2019年9月15日 「外国協会」ドルトムント会議
「よそものネット」発表者 環境ジャーナリスト 川崎陽子
現在までの「よそものネット」参加グループ・個人(順不同)
【イギリス(UK)】
- JAN (Japanese Against Nuclear) UK
【イタリア(Italy)】
- 資料センター《雪の下の種》 Centro di documentazione Semi sotto la neve
- 朋・アミーチTomo Amici
- ペーザロ(Pesaro) [個人]
【カナダ(Canada)】
- Montréal KIZUNA / モントリオールKIZUNA
【スイス(Switzerland)】
- Swiss Ajisai-no-Kai / スイス アジサイの会
【ドイツ(Deutschland)】
- Sayonara Nukes Berlin
- Sayonara Nukes Düsseldorf
- Deutsch-Japanische Gesellschaft Dortmund
- フライブルク(Freiburg)[個人]
- フランクフルト(Frankfurt am Main)[個人]
【フランス(France)】
- Yosomono Frankreich
- Nos Voisins Lointains 3.11 /遠くの隣人3.11
- Asuka
【ベルギー(Belgium)】
- Sayonara Nukes Belgium
【ヨーロッパ(Europe)】
- World Network For Saving Children From Radiation
「よそものネット」在外邦人による脱原発ネットワーク( https://yosomono-net.jimdo.com/より一部抜粋)
8月22日には脱原発法制定全国ネットワークが設立しました。海外に住む私たちもこうした市民の動きに呼応し、外からも声を響かせたいと思います。
「よそもの」という名称は、さまざまな事情で海外に暮らす私たちの立場をあらわしたものです。住んでいる国で「よそもの」の私たちは、ときおり日本の方々からも「よそもの」と見られることがあります。原発や健康被害の問題を訴えたとき、「外にいる人にとやかく言われたくない」という反応に出会うこともありました。遠
くにいる者が何をどのように言えば心が伝えられるのか、悩みました。それでも2011年3月11日以来、私たちは母国の危機的な状況に胸を痛め、できるかぎり支援しようと願って行動してきました。「よそもの」の立場から、内にいては見えにくいことや、なかなか言えないことについて声を上げ、内にいて行動する人たちとのつながりを深めたいと考えています。原発事故、放射能汚染、核廃棄物処理などの重大な問題が地球規模で生命を脅かしているのですから、私たちもまた、国境を越えたつながりを広げて、それらに立ち向かっていかなくてはなりません。
いまだ線量の高い地域に住みつづける子どもたちをめぐる困難な状況、被曝をはじめ安全管理に欠けた苛酷な原発作業員の現実、あれほどの事故の後も温存される政治・社会と経済システムの根本的な変革、エネルギー政策の転換など、ひとりの力には余るさまざまな課題について、私たちはネットワークをとおして問いかけ、知識、知恵と創意を共有していきたいと望みます。市民の声と命が尊重される真に民主的な社会づくりのために、じっくりと、しなやかに、ねばりづよく努力していきたいと思います。みなさんのご協力とご参加を呼びかけます。
2012年9月
参加グループ・個人の主な活動(一括で紹介、団体や個人で異なります)
毎年3.11前後に
東電福島原発事故の関連イベントを行ってきた
デモや集会、写真展の主催や参加
日本から福島の情報を発信してくれる方を招いた講演会
核兵器・原発事故関連映画の上映会・日本語映画の字幕作成
福島の子どもたちの保養プロジェクトへの寄付金集め
大学の日本語学科・NPOや諸団体・緑の党などとの協働
勉強会
よそものネットワークとして横に連携した活動例-A
2019年2月
おしどりヨーロッパ弾丸ツアー
