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ＰＩＳＡから見る、できる国・頑張る国：
日本の子どもたちは？
平成２３年２月２８日（月）於：文部科学省３階講堂主催：国立教育政策研究所、文部科学省
アンドレア・シュライヒャーＯＥＣＤ事務総長教育政策特別顧問
講 演 会
ＰＩＳＡ２０
０９年調査国
際結果
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11 ＰＩＳＡから見る、できる国・頑張る国
―ＰＩＳＡ２００９年調査国際結果―
2011 年 2 月 28 日 東京
アンドレア・シュライヒャーＯＥＣＤ事務総長教育政策特別顧問
Programme for International Student Assessment
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1998 年PISA 調査参加国 2000 年2001 年2003 年2006 年2009年77%81%83%85%86%世界経済の をカバー87
%
PISA2009 年調査の概要 50 万人以上の生徒を対象に…
74 か国・地域 * 、 2800 万人の 15 歳児の代表として
… 国際的に合意された 2 時間のテストで… 生徒が、習ったことを再現できるかどうかだけでなく……知っていることから推定し、今までにない状況の中で知識を創
造的に応用することができるかをテスト
… 生徒に対する質問紙調査で… 個人的背景、学校の状況、学習への取り組みや学校との関わり
親、学校長、行政担当者からのデータを収集… 学校の管理・運営、教育実践、財源、成績の違いを生み出す制度
的要因 などのデータ
* Data for Costa Rica, Georgia, India, Malaysia, Malta, Mauritius, Venezuela and Vietnam will be published in December 2011
1960 1970 1980 1990 200240
45
50
55
60
65
単純手作業
非単純手作業
単純知的作業
非単純分析的作業
非単純相互的作業
職能需要の変化
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1998200020012003200620092009
年世界経済の をカバー87%
PISA 調査参加国PISA2009 年調査の概要 基本方針
「クラウドソーシング」と協力– PISA 調査は、参加国内でその分野の第一人者である専門家や機関を
動員して、テスト問題や質問紙、及び方法論を開発し…… 共通する政策的関心を基に、政府によって方向づけられる
国を超えた適切な政策的経験とその移転可能性– 文化、言語、制度を超えた妥当性の重視– 評価分野や状況要因に対する十分に構造化された概念的理解に基づい
た調査の枠組みの構築 異なる関係者の見方の関連分析
– 生徒、親、学校長、行政担当者からの洞察を体系的に統合 異なる規模の調査対象に合わせた進んだ調査方法
– 異なる意思決定のニーズに役立てるため、異なる規模の調査対象に合わせた内容を測定する
– 様々な段階での改善を可能にするための適切なレベルの生産的フィードバック
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15 歳児にできること
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1115 歳児の平均得点
読解力―推定し応用する力―
読解力の得点が高い
読解力の得点が低い … 17 か国がこのライン以下
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韓国フィンランド香港
シンガポールカナダ
ニュージーランド日本
オーストラリア
オランダベルギーノルウェー エストニアスイスポーランドアイスランドアメリカ リヒテンシュタインスウェーデンドイツ
アイルランドフランス 台湾デンマークイギリスハンガリーポルトガル
マカオ イタリアラトビア
スロベニア ギリシャスペイン
チェコスロバキア クロアチアイスラエルルクセンブルグ
オーストリア リトアニアトルコ
ドバイ ロシア
チリ
セルビア
日本の大都市 日本の生徒が比較的得意な分野、不得意な分野
情報へのアクセス・取り出し
統合・解釈
熟考・評価（ 2006 年より改善）
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11科学における
15 歳児の平均得点― 推定したものを適用
―
平均得点が低い
社会経済的格差が大きい
平均得点が高い
社会経済的格差が大きい
平均得点が低い
社会的平等性が高い
平均得点が高い
社会的平等性が高い
生徒の成績への社会経済的影響が強い
学ぶ機会の社会的に公平な分配
読解力の得点が高い
読解力の得点が低い
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480.000
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520.000
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560.000
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韓国フィンランド香港
シンガポールカナダ
ニュージーランド日本
オーストラリア
オランダベルギーノルウェー エストニアスイスポーランドアイスランドアメリカ リヒテンシュタインスウェーデンドイツ
アイルランドフランス 台湾デンマークイギリスハンガリーポルトガル
マカオ イタリアラトビア
スロベニア ギリシャスペイン
チェコスロバキア クロアチアイスラエルルクセンブルグ
オーストリア リトアニアトルコ
ドバイ ロシア
チリ
セルビア
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11Durchschnittliche Schülerleistungen im Bereich Mathematik
