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PuppetConf2015参加レポート (第1回 Puppetユーザ会 発表資料)

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PuppetConf2015参加レポート

2015年10月28日 株式会社NTTデータ 菅原 亮

第1回 Puppetユーザ会

発表資料

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はじめに

10/5(月)~10/9(金)にPuppet Labs社のあるオレゴン州ポートランドで 開催された「PuppetConf2015」に参加しました。 このセッションではPuppetConf2015で参加したセッションの紹介や 現地での活動をお話します。

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自己紹介(Self Introduction)

名前: 菅原 亮(すがはら りょう) 所属: 株式会社NTTデータ 技術革新統括本部 基盤システム事業本部 システム方式技術事業部 第三技術統括部 第三技術担当 Puppetとの出会い: 2012年にNTTOSSセンタにて自動化推進の担当になった事がきっかけです。 その時にPuppetの素晴らしさを知り、世に広めたいと思いました。 OFFのわたし: シルビアで各地のショッピングモールに現れます ベランダに菜園作ってます いろんな料理作ってます(もちろん片付けしてます) 主にWindowsでいろんなアプリ作ってます 最近電子工作にハマってます

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Self Introduction

Name: Ryo Sugahara Company: NTT DATA Corporation Why do I use Puppet? The first time of using Puppet was at NTT OSS Center in 2012. I was deeply impressed by Puppet at that time, so I think I'd love to distribute it. When I'm off work: At a weekend, my wife and I usually go to the shopping mall by my car "Nissan Silvia". Growing some kind of vegetables in my balcony. Cook many kinds of dishes for my wife, of course, I clear the table after that. :) => When I said that to one of my friends , then he said to me “It’s a nice automation of housework, for my wife". Making applications for Windows as a hobby. Recently, I'm hooked on electronic kits, such as Arduino.

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PuppetConf2015 ~ 出発から到着後

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PuppetConf2015について

PuppetConfとはPuppet Labs社が毎年開催しているイベントです。

期間中はPuppet Labs社から各種セッションや参加者のスキルアップを目的とした トレーニング、デモンストレーションやPuppet Labs社のロードマップの説明があるなど、 大変盛りだくさんの内容になっています。

今年はビギナーから上級者まで幅広い層を対象としたセッションが予定されており、 特にDevOps、継続的インテグレーション/デリバリ、クラウド管理、アプリケーション 配信からSDN(Software Defined Networking)といった、今まさに“旬”である テクノロジにフォーカスされています。

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オレゴン州ポートランド

Puppet Labs社のあるオレゴン州ポートランドは、アメリカ合衆国オレゴン州最大の都市で、 「バラの都市」の愛称で親しまれています。 ハイテク産業やクリーンテクノロジー産業が進出し、カリフォルニアのシリコンバレーと並ぶ オレゴンのシリコンフォレストとも呼ばれています。 環境にやさしい都市としても有名です。 クラフトビールや蒸留酒を生産する醸造所や蒸留所も有名です。 参考文献: Wikipedia(ポートランド(オレゴン州)) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89_(%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%82%B4%E3%83%B3%E5%B7%9E) State of Oregon Japan Representative Office http://www.oregonjapan.org/index.html

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成田空港~ポートランド

成田空港第二ターミナルに集合、必要な携帯電話、Wi-Fiを借用して、10:55(JST)のフライトで 日本を出国しました。 約11時間のフライトの末、9:00(MDT)にフォートワース国際空港(ダラス, テキサス州)到着しました。 テキサス州は南部の端、緯度にして宮崎県と同じくらいで10月だというのにとても暑く、札幌と同じくらいの緯度であるポートランド向けに防寒対策をしてきたので汗だくになってしまいました。 その後4時間のフライトを経て、12:30(PDT)にやっとポートランドへ到着しました。 自宅を出てから約23時間、とても遠かったです。

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会場の様子

到着したPuppetConf2015会場です。

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到着~レセプション

パートナー向けの歓迎イベントに参加しました。ビール醸造所に併設されたレストランだからか、 ビール工場見学のオプション付きでした。

レジストレーション後の歓迎レセプションでは、Localization ManagerのLarissaさんと ついにお会いする事ができました!

