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X線検査機 噛み込み検査 標準搭載 追加費用なし 2015.6~

X線検査機 噛み込み検査...噛み込み検査を始めるメリット OK X線検査の特徴は、異物混入検査のみならず、商品の形状検査、欠品検査、相対質量検査など

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Page 1: X線検査機 噛み込み検査...噛み込み検査を始めるメリット OK X線検査の特徴は、異物混入検査のみならず、商品の形状検査、欠品検査、相対質量検査など

X線検査機噛み込み検査

標準搭載追加費用なし

2015.6~

Page 2: X線検査機 噛み込み検査...噛み込み検査を始めるメリット OK X線検査の特徴は、異物混入検査のみならず、商品の形状検査、欠品検査、相対質量検査など

噛み込み検 査を始めるメリット

OK

X線検査の特徴は、異物混入検査のみならず、商品の形状検査、欠品検査、相対質量検査など

総合検査機であることです。いまや食品製造ラインでは必須の検査機になりつつあります。

今回紹介するのは、噛み込み検査機能です。包装工程でシール部に噛みこんだ食品がX線を吸

収し、X線センサーに届く線量が通常のシール部より少なくなります。その差を検知して噛み込みア

ラームを出します。同じ原理でシール部のシワも見つけることができます。

食品に対する消費者の目はますます厳しくなっています。最近の異物混入事故の報道を通して、特

定の異物については、現在の技術では検知が難しいことが消費者に認知されつつある一方、生産

者のリスク管理の面からは、安全や品質維持のために日ごろから最善の対策をとっておくことが望ま

れます。異物混入だけでなく、包装シール部の噛み込み検査まで行っておけば安心です。

X線検査機に、噛み込み検査機能を+

品 質 の 安 定 化 で 、リスク 減 。

アンリツのⅩ線検査機なら追加費用なし

シール不良による品質上のリスクを減らします

※KD72、73シリーズを除く ※品質不良による損害の責任は当社では一切負いかねます

NG

ポテトサラダ パウチ包装での検査

噛み込んだ食品はX線をシール部より多く吸収

噛み込んだ食品はⅩ線をシール部より多く吸収

【X線検査機の主な機能】 形状検査 枚数検査 相対質量検査 噛み込み検査

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Page 3: X線検査機 噛み込み検査...噛み込み検査を始めるメリット OK X線検査の特徴は、異物混入検査のみならず、商品の形状検査、欠品検査、相対質量検査など

検査性能を確保しつつ、従来必要とされていた出力より小さいX線でも鮮明な透過画像が取得できるようになりました。それにより、X線検査機導入に際しお客様が気にされていた高額消耗品であるX線管とX線センサーの寿命を大幅に延ばしました。

長寿命、生涯コスト低減

X線管から発生する熱の影響による装置の劣化を防ぐために、ファンで外気を取り込んで冷却しています。X線検査機の設置環境によってはエアコンを取り付けて冷やしますが、最新のモデルではほとんどのケースで、エアコンが不要となりました。初期費用だけでなく、消費電力の低減にもつながります。

冷却用エアコンが不要

アンリツ独自のX線制御技術でカーテンレス構造を実現。商品の滞留や誤検出を防止し、さらに選別タイミングがずれることもなくなり、誤排出も防止。

カーテンレス構造(KD7490LYN)

筐体は全面IP66仕様です。筐体上面は斜めにしているので、清掃時の水滴が残りにくい構造です。

衛生面を考慮

アンリツだからできる。長くお使いいただけるための工夫

●ガイダンスに従ってどなたでも簡単に品種登録できます。シール部のエリア設定も簡単です。

●透過画像と射影モニターを同一線上に表示したので、異物検出感度の調整がさらに簡単になりました。(KD75シリーズ)

