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【修正日】 2015/09/11_11:47 【出力日】 2015/09/11_11:47 パターン A
CH IF F O N CA K E
PER FECT B O O K
シフォンケーキパーフェクト ブック
福田 淳子
2
CHIFFON CAKE PERFECT BOOK
Introduction
3
シフォンケーキのおいしさは、なんといっても食感。あのふわふわ、しっとりとした生地は、ほかのお菓子にはないものです。2種類の生地を混ぜる工程があるので、ちょっとむずかしそうに思えるかもしれません。でも使う材料はおうちにあるものばかりで、とってもシンプル。どのシフォンケーキも手順は同じなので、ポイントさえつかめば、ふわふわ、しっとりのケーキがいつでも食べられます。自分好みのシフォンケーキを作りたい人は「シフォンケーキ パーフェクト ノート」(p.81)をご参照ください。さっそくおいしいシフォンケーキを、おうちで作ってみませんか?
福田 淳子
4
シフォンケーキとは? 6
作りはじめる前に読んでおきたいこと 7
基本の材料 8
基本の道具 9
C H I FFO N CA K EPE R FEC T B O O K
CONTENTS
キャラメルシフォンケーキ 22
ロイヤルミルクティーシフォンケーキ 24
ココアシフォンケーキ 25
抹茶シフォンケーキ 26
ほうじ茶豆乳シフォンケーキ 27
コーヒーマーブルチョコチップシフォンケーキ 28
アップルキャラメルシフォンケーキ 30
バナナシフォンケーキ 30
オレンジシフォンケーキ 32
マンゴーココナッツシフォンケーキ 34
ヨーグルトプルーンシフォンケーキ 35
エンゼルフードケーキのレモンカード添え 36
はちみつレモンシフォンケーキ 38
ほうれん草シフォンケーキ 40
トマトシフォンケーキ 40
さつまいもと黒糖シフォンケーキ 42
にんじんとレーズンのスパイスシフォンケーキ 42
ラムフルーツのシフォンケーキ 44
焦がしバターとアーモンドのシフォンケーキ 45
Arrangement
PA R T
アレンジシフォンケーキ
プレーンシフォンケーキ 12
ふわふわシフォンケーキ 12
よくある失敗の傾向と対策 16
簡単グラスデザート 17
Basic
PA R T
基本のシフォンケーキ
トッピングのバリエーション 18
Column 1
1. 2.
5
ダブルチョコレートシフォンケーキ 46
マロンシフォンケーキ 48
ピーナッツバターシフォンケーキ 49
チーズシフォンケーキ 50
ココナッツミルクシフォンケーキ 51
コーンスープのサレシフォンケーキ 52
チーズと黒こしょうのサレシフォンケーキ
54
オリーブオイルとトマトのサレシフォンケーキ
55
ごまシフォンケーキ 56
きなこシフォンケーキ 56
あずきシフォンケーキ 58
甘酒しょうがシフォンケーキ 59
桜シフォンケーキ 60
豆腐シフォンケーキ 62
BIRTHDAYバターミルクシフォンケーキ 66
マフィン型&紙コップシフォンケーキ 68
E ASTERダブルストロベリーシフォンケーキ 70
HALLOWEENかぼちゃのモンブランシフォンケーキ 72
CHRISTMASいちごミルクシフォンケーキ 74
トライフル 76
グラスティラミス 77
シフォンサンド 78
シフォンラスク 80
Decorat ion
PA R T
デコレーションシフォンケーキ
シフォンケーキのラッピング 64
Column 2
型について 82
卵について 83
油について 84
水分について 86
香りづけについて 87
粉について 88
砂糖・みつについて 90
必ずおいしく作れる 5つのポイント 92
型のはずし方ときれいに切るコツ 94
シフォンケーキの保存方法 95
シフォンケーキパーフェクト ノート
CHIFFON CAKEPERFECT NOTE BOOK
3.
6
口溶けのよい絹のような舌触りで、素材の風味を生かしたシンプルなお菓子。卵白だけで作るアメリカの「エンゼルケーキ」が発祥といわれています。
シフォンケーキとは ?