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APAC Partner Dinner

APAC Patner Dinner(参加国:US、インド、ブラジル、UK、オーストラリア、日本)では、 Puppet Labsが展開しているAPAC地域各国の方と交流が図れました。

もちろんビールもワインも料理もおいしかったのは言うまでもありません。

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PuppetConf2015 ~ 10/8(木) 1日目のセッションと活動

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Breakfast

初めて海外のカンファレンスに参加するのでとても驚きだったのですが、朝食、昼食、ディナーが 無料で出るケースが多いとの事でした。 そのため食事は全てPuppetConf2015で出されたものだけで済みました。

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1日目 基調講演(Keynote)

現在Puppetは世界中の3万を超える組織で使われて、商用版であるPuppet Enterpriseの顧客は1000を数えているとの事です。またPuppetConf2015の参加者は2000名に達したとの事です。 アプリケーションはサービスの成長に連れて拡大していきますが、複雑化していく個々のアプリケーション、 サービスを正しく管理運用するためソリューションとして“Application Orchestration”を リリースしたとの事です。 これまでのPuppetは個々のノードを見ていましたが、“Application Orchestration”では個々の ノードがどのように結合していくかまでをPuppet言語で定義できるものになっていました。 これにより管理下のアプリケーションで不具合があった場合でも、修正の必要があるノードに 対して修正済みアプリケーションを即座にリリースする事が可能になるようです。

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1日目 基調講演(Keynote)

“Application Orchestration”はこれまでのノードの“個”を見る概念からシステム全体を見るように 拡張されたもののように感じました。多数のアプリケーションが複雑に絡み合うシステムでは、 アプリケーションリリースが大変複雑な手順になりがちですが、この問題を解決できるのかも しれません。今後検証してみたいと思います。 余談ですが、Luke氏のセッションではアプリケーションのデリバリをトヨタのカンバン方式で扱う 部品になぞらえて説明されていたのが日本人的には印象的でした。

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State of the Puppet Community

ここではCommunity ManagerのMegさんとお会いする事ができました! 来年PuppetCamp in Tokyoの実現をお願いしておきました。

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Puppet Labs CEO Lukeさん

Puppet Labs CEOであるLukeさんのところに、ご挨拶へ伺いました! Lukeさんは、ウィスキーがお好きとの事でしたので、ジャパニーズウィスキーの代表格である 「竹鶴」と、富山の日本酒「立山」をセットでお送りしました。

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Puppet Labsのベンダ連携戦略

■Puppetのベンダ連携戦略 PuppetConf 2015では、各種ベンダとの連携を強調すると共に、製品単体としてのPuppetから オーケストレーション製品(AP基盤の構築・維持運用ツール)としてのPuppetへ転換を 図っています。技術要素としてREST APIを利用し、Puppet連携ベンダを増やす戦略です。 ■主要ベンダ(Cisco, EMC)との連携 Cisco, EMC主力製品をPuppetから操作・管理可能です。 ・ Cisco UCS(ブレード型サーバ) → (例) サーバのプロビジョニングが可能 ・ Cisco Nexus(NWスイッチ) → (例) ファームウェアのオンラインアップデートが可能 ・ EMC VNX(統合ストレージ) → (例) ストレージ領域の切り出しが可能 ■パブリッククラウド+CIとの連携 (オーストラリア政府系機関の事例) Puppetのサンプルコードを交え、クラウド 基盤構築+運用を少人数で実施した事例です。 具体的に、AWS、Dockerを用いた基盤を Puppetで構築し、Jenkins、GitによるCI基盤 により管理しています。

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大規模Googleサービス基盤の監視方式

■大規模Googleサービス基盤における監視 Googleの各種サービスを担う大規模クラスタBorg(2015.4公開)を裏側で支える 監視方式(Borgmon)についてのセッションでした。 [概要] ・ データ転送方式をバイナリで実装(テキストデータは、性能的にオーバーヘッドが大きい) ・ 時系列データとして差分を抽出し、監視アラート時のアクションを明確化 ※ Puppetとの関連は多くない発表にも関わらず、聴衆の関心は高かったです。 (Googleの公開情報が少ない分野だからでしょうか、多くの聴衆が集まりました)

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Brian氏とのディスカッション

■Puppet Labs SVP of Engineering Brian氏とのディスカッション Brian氏(SVP of Engineering)とPuppet4の新機能、特に目玉機能であるApplication Orchestration (Keynote)の技術的詳細、日本で求められる機能などについてディスカッションしました。 ■Puppet4の新機能について Application Orchestrationにより、Puppet構築対象に対して依存関係を考慮した適用が可能に。 その他、実行速度向上(パーサ改良)、Puppet言語(DSL)への機能追加(Iterator実装)などの 改良あり。 パーサが改良された事による互換性について詳しく質問したところ、deprecatedなワーニングが 出ないマニフェストであれば問題なくPuppet4でも動作するとの事でした。 ■日本で求められるレポート機能について 日本の特にSIerにおいて求められるレポート機能についてもディスカッションしました (後述)。

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Exhibit Hall見学 ~Puppet Enterprise レポーティング機能~

