2012年度 環境報告
AISIN SINEI INDUSTRIES Environmental Report 2012
2012201220122012年年年年10101010月月月月 1111日日日日
アイシン辰栄株式会社アイシン辰栄株式会社アイシン辰栄株式会社アイシン辰栄株式会社
全社環境委員会全社環境委員会全社環境委員会全社環境委員会
『『『『地球にやさしい地球にやさしい地球にやさしい地球にやさしい
環境・人・もの環境・人・もの環境・人・もの環境・人・もの』』』』づくりづくりづくりづくり
環境方針
当社は、「品質至上」の経営理念のもと、『環境方針』を2000年4月に制定。2009年6月に
改正しています。これをもとに、全社を挙げ環境保全活動を推進しています。
「品質至上」を基本に
1.社会・自然との共生
地球にやさしい「環境・人・もの」
づくりに貢献します。
2.お客様の満足
「良い品質」を創造し、すべて
のお客様の満足に応えることを
目指します。
3.みんなの満足
「良い品質」を求め、チャレンジ
することにより、働く人の幸せに
つながる職場の実現を目指します。
経営理念
1.事業活動が環境に与える影響を認識し、環境目的・目標を設定し、計画的な実践と見直しにより、環境マネジメントシステムの継続的な改善に努めます。2.環境に関する法規制・公害防止協定等を順守すると共に、自主基準を整備し、汚染の予防活動を行います。3.環境への影響を低減する為に、技術開発と発生源対策に努め、省資源・省エネルギー、環境負荷となる物質の使用と排出の最少化に努めます。4.当社の恵まれた地域環境をふまえ地域住民との交流を大切にし、地域社会の一員として自覚と責任をもち、環境保全活動を積極的に進めます。5.環境方針を全従業員一人ひとりが理解し、環境保全に対して自らの役割と責任を自覚し、行動します。この環境方針は、契約社員及び常時駐在する外部業者を含む全従業員に周知徹底すると共に、社外へも開示します。2009年 6月 5日アイシン辰栄株式会社全社環境管理統括者 取締役社長
当社は矢作川、三河湾・伊勢湾の水や緑の田園地域に立地し、成形・プレス・塗装の3つのコア技術にて自動車部品を主体として塑性加工から組み付けまで一貫生産をしている企業です。この恵まれた自然環境を次世代へ引き継ぐことが企業の責任と考え、“環境”を経営の重点の一つと位置づけ「地球にやさしい環境・人・ものづくり」をスローガンとして全従業員一丸となって、環境保全に取り組みます。
環境方針
-4-
全社環境委員会全社環境委員会全社環境委員会全社環境委員会
環境問題に対して、さまざまな視点から全社活動をしていく為に、『全社環境委員会』を
’99年9月に設立し、環境保全活動を展開しています。
また、アイシングループの一員としてアイシン連結環境委員会での活動を横展しています。
全社環境管理統括者全社環境管理統括者全社環境管理統括者全社環境管理統括者
取締役社長
全社環境管理責任者全社環境管理責任者全社環境管理責任者全社環境管理責任者
総務部管掌役員(常務取締役)
委員長 :常務取締役
委 員 : 全役員と各部門長
・子会社
・事務局 :環境管理部署 (総
務部 総務・安全環境G)
◎環境管理統括者○環境管理責任者和泉工場和泉工場和泉工場和泉工場 衣浦工場衣浦工場衣浦工場衣浦工場 港南工場港南工場港南工場港南工場 生産生産生産生産管理部管理部管理部管理部 品質品質品質品質保証部保証部保証部保証部 生産生産生産生産技術部技術部技術部技術部 営業部営業部営業部営業部 経営経営経営経営企画部企画部企画部企画部総務部総務部総務部総務部
2012年8月現在メンバー
全工場環境管理統括者全工場環境管理統括者全工場環境管理統括者全工場環境管理統括者
工場管掌役員(常務取締役)
子会社
トーホートーホートーホートーホー化工㈱化工㈱化工㈱化工㈱辰栄メンテ辰栄メンテ辰栄メンテ辰栄メンテナンス㈱ナンス㈱ナンス㈱ナンス㈱
アイシン辰栄㈱ 環境推進組織
06年4月より全社環境委員会へ参画〈衣浦工場内〉
環境内部監査チーム環境内部監査チーム環境内部監査チーム環境内部監査チーム
・TQM・ISO推進部署
港南工場環境委員会衣浦工場環境委員会和泉工場環境委員会
-5-
13 14
排水量の
低減
222211
省エネ6666有機溶剤のフリー化5555塗料使用量の低減4444
06
PRTR物質の低減3333廃棄物量の