平均得点が低い
社会経済的格差が大きい
平均得点が高い
社会経済的格差が大きい
平均得点が低い
社会的平等性が高い
平均得点が高い
社会的平等性が高い
生徒の成績への社会経済的影響が強い
学ぶ機会の社会的に公平な分配
読解力の得点が高い
読解力の得点が低い
上海
韓国フィンランド
香港
シンガポール カナダニュージーランド 日本
オーストラリア
オランダベルギー ノルウェーエストニアスイスポーランド アイスランドアメリカリヒテンシュタインスウェーデンドイツ
アイルランドフランス 台湾デンマークイギリスハンガリー
ポルトガルイタリア
ラトビアスロベニア ギリシャ スペイン
スロバキアチェコクロアチアイスラエル
ルクセンブルグオーストリア リトアニアトルコ
ドバイ ロシア
チリ
セルビア440.000
460.000
480.000
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PISA2009
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2009オーストラリアベルギー
カナダチリ
チェコ
デンマークフィンランド
ドイツギリシャ
ハンガリーアイスランド
アイルランド
イスラエルイタリア
日本韓国
ルクセンブルグ
メキシコオランダ
ニュージーランド
ノルウェーポーランド
ポルトガルスペイン
スウェーデン
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11Durchschnittliche Schülerleistungen im Bereich Mathematik
平均得点が低い社会経済的格差が大きい
平均得点が高い社会経済的格差が大きい
平均得点が低い社会的平等が高い
平均得点が高い社会的平等が高い
生徒の成績への社会経済的影響が強い
学ぶ機会の社会的に公平な分配
読解力の得点が高い
読解力の得点が低い
上海
韓国フィンランド
香港
シンガポール カナダニュージーランド 日本
オーストラリア
オランダベルギー ノルウェーエストニアスイスポーランド アイスランドアメリカリヒテンシュタインスウェーデンドイツ
アイルランドフランス 台湾デンマークイギリスハンガリー
ポルトガルイタリア
ラトビアスロベニア ギリシャ スペイン
スロバキアチェコクロアチアイスラエル
ルクセンブルグオーストリア リトアニアトルコ
ドバイ ロシア
チリ
セルビア440.000
460.000
480.000
500.000
520.000
540.000
560.000
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PISA2009オーストラリアベルギー
カナダチリ
チェコ
デンマークフィンランド
ドイツギリシャ
ハンガリーアイスランド
アイルランド
イスラエルイタリア
日本韓国
ルクセンブルグ
メキシコオランダ
ニュージーランド
ノルウェーポーランド
ポルトガルスペイン
スウェーデン
スイスイギリス
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11Durchschnittliche Schülerleistungen im Bereich Mathematik
平均得点が低い社会経済的格差が大きい
平均得点が高い社会経済的格差が大きい
平均得点が低い社会的平等が高い
平均得点が高い社会的平等が高い
生徒の成績への社会経済的影響が強い
学ぶ機会の社会的に公平な分配
読解力の得点が高い
読解力の得点が低い
上海
韓国フィンランド
香港
シンガポール カナダニュージーランド 日本
オーストラリア
オランダベルギー ノルウェーエストニアスイスポーランド アイスランドアメリカリヒテンシュタインスウェーデンドイツ
アイルランドフランス 台湾デンマークイギリスハンガリー
ポルトガルイタリア
ラトビアスロベニア ギリシャ スペイン
スロバキアチェコクロアチアイスラエル
ルクセンブルグオーストリア リトアニアトルコ
ドバイ ロシア
チリ
セルビア440.000
460.000
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PISA2000オーストラリアベルギー
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ドイツギリシャ
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11Durchschnittliche Schülerleistungen im Bereich Mathematik
平均得点が低い社会経済的格差が大きい
平均得点が高い社会経済的格差が大きい
平均得点が低い社会的平等が高い
平均得点が高い社会的平等が高い
生徒の成績への社会経済的影響が強い
学ぶ機会の社会的に公平な分配
読解力の得点が高い
読解力の得点が低い
上海
韓国フィンランド
香港
シンガポール カナダニュージーランド 日本
オーストラリア
オランダベルギー ノルウェーエストニアスイスポーランド アイスランドアメリカリヒテンシュタインスウェーデンドイツ
アイルランドフランス 台湾デンマークイギリスハンガリー
ポルトガルイタリア
ラトビアスロベニア ギリシャ スペイン
スロバキアチェコクロアチアイスラエル
ルクセンブルグオーストリア リトアニアトルコ
ドバイ ロシア
チリ
セルビア440.000
460.000
480.000
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オーストラリアベルギー
カナダチリ
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ドイツギリシャ
ハンガリーアイスランド
アイルランド
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日本韓国
ルクセンブルグ
メキシコオランダ
ニュージーランド
ノルウェーポーランド
ポルトガルスペイン
スウェーデン
スイスイギリス
アメリカ
PISA2000
読解力が急速に改善した国 :ペルー、インドネシア、ラトビア、イスラエル、ブラジル
日本は上位国の一つ数学が急速に改善した国 :
