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その時どう動く 〜 もしも地震が起きたなら 〜. 班長 :岡部 寛 副班長 :徳永 光 DB :山縣 杏香 印刷 :水澤 花 穂 :山本 真義 渉外 :戸井田 拓 :吉田 太郎. 2013 年度 都市計画実習防災班 中間 発表. 担当教員 :糸井川 栄一 T A :野澤 駿平. 発表の流れ. 東日本大震災時 - つくば市の被害 -. 背景. 震度 6 弱 死者 :1 名 負傷者 13 名 電気 :3/12 夜間に市内全域で復旧 上水道 :3/16 夕方に市内全域で復旧 . - PowerPoint PPT Presentation
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その時どう動く〜もしも地震が起きたなら〜
2013 年度 都市計画実習防災班 中間発表
1
班長 :岡部 寛副班長 :徳永 光DB :山縣 杏香 印刷 :水澤 花穂
:山本 真義渉外 :戸井田 拓
:吉田 太郎担当教員 :糸井川 栄一 T A :野澤 駿平
発表の流れ
2
背景 問題提起 仮説 予備
調査結果考察
今後の
予定
背景
図 1~3 : 2011 年度都市計画実習 防災班中間発表3
東日本大震災時 - つくば市の被害 -
• 震度 6 弱
• 死者 :1 名
• 負傷者 13 名
• 電気 :3/12 夜間に市内全域で復旧
• 上水道 :3/16 夕方に市内全域で復旧
図 2: つくば駅 ( 東日本大震災時 )
図 3: 筑波大学総合体育館
図 1: セブンイレブン天久保 4 丁目店つくば市でも多くの被害と混乱があった!
☆ 首都直下地震 2 ~ 300 年間隔で関東大震災クラス(M8 ) •東京湾北部地震: M7.3 • 都心西部直下地震: M6.9 • 都心東部直下地震: M6.9 • 成田直下地震: M6.9
• プレート境界茨城南部地震 推定規模 M7.3 つくば市 震度 6 弱
背景
4
図 4 :プレート境界茨城南部地震出典:内閣府防災 HP 首都直下地震の被害想定
予想される大震災
背景
5
東日本大震災の時ほしかった情報2011 年 都市計画実習防災班
その他
過去の震災における被災について
地震による津波被害について
東日本大震災に関する被害について
震災後、社会貢献するための方法
学校内の避難経路、最寄の避難所について
今度の地震に関する知識
地震時に取るべきベストな行動について
震災後の不便な生活に対処する方法
0 100 200 300 400 500 600
正しい行動について知りたがっている
既存研究
地震に関する知識•環境
震災後の行動への関連
津波ハザードマップから読み取れる情報
避難行動意向を誘発する傾向がある
背景
6
「津波ハザードマップの理解と避難行動意向 -神栖市を対象として -」 平成24年度 卒業論文 社会工学類 伊能沙知
既存研究
理解の程度
発表の流れ
7
背景 問題提起 仮説 予備
調査結果考察
今後の
予定
問題提起
8
給水場所図 5 :給水場所画像作成元: Google map
• 天久保公園に飲料水兼用防火水槽を整備• 公園や公共施設等で給水を実施• 筑波大学との連携– 東日本大震災の時、宿舎の学生に 公共施設を避難所として開放– 筑波大キャンパスを地域住民の 一時避難所として考えている
→大学側とつくば市でうまく連携がとれていない?
つくば市は筑波大学の敷地を地域住民の 一時避難所にしているが総務課とつくば市で 正式に決まったことではない
つくば市と筑波大学総務課へのヒアリングつくば市の対策
パンフレットの配布、避難訓練
問題提起
9
筑波大学総務課へのヒアリング
88%
12%
見たことも読んだこともない見たことはあるが読んだことはない
N=43内容を知っている人はゼロ
9割近くの人が“全く知らない”
大学側の対策
避難訓練の様子画像元: http://www.tsukuba.ac.jp/up_img/l20111212140514001.jpg
問題提起
10
•パンフレットを知らない
•学生にパンフレットの内容が伝わっていない•地震災害についての記載が少ない
学生側
大学側
→正しい防災の知識が十分に広まっていないのに正しい行動がとれるのか?