低減
1111 100805 09 1207年度
環境に配慮した技術・工法開発の推進
製品の製造から廃棄までの段階において、環境の保全及び省資源・省エネルギーを配慮
した「環境負荷物質を低減、フリー化する技術・工法の実用化」「環境負荷物質を低減、フリー化する技術・工法の実用化」「環境負荷物質を低減、フリー化する技術・工法の実用化」「環境負荷物質を低減、フリー化する技術・工法の実用化」に取り組んでいます。
デビジョン剥離液デビジョン剥離液デビジョン剥離液デビジョン剥離液のフリー化のフリー化のフリー化のフリー化センターピラー回転塗装センターピラー回転塗装センターピラー回転塗装センターピラー回転塗装工法工法工法工法((((港南港南港南港南FFFFラインラインラインライン))))デビジョン回転噴霧化デビジョン回転噴霧化デビジョン回転噴霧化デビジョン回転噴霧化塗装工法塗装工法塗装工法塗装工法((((衣浦第衣浦第衣浦第衣浦第3333ラインラインラインライン))))GHP粉体塗装工法GHP粉体塗装工法GHP粉体塗装工法GHP粉体塗装工法((((衣浦衣浦衣浦衣浦GHPGHPGHPGHP塗装ライン塗装ライン塗装ライン塗装ライン))))
キラー剤変更による塗料キラー剤変更による塗料キラー剤変更による塗料キラー剤変更による塗料カスの不粘着化カスの不粘着化カスの不粘着化カスの不粘着化((((衣浦衣浦衣浦衣浦))))電着ライン最終水洗の電着ライン最終水洗の電着ライン最終水洗の電着ライン最終水洗のリサイクル化技術リサイクル化技術リサイクル化技術リサイクル化技術スポイラー希釈シンナーのスポイラー希釈シンナーのスポイラー希釈シンナーのスポイラー希釈シンナーのトルエン・キシレンフリー化トルエン・キシレンフリー化トルエン・キシレンフリー化トルエン・キシレンフリー化ハンドル出来高、ハンドル出来高、ハンドル出来高、ハンドル出来高、塗着効率向上塗着効率向上塗着効率向上塗着効率向上デビジョン直行率向上デビジョン直行率向上デビジョン直行率向上デビジョン直行率向上(レシプロストローク変更と暗赤ゾーン化)(レシプロストローク変更と暗赤ゾーン化)(レシプロストローク変更と暗赤ゾーン化)(レシプロストローク変更と暗赤ゾーン化)インバータ化の拡大(ファン、モーター)インバータ化の拡大(ファン、モーター)インバータ化の拡大(ファン、モーター)インバータ化の拡大(ファン、モーター) (照明)(照明)(照明)(照明) (エアコン)(エアコン)(エアコン)(エアコン) (コンプレッサー)(コンプレッサー)(コンプレッサー)(コンプレッサー) ((((油圧ポン油圧ポン油圧ポン油圧ポンプ)プ)プ)プ) 乾燥炉への乾燥炉への乾燥炉への乾燥炉への断熱材塗布断熱材塗布断熱材塗布断熱材塗布コンパクトラインの導入コンパクトラインの導入コンパクトラインの導入コンパクトラインの導入 非稼動設備の非稼動設備の非稼動設備の非稼動設備の電力低減電力低減電力低減電力低減高効率トランスへの更新高効率トランスへの更新高効率トランスへの更新高効率トランスへの更新エアー使用量の低減エアー使用量の低減エアー使用量の低減エアー使用量の低減
内装用金属調塗料内装用金属調塗料内装用金属調塗料内装用金属調塗料のトルエン・キシレンフリー化のトルエン・キシレンフリー化のトルエン・キシレンフリー化のトルエン・キシレンフリー化回転噴霧化工法回転噴霧化工法回転噴霧化工法回転噴霧化工法(衣浦第(衣浦第(衣浦第(衣浦第5555ライン)ライン)ライン)ライン)プレスプレスプレスプレスCAECAECAECAE解析による解析による解析による解析による歩留り向上歩留り向上歩留り向上歩留り向上((((和泉和泉和泉和泉))))
-7-
加工油レス加工油レス加工油レス加工油レスプレス金型技術プレス金型技術プレス金型技術プレス金型技術電着脱脂剤環境電着脱脂剤環境電着脱脂剤環境電着脱脂剤環境負荷物質フリー化負荷物質フリー化負荷物質フリー化負荷物質フリー化
低エネルギー低エネルギー低エネルギー低エネルギー ルーフレール金属ルーフレール金属ルーフレール金属ルーフレール金属調塗装ライン調塗装ライン調塗装ライン調塗装ライン設備運転方法見直しによ設備運転方法見直しによ設備運転方法見直しによ設備運転方法見直しによる電力低減る電力低減る電力低減る電力低減
