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使い方ガイド(ColorNavigator•NX•アップグレード編)
カラーマネージメントソフトウェア
Version•7.0
2 本書について
本書について本書では、ColorNavigator•7をColorNavigator•NXからアップグレードしてお使いになる方を対象に、ColorNavigator•7の特長や基本的な使用方法を記載しています。ColorNavigator 7をはじめてお使いになる方やColorNavigator 6からアップグレードしてお使いになる場合は、下記のドキュメントをお読みください。
ColorNavigator•7•をはじめてお使いになる場合:ColorNavigator•7•使い方ガイド(はじめて編)
ColorNavigator•6からアップグレードしてお使いになる場合:ColorNavigator•使い方ガイド(ColorNavigator•6アップグレード編)
ColorNavigator•7のインストール方法ColorNavigator 7のインストール方法および起動方法は、「ColorNavigator 7インストールガイド」をお読みください。
目次本書について•............................................................ 2
目次•........................................................................... 3
第•1•章• ColorNavigator•7について•........................ 4
特長•...............................................................................4
● Standard Mode / Advanced Mode / Sync Signal Mode ..........................................................5
メインウィンドウについて•..........................................6
第•2•章• キャリブレーション手順•........................... 9
第•3•章• 手動で調整する•........................................ 16
Standard•Mode•/•Sync•Signal•Modeの調整目標を手動調整する•...............................................................16
Advanced•Modeの調整目標を手動調整する•.............18
第•4•章• 調整目標を編集する•................................. 23
調整目標を新規に作成する•........................................23
● 調整目標編集画面 ......................................................25
調整目標の内容を変更する•........................................28
● 調整目標編集画面を表示する ...............................28 ● 調整目標の設定内容を変更する ...........................30
調整目標をカラーモードに設定する•..........................31
第•5•章• 機種別の制約事項•.................................... 32
第•6•章• こんなときは•............................................ 33
3目次
4 第 1 章 ColorNavigator 7 について
第•1•章• ColorNavigator•7についてColorNavigator 7は、優れた色表示性能を備えた当社カラーマネージメントモニター「ColorEdge」シリーズの専用ソフトウェアです。ColorEdgeとColorNavigator 7を組み合わせることで、モニターのキャリブレーションや、調整目標の作成・編集、複数台のモニター管理を手間なく正確に実施できます。
特長 • モニターのカラーモードと連動し、カラーモードごとに調整目標を設定可能
ColorNavigator NXではカラーモードに対して調整目標は固定され、1つのものとして考えますが、ColorNavigator 7では、カラーモードと調整目標は独立したものとして考えます。そのため、カラーモードに調整目標を自由に選択することができます。
