クラウドAPIを利用した開発について～ セルフポータル、ストレージサービス、Infrastructure as code ～

#devsumiE

前佛 雅人〔クリエーションライン エバンジェリスト〕

北瀬 公彦〔日本IBM エバンジェリスト〕

柴田 直樹〔エクストリーム・デザイン 代表取締役〕

石橋 崇〔MNU 取締役〕

北瀬公彦KIMIHIKO KITASE

日本IBM勤務 （前職: Citrix Systems）マーケティング兼クラウドエバンジェリストIBMのクラウド（特にSoftLayer）を担当OSS / クラウドコミュニティ支援にも従事仮想化、クラウド関連の記事執筆、講演多数

http://blogs.itmedia.co.jp/kkitase

@kkitase

石橋 崇Ishibashi So

株式会社 MNU 取締役電気通信大学の認定ベンチャーとして設立

プログラム書いてることが多いですPython, JavaScript, Common Lisp, Lua, C/C++

現在はPBOXをメインで開発しています

ishibashi@usa-mimi.jp

自己紹介

柴田 直樹 (しばた なおき)エクストリームデザイン株式会社代表 兼 ハイパフォーマンスクラウド アーキテクト

HP Microsoft IBM で主にスパコンエンジニア兼アーキテクトとしてx86ベースの大規模スパコンを世の中に送り出す。

2014年からクラウドへシフトし主にIBM SoftLayerでHPC向けクラウドソリューションの開発を行っている。

コミュニティ:日本SoftLayerユーザー会 (JSLUG) 運営委員

Twitter: @naoki4277

執筆しております!!

(ThinkIT)

@zembutsu 取扱説明書

• 所属

– クリエーションライン株式会社

– Technology Evangelist という名の運用・保守・開発等

• 略歴

– 2000年ホスティング・サービス事業者に就職

– データセンタ視点での運用や監視、OSSの検証・活用

• 最近考えている事

– 「すべての障害を生まれる前に消し去りたい」

– 「もう何も恐くない」←まちがい

• 生産地：富山県

– IT的”終活”

– そろそろ農業に集中しようか悩む今日この頃。

OpenStackユーザ会↓ステマ

最近話題のクラウド「SoftLayer」とは

各社サービスの紹介

PBOXとは？

クラウド型ファイル共有アプリケーションあらゆるデータをクラウドで保管

チームメンバーで共有

スマートフォンでも同じように利用可能

MNU Co.,Ltd.9

システム構成

MNU Co.,Ltd.10

SoftLayer との連携

どこでSoftLayer APIを使ってるのか？ちなみにObjectStorage APIはまた別モノです

ObjectStorageのオーダーに使っていますマルチテナント向けカスタマイズ案件ですが…

PBOXのデプロイに使っています（予定）

MNU Co.,Ltd.11

自社業務の概要-IBM SoftLayer Catalyst Program の支援を受けています-

SoftLayer API を

活用した開発業務

セルフポータル

(ダッシュボード)

の開発 (B2B)

HPC バッチシステムと

SoftLayerの連携

クラウドを活用した

新サービスの開発

流体解析

シミュレーション

サービス

医療データ解析と

病名判定補助

サービス

開発中のサービス紹介-SoftLayer APIを活用したWebアプリ開発-

SoftLayerポータルから必要な情報と操作だけを抜き出し高速に表示・操作するWebアプリケーション(セルフポータル)

*画面は開発中のものです。

クラウドSI会社様をターゲットに継続デリバリー形式で開発

サービスの共通となるベースアーキテクチャ

統合Webインターファイス (with Bootstrap)

バッチジョブスケジューラ

(ミドルウェア)

SoftLayerクラウドポータル

高速ファイル転送

SoftLayer APIPython-SLURM API or システムコール

Pyrhon Webフレームワーク (一部PHP)

