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1 開会 午前 11時 ◎開会の宣告 ○ 子ども議長 ただ今から、子ども議会を開会します。 ◎村議会議長あいさつ ○ 子ども議長 はじめに、宮下議長さんよりごあいさつをお願いします。 [議長 宮下光晴君 登壇] ○ 議長(宮下光晴君) 皆さんこんにちは。麻績村議会議長の宮下でござい ます。 子ども議会を開会するにあたり、主催者側を代表いたしまして一言ご挨拶 を申し上げます。 毎年恒例で行なわれている、麻績小学校6年生による子ども議会も、今回 で5回目となりました。村長さんはじめ、村関係者にもご参集をいただき大 変ありがとうございます。また、担任の原山先生・傍聴席の保護者の皆さん・ 5年生の皆さんも大変お疲れ様です。 さて、皆さんは社会科の授業で国の政治の仕組みを勉強するなか、このよ うな模擬議会を体験することは、とても意味深いことだと思います。 皆さんは今日初めてこの議場で村長さんたちに質問をするわけであります が、議場というところは議論をするところであります。そして、一番言いづ らいことを一番言いづらい人に堂々と言うことが議員に与えられた任務でも あります。 今、皆さんは緊張していますか?あまりかしこまらずに、程よい緊張感を 持って、正々堂々と自分の意思を伝えてください。そして小学校生活の一つ の良き思い出とし、これからの中学校生活や将来に少しでも役立っていただ ければ幸いに思います。今日はとても楽しみにしています。終わります。 ○ 子ども議長 ありがとうございました。 ◎一般質問 ○ 子ども議長 これから一般質問を行います。 順番に質問を許可します。 ◇「伊達政宗」グループ

ます。 - Omi3 おります。目の不自由な方はそこを使って役場へ来ていただくという誘導路 になっております。そこを参考に見て行っていただきたいと思います。以上

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Page 1: ます。 - Omi3 おります。目の不自由な方はそこを使って役場へ来ていただくという誘導路 になっております。そこを参考に見て行っていただきたいと思います。以上

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開会 午前 11時

◎開会の宣告 ○ 子ども議長 ただ今から、子ども議会を開会します。

◎村議会議長あいさつ ○ 子ども議長 はじめに、宮下議長さんよりごあいさつをお願いします。

[議長 宮下光晴君 登壇]

○ 議長(宮下光晴君) 皆さんこんにちは。麻績村議会議長の宮下でござい

ます。

子ども議会を開会するにあたり、主催者側を代表いたしまして一言ご挨拶

を申し上げます。

毎年恒例で行なわれている、麻績小学校6年生による子ども議会も、今回

で5回目となりました。村長さんはじめ、村関係者にもご参集をいただき大

変ありがとうございます。また、担任の原山先生・傍聴席の保護者の皆さん・

5年生の皆さんも大変お疲れ様です。

さて、皆さんは社会科の授業で国の政治の仕組みを勉強するなか、このよ

うな模擬議会を体験することは、とても意味深いことだと思います。

皆さんは今日初めてこの議場で村長さんたちに質問をするわけであります

が、議場というところは議論をするところであります。そして、一番言いづ

らいことを一番言いづらい人に堂々と言うことが議員に与えられた任務でも

あります。

今、皆さんは緊張していますか?あまりかしこまらずに、程よい緊張感を

持って、正々堂々と自分の意思を伝えてください。そして小学校生活の一つ

の良き思い出とし、これからの中学校生活や将来に少しでも役立っていただ

ければ幸いに思います。今日はとても楽しみにしています。終わります。

○ 子ども議長 ありがとうございました。

◎一般質問 ○ 子ども議長 これから一般質問を行います。

順番に質問を許可します。

◇「伊達政宗」グループ

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○ 子ども議長 1番「伊達政宗」グループの質問を許可します。 ○ 1番(「伊達政宗」グループ) はい議長。

[「伊達政宗」グループ 質問席]

○ 子ども議長 場所、内容が異なりますので、質問ごとに区切ってお願いし

ます。最初の質問をお願いします。 ○ 1番(「伊達政宗」グループ) 役場内外に点字ブロックを設置したらどう

でしょうか。目が見えない人が役場に来るかもしれません。そのため点字ブ

ロックがないと困ります。

○ 子ども議長 それでは、質問についての答弁を求めます。高野村長。 ○ 村長(高野忠房君) おはようございます。今日はみなさん緊張している

ということですが、私も緊張しております。よろしくお願いいたします。 ただ今のご質問ですが、本当に優しい心を持って頂いて嬉しく思います。

現在、麻績村には盲導犬や杖を頼りに、お一人で、役場を訪れる重度の視 覚障害者はおりません。

現在、重度の視覚障害者には安全に外出できるよう、介護保険や外出支援 などの制度によって対応しています。

今後、必要になりましたら、検討をさせて頂きますが、今のところ点字ブ ロックの設置は必要無いと考えております。 住民課長さんから、補足の答弁をしていただきます。

○ 子ども議長 柳原住民課長。

○ 住民課長(柳原俊文君) それでは、補足で説明させていただきます。 ご質問に関しまして大変参考になる意見だと思っております。先程村長が

申しましたとおり、村内には現在目が不自由で点字ブロックが無いと困る方、 盲導犬を使われている方はいません。しかし確かに目の不自由な方が村外か ら来られるということも考えられますので、今後につきましては、そういう 状況に応じまして検討していきたいと思います。 また、役場までの誘導につきましても、役場から左側の通路にブロックの

