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高降着率円盤を持つ AGN の観測研究. 土居明広 ( VSOP-2/ASTRO-G ) 関係者: 浅田圭一 , 永井洋 , JVN チーム , OCTAVE チーム. 円盤もジェットも 明るく輝く ( 場合もある? ) Very/High 状態. Radio loudness ( Jet/Disk 比). 円盤の放射効率が良く High/Soft 状態に。 円盤が卓越. 円盤の放射効率が悪く Low/Hard 状態に。 ジェットが卓越. 降着率. X 線連星から得られている描像. エンジン : ~ 10 M ◎ の BH + 降着円盤. - PowerPoint PPT Presentation
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高降着率円盤を持つAGN の観測研究
土居明広 ( VSOP-2/ASTRO-G )関係者: 浅田圭一 , 永井洋 , JVN チーム , OCTAVE チーム
2008 年 10 月 1 日 1VSOP-2 メーザー & JVN ジョイント WS ( Akihiro Doi )
X 線連星から得られている描像
エンジン : ~ 10 M◎ の BH + 降着円盤
・ システムが小さいので、進化が早い。 ⇒ 降着率 と Radio loudness の関係が良く調べられている
降着率
Rad
io lou
dn
ess
(Je
t/D
isk
比)
円盤の放射効率が悪くLow/Hard 状態に。
ジェットが卓越
円盤もジェットも明るく輝く
( 場合もある? )Very/High 状態
円盤の放射効率が良くHigh/Soft 状態に。
円盤が卓越
2008 年 10 月 1 日 2VSOP-2 メーザー & JVN ジョイント WS ( Akihiro Doi )
AGN: BH 質量 と 降着率 が生み出す多様性
Log (MBH / M◎ )
Log
(L
/LE
dd
)
5 6 7 8 9 10
0
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
L 電波 /L 可視
2008 年 10 月 1 日 3VSOP-2 メーザー & JVN ジョイント WS ( Akihiro Doi )
低光度AGN
Seyfert
Quasar
NLS1 BALQSOL 可視( Disk )
L 電波(Jet)
研究の意義 ( NLS1 )
2008 年 10 月 1 日 4VSOP-2 メーザー & JVN ジョイント WS ( Akihiro Doi )
■ ジェット生成現象の理解 @ 高降着率円盤
・ 冷却が効く円盤で非熱的・相対論的プラズマ流を生成できるのか?
■ 中間質量 ⇒ SMBH への成長途中
・ μQSO - AGN コネクションの観測的確立
研究の意義 ( BALQSO )
2008 年 10 月 1 日 5VSOP-2 メーザー & JVN ジョイント WS ( Akihiro Doi )
■ アウトフロー現象の統一的理解・ 「光子圧加速の熱的アウトフロー」 と 「磁気圧加速の非熱的ジェット」 は、同時に生成されうる?
(降着率 vs. Radio-quietness 関係の破綻、 μQSO 高降着率領域における“ジェットライン”との類似)
■ QSO 統一モデルの構築・ エッジオンで見るクェーサー種族? ( 円盤シミュレーション: Murray 1995, Proga+2000, Ohsuga+)
■ 進化シナリオの検証・ BAL アウトフローは QSO 進化のある一時期に見られる現象?
(BALQSO と GPS の強い相関 : Montenegro-Montes+2008)
これまでの観測
2008 年 10 月 1 日 6VSOP-2 メーザー & JVN ジョイント WS ( Akihiro Doi )
ARRAY Target Freq. Publ.
NLS1 VLBA Most Radio-Loud NLS1 LCXU Doi et al. 2006, PASJ
VLBA Radio-Quiet NLS1×8 L submitted
JVNRadio-Loud NLS1×5
X Doi et al. 2007, PASJ
VLBA L in prep.
BALQSO OCTAVE SDSS Radio-Loud BALQSO×23 X 投稿予定 ( 明日? )
EVN+MERLIN Radio-Loud BALQSO×2
L in prep.
JVN SCX in prep.