・・・・衣浦デビジョン衣浦デビジョン衣浦デビジョン衣浦デビジョン形状追従塗装工法形状追従塗装工法形状追従塗装工法形状追従塗装工法・センターピラー・センターピラー・センターピラー・センターピラー近接塗装工法近接塗装工法近接塗装工法近接塗装工法成形ヒーター成形ヒーター成形ヒーター成形ヒーター断熱改善断熱改善断熱改善断熱改善照明自動点灯照明自動点灯照明自動点灯照明自動点灯
(■は次ページ以降の事例参照)GHPGHPGHPGHP脱脂剤環境脱脂剤環境脱脂剤環境脱脂剤環境負荷物質フリー化負荷物質フリー化負荷物質フリー化負荷物質フリー化
・センターピラー・センターピラー・センターピラー・センターピラー小型回転噴霧工法小型回転噴霧工法小型回転噴霧工法小型回転噴霧工法・ルーフパネル・ルーフパネル・ルーフパネル・ルーフパネル高外観静電塗装工法高外観静電塗装工法高外観静電塗装工法高外観静電塗装工法
・インバータ式・インバータ式・インバータ式・インバータ式電着循環装置電着循環装置電着循環装置電着循環装置UVUVUVUV塗装工法塗装工法塗装工法塗装工法水性塗装工法水性塗装工法水性塗装工法水性塗装工法
F/PF/PF/PF/Pフリー前処理工法フリー前処理工法フリー前処理工法フリー前処理工法クローズ前処理工法クローズ前処理工法クローズ前処理工法クローズ前処理工法・CATIA解析による・CATIA解析による・CATIA解析による・CATIA解析による製品割れ防止製品割れ防止製品割れ防止製品割れ防止・加工油レス・加工油レス・加工油レス・加工油レス曲げ加工への展開曲げ加工への展開曲げ加工への展開曲げ加工への展開 ・デビジョン・デビジョン・デビジョン・デビジョン中塗りレス化中塗りレス化中塗りレス化中塗りレス化・コジェネ・コジェネ・コジェネ・コジェネ粉体メタリック化粉体メタリック化粉体メタリック化粉体メタリック化
・加工油レス・加工油レス・加工油レス・加工油レス類似製品への展開類似製品への展開類似製品への展開類似製品への展開・さんレス加工・さんレス加工・さんレス加工・さんレス加工による歩留り向上による歩留り向上による歩留り向上による歩留り向上
・コジェネ・コジェネ・コジェネ・コジェネテープ化テープ化テープ化テープ化コンプレッサーのコンプレッサーのコンプレッサーのコンプレッサーのルーツブロア化ルーツブロア化ルーツブロア化ルーツブロア化
改善前 改善後
さんレス加工による歩留り向上(12年7月~)事例
加工材:SPH270C-OD t5.0
材料使用量材料使用量材料使用量材料使用量
0.686 0.65500.51
従来品 改良品▲31.6g/個
※▲2,654㎏/年低減
-8-
材料幅152 ピッチ115 材料幅145 ピッチ115
㎏
材料端面を製品形状にする事により
歩留り向上
外周を全周トリム
粉体メタリック化(’12年12月~)事例
基材(GA)
電着
中塗り(溶剤塗装)
メタリック上塗り(溶剤塗装)
基材(GA)
電着
メタリック上塗り(粉体塗装)
塗膜構成
塗膜構成
溶剤塗料使用によるVOC量大
粉体塗料への切替によるVOCレス化
①耐候性と密着性の両立できる材料の選定
②色調安定できる塗装工法の確立
20202020
0000
0000
10101010
20202020
従来従来従来従来 開発開発開発開発
従 来
効果:効果:効果:効果:VOCVOCVOCVOC量量量量////月月月月 20kg削減20kg削減20kg削減20kg削減
開 発
コーティングアルミ 粉体樹脂
アルミ×樹脂接着、塗装条件因子
(電流・電圧・エアー圧等)制御に
より塗着アルミ量を安定化 実現
接着
①塗料粒子
塗装ガン
塗料粒子
②高塗着静電ガン
-9-
事例
3号ロボットプレス製品切り出しルーツブロワ化
エアーブロウを行なっている行程にルーツブロワを導入し省エネを図る。
狙い
工場エアー(コンプレッサー)
コンプレッサー
ルーツブロワ導入
ルーツブロア
工場コンプレッサーから製品切り出しを行う箇所にエアーブロウ
を行なっていたが
工場エアーではロスが大きい為、ルーツブロワを導入しエネルギ
ー低減を図った。
エアーブロウ行程図
0.4 MPa 0.035 MPa14141414
2.22.22.22.2
0000
5555
10101010
15151515
導入前導入前導入前導入前 導入後導入後導入後導入後
消費電力消費電力消費電力消費電力MwhMwhMwhMwh84%減
11.8 Mwh/年の低減