少し盛り上がったところがあるんですが、そこが誘導路ということになって

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おります。目の不自由な方はそこを使って役場へ来ていただくという誘導路

になっております。そこを参考に見て行っていただきたいと思います。以上

でございます。 ○ 子ども議長 次の質問をお願いします。 ○ 1番(「伊達政宗」グループ) 駅の近くにあるトイレの出しっぱなしの掃

除用具を片付けたらいいと思います。掃除用具をトイレの中にあるロッカー

にしまったら、車いすの利用者がより気持ちよく使いやすくなると思います。 ○ 子ども議長 それでは、質問についての答弁を求めます。 ○ 村長(高野忠房君) おっしゃるとおりです。駅のトイレは、村の玄関口

にありますから、皆さんに気持ち良く使って頂くことが必要です。改善に努 めてまいります。ありがとうございました。総務課長に補足で答えていただ きます。

○ 子ども議長 清水総務課長。 ○ 総務課長(清水清君) ただいま村長が答弁したとおりですが、駅の公衆

トイレにつきましては、平成15年に造られました。本年度で8年目を迎え ております。いわれる通りで、利用者が少ないなどの問題ではなく、気持ち 良く快適にご使用いただけるように努めてまいります。

駅は、麻績村への玄関口でもありますので、気配りしてまいります。

○ 子ども議長 次の質問をお願いします。 ○ 1番(「伊達政宗」グループ) 役場にある3カ所のトイレに自動で水が流

せるトイレを設置したらいいと思います。目の不自由な人や手の不自由な人

たちは、うまく水が流せないので、とても大変だと思います。 ○ 子ども議長 質問についての答弁を求めます。高野村長。 ○ 村長(高野忠房君) ありがとうございます。 役場は、大勢の人が集まる場所です。皆さんの声を大切にしてまいります。 また、公の施設は、より便利さが求められますが、一方では経費の節約も

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求められていることをご理解下さい。それぞれバランスをとってこれから考 えていきたいと思います。総務課長から補足させていただきます。

○ 総務課長(清水清君) 役場は築17年目を迎えております。建設当時は、 まだそのようなセンサー付器具は贅沢品であり、公共施設での設置までには 理解がいただけない時代であったような気がします。現在の器具が故障等で 使用不能など、交換時には、費用対効果を含め検討してまいりたいと思いま す。

○ 子ども議長 グループの中で再質問はありますか。 ○ 1番(「伊達政宗」グループ) ありません。 ○ 子ども議長 これで1番「伊達政宗」グループの質問を終了します。

◇「真田幸村」グループ

○ 子ども議長 続いて 2 番「真田幸村」グループの質問を許可します。 ○ 2番(「真田幸村」グループ) はい議長。

[「真田幸村」グループ 質問席]

○ 子ども議長 保育園の安全について内容が共通していますので、質問を続

けてお願いします。

○ 2番(「真田幸村」グループ) 保育園の机の角を丸くしたらいかがでしょ

うか。今、保育園は園児にあった机やイスで生活していますが、その机は角

が直角になっていて頭やおなかに当たると危険です。そこでぼくは、机の角

を丸くした方がいいと考えました。これで少しは、当たったときの痛みを和

らげると思います。是非ご検討お願いします

保育園のドアには、指挟み防止ゴムがついています。その防止ゴムはドア

の片方にしかついていません。その防止ゴムが両方についていれば、開けた

ときや閉めたときにも、指が挟まっても痛くないので安全だと思いました。

是非ご検討お願いします。

○ 子ども議長 それでは、質問についての答弁を求めます。高野村長。

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○ 村長(高野忠房君) 大事なことに気がつきましたね。私たちの身の周り には、危険なことがたくさんあります。

例えば、高い所には転落防止の柵が設置されたり、自動ドアは閉りかけて も人や物を感知するとすぐ開きます。

また、学校で火災が発生すると報知機が鳴り非難を促します。 このように、危険から命を守ったり、大けがをしない様に色々な対策が講じ られています。

ご指摘の事項の改善については、小さな子供たちのための安全を確保して いかなきゃいけないとい是非ご理解をいただきたいということがございます。 それは、皆様方が机の角に頭が当たると痛いとか、熱いものに触れると熱い とか、針を刺すと痛いとかを経験して覚えたはずです。このような簡単なと

ころで体験することで本当に危険なことも覚えたはずです。 保育園では、危険なことを身をもって覚えることも必要なことなのです。 そんなこともありますので、これらは全てを整備しますということではな

く、保育園の先生、あるいは専門の先生方と相談してこれからやっていきま す。 保育園の園長さんから、補足の答弁をしていただきます。

○ 子ども議長 平田保育園長。 ○ 保育園長(平田孝子君)保育園の役割として、子供たちの命を守り安心し

て生活できる環境を整えてあげることが基本となります。 その一つとして危険な状態は取り除いていかないといけません。園庭の周 りにはフェンスをつけたりブランコの周りには柵をつけたり等、必要に応じ

