI およびアナログ モデム インターフェイスは、他のプライマリ インター

フェイスのバックアップ インターフェイスとして機能するように設定できま

す。その場合、ISDN またはアナログ モデム接続は、プライマリ インターフェイ

スが何かの理由でダウンしたときだけ確立されます。プライマリ インターフェ

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第 5 章 WAN 接続の設定

AUX バックアップ接続の設定

5-32Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

イスと接続がダウンすると、ISDN またはダイヤル モデム インターフェイスは、

ネットワーク サービスが停止しないように直ちにダイヤルアウトして接続を確

立しようとします。

この ISDN BRI またはアナログ モデム接続をバックアップ接続として機能させ

るかどうかを選択します。

フィールド リファレンス

前提条件

次の前提条件に注意してください。

• サイト間 VPN にプライマリ インターフェイスが設定されている。

• ルータの Cisco IOS イメージが SAA ICMP エコー拡張機能に対応している。

バックアップ設定:プライマリ インターフェイスとネクスト ホップ IP アドレス

ISDN BRI またはアナログ モデム接続をバックアップ接続として機能させるに

は、プライマリ接続として機能する、ルータ上の別のインターフェイスに関連付

ける必要があります。ISDN BRI またはアナログ モデム接続は、プライマリ イン

ターフェイス上の接続がダウンした場合だけに確立されます。

表 5-20 バックアップ設定のフィールド

項目 説明

この接続をバックアップとして

設定する

このインターフェイスをバックアップとして指定するには、この

チェック ボックスを選択します。

この接続をバックアップとして

設定しない

このインターフェイスをバックアップとして指定しない場合は、こ

のチェック ボックスを選択します。

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5-33Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

第 5 章 WAN 接続の設定

AUX バックアップ接続の設定

フィールド リファレンス

バックアップ設定:追跡するホスト名または IP アドレス

この画面では、接続を維持する必要がある特定のホストを指定できます。ルータ

はそのホストへの接続を追跡し、その接続がプライマリ インターフェイスに

よって切断されたことを検出すると、ISDN BRI またはアナログ モデム インター

フェイスを使用したバックアップ接続を開始します。

フィールド リファレンス

表 5-21 追跡するホスト名または IP アドレスのフィールド

項目 説明

プライマリ インターフェイス 接続を追跡する宛先ホストの IP アドレスまたはホスト名を入力し

ます。追跡するサイトとして、接続頻度の低い宛先を指定してくだ

さい。

プライマリのネクスト ホップ

IP アドレス

プライマリ接続を保持するルータ上のインターフェイスを選択し

ます。

バックアップのネクスト ホッ

プ IP アドレス

このフィールドはオプションです。バックアップ インターフェイス

がアクティブな場合に接続する IP アドレス(ネクスト ホップ IP ア

ドレスという)を入力します。

表 5-22 追跡するホスト名または IP アドレスのフィールド

項目 説明

追跡する IP アドレス 接続を追跡する宛先ホストの IP アドレスまたはホスト名を入力します。追

跡するサイトとして、接続頻度の低い宛先を指定してください。

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第 5 章 WAN 接続の設定

アナログ モデム接続の設定

5-34Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

アナログ モデム接続の設定アナログ モデム接続を設定するには、次の手順に従ってください。

ステップ 1 Cisco CP の機能バーで、[設定]をクリックします。

ステップ 2 Cisco CP のタスクバーで、[インターフェイスと接続]をクリックします。

ステップ 3 [接続の作成]タブで[アナログ モデム(PPP)]をクリックします。

ステップ 4 [接続の作成]をクリックして、ウィザードを開始します。ウィザードの[よう

こそ]画面に、実行するタスクが表示されます。

ステップ 5 [次へ]をクリックして次の画面に進み、接続を設定します。

ステップ 6 設定が完了すると、要約画面が表示されます。設定を確認します。変更が必要な

場合は、[戻る]をクリックして該当画面に戻り、変更を加えてから要約画面に

戻ります。

ステップ 7 ルータに設定を送信した後に接続をテストする場合は、[設定後の接続テスト]

を選択します。[完了]をクリックすると、接続がテストされ、テスト結果が別

のウィンドウに表示されます。

ステップ 8 ルータに設定を送信するには、[完了]をクリックします。

「アナログ モデム接続のリファレンス」では、Cisco CP で表示される画面につい

て説明します。

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5-35Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