メキシコ、ブラジル、トルコ、ギリシャ、ポルトガル、イタリア、ドイツ
科学が急速に改善した国 :カタール、トルコ、ポルトガル、韓国、ブラジル、コロンビア、
イタリア、ノルウェー、アメリカ、ポーランド
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20PISA2009 PISA2000
%
+ PISA2009 の方が高い PISA2000 の方が高いo 統計的な有意差がない
PISA2000 と PISA2009 における読解力の習熟度レベル 5 以上の割合
PISA2000
PISA2009
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-26
か国
-
ドイツ
-
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+
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ラジル
-
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0
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90PISA2009 PISA2000%
+ PISA2009 の方が高い PISA2000 の方が高いo 統計的な有意差がない
PISA2000 と PISA2009 における読解力の習熟度レベル 2未満の割合
PISA2000
PISA2009
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11出題形式別にみた日本の成績の変化
（ PISA2006 と比べて）正答率の変化
多肢選択 自由記述0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
0.8
1.71.7
6.5
OECD 平均 日本
1616P
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学校間での違い
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有利「社会経済的背景」指標不利
-1.5 -0.5 0.5 1.5200
493
得点
学校ごとの平均得点と社会経済的背景日本の場合
学校ご
との
平均得点
学校内での生徒の得点と生徒の社会経済的背景学校ごとの平均得点と学校ごとの社会経済的背景 私立
公立
700
1919P
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イタリ
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イス
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イツ
ハンガリ
ー
オー
ストリ
ア
ルクセ
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本
ウル
グア
イ
ブラジル
スロベニ
ア
クロ
アチ
ア
アメリ
カ
シンガポ
ール
キルギ
ス
モン
テネ
グロ
アル
バニ
ア
スロ
バキ
ア
カザフ
スタ
ン
アイル
ラン
ド台湾ス
イス
ニュ
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ンド
上海ロ
シア
スウェ
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ン
イン
ドネ
シア
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ラン
ド
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80
60
40
20
0
20
40
60
80
100
学校間と学校内における生徒の得点のばらつき
分散
学校内での生徒の得点のばらつき
学校間の得点の違い
日本の学校間の得点のばらつきは、 PISA2000 に比べて 1.5倍大きくなっている。
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生徒の読書への取り組み
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PISA2000 PISA20090
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6964
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OECD 平均 日本
楽しみで本を読む生徒の割合％
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-8.0 -6.0 -4.0 -2.0 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0
楽しみで本を読む日本の生徒が増えている
PISA2000 からPISA2009の変化（％）
どうしても読まなければならない時しか、本は読まない
読書は、大好きな趣味の一つだ
本の内容について人と話すのが好きだ
本をプレゼントされると、うれしい
読書は時間のムダだ
読書をするのは、必要な情報を得るためだけだ
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11読解力の得点と効果的な学習方略
-1.00 -0.80 -0.60 -0.40 -0.20 0.00 0.20 0.40300
350
400
450
500
550
600
オーストラリア
オーストリア
ベルギーカナダ
チリ
チェコデンマークエストニア
フィンランド
フランスドイツ
ギリシャハンガリー
アイスランド
アイルランド
イスラエル
イタリア
日本
韓国
ルクセンブルグ
メキシコ
オランダニュージーランド
ノルウェー
ポーランド
ポルトガル
スロバキア
スロベニアスペイン
スウェーデン スイス
トルコ
イギリス
アメリカ
アルバニアアルゼンチン
