2016年の健康寿命は女性が
74
o79歳、男性が72
o‐4歳――グラ
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フ=。平均寿命とは女性で12年以
上、男性で9年近くの開きがあり、
この間の不健康な期間を縮めるこ
とが課題にな
っている。
厚生労働省の
「健康寿命のあり
方に関する有識者研究〈ご
は昨年
3月の報告書で、
16年から40年ま
でに健康寿命を3年以上延ばし、
男女とも75歳以上にする目標を掲
げた。
一方、平均寿命は40年までに女
性が2
・5年、男性が2
o29年延
びると推計されている。有識者研
究会座長の辻
一郎
・東北大大学院
教授(62)=公衆衛生学、函館出身
=は「不健康な期間を縮めるため、
健康寿命の延伸目標が、平均寿命
の延びを上回
っていることが重
要っこの目標には国そのものの持
続可能性がかか
っている」と強調
する。
40年は生産年齢人口(15~64歳)
が今より大きく減り、経済活動
ヘ
の影響が心配される。高齢者は増
え続け、医療、介護など社会保障
の大きな負担増も懸念されるやそ
こで元気な高齢者を増やし社会を
支える側に立
ってもらうことが必
要になる。 ・
健康寿命を延ばすにはどうした
らいいだろうか。宮城県大崎市の
65歳以上の市民を対象にした辻教
授らの研究ではヽ重要な生活習慣
は①たばこを吸わない②l日船分
以上歩く③野菜
・果物を多くとる
―で、三つとも当てはまる人は、
ゼロか
一つ当てはまる人より
,健
康寿命が1年半も長いことが分か
ったという。 ・
その上で辻教授は個人の努力だ
けでなく
「受動喫煙防止対策など
社会環境を変えていくことが大
切」と指摘する。 ・
有識者研究会の報告書を踏まえ
厚生労働省は昨年4月、3年の健
康寿命延伸の目標とともに各種施
策をまとめた
「健康寿命延伸プラ
ン」を明らかにした。施策の柱の
一つがフレイル予防だ。同省は新
年度から、フレイルの人を把握す
るため、生活習慣の質問表を市区
町村の健診で活用する新たな試み
を始める方針だ。
フレイルとは、日本老年学会が
‐4年に提唱した新しい概念。加齢
により筋力や認知機能、社会
,との
つながりが低下した状態で、健康
な状態と要介護状態
の中間にあ
ニ
ー
ー
ー
ー
ー
ー
馨
フレイル予防
のセミナトなど
r
盤胞医朧嬢RFじ
ドバイザー北海道協議会の渡辺
一
栄代表理事(67)は
「健診でフレイ
ルがわかる前に、予防することが
最も大事」と強調する。フレイル
予防のポイントは栄養、運動、日
腔ケアに加えた社会参加だ。
一
,
渡辺さんは
F矢雁匡を失うこと
がフレイルの入り口になる}
,と指
摘し、生きがい就労、ボランテ
‐ィ
アなど社会貢献、生涯学習、趣味
などで人と関わることの重要性を
強調する。 一
「人生100年時代」と言われる今、あらためて注目されているのが(健康上
の問題で日常生活に影響がない期間である
「健康寿命」。国は昨年(健康寿命を
3年以上延
ヽばす目標を打ち出した。これを実現するために、要介護状態の手前の
「フレイル
(虚弱)」予防の重要性も強調されている。健康寿命をめぐる話題を
紹介する。 会樫木委員
¨福田淳
一)
獲 新 聞
平均寿命と健康寿命
2001 04 07 10 13 16(年 )
健康寿命 健康上の問題で日常生活が制限されることな く送れる期間。具体的には、食事t入浴、外出、仕事ヽ家事t学業運動など力滞J限されない状態。厚生労働省が 3年に 1度(発表
している。2016年の都道府県blJで、Jヒ海道は男性が26位 (71.98歳 )、
女′陛が45位 (73.77歳 )にとどまっている。
生活習慣見直し大切/人と関わリフレイル予防
12.35不健康な期間
2001 04 07 10 13 16(年 )
※2019年版高齢社会白書より作成
不健康な期間 ヽ