VLBA Radio-Loud BALQSO×6 LCX 観測中
・ NLS1 の VLBI 研究は我々のグループが世界初・唯一・ BALQSO の VLBI による系統的研究は世界初 (の論文になる予定)
・ JVN で多周波観測を試行
JVN 多周波観測の可能性
2008 年 10 月 1 日 7VSOP-2 メーザー & JVN ジョイント WS ( Akihiro Doi )
これまでの研究結果 (e.g., 2008 年秋学会発表 )
2008 年 10 月 1 日 8VSOP-2 メーザー & JVN ジョイント WS ( Akihiro Doi )
■ Radio-Quiet NLS1・ 電波源は <100 pc だが、 VLBI でほとんどが
resolved-out する (コアが弱い。 理論が予測する小 BH ジェットとコンシ
ステント)
■ Radio-Loud NLS1・ コンパクトが卓越 (inverted/variable) or ジェット構造が卓越 (CSS-like) の2種が存在する ( 小 BH でも Radio-Loud になれる。 ビーミング or ジェット発達による )
■ Radio-Loud BALQSO・ コンパクトなジェット成分が存在 ( BAL アウトフローと非熱的ジェットが共存)
JVN の成果 (NLS1) (Doi+2007 PASJ)
■ 3/6 天体に相対論的ビーミングの兆候
JVN
VLBA
VLBA
OCTAVE の成果( BALQSO ) Doi+ in prep.
放射圧で加速されるサーマルアウトフロー磁気圧で加速されるノンサーマルジェット
Proga, Stone, and Kallman (2000)
密度 速度場
~ 0.1 pc
BH 降着円盤
共存 !!← UV スペクトル , 理論
← OCTAVE 検出
研究分野の世界情勢との関係
2008 年 10 月 1 日 11VSOP-2 メーザー & JVN ジョイント WS ( Akihiro Doi )
・ 我々の VLBI 研究がほぼ唯一 ( NLS1 )
・ 三つ巴状態 ( BALQSO )- Kunert-Bajraszewska+(2006 : 1
天体 )- Montenegro-Montes+ (in prep. :
7天体 )- 土居 + (in prep.: 23天
体 )
JVN/OCTAVE による先駆的研究を、
JVN によって発展的に展開
観測提案(案)
2008 年 10 月 1 日 12VSOP-2 メーザー & JVN ジョイント WS ( Akihiro Doi )
■ 観測バンド- S / X / K / Q- ほぼ同時観測 (≪1か月)
■ 偏波観測(FRM)■ 観測時間
- ~30 hr ( 第1段階 )- ~200 hr ( 第 2段階 )
■ サンプル例 * NLS1
- 30天体 ( Whalen et al. 2006 、 Komossa et al. 2006 )
(知られている全ての radio-loud NLS1 ) * BALQSO
- SDSS BAL 電波源、フラックス上位 23 天体 (“ OCTAVE サンプル”)
45m と JVN プロジェクト観測
2008 年 10 月 1 日 13VSOP-2 メーザー & JVN ジョイント WS ( Akihiro Doi )
(個人的意見・提案)
■ 45 m は VSOP-2 に必須- EAVN@43GHz
- 我々の心の中のフルサクセス- できれば ~500 hr/yr
(現状 100 hr/yr for VERA 共同利用)
■ 要求を形にすることが必須- 45 m への VLBI 観測提案書を
- 45m 共同利用枠へ ← JVN プロジェクト観測から
(単一鏡テーマに対抗するつもりで)- VERA 共同利用枠へ
(高い競争率を示すべき)
(背景)
2008 年 10 月 1 日 14VSOP-2 メーザー & JVN ジョイント WS ( Akihiro Doi )
■ JVN プロジェクト観測- まだ構想のレベル ( VLBA-WS 藤澤さん講演、大学連携定例電話会
議)
~1000 hr/yr が目安?- 大学連携チームでの議論はこれから?
■ 本WSでの提案たち- 手を挙げるだけ、 後ろ楯は無い
■ わざわざ講演する観点- VSOP-2 時代に向けた準備のサイエンスドライ
バーに- 呼びかけ: 「みんなでもっと考えよう」 ( 今回は AGN
分野のほんの一部 )
- 各機関、各個人の希望を実現する場としても
JVN プロジェクト観測の意義
2008 年 10 月 1 日 15VSOP-2 メーザー & JVN ジョイント WS ( Akihiro Doi )
■ 思いつくテーマは、他の VLBI網でもできる。 それでも JVN でやる目論見:
・ 日本の VSOP-2 サイエンスチームの形成- HALCA 時代からの課題- 今回は MUSES- ではなく ASTRO-
・ JVN/EAVN の VSOP-2 地上局対応化- (観測は整備状況に影響を受けることを覚悟)- (観測計画は「目指すスペック」前提でOK)
個人的意見