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IoT 時代を生き抜くエンジニアに必要な技術とは深センの今を教えよう
SORACOM UG 信州 #2
Dec. 16, 2017@GEEKLAB/長野
株式会社ソラコム
テクノロジー・エバンジェリスト
松下 享平
自己紹介
松下 享平 (まつした こうへい) “max”
• 静岡県民
• 前職: 東証二部ハードウェア・メーカーでIoT事業のコーディネート
• 2017年3月より「テクノロジー・エバンジェリスト」
• 好きなソラコムサービス
• SORACOM Air メタデータサービス
• SORACOM Funnel / AWS IoTアダプタ
• SORACOM Air for LoRaWAN
• Facebook, Twitter: ma2shita
IoT 時代を生き抜くエンジニアに必要な技術とは「話さないこと」
• SORACOMの各種サービスの詳細
• 無線通信の一般論(セルラー通信とかLPWAとか)
• Serverlessなシステム構築
• データサイエンス
• センサーI/Fの使い方や、デバイス調達の仕方
• C/C++を覚えよ
• 「あの日のこと」
★
お客様事例: AGC旭硝子様
グローバルで製造現場を見える化。作業のデータ収集から分析までの一連の通信の流れにSORACOM
作業者(スマートウォッチ、スマホ、スマートグラス)の作業データをリアルタイムに収集、蓄積、分析までを自動化し、カイゼン活動に活用。
(協力パートナー:シーイーシー様)
お客様事例: 積水化学様
再生可能エネルギーである下水熱を利用した温水器の遠隔モニタリング
PLCから温水器の稼働データを取得しSORACOM Airで送信。SORACOM Beamの暗号化、署名機能で、安全でリーズナブルな遠隔監視を実現
お客様事例: 大阪ガス様
ガス・電気のメーターに外部デバイスを取付、10分毎にSORACOMでデータ送信、お客さまに使いすぎ等を通知
(協力パートナー:オージス総研)
ガス・電気の見える化簡易データ計測サービス「ekul(イークル)」
お客様事例: チカク様
スマホで撮った子どもの写真・動画を実家のテレビへ配信
お年寄りをターゲット。テレビにつなぐだけ。難しい通信設定は不要で不具合時も電源の入れなおし。
IoT技術
費用削減
作業の改善
運用の省力化
収益増加 新たな価値
IoT技術の活用指針
IoTの活用が期待される分野
重要なビジネス基盤 / 社会基盤へ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:JR_East_Kamoi_sta._Turnstile_2013-12.jpg#/media/File:JR_East_Kamoi_sta._Turnstile_2013-12.jpg
モノとデータセンタを組み合わせる仕組み
•15年前から実現済み
•エッジコンピューティングでさえも
なぜ今IoTなのか?
すごいデータセンター
なぜ今IoTなのか?
すごいモノ
? ? ?
すごいネットワーク
クラウドの特徴
•必要な時に•すぐ調達できる
•必要なだけ•使った分だけ、使わなければ減らせる
•誰でも使える•個人から大企業まで、同じ技術が使える
一台からの検証目的でも
本番における数万台も
クラウドとIoTはビジネス的な相性がいい
誰でも等しく同じ機能が使える構築済みのサービスが使える
すごいデータセンター
なぜ今IoTなのか?
すごいモノ
? ?
すごいネットワーク
民主化されたクラウド
OpenBlocks IoT (オープンブロックス アイオーティー)
45000円~Armadillo-IoT (アルマジロ アイオーティー)
50000円~
プロトタイピングが容易に
価格は税抜き、概算
Arduino (アルディーノ)
3300円Raspberry Pi Zero (ラズベリーパイ ゼロ)
650円ESP-WROOM-32
700円
Wio LTE(ウィオ エルティーイー)
9800円
3Dプリンタによるデジタル・ファブリケーション
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:AW3D_HDL.jpg#/media/File:AW3D_HDL.jpg http://newswitch.jp/p/8923
すごいデータセンター
なぜ今IoTなのか?
すごいモノ
?
すごいネットワーク
民主化されたクラウド
民主化されたモノづくりの道具
すごいデータセンター
ネットワークの課題は2つ
民主化されたクラウド
すごいモノ
民主化されたモノづくりの道具
接続方法 セキュリティ通信の管理
すごいネットワーク
ネットワークの課題は2つ
民主化されたクラウド
民主化されたモノづくりの道具
接続方法 セキュリティ通信の管理
有線LAN、無線LAN場所・配線の制約、事前設定、人が介在する前提3G/LTEの通信は便利人向けプラン、長期固定契約、最小契約数
暗号化、認証デバイス単価の高騰通信の管理運用などのビジネスプランに影響
2015年9月30日発表1日10円〜、モノ向け通信サービス
SORACOM Air for セルラー
SIMスロットにSORACOM Air SIM※スマートフォン、タブレットなど
専用線
インターネット
SORACOM Air ― 無線通信サービス
通信キャリアのの交換局
お客様
① SIMを購入してモノに挿す
Webコンソール②Webからコントロール
③APIでコントロール
API
すごいデータセンター
なぜ今IoTなのか?
