gacco × 図書館の可能性：ARG社によるgaccoの図書館導入

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学問を生かす社会へ


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gacco×図書館の可能性

－ARG社によるgaccoの図書館導入

大学図書館問題研究会大阪支部 6月例会

テーマ：gaccoの実践事例からMOOCsを考える

日時：2015年6月7日（日） 13:30～16:30

会場：大阪大学総合図書館グローバル・コモンズ

アカデミック・リソース・ガイド株式会社

熊﨑由衣

http://www.arg.ne.jp/




自己紹介

現在：


産官学連携支援、図書館整備

過去：

広島大学文学研究科（M）

日本語史

広島大学図書館（非常勤職員）

高等学校教員

教科：国語、総合的な学習

校務：教務部、視聴覚教育

部活動：なぎなた部、吹奏楽部 2





目次

1. 国内のMOOCに関する動向

2. gacco推進の理由

3. gacco×図書館事例紹介

4. gacco×図書館の可能性

5. gaccoとgaccoラーニングハブ 3






海外（＝アメリカ）MOOCに講座を提供：2013年2月以降

東京大学（Coursera、edX）、京都大学（edX）、大阪大学（edX）、

東京工業大学（edX）、北海道大学（edXのOECx）

日本オープンオンライン教育推進協議会（JMOOC）設立：2013年10月

組織：国立・私立主要大学、NII ＋産業界

事務局長：福原美三（明治大学、JOCW事務局長）弊社岡本も個人的に協力

→限定的ではあるがインパクトのある組織構成

国内MOOCの開始と活用

2014年4月講座提供開始

2014年7月図書館に試験導入開始：アメリカとほぼ同時期弊社事業としてNTTドコモ社サポート開始

2014年10月授業に活用

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時期出来事

2014年4月 •「gacco」開講：NTTドコモ、NTTナレッジスクウェア •「OUJMOOC」開講：放送大学

2014年7月 ◆公共図書館で「gacco」を試験導入指宿市立図書館くまもと森都心プラザ図書館

2014年8月 ◆公共図書館で「gacco」を用いたセミナー実施指宿市立図書館くまもと森都心プラザ図書館 •小中学生対象のサービス「JMOOC Jr.」開始提供：JMOOC、学研ホールディングスの共同

2014年9月 •「OpenLearning, Japan」開講：ネットラーニング

2014年10月 ◆学校図書館で「gacco」を試験導入、反転授業実施工学院大学附属高等学校 •大学で「gacco」を授業に利用、反転授業実施東京工科大学

◆ gacco×図書館

ニューヨーク公共図書館Courseraの提携

ニューヨーク公共図書館ペンシルバニア大学の協力






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時期出来事

2014年10月 ◆大学図書館で「gacco」を試験導入名古屋大学附属図書館

2015年1月 •「gacco」の登録者が10万人突破

2015年2月 ◆高等専門学校図書館で「gacco」を試験導入東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパス図書館

2015年4月 ◆公共図書館で「gacco」を試験導入潮来市立図書館鹿角市立花輪図書館明和町立ふるさと会館図書館まんのう町立図書館 ◆大学図書館で「gacco」を試験導入鹿児島大学附属図書館

2015年5月 ◆公共図書館で「gacco」を試験導入玉野市立図書館

◆ gacco×図書館






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2．gaccoラーニングハブ推進の理由－きっかけと関係者