• 3種類の調整目標を準備 ご使用の用途に最適な表示状態にキャリブレーションするために、調整目標には「Standard Mode」、「Advanced Mode」、「Sync Signal Mode」の3種類のタイプを準備しています。ColorNavigator NXでは調整内容や手動調整の内容はカラーモードのタイプを切り替えることで変更していましたが、ColorNavigator 7では調整目標を選択することでタイプも同時に設定可能です。調整目標のタイプの詳細は「Standard Mode / Advanced Mode / Sync Signal Mode」(P.5)を参照してください。
• 手動調整による表示の微調整が可能 キャリブレーション後に、表示状態をもう少し調整したい場合に手動で表示状態を変更することができます。詳細は「第 3 章 手動で調整する」(P.16)を参照してください。
• シンプルなUI 初期設定では基本的な機能のみが画面に表示されています。資産情報管理機能やColorNavigator Network接続機能などの高度な機能については、拡張機能から選択して、画面に表示させます。
5第 1 章 ColorNavigator 7 について
•● Standard•Mode•/•Advanced•Mode•/•Sync•Signal•Mode調整目標には「Standard Mode」(STD)、「Advanced Mode」(ADV)、「Sync Signal Mode」(SYNC)の3種類のタイプがあります。ColorNavigator NXからColorNavigator 7にアップグレードする際に選択されているカラーモードのタイプが、そのまま調整目標のタイプとなって調整目標に保存されます。調整目標のタイプは目標編集画面から変更することができます。参考
• ColorNavigator NXでカラーモードタイプに「Calibration Mode」を選択していた場合は、ColorNavigator 7では「Advanced Mode」と表示されます。
それぞれのタイプの詳細は次のとおりです。
Standard•Mode Sync•Signal•Mode Advanced•Mode特長 短時間でのキャリブレーションが可能です。
モニターの色特性を測定し、どれか1つStandard Mode / Sync Signal Modeの調整目標をキャリブレーションすることで、すべての Standard Mode / Sync Signal Modeの調整目標のキャリブレーションが完了します。
様々なガンマ調整オプションを利用した高度なキャリブレーションが可能です。また、6色調整で個別の色ごとの微調整が可能です。Advanced Modeの調整目標は、調整目標ごとにキャリブレーションする必要があります。キャリブレーション後のモニターの状態を測定し、調整目標との差異を検証目標に基づいた検証が可能です。
主な用途 映像制作、Webコンテンツ作成、 写真印刷、デジタル写真の確認
商業印刷など、高い精度が要求される業務用途
キャリブレーションでの調整項目
輝度、白色点、色域、ガンマ (EOTF)
白色点 輝度、白色点、黒レベル、色域、ガンマ (EOTF)(グレイバランス、LUTを含む)
手動調整で調整可能な項目
輝度、白色点 白色点 輝度、白色点、6色、黒レベル※1、ガンマ (EOTF)※1、明度※2
※1 ガンマ(EOTF)の調整方法が「固定ガンマ」の場合のみ、調整することができます。※2 明度を調整できるモニターの場合のみ、調整可能です。
参考
• Sync Signal Modeは次の機種でのみ対応しています。 - ColorEdge PROMINENCE CG3146
お使いの機種によっては制限があります。詳細は「第 5 章 機種別の制約事項」(P.32)を参照してください。
6 第 1 章 ColorNavigator 7 について
メインウィンドウについてColorNavigator 7を起動すると最初にメインウィンドウが表示されます。ColorNavigator 7の各機能は、メインウィンドウから選択します。本書で説明のない機能については、ColorNavigator 7のヘルプを参照してください。
ツール 環境設定
2•目標コンボボックス
4•ヘルプアイコン 5•お気に入りアイコン
1•カラーモードリスト 3「キャリブレーション」ボタン 操作メニュー 調整目標詳細エリア
モニター設定
メインウィンドウの主な機能構成は次のとおりです。
7第 1 章 ColorNavigator 7 について
1.カラーモードリスト使用中のモニターに設定されているカラーモードが表示されます。お使いのモニターによって表示されるカラーモードの数や名称は異なります。
カラーモードカラーモードでは次の情報を確認できます。
状態表示 カラーモード名 設定中の調整目標のタイプ 調整目標