て備えてあります。そして毎週遊具等の点検を行っております。 しかし、子供たちは様々な経験を重ねて成長していきます。いくつかの失 敗を繰り返しながら沢山の事を身体と心で学んでいきます。このような成長 過程の中で子供たちに失敗を経験させてあげることも大切なことです。

子供は、例えば転ぶことでの痛い経験を通し、次から転ばないようにしま す。でも、一度も転んだことの無い子は、転んだら痛いということが解らな いので、なぜ足元に気をつけなければいけないのか解らないということがあ ります。

「机の角」にぶつかってみて「角に当ると痛いんだ、机の近くでは遊ばな いほうがいいな」ということに気がつきます。「ドア」に指を挟んでしまって、 次からはドアを閉めるときは手元に気をつけるようになります。

皆さんも机の角にぶつかったり、ドアに指を挟んだことが有ると思います。

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だから、痛くないようにしてあげたいという優しい気持ちになれるのだと思 います。

このように子供たちが痛みを知らずに成長していくことは、かえって危険 です。机の角にぶつかったり、ドアに指を挟むことよりももっと大きな怪我 をしてしまうことも考えられます。これは身体の感覚器官が養われず身体を コントロールするという能力が身についていないからです。またその痛さを 知らなければ、他の人の痛みも分からずに成長してしまう恐れがあります。 あれこれ、いろんなことをすることによって考えることや、判断する力も

身につけていきます。 今後も園児の安全には十分気をつけながら、大きな怪我より小さな怪我、 小さな痛みを知り、そして他人の痛みや気持ちに気づける子供たちになって 欲しいと願いながら園児を見守っていきたいと思います。

○ 子ども議長 グループの中で再質問はありますか。 ○ 2番(「真田幸村」グループ) ありません。 ○ 子ども議長 これで2番「真田幸村」グループの質問を終了します。

◇「坂本龍馬」グループ ○ 子ども議長 つづいて3番「坂本龍馬」グループの質問を許可します。 ○ 3番(「坂本龍馬」グループ) はい議長。

[「坂本龍馬」グループ 質問席]

○ 子ども議長 駅の安全について共通していますので、質問を続けてお願い します。

○ 3番(「坂本龍馬」グループ) 階段と階段の間に、スロープをつけたらど

うでしょうか。どうしてかというと、今は車いすの方は事前に駅員さんにお

願いして、階段を運んでもらわなければいけません。駅員さんも一人で運ぶ

のは無理なので、その日だけ人数を増やさなくてはいけません。その点、階

段と階段の間に自転車用のようなスロープをつければ、駅員さん一人で押す

こともできるし、車いすの人も事前に連絡する必要はなくなります。是非、

スロープをつけてください。

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○ 3番(「坂本龍馬」グループ)駅の入り口にある段差をなくしたらどうでし

ょうか。階段を上って反対側のホームに行くときの階段にスロープをつけた

方がいいと思います。スロープをつけると、車いすの方がみえても駅員さん

は押すだけで行くことができます。足の不自由な人は押してもらうだけなの

で、楽になります。また、駅の入り口にある扉に段差がついています。段差

があると、車いすの人は車輪が引っかかってうまく前に進まないし、小さい

子供は段差で転んでしまうかもしれないので、段差を無くした方がいいと思

います。ご検討下さい。

○ 3番(「坂本龍馬」グループ) 駅の点字ブロックを設置し直してはいかが

でしょうか。駅には点字ブロックがホームや券売機などに向かって並べられ

ていますが、その点字ブロックには、「ここから先に行くと危険」という意味

があるので困ってしまうと思いました。線ブロックは「この方向に進む」な

どの意味があるので、うまく使い分けて目の見えない方に分かりやすくした

方がいいと思います。

○ 3番(「坂本龍馬」グループ) 駅の券売機の前に「超指向性スピーカー」 というスピーカーを設置してはいかがでしょうか。 このスピーカーは一定の場所にいる人だけに音が届くので、目の見えない

人が点字ブロックをたどってきたところに、券売機の場所を知らせるように

すればもっと便利に使えるようになると思います。

○ 子ども議長 質問についての答弁を求めます。高野村長。

○ 村長(高野忠房君) 4つのご質問について、一括してお答えします。 私も、ご質問と同じく、聖高原駅が身体の不自由な方にも、利用しやすい

駅になって欲しいと願っております。 実は、聖高原駅に対しましては、ご利用者から多くのご要望がございます。

上りホームへの跨線橋の改良、エレベーター設置、電車とホームとの段差解

消、など大きな費用の要する要望もあります。 村に寄せられたご要望は、JR長野支社へおつなぎして、村からも議会と

共に要望活動をしています。皆さんからの新たなご要望につきましても、J

R長野支社へお願いをしてまいります。 4つのご質問には総務課長さんから、補足の答弁をしていただきます。そ

して議会の方からもお答えいただきますのでお願いします。

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○ 子ども議長 清水総務課長。 ○ 総務課長(清水清君) 篠ノ井線は、今から110年前の明治33年11 月1日麻績駅が開業し明治35年6月松本まで開通いたしました。先人の先 を読む判断に感謝しております。今日の麻績村に電車が走っているのも、そ の当時の基礎があるからです。

