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JALとアメリカン航空、2011年4月1日より 共同事業の開始を決定
2011年1月11日
日本航空・アメリカン航空
2
2010年10月25日 日米オープンスカイ(覚書締結)
2010年11月13日 日米オープンスカイ(発効)
競争促進の環境下、独占禁止法の適用除外(ATI)が認められる
通常であれば独占禁止法違反とされる行為(共同のダイヤ計画、運賃設定、イールド管理、インベントリー管理、営業政策、収入プール)が合法化される
路線や商品、サービスの共同歩調により、「より便利に」なる。
営業力の強化、効率性向上とコスト削減で「より競争力が強化」される。
3
ATI申請の経緯
2010年2月12日 米国運輸省にATI申請(日本時間2月13日)
2010年6月18日 国土交通省にATI申請
2010年10月7日 米国運輸省によりATIの仮認可(日本時間10月8日)
2010年10月22日 国土交通省によりATIの認可
2010年11月11日 米国運輸省によりATIの認可(日本時間11月12日)
⇒共同事業の検討に着手(2ヶ月後の本日、発表)
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• 新規ビジネスの立上げではない• 企業合併、統合ではない
両エアラインの関係:
両社のブランドは現状どおり維持される
お互いに独立した企業として存続する
運航の独立性は維持される
ワンワールド・アライアンスとの関係も不変
ISN’T
IS• 日本航空とアメリカン航空の合意に基づく、提携関係の強化• 太平洋区間において、両社が収入の拡大と効率化を 目指すことで両社にとって大きなメリットがある
JALとAAの共同事業について
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アメリカン航空 日本航空
創立 1930年1月25日 1953年10月1日
社長 (会長)Gerard Arpey (社長)Thomas Horton
(会長)稲盛和夫(社長)大西賢
収入 1兆7000億円(200億ドル) 1兆4,948億円(2009年度)
機材数 900機 258機(2009年度末)
路線数 250都市に就航 226都市に就航(C/S含む・2009年度末)
日米路線 成田=シカゴ成田=ロサンゼルス成田=ニューヨーク羽田=ニューヨーク成田=ダラス・フォートワース北京=シカゴ上海=シカゴ上海=ロサンゼルス
成田=シカゴ成田=ロサンゼルス成田=ニューヨーク羽田=サンフランシスコ
主要空港 ダラス・フォートワース、シカゴ、ニューヨーク、マイアミ、ロサンゼルス
成田、羽田
強み プレミアム・ビジネス層、ネットワーク、マイレージ
プレミアム・ビジネス層、国内線で最大便数
6
成田-シカゴ
上海-ロサンゼルス
成田-ダラスフォートワース
北京-シカゴ成田-ロサンゼルス
羽田-サンフランシスコ成田/羽田- ニューヨーク
成田-バンクーバー
上海-シカゴ
JALとAAの共同事業対象路線
(1)太平洋路線
運航会社 路線JAL 成田=ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、バンクーバー
羽田=サンフランシスコ線AA 成田=ダラスフォートワース、ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、
羽田=ニューヨーク線、北京=シカゴ(*)、上海=シカゴ(*) 、ロサンゼルス(*)
(2)上記に接続する日本以遠路線と米国以遠路線運航会社 路線JAL 上記に接続するアジア路線、日本国内全路線AA 上記に接続するカナダ、メキシコ、プエルトリコ、USヴァージン諸島、米国内全路線
(*)中国政府の認可を前提とします
7
アメリカの都市毎・人口トップ10
⇒JALとAAが日本からの直行便を就航しているニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、
ダラス・フォートワースの人口は全米最大級
8 8
DATA Source: Adjusted MIDT データ
9
⇒JALとAAの直行便で重要地点 はほぼカバーされている。
DATA Source: MIDT Market Manager FY09データ
SLCPDXEWR
YYZJFK
SEAYVR
IAH
IAD
MSP
ATL
DTW サンフランシスコ経由
9%ダラス・フォートワース経由
10%
ロサンゼルス経由13%
シカゴ経由1位:ロサンゼルス
521
216
69
48
40
28
20
1298