状態表示カラーモードの左端には、現在の状態に応じた色の帯が表示されます。
表示例 有効/無効 キャリブレーション 管理方法 経過時間有効 実施済 定期キャリブレーション 設定時間内
有効 実施済 定期キャリブレーション 設定時間を超過
有効 未実施 - -
有効 実施済 なし -
無効 - - -
カラーモード名モニターに設定されているカラーモードの名称が表示されます。
調整目標のタイプカラーモードに設定されている調整目標のタイプが表示されます。調整目標のタイプの詳細は「Standard Mode / Advanced Mode / Sync Signal Mode」(P.5)を参照してください。
表示例 説明Standard Modeの調整目標が選択されています。
Advanced Modeの調整目標が選択されています。
Sync Signal Modeの調整目標が選択されています。
参考
• Sync Signal Modeは次の機種でのみ対応しています。 - ColorEdge PROMINENCE CG3146
8 第 1 章 ColorNavigator 7 について
オプション
カラーモードを右クリックすると、次の項目が表示されます。
項目 機能の概要名前の変更※1 カラーモードの名前を変更します。有効または無効 カラーモードの有効 / 無効を切り替えます。目標の編集 カラーモードに設定されている調整目標の設定値を編集します。エミュレーション ICCプロファイル /
測定結果ICCプロファイルを利用してエミュレーションを実行します。
LogViewLUT Log View LUTエミュレーションを実行します。解除 エミュレーションを解除します。
※1 調整目標によりカラーモード名が変更されている場合、表示されません。※2 拡張機能です。環境設定で機能を有効にすると表示することができます。
設定方法の詳細はColorNavigator 7のヘルプを参照してください。
2.目標コンボボックス選択したカラーモードに割り当てる調整目標を選択します。ColorNavigator NXでカラーモードに固定されていた調整目標は、リストにカラーモード名で表示されます。
注意点
• お使いのモニターやカラーモードによっては、選択できる調整目標のタイプに制約がある場合があります。詳細は、「第 5 章 機種別の制約事項」(P.32)を参照してください。
3.「キャリブレーション」ボタンキャリブレーションを開始します。
4.ヘルプアイコン別ウィンドウでヘルプが表示されます。ヘルプで各機能の説明や操作手順を確認しながら、ColorNavigator 7を操作できます。
5.お気に入りアイコン選択中の目標をお気に入りに登録します。アイコンをクリックすることで、お気に入りの設定 / 解除を切り替えることができます。
状態 説明お気に入りに登録されている状態です。目標値を編集できません。
お気に入りに登録されていない状態です。目標値を編集することができます。
9第 2 章 キャリブレーション手順
第•2•章• キャリブレーション手順モニターのカラーモードを用途に応じて調整(キャリブレーション)します。注意点
• 事前にコンピュータとモニターがUSBで接続されていることを確認してください。接続方法についてはモニターのセットアップガイドを参照してください。
• 外付けの測定器を使用する場合は、測定器がコンピュータ本体またはモニターのUSBダウンストリームポートに接続されていることを確認してください。
1.カラーモードリストでキャリブレーションをおこなうカラーモードを選択します
モニターのカラーモードが切り替わります。
10 第 2 章 キャリブレーション手順
2.調整目標を選択します参考
• ColorNavigator NXからアップグレードすると、初期設定ではColorNavigator NXでカラーモードに固定されていた調整目標がそれぞれのカラーモードに設定されます。ColorNaivigator NXと同じ設定状態で使用する場合は、調整目標を変更する必要はありません。
調整目標詳細エリアに選択した調整目標の目標値が表示されます。
11第 2 章 キャリブレーション手順
3.「キャリブレーション」ボタンをクリックします
測定器選択画面が表示されます。
12 第 2 章 キャリブレーション手順
4.測定器を選択し、 •をクリックします使用する測定器に応じて、操作方法が表示されます。初期化が必要な場合は測定器を初期化します。測定器の初期化は数秒で完了します。キャリブレーションを中止する場合は、ウィンドウの閉じるボタンで画面を閉じてください。
注意点
• 測定器の初期化は、測定器のセンサー部に光が入らないように注意してください。初期化中にセンサー部に光が入ると、正しい結果を得ることはできません。