村長の答弁のとおり、駅の管理運営は、JR長野支社が全て責任をもって 対応しております。麻績村は、JRに対し要望として、ご意見を申しあげて おります。村としては、貴重な交通機関であり、村民の利便性向上の為に努 力しております。村として、現在JRに対し3点の要望を提出しております。

1)電車とホームの高さに段差が生じており改善を 2)ホーム内にエレベーターの設置を

以上2点は、高齢者の利用者からご意見を頂だいしておりまして既に、関係 者には要請してあります。 3)麻績村は、聖高原と言う観光地をもっており、特急電車の停車本数を

増やしていただきたいとの要望も併せてご依頼してあります。 多額な工事費がかかる事から、乗り降りの多い駅から順次対応していくとの 回答をいただいております。是非ご利用をいただきたいと思います。 安全面・サービス向上にむけた、貴重なご意見であり、今後の参考にさせて いただきます。

○ 子ども議長 宮下議会議員発言を許可します。 ○ 議会議員(宮下聡君) 議会議員の宮下聡です。坂本龍馬グループの聖高

原駅の階段の間にスロープをつけたらどうでしょうかという質問について、 私の意見を述べさせていただきます。

今、車いすを利用される方、足腰が不自由な方達が松本方面へ行く場合は 階段を上がらなければなりません。その階段を上がることができない方達が 大勢いるわけです。私は昨年 6 月の定例議会一般質問で聖高原駅にエレベー ターを設置してくださいと提案をいたしました。小さい駅で利用者も少ない わけですが、JR や広域の場所で要望していきたいと村長は答弁されました。

皆さんが提案した「階段と階段の間にスロープを作ってください」と私が 提案した「エレベーターを作ってください」という意見は、障害者や足の不 自由な方が安心して電車を利用するために大切なことです。

今後は、多くの皆さんの協力によりましてこの施設を作るためにがんばり たいと思いますので、皆さんの応援もよろしくお願いします。

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○ 子ども議長 グループの中で再質問はありますか。 ○ 2番(「坂本龍馬」グループ) ありません。 ○ 子ども議長 これで3番「坂本龍馬」グループの質問を終了します。ここ

で議長を交代します。ご協力ありがとうございました。

◎議長交代 ○ 子ども議長 後半議長をやります。よろしくお願いします。

◇「片倉小十郎」グループ

○ 子ども議長 引き続き一般質問を行います。4番「片倉小十郎」グループ

の質問を許可します。 ○ 4番(「片倉小十郎」グループ)はい議長。

[「片倉小十郎」グループ 質問席] ○ 子ども議長 身近な問題でもありますので、質問を区切ってお願いします。

最初の質問をお願いします。

○ 4番(「片倉小十郎」グループ) 麻績図書館に点字の本やお話CDをおい

て欲しいです。そうすれば、目の見えない方でも麻績図書館をたくさん利用

してもらえると思うし、小さな子でも楽しんでもらえると思います。是非ご

検討ください。

○ 子ども議長 それでは質問について答弁を求めます。高野村長。 ○ 村長(高野忠房君) 現在、麻績図書館は、建物の構造を含めて重度の視

覚障害者への対応はできておりません。多額の費用を投じても、ご利用され る方が非常に少ないという想定からです。

重度の視覚障害者には、点字の本や、オーディオブック(CDブック)等 取り扱う専門機関等から借入れるなどの対応ができるようになっております。

今後、ご要望が増えましたら、麻績図書館で対応して行くか検討していき たいと思っております。教育長から補足説明をお願いします。

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○ 子ども議長 塚原教育長。

○ 教育長(塚原勝幸君) 公共の図書館とは、地域の人々だれもが、いつで

も自由に利用できるのが公共図書館となっております。 おみ図書館におきまして、赤ちゃんからお年寄りまで、だれでもが図書館

を利用することができるように、本の選書を行っております。 また、目の見えない方など、障害を持っている全ての方々が、本を読んだ

り、知りたいことを調べたり、お話を聴くことができる図書館としても心が けております。

質問にあります、点字の本やお話のCDを置いて欲しいと言う要望ですが、 現在点字の本は、利用される方の要望に応じて購入したり、長野県立図書館 から借りたりして対応を図っております。CDについては、なかなか揃える ことはできませんが、家の方などに直接本を読んでもらうことが、CDより も、より子どもたちの心や言葉の発達に大変重要なことと考えますので、本 を読んでもらえるような活動を進めて行きたいと思います。

○ 子ども議長 次の質問をお願いします。

○ 4番(「片倉小十郎」グループ) 図書館の玄関にイスを置いて、今邪魔に

なっている棚も動かしてほしいです。玄関にイスを置けば、お年寄りの方が

靴を履きやすいと思うし、棚を動かせば車いすの人や足が不自由な方でも移

動しやすくなると思います。

○ 子ども議長 それでは質問について答弁を求めます。高野村長。 ○ 村長(高野忠房君) 大勢の皆さんに、ご利用頂くためにいろいろな改善

を図っていかなければと考えております。図書館の運営に係わる、先生方と も相談をして、対応を図っていきたいと考えております。直接関わる教育長 から補足説明をします。