(CO2:▲5.3 t/年)
-10-
ISO14001内部監査員育成(社内資格)
23232323
0000
19191919
0000
1717171719191919
0000
18181818
0000
20202020
0000
14141414
130130130130130130130130
3737373737373737
73737373
5656565656565656
9292929292929292
110110110110 110110110110
0
50
100
'00 '01 '02 '03 '04 '05 '06 '07 '08 '09 '10 '11
人 年度累計従業員一人ひとりが、「環境意識向上」をはかる活動及び「資源を大切にする」風土づくり
に努めています。
(環境意識向上は地道な活動であり、永続的なものでなければなりません。今後も環境教育・啓蒙を人材育成の柱の一つ
として位置づけ、取り組んでいきます。)
主な環境教育 主な内容(ねらい)
ISO14001内部監査員育成教育 EMSの理解と社内監査員の育成
新入社員教育 【※1】
環境問題と企業として行なうこと
の理解
新任監督者役割認識研修会 EMSの理解と職場管理の習得
排水処理の勉強会
生産現場の廃液等の排水ルール
の習得
外来工事説明会 【※2】
環境事故事例の共有
工事における環境影響の有無確認
外来工事安全衛生環境外来工事安全衛生環境外来工事安全衛生環境外来工事安全衛生環境
説明会説明会説明会説明会
環境関連資格取得
0000
1313131310101010
1616161618181818
999913131313
777710101010
666613131313
10101010
179179179179
173173173173
163163163163
156156156156
143143143143
130130130130
77777777
64646464
121121121121
103103103103
87878787
54545454
0
50
100
150
'00 '01 '02 '03 '04 '05 '06 '07 '08 '09 '10 '11
人 年度累計新入社員教育新入社員教育新入社員教育新入社員教育
【※1】 【※2】
環境教育・訓練・啓蒙 (1/2)
・公害防止管理者(水質、大気、騒音・振動)・エネルギー管理士・管理員・特管物責任者・危険物取扱者 ・防火管理者
-11-
監査員能力向上
教育の実施
繰り返しの訓練から体験し、緊急時の対応に備えています。繰り返しの訓練から体験し、緊急時の対応に備えています。繰り返しの訓練から体験し、緊急時の対応に備えています。繰り返しの訓練から体験し、緊急時の対応に備えています。
主な教育・訓練
防災訓練
緊急時対応訓練
啓蒙活動
◆環境ニュースの発行
・環境保全に関する要点を従業員向けに啓発
◆安全衛生・省エネパトロール
・各職場の廃棄物の分別状況と節電を
重点に監視
◆創意工夫環境強調月間の推進
・年に一度、強調月間を設け、現場確認
と表彰授与
地域の環境保全のため、緊急時対応訓練など数々の教育・訓練を実施しています。
また、従業員一人ひとりの環境保全に対して自らの役割と責任を自覚し行動する啓蒙活動を
行っています。
カ ー ドカ ー ドカ ー ドカ ー ド 当 社 は 矢 作 川 、 三 河 湾 ・ 伊 勢 湾 の水 や 緑 の 田 園 地 域 に 立 地 し 、 成 形 ・ プレ ス ・ 塗 装 の 3 つ の コ ア 技 術 に て 自 動車 部 品 を 主 体 と し て 塑 性 加 工 か ら 組 み付 け ま で 一 貫 生 産 を し て い る 企 業 で す 。 こ の 恵 ま れ た 自 然 環 境 を 次 世 代 へ引 き 継 ぐ こ と が 企 業 の 責 任 と 考 え 、“ 環 境 ” を 経 営 の 重 点 の 一 つ と 位 置づ け 「 地 球 に や さ し い 環 境 ・ 人 ・地 球 に や さ し い 環 境 ・ 人 ・地 球 に や さ し い 環 境 ・ 人 ・地 球 に や さ し い 環 境 ・ 人 ・も の づ く りも の づ く りも の づ く りも の づ く り 」 を ス ロ ー ガ ン と し て 全従 業 員 一 丸 と な っ て 、 環 境 保 全 に 取 り組 み ま す 。環 境 方 針環 境 方 針環 境 方 針環 境 方 針