直行需要
乗継地点構成
中南米 22 含む
太平洋路線の需要を徹底分析(乗り継ぎ需要対応が重要)
2位:ニューヨーク
3位:サンフランシスコ
4位:バンクーバー
5位:シカゴ
6位:シアトル
7位:ワシントンDC
8位:トロント
9位:ニューアーク
10位:ダラスフォートワース
乗り継ぎ需要
⇒ただし乗り継ぎ需要も約40% ある。ハブ機能の強化は重要。
万人/年間
10
太平洋路線の需要を徹底分析(特にシカゴの乗り継ぎが重要)
シカゴ経由39% トロント経由36%
(主要オフライン・ハイイールド需要の接続地点)
東カナダ2地点へ 中部8地点へ 東海岸8地点へ 南部6地点へ
⇒西海岸以外の広範囲を「シカゴ経由」がカバーしている
SFO
8%
シカゴ 25%
MSP
3%
LAX
12%
JFK
3%
IAH
3%
IAD
12% DTW
4%
ダラスフォートワース
24%
ATL
6%
シカゴ 55%
MSP
9% LAX
4% JFK IAH IAD 5%
デトロイト
11%
DFW
8%
ATL
3%
YYZ SFO
3%
シカゴ 36%
MSP
4%
LAX
2%
JFK
11% ワシントンDC
17%
DTW
14%
DFW
7%
ATL
3% トロント
36%
YVR
7%
シカゴ
39%
JFK
4%
IAD
7%
DTW
4%
シカゴ経由55% デトロイト経由11%
シカゴ経由36% ワシントンDC経由17%
シカゴ経由25% DFW 経由24%
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1.シカゴ・オヘア空港におけるターミナル移転 「シカゴ経由の乗り継ぎが便利に!」
< ターミナル5 >
全ての国際線到着
< ターミナル3 >
AA国内線、カナダ線出発/到着
JAL成田-シカゴ線到着
JALシカゴ-成田線出発
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成田-シカゴ
上海-ロサンゼルス
成田-ダラスフォートワース
北京-シカゴ成田-ロサンゼルス
羽田-サンフランシスコ成田/羽田- ニューヨーク
成田-バンクーバー
上海-シカゴ
2.お客さまにより便利なスケジュールを! ①日本からシカゴへ、さらに便利に!
(2010年度 夏ダイヤ)JAL成田11:40発、シカゴ09:20着AA 成田17:35発、シカゴ15:15着
(2011年度 夏ダイヤ)JAL成田11:00発、シカゴ08:40着AA 成田18:15発、シカゴ16:05着⇒JAL便を選べばシカゴへ、さらに早く到着、 AA便を選べば日本の滞在をよりゆっくり!
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成田-シカゴ
上海-ロサンゼルス
成田-ダラスフォートワース
北京-シカゴ成田-ロサンゼルス
羽田-サンフランシスコ成田/羽田- ニューヨーク
成田-バンクーバー
上海-シカゴ
2.お客さまにより便利なスケジュールを! ②日本からシカゴ経由で北米の国内各地への乗り継ぎが便利に!
(2010年度 夏ダイヤ)JAL成田11:40発、シカゴ09:20着
(2011年度 夏ダイヤ)JAL成田11:00発、シカゴ08:40着
シカゴ到着後、3時間以内の間に
43路線(*)45便への接続が可能でした。
(*)シカゴ - ボストン,ダラス・フォートワース、マイアミ, モントリオールなど
シカゴ到着後、3時間以内の間に
45路線(*)47便への接続が可能になります
(*)シカゴ - クリーブランド,トロントが 増えます。
ボストン、モントリオールなど主要地点への乗り継ぎ時の 待ち時間も短縮!
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成田-シカゴ
上海-ロサンゼルス
成田-ダラスフォートワース
北京-シカゴ成田-ロサンゼルス
羽田-サンフランシスコ成田/羽田- ニューヨーク
成田-バンクーバー
上海-シカゴ
2.お客さまにより便利なスケジュールを! ③北米の国内各地からシカゴ経由で日本へ帰国しやすく!
(2010年度 夏ダイヤ)JAL シカゴ11:25発、成田14:35着
シカゴ出発前、2時間以内の間に
22路線(*)22便からの接続が可能
(*)ボストン,ダラス・フォートワース、フィラデルフィア - シカゴなど
シカゴ出発前、2時間以内の間に
42路線(*)44便からの接続が可能になります
(*)トロント,シンシナティ,シャーロッテ - シカゴなどが増えます
(2011年度 夏ダイヤ)JAL シカゴ11:10発、成田14:15着
ボストン、モントリオールなど主要地点からの、乗り継ぎ時の待ち時間も短縮!
