公認サークルの会長の役割について2015[Web 版]学 生 部 が 所 管 し て い る 公 認 サ ー ク ル は、「 学 生 の 会 」( 約170サ ー ク ル )、「 地 方 学 生 の 会 」( 約25サ ー ク ル )、「 同好 会 」( 約260サ ー ク ル )、「 学 外NPO等 に 所 属 す るサ ー ク ル 」(4サ ー ク ル )お よ び「 学 術 院 承 認 サ ー ク ル 」( 約 110サークル)です。それぞれのサークルには会長となる専任の教職員が1名必要であり、日々のサークル活動の指導をお願いしています。サークルの指導にあたってはこの冊子を十分に活用してください。
早稲田大学 学生部
2015 年4月 WA
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「公認サークル」とは····················································································1
1.サークル会長の要件について···································································1
2.サークル会長の責任について···································································1
3.サークル会長の役割について···································································2
4.サークル活動について·············································································2
5.サークルの規則違反行為について····························································5
6.飲酒行為について····················································································8
7.違法薬物・危険ドラッグの使用防止について···········································8
参考 コンテンツ(Course·N@vi)一覧·····················································9
緊急連絡先································································································ ·10
目 次
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「公認サークル」とは
「学生の会」「地方学生の会」「同好会」「学外NPO等に所属するサークル」および「学術院承認サークル」の総称を「公認サークル」としています。これらにあてはまらない団体が「公認」という名称を使用することはできません。
1.サークル会長の要件について
公認サークル(以下、サークル)の設立要件として、指導責任を負う専任の教職員が会長をつとめることが条件となっています。サークル会長となるには次の要件を満たす必要があります。
① サークル会長は、早稲田大学の専任教員(任期の定めのない教員)または専任職員でなければならない。ただし、研究を目的とするサークルの会長は、専任教員(任期の定めのない教員)でなければならない。
② 同一人が会長となることができるのは、5つのサークルまでとする。ただし「学生の会」・「地方学生の会」および「学術院承認サークル」にあっては、それぞれ1サークルまでしか会長になることができない。
2.サークル会長の責任について
サークル会長は、学生たちが行うサークル活動の個別の内容について直接責任を負うわけではありませんが、助言者あるいは精神的協力者として側面から援助し、サークル活動に対する監督・指導責任を負うべき立場にあります。幹事長からの連絡で事故の発生や危険性を予測できる場合、それを防止するための適切な処置をとらなければならず、万一事故あるいは事件が起こった場合は、すみやかに学生部と連携を取り、問題解決のために対応を協議することになっています。
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3.サークル会長の役割について
サークル会長の要件と責任を踏まえた上で、サークルから、会長就任の依頼があった際には、幹事長やその他の学生からサークルの活動実態をご確認の上、問題がないと判断された場合、サークル会長をお引き受けください。 サークル会長を引き受けた場合、日頃から各種サークル関係書類を確認し、署名・捺印いただくことになります。サークルの幹部とは普段からできるだけコミュニケーションをとり、そのサークルが、通常いつどこで練習をしているのか、合宿はいつどこに行くのか、どのような情報をウェブサイトで公開しているのかなどの活動内容についても必ず把握してください。 また、夏季、冬季、春季、ゴールデンウィークなど長期の休暇中に、サークルが合宿に出かける場合、会長は活動予定内容に危険なものがないかを確認の上、危険な活動をしないよう指導してください。その上で、早稲田大学学生補償制度(傷害補償)の適用を受けるために、「合宿・遠征届」を出発の1週間前までに学生部学生生活課へ提出するよう指導してください。
4.サークル活動について
便宜供与
(1)学生会館 学生会館内には、サークルの部室やラウンジ、会議スペースのほか、音楽や演劇の専用練習室・ホール、ダンスや武道など軽運動の練習に適した多目的練習室など、各サークルの練習や公演の場を多数用意しています。