• 次に示す測定器を使用する場合は「自動検出した測定器のみ表示する」のチェックをオフにしてください。 - basICColor DISCUS - コニカミノルタ CS-200、CA-210、CA-310、CA-410、CS-2000、CS-2000A - Photo Research PR-655、PR-680 - Klein K-10、K-10A - Colorimetry Research CR-100、CR-250、CR-300 - JETI specbos 1211、spectraval 1501 - TOPCON SR-3、SR-UL1R - DK Technologies PM-5639/94
• 測定器が次の場合は、測定器独自の補正機能が使用できます。 その場合、「測定器の補正機能」が表示されますので、プルダウンメニューから使用する補正テーブルを選択してください。なお、ColorNavigator 7の測定値補正は無効になります。 - コニカミノルタ CS-200、CA-210、CA-310、CA-410 - Klein K-10、K-10A - Colorimetry Research CR-100
13第 2 章 キャリブレーション手順
5.外付けの測定器測定器を使用する場合、測定ウィンドウに測定器を設置します計測器により設置方法が異なります。詳細は測定器の取扱説明書を参照してください。注意点
• モニターおよびOSの設定によって、測定ウィンドウが画面の中央に表示されない場合があります。その場合は、測定ウィンドウに関係なく、測定器をモニターの中央付近に取り付けてください。
モニターに接触させて使用する測定器の場合モニターのパネル面をやや上向きに向け、測定器を測定ウィンドウに取り付けます。
ColorEdge•PROMINENCE•CG3145•/•CG3146をキャリブレーションする場合測定器を三脚などに取り付け、パネル面から5 cm ~ 20 cm程度離して設置してください。注意点
• パネルに接触させて測定すると熱がこもり、正確な測定ができません。
14 第 2 章 キャリブレーション手順
6.「実行」ボタンをクリックします
測定パターンが表示され、キャリブレーションが自動的におこなわれます。注意点
• 内蔵キャリブレーションセンサーを使用している場合は、受光部に入る環境光が測定結果に影響する場合があります。測定する前に次の点を確認してください。 - カーテンなどで窓をふさぎ、自然光が部屋に入らないようにしてください。 - 測定中は部屋の照明を変化させないようにしてください。 - 遮光フードの装着をお勧めします。
• 表示される測定器の形状は、使用する測定器の種類によって異なります。参考
• 内蔵コレクションセンサー搭載機種で調整目標がAdvanced Modeの場合は、測定器で調整した後に内蔵コレクションセンサーで白色点を測定します。測定結果は、SelfCorrectionを実行する際に参照されます。
キャリブレーション中、画面の右下に進行状況が表示されます。キャリブレーションが完了すると、キャリブレーション完了画面が表示されます。
15第 2 章 キャリブレーション手順
7.「完了」ボタンをクリックして調整を終了します
注意点
• 調整に失敗した場合には、エラーメッセージが表示されます。ウィンドウの指示に従ってモニター調整をやり直してください。次の可能性があります。 - 測定器がモニターにしっかりと装着されていなかった - 初期化の時にセンサー部に光が入った参考
• 調整目標がAdvanced Modeの場合、キャリブレーション完了画面には調整目標値とキャリブレーション結果が表示されます。「検証を開始する」チェックボックスをオンにして「完了」をクリックすると、モニター検証(現在の状態と調整目標との差異を検証目標に基づいて検証)を開始します。
16 第 3 章 手動で調整する
第•3•章• 手動で調整するキャリブレーション後の状態から、目視で表示状態を調整することができます。
Standard•Mode•/•Sync•Signal•Modeの調整目標を手動調整する調整目標がStandard Modeの場合、白色点および輝度を手動で調整できます。調整目標がSync Signal Modeの場合、白色点を手動で調整できます。調整目標を編集したい場合は、「第 4 章 調整目標を編集する」(P.23)をご確認ください。
1.カラーモードを選択します
モニターのカラーモードが切り替わります。
2.操作メニューの• •をクリックし、メニューから「手動調整」を選択します
手動調整画面が表示されます。
17第 3 章 手動で調整する
3.モニター画面を見ながら各項目を調整します
項目 説明輝度 スライダーを移動し、モニターの明るさを調整します。お使いの機種によって、輝
度の単位は異なります。(cd/m2または%)白色点 ボタンと ボタンまたは白色点の中のサークル( )をマウスでドラッグし
て、白色を調整します。プレビュー チェックボックスをオンにすると、変更した状態をモニターで確認しながら作業す
