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先駆的研究テーマ: mruby/c
2015年10月23日 (共同研究者) 国立大学法人 九州工業大学 情報工学研究院 機械情報工学系 准教授 田中和明
しまねソフト研究開発センター (公益財団法人しまね産業振興財団)
専門研究員 東 裕人
© Kazuaki Tanaka & Shimane IT Open-innovation Center
自己紹介
しまねソフト研究開発センター専門研究員 東 裕人 1992 年、県内大手製造業に就職。 2004 年、 IT 企業に転職。 組込み系のハード、ネットワーク、ソフトウェア開発についての経験が豊富。 過去、「 Ruby を利用した、組込機器向け Web インターフェースフレームワークの研究開
発」に取り組む。その改良版が評価され、第 7 回フクオカ Ruby 大賞( 2015 年 3 月)では優秀賞を受賞。
国立大学法人 九州工業大学 情報工学研究院 機械情報工学系 准教授 田中和明 ロボット制御やセンサデータの処理に関する研究から、現在は組込みソフトウェアとセン
サネットワークの研究に従事。 Ruby を軽量化、組込み向けとして開発された「 mruby (軽量 Ruby )」の中心開発者。 Ruby/mruby に係る教育・研究から、 mruby の実利用を目指して活動している。 一般財団法人 Ruby アソシエーション理事、 NPO 軽量 Ruby フォーラム理事。
© Kazuaki Tanaka & Shimane IT Open-innovation Center
本日のレジュメ 飛躍的に拡がる IoT 市場
島根県で期待される実践例
必要とされる要素技術
mruby/c の特徴
今後のスケジュール© Kazuaki Tanaka & Shimane IT Open-innovation Center
© Kazuaki Tanaka & Shimane IT Open-innovation Center
飛躍的に拡がる IoT 市場〜楽天技術研究所 森代表の講演より〜
confidential
島根県で期待される実践例分野 効果
交通分野 適切な交通渋滞対策と効果予測を実現可能
農業分野 農作物の生産技術の補完と品質向上
農業分野 生産性向上や適切な原価管理などの実現
観光分野 施設内サービスの改善による顧客満足の向上
観光分野 よりリアルな観光情報のインプットによるサービス向上
製造業分野 ハンズフリーの実現による作業効率の向上や、遠隔地作業支援を実現
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必要とされる要素技術 限られた電力供給環境下で作動 長時間の作動保証 省電力 スピーディーな試作開発、実用化開
発 機能変更、拡張対応 生産性
分野 効果
交通分野 適切な交通渋滞対策と効果予測を実現可能
農業分野 農作物の生産技術の補完と品質向上
農業分野 生産性向上や適切な原価管理などの実現
観光分野 施設内サービスの改善による顧客満足の向上
観光分野 よりリアルな観光情報のインプットによるサービス向上
製造業分野 ハンズフリーの実現による作業効率の向上や、遠隔地作業支援を実現
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必要とされる要素技術
「 mruby 」を さらに小さく、省電力化 Ruby言語の応用範囲を拡大し、 要求に応える(生産性)
→
mruby/c© Kazuaki Tanaka & Shimane IT Open-innovation Center
必要とされる要素技術
小さく(イメージ)32bit マイコン → mruby(OSS版 )16bit マイコン →
mruby/c
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必要とされる要素技術
省電力 本来の機能以外の動作(ガベージコレ
クト等)を可能な限り無くす マルチコアプロセッサの積極的なサポート
電池駆動 エナジーハーベスティング
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必要とされる要素技術
生産性Ruby が持っている生産性の高さコンカレント動作
別な動作は別なプログラムによって プログラマに余計な負担を強いない 複数のプログラマが独立してコー
ディング
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mruby プログラムの特徴
mruby プログラム
パソコン
マイコンボード A
マイコンボード Bmruby プログラム
mruby プログラム
mruby プログラム
異なる環境であっても,同じプログラムをコピーするだけで動作する
パソコンで動作検証できる 新機種への対応も容易
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mruby/c の特徴mruby を小型化する
Ruby (CRuby)
mruby (OSS 版 )
mruby/c
消費メモリのイメージ
数百 KB ( 400KB程度)
数MB
数十 KB ( 50KB未満)
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小型化によるメリット
省コスト 省電力 高速に起動する ソフトウェアの検証コストが小さい
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製品に組込みやすい
C言語で書かれたドライバを持っている
( C インターフェース)
プログラムはRuby で書きたい
( mruby )
開発コストを抑えたい
(開発しやすい)
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本日: mruby/c の紹介
11 月:アルファ版公開(横浜 組込み総合技術展 ET2015 )
12 月:ライブラリ等関連情報の公開(当センター)
来年 2 月:評価版ボードの提供、全国で普及イベント
来年度:フィールド実証(島根県内)
今後のスケジュール
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