(2)施設貸与(共通教室、大隈講堂・小野講堂)について 学内の共同利用施設については、入場料を徴収することを禁止しています。 また、虚偽の申請および他サークルや外部団体への又貸しは認められません。 共通教室は、原則として授業期間中の限られた期間、3・10・15号館の空き教室をサークルに貸し出しています。大隈講堂および小野講堂は、文化推進部文化企画課で予約できます。
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(3)立看板、掲示物の設置・掲出ならびにビラなどの配布について 早稲田キャンパスおよび戸山キャンパスにて、立看板の設置、掲示物ならびにビラなどの配布をする際、必ず責任者またはそれに準ずる早稲田大学の学生が居合わせることとし、学外者のみが設置、掲示ならびに配布をすることは認められません。 また、諸々の注意事項に違反した場合、事前の通知なく撤去することがあります。また、違反したサークルによる立看板の設置、掲示物ならびにビラなどの配布を以後認めないことがあります。詳細は学生部学生生活課発行の
『公認サークル幹部の心得について』や「これだけは守ろう」を確認してください。
(4)課外活動補助金 原則、公認サークルを対象に、サークル活動の規模に応じて30万円を上限として、対象と認められた直接経費の半額を交付しています。
イベント
(1)サークル新歓活動 毎年、入学式前後に新歓期間を定め、早稲田キャンパス内を場所割りし、サークル、体育各部などに机・椅子を貸し出して、新入会員の募集を認めています。※ 西早稲田、所沢キャンパスはルールが異なります。ウェブサイト等で別途
確認してください。①サークル新歓期間:
2015年度は、3月30日(月)〜4月3日(金)②勧誘禁止区域:入学式当日の記念会堂前など、混雑による危険が予想さ
れる区域は、新歓活動を禁止しています。③高田馬場駅BIGBOX前およびロータリー付近では、新入会員募集を目
的とした集合を禁止しています。(2)早慶野球戦、早明ラグビー戦
毎年、学生部学生生活課から注意喚起・警告を行っておりますが、試合終了後、新宿歌舞伎町などで大声を張り上げたり、歩行者の往来を妨げるような行為が行われています。こうした迷惑行為をしないよう、会長から各サークルへ指導してください。
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(3)体育祭 例年10月下旬に実施され、フットサル、ソフトボール、バスケットボール、Tokyoハイクなど多彩な種目があり、ゼミ、サークル単位でも出場できますので奮って参加してください。
注 意
以下について、会員に注意するよう、指導してください。(1)キャンパス周辺(戸山公園・鶴巻南公園など)での迷惑行為につ
いて 戸山公園・鶴巻南公園などキャンパス周辺での練習(キャッチボール・サッカーなどの球技、大声を張り上げる練習、インラインスケートなどで通行を妨げるような練習など)、看板を作成する、花火をするなどの行為については、公園管理組合や近隣住民の方々から度々苦情が寄せられています。近隣の静穏を乱す迷惑行為は、厳に慎んでください。
(2)学生ラウンジの利用について 早稲田キャンパスには、1号館、3号館、6号館、8号館、11号館、15号館、16号館に学生ラウンジがあります。学生ラウンジは、休憩や昼食の場として多くの学生が積極的に利用しています。しかし、近年学生ラウンジを利用する学生のマナーが悪化しており、特に6号館のラウンジでは椅子の破損が続出しています。利用する際、必ず以下の禁止事項を守るよう指導してください。①飲酒、喫煙をしないこと② 弁当ガラなどのゴミや私物などの荷物を放置しないこと③ラウンジの占有をしないこと④机・椅子などの備品を乱暴に扱わないこと
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5.サークルの規則違反行為について
会長就任の依頼時には問題ないと思われたサークルであっても、違反行為を行うことがあります。次ページにサークルの違反行為の例を列挙します。 なお、ここ数年、会長とコンタクトをとることを煩わしがり、サークル提出書類の会長署名・捺印欄を偽造するケースが散見されます。 会長の承諾なく無断で会長の署名・捺印をした場合は、私文書偽造等罪に該当し、サークルの公認取消や補助金交付の停止・全額返還となる場合があります。必ず会長の自署・捺印を受けてから提出するよう指導してください。
【サークル規則違反例一覧】
違反内容 ペナルティ内容
1サークル登録書類の会長署名欄(会長による自署を要件としている)を、会長の承諾なく偽造した。
サークルの公認取消※私文書偽造等罪に該当するため
2
イベント実施報告書(課外活動補助金を申請する際の書類。領収証を添付して提出する)の会長署名欄(会長による自署を要件としている)を、会長の承諾なく偽造した。
該当年度の補助金交付の停止(既に補助金を交付したサークルについては大学口座へ全額返金させている)※私文書偽造等罪および詐欺罪に該当するため
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共通教室をベンチャー企業に又貸し、その企業が就職セミナー等を実施した。
1年間の便宜供与の停止※学外貸与の場合は通常有料。サークルを隠れ蓑にして教室を借りたこの企業に対しては、謝罪文を提出させた上、出入禁止とした。
4虚偽のイベント内容で共通教室を予約し、また実施したイベント内容も公序良俗に大いに違反するものであった。
6か月間の便宜供与停止
5
サークル内で恒常的に飲酒の強要、またはそれに準ずる習慣があった。
6か月間の便宜供与停止※実態を把握するため、場合によってはサークル所属の学生と、順次事情確認の面談を実施する。
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違反内容 ペナルティ内容