アゼルバイジャン
ブラジル
ブルガリア
コロンビア
クロアチア
ドバイ
香港
インドネシアヨルダン
カザフスタン
キルギスタン
ラトビア
リヒテンシュタイン
リトアニア
マカオ
モンテネグロ
パナマ ペルーカタール
ルーマニア
ロシアセルビア
上海
シンガポール
台湾
タイトリニダード・トバゴ
チュニジア
ウルグアイ
「要約」指標
読解力の平均得点
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誰が何を読む？
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読む本の種類
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100日本
コミック（マンガ）
フィクション（小説、物語など）
ノンフィクション（伝記、ルポルタージュなど）
新聞
雑誌
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生徒の学校への関わり
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次のことが「どちらかといえば
あてはまる」「とてもよくあてはま
る」割合
生徒から見た教師との関係次のことが「どちらかといえばあてはまる」「とてもよくあてはまる」割合
私はたいていの先生とうまくやっている
多くの先生は、私が満足しているかについて関心がある
たいていの先生は、こちらが言うべきことをちゃんと聞いている
助けが必要なときは、先生が助けてくれる
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90
日本 OECD 平均
生徒の割合
3030P
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OECD 平均 日本
生徒と教師の関係 たいていの先生は、こちらが言うべきことをちゃんと聞いている
「どちらかといえばあてはまる」「とてもよくあてはまる」の割合％
3131P
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OECD 平均 日本
生徒と教師の関係 たいていの先生は、私を公平に扱ってくれる
「どちらかといえばあてはまる」「とてもよくあてはまる」の割合％
3232P
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次のことが「ほとんどない」「たまにある」
割合
生徒から見た授業の雰囲気次のことが「ほとんどない」「たまにある」割合
生徒は、先生の言うことを聞いていない
授業中は騒がしくて、荒れている
先生は、生徒が静まるまで長い時間待たなければならない
生徒は、勉強があまりよくできない
生徒は、授業が始まってもなかなか勉強にとりかからない
0 25 50 75 100
日本 OECD 平均
%
3333P
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政策と実践
授業の雰囲気
規律
教師の行動
親からの圧力
教師と生徒の関係
不均一性の取り扱い
留年
選別と分化
退学
能力別の班分け （全科目）
基準 / 説明責任
全国統一試験
標準テスト
政策制度
R学校
R公平性
E
3434P
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何が重要か？
3535P
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19 歳
21 歳
21 歳
048
121620
レベル 2レベル 3
レベル 4レベル 5
カナダにおける 15 歳時での読解力の習熟度に関連した、 19歳、 21 歳時での中等教育後の教育参加の可能性
（学校との関わり、性別、母語、居住地、親の学歴、世帯収入の影響を相殺、準拠集団は習熟度レベル 1 ）
オッズ比（高等教育に入学）
15 歳の時に学校がつけた成
績
15 歳の時の PISA 調査の成績
3636P
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それはいったい何なんだろう？
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すべての子どもの学力向上
目標、試験、教授システム
教育現場の力量
やる気と説明責任
リソース
学習システム
一貫性
成功した教育制度に関する
PISA 調査からの教訓
教育の重視、そして能力は学習されうるのであり、それゆえにあらゆる子どもは達成できるという信念
多様な生徒集団への対応としての普遍的な教育基準と個性化… 生徒は期待の違いに応じて異なる進路に進むという信念で、多様な生徒集団に対応するのとは反対に。
誰が誰に対して生徒の成功を保証するのかの明確化
3838P
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11Durchschnittliche Schülerleistungen im Bereich Mathematik
平均得点が低い
社会経済的格差が大きい
平均得点が高い
社会経済的格差が大きい
平均得点が低い
社会的平等性が高い
平均得点が高い
社会的平等性が高い
生徒の成績への社会経済的影響が強い
学ぶ機会の社会的に公平な分配
読解力の得点が高い
読解力の得点が低い
上海
韓国フィンランド
香港
シンガポール カナダニュージーランド 日本
オーストラリア
オランダベルギー ノルウェーエストニアスイスポーランド アイスランドアメリカリヒテンシュタインスウェーデンドイツ
アイルランドフランス 台湾デンマークイギリスハンガリー
ポルトガルイタリア
ラトビアスロベニア ギリシャ スペイン
スロバキアチェコクロアチアイスラエル
ルクセンブルグオーストリア リトアニアトルコ
ドバイ ロシア
チリ
セルビア440.000
460.000
480.000
500.000
520.000
540.000
560.000
1525354555
2009
早期の選別と教育機関の分化選別・分化の程度が高い選別・分化の程度が低い
3939P
