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WG2「ソフトウェアの方法論に関する実践知と社会基盤」 第2回会合 P-Sec 実践的ソフトウェア教育コンソーシアム 2nd H.Nogi S.Otsuki August 2013.8.5

WG2「ソフトウェアの方法論に関する実践知と社会基盤」 · プロトタイピング ... 上の3.まで到達した人が4.の環境を得ると、活き活きメカニズムが働きだすと感じます。

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WG2「ソフトウェアの方法論に関する実践知と社会基盤」

第2回会合

P-Sec 実践的ソフトウェア教育コンソーシアム 2nd

H.Nogi S.Otsuki

August 2013.8.5

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イントロ&メンバ再紹介

本日の議題

軽いトピックス

皆さんの想い

次回会合設定

17:00〜 (前回欠席の方        1分間LT巡回)

17:20〜 (川添さん)

18:00〜 (3分間LT巡回)

18:55〜19:00

LT: Lightning Talk(決められた時間内でのトーク)

今後のテーマ設定など 18:30〜 (自由討論)

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自己紹介をLT方式で 軽く一巡しましょう

時間制限トーク

イントロ&メンバ再紹介

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4 # 名前 所属 役割    WG1参加履歴 第1回  第2回 01 野木 秀子 CIJ リーダ 〇 出席 02 大槻 繁 一(いち)   サブリーダ 〇 出席 03 上原 誠  アイ・ピー・エル 〇 出席 04 大島 啓二 (元日立情報制御ソリューションズ) 欠席   欠席 05 片貝 孝夫  片貝システム研究所  〇 出席 06 加藤 修明 大成建設 〇 出席 07 亀田 弘之 東京工科大学              〇 欠席 08 川添 真智子 ユニバーサルファシリテーションズ 欠席 出席 09 新谷 勝利 欠席 出席 10 高橋 俊夫 ケン・システムコンサルティング   〇 欠席 出席 11 田口 眞美 CF・Bee 〇 出席 12 寺町 康昌 アトリス株式会社 〇 13 鳥生新治 CIJ 出席 14 中村 太一 東京工科大学            欠席 15 中山 浩一 CIJ 〇 欠席 16 西住 浩樹 王子物流 〇 欠席 出席 17 濱 勝巳 アッズーリ 欠席 18 林 浩一 ピースミール・テクノロジー 19 樋山 証一 ウイング 〇 出席 20 福島 祐子 日本ユニシス 〇 欠席 21 藤川 恵一    FTB      〇 出席 22 神谷 芳樹 みたに先端研 出席 23 田島 孝 サイバー創研 事務局 〇 出席 24 二瓶 文博 サイバー創研 事務局 〇

23名 (WG1参加経験者16名、今回新規参加者6名) 第1回出席者16名 第2回出席予定者15名

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今回から参加していただいている川添真智子さんに、BA(Business Analysis)関連の軽いご紹介(兼自己紹介)をお願いしています。 アジャイルプロセス協議会/アジル経営WGのリーダをつとめられています。

軽いトピックス

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全体化

創造化

経営化

実世界、業務世界と連動し、かつ、経営上の観点 (バリューチェーン)、経済・富の評価を伴う意思決定へ

個別蛸壺ではなく、全体(組織全体、ステイクホルダ全体)、初期構築と運用の統合化視点へ

生産性向上より商品力向上(価値 指向)へ、デザイン思考や創造性中心

方法論

ツール

BAの導入  本当のビジネスモデル策定と評価

構築・運用の統合  プロジェクトごとより組織全体論

自動化されない世界の創造性思考  暗黙知の定式化

本当のMIS  KPI設定・測定  経営の自動化

広義の構成管理  組織横断証跡機能

発想・認知支援  プロトタイピング

あえて「予言」を整理してみると、上記のような3つの方向性があるように思えます。

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The Trend of Future Tech.