●今まで設定が難しかった噛み込み検査の設定を自動化

ガイダンスと直感操作

【感度調整も簡単】X線透過画像と射影モニタ(検出信号をグラフ化したもの)を上下に並べて確認でき、検出リミット値の調整なども簡単に行えます。

P o i n t

シール幅を入力するだけで包材を認識し、自動的に最適な検査レベルに設定。細かい調整は不要で、誰でも正確な設定が可能。

ワンタッチ着脱ベルト

傾斜ボディ

カーテンが無いので速度の低下がおきない

選別タイミングがずれない

カーテンの負荷で速度低下

カーテン

選別タイミングがずれる

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KXS7522□□□□

カレーの固形ルー

ごはんの真空パック

ソーセージステーキ

ポテトサラダ

レトルトカレー

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噛み込み事例

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KD7490□□□□

個包装チョコレート菓子

顆粒状のコンソメ

アルミ蒸着包装グミ

インスタントしじみ汁

駄菓子

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噛み込み事例

噛み込む量、包装材の種類や厚み、中身の充填量により、同様の商品でも噛み込みが検知できない場合がございます。

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X線の安全性と法規制について

安全管理項目

オペレータへの影響を第一に考慮した、X線の漏洩防止設計。

随所に安全装置を設けることにより、作業するオペレータはX線の影響を受ける心配がなく、特別な資格も不要。安心して取り扱いができます。

X線異物検出機は、「電離放射線障害防止規則」に基づいた安全対策を施しておりますが、より安全にお使いいただくために、次の安全管理の実行が必要です。

安全設計

 X線異物検出機の定期的な漏洩X線量の測定と記録保管漏洩X線量測定サービスを含む年間保守契約をご利用願います。

 X線異物検出機の安全対策被検査品の形状や質量、包装形態によっては、X線漏洩防止カーテンの代わりにX線漏洩防止カバーを前後コンベアに取り付ける必要があります。

 X線異物検出機オペレータの作業時間管理

 X線異物検出機と前後装置の分解/改造の禁止本機は、電離放射線障害防止規則に基づいて安全設計されております。本体、カバー、X線漏洩防止カーテン、安全カバー、安全インターロックなどの改造、取りはずしは絶対に行わないでください。

7つの安全機構

非常停止スイッチスイッチを押すと供給電源は切れ、回転部分の停止とX線の照射は完全に止まります。

X線照射表示X線照射中、ランプが点灯します。

手挿入監視センサ手挿入などで一定時間センサが遮断された場合、X線照射が止まります。

X線漏洩防止カーテンX線の漏洩を防止します。未包装の食品検査では、鉛製漏洩防止カーテンを使用しないタイプ(無鉛カーテン・SUS製カーテン・SUS製カバーなど)に漏洩防止方式を変更して、鉛の食品接触を根本から排除しています。

X線照射ON/OFFキーキーをOFFにすることにより、X線の照射は完全に止まります。

X線遮蔽カバー開閉装置カバーを開くとX線の照射は完全に止まります。

X線遮蔽カバーX線照射ON/OFFキーにより開閉します。開いた時はカバー開閉センサーによりX線の照射は完全に止まります。

定期的な保守点検のお勧め 年間保守契約をご用意しております。詳しくは当社営業員までお問い合わせください。

1)被検査品に対する安全性● 食品衛生法関連法規で定められている食品へのX線照射量は、0.1Gy以下です。この規定値は、食品の品質を変化させないためのものです。● WHOは1980年に、「10 kGy以下の放射線を照射した食品は、毒性、栄養学的、微生物学的にも問題がない」と、結論を出しています。

2)人に対する安全性● 電離放射線障害防止規則によれば、3月間で1.3mSvを超えるX線漏洩がある場合、管理区域の設定および作業主任者の選定が必要です。注)管理区域の設定のために測定を行う場合の1週間の労働時間については、管理区域の施設、装置などの使用時間または滞在時間が社内規定で明文化されている場合などであれば、1週間の当該使用時間または滞在時間をもって、当該管理区域における1週間の労働時間とすることができます。

注)機器を使用する事業者は、X線装置設置工事の30日前までに、その計画を管轄の労働基準監督署長へ届出する必要があります。

当社のX線異物検出機では、被検査品に照射される最大X線量は0.002Gyです。この数値は左記の食品衛生法関連法規およびWHOの結論よりも大幅に下回っています。被検査品がX線の照射時に滞留した場合でも0.1Gy以下でX線を停止させます。

当社のX線異物検出機では、漏洩X線量:1μSv/h以下です。下記(例)の場合1.3mSv/3カ月間を下回るため、管理区域の認定・作業主任者の選定は不要になります。(例)3カ月間の漏洩X線量計算例  同一作業者が1日:10時間 1週間:5日作業した場合(3カ月:13週にて計算)  1μSv/h × 10時間 × 5日 × 13週=0.65 mSv/3カ月

