Auto CAD 2011 マニュアル(レイアウトから出力まで)
■目次
レイアウト p1
テキスト設定 p2
・テキストスタイルの設定
・「マルチテキスト」ツール
・寸法スタイルの設定
・「引き出し線」ツール
出力 p5
・プロッター:HP Designjet T1100_ps
・プリンター:
・PDF で出力する
□レイアウト
1)図面を作成する
2)出力サイズの枠を作成し(*注1)、その中に作成図面・
画像等をレイアウトする。
*注 1
CAD 上では縮尺 1:1 で作図する。その為出力サイズの枠を作成
する場合は、実際の出力サイズ(印刷する紙の大きさ)よりも
図面の縮尺分大きくしなければならない。
例えば、A2 サイズの紙(594mm×420mm)に印刷する場合、
縮尺 1:100 で印刷したい場合には CAD 上では枠の大きさを
59400mm×42000mm に設定する。
*注 2
出力しないオブジェクト(線等)は非表示にしておく。
もしくは印刷する図面だけを新規ファイルにコピー&ペース
トする等、印刷の際に余計な線が写らないように気をつける。
*注 3
画層プロパティ管理で線の太さを設定することで、太線・細線
を表現することが容易になる。
3)画像を挿入する。
「 挿 入 」 メ ニ ュ ー か ら 「 ア タ ッ チ 」 を 選 択 す る 。
4)挿入するデータを選択し、「開く」ボタンを押す。
5)「イメージをアタッチ」ウィンドウで挿入する画像の設定
を行う。設置を終えたら「OK」ボタンを押す。
6)挿入したい場所の一点を指定し、大きさを合わせる。大き
さは挿入した後で変更することが出来る。
□テキスト設定
◇テキストスタイルの設定
1)「注釈」メニューの「文字」の領域の矢印をクリックする。
「文字スタイル管理」が表示される。
2)文字スタイルを設定し、「適用」ボタンを押す。
3)「閉じる」ボタンを押して文字スタイルの設定が完了する。
*文字スタイルの設定を変更すると、その文字スタイルの設定
で書かれた文字が全て一括で変更される。
1
2
◇「マルチテキスト」ツール
1)「注釈」メニューから「マルチテキスト」ツールを選択す
る。
2)文字を配置したい場所の対角線上の2点をクリックする。
文字の向き・サイズは文字を配置した後で変更することが出来
る。
*変更の仕方
向き:打ち込んだ文字をクリック→右クリック→回転
3)下図が表示される。
図 a(テキストエディタ)の設定をし、にテキストを打ち込み、
クリックで完成。
*図bのルーラーを左右に動かすことでテキストウィンドウ
の長さを調節することが出来る。
*テキストの設定を変更する場合は、テキストをダブルクリッ
クすると、図 a,b が表示される。
図 a(テキストエディタ)
図b(テキストウィンドウ)
◇寸法スタイルの設定
1)「注釈」メニューの「寸法記入」の領域の矢印をクリック
する。
「寸法スタイル管理」が表示される。
2)任意の寸法スタイルを選択し、「新規作成」ボタンを押す。
3)新しいスタイル名を記入し「続ける」ボタンを押す。
a
b
4)「寸法線」の設定をする。
4)「シンボルと矢印」の設定をする。
5)最後に「寸法値」の設定をし、最後に「OK」ボタンを押
す。
6)「閉じる」ボタンを押して「寸法スタイル」の設定が完了
する。
*文字スタイルの設定を変更すると、その文字スタイルの設定
で書かれた文字が全て一括で変更される。
◇「引出線」ツール
1)「注釈」メニューの「マルチ引出線」を選択する。
2)
①引出線を配置する場所(矢印の頭の位置)をクリックし、
②テキストが始まる位置(矢印の終了する位置)をクリックす
る。
③クリックするとツールバーにテキストエディタが現れるの
で、テキストを打ち込み(図c参照)、ルーラーの外でクリッ
クする。
図c
1
2
3
3)引出線の設定を変更したい場合は引出線をダブルクリック
する。プロパティが現れ、そこで設定を変更することが出来る。
■出力
◇プロッタ:HP Designjet T1100_ps の場合
(A2 サイズ以上の大きさに印刷する場合)
1)メニューバーより印刷を選択
2)プリンタを「HP Designjet T1100_ps 」に設定する。
3)用紙サイズは出力サイズより一回り大きいサイズを選択す
る。(例えば出力サイズが A2 サイズの場合は A1 サイズの用紙
を使用する)
*ぴったりの大きさだと、印刷する図面が切れてしまうことが
ある。
4)印刷領域を設定する。
①まず「印刷対象」を「窓」にする。
