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AIRBNB ホスト体験記 金子弘樹 2013/5/12

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AIRBNB ホスト体験記金子弘樹 2013/5/12

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AIR BNBとは

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• 2008年にアメリカで創立した個人部屋貸しマーケットプレイス

• 部屋を貸したい人と貸してほしい人のマッチングを行う

• 手数料:ホスト3%、ゲスト6-12%

• 一部屋一泊から貸せる(BnB = Bed & Breakfast = 一泊朝食付き)。

• ネットベンチャーとして世界展開まで成長した稀有な存在

• 日本での認知度は低い(他人に部屋を貸さない習慣の問題か?)

• アメリカでは留守中に家ごと他人に貸す習慣(サブレット)

• 2013年の初めから日本語サイトができた(www.airbnb.jp)

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AIRBNBの特徴

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特徴1:安全を重視

ホテル AirBnB

支払い 現金 or C/C保証金を取る所も

C/C or PayPal

身元保証宿帳のみ

海外ではパスポートクレジットカード

C/C = クレジットカード。 PayPal=決算代行業者。https://www.paypal.jp

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特徴2:ソーシャルネットワークを活用

•宿泊手続きを自動化しない

•ゲストはまずホストに問い合わせる

•ホストはゲストの人となりを確認して宿泊可否を検討

•ゲスト/ホスト共にFacebook, Twitterを参照できる

•人となりが分かり、泊める/泊まる際の参考にする

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特徴3:ゲスト/ホストが対等な関係

•宿泊後、ホスト/ゲストがお互いをレビューできる

•ホスト:評価の低いゲストは泊めない

•ゲスト:評価の低いホストには泊まらない

•評価による検索ランキングの上下

•ゲストからの問い合わせへの返事が早いと上がる

•ゲストからの評価(レビュー)が高いと上がる

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ホストになるまでの流れ

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ホストとして登録する• AirBnBに登録

• メールアドレス/電話番号(電話が掛かってくる)

• ソーシャルメディアの確認

• Facebook, Twitterアカウントとの連携

• 部屋を掲載

• 写真を撮る、紹介文を書く(日本語/英語)、値段を決める

• PayPalビジネスアカウントの登録

• 入金はPayPal経由のため、ビジネスアカウントの登録必須(住所確認あり)

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ホスト体験談:1

•登録したリスティングを下書きのまま公開しないでいたら、AirBnB社員から電話が掛ってきた

•アカウントマネージャー。日本人。AirBnBの日本法人は無いが自分が窓口とのこと

•日本語で相談できる窓口があるのはトラブルの際、心強い

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ホスト体験談:2•部屋を公開して数週間後、問い合わせが来た

•カナダ在住。「明日一泊できないか」といきなり。

•質問に答えたが昨日の今日の予約、時差で深夜に届いた質問に翌朝答えたら別のホストに取られてしまった

•英語で質問を理解して答えを書くのは大変

•まだゲストを泊めたことがありません

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AIRBNBの感想• 非常に良くできたWebサイト。他サイトの機能を上手に取り入れた

• Google Mapsで家までの地図を作る/周辺地域を理解する

• お互いを理解する判断材料としてソーシャルメディアを利用した

• 日本にも同様のWebサイトがあるが、完成度において足元にも及ばない

• AirBnBはアイディアではなくシステムの勝利

• 人を泊めるかの判断は自動化せず、ホストの判断に任せる(手動。最後は人間)ところに設計者のポリシーを感じた

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最後に:職業から生業へ

• これから「職業不明人間」が多数現れる予感=複数の生業で生計を立てる

• 会社へ行って働くスタイルが一般的になったのは産業革命以降200年余

• 日本ではたかだか100年程度。以前はみな自営業だった(農業、商業…)

• 副収入では生活できないが、副収入が複数あれば生活できる

• これからは自分のリソース(資産、時間、労働力など)を複数貸し出して生業とする人が増えそう

• InformationCommunicationTechnology(情報通信技術)は産業革命以来、世界激変の端緒

• 現在は非常に楽しい時代