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すべての子どもの学力向上
目標、試験、教授システム
教育現場の力量
やる気と説明責任
リソース
学習システム
一貫性
成功した教育制度に関する
PISA 調査からの教訓
制度を通して共有され、試験や教授システムと関連づけられた明確な意欲的目標
カリキュラムの目標を教授法、実践、生徒の学習（意図、実施、達成）に生かす確固たる仕組み
高いレベルのメタ認知的内容の授業
4040P
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すべての子どもの学力向上
目標、入試、教育体制
教育現場の力量
やる気と説明責任
リソース
学習システム
一貫性
成功した教育制度に関する
PISA 調査からの教訓
教育現場の力量 質の高い教師と学校長を引き付け、育て、維持す
ることと、潜在力を引き出せる仕事の組織化 学校における教育的なリーダーシップと人材管理 教職の魅力ある専門職としての維持 制度全体に渡るキャリア開発
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次のことを「頻繁に行った」
「かなり頻繁に行った」割合
学校の管理運営に関する学校長の報告学校質問紙に基づく学校長のリーダーシップ指標 （パート 1 ）次のことを「頻繁に行った」「かなり頻繁に行った」割合
教師の専門性を高めるための活動が、学校の教育目標に合致しているかどうかを確認すること
教師が学校の教育目標に沿った活動をしているかどうかを確認すること
各教師の授業を参観すること
生徒の成績をもとに、学校の教育目標を立てること
教師の指導力が向上するように、アドバイスすること
生徒の学習状況をモニター (観察 ) すること
教師が授業で問題を抱えている場合、率先してそのことについて話し合うこと
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次のことを「頻繁に行った」
「かなり頻繁に行った」割合
学校の管理運営に関する学校長の報告学校質問紙に基づく学校長のリーダーシップ指標 （パート 2 ）次のことを「頻繁に行った」「かなり頻繁に行った」割合
教師たちに、知識・技能を向上させる機会があることを伝えること
学校の教育目標に沿った授業が行われているかどうかをチェックすること
生徒の試験結果を学習内容の改善にいかすこと
学習内容を調整する責任者を明確にすること
教師が学級の問題を相談にきた時、共に問題解決に当たること
学級内の問題行動に注意を払うこと
急に休暇を取った教師の代わりに授業を行うこと
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日本 OECD 平均
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成功した教育制度に関する
PISA 調査からの教訓
すべての子どもの学力向上
目標、試験、教授システム
教育現場の力量
やる気と説明責任
リソース
学習システム
一貫性 やる気、説明責任、知識の管理
やる気の構造生徒にとって 入学試験が、それぞれの教育段階において、生徒のやる気の強さ、方
向、透明性、性質にどの程度の影響を与えるか 難しいコースや勉強を一生懸命することに対する生徒の動機づけの程度 学校にとどまることで良い成績を上げることの機会損失
教師にとって 教授法と / または組織に革新を起こす 自らの能力と同僚の能力の向上 より良い教育的実践につながる専門的な研修機会の活用
垂直的説明責任と水平的説明責任とのバランス 知識と広範な革新とを管理し、共有するための効果的な手法
（組織内のコミュニケーション、利害関係者とのコミュニケーション）
権威と行動への正当性を伴う卓越したセンター
4444P
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生徒の評価方針の決定 OECD 平均
日本
教科書の選定 OECD 平均
日本
履修内容の決定 OECD 平均
日本
履修コースの選定 OECD 平均
日本
0% 20% 40% 60% 80% 100%
自治体と / または国の教育当局のみ
校長と / または教師、自治体と / または国の教育当局の両方
校長と / または教師み
各学校はカリキュラムと評価に関してどの程度の自律性を持っているか
4545P
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11各学校は財源の配分に関してどの程度の
自律性を持っているか教師の採用
OECD 平均日本
教師の解雇 OECD 平均
日本
教師の初任給の決定 OECD 平均
日本
教師の昇給の決定 OECD 平均
日本
学校予算の編成 OECD 平均
日本
学校内の予算配分の決定 OECD 平均
日本
0% 20% 40% 60% 80% 100%
自治体と / または国の教育当局のみ
校長と / または教師、自治体と / または国の教育当局の両方
校長と / または教師み
4646P
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11
説明責任の強い制度
説明責任の弱い制度
480
490
500
自律性の高い学校
自律性の低い学校
495
489
財源の配分における学校の自律性
制度における説明責任の協定
読解力の得点
学校の自律性、説明責任と生徒の得点 説明責任の規定がある、あるいはない制度における
学校の自律性が生徒の得点に与える影響
4747P
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11地方の責任と制度段階の規定
制度段階の規定決められた仕事組織
学校主導の改革「知的労働者」としての教師
今日の学校産業モデル、
学校がすることの詳細な規定
明日の学校？構築能力
今日のフィンランド
すべての学校が効果的な学校
OECD 加盟国における動向
4848P
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11公立学校と私立学校
オーストラリアオーストリア
カナダチリチェコ
デンマークエストニアフィンランド
