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バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
第10回京都大学リサーチ・アドミニストレーション研究会「できる?できない?クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」を活用して
こんなふうに研究・成果を拡散したい!話題提供②資料
小林広英(京都大学大学院地球環境学堂准教授)
バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
2009年度グッドデザイン・サステナブルデザイン賞(経済産業大臣賞)
審査委員の評価
「竹であれ、杉であれ、日本全国において間伐材の利活用は広く検討されているが、なかなか決定的なものは少ない。この農業用ハウスの竹の構造体は見た瞬間にまるで過去に存在していたような安心感を与えている。シンプルで美しい構造は単に間伐材利用を越えた必然性を感じる。」
バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
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バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
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バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
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2009年4月:ブライトンBGH
(総持ち構造による竹構造の体の検証)
2010年4月:権座BGH
(間伐竹材の利用とセルフビルドの検証)
2012年2月:百菜劇場BGH
(ワークショップによる地域普及の検証)
2013年1月:熊野BGH1号,2号(三重県熊野市でのBGH試行建設)
バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
三重県熊野市でのBGH試行建設(2013年1月)
(熊野バンブーグリーンハウス1号,2号)
• 建設地:三重県熊野市育生町(高齢化・過疎化の激しい山間部限界集落)
• 地域住民,県農林事務所,JAの有志が共働し,セルフビルドで2棟(5×20m)を完成.(限界集落では農業用ハウスを建設する経済的余裕はない)
• 建設時間の比較:竹 材 (資材費15万円,作業時間267時間)
鉄パイプ(資材費33万円,作業時間50時間)
BGH建設のコストメリット①集落住民が共同し遊休労働を集約すれば建設の労働力が確保できる.
②作業費用が発生しても,737円/時間(三重県最低賃金)を適用した場合,作業費用:737円/時間×267時間=19.6万円全建設費15万円+19.6万円=34.6万円となり,鉄パイプハウスよりもメリットがある.
バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
熊野バンブーグリーンハウスの運営
• 新たな収入源の確保:ハウス栽培で確実に収益が上がる(目標25万円/ハウス).トウモロコシ等の早期
収穫により高単価で売れ,冬場の農作業も可能としホウレンソウは3回栽培可能となる.農家の声「農業が楽しい.毎月の売上げが楽しみ」
• コミュニケーションの場:冬期はハウス内部が暖かいので,近隣の談笑の場となっている.
• 共同育苗場の可能性:水稲や野菜苗の共同育苗場として活用予定.
バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
高齢過疎集落の住民に適した営農振興の潜在性
素朴な無加温ハウス栽培と小農集落とのマッチング
Bamboo Land People Product
バンブーグリーンハウスの多面的効用(社会的視点)
バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
バンブーグリーンハウスの集落間ネットワーク形成
集落A 集落B 集落C
バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
バンブーグリーンハウスプロジェクトBamboo Green-House Project
• オープンソース(里山竹材の循環的利用を実現する地域普及を第一義とする)
• 製作者責任(竹材の性質や製作精度により構造強度が異なるため標準化は難しい)
• きれいにつくること(新たな里山景観の一部となす)
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスによる地域普及の援用とはいかなるものか?
2014年12月熊野BGH3号,4号