1 . 事 業 活 動 が 環 境 に 与 え る 影 響 を 認 識 し 、 環 境 目 的 ・目 標 を 設 定 し 、 計 画 的 な 実 践 と 見 直 し に よ り 、 環 境 マ ネ ジ メ ン ト シ ス テ ム の 継 続 的 な 改 善 に 努 め ま す 。2 . 環 境 に 関 す る 法 規 制 ・ 公 害 防 止 協 定 等 を 順 守 す る と 共 に 、 自 主 基 準 を 整 備 し 、 汚 染 の 予 防 活 動 を 行 い ま す 。 □ 欄 に レ 点 を チ ェ ッ ク し て 下 さ い 。3 . 環 境 へ の 影 響 を 低 減 す る 為 に 、 技 術 開 発 と 発 生 源 対 策 に 努 め 、 省 資 源 ・省 エ ネ ル ギ ー 、環 境 負 荷 と な る 物 質 の 使 用 と 排 出 の 最 少 化 に 努 め ま す 。4 . 当 社 の 恵 ま れ た 地 域 環 境 を ふ ま え 地 域 住 民 と の 交 流 を 大 切 に し 、 地 域 社 会 の 一 員 と し て 自 覚 と 責 任 を も ち 、 環 境 保 全 活 動 を 積 極 的 に 進 め ま す 。5 . 環 境 方 針 を 全 従 業 員 一 人 ひ と り が 理 解 し 、 環 境 保 全 に 対 し て 自 ら の 役 割 と 責 任 を 自 覚 し 、 行 動 し ま す 。
環境教育・訓練・啓蒙 (2/2)-12-
私たちは、地元に愛される企業を目指して、地域の皆様との対話を大切にし、諸活動・行事
への参加を通し地域との交流に努めています。
地域清掃活動参加 半場川の清掃活動
氏神様の清掃活動 漁協組合懇談会
・安全衛生面・安全衛生面・安全衛生面・安全衛生面
(刈谷労働基準監督署長より表彰状を受ける)
(愛知県碧南警察署長より表彰状を受ける)
・環境面・環境面・環境面・環境面〈〈〈〈水質水質水質水質〉〉〉〉
(西三河支部漁業協同組合感謝状を受ける)
(油ヶ渕漁業協同組合より感謝状を受ける)
・・・官公庁や漁協などから活動が認められる・・・官公庁や漁協などから活動が認められる・・・官公庁や漁協などから活動が認められる・・・官公庁や漁協などから活動が認められる
交通立哨運動
地域貢献活動
-13-
油ヶ渕清掃活動参加
③監査結果
の報告
⑥監査総括
の報告
全社を対象に環境マネジメントシステムが規格要求事項に適合しているか、そしてPDCA
(Plan→Do→Check→Action)がきちんと回って維持・向上がはかられているかを監査しています。
環境監査
全社環境管理責任者(担当役員)
被監査部署(全部署)
年度内部監査計画は、年度内部監査計画は、年度内部監査計画は、年度内部監査計画は、TQMTQMTQMTQM・・・・ISOISOISOISO推進部署が作成し推進部署が作成し推進部署が作成し推進部署が作成し
全社に展開します。監査は資格教育で認定された全社に展開します。監査は資格教育で認定された全社に展開します。監査は資格教育で認定された全社に展開します。監査は資格教育で認定された
監査員監査員監査員監査員(2012.4(2012.4(2012.4(2012.4月現在月現在月現在月現在106106106106名名名名))))のうち第三者的立場ののうち第三者的立場ののうち第三者的立場ののうち第三者的立場の
監査員を選び、監査チームを編成し実施します。監査員を選び、監査チームを編成し実施します。監査員を選び、監査チームを編成し実施します。監査員を選び、監査チームを編成し実施します。
①監査委任
⑤是正フォロー ②監査の実施
内部監査
外部審査(2011年度)
④是正指示
内部監査のしくみ
-14-
◆◆◆◆マネジメントレビューマネジメントレビューマネジメントレビューマネジメントレビュー((((取締役社長取締役社長取締役社長取締役社長))))
◆内部環境監査チーム
統轄:TQM・ISO担当役員
事務局:TQM・ISO推進部署
監査チーム:内部監査員の中
からチーム編成
当社では、環境保全活動の目的で支出した費用とそれに伴う効果を集計し解析することで、
環境保全への取り組みの効率化とその改善に努めています。