○ 議長(塚原裕樹君) 塚原教育長。

○ 教育長(塚原勝幸君) 質問いただきました、玄関にイスを置くことは高 齢者の方や足が不自由な方に大変喜ばれることと思いますので、玄関が狭い ですが工夫をして置きたいと思います。また、図書館内におきましても、展

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示物コナーや本棚の配置などに、利用される皆さんが使いやすい図書館にな るように務めてまいりたいと存じます。

今回ご質問いただいたことは、すぐ実践できる内容であり、高齢者や足の 不自由な方に大変喜ばれることだと思います。 いつでも相手の立場に立って考えることは大切なことです。大切なことに

気がついていただき、大変ありがとうございました。公民館職員、学校の先 生方と相談の上、即対応していきたいと考えております。

○ 子ども議長 それでは次の質問をお願いします。 ○ 4番(「片倉小十郎」グループ) 調べ学習などで自由にインターネットが

できるためのパソコンを置いてほしいと思います。インターネットができる

ようにすれば、図書館の本とパソコンの両方で調べられて、とても便利でい

いと思います。 ○ 子ども議長 それでは質問について答弁を求めます。高野村長。 ○ 村長(高野忠房君) ご要望の趣旨は充分わかりました。図書館の運営に

係わる先生方とも相談をして考えたいと思います。また、学校の管理下にあ りますので総合的に検討させていただきたいと思います。担当の教育長から、

補足の答弁をして頂きます。

○ 子ども議長 塚原教育長。 ○ 教育長(塚原勝幸君) 図書館は、本を読むだけでなく、課題を解決する

場所でもあります。物事の全体を把握するには優れておりますし、本は間違 った情報が少ないと思っております。 インターネットは、現在の状況が瞬時に知ることができ、大変便利な面は ありますが、皆さんが調べたいこと以外にも必要が無い情報も大変沢山あり ます。皆さんの勉強にインターネットが必要なのかどうか、先生方と相談さ せていただき、研究をしたいと考えます。

○ 子ども議長 グループの中で再質問はありますか。 ○ 4番(「片倉小十郎」グループ) ありません。

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○ 子ども議長 これで4番「片倉小十郎」グループの質問を終了します。

◇「聖徳太子」グループ ○ 子ども議長 続いて、5番「聖徳太子」グループの質問を許可します。

○ 5番(「聖徳太子」グループ) はい議長。

[「聖徳太子」グループ 質問席] ○ 子ども議長 身近な問題でもあり、安全対策としての内容でありますので、

最初に二人続けて質問をお願いします。

○ 5番(「聖徳太子」グループ) 小学校の安全対策として、ストーブのやけ

ど防止の網と、ドアの指挟み防止用ゴムを設置したらいかがでしょうか。小

学校は子どもがいっぱいいて冬を快適に過ごすため、各学年の教室にストー

ブが設置されています。これらは冬にはかかせません。ただ、ストーブをつ

けていてやけどをする人を見かけたことがあります。保育園には、やけど防

止の網が設置されています。小学校にも是非お願いします。

○ 5番(「聖徳太子」グループ) 小学校は、ドアがとても多く、児童が出入

りするところがたくさんあります。しかし小学校のドアには、指を挟むのを

防止するゴムがないので、挟むととても痛く、怪我をします。小学校のドア

に、ぜひ指挟み防止用ゴムを設置して下さい。

○ 子ども議長 質問について答弁を求めます。高野村長。

○ 村長(高野忠房君) 安全な学校生活を送るため、貴重なご提言を頂き ありがとうございます。危険なことは避けなければなりません。これからも、 努力をしてまいります。2番の真田幸村グループさんのご質問「保育園につ いて」もありましたが、保育園の子供たちが覚えなければならないこと小学 生として覚えなければならないことがあるわけです。皆さんの回りには、危 険なものがたくさんあります。プール、遊具、階段、体育や理科の教材など 危険なものはたくさんあります。しかしこれらを排除する訳にはいきません。

皆さんが毎日の生活の中で、危険から身を守る自己防衛能力を身につける ことも必要だということも、ご理解下さい。教育長から補足説明いたします。

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○ 子ども議長 塚原教育長。

○ 教育長(塚原勝幸君) 小学生の皆さんは、自分の行動に責任を持ち、安 全なこと、危険なことを判断できる知識はあることと思います。 ストーブに触ると熱いこと、戸に手を挟むと痛いことも理解していること と思います。皆さんが決めている教室でのルールやマナーを守り、やけどや 手を挟まないように気をつけていただきたいと思いますが、注意していても 避けられない偶然起きてしまうこともあると思います。学校施設につきまし ては、他にも色々と改善しなければならないことがありますので、現状につ いて先生方の意見も聞かせていただき、皆さんから提案いただきました、ス トーブのやけど防止の網と、ドアの指挟み防止用ゴムの設置について、今後 改善に向けて研究を進めていきたいと思います。

○ 子ども議長 次の質問をお願いします。 ○ 5番(「聖徳太子」グループ) 小学校の机やイスを新しくして下さい。小

学校には古い机や椅子がたくさんあります。特に低学年の机や椅子はとても

古いです。壊れて怪我につながることもあるかもしれません。

ご検討をお願いします。

○ 子ども議長 それでは質問について答弁を求めます。高野村長。 ○ 村長(高野忠房君) 了解しました。壊れて怪我をしては困りますので、

壊れた椅子は修理し、修理できないものは新しくしていくことを考えており ます。

学校施設の整備には、これからも多くの費用が必要です。必要なことは実 施してまいりますが、限られた財源の下で、計画的に実施をしてまいります。 教育長さんから、補足の答弁をしていただきます。