→周知方法と内容に改善が必要
問題提起
11
筑波大学総務課へのヒアリング
井戸 拡声器図 6 :井戸と拡声器の場所作成画像元: Google map
→管理に問題があるのでは?
•宿舎に設置された井戸に 実際に行ってみたが使えない環境整備は
整っている ?
大学側の対策
目的
筑波大生が地震が起きた時に正しい行動を取れるようにする!
12
目的
図 7:机の下に隠れる出典 : 出雲ガス株式会社
図 8: 情報を得る南島原HP
正しい行動を取るための要因を調査から導きだす
発表の流れ
13
背景 問題提起 仮説 予備
調査結果考察
今後の
予定
仮説
14
• 備蓄• 避難経路の確認
• 被災経験があるか
•ボランティア経験があるか
• 震度とマグニチュードの違い• 震度の段階数
仮説
15
関係図
正しい行動
個人の環境 知識事前対策
発表の流れ
16
背景 問題提起 仮説 予備
調査結果考察
今後の
予定
調査
対象:筑波大生(学群生•院生)調査人数: 39人調査期間: 4月 29 日~ 5月 2 日
17
学生への予備調査
調査
選択回答環境 1. 震災経験 2.ボランティア経験 3. 防災訓練の経験
事前対策
1. 備蓄 2.家具の固定 3.家族と地震時のことを話しているか4. 避難経路 5. 地震が今後も起こると思うか 6.自宅の築年数
自由回答
知識1. 震度とマグニチュードの違い 2. 震度 6 弱の揺れの被害の程度3. 震度の段階 4. 地震時の連絡方法
行動
シミュレーション形式 ( 内閣府防災シミュレーターを参考に )
地震発生が発生 (揺れる前•揺れている最中の行動 )1.緊急地震速報直後の行動2.コンロの火の後始末3.自分の身を守るための行動
地震の揺れが収まる (揺れがおさまった後の行動 )4.散らかった家の中の移動方法5.家の外へ避難する際の注意点
18
調査項目
発表の流れ
19
背景 問題提起 仮説 予備
調査結果考察
今後の
予定
分析方法
20
環境• ボランティア経験がある• 防災訓練に参加したこと
がある→A君の環境ポイントは2
事前対策• 備蓄をしている• 家具を固定している• 自宅の築年数を知っている
→A君の事前対策ポイントは3
A君このように環境•事前対策•知識•行動の各要因においてポイントをつけ、2要因間のポイントをプロットし、関係を調べた
結果
結果
21
比較的相関のある例y=0.2043x + 2.2919R^2 =0.081
全く相関のない例y=-0.0048x + 2.8013R^2= 1E-05
4 つの項目ごとにポイント制で相関を見ると•••6 つの矢印の相関関係は全体的に薄かった
0 1 2 3 4 5 6 70
1
2
3
4
5
事前対策-行動
事前対策ポイント
行動ポ
イン
ト
ポイント相関図
0 1 2 3 40
1
2
3
4
5
環境―行動
環境ポイント行
動ポ
イン
ト
経験は事前対策と違い、能動的な行為ではないと考えられるので、
行動に結びつきづらいのでは?
結果
22
正の相関が見られた例
していない
している
11
14
12
2
家族と行動 1 のクロス集計
正解 不正解
行動 1
家族
と話
し合
い
P 値: 0.017**N=39
していない
している
11
14
12
2
備蓄と行動 5 のクロス集計
正解 不正解
行動 5
備蓄
P 値: 0.017**N=39
クロス集計
家族と地震時のことについて話し合っているか
緊急地震速報が流れた際の行動( 行動 1)
備蓄をしているか
家から避難する際の行動 ( 行動 5)
事前対策を行っている↓
震災時のことを考えている↓
震災時の行動のことも考えている !?
