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201437LODチャレンジJapan2013授賞式

LODチャレンジ Japan 2013 アプリケーション部門 優秀賞

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Page 1: LODチャレンジ Japan 2013 アプリケーション部門 優秀賞

2014年3月7日

LODチャレンジJapan2013授賞式

Page 2: LODチャレンジ Japan 2013 アプリケーション部門 優秀賞

◆受賞者◆ 古崎晃司,山縣友紀,加藤敦丈 今井健,大江和彦,溝口理一郎 ◆推薦の言葉◆ ライフサイエンス・医療という専門分野の作品ですが、LODの特徴

である「他のデータセットとつなげる」ことによって、画像情報を含めた統合的な情報閲覧が可能となっており、 他分野へも応用可能な点を評価して優秀賞に選考いたしました。今後、本分野における知識基盤の整備と活用が、更に促進されることを期待します。

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疾患コンパス 「疾患連鎖LOD」(LODチャレンジ2013「ライフサイエンス賞」)を, 他のデータセットと“つなげる”ことで,「疾患に関する様々な情報を統合的に閲覧」できるサービスです.

古崎 晃司,山縣友紀,加藤 敦丈(大阪大学)

今井 健,大江 和彦(東京大学)

溝口 理一郎(北陸先端科学技術大学院大学)

※本システムは「医療情報システムのための医療知識基盤データベース研究開発事業(2010-2012,2013-2015年度,厚生労働省委託事業)」の助成を受け開発されたものです. →詳細 http://www.med-ontology.jp/

LODチャレンジJapan 2013:a105

DBpedia(日/英)

http://lifesciencedb.jp/bp3d/

疾患が「どのような原因/メカニズムで起こるか?」 疾患が「どのような症状を引き起こすか?」 といった疾患知識(オントロジー)をLOD化したもの. (※各診療科の臨床医が記述)

疾患連鎖LOD

BodyParts3D (DBCLSにて公開)

http://ja.dbpedia.org/ http://dbpedia.org/

他の関連情報へ

臓器,器官等 の3D画像

疾患の概要

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「疾患コンパス」の利用方法 公開ページ http://lodc.med-ontology.jp/ 表示する疾患の「選択」or「検索」 (疾患名or含まれる症状などで検索可能)

疾患連鎖(≒「原因」から「主な病態」「症状」に至る「因果連鎖」)を表示 (疾患連鎖LODから生成)

疾患の主な影響範囲を 3D画像で可視化 (BodyParts3Dを利用)

疾患の概要を表示 (DBpediaを利用)

疾患定義

因果関係 異常状態

(病態,症状など)

Page 5: LODチャレンジ Japan 2013 アプリケーション部門 優秀賞

「疾患コンパス」の利用方法 公開ページ http://lodc.med-ontology.jp/ 表示する疾患の「選択」or「検索」 (疾患名or含まれる症状などで検索可能)

疾患連鎖(≒「原因」から「主な病態」「症状」に至る「因果連鎖」)を表示 (疾患連鎖LODから生成)

疾患の主な影響範囲を 3D画像で可視化 (BodyParts3Dを利用)

疾患の概要を表示 (DBpediaを利用)

疾患連鎖上で「選択」した異常状態(病態,症状など)に対象箇所がハイライトされる

関連するDB へのリンク

Page 6: LODチャレンジ Japan 2013 アプリケーション部門 優秀賞

まとめ・今後の展開 • 「疾患連鎖LOD」を他のデータセットとつなげることで「疾患に関する様々

な情報を統合的に閲覧」できるサービスを開発した. – DBpedia(日本語/英語)を介した,疾患の概要表示,ICD,Meshなど既存

コード体系へのリンク – ライフサイエンス統合データベースセンターが提供しているBodyPart3Dとの

連携による,疾患影響範囲(関連する部位)の3D画像を表示 • 技術的には,RDF,SPARQLベースで開発されているため,他のLODとの

連携も同様に可能 – リンク先のLOD/データベースの追加作業中.

• 最新版では,「各モジュールをAPI化」しており,他のWebサービスと連携したアプリケーションの開発が可能 – マウス表現型DBと連携したシステムの開発中 – 他の分野でのシステム開発に利用できるような汎用化も検討中

謝辞: 本研究の一部は,日本学術振興会の最先端研究開発支援プログラムおよび厚生労働省医療知識基盤研究開発事業により,助成を受けたものである. これらの研究・開発に参加された方々,特に,疾患オントロジー記述のご尽力と臨床医学的な知識の提供を頂いた東大病院の臨床医の先生方(大友夏子先生,林亜紀先生,松村貴由先生,桜井亮太先生,寺田さとみ先生,脇嘉代先生ら)に心よりの感謝致します.

公開ページ http://lodc.med-ontology.jp/ プロジェクトHP http://www.med-ontology.jp/