農商学博士
西
門
義
一〆『一一一一司一、J
J、
ナスーJ、
ワの角斑病及び褐紋病
大
島
俊
市
筆者西門は昭和一七年初秋日本棉花栽培協曾の委嘱を受付中支の棉作病害を崎高したが、其際南京に於て闘立農業費
験所に栽植せられる多数のハナズハウ〈花蘇芳〉が一種の葉枯病に侵され被害甚だしきものがあった・共被害槙本を調
。、s-官20qab--呂・ロ
2・と命名
査した結果、之は一種未記載の
PRSMVOB岡崎菌による事が判明Uたので設菌に
した.該菌による病害は方形又は多角形の極めて著明な病斑を形成するから角斑病と呼ぶ事'にする。其被害は其費生が
激甚で観賞樹として或は薬剤〈共皮部は利尿、解毒、泊瞳に効あり〉としてのバデズハウの栽杭を脅威する物である・
向右角斑病被害葉中に一一極異たる褐色斑紋があり、鏡検の結果
pmERNE菌に依る事を認めた。以下少しく此隔病害
に就き記載する。
本報告に嘗りて中支植物病害調査の機を興へられたる日本棉花栽培協合並に調査を援助せられし昔時の興亜院嘱託川
又是好氏及び筆中棉花改造合技師中川九一氏に謝意を表する・
《
一
}
ハテズハウの角斑病
ハナズA
ウの角斑病及び稿紋病
四
靖
原
菌
内刈晴、
S唱。『am川崎ミ寄沼同司同
Egm句・gd、.
基す・
、
A
ナ,X
Aウの角護婦及び祖情紋出町
J!!t:
病
徹
業に費生し、葉脈に眠られたる方形叉は多角形の病斑を葉商に密布する.-Rさ二|六匹、屡k
数簡の
病斑互に接続して大斑となる。葉の上面に於ては病斑は暗褐色、周縁極めて明瞭、内部僅かに槌色するものあり、捨子
梗形成に依る黒離の穏に料簡となる。下面に於ては病斑は次補乃至暗次色で極めて判然し、混淡混在して寄木細工様を
靖薗の形態
婚子梗は葉の南面に東歌或は叢献に群生し、其基部は暗色の大ぎな組織塊をなし表皮下に達する。直
又は幽妹、淡褐色乃至褐色、二
l四簡の隔膜を有し、先端に一筒、稀に側面にも一ー二箇の胞子着生痕を印する。ニ
O!
二五×二・五
l一一一・五
μ、hrh晶子は緑色、鞭欣、基部現形先端に漸尖一
l六箇の隔膜乞有し、多くは一側に毎曲する。
短小なる胞子は隔膜部で艦れを有する事あり。一一一一
l五O×二・五
l一一マ五
μ。
標
本
ハナズハウ(《川崎苛魯白
hH.=ssω29帽〉の生葉上、
中支、南京、闘立農業貨政所内、
昭一七・九・二一
目、西門義
中川丸一採集。
病菌の分類串的省察ハナズハウ(門司ミ$qh軸
.BS号切口図書〉の類に寄生する
PHnghHOB岡崎菌としては一八八二年
』・回・何
Eg氏
ωが記載した《
vqg屯也、白白需品誌
qqha菌がある。之は内回
FEEE民が北米ケンタッキー州でアメリカス
、J
ハウ〈
93.岨白SQRES-C上に採集した菌に命名した物である。叶岳。ロ(一九一西)氏。は、共後捻子梗の東欣をなす酷から
。-nqnh内
mshag可・
233haasとし、君。
HH〈一九閉O〉氏
ωは共完全時代を見出して』
38屯zssnqnhhaghaBFhw
p乙ロ
-nos-?とE3hhaaE&nSF52内回目
2
2仰と改名した。共原記載∞は簡翠であるが共後の記載め
並に名。
E民仰の記述によると「病斑は園
i角形、信樹
l暗摘、僅四|五軒、周践は初めは暗掛隆起し周囲には黄緑の
、J
更にアメ
Hカスハウミ・向
sag-乙に寄生する菌として
Fghwpp四EE門で八八四)氏。は
246・32由主-まaを
優がるる。捻子桓は雨面生、血熱孔から亙
L一(U本東生基郷合着、腐品開し分枝ずる事があり五
Ol一二OO×一一一1五HFJ原
記載仰では丸
01一一四×一二・五
l四
μ可分生胞子は倒混棒扶直又は曲、農色一
i一一雨、一五
f一一一
O《諮問題二五
1一一一
ov
、,,,
×四i上ハ・五
μ、(原記載ゅでは三
Ol四O×五
i七μ)」とある。之を筆者の菌と比較するに、夫の病斑が略々方形で
最往生ヒたい勲、崎帽子梗が短大で胞子が細長なる結等で判然周到ってゐる.