正解
不正解
16
11
7
5
知識 1 と行動 4 のクロス集計
正解 不正解
行動 4
知識
1
P 値: 1.000N=39
結果
23
相関関係の見られない例負の相関が見られた例
ない
ある
20
5
3
11
防災訓練と行動 1 のクロス集計
正解 不正解
行動 1
防災訓練
P 値: 0.001***N=39
クロス集計
防災館などでの防災訓練経験の有無
緊急地震速報が流れたときの行動( 行動 1)
震度とマグニチュードの違いを知っている(知識 1 )
散らかった家の中の移動方法( 行動 4)
防災訓練では緊急地震速報が流れた際の訓練は
しない
結果
24
5%検定で正に有意なもの:◎ = 1point 負に有意なもの: ×= -1point10% 検定のみで正に有意なもの:○ = 0.5point
分析手法例:事前対策と行動
2.5( point ) ×100 = 11.7 (%)
30(Maxポイント数)
P値
結果
25
正しい行動
個人の環境
知識事前対策
正の相関
負の相関
8.3%
6.7%
2.8%
8.3%
4.2%
0%
相関関係図
考察
26
正しい行動
個人の環境
知識事前対策
正の相関
負の相関
8.3%
6.7%
2.8%
8.3%
4.2%
0%
相関関係図
相関が見られなかった原因考察
• 先入観があった 「地震がきたら火を消す」 「揺れを感じたら机の下に入る」
• 質問項目が不足していた 特に行動に関しては地震直後だけでなく、 もう少し長いスパンで質問すべきだった
• 学生への予備調査のサンプル数が 39 と少なかった
27
常識の範囲内での回答
発表の流れ
28
背景 問題提起 仮説 予備
調査 考察今後
の予定
本調査
事前調査今後の予定
29
筑波大生へのヒアリング調査
アンケート調査対象:筑波大生
地震に関する知識•行動をアンケート調査する
学生課へのインタビュー調査
つくば市危機管理課へのインタビュー調査
改善案の提案
今後の予定
本調査
30
今後の予定
筑波大生への本アンケート環境•知識•事前対策•行動の 4項目についてアンケート調査を行う。 知識•事前対策:消防庁の防災マニュアルを参考 行動:首都直下型地震を想定したシミュレーション 形式とし、震災後 3 日間の行動について質問
つくば市危機管理課へのインタビュー ①筑波大生に対する被災後の支援 ②市と大学の地震時の協力
具体的な提案• 大学への提言 パンフレットをただ配布するのではなく、 生徒が必ず目を通す機会をつくる 継続した環境整備をしてもらう • 学生への働きかけ 学園祭等で企画を出す 起震車による揺れの体験 消火器の使用体験
31
図 9: 起震車出典 :カヤバシステムマシナリー株式会社
今後の予定
参考文献• 玉木貴:わが家の防災,駒草出版, 2005-4• 渥美公秀 -監修 寄藤文平 -絵:地震イツモノート 阪神•淡路大震災の被災者 167人にきいたキモチの防災
マニュアル-,地震イツモプロジェクト編,出版社 :木楽舎, 2007-04 • 石村貞夫: SPSS による統計処理の手順 第 4版,東京図書, 2004-12• 内田治: SPSS によるアンケートの統計的検定,東京図書, 2011-6• 伊能沙知:津波ハザードマップの理解と避難行動意向―神栖市を対象として, 2012 年度 卒業論
文, 2012-3 • 2011 年度 都市計画実習防災班 HP : http://toshisv.sk.tsukuba.ac.jp/jisshu/jisshu1/report/2011/g1_bosai/(最終閲覧日 2013/5/21 )• 内閣府防災 HP 「首都直下地震の被害想定<概要>」: http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/pdf/higai_gaiyou.pdf(最終閲覧日 2013/5/18 )• つくば市 東日本大震災の記録: http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/010/416/kiroku.pdf (最終閲覧日 2013/5/15 )• Google map : https://maps.google.co.jp/(最終閲覧日 2013/5/20 )• ヤバシステムマシナリー株式会社: https://www.kyb-ksm.co.jp/products/testing_system/testing_system-0032.html (最終閲覧日 2013/5/21 )• 南島原市ホームページ 防災•震災 http://www.city.minamishimabara.lg.jp/life/pub/Detail.aspx?c_id=37&id=45&pg=1&type=list (最終閲覧日 2013/5/20 )• 出水ガス株式会社 もしも大きな地震がおきたら http://izumigas.blogspot.jp/p/blog-page_30.html (最終閲覧日 2013/5/20 )• 筑波大学 HP— 平成 23 年度筑波大学防災訓練を実施— http://www.tsukuba.ac.jp/news/20111212140514.html (最終閲覧日 2013/5/21 )
32
33
正しい行動の定義
34
私たちの考える「正しい行動」とは、内閣府の防災ページを参考に、そこで正解とされていたものを採用した
内閣府【防災シミュレーター】震度 6強体験シミュレーションhttp://www.bousai.go.jp/simulator/shindo6/index.html
補足
補足 散布図
35
0 1 2 3 40
1
2
3
4
5
6
7
f(x) = 0.390684410646388 x + 1.93060836501901R² = 0.0503990247255695
環境-事前対策
環境ポイント
事前
対策ポ
イン
ト
0 1 2 3 40
1
2
3
4
5
f(x) = 0.519961977186312 x + 0.934410646387833R² = 0.155250655852026
環境-知識
環境ポイント知
識ポ
イン
ト
y=0.3907x + 1.9306R^2=0.0504
y=0.52x + 0.9344R^2=0.15525
補足
36
0 1 2 3 40
1
2
3
4
5
f(x) = − 0.00475285171102663 x + 2.80133079847909R² = 1.43851444041054E-05
環境ー行動
環境ポイント
行動ポ
イン
ト
0 1 2 3 4 50
1
2
3
4
5
f(x) = − 0.0398471615720524 x + 2.86026200873362R² = 0.0017608007232206
知識-行動
知識行
動
補足
結果
37
正の相関•負の相関
防災訓練 と Q1 のクロス表
度数
Q1 合計
正解 不正解
防災訓練 ある 5 11 16
ない 20 3 23
合計 25 14 39
P値: 0.001***N=39
家族 と Q1 のクロス表
度数
Q1 合計
正解 不正解
家族 している 14 2 23
していない 11 12 16
合計 25 14 39
P値: 0.017**N=39
正の相関
負の相関
補足 相関 P 値
38
震災経験と築年数: P値= 0.066
環境/事前対策
環境/知識
防災訓練と知識 2( 震度 6 弱の揺れによる被害の大きさ ) : P値= 0.001
環境と行動
防災訓練と行動 1(緊急地震速報が流れたときの行動 ) : P値= 0.001
負
補足
39
知識/事前対策
知識 1( 震度とマグニチュードの違い ) と将来: P値= 0.065知識 4( 震災時の連絡手段 ) と家族との話し合い: P値= 0.09
事前対策/行動
備蓄と行動 5(家から避難する際の注意事項 ) : P値= 0.017家具と行動 5 : P値= 0.036家族との話し合いと行動 1(緊急地震速報が流れたときの行動 ) : P値= 0.017家族との話し合いと行動 5 : P値= 0.093築年数と行動 3(自分の身の安全の確保方法 ) : P値= 0.017
負
補足
40
知識/行動
有意なものはひとつもなかった
補足
項目別クロス表
41
正解
不正解
5
18
8
8
知識 4 と家族していない している
家族での話し合い
知識
4
正解
不正解
7
16
12
4
知識 2 と防災訓練ない ある
防災訓練
知識
2補足
42
あ る
ない
17
10
11
1
震災経験と築年数分からない 分かる
築年数
震災経験
わか らない
起こらない
起こる
5
1
17
0
3
13
知識 1 と将来正解 不正解
知識 1
将来
し て いない
し て い る
18
7
14
0
家具固定と行動 5
正解 不正解
行動 5
家具固
定
補足