ることができます。手動調整の結果から新規に目標を作成する
チェックボックスをオンにすると、手動調整で設定した状態の目標が新規に作成されます。チェックボックスをオフの状態で「OK」ボタンをクリックすると、手動調整の調整内容が現在の調整目標に上書きされます。
パターン表示 調整状態を目視で確認するためのテストパターンが全画面表示されます。リセット 手動調整を開始した時点の値に戻します。
4.「OK」ボタンをクリックします
18 第 3 章 手動で調整する
Advanced•Modeの調整目標を手動調整する白色点、輝度、黒レベル、ガンマ(EOTF)、6色(赤、緑、青、シアン、マゼンタ、黄)の色相と彩度(機種によっては明度)を手動で調整することができます。調整後、測定器で調整状態の測定をおこないます。注意点
• 事前にキャリブレーションをおこなう必要があります。
1.カラーモードを選択します
モニターのカラーモードが切り替わります。
2.操作メニューの• •をクリックし、メニューから「手動調整」を選択します
手動調整画面が表示されます。
19第 3 章 手動で調整する
3.モニター画面を見ながら各項目を調整します注意点
• 手動調整できる項目は、調整目標の設定により異なります。設定できない項目は画面上に表示されません。参考
• をクリックすると各項目の手動調整結果がリセットされます。
項目 説明輝度 モニターの明るさを調整します。スライダーまたは 、 ボタンを使って値を指
定します。お使いの機種によって、輝度の単位は異なります。(cd/m2または%)黒レベル モニターに表示される画像の暗い部分の輝度を調整します。
スライダーを使って値を指定します。参考
• 黒レベルを上げると、コントラストが低くなります。
白色点 ボタンと ボタンまたは白色点の中のサークル( )をマウスでドラッグして、白色を調整します。
ガンマ (EOTF) スライダーを使って値を指定します。6色 六角形の中の青い丸印( )をマウスでクリックまたはR / G / B / C / M / Yの文字
をクリックして色を指定し、色相、彩度、明度を示すスライダーを使って調整します。注意点
• ほとんどの場合、調整する必要はありません。
プレビュー チェックボックスをオンにすると、変更した状態をモニターで確認しながら作業することができます。
パターン表示 調整状態を目視で確認するためのテストパターンが全画面表示されます。すべてリセット すべての値を手動調整を開始した時点の値に戻します。
20 第 3 章 手動で調整する
4.調整が完了後、 •をクリックします測定器選択画面が表示されます。
5.測定器を選択し、 をクリックします
使用する測定器に応じて、操作方法が表示されます。初期化が必要な場合は測定器を初期化します。測定器の初期化は数秒で完了します。外付けの測定を使用する場合、測定ウィンドウに測定器を設置します。注意点
• モニターおよびOSの設定によって、測定ウィンドウが画面の中央に表示されない場合があります。その場合は、測定ウィンドウに関係なく、測定器をモニターの中央付近に取り付けてください。
21第 3 章 手動で調整する
6.「実行」ボタンをクリックします
測定パターンが表示され、測定が自動的におこなわれます。注意点
• 内蔵キャリブレーションセンサーを使用する場合は、受光部に入る環境光が測定結果に影響する場合があります。測定する前に次の点を確認してください。 - カーテンなどで窓をふさぎ、自然光が部屋に入らないようにしてください。 - 測定中は部屋の照明を変化させないようにしてください。 - 遮光フードの装着をおすすめします。
測定中、画面の右下に進行状況が表示されます。測定が完了すると、測定結果画面が表示されます。
22 第 3 章 手動で調整する
7.手動調整の結果から新規に調整目標を作成する場合は、「手動調整の結果から新規に目標を作成する」チェックボックスをオンにして、目標名を入力します新規に目標を作成しない場合は、現在選択中の調整目標の値に上書きされます。
注意点
• 「お気に入り」が「オン」に設定されている調整目標に対して手動調整をおこなった場合、「手動調整の結果から新規に目標を作成する」チェックボックスは必ずオンになります。
• 黒レベルの数値がマイナスとなり、測定に失敗した場合には、エラーメッセージが表示されます。次の点を確認して測定をやり直してください。 - 測定器をモニターにしっかりと装着してください。 - カーテンなどで窓をふさぎ、自然光が部屋に入らないようにしてください。 - 測定中は部屋の照明を変化させないようにしてください。
8.「完了」ボタンをクリックします
23第 4 章 調整目標を編集する
第•4•章• 調整目標を編集する
調整目標を新規に作成する参考
• 色の合わせ方に応じた調整目標を作成する場合は、拡張機能で「目標作成補助」を有効にしてください。詳細は、ColorNavigatorのヘルプを参照してください。
