長山 勝英

Ph.D. （都市経済）；技術士（都市及び地方計画）

バリュープランニング・インターナショナル（㈱

2010年10月27日

関西学院大学大学院 総合政策研究科アジア都市コミュニティー研究センター（UCRCA）

アジアの都市開発課題と計画策定の実践現場

アジアの都市開発課題と計画策定の実践現場

今日の話：

1. 開発のマクロ・フレームワーク

2. 実践的都市戦略策定作業

3. 今が旬の開発イシュー

4. 東アジア共同体と都市連携の可能性

１．開発のマクロ・フレームワーク

4

マクロプラン

メゾプラン

ミクロプラン

ローカルプラン

National Development PlanNational Development Policy & StrategiesPRSP

Comprehensive Regional Development Plan

City/Municipality Development Plan

District Action PlanCommunity Development Plan

計画レベルと空間イメージ

レベルを超えて一貫性の必要性があるか？

1. 開発のマクロ・フレームワーク

5

資本、技術、市場のシフト

例えば、東アジア大動脈構想の中で

1. 開発のマクロ・フレームワーク

6

例えば、東アジア経済連携の構造：成長拠点とネットワーク

1. 開発のマクロ・フレームワーク

7

インド

スリランカ

インドネシア

シンガポール

マレーシア

タイ

ミャンマー

バングラデシュ

例えば、ベンガル湾経済圏開発モデル

仏教とイスラム教が共存する経済圏の構築

イスラム金融をベースとする投資型経済モデル

「ものつくり」をベースとする日本型成長モデル

「ものつくり」とサービスの融合

地域内アクセスの拡充

地方からの「オープン・スカイ」の実現

港湾をベースとする「シー・ネットワーク」の構築

セカンダリー・インフラの重要性

1. 開発のマクロ・フレームワーク

SAARC（南アジア地域協力連合）

1985年に創設された地域協力組織 加盟国：８カ国（インド、パキスタン、ス

リランカ、バングラデシュ、ネパール、ブータン、モルディブ、アフガニスタン）

本部はカトマンズ 南アジア自由貿易圏（SAFTA）が発足。域内

の貿易額は、域内人口は、14億人を超える世界最大。

8

例えば、モンゴルの国土開発構想では？

Agriculture-based Development

Agriculture-based Development

Hovd

Uliastay

Harhorm

Zuun

Mineral Resources-based Development

Reforestation

Ulaanbaatar

World CityUndurkhaan

Erdenet

Darkhan

開発回廊

Mineral Resources-based Development

成長回廊

Choybaisan

Choir

新資源回廊

1. 開発のマクロ・フレームワーク

9

総合計画アプローチのツリー構造

プロジェクト実施ガイドライン

中央・州政府と民間セクターの役割設定

政策・制度設計

産業回廊マスタープラン→F/S

環境・社会・経済インパクト分析

プロジェクト・ゴール設定

ヴィジョン設定

回廊開発戦略事業計画既往データ調査レビュー

社会経済要因の洗い出し

産業インフラ政策の見直し

地域開発計画との統合

対象地域ゾーンの設定

基本フレームワークの構築

市場調査

需要想定と財務分析

スケジュール設定

PPPフレームワーク構築

リーガルフレームワーク見直し提言

プロジェクト形成

投資計画の策定

産業インフラ物流計画の策定

エネルギー計画策定

プロジェクト実施ガイドライン

中央・州政府と民間セクターの役割設定

政策・制度設計

産業回廊マスタープラン→F/S

環境・社会・経済インパクト分析

プロジェクト・ゴール設定

ヴィジョン設定

回廊開発戦略事業計画既往データ調査レビュー

社会経済要因の洗い出し

産業インフラ政策の見直し

地域開発計画との統合

対象地域ゾーンの設定

基本フレームワークの構築

市場調査

需要想定と財務分析

スケジュール設定

PPPフレームワーク構築

リーガルフレームワーク見直し提言

プロジェクト形成

投資計画の策定

産業インフラ物流計画の策定

エネルギー計画策定

1. 開発のマクロ・フレームワーク

２．実践的都市戦略策定作業

11

２.実践的都市戦略策定作業

包括的な都市計画調査の意義

12

包括的都市計画が扱う共通したイシュー

1. インフラ施設及び公共サービス施設の現況問題（未整備、不足、老朽化）及び将来需要への対応

2. 都市計画法制度の未整備による成長管理システムの不在

3. 都市整備の第一義的責任を負う地方行政府の税基盤・財務能力の脆弱性

4. 賦存資源（自然、経済、人的）活用の非効率性

5. 地方自治の権限委譲の立ち遅れ、若しくは、権限委譲に対応する能力不足

２.実践的都市戦略策定作業

13

参加型都市開発戦略（ＣＤＳ）のアプローチ

1.Where are we now?(Diagnostic Analysis, Comparative advantages)