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NTTドコモ社

NTTナレッジスクウェア社

キハラ社 ARG

gaccoラーニングハブ

JMOOC





2．gaccoラーニングハブ推進の理由－ビジョンとの共感

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MOOCの可能性

情報の地域間格差の解消

教育の地域間格差の解消

（高等教育機会の均等化）

どこにいても学びが身近な社会になる

＝「学問を生かす社会へ（弊社ビジョン）」と一致





2．gaccoラーニングハブ推進の理由－図書館の課題

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• 利用者数の増加が課題人口の40％止まりの

利用者数

• コンテンツと提供方法が課題貸出中心から情報提供・

学びの場づくりへのシフト

• どこに住んでも学べる環境が必要情報・教育環境の

地域格差

• 所属を離れて学び続ける難しさ生涯学習の推進

• 当事者意識の低さ教育機関としての図書館

MOOCの利用が解決の一助に





2．gaccoラーニングハブ推進の理由－図書館という「場」の力

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図書館

•豊富な資料と専門家としての図書館員の存在

•学びに適した環境と人々が訪れる空間の提供

gacco

•質のよいコンテンツによる体系的な学びの提供

•学習コミュニティ形成とインタラクティブな場の重要性

gacco

図書館

•学習の「場」としての図書館はgaccoに最適





3． gacco×図書館事例紹介－図書館の試験導入

指宿市立図書館（鹿児島県）

くまもと森都心プラザ図書館（熊本県）

工学院大学附属高等学校（東京都）

名古屋大学附属図書館（愛知県）

東京都立産業技術高等専門学校（東京都）

鹿児島大学附属図書館（鹿児島県）

潮来市立図書館（茨城県）

まんのう町立図書館（香川県）

鹿角市立花輪図書館（秋田県）

明和町立ふるさと会館図書館（三重県）

玉野市立図書館（岡山県）

※ 導入時期順

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＜試験導入：11館＞大学・高専図書館：3館学校図書館：1館公共図書館：7館






指宿市立図書館（鹿児島県）

イベント「gaccoを使って図書館で大学の授業を受けよう！」

セミナー「未来の学びを考えよう！」（熊本大学・喜多先生）

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くまもと森都心プラザ図書館（熊本県）

イベント「gaccoを使って図書館で大学の授業を受けよう！」

セミナー「学生の未来ワークショップ」（熊本大学・喜多先生）

図書館員主催の「Meet Up」を複数回開催

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工学院大学附属高等学校（東京都）

反転授業「デジタルアーカイブの作り方」（首都大学東京・渡邉先生）

課題として「POP POWER」受講→学内プレゼン→gacco公式反転授業に参加

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玉野市立図書館（岡山県）

イベント「gaccoを使って図書館で大学の授業を受けよう！in たまの」

全3回実施予定

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3． gacco×図書館事例紹介－ARG社からの発信

第1回gacco受講図書館員Meet Up（2015年2月19日）

gacco受講体験と理想や展望を語る

第2回gacco受講図書館員Meet Up（2015年3月20日）

都留文科大学・日向先生のショートプレゼンテーション

学びの環境づくりや活用についての意見を語る

Facebookグループ「MOOC×図書館」

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学びの空間の充実・図書館の活性化

4．gacco×図書館の可能性

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大学図書館

• 大学の枠を超えた知識・教養の修得

• 学修環境の充実：能動的な学習の一助に

• 先進事例の経験（学生）

• 多様なコンテンツによるキャリア支援

公共図書館

• 情報・教育の地域間格差解消

• 図書館を核とした地域のコミュニティ形成

• 資料提供から学びの場へシフト






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大学図書館：

反転授業

gaccoを用いた大学広報、地域貢献

ラーニングコモンズ活性化の一助に

学生に先進事例の経験を得て社会へ

文科省・総務省：教育情報化推進、地域ICT振興

公共図書館：

集団で受講

Meet Upの会場を提供

進路指導のサポート：進学予定者を対象にした見本市






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取り組みから見えたこと

活用のきっかけは「人」の力

図書館員：ファシリテーター、コーディネーター

参加者：学習コミュニティ、相互性

オンライン学習だからこそ重要な図書館という「場」がつくりだす「人」のつながり





5． gaccoとgaccoラーニングハブ

gacco

アカウントの発行対象者：個人

「私的使用の範囲でのみ」コンテンツを使用可能

gaccoラーニングハブ＝gaccoを用いた学習空間

アカウントの発行対象者：機関

≒著作権処理済アカウント

1アカウントを複数名で利用可能

上映可能

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gacco×図書館の可能性

－ARG社によるgaccoの図書館導入

大学図書館問題研究会大阪支部 6月例会

テーマ：gaccoの実践事例からMOOCsを考える

日時：2015年6月7日（日） 13:30～16:30

会場：大阪大学総合図書館グローバル・コモンズ


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