○ 子ども議長 塚原教育長。 ○ 教育長(塚原勝幸君) 皆さんが使っている机やイスは、大変古くなって

壊れているものもあるとのことですが、皆さんに長年大切に使っていただい ていることはありがたいと思います。学校も皆さんに大切に使っていただい

ておりますので、教室や廊下などいつ見させていただいてもきれいですし、 整頓もしっかりできていると思います。

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また、毎年玄関前には花の苗を育てて、とてもきれいな花を咲かせるなど、 大変良い取り組みをしていただいており、施設を思いやる大切な気持ちが伺 えます。今後も続けていただくように、お願いをしたいと思います。

質問いただきました、机やイスにつきましては、壊れているものにつきま しては修理をして、どうしても使えない机やイスにつきましては買い換える などして、皆さんが勉強しやすい環境を整えてまいりたいと考えますので、 今後も大事に使っていただきたいと思います。

全体的な交換につきましては、机やイスを見させていただき、使用するの に大変危険で、修理ができない机、イスが多いとなれば、今後計画的に整備 を進めてまいりたいと考えます。

○ 子ども議長 グループの中で再質問はありますか。 ○ 5番(「聖徳太子」グループ) ありません。 ○ 子ども議長 これで5番「聖徳太子」グループの質問を終了します。

◇「織田信長」グループ ○ 子ども議長 続いて、6番「織田信長」グループの質問を許可します。

○ 6番(「織田信長」グループ) はい議長

[「織田信長」グループ 質問席] ○ 子ども議長 質問内容が異なりますので、それぞれ質問ごとに区切ってお

願いします。最初の質問をお願いします。 ○ 6番(「織田信長」グループ) 現在村の予算はどれくらいあるのですか。

その予算はどんなことに使うのですか。

○ 子ども議長 質問について答弁を求めます。高野村長。 ○ 村長(高野忠房君) 予算には、一般会計予算と特別会計予算があります。

一般会計とは、福祉や教育、消防など住民に広く行われる事業に関わる会 計です。特別会計とは、一般会計と別に設けられる、独立した経理管理が行 なわれる会計で、水道下水道、健康保険、観光などの事業に関わる会計です。

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予算とは、歳入(収入)と歳出(支出)の予定金額です。今年度の予算に ついては、配布した資料のとおりで年間の特別会計予算が 20 億 8 千 370 万円 という非常に大きな予算です。一般会計を見ますと、民生費が大きいです。 これは生活に困っている人を支援したり、国民健康保険、老人保険、介護保 険などの制度を支えたり、高齢者福祉、児童福祉の事業を行ったり、保育園、 福祉センターの運営、村民の健康増進、そして、ゴミ処理に掛かる費用など 村民の毎日の生活に密着したことに使われます。

次に大きいのが土木費です。これは、道路を造ったり、除雪などの道路管 理に使われます。

公債費とは、借金の返済です。大きな仕事をするときにお金を借りて実施 しますが、仕事の終った後に返していくお金です。

教育費もありますが、これは皆さんの学校運営などに必要な予算などです。 これらのお金は、国民の税金でまかなわれますから、大切に使わなければ なりません。ですから、村長の独断で使うことはできません。議会の皆さん にお話しをして、了解を得なければ使えないのです。

配布した資料の内容が分からなかったら、いつでも役場に来て下さい。 学校関係の予算についてもう少し細かく市川副村長に説明していただきま す。

○ 子ども議長 市川副村長。 ○ 副村長(市川浩史君) 皆さんに関係ある予算がどんなところに使われて

がいるかということで補足の説明をさせていただきます。 学校に関するいろいろなお金が使われているわけですが、皆さんが家庭科 とか理科などの授業の中で使われる教材の費用も村の予算を使っています。 それから、通学に使っているバスに関わる費用、運転手さんの賃金とかバ スの燃料とかも村の予算の中から出されています。そして、バス通学の皆さ んは無料で通学バスとして利用しています。 皆さんが毎日食べている学校給食の費用は、皆さんから給食費として頂い

ていますが、給食を作っている人たちのお給料だとか施設の電気だとか水道

料とかは村の予算から出しています。 学校以外では、皆さんが病気にかかって病院へ行くと医療費を払うわけで

すが、小学校 6 年生までは村の予算を出しています。 皆さんは各地区で育成会の活動をしていると思います。その活動に村から 一部補助が出ています。 それから、放課後児童クラブや放課後子ども教室を利用されたりしていま す。一部費用を頂いていますが、やはり大半は村の予算の中から経費が出て

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います。 他には、公園の整備や遊具の維持管理も村の予算の中から出しています。 皆さんの身近な部分で使われている大切な予算ですので、関心をもってく ださい。将来皆さんが働いて仕事をするようになりお給料から払った税金が こういう身近なところで使われているしくみの中で村の予算がなりたってい ます。予算が本当に皆さんのために使われているかどうか話し合って最終的 に決めていくのがこの議会という場です。今日はそんなことも勉強する機会 となったのではないかと思います。