2. Where and what would we like to be?(Future Visions)

3. What do we need to address?(Formuationo of Projects/Programs)

4. What actions must we take to get there?(Prioritization, Implementation Programming)

２.実践的都市戦略策定作業

14

PresentSituation

1. Status Analysis

20202015

Vision

2. Visioning

3. Strategy Building

Strategic Path

2007

PresentSituation

1. Status Analysis

20202015

Vision

2. Visioning

3. Strategy Building

Strategic Path

2007

参加型戦略的な計画アプローチ

Status AnalysisStatus Status

AnalysisAnalysisSWOT Analysis

VisioningVisioningVisioningFuture Demand

Forecast

ProgrammingProgrammingProgrammingDevelopment Framework

Cost Estimate

PrioritizationPrioritizationCost-Benefit Analysis

Action PlanningAction Action

PlanningPlanningFinancial Capacity

Enhancement

Planning ProcessPlanning Tools

Status AnalysisStatus Status

AnalysisAnalysisSWOT Analysis

VisioningVisioningVisioningFuture Demand

Forecast

ProgrammingProgrammingProgrammingDevelopment Framework

Cost Estimate

PrioritizationPrioritizationCost-Benefit Analysis

Action PlanningAction Action

PlanningPlanningFinancial Capacity

Enhancement

Planning ProcessPlanning Tools

２.実践的都市戦略策定作業

15

都市計画から導かれる主要戦略部門

1. 土地利用管理手法 （ゾーニング制度等）

2. 総合都市交通部門 （公共交通システム主体）

3. 都市インフラ及ユーティリティ（電力・通信、上下水、廃棄物管理）

4. 住宅政策及び住宅開発 （低所得者世帯住宅供給）

5. 都市環境改善・自然保全・環境負荷管理 （総合環境計画）

6. 災害管理 （コミュニティベースのPreparedness 強化）

7. 社会サービス・システム整備 （教育施設、保健医療システム）

8. 都市計画行政能力強化・関連法制度整備 （事業法の整備）

9. 自治体の財務能力強化および財務的支援 （税基盤整備）

10.ドナー及び外部機関の協調的支援 （政府の調整能力） インフラ整備

人材育成制度整備

２.実践的都市戦略策定作業

16

ウランバートル市の現状及び調査の概要

＜背景＞

1992年以降の民主化と市場経済化

雪害の影響や都市部の教育・雇用を求める地方部からの流入者の増加

2002年土地法施行（土地私有化）による無秩序な都市化の進展

外国投資（鉱山開発及び住宅開発に対する投機的資本）による都市開発の圧力

＜問題点＞

長く厳しい冬の生活とインフラの未整備・老朽化

ゲル（移動式住宅）地区の拡大と定住化・居住環境の悪化

交通渋滞や大気汚染の深刻化

市場経済に適した都市計画制度の不備・人材不足

事例２.実践的都市戦略策定作業

17

マスタープラン策定の目的と課題

1. 総合的な都市マスタープランの策定

2. ゲル対策など社会問題への対策を含んだ実効性あるプランと政策フレームワーク

3. 都市マスタープラン実現のための法制度、手法の提案

4. 幅広いステークホルダーの関与による、明確な役割分担と連携・協調の実現

5. 市民の生活環境改善に資する都市マスタープランの構築

6. 都市計画に係る行政・制度の体系整備の提案

既存マスタープラン2020の改訂

マスタープランの実現に向けた都市開発プログラムの策定及び優先度の高い短期アクション、

実現化手法等の提言及び都市計画策定能力のモンゴル側への技術移転

事例２.実践的都市戦略策定作業

18夏のガンダン寺と周辺

19冬のガンダン寺と周辺

20中心市街地（アパート・商業施設、中央インフラネットワーク接続）

21ゲル地区（インフラ未整備、ゲルや木造家屋の乱立）

22

市民の声（家庭訪問調査結果）

5%

34%

21%17%

10%

8%

5%

Poverty Alleviation

EconomicDevelopmentEnvironmentalProtection Security and Safety

Land and Housing

Transportation

Urban services