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部室内でバーベキューを行い火災報知器を作動させたり、部室や会議室内で喫煙を頻繁に行った。また、ビラを掲示板一面に貼り付け掲示ルールに著しく逸脱した。
3ヵ月間の部室使用を停止
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単独部室から曜日指定部室に変更となったにもかかわらず単独部室を許可なく使用し続けた。(2006年の事例)
単独部室への復帰は、5年連続「単独部室使用申請書」を提出した後、認められる。通常であれば2007年から申請を受け付けるが、2008年からの受付とした。あわせて、掲示物剥がしのペナルティも科す。
8
演劇公演用練習室をダミーサークルを使って予約し利用した。
利用サークルとダミーサークルが同一であることを確認した後、ダミーサークルによる予約をさせないため、ダミーサークルの便宜供与を一年間停止。利用サークルについても、予約会への参加を制限する。
9
演劇公演用練習室での公演を有料で行った(学内施設での公演はすべて無料で行う旨の誓約書を提出しているにもかかわらず有料で公演を実施)。
看板撤去または掲示物剥がし
10演劇公演用練習室を学内他サークルに又貸した。
11
学生会館内の備品を持ち出して学外で使用し、学生会館の閉館時間を無視して活動した。活動終了後、深夜まで戸山公園で大騒ぎし近隣住民に迷惑をかけた。
12ラウンジでガスコンロを使用して鍋パーティを行った。
13部室でガスコンロを使用して焼肉パーティを行った。
14部室で飲酒した。
15大隈銅像前で焚き火を行った。
16会議室、教室、ラウンジ等禁煙スペースで喫煙した。
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違反内容 ペナルティ内容
17学生会館で飲食物を食べ散らかし放置した。
18学生会館施設の鍵を紛失した。
19オープンキャンパス中に大学の許可なく勝手にキャンパスツアーを実施した。
20ビラ等掲示物を著しくルールに逸脱して掲出した。
21学生会館施設の壁に穴をあけた(その他器物損壊行為含む。但し悪質な場合のみ)。
施設修理代の弁償
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6.飲酒行為について
コンパや合宿時などにおける飲酒が原因で事故が発生しています。未成年者の飲酒は言うまでもなく、イッキ飲みの強要・飲酒運転は、法律で禁じられています。学生部においても事態を重く受け止め、新歓時期の4月を中心に、さまざまな飲酒事故防止対策を実施しています。 サークル会長は、普段から飲酒行為について徹底した指導をお願いします。特に合宿先において飲酒事故などが発生した場合、初期対応が非常に重要となってきます。そのため、学生から提出された「合宿・遠征届」を確認し、サークルの活動場所は常に把握しておいてください。合宿・遠征先で飲酒事故が発生した場合は、ただちに緊急連絡先(巻末参照)まで連絡してください。
7.違法薬物・危険ドラッグの使用防止について
早稲田大学では、違法薬物・危険ドラッグの防止対策として、Course N@viにおける『違法ドラッグ使用防止講習』や、新入生・在学生向けのオリエンテーション、早稲田ウィークリーにて注意喚起しています。サークル会長におかれましても、授業、ゼミ、課外活動などの際、下記項目を参考に、決して違法薬物には手を出させないよう厳しく指導願います。 なお、使用や所持が判明した場合、早稲田大学では厳罰を持って処分しています。
ご参考
違法薬物を勧める際の常套文句「疲れが取れる」「頭がスッキリする」「らくにダイエットができる」などの誘い文句はすべて誤った情報です。 昨今問題となっている危険ドラッグだけではなく、いかなる麻薬・覚せい剤などの違法薬物は、各種犯罪を誘発し、生涯にわたる脳や心身への危害は計り知れないものです。 また、違法薬物を手にした時点で、厳しい社会的制裁を受け、人生を棒に振ることになりかねません。
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参考 コンテンツ(Course N@vi)一覧
専門家などがわかりやすく解説しています。ぜひ視聴をお願いします。ワセダネットポータルにログイン
→左のインデックスの「教育支援」をクリック→「Course N@vi」をクリック
→ 開講中科目から「学生生活について(教職員用)」をクリック 『飲酒に関する注意事項』 『違法ドラッグ使用防止講習』 『アスペルガー症候群を知っていますか?』 『発達障害の理解と支援へ向けて』 『教員ガイド(障がい学生支援室)』(資料) 『学生生活におけるトラブル防止&マナー』→ 公開中科目から「わせだライフABC」をクリック 『わせだライフABC』
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緊急連絡先
学生生活上の様々なトラブルや事件・事故が生じた場合、学生部学生生活課に「学生生活110番」を設けていますので、すみやかに連絡願います。 連絡がつかない場合および夜間、祝祭日、一斉休業期間中(夏季・冬季)は各キャンパス警備室まで連絡願います。 また、病人や怪我人が発生した場合は、各キャンパス保健センターにもあわせて連絡願います。
■緊急連絡先学生生活110番(学生部学生生活課): 03-3202-0706(内線72-3908)
キャンパス名 現地対応箇所 夜間対応連絡先(警備室) 保健センター
早稲田キャンパス
通用門受付
03-3203-430071-2000(内線)
03-5286-398471-3000(内線)
戸山キャンパス
正門受付
03-3203-870172-2000(内線)
03-3203-351972-3975(内線)
西早稲田キャンパス
正門受付
03-3209-322173-3000(内線)
03-5286-302173-2640(内線)
所沢キャンパス
正門受付
04-2949-751976-2000(内線)
04-2947-670676-3308(内線)