○ 子ども議長 次の質問をお願いします。

○ 6番(「織田信長」グループ) 坊平に定期バスを通して欲しいと思います。

ぼくは坊平に住んでいます。いつも帰りは歩いています。坊平はほとんど上

り坂できつい上、50分近くかかってしまいます。冬などは、家に着くころ

には、もう暗いこともあります。バスを通して欲しいと思います。

○ 子ども議長 質問について答弁を求めます。高野村長。

○ 村長(高野忠房君) 毎日歩いて通学されていることに、感心します。 きっと、足は強く鍛えられているでしょうね。 さて、通学が大変だから、バスを通して欲しいという声は、他からも寄せ られていますが、「はい、そうします。」と言えない理由があります。

その理由は、子供たちの体力の低下にどう対処するか、また、きつい事や 苦労な事に耐える心をどう養うかです。

都会の子供と比較すると、田舎の子供の方が歩かないという報告もありま す。運動をしたり歩くことは、脳の発達にも重要だとも言われています。

村では、これから村営バスをどうしていこうか、このことの検討に入りま した。今日のご要望も踏まえて、また学校の先生方とも検討してまいります。 総務課長さんから、補足の答弁をしていただきます。

○ 子ども議長 清水総務課長。 ○ 総務課長(清水清君) 通学に大変苦労していますね。特に冬場は暗くな

り、路面の凍結など危険も伴っており、かわいそうと思います。 現在、村は、スクールバスはなく、村営バスの利用をいただき、遠距離の 方に利用いただいております。なかなか全ての方に満足な対応が取れないの

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が現状です。坊平地区に限らず、村内全域を対象にどのように公共交通があ るべきであり、また、経費のことも考えて、進めていかなければなりません。 そんな状況の中か、交通システム検討委員会を先日、14日に立ち上げま

して、麻績村全体の交通システムについて、検討いただく段取りとなってお ります。理由は色々とありますが、ご利用者が少ないのが、頭の痛いところ です。小学生は、身体を鍛える意味においても、できるだけ、親を頼らずに 徒歩通学を希望します。

○ 子ども議長 次の質問をお願いします。 ○ 6番(「織田信長」グループ) ぼくは廃墟を全部無くして、その土地に草

花などを植えると、緑が増えて自然豊かな美しい村になると思います。また

その美しい自然や景色を求めて、観光客もたくさん増えると思います。そし

て、動物などの生き物も増えると思います。 ○ 子ども議長 質問について答弁を求めます。高野村長。 ○ 村長(高野忠房君) 素晴らしい考えですね。きっと、村は美しくなるで

しょうね。 でも、非常に難しいこともあります。使われていない建物や構造物で、景

観的にも良くない物件が村内にあることは承知しています。村の所有物であ れば村の判断で処分することができますので、現在、計画的に取壊し作業を 進めております。

しかし、個人の所有物であれば、個人がお金を出して取壊すことになりま す。所有者には、それぞれの事情やお考えがありますので、非常に難しいこ とです。良いお考えがありましたら、是非教えて下さい。

○ 子ども議長 清水総務課長。

○ 総務課長(清水清君) 大変、純粋な貴重なご意見をいただきました。麻 績村は、緑美しい自然豊な山紫水明な地であり、別荘地などに最適地でもあ ります。気持ちは、理解ができますが、個人の所有な土地であり、建物であ ります。本来、所有者が管理するものでありまして、行政が個人財産に勝手 な事は出来ません。仕事の都合あるいは、家庭の状況により、他の市町村で お住まいの方も増えてきております。その様な状況の中、村では、廃墟と思 われる前に、土地・建物をお借りし、田舎暮らしを希望する都会の方に提供

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したりし、仲介をすることにいたしまして、平成22年度より、情報の収集 など、取組みはじめました。 情報がありましたら、お寄せいただければありがたいです。

○ 子ども議長 次の質問をお願いします。 ○ 6番(「織田信長」グループ) 村長さんと議員さんたちは、いつもどんな

仕事をして、どんな役割をしているのですか。村長さんや議員さんたちが働

いてくれていることを具体的に知りたいし、それが村の何のためになってい

るかも知りたいです。 ○ 子ども議長 質問について答弁を求めます。高野村長。 ○ 村長(高野忠房君) 先ず、私の方から答えさせていただきます。 村長は、行政の舵取り役だと理解して下さい。でも、村長の独断で、進め ることはできません。どんな舵取りをするのか、すなわち、「何をしたい、そ のためにどんな予算を組むか、など」を職員と一緒になって考え提案します。 この様な提案は、全村民の了解を得て、あるいは多数決で実施することが

良いのですが、細かな事までそれを行う事は不可能です。そこで、村民の代 表として選ばれた議員の皆さんと話し合って決めていきます。これを、村長 の提案権と、議会の議決権と言います。民主的に村政を進めるために、議会 の役割はとても重要です。

このご質問には、議会からもお答えしていただきますのでお願いします。

○ 子ども議長 議会議員についての答弁を求めます。塚原議会議員。

○ 議会議員(塚原紀男君) 村長と議会の役割については、麻績村を豊かな 活力に満ちた村にするため村民の皆さんに代わって大切な仕事をしてもらう ため選挙で選んだ村長と議会議員です。村長は行政の執行機関であり議会は 議決機関であります。お互いに対等の立場でそれぞれの役割や権限を尊重し あって村民の声を村政に反映させ、その期待に応えるよう村づくりを進めて おります。

