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Page 1: 食品残さ飼料(エコフィード)は適正に利用して 安全な畜産物を生産しましょう!

 1.食品残さ飼料(エコフィード)の利用近年、資源の有効活用、飼料自給率の向上等のために、食品残さを家畜の飼料として利用する事例が増えてきています。

 飼料としての安全性確保のため、有害物質、病原性微生物、食品残さ以外の異物の混入防止等に十分留意して食品残さの品質管理、エコフィードの製造・使用を行う必要があることから「食品残さ等利用飼料の安全性確保のためのガイドライン」が制定されています。

ガイドラインの概要ガイドラインの概要食品残さ飼料の製造・運搬・受け渡し・使用各段階において  1.反すう動物へ給与する飼料への動物由来たん白質混入防止  2.有害物質、病原性微生物、食品残さ以外の異物の混入防止  3.帳簿の記載等による記録の徹底

 食品残さを食品関連事業者等から購入する場合は、業者が飼料安全法に基づく飼料製造業者または飼料販売業者の届出を行っているか確認しましょう。

 2.『食品残さ等利用飼料の安全性確保のための   ガイドライン』を遵守しましょう!

区分 乳用牛※1

肉用牛 養豚※2

採卵鶏※3

その他 合計

戸数 36 139 23 6 2 206

区分 豆腐粕 醤油粕 ジュース粕 焼酎粕 野菜残さ パンくず

利用量

(t/ )年

区分 麺くず 菓子くず シロップ廃液

規格外バレイショ

食べ残し・売れ残りその他

その他 計

利用量

(t/ )年

24.4.1(2)県内で利用されている食品残さの種類・量(H 現在副産物等利用量調べ)

1,219 8271,417 352 220 4,956

24.4.1(1)利用戸数(H 現在副産物等利用量調べ)

※  1 乳肉複合16戸を含む※  2 豚・肉用牛複合経営2戸、豚・鶏複合1戸を含む※  3 鶏・肉用牛複合経営1戸含む

448 7,157 20,57526 148 3,779 26

豆腐粕規格外バレイショ

麺くず 焼酎粕

県内エコフィード例※エコフィード(ECOFEED)とは?食品製造業者から排出される製造副産物、加工くず、余剰食品などを一定程度原料とするエコノミーでエコロジーな飼料(フィード)

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 4.長崎県の取り組み

     問い合せ先      長崎県畜産課  長崎市江戸町2-13   TEL (095)895-2954  FAX (095)895-2593

   表1 飼料原料の利用規制状況(動物性油脂を除く)

牛など 豚 鶏 養魚① ( )ゼラチン、コラーゲン 確認済のもの②乳、乳製品③卵、卵製品 家きん

牛など × × × ×豚・馬・家きん( )確認済のもの

⑤ (魚粉などの魚介類由来たん白質 確認済みのもの) 魚介類⑥ ( ) チキンミール、フェザーミール 確認済みのもの 家きん⑦ )加水分解たん白、蒸製骨粉(確認済みのもの  家きん

    豚( )確認済のもの 豚 家きん混合

( )確認済のもの牛など × × × ×ほ乳動物家きん、魚介類

( )骨炭、骨灰 一定の条件で加工処理されたもの ほ乳動物( )第2リン酸カルシウム 鉱物由来、脂肪・たん白質を含まないもの 家きん、魚介類

注1:「牛など」には、牛、めん羊、山羊及びしかが含まれる。注2:「確認済みのもの」とは、基準適合することについて農林水産大臣の確認を受けた工場の製品のこと。注3:「その他」に記載されたものは、動物性たん白質の規制の対象外。注4:記載されていない動物性たん白は飼料への利用はできない。(蹄粉,角粉,皮粉,獣脂かすなど)

⑧肉骨粉、加水分解たん白、蒸製骨粉

⑨動物性たん白質を含む食品残さ(残飯など)

④血粉、血しょうたん白

× ○ ○ ○

ほ乳動物○ ○ ○

○ ○ ○

× ○ ○ ×

その他

主な対象品目

動物性たん白質

給与対象由来

× ○ ○ ○

 エコフィードの利用にあたっては、特に「動物由来たん白質を含む食品残さ」は BSE (牛海綿状脳症)対策上の法的な利用規制に準じて利用する必要があります(表1)。

※また「反すう動物用飼料への動物由来たん白質の混入防止に関するガイドライン」の遵守が必要です!

反すう動物(牛、めん羊、山羊及びしか)に給与されるもので動物性たん白質が混入していないもの

A飼料以外のもの(豚、鶏用の飼料など)

×○A飼料A飼料 B飼料B飼料

反すう動物

 3.動物性たん白質は反すう動物(牛など)に   給与できません。

②パンフレット作成

①需給者ネットワーク ③研修会・マッチング会

現在、需要者 6 名、供給者 8 名が登録

随時登録受付中

エコフィードに関わる届出関係の法令や事例の紹介

← 詳細は 畜産課HP をご参照ください!

畜産経営者20名と食品関連業者7業者(出展15業者)の参加がありました。

HPで公開中

H25.3.15 開催

研修会 マッチング会

平成25年度も開催予定!


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