質問：都市計画に求める課題：何が一番大切なイシューですか？

ウランバートル市内在住の4,500世帯を対象

事例２.実践的都市戦略策定作業

23

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

Urban air quality

Health/welfare services

Education

Neighbourhood security

Water Supply

Recreation and sports facilities

Garbage collection

Public transport

Road infrastructure and facilities

Electricity

Land and housing

Sewerage/Drainage

City administration and services

Traffic management

Telecommunication

Public information

No. of answers

公共情報

通信

交通管理

市の行政サービス

下水施設

住宅開発

電力エネルギー

公共交通

ゴミ回収

リクリエーション･スポーツ施設

水供給

近隣の安全

教育施設

保健医療サービス

大気汚染の管理

「整備して欲しい都市サービスは？」

事例２.実践的都市戦略策定作業

24

「将来のウランバートル市のイメージは？」

0% 20% 40% 60% 80% 100%

Ger Area

Apartment

All

Clean HarmonyPeaceful NatureHighly developed Modern Safe Culture/heritage International/global FriendlyScientific/ high-tech center Tourism centerOthers

清潔で調和のとれた、平和で自然豊かな、現代的な都市生活を享受できるウランバートル市を望んでいる。

事例２.実践的都市戦略策定作業

25

社会経済フレームワーク

経済成長 (GRDP)

Source: JICA Study Team

UB Central UB Remote

6 Districts 3 District

2005 965.3 - 907.4 57.92007 1,031.2 3.4% 967.2 64.02010 1,173.2 4.4% 1,102.8 70.42015 1,325.1 2.5% 1,239.0 86.12020 1,537.8 3.0% 1,437.8 100.02025 1,695.8 2.0% 1,577.1 118.72030 1,870.0 2.0% 1,739.1 130.9

Growth RatePopulationYear

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2,000

2005 2007 2010 2015 2020 2025 2030

UB Whol

UB Central

UB Remote

UB Central: 1.74 mill. in 2030

(1.8 times)

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

2007

2009

2011

2013

2015

2017

2019

2021

2023

2025

2027

2029

GD

O M

ill. T

g.(2

000)

0.0

500.0

1,000.0

1,500.0

2,000.0

2,500.0

UB

GD

P P

er C

apita

'000

Tg.

(200

0)

National GDP UB GDP UB GDP Per Capita

2007-2030

モンゴル国 総生産 4.7 times

UB市地域総生産 4.9 times

UB市一人当たり所得 2.7 times

人口

事例２.実践的都市戦略策定作業

26

Bag

新国際空港

ロジスティックセンター

バガハンガイ：農産品加工センター

ナライハ:新工業基地・流通都市

臨空都市開発

バガヌール：工業・エネルギーセンター

2007 2020 2030

Nalaikh 30 Km 28,152 55,000 78,500

Baganuur 140 Km 25,969 39,000 45,800

Bagakhangai 90 Km 3,864 6,000 6,500

57,985 100,000 130,900

Remote Districts Direction of Development

Total

Km from UBCentral

Population

New Industrial Promotion Park& Logistic Center

UB Metropolitan Industrial andEnergy Center

Agro-industrial Center

ウランバートル都市圏の構造

ウランバートル首都機能

事例２.実践的都市戦略策定作業

27

Ulaanbaatar City Master Plan 2030ゾーニング・交通ネットワーク図

事例２.実践的都市戦略策定作業

28

コンパクト・シティ・コンセプト

土地利用計画の基本方針:

