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エンジニアがTRPG をやるべき理由 〜隣り合わせの遊びと技術〜 ぱろっと(@parrot_studio) Gunma.web #12 2013/02/09

エンジニアがTRPGをやるべき理由 〜隣り合わせの遊びと技術〜 (Gunma.web #12 2013/02/09)

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Gunma.web #12の発表資料 rabbit source : https://github.com/parrot-studio/gunmaweb12-trpg-is-agile

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エンジニアがTRPGをやるべき理由〜隣り合わせの遊びと技術〜

ぱろっと(@parrot_studio)Gunma.web #12

2013/02/09

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Profile

ぱろっと(T.Tachiki)

@parrot_studio

parrot-studio.com

プログラマっぽい何か

(元)TRPGゲーマー群馬でイベントをやっていたことも

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TRPGってなに?

紙や鉛筆、サイコロなどの道具を用いて、人間同士の会話とルールブックに記載されたルールに従って遊ぶ“対話型”のロールプレイングゲーム

[「テーブルトークRPG - Wikipedia」より引用]

日本ではコンピュータRPGが先行したためTRPGと呼ぶが、アメリカではこれが「RPG」

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"テーブルトーク"RPG

ゲームマスター(GM)とプレイヤー数人が一つのテーブルを囲み、「会話」しながら進める

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以上をふまえて、

今日言いたいこと

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"TRPG"is

Agile!!

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"TRPG" is Agile!!

人と人が

共通の目標に対して

それぞれが楽しくなるように

臨機応変に

コミュニケーションするゲーム

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TRPGのここがすごい!

技術書を読んでもなかなか身につかない"非技術的スキル"が、TRPGなら遊びながら自然と身につくよ!(`・ω・´)

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以下、実例を挙げていくよ!

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※絶対に5分で終わらないので必ず途中で止めてくださいΣ(・ω・ノ)ノ

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Case1 : 論理構成力

GMが破綻しないシナリオを書くために必須

NPCや他のプレイヤーを説得したりするのに重要

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Scene1

GM:(今回は依頼人がこいつで・・・目的は○○で・・・でも実は××だから、伏線はこんな感じにして・・・)

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Case2 : コミュニケーション能力/表現力

状況は言葉(と簡単な絵や図)でしか伝えられない

「相手にわかるように」状況や行動を伝える必要がある

相手の発言の意味や意図を理解するのも重要

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Scene2 (Bad Case)

GM:君たちはゲフェンの街に着いた。どうする?

プレイヤーC:(いや、どうすると言われても・・・)今何時くらい?

GM:夕方だね

プレイヤーD:ふーむ・・・じゃあ、酒場でも探してみるか

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Scene2 (Better Case)

GM:君たちは数日歩き続け、やっとゲフェンの街に着いた。魔法の研究が盛んな都市で、街の中央には大きな塔が立っている。時刻は夕暮れで、家路を急ぐ人が多い中、近くの酒場からはおいしそうな匂いが漂ってくる

プレイヤーC:OK、久々にうまいものを食おう。店に入るよ

プレイヤーD:「マスター、エールと今日のおすすめ!」

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このままだとネタだけで終わりそうなので・・・

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TRPGはさいころを良く使う

一般的なさいころ=6面体

6面体を2個振る -> 「2D6」と表記

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「2D6」って書けると、きっと嬉しいよね(´・ω・)?

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gem install

pinzoro

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gem "Pinzoro"

require 'pinzoro'2.d6 #=> [2, 3]2.d6! #=> 82.D6 #=> [6, 1]2.D6! #=> 11

https://github.com/parrot-studio/pinzoro

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以下、止められるまで続き

を(´・ω・)っ

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Case3 : アドリブ力 / 臨機応変な対応力

プレイヤーがどう動くかは事前にわからない

推測することはできるが、結局その場で考えるしかない

「その場で考えるための材料」を用意しておこう、と逆に考えるようになる

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Scene3

プレイヤーA:よし、そういうことなら××の街へ行こう!

GM:(え、そんな場所に行かれると破綻するな・・・ちょっと登場予定を早めるか)

そんな相談をしていると、君たちに声をかける女性が

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Case4 : リソース管理

どうしてもプレイは長くなりがち特にイベント等でプレイする場合は終了時間厳守

思い切ってシナリオの枝葉を端折るのも重要

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Scene4

GM:(プレイヤーが街で遊びすぎたので時間が足りないな・・・ダンジョンを一フロア飛ばすか。せっかくの華麗なトラップが無駄になるけども)

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Case5 : 合理的かつ公平な判断力

お互いに納得できる判定方法の提示

GMだけが、プレイヤーだけが(゚д゚)ウマーするのは違う

「ルール」だけが絶対ではない

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Scene5-1

(ラスボス「黒の剣士」との戦闘中、プレイヤーEのターン)

プレイヤーE:例の人物の名前を出して動揺させてみる。「彼女はこんなことを望んでいない!なぜわからない!!」

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Scene5-2

GM:(なるほど、そうきたか。せっかくなので生かしてあげよう)

"黒の剣士「うるさい、貴様らに何がわかる!」"彼は明らかに動揺しているね。このターンだけ攻撃ロールに-1のペナルティをつけてあげよう

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最後に繰り返しますが

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"TRPG"is

Agile!!

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あーTRPGやりたいщ(゚Д゚щ)