ダッシュボード表示 各種操作

SETTA

• SoftLayerの管理ポータル

– http://www.creationline.com/setta/

雪駄、雪踏（せった）は、竹皮草履の裏面に皮を貼って防水機能を与え、皮底の踵部分にプロテクター（後金）がついた履物（草履）の一種で、傷みにくく丈夫である。また、湿気を通しにくい。

最近の流れ

• ？？？「まだインフラで消耗してるの？」– 絶え間ないサービスやシステムの開発と運用

– 加速する現実世界レイヤーとインターネットの融合

• 解決策

– Immutable infrastructure• 変わらない性質、廃棄可能な環境

• 仮想化、Vagrant、クラウド環境、Docker …

– Infrastructure as Code• システムの自動実行

• 人間が読みやすい=生産性向上

– これらを SoftLayer の API で実現

SoftLayer API

• Vagrant SoftLayer プラグイン– SoftLayer provider to Vagrant

https://github.com/audiolize/vagrant-softlayer

– 機能• インスタンスの起動・再起動・停止

• インスタンスへの SSH

• Box File Format

– 使い方• $ vagrant plugin install vagrant-softlayer

$ vagrant up –provider=softlayer

• Chef– knife-softlayer Chef Knife plugin

https://github.com/softlayer/knife-softlayer

• その他、応用次第

SoftLayer API を使うには？

• API 生成

– ポータルの【 Account 】-> 【 Users 】

– API Key の 【 Generate 】をクリック

• 利用方法

– REST、XML-RPC、SOAP、CLI$ curl –s –K ./softlayer.key ¥

https://api.softlayer.com/rest/v3/SoftLayer_Account.json

http://sldn.softlayer.com/article/SoftLayer-API-Overview

SoftLayerを利用した理由苦労した点

SoftLayer採用のメリット

ObjectStorageがデフォルトで使える

コレがなかったらPBOXがこの世に存在しませんでした

安いし、速いので是非使っていきましょう

サーバー構成の自由度が高いHWスペック、ネットワーク構成が細かく設定できる

コミュニティ今ならコアメンバーになるチャンス！かも

MNU Co.,Ltd.20

SoftLayer APIで苦労

APIリファレンスを見てもわからないリファレンスにサンプルコードがあるといいかも

実際にあった話

ObjectStorageのオーダーAPIの引数がわからなくて一苦労

オーダーAPIのレスポンスと、

作成されたObjectStorageの対応付けがわからなくて一苦労

APIが熟成されてない？オーダーAPIの引数多すぎないですか

Python版クライアントの問題？

verifyOrderレスポンスで空文字だった部分をnullに直してplaceOrderに渡さないとエラーが出たり

MNU Co.,Ltd.21

SoftLayer 採用のメリット

• 純粋なIaaSである点!! 玄人向き!!(言い換えれば、パーツを自由に選んでお気に入りのインフラを組み立てられるプラモデルの様なもの)

• ベアメタルサーバーのパフォーマンス(性能重視のお客様を相手にしているので特にスパコンHPC系はほぼ一択と思っている)

• 揺らぎがあまりないし安定している

• Catalyst Programと コミュニティ(起業家支援プログラムの内容が充実している)

SoftLayer で 苦労している点

• プラモデルで機能もAPIも非常に充実しているが「取扱説明書」が充実していない

• APIリファレンスの充実を希望!!

• データセンターによっては問題が多い!?(一杯メールがくる・・東京は大丈夫と期待したい)

• CLI(slコマンド)がオフィシャルではない(2種類ある^^;)

どうしてSoftLayerなのか？

• APIで一括管理できる点

• リソースが見積もりしやすい

• BareMetalサーバが選択できる

• 仮想・物理を同一ネットワーク上で利用

• 東京データセンタ

SoftLayer について詳しくは…

• 続きはウェブで！

– https://gg-web.jp/document/ConfigGuide

• コンフィグレーション・ガイド

• デザインパターン

• ユースケース

これからSoftLayerを利用する方へ一言

ありがとうございました

日本SoftLayerユーザー会メンバー募集中

http://jslug.jp