おしどりマコ&ケン: お笑い芸人
マコさんは3.11後にジャーナリストとしても活動東電の記者会見に誰よりも多く出席
2014年から毎年欧州特にドイツに招かれ、
学校などで講演、国際会議に参加
上の写真は、ドイツの公共放送NDRがマコさんのドイツ訪問を報道
よそものネットワークとして横に連携した活動例-B
福島からの自力避難者家族の欧州講演ツアー 2019年3月
欧州6カ国で25回の講演
↑フランス
ドイツ→
継続している活動例-英国ロンドン
ロンドンで毎週金曜日に抗議活動
日本大使館前と東電駐在員事務所前
JANの一部メンバーや、姉妹団体のKick Nuclearのメンバーが、福島の現状を訴えるビラ配り。
月に1度は大使宛てと東電宛てにトラメガでそれぞれ声明を読み上げ、正式に提出。(東電は郵便受けに入れるだけ。大使館では毎月、代表者が中に入って職員の方に受け取って頂いている)
ビラ・声明の内容:東京五輪がカムフラージュのために使われていること、むしろ復興の妨げにすらなっていること、福島の状況は全く収束していないこと等。
継続している活動例-フランス
毎年広島・長崎の8月、フランスのICANなどが核兵器廃絶を訴える「国際断食」を催す追悼セレモニーに参加。福島事故についても語ります。
最近、気候変動・温暖化問題への関心が一般市民とメディアで高まり、
気候デモに大勢の若者が集まるので、現地の反原発団体と一緒に参加して、反原発のテーマを訴えています。
継続している活動例-ドイツ・ドルトムント
ドルトムント独日協会
2011年来ドルトムントIPPNWと共催で
3月11日の福島デー
8月6日の広島デー
で反核、脱原発のアクションを
実行してきています。
(写真:SND)
2020年3月からの活動・東京五輪関連活動予定
フライブルク:3月15日(日)恒例のチャリティイベント、寄付先は球美の里、主催はVHS(市民大学)、詳細は未定。
ドルトムント独日協会:3月11日の福島デーで福島でのオリンピックに反対するアクションを予定福島の子供支援関連で3月22日にボーフムでチャリティーコンサート、4月19日にドルトムント市主催の桜まつりに参加、5月23日、24日にデュッセルドルフのアニメ・マンガコンベンションに参加
スイス/フランス:福島関連映画にドイツ語/フランス語字幕(ナレーション)作成するか企画を検討中
2020年3月からの活動・東京五輪関連活動に関する現在の共通の要望・希望
「これまでどおりデモや集会は行うと思うが、詳細は未定。通常は秋以降に企画会議などが始まる」
「おしどりマコさんや福島からの自力避難者などを、日本から招聘する件については、財政問題を解決できる共同プロジェクトなどができるならばやりたい」
「新しい情報提供者の検討」毎日新聞記者の日野行介さん(「原発棄民」他の著者)など
日野行介さんの著書
「県民健康管理調査の闇」
ドイツ語訳をここで購入できます!
まもなく判決!「福島原発事故訴訟団」団長の武藤類子さんのメッセージを毎年、独仏英伊語に翻訳し各国でアピールしてきた。今後も続ける。
9月11日 緊急出版!
第2章2020 年東京「放射能」オリンピックを警告する
Tokyo 2020
Die radioaktiven Olympischen SpieleIPPNW ドイツ支部
梶川ゆう翻訳( Sayonara Nukes Berlin)
第3章ドイツにおける反被曝・反東京五輪の運動
(桂木忍 川崎陽子)
1 ドイツ人にとっても東京五輪は「放射能オリンピック」
2 欧州における反被ばく・反東京五輪の活動
↑「よそものネット」を紹介
追記
11月に予定されているIOC本部、オリンピック・ミュージアムがあるローザンヌでの、集会、デモ、記者会見に参加の勧誘があったが、よそものネットから参加するかどうかは未定。
フランスの脱原発ネットワーク、スイスの脱原発、その他の反原発団体、またドイツとスイスのIPPNWも基本的には賛成してくれているとのこと。
Vielen Dank
für
Ihre Aufmerksamkeit!
ご清聴ありがとうございました!