今後とも「環境省発行のガイドライン」に準拠した環境会計システムの構築をはかり、環境
コストと効果の明確化に努めます。
環境会計
0.1
0.6
0.3
0.5 0.5
0.10.1
0.8
0.5
0.2
0.1
0.2
0.1
0.2
0.6
0.1
0.1
0.8
0.3
0.1
0.1
1.51.51.51.5 1.21.21.21.2 0.60.60.60.61.41.41.41.4 1.01.01.01.0
0.30.30.30.3 0.40.40.40.40000
1111
2222
2005
2005
2005
2005
2007
2007
2007
2007
2009
2009
2009
2009
2011
2011
2011
2011
億円INPUT
1.6 1.4 1.4 1.5 1.4 1.3 1.55.3 2.1 1.4 2.3 1.5 0.6 13.53.53.53.5
2.82.82.82.8
3.83.83.83.8
2.92.92.92.9
1.91.91.91.9
2.52.52.52.5
6.96.96.96.9
0000
5555
2005
2005
2005
2005
2007
2007
2007
2007
2009
2009
2009
2009
2011
2011
2011
2011
億円1.大型設備投資1.大型設備投資1.大型設備投資1.大型設備投資
◆近接塗装用試作機(2008年度)
◆塗装実験装置(2008年度)
◆第5ラインクリーン化(2008年度)
◆港南塗装Gラインの新設(2009年度)
及び設備改善の実施(2010年度)
◆デビジョンPT高塗着化(2009年度)
◆エコ電着への切替及び自動膜厚
変動装置の導入(2010年度)
◆400tプレス防音対策(2010年度)
◆港南塗装ライン冷凍機更新(2011年度)
◆800tプレス防音対策(2011年度)
◆塗装Fラインベルガン導入(2011年度)
2.生産効率の追求・生産ロス改善2.生産効率の追求・生産ロス改善2.生産効率の追求・生産ロス改善2.生産効率の追求・生産ロス改善
◆インバーター制御設備の拡大
(2000年度~)
◆品質向上による廃棄物の低減
(2000年度~)
3.緑化、その他3.緑化、その他3.緑化、その他3.緑化、その他
OUTPUT
経費・労務費実績設備投資実績 省エネルギー実績経費・労務費実績材料・廃却物実績
累積効果金額
-15-
取り組み項目取り組み項目取り組み項目取り組み項目 取り組み方針と主な方策取り組み方針と主な方策取り組み方針と主な方策取り組み方針と主な方策 評価指標と目標・結果評価指標と目標・結果評価指標と目標・結果評価指標と目標・結果 関連ページ関連ページ関連ページ関連ページ
11年度年度年度年度の評価の評価の評価の評価廃棄物低減廃棄物低減廃棄物低減廃棄物低減
と省資源と省資源と省資源と省資源
(1)生産ロスの改善による廃棄物低減(1)生産ロスの改善による廃棄物低減(1)生産ロスの改善による廃棄物低減(1)生産ロスの改善による廃棄物低減
・不良低減・不良低減・不良低減・不良低減 ・ミガキ修正による廃却品の低減・ミガキ修正による廃却品の低減・ミガキ修正による廃却品の低減・ミガキ修正による廃却品の低減
・塗着効率向上による廃塗料の低減・塗着効率向上による廃塗料の低減・塗着効率向上による廃塗料の低減・塗着効率向上による廃塗料の低減
(2)乾燥化による廃棄物の低減(2)乾燥化による廃棄物の低減(2)乾燥化による廃棄物の低減(2)乾燥化による廃棄物の低減
・排水汚泥の強制乾燥・排水汚泥の強制乾燥・排水汚泥の強制乾燥・排水汚泥の強制乾燥 ・塗料カスの天日干し・塗料カスの天日干し・塗料カスの天日干し・塗料カスの天日干し
(3)地道な日常活動(3)地道な日常活動(3)地道な日常活動(3)地道な日常活動
・軍手・綿手袋の再利用・軍手・綿手袋の再利用・軍手・綿手袋の再利用・軍手・綿手袋の再利用 ・紙使用量の低減・紙使用量の低減・紙使用量の低減・紙使用量の低減
排出物の分別の徹底と確認・指導排出物の分別の徹底と確認・指導排出物の分別の徹底と確認・指導排出物の分別の徹底と確認・指導
2011年度の結果(2/3)
排出物量排出物量排出物量排出物量11.811.811.811.8 17.41315.123.623.623.623.621.821.821.821.8 13.913.913.913.917.417.417.417.4 32832832832837037037037039039039039055255255255266466466466400001010101020202020