■Brian氏とのディスカッションより 日本ではツールで設定変更した場合でも、実機設定が正しいこと(エビデンス)を要求されますが そのような機能を実装する予定はあるかどうか質問しました。 アップデートで実装予定のレポート機能によって、リソースの適用前後の設定差分が閲覧可能に なるとの回答がありました。 ■Puppet Enterprise レポーティング機能 各リソースの適用状況に関する詳細レポート、適用履歴のビュアー、モジュールの依存関係を グラフ化して可視化する機能は興味深かったです。 特にfileリソースでファイルを修正した際の差分の閲覧が現バージョンではできませんが、近日 リリースのバージョンで実施可能の予定との事です。 ■今後について 自動化構築ツール全般に言える事ですが、レポート出力をエビデンスとする場合に想定される 顧客反応(ツールの出力をどこまで信用して良いか)について、日本側においても課題として 議論する必要があると感じました。

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Exhibit Hall見学 ~ Cisco+ネットワーク機器 ~

■ネットワーク機器ベンダとの連携(Cisco) Cisco NXOSについては設定項目がほぼリソース化されており、汎用的なcommandリソースも 存在するため、ほぼ全ての管理が可能になっています。 ■ネットワーク機器ベンダとの連携(その他) ネットワーク機器に共通して存在するリソース(例.VLANなど)については、ベンダ間で共通に利用可能なリソース名として整備されており、ベンダ間の差異を吸収する仕組みについても精力的に 進められています。 ■今後について 競合技術(chefなど)との比較を行う際に、マルチベンダ対応は重要な指標の一つとして考えていく必要があります。

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Exhibit Hall見学 ~ Puppet Enterprise + VMware

■仮想環境オペレーション自動化(Day 1オペレーション) PuppetとVMware vRealize Orchestratorを連携させることで仮想マシンに関する各種操作が 可能です。また本仮想マシンの作成、デプロイ、コピーなどが操作可能になっています。 VMware vSphereとの連携でも操作可能です。 ■仮想環境オペレーション自動化(Day 2オペレーション) PuppetとVMware vRealize Orchestratorを連携させることで仮想マシン上のOSに関する 各種操作が可能ですが、Puppet Enterprise単体でも可能です。

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Exhibit Hall見学 ~物理サーバへのOSインストール自動化~

■物理サーバへのOSインストール自動化 “Bare-Metal Provisioning with Razor”により、従来PXEブート、DHCP、TFTP、 (OSSであれば)Kickstartなどを用いて実現していた物理サーバへのOS自動インストールが 可能になります。 対応OSもLinux, Windows, ESXと幅広く、Puppet Enterpriseのコンソールから制御できる点は 非常に良いと感じました。

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City of Roses Party

オレゴン州産業科学博物館でパーティーが開かれました。 各地のビールやワインを堪能しました。

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PuppetConf2015 ~ 10/9(金) 2日目のセッションと活動

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2日目 Keynote

1日目のKeynoteを受け、問題に即座に対応できる事の重要性と事例紹介がメインでした。 事例紹介では、ウォルマートで当初2,000ノードを2か月で構築の予定が、7,000ノードに増やされ、 気づけば30,000ノードを予定よりも2週間早く構築しなければならないという話になったにも 関わらず、Puppetを用いる事で30,000ノードを6週間で構築する事に成功したというものでした。

これは2013年2人の“Puppeteer”でスタート、10万台以上のサーバに対して徐々に自動化対象を 広げて、現在は48,000以上のノードをたったの7人で管理しているそうです。

このお話はぜひ成功事例の日本語資料としてまとめたいと考えています。

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Better Together: Managing Windows with Puppet, PowerShell and DSC

このセッションではPowerShellとDSCの説明とPuppetからPowerShell DSCのAPIを呼び出す モジュールについての説明がありました。 PowerShell DSCが持つほぼ全てのAPIをPuppetから呼び出せるという事なので、Linux/UNIX系と Windows系の管理をPuppetで一元化できるのが特徴です。

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Lunch Meeting

Lunch Meetingでは日本でのサポートをどうすべきかについてディスカッションしました。 まずは3営業日のSLAを目安として、技術ソースコードレベルでの解析まで可能な サポートスキームを構築するとした場合、どのようにすればよいか意見を交わしました。 ただサポート要員のトレーニングなども含め、すぐに結論が出る話でもないため、 継続検討していく事になりました。

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Puppet Labs本社

Localization Meeting 参加のためPuppet Labs本社に移動しました。

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Localization Meeting ~ Puppetによる自動化解説本の出版企画

技術にあまり明るくないが財布は握っているようなマネージャクラスの方を対象に、 基盤自動化について解説する書籍を出版する企画についてディスカッションしました。 日本で発売されているPuppetの書籍は1冊確認しているものの既に内容が古く、 内容はインフラ技術をある程度知っていないと読めないものになっています。 また基盤自動化の全体像を技術者以外の人にもわかりやすく解説しているような 書籍は見当たりません。 そこでPuppetを中心とした自動化普及促進のため、前述のようなマネージャクラスの 方を読者として想定した基盤自動化の解説書籍を作りたいと考えています。 内容は自動化とは何かという説明から始まり、自動化で実現できる事とできない事を 明確にして、正しい自動化導入とは何か解説したいと考えています。 加えて日本では年配の方ほど電子媒体より紙のほうが情報源として信頼される傾向があるため紙の書籍を¥1,000~¥2,000程度で出版をしたいと考えています。