1.「モニター設定」メニューをクリックし、「目標の管理」を選択します
目標管理画面が表示されます。
24 第 4 章 調整目標を編集する
2.「目標の追加」をクリックし、「新規作成」を選択します
調整目標編集画面が表示されます。
25第 4 章 調整目標を編集する
3.調整目標編集画面の項目を設定し、「OK」ボタンをクリックします
•●調整目標編集画面調整目標名 カラーモード名
調整目標値カラーモードタイプ OKボタン•
調整目標名調整目標名を入力します。調整目標名を変更する場合は、テキストボックスに表示の調整目標名を編集してください。
カラーモード名調整目標を設定したカラーモードの名前を変更する場合にチェックボックスをオンにして、変更後のカラーモード名を入力します。
26 第 4 章 調整目標を編集する
カラーモードタイプ をクリックして、調整目標のタイプを選択します。調整目標のタイプの詳細は、「Standard
Mode / Advanced Mode / Sync Signal Mode」(P.5)を参照してください。注意点
• 次の機種の場合、この項目は表示されません。 CG245W、CG246、CG275W、CG276、CS230、CX240、CX270
• 調整目標がSync Signal Modeの場合、この項目は表示されません。
OKボタン調整目標を保存します。
調整目標値調整目標のタイプによって設定できる項目は異なります。詳細は、ColorNavigatorのヘルプを参照してください。
Advanced•Modeの場合
参考
• 「プリセット目標」で規格値を選択すると、「白色点」・「ガンマ」・「色域」の値が規格値の内容に設定されます。
• お使いの機種によって、表示される内容や選択できる項目が異なります。
項目 設定内容輝度 目標輝度を設定します。設定方法にスライダーと手入力のどちらかを選択し、輝度値を設
定します。また、「最大値」または「最小値」を選択すると現在のモニターの「最大輝度」または「最小輝度」を目標値に設定します。
黒レベル モニターの黒の輝度を設定します。モニターの最小輝度値に設定にするか、手入力で輝度値を設定するかを選択し、設定します。コントラストが高い場合に黒レベルを上げるとコントラストを下げることができます。
白色点 白色点を設定します。規格値、色温度、色座標から設定方法を選択し、値を設定します。ガンマ(EOTF) ガンマ値を設定します。下記から設定方法を選択し、設定してください。
• 参考にする規格値から設定 • ガンマ値をスライダーで設定 • L*ガンマ値を指定 • LUTファイルを読み込むことでガンマ値を指定
調整方法 ガンマの調整方法を次から選択します。 • 標準(中間調を調整し、低階調の調整はおこなわない) • グレイバランス重視(低階調を含む階調の調整をおこなう) • ガンマ固定(ガンマ(EOTF)で設定した状態で表示し、階調の調整はおこなわない)
色域 モニターの色再現域(色域)を設定します。モニターの色域をそのまま使用するか、規格値または手入力で値を設定するかを選択し、必要に応じて値を入力します。
オプション 「リミテッド (109% 白) に最適化」の有効 / 無効を設定します。リミテッド (109% 白) に適したキャリブレーションをおこなう場合のみチェックしてください。ガンマ (EOTF) が標準入力または手入力の場合に選択できます。
27第 4 章 調整目標を編集する
Standard•Modeの場合
項目 設定内容輝度 目標輝度を設定します。設定方法にスライダーと手入力のどちらかを選択し、輝度値を設
定します。白色点 白色点を設定します。モニターの初期設定状態とするか、規格値または色温度の値を設定
するかを選択し、必要に応じて値を入力します。ガンマ(EOTF) ガンマ値を設定します。参考にする規格値を選択するかガンマ値をスライダーまたは手入
力で設定します。色域 モニターの色再現域(色域)を設定します。モニターの色域をそのまま使用するか、また
は規格値を選択します。
Sync•Signal•Modeの場合
項目 設定内容白色点 白色点を設定します。モニターの初期設定状態とするか、規格値または色温度の値を設定
するかを選択し、必要に応じて値を入力します。
28 第 4 章 調整目標を編集する
調整目標の内容を変更する
•●調整目標編集画面を表示する調整目標編集画面は、調整目標がカラーモードに設定されている場合といない場合で表示方法が異なります。
調整目標がカラーモードに設定されている場合
1. 値を変更する調整目標が設定されているカラーモードを右クリックします
メニューが表示されます。
2. メニューから「目標の編集」を選択します調整目標編集画面が表示されます。
29第 4 章 調整目標を編集する
調整目標がカラーモードに設定されていない場合
1. 「モニター設定」の「目標の管理」を選択します
目標管理画面が表示されます。
2. 内容を変更する調整目標を右クリックします
