簿記上の取引・簿記の 5 要素・勘定

日商簿記 3級学習

先立つプレゼンテーション

複式簿記と借方貸方と仕訳

仕訳と取引の 8 要素

おさらい：借方貸方と簿記の 5 要素

借方 貸方

資産

負債

純資産（資本）

収益費用

簿記の 5要素は、最終的にこの借方貸方の位置に残ります

おさらい：簿記の 5 要素と財務諸表

借方 貸方

資産

負債純資産（資本）

収益費用

貸借対照表

損益計算書

当期純利益

当期純利益

純資産と当期純利益の関係は今回学習(厳密にはこの図は正確ではない )

おさらい：取引の 8 要素

借方要素 貸方要素

資産の増加 資産の減少

負債の減少 負債の増加純資産（資本）

の減少純資産（資本）

の増加

費用の発生 収益の発生取引の 8要素

おさらい：取引の 8 要素と仕訳

資産の増加 資産の減少

負債の減少 負債の増加純資産（資本）

の減少純資産（資本）

の増加

費用の発生 収益の発生

借方科目 金額 貸方科目 金額

借方の要素と貸方の要素が仕訳で結び付けられます

今回は用語を確認

•簿記上の取引

•簿記の 5 要素

•勘定

簿記上の取引

簿記上の取引と一般でいう取引は一致するとは限らない

簿記上の取引一般的な取引

契約 商品売買火災や盗難

簿記上の取引

資産・負債・純資産（資本）の財産が増減した時、

簿記上は取引として扱う契約だけでは財産は変化しない

火災・盗難は財産が減る

簿記の 5 要素

• 資産

• 負債

• 純資産（資本）

• 費用

• 収益

資産とは

売ればお金になるものや、お金などをもらえる権利（債権）• 現金• 普通預金• 商品• 土地• 備品• 貸付金などなど

負債とは

後々返済しなければならない義務（債務）

• 借入金• 買掛金• 支払手形などなど

純資産（資本）とは

資産から負債を差し引いたもの

3 級では「資本金」のみ

個人企業の資本金は

• 元入金

• 儲けとして増えた分

当期純利益は決算時に純資産に

借方 貸方

資産

負債純資産（資本）当期純利益

貸借対照表 厳密には期首純資産

期中の儲け

期首と期末の純資産（資本）

借方 貸方

資産

負債

期末純資産

期首純資産

当期純利益

当期の期末純資産

次期の期首純資産

調達手段としての負債と純資産

借方 貸方 調達手段

資産

負債 他人資本

期末純資産

期首純資産

自己資本当期純利益

返済の要不要・負債と純資産

貸方 調達手段 返済

負債 他人資本 必要

期末純資産

期首純資産

自己資本 不要当期純利益

費用とは

収益を得るために費やされ、純資産（資本）を減らす原因となるもの• 仕入• 交通費• 給料• 支払手数料などなど

収益とは

純資産（資本）を増やす原因となるもの

• 売上• 受取手数料などなど

費用・収益と純資産の関係

借方 貸方当期純利益

収益費用

損益計算書

貸借対照表の当期純利益と損益計算書の当期純利益は一致する

費用・収益と純資産の関係

費用＜収益 費用＞収益

当期純利益が発生

期首純資産に当期純利益を加算し期末純資産を集計

期末時点で純資産が増加

当期純損失が発生

期首純資産から当期純損失を減算し期末純資産を集計

期末時点で純資産が減少

勘定

勘定科目

借方 貸方

簿記の 5要素の増減を左右に分けて書いたもの

これは「 T字勘定」といい、試験でよく出る勘定の書き方です

例：現金勘定

現金増加を記入

減少を記入

※どう記入するかは、今後学習

勘定科目 勘定口座勘定に勘定科目をつけたもの

例：借入金勘定

借入金減少を記入

増加を記入

※どう記入するかは、今後学習

勘定科目

例：仕入勘定

仕入

発生を記入

（稀な取引）

消滅を記入※どう記入するかは、今後学習

勘定科目

例：売上勘定

売上（稀な取引）

消滅を記入

発生を記入

※どう記入するかは、今後学習

勘定科目

転記

仕訳を元に勘定口座へ記載することを「転記」という

※ 転記については別途説明

ありがとうございまし

た

バージョン情報

現バージョン

Version 1

最終更新日 2015/05/01

初版作成日 2015/05/01

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