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Localization Meeting ~ Puppetによる自動化解説本の出版企画

ミーティングで合意した目次は以下のようになります。 1章:基盤自動化とは 2章:Puppetとは 3章:基盤自動化におけるインフラ設計(セキュリティの話も含む) 4章:構築と試験 5章:運用の自動化 6章:自動化の導入効果 今のところページ数は全100ページ程度を 想定していますが、増えるかも知れません。 出版時期は来年6月くらい(間に合うのか?)を 目標にしています。 詳細はこれから詰めていきますので、 ご意見ご要望お待ちしております。

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ダウンタウン散策

次のイベントPub Crawlが始まるまで少し時間があったので、Larissaさん、Megさんに Puppet Labs社周辺の散策に連れて行って頂きました。

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Pub Crawl ~ 帰国の途へ

Pub Crawlでは、残念ながらフライトの時間目前だったので、少しだけ顔出しして Puppet Labsの皆さんのお見送りを受けながら、帰国の途につきました。

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PuppetConf2015番外編 ~ 事件簿

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アイスコーヒー事件 (It’s too big!)

トランジットで立ち寄ったダラスの空港内で見つけたマクドナルド、ちょうど喉がカラカラだったので お茶でもしようと、“本家”のマクドナルドでアイスコーヒーを頼んだのですが…。

はい、これでMedium Sizeです…日本なら余裕でLarge Sizeでしょう…。さらに注文時にフレーバーなども聞かれます。スッキリしたくてブラックコーヒーを飲みたかったので全てNoと言ったのですが、問答無用で ミルクと砂糖が入ってきました。さすがに多すぎて飲みきれませんでした。

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こむら返り事件 (the incident of leg cramps)

初日のレジストレーション後、一度荷物を置きにホテルに戻る際に寄り道したショッピングモールの階段で、両足が同時にこむら返りを起こして数分動けずその場で悶絶しました。

翌日、ネットワールド山口さんから寝ている時にこむら返りを起こしたという話があり、 さらにNTTD佐々木さんからも寝ている時にこむら返りを起こしたという話が…

なんと一行の4人中3人がほぼ同じタイミングでこむら返りを起こしたという事件でした。

ダラスからポートランドへのフライトが国内線の狭い飛行機だったのですが、ほぼ満席だったので狭いところで4時間身動きできずにいた事が原因だと思います。

ひどくするとエコノミークラス症候群にもなりかねませんので、狭い飛行機に乗った時ほど座席で身体を動かすようにしなければと思った出来事でした。

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Uber(ウーバー)は日本であまり聞きませんが、タクシーに加えて一般の人が自分の車で 他人を運ぶサービスです。 現在日本では都内でタクシーやハイヤーに対応しているようですが一般的とは言えず、 また一般の人が自分の車で他人を運ぶ行為が白タク営業と見なされ、テスト運用していたものの国土交通省から指導が入り中止になったようです。 そんなUber、便利だしタクシーより安いしで海外ではメジャーだそうで、今回何度も乗らせて 頂いたのですが…。 空港まで乗ったUber、到着後の荷物を下ろす最後の最後の場面で、スーツケースを路上へ 派手に転落させてしまったのです。後からスーツケースの持ち主の方が確認すると、 お土産に買ったマグカップが割れてしまっていたのでした…。 スーツケースに割れ物を詰める時は緩衝材が必須だと思いました。

Uber荷物落下事件 (the luggage fallen)

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PuppetConf2015 ~ おわりに

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おわりに

今回さまざまなセッションを聞いて感じたのは、これまで“個”のサーバを対象にしていた管理の 単位が、サーバが絡み合うシステム全体を定義可能に進化しつつある事です。

従来クラスタ構成など、複数のノードを連携させた自動構築は難しいところでしたが、 “Application Orchestration”により可能になるとの事なので、ぜひ試したいと思います。

またネットワーク機器、ストレージ機器などとの連携が強化されてきているのも これまでの経験上、需要がある分野なので期待できます。

ただ日本でとても重要視されるサポート体制については日本の実情に合っていない 部分があるのも事実ですが、課題についてはご認識頂けたので今後改善されるでしょう。

最後にPuppetConf2015へご招待頂いたPuppet Labs社の皆様に感謝申し上げます。 大変有意義な時間をありがとうございました。 Thank you for invitation to PuppetConf2015. It was a really impressive event for me. Thank you!

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