おもな議決項目については、一つめとして条例の制定・改正・廃止、二つ めには予算の決定・決算の認定、三つめには税金・使用料・手数料を決める こと、四つめには一定の金額以上の工事や物件の購入の契約をすること、五 つめには、副村長・教育委員・監査委員などの選任に同意すること。

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また議会は、村のチェック機関として仕事が正しく行われているかどうか 事務内容を検査・調査したり監査委員に監査を求めたりするなど、村民の代 表として村政を監視します。 それから本会議については、定例会と臨時議会があり定例会は年4回、3 月 と 6 月・9 月・12 月に開催され、臨時議会は必要に応じて開催されておりま す。その中で 4 回の定例会に途中で議決をしなければならないという執行機 関からの申し出があった場合は、臨時議会において専決処分ということで認 定をしております。この議場は定例会及び臨時議会のみに使用して他の会議 等については、隣の会議室で行われています。 定例会のおりに議案に関係なく、それぞれの議員から一般質問が行われ村 政全般の内容を村長などに執行機関の考え方を質問します。内容が理解でき ない場合は再質問しています。その他、全員協議会・総務経済委員会・社会 文教委員会が必要に応じて開かれています。

また、各種行事への参加やいろいろな会議にも参加しています。 定例会等の内容については、年 4 回議会だよりを発行して各戸配布をして おります。以上質問にお答えさせていただきました。

○ 子ども議長 グループの中で再質問はありますか。 ○ 6番(「織田信長」グループ) ありません。 ○ 子ども議長 これで6番「織田信長」グループの質問を終了します。 ○ 子ども議長 以上で予定されておりました子供議会の一般質問をすべて終

了いたします。ご協力ありがとうございました。

◎ 6年担任 原山先生あいさつ ○ 6年担任(原山先生) 子ども議会が、皆様のご協力によりまして、無事

に終了することができました。大変充実した経験・授業させていただいたと 思います。本当にありがとうございました。

ここで、高野村長さんよりご講評をいただきたいと思います。よろしくお 願いします

[村長 高野忠房君 登壇]

○ 村長 (高野忠房君) 講評ということでございますが、お礼の意味をこめ

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まして挨拶をさせていただきたいと思います。 本当に皆さん今日は幅広く勉強されたことに敬意を表します。そしてまた

皆さん、村をもっともっと良くしようとそんな気持ちが表れておったとその ように感じます。皆さんからですね、いろんな貴重なご意見を、あるいはご 提言をいただいたわけでありますが、今は出来なくても将来は実現出来るよ う皆さんで努力していきたいと思っております。 そして、今日のご質問の中で本当に私たち考えたことがあります。それは

どういうことかと言いますと、今日の質問の中で机の角の問題・そしてまた 通学・バスの件。このことはですね、本当に真剣に考えたというか悩みまし た。どういうことかと言いますと、机の角については「将来はそのようにし てやっていきます」という答え方をすれば、らくだったんですね。

しかし、これではだめだと、本当に子どもたちの将来のためにどう言って 答えたほうがいいのかということについては、保育園長・そして教育長、他 の課長さん方、あるいは先生方のご意見を聞いて今日の答弁とさせていただ いたわけであります。

是非ともですね、なぜあのような答え方をしたのかを考えていただきたい と思います。そしてまた、議会とは何か、日本の民主主義のしくみ、このよ うなものを知っていただきたかったと思います。

世界にはまだまだ、治世者の独裁によって非合法なことが行われているそ んな国もあります。非常に残念だと思っております。 今日の勉強は、これからの色々な面で役立つことと思います。また、役立

てて欲しい、このように思います。 最後に、ご指導された先生、そして議会議員の皆さんに御礼を申しあげま

す。 いよいよ師走最後であります。新たな年が皆様にとりまして良き年となり

ますようご祈念申しあげまして私からの講評とあわせてお礼の言葉とさせて

いただきます。 そしてまた保護者の皆さん、関心を持っていただき本当にありがとうござ

います。これから子供たちを取り巻く環境、非常に大事な時期が来ておりま

す。是非とも、これからもご理解をいただきたいとこのようなことをお願い

申しあげます。本日は誠にありがとうございました。

○ 6年担任 (原山先生) ありがとうございました。それでは子どもたちから も本日のお礼を申しあげたいと思います。

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○ 6 年生代表 6 年生を代表して、お礼の言葉を申しあげます。 今日は少し緊張をしたけど、子ども議会というたいへん貴重な体験ができ ました。

僕はこの体験を来年中学校に行っても心の中に残し、大きな場でも今日み たいに落ち着いて話をしたいと思います。 今日は、僕たちの質問に対し、わかりやすく答弁してくださった村長さん

や議会議員の皆さん、職員の皆さん、ありがとうございました。 皆様のご協力に感謝し、お礼の言葉とさせていただきます。

◎一同 礼

◎閉会の宣告

○ 子ども議長 出席者 全員の皆さん 起立してください。 ○ 子ども議長 以上で子ども議会をすべて終了します。礼。 閉会 午後 0時12分