すごいモノ すごいネットワーク
民主化されたクラウド
民主化されたモノづくりの道具
民主化された無線通信ネットワーク
アイデア次第で勝負できる環境が整った
ガートナー、「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2017年」https://www.gartner.co.jp/press/html/pr20171003-01.html
2017年1996年
http://foresightinvestor.com/articles/109289-gartner-s-hype-cycle
IoT現在の位置づけ
インターネットマガジン1996年4月号―INTERNET magazine No.15https://i.impressrd.jp/e20071218195/bnpdf199604015
可視化?
新サービス、新デバイス?
新技術のビジネス活用?
旧態業者の取り組み?
まったく異なる業種からの参入
Amazon Dash Button
実現したこと
ボタンが押せるだけ
設定はスマートフォン任せ
押下後のロジックはすべてクラウド
1年くらいの短寿命
徹底した単機能化による低価格化
物販をサービスに変貌
Amazon Dash Buttonの事実
• 1個500円。初回注文の金額500円引きで実質無料
• 100種類以上のブランドの商品1000種類以上
• 注文75%以上増加、平均で1分に1回
http://jp.techcrunch.com/2016/04/01/20160331amazon-expands-dash-button-line-up-top-sellers-to-date-include-tide-bounty-cottonelle/
http://jp.techcrunch.com/2017/06/28/amazon-dash-button-new-brands/
Brand Share of Amazon Dash Button / May 2015 ~ Jan 2016 from Ecom Insights Panel
異業種からのハードウェア参入
これから何が起こるのか?
ハードウェアはサービスの部品の一つへ
ハードウェアの価値は(見かけ上)限りなくゼロへ
しかし、その本質は
ハードウェアは囲い込みに最適な入口
IoTの基本要素とスキルマップ
アプリケーションネットワークセンサー/デバイス
“モノ”
接続インターフェイス精度
送出頻度・データサイズ設置場所
電源システム更新
故障対応
アクセス回線プロトコル変換
データ変換・暗号化経路セキュリティ
伝送障害対策リモートアクセス
UI/UXライブラリ/PaaS/IaaS
開発言語・環境ストレージ量・期間
プロトコル将来への成長
基板設計・製造・実装外装設計・製造部品調達・納期
EoLとモデルチェンジ規格・認証取得
従来の開発カルチャーギャップ
アプリケーションネットワークセンサー/デバイス
“モノ”
24週~ 1~2週イテレーション
サイクル
実装H/W制約志向e.g.) 低級言語、バイナリペイロード
生産性志向e.g.) スクリプト系言語、テキストペイロード
接続インターフェイス精度
送出頻度・データサイズ設置場所
電源システム更新
故障対応
アクセス回線プロトコル変換
データ変換・暗号化経路セキュリティ
伝送障害対策リモートアクセス
基板設計・製造・実装外装設計・製造部品調達・納期
EoLとモデルチェンジ規格・認証取得
【再掲】
“モノ”のイテレーションサイクル短縮
アプリケーションネットワークセンサー/デバイス
“モノ”
24週~ 1~2週イテレーション
サイクル
実装H/W制約志向e.g.) 低級言語、バイナリペイロード
生産性志向e.g.) スクリプト系言語、テキストペイロード
接続インターフェイス精度
送出頻度・データサイズ設置場所
電源システム更新
故障対応
アクセス回線プロトコル変換
データ変換・暗号化経路セキュリティ
伝送障害対策リモートアクセス
新規のIoTシステム構築
モノ
Google Cloud Platform
Microsoft Azure
AWS
デバイス数、データ量が予測しづらい
センサー制御、エッジ処理バッファリング、エラー処理
直接収益にならない実装が存在
バックエンドにスケーラブルなメガクラウドを使わないと損
バッファリング、エラー処理暗号化・プロトコル実装認証処理(SDK)
認証情報
SORACOM Funnel ― クラウドアダプタ
モノ
Google Cloud Platform
Microsoft Azure
AWSSORACOM Funnel
認証情報
センサー制御、エッジ処理バッファリング、エラー処理
バッファリング、エラー処理暗号化・プロトコル実装認証処理(SDK)
SORACOM Funnelでクラウドを活用モノの開発を最小限に
Arduino上におけるAWS IoT通信実装の比較
AWS IoT Device SDK利用 PubSubClient利用
動作環境Arduino YUN以上
約10000円
Arduino UNO動作可能
約3500円