合わせる素材を変えるだけで、いろいろな味が楽しめます。フルーツやチョコレート以外にも、野菜やスパイスを加えたりすることで、どんどんバリエーションが生まれます。
味のバリエーションは無限大
シフォンケーキは、少ない材料で作れるのが魅力です。基本的には卵、砂糖、粉、油、水があればO
K。バターは使いません。材料を混ぜるだけの、シンプルな作り方です。
材料が少なく、作り方はシンプル
ふわふわ、しっとり、もっちり…。シフォンケーキのおいしさは、なんといっても生地の食感です。軽いので、大きめにカットしてもぺろりと食べられます。
軽くてふわふわの食感
CHIFFON CAKE PERFECT BOOK
pointpo int po int
321
7
作りはじめる前に読んでおきたいこと
●この本の分量、時間、温度の表記について
◯大さじ 1= 15ml、小さじ 1= 5ml、 1カップ= 200mlです。◯ 卵はMサイズを使用しています。それ以外のサイズを使用する場合は必ず計量してから使ってください(p.83参照)。
◯ オーブンの焼き時間、温度は目安です。機種によって差があるので、様子を見ながら調整してください。◯ 1~2章のレシピには直径 17cmと直径 20cmのシフォン型で作る場合の材料と焼き時間を併記しています。
直径 17cm→ 直径 20cm→
ボウルの底を氷水で冷やしながら泡立てます。
6分立て
とろとろと垂れるくらい
7分立て
少し角が立つくらい
8分立て
しっかり角が立つくらい
生クリームの泡立て方5
シフォンケーキのふわふわした食感は水分と油分と粉の量のバランスと、しっかりとしたメレンゲによって成り立っています。何かを減らしたり増やしたりすると、そのバランスが崩れて失敗してしまうことも。たとえば砂糖は単に甘味のためではなく、生地の保水や、メレンゲの安定感を保つ役割をしています。配合は勝手に加減せず、レシピ通りに正確に計量します。
配合について1本書では主に直径 17cmのシフォンケーキ型を使用し、直径 20cmの型の分量と焼き時間を併記しています。それ以外の型を使用したい場合は、p.82を参照してください。
シフォンケーキのサイズと変更2
材料や型による違いをまとめました。こだわって作りたい方、自分でアレンジをしてみたいという方はぜひご参照ください。
おいしいシフォンケーキを作りましょう 6 巻末参照(p.81)
シフォンケーキの生地は軽く、具材を入れると沈みやすいので、具材は細かく刻むか、ペースト状にして混ぜ込みます。
具材は細かくカット4本書では、メレンゲの泡が消えやすくなる脂肪分が含まれている材料を使ったシフォンケーキには、上のマークをつけました。混ぜる時に素早く作業しないとどんどんメレンゲの泡が消えてしまうため、少しだけ難易度が高いです。最初はシンプルなシフォンケーキを作り、慣れたら上のマークのレシピに挑戦してみてください。
メレンゲの泡が消えやすいシフォンケーキ3
シフォンケーキパーフェクト ノート
(p.81)→
さらに詳しい情報は
17cm
20cm
メレンゲの泡が消える
8
1
6
4
23
5
シフォンケーキは、いつもおうちにある材料で作れます。シンプルだからこそ、材料選びも重要です。
基本の材料
卵
本書のレシピではMサイズを使用。それ以外のサイズを使う場合は、重量を量って作ります。鮮度のよい卵の方が、安定したメレンゲが作れるので、新鮮なものを選んで使う直前まで冷蔵庫で冷やしておきます。
1 砂糖
上白糖を使用します。焼き色が濃いめでしっとりと仕上がります。グラニュー糖でも代用できますが、上白糖に比べてさっぱりとした上品な味になります。それ以外の砂糖を使う時はp.90を参照してください。
3薄力粉
スーパーなどにある手に入りやすいものを使ってください。開封すると味がどんどん落ち、かたまりができたりするので、すぐに使いきれる量を買います。ほかの粉に替えたい時はp.88を参照してください。
2
ベーキングパウダー
焼き菓子に使われることが多い膨張剤。シフォンケーキは卵の力で膨らませますが、動物性脂肪を含む材料を使うレシピは、卵白がしぼみやすいので、ベーキングパウダーを加えて膨らむのを助けています。
4 植物油
シフォンケーキはバターではなく、植物油を使います。グルテンの形成を抑え、しっとり感を与えます。お好みのものでOKですが、油の種類によって風味が変わります。詳細はp.84を参照してください。
5 水
基本的には生地に加える水分は水を使用。あっさりと仕上がり、素材そのものの風味が生きます。水道水など、いつも飲んでいるものでOK。牛乳や豆乳に替えると少し風味が変わるのでp.86を参照してください。
6
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