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溶融飛灰資源化研究会シンポジウム溶融飛灰資源化研究会シンポジウム
中部リサイクル株式会社 横田育久
資源リサイクルの取り組み
議 題議 題
2. 中部リサイクル株式会社の事業概要2. 中部リサイクル株式会社の事業概要
3. 当社資源リサイクルの取り組み3. 当社資源リサイクルの取り組み
4. データ4. データ
5.まとめ5.まとめ
①会社概要②施設の状況
①会社概要②施設の状況
①当社溶融飛灰処理状況②国内一般廃棄物処理状況と当社の位置付け③ゼロエミッション概念図
①当社溶融飛灰処理状況②国内一般廃棄物処理状況と当社の位置付け③ゼロエミッション概念図
1.資源リサイクル(金属再資源化)の重要性1.資源リサイクル(金属再資源化)の重要性
①金属枯渇の状況②国内一般廃棄物処理状況
①金属枯渇の状況②国内一般廃棄物処理状況
①溶融飛灰処理事業の経緯②まとめ
①溶融飛灰処理事業の経緯②まとめ
金属枯渇の状況金属枯渇の状況
親銅元素(約30年)
Pb、Zn、Cu、Cd
Hg、Se、As、Au
Ag等
親鉄元素(約300年)
Fe、Mn、Cr、Ni等
親石元素(約15,000年)
Si、Ti、Al、Mg等
中部リサイクル株式会社
親銅元素耐用年数（年）
鉛 ２４
亜鉛 ２６
銅 ３０
金 ２０
銀 １９
※ （ ）内は、耐用年数を示す※ 耐用年数＝確認済み埋蔵数量／年間生産量
国内の一般廃棄物処理状況国内の一般廃棄物処理状況
直接焼却
一般廃棄物
直接資源化
直接最終処分
中部リサイクル株式会社
5,161万ton
4,024万ton
227万ton
186万ton
自家処理量
17万ton
焼却以外の中間処理
707万ton
飛灰
灰溶融
～600万ton
～30万ton
主灰溶融飛灰
埋 立
845万ton
耐用年数の少ない金属が埋蔵されている
会社概要会社概要
コンセプト
人間が、産業が、活動すること
により発生する廃棄物を受入し、
加工、再生産を行い、リサイク
ル資源として供給する
ゼロエミッションファクトリー
社 名 中部リサイクル株式会社
所在地
名古屋市港区昭和町１８番地
ＴＥＬ０５２－６１１－１５１１
ＦＡＸ０５２－６１４－０７１６
創 立 平成１１年５月１日
資本金 100,000,000円
株 主
株式会社荏原製作所
高和興業株式会社
大有建設株式会社
施 設
脱塩、溶融施設
中和、排水施設
破砕施設
乾燥施設
薬剤による無害化、不溶化施設 中部リサイクル株式会社
ZERO EMISSION FACTORY
未来への視界
http://www9.ocn.ne.jp/~cyuburi/
施設の状況その１施設の状況その１
溶融施設 ｻﾌﾞﾏｰｼﾞﾄﾞｱｰｸ電気溶融炉特徴）1.還元揮発による低沸点重金属の分離がしやすい。
2.強還元のため、溶融ｽﾗｸﾞの重金属溶出基準、含有基準を十分ｸﾘｱできる。
3.穏やかな溶融状態で、排ｶﾞｽに同伴される灰が少なく溶融飛灰中の重金属濃度が高くなるため資源化に有利である。
4.排ｶﾞｽ熱損失が低く、熱効率が極めて高い。
中部リサイクル株式会社
黒鉛電極 溶融飛灰
溶融スラグ溶融メタル
溶融飛灰焼却灰焼却飛灰
溶融炉
溶融スラグ、溶融メタル約1600℃
灰層
電源
アーク熱抵抗熱
施設の状況その２施設の状況その２
脱塩施設特徴）1.溶融飛灰、焼却飛灰等含有の塩のほとんどが、
水に可溶性であるため、塩分分離が比較的容易である。
2.水に溶出する成分の無害化が比較的し易いため、単純な施設で処理可能である。
中部リサイクル株式会社
スラリー溶解槽
脱塩脱水機
P
溶融飛灰焼却飛灰
水
粗酸化亜鉛ケーキ
排水
脱塩脱水機
スラリー溶解槽
当社溶融飛灰処理の状況当社溶融飛灰処理の状況
脱 塩
灰・飛灰・溶融飛灰等
溶 融
破 砕
中 和
乾 燥
溶融メタル
スラグ
溶融飛灰
排 水 放 流
薬剤による無害化 埋 立
再資源化
再資源化
再資源化
処理排水
乾燥原料
無害化処理品
粗酸化亜鉛
排水
再資源化
中部リサイクル株式会社
国内の一般廃棄物処理状況と当社位置付け国内の一般廃棄物処理状況と当社位置付け
直接焼却
一般廃棄物
直接資源化
直接最終処分
中部リサイクル株式会社
5,161万ton
4,024万ton
227万ton
186万ton
自家処理量
17万ton
焼却以外の中間処理
707万ton
飛灰
灰溶融
～600万ton
～30万ton
主灰溶融飛灰
飛灰
主灰
溶融飛灰
灰溶融
脱塩
100100％％再資源化再資源化
当当当 社社社
当社ゼロエミッションの概念図当社ゼロエミッションの概念図
中部リサイクル株式会社
CaO、SiO2、Al2O3、MgO
Fe、CuPt、Au、Ag
Zn、Pb、Cd、Hg
Ti、Sn、S
溶融飛灰溶融飛灰
焼却飛灰焼却飛灰
焼却灰焼却灰
非鉄精錬原料非鉄精錬原料
路盤材料等路盤材料等
溶融メタル溶融メタル
溶融飛灰溶融飛灰
溶融スラグ溶融スラグ
溶融メタル溶融メタル