プロトコル MQTTS MQTT
X.509証明書 必要 不要
ライブラリ#include <aws_iot_mqtt.h>#include <aws_iot_version.h>#include "aws_iot_config.h"
#include <PubSubClient.h>
Publishまでの手順
1. includes2. #setup3. #config4. #connect5. #publish
1. include2. #setServer3. #connect4. #publish
Subscribe#subscribe(topic, qos, callback)※複数可能
#subscribe(topic[, qos])#setCallback(callback)※1つのみ
接続状態確認 N/A #connected
SORACOM Beam / Funnel でSORACOM上でMQTTS化
Topic設計で回避可能
その差6500円/unit + 実装&運用
SORACOMはあらゆる無線とクラウドをセキュアにつなぐ
セルラー
Sigfox
AWS, Azure, GCPパートナークラウド
プライベートクラウドデータセンター
インターネットパブリック IaaS/SaaS
Wireless Agnostic Cloud Agnostic
LoRaWAN
クラウドネットワークセンサー/デバイス
“モノ”
有線LAN、無線LAN場所・配線の制約、事前設定、人が介在する前提3G/LTEの通信は便利人向けプラン、割高の通信費、長期固定契約
暗号化、認証デバイス単価の高騰通信の管理運用などのビジネスプランに影響
接続方法 セキュリティ通信の管理
IoT/M2M向け無線データ通信サービス
SORACOM Air for セルラーfor LoRaWANfor Sigfox
デバイスやクラウド開発の負担を減らす
SORACOM Beam / Funnel / Harvest / Endorse
セキュアな閉域網構築に
SORACOM Canal / Direct / Door
パケットレベルの制御を可能とする
SORACOM Junctionデバイスのリモート管理に
SORACOM Gate / Inventory
“モノ”のイテレーションサイクル短縮
アプリケーションネットワークセンサー/デバイス
“モノ”
24週~ 1~2週イテレーション
サイクル
実装H/W制約志向e.g.) 低級言語、バイナリペイロード
生産性志向e.g.) スクリプト系言語、テキストペイロード
接続インターフェイス精度
送出頻度・データサイズ設置場所
電源システム更新
故障対応
MHz / MBコン
ピュ
ーテ
ィン
グパ
ワー
メモ
リ空
間
少
多
GHz / GB
TB
エッジ(組み込み)
クラウド
レイテンシ低ns μs ms s
高
200msの壁
エッジへの実装• センサー制御• 低レイテンシ応答• オフライン稼働(一時的な)
• 複雑なロジックはクラウドのAPIで
クラウド・ファースト デバイス
デバイスの「クラウド・ファースト」化
MHz / MBコン
ピュ
ーテ
ィン
グパ
ワー
メモ
リ空
間
少
多超
GHz / GB
TB
エッジ(組み込み)
クラウド
レイテンシ低ns μs ms s
高
200msの壁
“モノ”のイテレーションサイクル短縮
アプリケーションネットワークセンサー/デバイス
“モノ”
1~2週イテレーション
サイクル
実装 生産性志向e.g.) スクリプト系言語、テキストペイロード
クラウド・ファーストデバイス
1~2週
最小実装志向
デバイスに残された課題
電源
• 省電力化
環境性能
• 外装設計
価格
• 量産効果、シンプル化
運用・故障対応
• ログ、修理・交換フロー
ソフトウェア更新
• OTA (Over the Air)
EOL(End of Life)とモデルチェンジ
• ミドルウェア、ID設計
IoT時代を生き抜くエンジニアに必要な技術とは
手を動かして
様々な
コンポーネントや
サービスを知る事
可能な事と課題を
見極められる事
得意な
実装パターンを
編み出すこと
人間の歴史の中で、何かを始めるのに今ほど最高の時はない。
今こそが、未来の人々が振り返って、
「あの時に生きて戻れれば!」という時なのだ。
― まだ遅くはない。
― 〈インターネット〉の次に来るもの P40
KEVIN KELLY / 25 July, 2016
http://amzn.to/2ulULQ8
SORACOMの願い
クラウド ⇒ 多くのビジネス、Webサービス
SORACOM ⇒ 多くのIoTビジネス、システム
たくさんのIoTプレイヤーが生まれますように
深センに(弾丸で)
行ってきたよ
(札幌→成田) →香港→ 深セン
トラディショナルと
ラディカルな都市
世界の電気街
テクノロジの急激な進化と数の暴力
まとめ
数の暴力はすごい
LPWAは
セルラーベース LPWA (Cat. M1 や NB-IoT)の
の足音が。
深センいこう
WeChat Pay したい場合はご連絡を
Thank you !
世界中のヒトとモノをつなげ共鳴する社会へ