3030303040404040’07’07’07’07 '08'08'08'08 '09'09'09'09 '10'10'10'10 '11'11'11'11 '12'12'12'12 '15'15'15'15
kg/百万円kg/百万円kg/百万円kg/百万円0000500500500500100010001000100015001500150015002000200020002000tttt目標目標目標目標実績実績実績実績総量総量総量総量
‘15年度までに’07年度比19.2%減
-17-
地球温暖化地球温暖化地球温暖化地球温暖化
防止防止防止防止
・省エネ活動・省エネ活動・省エネ活動・省エネ活動
エネルギーロスの徹底排除エネルギーロスの徹底排除エネルギーロスの徹底排除エネルギーロスの徹底排除
(1)品質ロス・生産ロスの改善による設備稼働時間の低減(1)品質ロス・生産ロスの改善による設備稼働時間の低減(1)品質ロス・生産ロスの改善による設備稼働時間の低減(1)品質ロス・生産ロスの改善による設備稼働時間の低減
・不良低減・不良低減・不良低減・不良低減 ・生産性向上による稼働時間低減・生産性向上による稼働時間低減・生産性向上による稼働時間低減・生産性向上による稼働時間低減
(2)設備改善によるエネルギー効率の向上(2)設備改善によるエネルギー効率の向上(2)設備改善によるエネルギー効率の向上(2)設備改善によるエネルギー効率の向上
・インバータ化の拡大・インバータ化の拡大・インバータ化の拡大・インバータ化の拡大 ・モーターの間欠運転化・モーターの間欠運転化・モーターの間欠運転化・モーターの間欠運転化
・コンプレッサーのブロア化・コンプレッサーのブロア化・コンプレッサーのブロア化・コンプレッサーのブロア化
(3)啓蒙活動の推進(3)啓蒙活動の推進(3)啓蒙活動の推進(3)啓蒙活動の推進
CO2排出量CO2排出量CO2排出量CO2排出量 0.42 0.420.440.420.420.420.420.450.450.450.450.540.540.540.54 0.520.520.520.52 0.420.420.420.42 11.611.611.611.611.211.211.211.211.611.611.611.612.212.212.212.216.516.516.516.50000
0.30.30.30.3
0.60.60.60.6
'07'07'07'07 '08'08'08'08 '09'09'09'09 '10'10'10'10 '11'11'11'11 '12'12'12'12 '15'15'15'15(t/1百万円)(t/1百万円)(t/1百万円)(t/1百万円)
0000101010102020202030303030(千t-C)(千t-C)(千t-C)(千t-C)目標目標目標目標実績実績実績実績総量総量総量総量
‘15年度までに’07年度比22%減
11年度年度年度年度の評価の評価の評価の評価
取り組み項目取り組み項目取り組み項目取り組み項目 取り組み方針と主な方策取り組み方針と主な方策取り組み方針と主な方策取り組み方針と主な方策 評価指標と目標・結果評価指標と目標・結果評価指標と目標・結果評価指標と目標・結果 詳細ページ詳細ページ詳細ページ詳細ページ
環境負荷物質環境負荷物質環境負荷物質環境負荷物質
の低減の低減の低減の低減
PRTR物質排出量低減の推進物質排出量低減の推進物質排出量低減の推進物質排出量低減の推進
(1)品質ロス・生産ロスの改善による塗料、シンナーの(1)品質ロス・生産ロスの改善による塗料、シンナーの(1)品質ロス・生産ロスの改善による塗料、シンナーの(1)品質ロス・生産ロスの改善による塗料、シンナーの
使用量の低減使用量の低減使用量の低減使用量の低減
((((2)廃塗料・シンナーの回収の徹底)廃塗料・シンナーの回収の徹底)廃塗料・シンナーの回収の徹底)廃塗料・シンナーの回収の徹底
PRTR物質排出量PRTR物質排出量PRTR物質排出量PRTR物質排出量2.52.52.52.5
1.91.91.91.9
0.80.80.80.8
1.4
1
1.5
1.21.21.21.2