Cl、Na、K
磁選メタル磁選メタル
磁選メタル磁選メタル
貴重な資源貴重な資源
各種灰の含有成分表各種灰の含有成分表
8.2713.010.234.72.970.883.81データ ２
13.7
15.2
Cl
7.92
8.71
K
7.20
4.22
Si
14.3
10.1
Ca
7.980.130.73データ ３
4.712.2312.1データ １
NaPbZn
中部リサイクル株式会社
0.65
0.51
7.40
Cl
16.1
8.31
10.7
Si
14.4
16.9
17.9
Ca
2.97
0.96
2.77
Na
1.680.0030.18データ ２
1.290.150.80データ ３
1.820.070.37データ １
KPbZn
溶融飛灰溶融飛灰
焼却灰焼却灰
18.9
12.6
18.1
Cl
3.87
6.15
4.60
Si
22.4
20.9
28.7
Ca
3.85
2.91
2.66
Na
3.300.130.68データ ２
5.250.200.46データ ３
2.950.110.56データ １
KPbZn焼却飛灰焼却飛灰
（単位：％）
当社溶融飛灰の含有成分表当社溶融飛灰の含有成分表
4.553.180.849.060.745.6747.5データ ２
18.2
10.4
Cl
7.86
6.45
K
1.75
0.90
Si
1.62
0.98
Ca
6.205.5038.8データ ３
2.654.4553.3データ １
NaPbZn
中部リサイクル株式会社
0.72
0.39
0.40
<1.0
Cl
2.10
2.10
1.22
<4.0
Si
0.20
-
0.13
-
Cu
0.13
-
0.16
-
Cd
0.0146.9555.1データ ２
0.0328.7551.1データ ３
0.0118.1066.2データ １
-->40～
50基準値
AgPbZn
脱塩前脱塩前
脱塩後脱塩後
（単位：％）
溶融スラグ/含有成分表(環告第19号)溶融スラグ/含有成分表(環告第19号)
<0.01
<0.01
<0.05
<15
T-Hg
<1.0
<1.0
<1.0
<150
Se
490
930
1,900
<4,000
F
<1.0
<1.0
<1.0
<250
Cr6+
<1.0
<1.0
<1.0
<150
As
120<0.59.0データ ２
210<0.58.0データ ３
340<0.51.0データ １
<4,000<150<150規制値
BCdPb
中部リサイクル株式会社
0.43
0.81
0.10
Zn
参考値
（単位：ｍｇ/ｋｇ）
溶融スラグ/溶出成分表(環告第46号)溶融スラグ/溶出成分表(環告第46号)
0.4
<0.1
0.1
<1.0
B
0.1
0.2
0.4
<0.8
F
0.004
<0.002
0.003
<0.01
Se
<0.0005
<0.0005
<0.0005
<0.0005
T-Hg
<0.04
<0.04
<0.04
<0.05
Cr6+
<0.005
<0.005
<0.005
<0.01
As
<0.001<0.005データ ２
<0.001<0.005データ ３
<0.001<0.005データ １
<0.01<0.01規制値
CdPb
（単位：ｍｇ/ｋｇ）
溶融飛灰資源リサイクル量溶融飛灰資源リサイクル量
9.6
(18)
54.1
(100)
106.4
(200)2006年
21.7
11.0
1.1
Pb
145.2262.3合 計
83.3140.22005年
7.815.72004年
Zn全重量
中部リサイクル株式会社
単位：ton
・2005年1月以降、当社発生の溶融飛灰全量を再資源化。・（ ）内数値は、年度末発生予想量。
溶融飛灰処理事業の経緯溶融飛灰処理事業の経緯
1999年5月～2002年12月
2003年1月～2003年8月
2003年9月～
2005年1月～
中部リサイクル株式会社
自社溶融飛灰を、薬剤による無害化
処理後、埋立
自社溶融飛灰中の重金属類等の
再資源化テスト(脱塩、重金属濃縮）
各自治体、他社飛灰の受入開始
非鉄精錬業者と連携し、山元還元
を模索
山元還元を本格化
100％再資源化達成
資源リサイクルの呼びかけ資源リサイクルの呼びかけEXPOエコマネー 事業(中部経済産業局、愛知県、名古屋市)
わたしたち一人ひとりの環境への配慮と行動のネットワークをさらにひろげ、21世紀の世界に求められている「人と地球にやさしい社会づくり」の実現をめざす。
エコマネーを貯める
エコ商品と交換
エコ活動(環境配慮行動)
当社提供エコ商品－溶融メタルから回収した金属
中部リサイクル株式会社
ま と めま と め
１．従来、最終処分場で処理されていた溶融飛灰、焼却飛灰、焼却灰等を、区別することなく処理が可能である。
２．処理後の生成物（溶融飛灰、溶融スラグ、溶融メタル、磁選メタル）の全てが、再資源化可能である。
３．最終処分場の延命を図ることが可能である。
４．特に、枯渇の心配される金属の再資源化は、大きなメ
リットがある。
中部リサイクル株式会社