ドイツギリシャハンガリー
アイスランドアイルランド
イスラエルイタリア
日本韓国
ルクセンブルグメキシコオランダ
ニュージーランドノルウェーポーランドポルトガルスロバキアスロベニア
スペインスウェーデン
スイストルコ
イギリスアメリカ
アルゼンチンブラジル香港
インドネシアヨルダンロシア
上海シンガポール
台湾
0 20 40 60 80 100
公立学校
政府管理私立学校
私立学校
-150 -100 -50 0 50 100
生徒と学校の社会経済的背景を相殺した後の差
単純得点差
私立の方が得点が高い
公立の方が得点が高い
%
得点差
4949P
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すべての子どもの学力向上
目標、試験、教授システム
教育現場の力量
やる気と説明責任
リソース
学習システム
一貫性
成功した教育制度に関する
PISA 調査からの教訓 違いを生み出すリソースの活用
主要な課題へのリソースの配分（例えば、最も優れた教師に最も困難なクラスを任せる）
効果的な出費の選択（例えば、少人数学級にすることより、まず教師の質の高さを優先する）
5050P
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すべての子どもの学力向上
目標、試験、教授システム
教育現場の力量
やる気と説明責任
リソース
学習システム
一貫性
成功した教育制度に関する
PISA 調査からの教訓
学習システム システムの恒常的学習と「目」と「耳」としての
国際比較を続けるため、システムの外部への方向づけ
現在の成功に対する課題や潜在的な将来の脅威を認識すること、そこから学び、対応策を策定し、実行すること
5151P
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すべての子どもの学力向上
目標、試験、教授システム
教育現場の力量
誘因と説明責任リソース
学習システム
一貫性
成功した教育制度に関する
PISA 調査からの教訓
政策と実践の一貫性 制度のあらゆる側面にわたる政策の調整 一定の継続した期間にわたる政策の一貫性 実施上の一貫性 （過度の統制のない）実施上の忠実性
5252P
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就学前教育機関において１年より長い教育歴を持つ生徒とそうでない生徒の得点の違い
Sco
re p
oin
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ren
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イス
ラエル
ベルギ
ーマ
カオ
フラ
ンスス
イス
イギリ
スド
バイ
キルギ
ス
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ンド
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ージ
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ブラジル
ルクセ
ンブル
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イカナダ台湾
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ラン
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カザフ
スタ
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ルーマニ
ア日
本ペル
ー
ヨルダ
ン
ノル
ウェ
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アゼル
バイジ
ャン
コロ
ンビ
アチリ
リト
アニ
ア
セルビ
ア
オラ
ンダ
スロベニ
ア
フィ
ンラ
ンド
ラトビ
ア
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20
40
60
80
100
120
認められた得点差
社会経済的要因を相殺した得点差
得点の違い
5353P
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限られた生徒が、高いレベルの学習をする
すべての生徒が、高いレベルの学習を必要とする
生徒の範囲
決りきった認知的技能、暗記学習 学習のための学習、複雑な思考法、働き方
カリキュラム、教授、評価
中等教育以上を数年
高いレベルの専門的知的労働者
教師の質
規定的、階層的
水平的、平等
職場組織
おもに行政当局
おもに同僚や利害関係者
説明責任
教育改革の軌跡古い官僚システム 近代的なシステム
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11日本に関する結論
生徒の得点 主要な教科において継続的に高い得点
高次の自由記述問題における改善 読解力における成績優秀者の割合の増加、しかし成績が低い者の改善がとも
なっていなく、得点格差が広がりつつある 学校間での大きく、広がりつつある得点差
生徒の取り組みと学習方略 生徒のやる気と学習への取り組みは並みのレベルにとどまるが、統計的に有
意に改善してきている 効果的な学習方略への意識を強化することで、得点格差を縮めることが可能
学習環境 すばらしく、改善している学級の雰囲気 肯定的な教師の態度、しかし生徒と教師の関係性は弱い
学校組織 カリキュラムと教授に関し学校の自律性があるが、リソースでは弱い 限られた学校間での競争 様々な説明責任の遂行体制 教師の質を学級規模より優先した効果的な財源割当 学校間でのリソースの公平な分配
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Thank you !
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『実証的データに基づかずにものを言う人は、個人的な意見を持った単なる一人の人間にすぎない』