②次に出力サイズの枠(■レイアウトの手順1で作成した枠)
の対角線上の2点を選択する。
③「印刷の中心」にチェックを入れる。
5)「印刷尺度」では「用紙にフィット」のチェックを外して、
図面の縮尺を設定する。
*「用紙にフィット」のチェックが入っていると、縮尺の設定
が出来ない。
6)ウィンドウの右下の矢印をクリックしオプションを表示さ
せる。
7)「処理品質」を「最高品質」に設定する。
1
2
8)「印刷オプション」で「線の太さを印刷に反映」にチェッ
クを入れる。この設定によって、画層プロパティ管理で設定し
た線の太さがきちんと印刷される。
※注 印刷スタイルテーブルで線に関する詳細を設定可能。
9)図面の方向を横に設定する。
10)以上の設定を終えたら、「OK」ボタンを押す。
11)プロッタの置かれた廊下へ行き、プロッタのコントロー
ル画面に従って用紙をセットする。(印刷の向きを「横」に設
定したので、プリンタに対して用紙を縦長にセットする。)
※注
セットする紙は、丸まった状態(丸みを帯びた)・しわがある
状態で絶対に入れない。→紙詰まりの原因になる。
プロッターは紙が詰まった場合、業者の方しか取り除けない為、
紙詰まりには十分気をつけること。
湿度の高い日ほど詰まりやすい。
12)学生証を用いて印刷する
13)印刷が終了したら、出力サイズの枠(□レイアウトの手
順1で作成した枠)に沿って切り、完成。
◇プリンタ:DocuPrint C3540 の場合
(A4サイズ以下の大きさに印刷する場合)
1)メニューバーより印刷を選択
2)プリンタを「FX DocuPrint C3540_PS 」に設定する。
3)用紙サイズは出力サイズより一回り大きいサイズを選択す
る。(この場合は出力サイズが A4 サイズの場合は A3 サイズの
用紙を使用する)
4)印刷領域を設定する。
①まず「印刷対象」を「窓」にする。
②次に出力サイズの枠(■レイアウトの手順1で作成した枠)
の対角線上の2点を選択する。
③「印刷の中心」にチェックを入れる。
5)「印刷尺度」では「用紙にフィット」のチェックを外して、
図面の縮尺を設定する。
*「用紙にフィット」のチェックが入っていると、縮尺の設定
が出来ない。
6)ウィンドウの右下の矢印をクリックし、オプションを表示
させる。
7)「処理品質」を「最高品質」に設定する・
1
2
8)「印刷オプション」で「線の太さを印刷に反映」にチェッ
クを入れる。この設定によって、画層プロパティ管理で設定し
た線の太さがきちんと印刷される。
※注 印刷スタイルテーブルで線に関する詳細を設定可能。
9)図面の方向を横に設定する。
10)以上の設定を終えたら、「OK」ボタンを押す。
11)学生証を用いて印刷を開始する。
12)印刷が終了したら、出力サイズの枠(■レイアウトの手
順1で作成した枠)に沿って切り、完成。
◇PDF の場合
1)メニューバーより印刷を選択
2)プリンタを「GostScript_PDF 」に設定する。
3)用紙サイズは出力サイズに設定する。
4)印刷領域を設定する。①まず「印刷対象」を「窓」にする。
②次に出力サイズの枠(■レイアウトの手順1で作成した枠)
の対角線上の2点を選択する。
③「印刷の中心」にチェックを入れる。
5)「印刷尺度」では「用紙にフィット」のチェックを外して、
図面の縮尺を設定する。
*「用紙にフィット」のチェックが入っていると、縮尺の設定
が出来ない。
6)ウィンドウの右下の矢印をクリックしオプションを表示さ
せる。
7)「処理品質」を「最高品質」に設定する。
1
2
8)「印刷オプション」で「線の太さを印刷に反映」にチェッ
クを入れる。この設定によって、画層プロパティ管理で設定し
た線の太さがきちんと印刷される。
※注 印刷スタイルテーブルで線に関する詳細を設定可能。
9)図面の方向を横に設定する。
10)以上の設定を終えたら、「OK」ボタンを押す。
「名前を付けて保存」ウィンドウが現れる。
11)PDF ファイルの保存先を設定し、ファイル名を記入する。
最後に「保存」ボタンを押して、完成。
*ファイル名にスペースを入れないこと。
12)もし作成したpdfデータのアイコンが下図のような表
示になってしまったら、アイコンの上で右クリックし「名前の
変更」で名称の後に「.pdf」と打ち込む。するとアイコンの表
示が Adobe PDF になる。
AutoCAD のその他の操作は以下のヘルプを参照のこと。
http://docs.autodesk.com/ACD/2011/JPN/landing.html
(AutoCAD2011 ヘルプ)