◦ 水源涵養、自然資源保全及び環境保全を第一優先とする

◦ 2030年展望に基づき、計画的な市街化を図る区域を指定する

◦ 如何なる開発行為も許可されない環境重要区域を設定する

◦ 市街化の無秩序なスプロールを止める制度的方策を構築する

◦ 都市全体の環境負荷が最少になる都市システムの追求する(環境都市構想）

都市計画ゾーニング制度整備と関連行政との連携を図る

土地開発、建物建設の許認可

土地所有許可、登記手続き

環境行政

COMPACT CITY

Compact City の構造的要件

信頼できる大量公共交通機関の導入

既成市街地土地利用の高度化

効率的な社会インフラの提供

適正な民間開発誘導のための制度

事例２.実践的都市戦略策定作業

29

道路容量 =1.0

なぜ道路は混雑するのか？

平均通勤時間：32分平均通勤距離：4.9km通勤トリップ

道路容量 =0.8

V/C 1.0 ~V/C 0.8~1.0V/C ~ 0.8

交通開発シナリオと総合評価

事例２.実践的都市戦略策定作業

30

Evaluation indicator 2007 2020 20/07

PCU-KM (000) 4,970 9,708 2.0

PCU-Hour (000) 189 606 3.2

V/C Ratio 0.34 0.66 -

CO2 (ton/day) 284.0 782 2.8

現状のままにしておくと2030年に何が起きるのか？

(Analyzed with STRADA)

事例２.実践的都市戦略策定作業

31

Preliminary Mass Transit Location Plan

123456789101112

2.112.10

2.9 2.8 2.7

2.6

2.5

2.4

2.32.2

2.1

Line 1 (km) Line 2 (km)

At grade 15.6 10.6

Elevated 6.0 6.2

Underground 5.0 3.8

Total 26.6 20.6

No.of stations 17 12

Line 1 (Red Line)

Line 2 (Blue Line)

Line 1 East-west direction along

Peace Avenue. Total length of 27 km including a

5.0 kilometer underground section in the CBD,

Remaining length will be at-grade or elevated sections.

Line 2 North-south direction connect to

the existing airport. Total length of 21km including a

3.8 kilometer underground section intersecting Line 1.

LRT/BRTネットワークの提案

32

-

世界主要都市のマストランジットシステム

33

60,000

50,000

40,000

30,000

20,000

10,000

06050403020100

CAPA

CIT

Y (

Pers

ons/

hr/

Lane)

Mass Rapid Transit

Light RailTransit

Bus inMixed Traffic

OPERATING SPEED (km/hr)

公共交通システムのヒエラルキー

Bus PriorityMonorail

Tramway

Expected Demand Zone

事例２.実践的都市戦略策定作業

34

High& Mid-rise Residential Area(Central& middle Ger area):

High-mid rise apartment andUrban redevelopment connected

with central infrastructure networks

Low-rise Residential Area(Middle and peri-urban Ger area):

Comprehensive on-site improvement with Land readjustment, Cluster infrastructure development and Social housing provision

Non-urbanization Area(out of urbanization boundary):

Enforcement of resettlement and no priority of public service provision

An Overall Concept

Central supply

network

Urbanization Promotion boundary

Local cluster network

Central network

Water Heating / Sewerage

ゲル居住地区の住環境改善計画

事例２.実践的都市戦略策定作業

35

モンゴル国の住宅政策フレームワークの提案

所得階層 住宅建設･供給 住宅金融

高額所得世帯

(700,000TG/M~)

中所得世帯

(300,000~700,000 TG/M)

低所得世帯

(63,000~300,000TG/M)

貧困世帯 ( ~63,000TG/M)

民間部門

住宅供給に対する税制優遇政策

自助型コミュニティベース住宅供給プログラム

市中銀行及び 担保保証会社

(MC)

信託及び長期住宅ローンの創設

住宅禁輸制度及び住宅ファンド

長期低金利住宅ローンの提供及び政府補助制度

コミュニティ組織開発基金 (CODI)

コミュニティベースの信託融資制度

社会住宅公社 （提案）

住宅補助金給付制度との連携

事例２.実践的都市戦略策定作業

36

Step 1: 将来のまちづくりを

目指す

Step 2: 地域全体の計画を

作る

Step 3: 計画を実現する

住民 政府 民間

問題提起

住民組織設立

専門家派遣

地区計画の作成

都市計画決定

予算計上

届け出・開発申請指導・開発許可

合意形成

インフラ・公共施設・商業施設の整備住環境改善

公共用地の確保（土地区画整理/ランドプーリング）

住宅整備

優先順位・事業区域の決定

資金調達

参加型計画策定の展開

37

ゲル居住地区改善への適応手法

Playlote

Children’s park

Commercialcenter

Communitycenter

Neighborhood park

Pedestrianroad

Trunk road

District road

App. 1km

Kindergarten

Kindergarten

K-12 schoolPresent 2010 2020-2030

Minimum Standard

Planning Standard

“Civil minimum”