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2.お客さまにより便利なスケジュールを! ④ダラス・フォートワースからアジアへ、さらに便利に!
(2010年度 夏ダイヤ)
AA ダラス・フォートワース 12:05発、成田着15:05
(2011年度 夏ダイヤ)
AA ダラス・フォートワース 12:50発、成田15:55着
目的地 出発時刻 目的地 出発時刻
大阪(伊丹) 16:50 大阪(関西) 17:45 大阪(関西) 17:20 ホーチミン 17:50 ホーチミン 17:50 ハノイ 17:55 シンガポール 17:55 バンコク 18:05 バンコク 18:05 北京 18:15 ↓ 北京 18:15 香港 18:20 3時間以内で香港 18:20 名古屋(中部) 18:25 接続可能名古屋(中部) 18:25 大阪(伊丹) 18:30 プサン 18:30 プサン 18:30 大阪(伊丹) 18:30 マニラ 18:35 マニラ 18:35 札幌 18:40 ↓ 札幌 18:40 ソウル(仁川) 18:40 接続時、ソウル(仁川) 18:40 台北 18:50 3時間以上台北 18:50 高雄 19:00 高雄 19:00 上海(浦東) 19:15
アジア各国へ
成田
DFW
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2.お客さまにより便利なスケジュールを! ⑤日本から米国へ、米国から日本へ、さらに便利に!
2011年度 夏ダイヤ「日本」⇒「西海岸」 2011年度 夏ダイヤ「西海岸」⇒「日本」JAL羽田 00:05発、サンフランシスコ 17:10着AA 成田 15:25発、ロサンゼルス 09:20着JAL成田 17:25発、ロサンゼルス 11:00着
JAL成田 17:40発、バンクーバー 10:30着
AA ロサンゼルス 11:35発、成田15:15着JALバンクーバー 12:05発、成田14:30着JALロサンゼルス 12:55発、成田16:50着
JALサンフランシスコ 18:55発、羽田22:35着
2011年度 夏ダイヤ「日本」⇒「ニューヨーク」 2011年度 夏ダイヤ「ニューヨーク」⇒「日本」AA 羽田 06:40発、ニューヨーク 06:35着JAL成田 11:20発、ニューヨーク 11:15着AA 成田 17:50発、ニューヨーク 17:55着
AA ニューヨーク 08:20発、成田11:15着JALニューヨーク 13:15発、成田16:25着AA ニューヨーク 19:05発、羽田22:15着
⇒出発時刻・到着時刻の選択肢を拡大します!
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2.お客さまにより便利なスケジュールを! ⑥コードシェア提携でネットワークを拡大
(1)JALのネットワークが北米以遠で拡大
(2)AAのネットワークが日本以遠で拡大便名 区間 スケジュール 曜日
AA5867/JL035 羽田 - シンガポール 23:50 - 06:30+1 毎日
AA5868/JL036 シンガポール - 羽田 22:00 - 05:40+1 毎日
AA5832/JL027 羽田 - 香港 10:00 - 14:05 毎日
AA5870/JL028 香港 - 羽田 15:45 - 20:25 毎日
AA5872/JL018 成田 - バンクーバー 17:50 - 09:35 毎日
AA5871/JL017 バンクーバー - 成田 11:30 - 14:30+1 毎日
AAが2011年4月5日から運航を開始するロサンゼルス発着の国内線でコードシェア提携の拡大を計画!ユタ州ソルトレークシティ、カリフォルニア州サクラメントなどへネットワークを拡大する予定です。
JALのネットワークが北米以遠へ拡大
AAのネットワークが日本以遠へ拡大
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3.お客さまにより便利な運賃を! ①運賃を共通化!