1.41.41.41.4
2222222231313131
37373737
45454545
75757575
0000
0.50.50.50.5
1111
1.51.51.51.5
2222
2.52.52.52.5
3333
’07’07’07’07 '08'08'08'08 '09'09'09'09 ’10’10’10’10 ’11’11’11’11 ’12’12’12’12 ’15’15’15’15
(kg/百万)(kg/百万)(kg/百万)(kg/百万)0000
50505050
100100100100
150150150150
目標目標目標目標実績実績実績実績総量総量総量総量
2011年度の結果(3/3)
VOC物質排出量低減の推進物質排出量低減の推進物質排出量低減の推進物質排出量低減の推進 VOC排出量VOC排出量VOC排出量VOC排出量5.5 5.52.22.42.42.42.49.59.59.59.59.29.29.29.2 5.55.55.55.5 2.22.22.22.2281281281281 222222222222 141141141141 63636363 62626262
0000
5555
10101010
’07’07’07’07 '08'08'08'08 '09'09'09'09 '10'10'10'10 '11'11'11'11 '12'12'12'12 '15'15'15'15(kg/1百万)(kg/1百万)(kg/1百万)(kg/1百万)
0000100100100100200200200200300300300300400400400400(千t-C)(千t-C)(千t-C)(千t-C)目標目標目標目標実績実績実績実績総量総量総量総量‘15年度まで’09年度維持
10年度10年度10年度10年度の評価の評価の評価の評価
10年度10年度10年度10年度の評価の評価の評価の評価
-18-
(1)品質ロス・生産ロスの改善による塗料、シンナーの(1)品質ロス・生産ロスの改善による塗料、シンナーの(1)品質ロス・生産ロスの改善による塗料、シンナーの(1)品質ロス・生産ロスの改善による塗料、シンナーの
使用量の低減使用量の低減使用量の低減使用量の低減
((((2)廃塗料・シンナーの回収の徹底)廃塗料・シンナーの回収の徹底)廃塗料・シンナーの回収の徹底)廃塗料・シンナーの回収の徹底
‘15年度まで’09年度維持
-21-
水質
項目
基準値 社内基準
測定値
最大 平均
pH ― 6.0~8.0 7.7 7.2
BOD(mg/L) ― <7 3.2 1.4
COD (mg/L) ― <7 5.1 2.1
SS (mg/L) ― <5 5 1
油分(mg/L) ― <1 0 0
窒素(mg/L) ― <10 1.0 0.9
リン(mg/L) ― <1 0.02 0.01
水質
項目
基準値 社内基準
測定値
最大 平均
pH 5.8~8.6 6.0~8.0 7.2 6.7
BOD(mg/L) <10 <7 2.4 1.2
COD (mg/L) <10 <7 3.3 2.6
SS (mg/L) <10 <5 1 0
油分(mg/L) <2 <1 0 0
窒素(mg/L) <30 <10 9.5 6.2
リン(mg/L) <3 <1 0.01 0
水質
項目
基準値 社内基準
測定値
最大 平均
pH 5.8~8.6 6.0~8.0 7.3 7.2
BOD(mg/L) <15 <7 1.4 0.8
COD (mg/L) <15 <7 6.1 3.0
SS (mg/L) <20 <5 2 0
油分(mg/L) <2 <1 0 0
窒素(mg/L) <60 <10 6.9 1.5
リン(mg/L) <8 <1 0.02 0.02
pH:水素イオン濃度、 BOD:生物化学的酸素要求量COD:化学的酸素要求量、 SS:懸濁物質濃度油分:ノルマルヘキサン抽出物、 窒素:全窒素、 リン:全リン
環境データ(2010年)本社・港南工場 衣浦工場
和泉工場
大気
設備名 項目 基準値 社内基準 測定値
汚泥
乾燥炉
SOx(K値) <1.4 <0.7 0.33
NOx <110 <100 9.2
ばいじん <0.05 <0.05 0.048
大気
設備名 項目 基準値 社内基準 測定値
第5ライン VOC濃度 700 700 52
環境データ(2010年)
本社・港南工場
衣浦工場