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主な仕様

規格

外観図

注1)検出可能範囲は上図になります。注2)被検査品の長さにより、入口、出口部分にカバーが必要になる場合があります。注3)品種ごとに速度可変が可能です。注4)コンベア上の被検査品の総質量。

注5)許容電圧変動範囲は±10%以内です。注6)オプションなしの状態の質量。注7)30~35℃ではベルト速度/搬送能力が制約されます。

形名 KXS7522AWCLE KXS7522AVCLE KXS7534AWCLE KXS7534AVCLEX線出力 管電圧 30~ 80kV、管電流 0.4~ 3.3mA、出力 12~ 100W安全性 1.0µSv/h 以下 安全装置によるX線漏洩防止表示方式 15インチカラーTFT液晶操作方式 タッチパネル(タッチブザー付)被検査品寸法注1・注 2 最大幅 240mm 最大高さ120mm 最大幅 390mm 最大高さ220mmベルト幅 270mm 420mm 品種数 200 品種ベルト速度注3 /搬送能力注4 10~ 60m/min 最大 5kg 10~ 60m/min 最大 5kg 60~ 90m/min 最大 2kg ─ 10~ 40m/min 最大 10kg(オプション) 10~ 40m/min 最大 10kg(オプション)電源/消費電力注5 100~ 240VAC、単相 50/60Hz、700VA以下(標準)質量注6 250kg 255kg 305kg 310kg使用環境注7 0~ 35℃ 相対湿度 30~ 85%、ただし結露しないこと保護等級 コンベア部:IP66 準拠 全面 IP66 準拠 コンベア部:IP66 準拠 全面 IP66 準拠 コンベア以外:IP40 準拠 コンベア以外:IP40 準拠外装 ステンレススチール(SUS304)

KXS7534AWCLEKXS7534AVCLE

KXS7522AWCLEKXS7522AVCLE

246

1440~1540

1620~1720

321Φ60Φ60

700~800

パスライン

390有効検出幅

220

通過高さ

550脚ピッチ

755脚ピッチ

420

ベルト幅

240有効検出幅

550脚ピッチ

605脚ピッチ

120

通過高さ

700~800

パスライン

Φ33.5ローラ径

Φ33.5ローラ径

270

ベルト幅

730

(390)

500800

500800

(390)

880

(102)

(102)

390

490

315

415 160

120

240

230

220

390

( )内の寸法はAVCLE(全面防水)タイプ  単位:mm

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深夜操業の工場も安心の24時間サポート24時間サポートサービスでは、サービスエンジニアがお電話

にて応対します。パラメータの設定などのお電話で対応可能

なトラブルは、すぐに解消できます。

CAT.NO.43556-A-1 2015年6月1日制作 30 (ddc)

160

ベルト幅

405

700~800

パスライン 1310~1410

1140~1240

1580~1680

シグナルタワー

290

695

475

260

460

550

脚ピッチ

520

脚ピッチ

主な仕様

規格

注1 ) オプションにより、検査品幅160mmまで可能です。注2 ) 品種ごとに速度可変が可能です。注3 ) コンベア上の被検査品質量の合計。

注4 ) 許容電圧変動範囲は ±10 %以内です。注 ) 本機の騒音レベルは、70 dB(A) を超えません。

形名 KD7490LYN被検査品寸法 注1 最大幅100 mm、最大高さ30 mm、最大長さ230 mm安全性 漏洩X線量1µSv/h以下、安全装置によるX線漏洩防止表示方式 15インチカラーTFT液晶 (X線透過画像表示画面と操作画面が一体)操作方式 タッチパネル(タッチブザー付き)品種数 最大100品種ベルト速度・搬送能力 注2 注3 10~40 m/min、最大 0.5 kg電源・消費電力 注4 AC100~120 VまたはAC200~240 V、単相、50/60Hz、300 VA質量 160 kg使用環境 10~30℃、相対湿度30~85 %、 気圧700~1060 hPa、ただし結露しないこと保護等級 IP30準拠外装 ステンレススチール(SUS304)

外観図

KD7490LYN