Time

Level of living condition

Responsibility of public service

Source: JICA Study Team

(1) 計画基準（シビルミニマム） (2) 近隣住区理論の適用

(3) 土地区画整理手法の適用

(4) 多様な住宅タイプの混合

事例２.実践的都市戦略策定作業

３．今が旬の開発イシュー

新たな開発イシューと期待される処方

インフラ需要への対応

低炭素型・循環型社会経済システム

ＣＤＭ

農業部門の振興

ＢＯＰモデル＋マイクロファイナンス

ＰＰＰモデルへの期待

地球環境イシューへの対応

貧困への対応

開発イシュー 可能性ある処方

３.今が旬の開発イシュー

40

ＰＰＰモデル：必要とされる総合的枠組み

PPPプラットフォームの構成

民間部門政府公共部門 Partnership

資金・ 技術人材の投入政府間対話

ＯＤＡプロジェクト法整備・規制緩和

民間部門政府公共部門Partnership

日 本 側

途 上 国 側

投資保険・財務的支援

３.今が旬の開発イシュー

41

公共事業における従来型からPPP型の調達制度変革

Public

PPPタイプ事業

従来型公共事業

Private

Public

Private

DesignPlan Construction Operation

DesignContract

OperationContract

ConstructionContract

公共サービス供給者

公共サービス施設建設業者

Plan Performance Monitoring

Design/Construction/Operation

公共サービス監督者

公共サービス供給者

官の役割の変化

３.今が旬の開発イシュー

PPPモデル：ODA資金投入有り

Donor GOI

Subsidies, VGF, etc.

ODA Loan On-lending

Private Entity(SPC)

StateGovernment

FinancialSupporters

Superstructure(Upper Component)

- Trains, etc (Urban Transport)- Landside (Airport)

Public Infrastructure Project

Substructure(Basic Components)

- Track, etc (Urban Transport)- Airside (Airport)

ODA Portion

PPP Component

Leasing

42

人材・教育・技術

観光・文化の誇りアメニティー

産業・経済外資導入

安全・安心健康

環境都市ダナン

公害ゼロ（下水・大気・騒音）

産業廃棄物管理

高等教育子供教育 環境管理者

の職業教育社会教育

海岸資源保全

歴史遺産保全

自然資源保全

R&D環境ビジネス投資

再生エネルギー

公害防止管理者制度

人材育成人材供給

地球環境へのコミット

国際観光都市

快適都市 新環境産業センター

ローカル技術再発見

リーダーの育成

災害管理システム

環境知識都市

アジア環境技術ネットワーク

開発と保全のルール作り

国際アピール

環境投資インセンティブ

観光地場産業

エコ・ツーリズム

市民参加

環境システム（曼荼羅）の提案

環境管理ツール

十分な災害の備え

安心な水

澄んだ空気

豊富な緑

安全に歩ける街路

きれいな河川

モニタリング制度

３.今が旬の開発イシュー

CDMとそのメリットは？

日本 発展途上国

プロジェクト参加者

プロジェクト参加者

-炭素クレジットの取得-新市場への参加-企業のCSRの向上

政府承認 政府承認

技術移転投資

炭素クレジット

プロジェクト対象地域

国連CDM理事会

承認

-新規投資の獲得-環境にやさしい技術の導入

３.今が旬の開発イシュー

炭素クレジットの取引量

Source: State and Trends of the Carbon Market 2008,World Bank

炭素クレジットの価格：

→ 金融危機で下落、2009年4月€10前後

３.今が旬の開発イシュー

４．東アジア共同体と都市連携の可能性

東アジアにおける都市連携の動き

世銀イニシアティブ

◦ CDS、City Alliance◦ Secondary City as Growth Engine

◦ ECO2 Initiatives

アジ銀イニシアティブ

◦ メコン・サブリージョン（GMS)統合インフラ

日本政府のイニシアティブ

◦ インフラ輸出、環境技術支援、？？？

都市からの発信

◦ City-net (横浜市）

◦ 環境技術移転 (北九州市）：リサイクル・生ごみ堆肥化技術協力、「アジア

低炭素化センター」の事業等

関西から何を発信？

48

最後に・・・・ＯＤＡの3機能

有難うございます。

地球規模の所得配分

国民経済への還元

日本国の安全保障