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Azure データサービスデザイン検討 (2015/10)

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各種デバイス Event Hub Stream Analytics

SQL DB /SQL DWH

Data Lake Store

Power BI(or 他 BI ツール or カスタムアプリ)

SQL (SSAS)In-Memory

Data Lake Analytics

MachineLearning

R Server

HDInsight(他 Hadoop)

ニアリアルタイム処理

バッチ処理

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入力データをその後の処理 (BI / データ分析) で必要な項目、件数に集約する。大規模な入力をより小規模な出力にする。例) デバイスからの 1 億件のデータを 1000 件程度に集約して保存

「どの項目」を「どの程度の間隔で集約して」後続工程 (BI / データ分析) で参照したいかを事前に設計する必要がある※トップダウンアプローチ

デバイスから受けとったデータを、そのまま or メタデータを追加して保存する。大規模な入力を大規模なまま出力する。例) デバイスからの入力 1 億件ごとにテキストファイルとして保存

保存したデータをどのように分析するかが明確でない場合、一定期間アーカイブしておく必要がある場合は、こちらを選択する※ボトムアップアプローチ

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基本数秒程度の即時応答 (オンライン処理) を前提としたデータストアサービス。Table Storage は REST API、DocDB は REST API (JSON)HBase は SQL Like なクエリでアクセスを行う。一般的には SQL Database が使用される。大規模な環境では “Elastic Database pools” の使用を検討する。

基本バッチ処理を前提としたデータストアサービス。「数秒での応答」という要求にはそぐわない。

テーブル定義を決めて設計する「トップダウンアプローチ」なSQL DWH と、格納後に利用方法を検討する「ボトムアップアプローチ」な Data Lake Store を一般的には利用する。Hadoop の実装を管理したい場合は HDInsight を選択する。

Blob ストレージは、一般的には一方的な出力 (ログ出力、アーカイブ等) で利用する。

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No. SQL or

NoSQL

オンライン処理 (基幹系、フロント系) 分析処理 (情報系)

1. NoSQL ・ドキュメントデータベース

(DocDB, MongoDB)

・KVS – Key Value Store

(Azure Table Storage, Riak)

・列指向ストア

(Apache HBase, Apache Cassandra)

・分散処理基盤

(Azure Data Lake Store, 各種 Hadoop ディストリビューション,

(HDInsight))

・分析用インタフェース、ライブラリ

(Azure Data Lake Analytics,

Apache Spark (Spark SQL, Pyspark))

2. SQL ・RDMBS

(Azure SQL Database, SQL Server on IaaS)

・MPP DWH

(Azure SQL DWH)

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No. サービス 種類 インタフェース

セカンダリインデックス

トランザクションサポート

ストアドプロシージャやトリガーの実装

1. Azure

SQL Database

RDBMS SQL あり 全てのテーブルの各行単位

SQL (T-SQL) で実装

2. Azure DocumentDB ドキュメントストア

拡張SQL あり 同一コレクション内のドキュメント単位

Javascript で実装

3. Azure

Table Storage

KVS キーバリューストア

OData クエリ なし 同一パーティション内のエンティティ単位

なし

4. Apache HBase 列指向ストア

なし なし 同一行内の全てのセル単位

Java で実装

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SQL DWH は Blob ストレージのファイルをテーブルに取込を行う機能を保持している (Polybase 機能)Blob ストレージの特定のコンテナ(フォルダパス) 配下のファイルを再帰的に読み込んで SQL DWH にロードできる。そのため、SQL DWH にデータ取込する時間間隔 (例: 1 時間) ごとにフォルダ名を定義することを検討する (例: 20151112_0900)

但し、全デバイス分格納してロードが間に合わない場合は、入力種別ごとなど (例: TV など) でフォルダを別にする (例: TV_20151112_0900)

Data Lake Store は管理された Web HDFS サービスであり、ディレクトリ構成を作ってファイル保存する但し、HDFS は大きなサイズのファイルでより効果を発揮するため、ファイル結合を考慮した方が良い(Data Lake Analytics を使えば、多数の小サイズファイルを1 つの大きなファイルにクエリ 1 つで結合でき、且つ分散処理として実行できる)

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