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各自の「想い」をLT方式で 再び軽く一巡しましょう。 事前に個別メール(意見招請)で6月12日〜24日にかけてご意見をいただきました。

時間制限トーク

皆さんの想い

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「手法適応能力」に関して、どのようにしてそのような力が産み出されるのか、 そのステップを考えてみました。 1. 学ぶことの楽しさを教える行為 & 失敗を許容する愛情・環境 2. 感謝・喜びから生まれる「生きる力」の獲得 3. 尊厳欲求の芽生え (マズローの欲求5段階説から) 4. 自己努力(勉強) ⇒ 成功体験 (この部分の繰返し 公文式?、ゲーミフィケーション?) 5. 自己実現欲求の芽生え (マズローの欲求5段階説から) 6. 1を提供する立場へ 上の3.まで到達した人が4.の環境を得ると、活き活きメカニズムが働きだすと感じます。 1.が足りない状態では2.の力が不十分となり、マズローの欲求5段階説でいう認知評価欲求(組織順応型欲求)止まりとなるのではないかと。 つまり教育する側は1.と4.の仕掛けを十分に用意できれば、後は自然の法則に従って 人は勝手に成長するのではないかと考えました。 「手法適応能力」とは、愛情を与えられた事により「生きる力」を持つ事ができた人が自己努力と成功体験を繰り返した結果得られる、「未来の変化に対しても何とかなるだろうと思える力」の事ではないかと思うのです。 1.と4.の仕掛けについて、考察や研究を続けられると良いなと思います。

上原さん

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「若い人(学生)から人気の高いIT業界、業種にする」ことを私は目指しています。 超高速開発コミュニティもその一環です。 人の創造性にあまり依らないところはできるだけ自動生成、自動テストを行い人間ができ得る創造性があり、やりがいがあり仕事ができるようにしていきたい。 業界を変えていくつもりですので、従来の大企業は衰退し、コミュニティで結ばれている企業や個人が生き残るヒントを得られると思います。ソフトウェア開発そのものよりもサービスが伸びていきます。 -- 超高速開発コミュニティを立ち上げる準備をしています。今まで個別にやってきていますが、今後、ユーザ企業やIT業界に対してメッセージを発信していくためには「知のプラットフォーム化」という考えが重要になってくると思います。 -- 超高速開発コミュニティの幹事(準備会)メンバー3~4名、MIJSの執行部数名はソフトウェアのいうことについてはおもしろい見識を持っていると思います。

樋山さん

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ご理解いただきましたとおり、「知のプラットフォーム」をどのように作るか、というよりも、そこに入る「知」の方に興味があります。 今回の活動が「どのように作るか」に焦点が当たるとしても、 そこには「知」が集まってくると思いますので、その知識に触れたいと思っております。 一方では、「知のプラットフォーム」をどのように作るかを考える上では、知が実際の開発現場に役立つようにするにはどうすればよいのか、ということを考えたいと思います。 (例えば、要求工学で考えられているような技法はなかなか現場で適用されていない、とか。) -- 濱さんが、知は仕事をうまくやるためのもの、とおっしゃっていたことに共感します。私も(間接的であれ)現場で役立つものが知だと思います。 また、寺町さんや樋山さんなど、ツールベンダーの方々とも、ツールを採用した場合の開発のやり方について意見交換などできたら、と思っております。

福島さん

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「知のプラットフォーム」というコンセプトには興味を持っています。 「知のプラットフォーム」の具体的な姿の例を示していたければよいと思いました。 -- 小さなP-secの今後の活動にとって、重要な事だと感じています。 何か具体的にやりだすと、問題や課題が出てくると思いますが、 知恵を出してすり抜けていけば何とかなるのではないですか。 -- それぞれの方が、ご自分のものを持っておられることがすばらしいと感じました。 それを持ち寄ってコーディネートするのが難しいのですが、大槻様の 「自由研究の自由研究」の成果が楽しみです。哲学を中心に据えることが大事なことだと思いました。 -- P-secですので、最後は教育に繋がるはずだと思いますが、「何が必要か」という原点の考察をするときには、自由に議論すれば良いと思います。 WG2で何らかの方向を出していただければ、その次に教育をどうすればよいかを、P-sec全体で考えることになるのだと思います。 話が変わりますが、「実践的ソフトウェア教育」とは何かが上手く言えていないと感じています。大槻様が「プラグマティズム」から切り込んでおられるのは興味深いです。 P-secが目指す教育を簡潔にどう表現するか、提案していただけると有り難いです。

二瓶さん

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12 コンセプトとして、一歩進めて『産業界に浸透する「知のプラットフォーム」』『現場に受け入れられる「知のプラットフォーム」』などいかがでしょうか。 SECでも多大な労力と頭脳を投じて、膨大なドキュメントといくつかのツール、データ集が産み出されたが、必ずしも産業界に浸透しているとは言えない。P−SECの成果についても、「浸透」、となるには今後の課題が