メニューが表示されます。
30 第 4 章 調整目標を編集する
3. メニューから「目標の編集」を選択します調整目標編集画面が表示されます。
注意点
• お気に入りに設定されている調整目標の場合、「目標の編集」を選択できません。 をクリックし、お気に入りを解除してください。
•●調整目標の設定内容を変更する
1. 調整目標編集画面の次の項目を設定し、「OK」ボタンをクリックします調整目標のタイプにより設定項目は異なります。設定項目の詳細は、「調整目標編集画面」(P.25)を参照してください。
31第 4 章 調整目標を編集する
調整目標をカラーモードに設定する
1.メインウィンドウで調整目標を設定するカラーモードを選択します。
2.目標コンボボックスから調整目標を選択します。カラーモードに調整目標が設定されます。Advanced Modeの調整目標を選択した場合はキャリブレーションをおこなってください。キャリブレーション手順は「第 2 章 キャリブレーション手順」(P.9)を参照してください。
32 第 5 章 機種別の制約事項
第•5•章• 機種別の制約事項次の機種をお使いの場合、一部の機能が制限されます。
対象機種CS230、CX240、CX270CG245W、CG246、CG275W、CG276
制限事項 • カラーモードがCAL以外の場合、任意のStandard Modeの調整目標に固定されているため、調整目
標は選択できません。また、手動調整はカラーモードがCustomまたはUserの場合に可能で、調整目標値はモードにかかわらず編集可能です。
• カラーモードがCALの場合は、調整目標をリストから選択することができます。ただし、選択できる調整目標はカラーモードタイプがAdvanced Mode のもののみです。
33第 6 章 こんなときは
第•6•章• こんなときは症状 原因と対策
1.• 取扱説明書が見つからない • をクリックするとヘルプが表示されます。
2.• 取扱説明書(ヘルプ)で探したいものが見つからない
• キーワードで検索してみてください。
3.• 定期的に調整したい • 「モニター設定」メニューの「管理方針」を選択して管理方針を設定してください。
4.• 目標を編集できない • お気に入り目標( マーク)になっている場合は、目標を編集できません。
• マークをクリックし、お気に入り( マーク)を外してから目標を編集してください。
5.• カラーモード名が変更できない • カラーモード名に使用できる文字と文字数には制限があります。
• 使用できる文字は、英数字、ハイフン「-」、丸括弧「()」、アンダーバー「_」、スペース(すべて半角)です。
6.• 内蔵センサーのコレレーション方法がわからない
• 「環境設定」を開き、「拡張機能」の「内蔵センサーコレレーション」を有効にしてください。
7.• ColorNavigator•NXで利用していた機能が見つからない
• 「環境設定」ダイアログボックスを開き、「拡張機能」の中から必要な機能を有効にしてください。
8.• ColorNavigator•NXと共存できない • ソフトウェアの仕様によりColorNavigator 7とColorNavigator NXの共存はできません。どちらかのソフトウェアをお使いください。
9.• 「目標を初期値に戻しますモニターに設定されている目標の一部が不明です。不明な項目については初期値に戻します。」のメッセージが出る
• 次のような場合に、ColorNavigator 7でモニターに設定されている目標を正しく読み込めずにメッセージが表示されます。
- ColorNavigator 6やColorNavigator NXでグレイバランス調整をしている場合
- 目標ガンマにLUTを設定している場合 • 不明な調整目標項目は、各カラーモードの工場出荷値に変更
されます。 • ColorNavigator 6からColorNavigator 7に移行された調整目標
は正しく使用できます。目標を選択してキャリブレーションをしてください。
10.• 「お使いのMac用に最適化されていません。」というメッセージが表示される
• ソフトウェアの動作に問題はありません。「OK」をクリックしてそのままお使いください。
11.• 「"System•Events"を制御するアクセスを要求しています。」というメッセージが表示される。(Macのみ)
• システム起動時にソフトウェアを起動するために必要な処理です。
• ColorNavigator 7の常駐機能(ColorNavigator Agent)を有効にするために必要なので、「OK」をクリックしてください。「OK」をクリックすることでシステムに重大な影響を与えることはありません。
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UM-GUIDE-CN7-NX
6th Edition - April, 2020