JAL日本発運賃
IATA普通運賃
JALビジネスセイバー(ビジネスクラス正規割引)JALエコノミーセイバー(エコノミークラス正規割引)ダイナミックセイバー(残席予測に応じ価格が変動)・・・
AA日本発運賃
IATA普通運賃
アメリカンドリーム・ビジネスクラス(ビジネスクラス正規割引)アメリカンドリーム(エコノミークラス正規割引)アメリカンドリームスペシャル(エコノミークラス正規割引)・・・
運賃を調整し、共通化します。
「行きはJAL、帰りはAA」など一部割引運賃をご利用いただけなかった旅程でもご利用いただけるよう調整します
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3.お客さまにより便利な運賃を! ②さっそく2~3月の米国へのご旅行にご利用いただける運賃を作りました
<「JAL/AAエコノミースペシャル運賃」運賃例>
*「往復ともにJAL」、「往復ともにAA」の旅程に加え、「行きはJAL、帰りはAA」といった旅
程でもご利用いただけます。
【 路線 】東京(成田/羽田)=ロサンゼルス・サンフランシスコ
【 運賃 】往復運賃69,000円(燃油サーチャージ21,000円込み)など
【販売期間】2011年1月11日 ~ 2011年3月17日
【適用期間】2011年2月 1日 ~ 2011年3月31日出発分 (詳細条件はホームページを参照ください)
JALとAAの2011年2月~3月設定の東京発ロサンゼルス・サンフランシスコ運賃 エコノミークラス普通運賃 : 481,600円 ~ 715.000円 (燃油サーチャージ21,000円込み)
JALエコノミーセイバー各種 : 249,000円 ~ 328,000円 (燃油サーチャージ21,000円込み) JALダイナミックセイバー : 71,000円 ~ 236,000円 (燃油サーチャージ21,000円込み)
AAアメリカンドリーム : 103,800円 ~ 287,800円 (燃油サーチャージ21,000円込み) AAアメリカンドリームスペシャル: 69,800円 ~ 96,800円 (燃油サーチャージ21,000円込み)
これまで「行きはJAL、帰りはAA」といった旅程で東京から西海岸を往復した場合、JALの
運賃設定は 「JALエコノミーセイバー」の 249,000円(燃油サーチャージ21,000円込み) ~でした。
記載の料金には米国内での搭乗1回ごとに課せられる210円(2.50ドル)の保安サービス料(September 11th Security Fee)、1往復ごとに最大1,500円(18.00ドル)課せられる米国内空港利用料、および国際線に最大15,000円(180.00ドル)課せられるその他米国および米国外での税金および手数料(旅程によって異なる)は含まれません。
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4.お客さまにより良いサービスを! ①マイレージでも共同プロモーション
②WEB予約やWEBチェックインも便利に
③サービスや文化も学びます
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5.営業力の強化で競争力を強化 JALとAAの共同事業では「どちらの便を販売しても自社の収入に直結する」仕組みとなっているため、双方の営業力が強化されます。
⇒双方は太平洋路線の共同販売に加え、JALは北米以遠のAA便も販売、AAは日本以遠のJAL便も販売して営業力を強化します。
JAL/AA双方のファーストクラスを販売
両社が各国で展開しているホームページの機能を活用しながら、より良いサービスのご提供と営業力の強化に努めてまいります。
JALのプレミアムエコノミーをAAが販売 JAL/AA双方のファーストクラスを販売
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6.効率的な体制の構築で競争力を強化 施設の集約で競争力を強化
羽田空港やシカゴ空港などラウンジの共有など施設の集約を進めます
AA日本支社のJAL本社入居ビルへの移転やJALニューヨーク支店のAAニューヨーク支店入居ビルへの移転など、可能な部門で施設の集約を進め ます
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7.経営に係わるノウハウを共有
整備部門でもノウハウの共有を進め競争力を強化します
JALは、AAのノウハウをベースとする「財務シミュレーションシステム」を独自に開発。イベントリスク対応や今後の投資計画の立案などに役立てます。
日本の文化とおもてなしを学びます
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共同事業が生み出す新たな価値を全ての ステークホルダーへ①収益性の向上による投資で競争力を強化します! JALとAAは共同事業により財務能力を高め、人財、商品、サービス、 機材へ投資することで競争力を強化します。②生産性を向上させます! JALとAAは共同事業により、より簡素化、統一された業務プロセス を採用して、生産性を向上させます。③社員の能力を向上させます! JALとAAは両社の業務プロセスや文化を共有し、お客さまにより 良いサービスをご提供してまいります。
今後も共同事業を深化させてまいります。また共同事業に加え、ワンワールド・アライアンスメンバーとの提携関係も強化しながら、お客さまにより良いサービスのご提供と競争力の強化を目指してまいります。
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