其原記載に依ると、病斑は大形で
0・五
l一一糎、融合して一千1四糎、晴赤褐色、周縁は栂叉は黄色で隆
起せや。捨子梗は葉の雨面、就中上面生、叢般に密生殆ん
E無色一凡|一二
O×問
1五
μ、離に三五
1四Oμ、上部屈曲
する・分生胞子は鳴畠快又は揖棒l閣筒快、五問l九O×四l五
μ、三ll八隔膜がある・胞子の形成型冨で肉眼では、
病斑上に白粉を散した様に見えると言ふ。設菌も亦筆者の菌とは異なる込のマある・
記載して居る・
斯くて筆者の菌に詩賞するものは記載されてたい様である.夫紋本菌は
qqs-官ま門司qahER-ZE岡門盟百名・回04・と命
名する。其記相は下記の如くである。
ハすJXケヲの角za同調及び裕被時間
四一一』
qqg崎、-a門司令色きZ白EE手口04・
沼恒
2ESZM偶SF曲目恒三雪山富帥
ggH山田ロ
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国
45FS住民P
お18×ω・伊1・ω・旬、.
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5S(ZEW脚色。ぇ
gras3・
ハナズハウの角瑳蹄及び禍絞鋳
四一回
防
除
策
ごV
温度の乾漁を避け樹を強健に生育せしめる事。会一v密植を避けて質枝を掠除し光線の透射及活
ハ一ニV
病菌は被害葉上に胞子並に菌綜として越年し翌春費病の困をなす物故被害落葉は町暗に蒐集し焼却
風を計る事。
叉は地中深く埋波する幕。〈四V
費病の徴ある時は二|三四五
l六斗式ボルドウ合剤を撒布する事。
Q〉回目同二・国JEFEz--凶員司・∞H0・zp・822FF-w-K30-をPMF咽・
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ハナズハウの褐紋病
病
菌
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ERPH・〈HFMM・g?回。。ω
病
徴
葉に費生す。最初相色の小病斑注生じ為漸次損大して不規則形となる匂中央部より槌色して友補色と
たり、屡々裂闘する。下面に於ては褐色を呈し槌色せ歩。病斑部には両面に多数の小黒離を生やる。
病
菌
分生胞子堆は表皮下に生じ、‘後表皮を破って露出する冶大さ一一一
Ol一五
04分生胞子は楕園j紡
錘形、五胞より成hy、中央の三胞は黒補色、両端の各胞は無色、大さニ
Oi二五×五|λμ、頂端に三本の長さ一
Ol
三ニμの無色の鞭毛と基部に一本の短き無色の柄を有する。
ハナズハウ叉は類似植物に費生する
MMgEONHU属菌には、・
haa均一agま吋
同
Eがある。
議菌はポルトガルでセイヨウズハウ
32L552aの生葉上に見出され記載された物で「病斑は不規則形、暗
rg同
E氏菌譜によると
鮭 共防除法は角班病に端、?心北よい.
∞aEF民
-hw悶
hpE-MP・切手足お-dgW3凶
M円
4・唱・
MgEロ・
庭
木
と
草
花
の
鏑
密
閉
一
五
。
)
咽E
・・(
(2)
原
密
輸
町田駿樹木病書編
J
一OO頁
昭二。
跨色、乾枯裂閲する。胞子堆は葉山肌上面に叢生、精K大形膿胞紙、後には隆起し、放散された胞子で黒色帯放に臨まれ
光樺ある黒色である@胞子は園筒l楕田形、多くは僅かに毎曲し両端鈍頭一五
l一八×六・五
μ。基部は無色の柄に漸
尖し、頂端には三箇の屈曲せる鞭毛を有し、中央細胞三簡は友
l梢k
暗友色、雨端細胞は無色」と記されてゐる。多少
、Es--qaha-守、
2.a
の不一致
ρ離は無いではないが、筆者の菌には暫く此名構を適用する.共和名に就いては‘
菌
ω∞∞による葉の被害に栂斑病の名が使用せられて居るので、筆者の本病害には褐紋病と命名する。
標
本
ハナズハゥ。sun-hash-ω22の生葉上。支那、南京、固立農業賓駿町内、昭一七・九・二一目、
雨門義
中川九一採集。
(3)
温
暖
茂
一七二頁
ハナズハウの角速鋳及び禍紋鰐
四一五
第一岡ハナズハウの角斑病(病原菌σerco:poraOercidis NI8IKAl:0)の病徴〈襲の裏面〉
.
.ー・、..ー、
ー.
• '.
/
第二
回
第一一i詞
第二
闘ハ
ナズ
ハウ
の角
擁病
菌σercoopora
Oercidi8 N
即KADO
Sp. nov.の携子及分生胞子
(1脚倍
〉
第5
憤i
ハナ
ズハ
ウの
椅紋
病菌
Pestalozzia8iliq
v.as的・
THUM.の
分生
胞子
(1000倍〕