あるように思います。 大槻様の資料10ページに3つの視点が示されていますね。経営化、全体化、創造化。これを、プラットフォーム浸透のためのターゲットと考えて(矢印を反対向きに捉えて)、経営層への浸透策、全体最適のための浸透策、創造化のための浸透策、を考えるのはどうでしょう。 方法論ですが、やはり実証的な成果を見せて、産業界が実際に自分の行動に反映するように誘導して行く、行動に反映しない企業は、はっきりと淘汰されて行くような状況、を作っていくこと、ができたら、と思います。

ようするに「目にもの見せたい」です。気持ちとしては、なにか、1件、2件のケーススタディ以上のことをしたいです。(たとえば、神情協全部、とか、中央省庁全部とか) 関連コミュニティですが、やはり、奈良先端大で、松本健一教授、あるいはこの流れで、現在和歌山大学の、

大平雅雄准教授あたりから話しを聞くことがいいかな、とも思います。松本教授からは、この領域、世界の産学連携で、どんな努力がされているか。あるいは、国内で、奈良先端大と国内企業で単発で産学連携研究をいくつかすすめているので、そうしたマクロな動向など聞けると思います。大平先生は、もっぱら学術成果志向で、内外の最先端のツールなどに極めて強いです。世界の最先端が、どういった方向を攻めているか、聞けるかもしれません。インタビューレベルでは、昨年度一緒に研究した、ファーエンドテクノロジーの前田剛

社長から話しを聞くのも有用かも知れません。松江で、MyRedmine,MySubversionというクラウドサービスを提供しています。典型的な若手ベンチャーです。Githubという国際的なサービスの話しも聞けます。 会合の雰囲気はよいと思います。メンバー各人のバックボーンと、それぞれが、おおよそどんな手段でどんな領域を攻めようと考えているか、ラフに頭のなかで整理できると、議論しやすいです。

神谷さん

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■WG2の活動コンセプトについてのご意見? 色々な人をあつめてバトルロイヤルさせるってのは賛成。教育って観点が少し少ないかなってのが正直なところです。初めて聞くと教育って言葉がでてこないので???となる。 ■コミュニティとのコラボについて?

BAはぜひやりましょう。 アジャイル界隈については多分間違った認識をしているので話を聞くと混乱を生むと思いますが、それはそれで面白いかも。 ■その他? アジャイルの本質ってところを今一度ほじくり返してやる必要があるかなと思っています。

大体、見えているんですけど、①事故前提、②怠惰説、③集中(ゆる)、④カオスの4つか5つくらいの基本哲学を理解してもらわないと、なんちゃってアジャイルが蔓延しちゃってやりにくくて仕方ない。 「手法は発見するもの」って全ての人がそう思っていると思っていました。

これまでもやり方を見つけた、見えただけで、何かを創っているとは一度も思ったことがありませんでした。ブランディングやPRしているときは作っている(演出している)意識はありますけど。 大槻さんがよく利用する「探求」って言葉は好きですが、「創発(イノベーション)」がキライなのはそういった理由だからかもしれません。

だから何事も流れに従うように自然にやれば必ず上手くいくと思っています。 余計なことをするから失敗するんだと。これって仏教的な考えですね。八正道を身につけそれに従えば間違えることはない。ハーネスは余計なことが何であるのかを見極める、抑えるための枷だと考えています。おっ!自由研究がちょっと進んだかも。

濱さん

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さて自由討論しましょ。

今後のテーマ設定など

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2014.1

2013.11

2013.9

2013.7

2013.5 WG1報告会 5月8日

OpenForum2013or2014  

2014.3

WG1活動成果報告会&WG2説明会

期が熟した頃

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ü  会合をさまざまな団体やコミュニティと共催で行う予定です。

ü  SNSやインターネットを活用した多様なコミュニケーションや議論の仕方を試みます。

ü  参加メンバも一時的な議論参加が可能な

オープンなスタイルを考えています。

WG2初回会合 6月11日

  WG2第3回会合  日時:10月??日  17時〜  場所:???  議題:???

次回会合設定

WG2第2回会合 8月5日

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では、よろしくね

これからの日本の置かれているビジネス環境、社会的な情勢、高齢化やシルバー活用、女性の活用、ワークシフト、人材育成、技術伝承、国の施策、新領域開拓、グローバル人材の輩出、大学の生き残り、イノベーション、スタートアップといった変化に対応した方法論・ツールに関する知のプラットフォームの構築を目指します。

http://www.ichicorp.biz/psecwg1and2/