第 5 章 WAN 接続の設定

アナログ モデム接続の設定

アナログ モデム接続のリファレンス

• アナログ モデムへようこそ

• IP アドレス:ISDN BRI またはアナログ モデム

• 認証

• ダイヤル文字列

• 要約

アナログ モデムへようこそ

この画面には、アナログ モデム接続を設定する際に実行するタスクが表示され

ます。Cisco CP がアナログ モデム接続に対してサポートするエンコーディング

のタイプは PPP だけです。

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第 5 章 WAN 接続の設定

ケーブル モデム接続の設定

5-36Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

ケーブル モデム接続の設定ケーブル モデム接続を設定するには、次の手順に従ってください。

ステップ 1 Cisco CP の機能バーで、[設定]をクリックします。

ステップ 2 [インターフェイスと接続]をクリックします。

ステップ 3 [接続の作成]タブで[ケーブル モデム]をクリックします。

ステップ 4 [接続の作成]をクリックして、ウィザードを開始します。ウィザードの[よう

こそ]画面に、実行するタスクが表示されます。

ステップ 5 [次へ]をクリックして次の画面に進み、接続を設定します。

ステップ 6 設定が完了すると、要約画面が表示されます。設定を確認します。変更が必要な

場合は、[戻る]をクリックして該当画面に戻り、変更を加えてから要約画面に

戻ります。

ステップ 7 ルータに設定を送信した後に接続をテストする場合は、[設定後の接続テスト]

を選択します。[完了]をクリックすると、接続がテストされ、テスト結果が別

のウィンドウに表示されます。

ステップ 8 ルータに設定を送信するには、[完了]をクリックします。

「ケーブル モデム接続のリファレンス」では、Cisco CP で表示される画面につい

て説明します。

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5-37Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

第 5 章 WAN 接続の設定

ケーブル モデム接続の設定

ケーブル モデム接続のリファレンス

• ケーブル モデム接続ウィザードへようこそ

• インターフェイスの選択

• 詳細オプション

• 要約

ケーブル モデム接続ウィザードへようこそ

[ようこそ]画面には、ケーブル モデム接続ウィザードを使用していることが示

されるとともに、ケーブル モデム接続を設定する際に実行するタスクが表示さ

れます。

[次へ]をクリックして、接続の設定を開始します。

インターフェイスの選択

この画面で設定するケーブル モデム インターフェイスを選択します。選択した

インターフェイスは DHCP クライアントとして設定されます。

フィールド リファレンス

表 5-23 インターフェイスの選択

項目 説明

WAN 接続のインターフェイス

を選択してください

設定するケーブル モデム インターフェイスを選択します。

動的 DNS の有効化 WAN インターフェイスの IP アドレスが変更されるたびに DNS

サーバが自動更新されるようにするには、[動的 DNS の有効化]

チェック ボックスを選択します。

動的 DNS 動的 DNS 方式を設定するには、[動的 DNS]ボタンをクリックしま

す。詳細については、「動的 DNS 方式の追加 / 編集」を参照してく

ださい。

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第 5 章 WAN 接続の設定

ケーブル モデム接続の設定

5-38Cisco Configuration Professional 1.0 ルーティングおよびセキュリティ ユーザーズ ガイド

OL-18185-01-J

要約

[要約]画面には、ルータに送信する設定が表示されます。Cisco CP では、ケー

ブル モデム接続は DHCP クライアントとして設定されます。次の行は、NAT お

よびスタティック ルートが設定されていないケーブル モデム接続を示します。

Selected Interface: Cable Modem 0/1/0IP Address: Dynamic (DHCP Client)

フィールド リファレンス

この設定をルータの実行コンフィギュレーションに保存してウィザードを終了するには

[完了]をクリックします。設定の変更がルータの実行コンフィギュレーション

に保存されます。変更はすぐに有効になりますが、ルータの電源を切ると失われ

ます。

Cisco CP の[設定]ウィンドウで[コマンドをルータに配信する前にプレビュー

する]チェック ボックスを選択した場合は、[配信]ウィンドウが表示されます。

このウィンドウで、ルータに配信する CLI コマンドを確認できます。

表 5-24 要約のボタン

項目 説明

設定後の接続テスト コマンドをルータに配信した後、設定した接続を Cisco CP でテストする場

合は、このチェック ボックスを選択します。Cisco CP で接続がテストさ

れ、結果が別のウィンドに表示されます。