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高
山
寺
所
藏
『釋迦如來五百大願經』
の研究
成
田
貞
寛
0
吾が国に於ける
『悲華經』の流伝史を考察することは、日本仏教史を究明する上に於て、極め
て重要なることで
あ
ると考えられる。特に平安朝末から鎌倉期にかけての南部諸師の教学信仰の中に受容せられていることは特筆さ
②
る
べきことであり、又、祚仏習合思想形成の過程において、特に密学の諸師によ
って、修法の依用經典として受容
③
せられて行
ったことは、この經典が如何に多方面に亘って伝達されていったかを物語るものであ
る。
『悲華經』の
流伝と共に常に考えられることは、釈迦如来像の造顯であり、その造顯が常に清涼寺式釈迦如来像
の形式を取
って
いるが、その背景に
『悲華經』のあることを知らねばならぬであろう。
さて、釈迦如来五百大願経、上下二卷本なるものは、京都高山寺所蔵にか
・る古写本にして、筆者は帙の裏面に
記載される智満法主のiiaitiiaにょれば、承久三年六月、濃州、洲股の戦で戦死せる検非違使山田重忠
の妻にして、夫
④
の戦死の後、明恵上人に従
って薙染せし明行尼によ
って書写されたものである。奥書には、
コ晶禎三年従三月廿二日始、於二舎利御前一毎レ字香華供養、以二一字
一礼儀一。刺二血和墨一、同五月廿六日午時許
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
一
佛教大學大學院研究紀要第七號
二
書寫畢。心中本願應レ有二佛智
一也。比丘尼明行。上下書寫日數五十日也。」
と記されている。戦死せる夫えの供養と、釈迦如來の本願の益にあつかり、仏智を開かしめられんとの深き念願か
ら
一字
一礼儀を以て書写せられたものである。先づ内容構成の大要を記せば、釈迦如來、過去世
に宝海梵志と言え
る時、宝蔵仏の御前に於て五百の大誓願をおこし、菩薩道を行じ悪世に成仏せることを読く、
『悲華經』十卷
(曇
0
無讖訳)の中、第六卷より第八卷に亘る所を別行抜粋し、増補改変して、成立せるものである。郎ち
『悲華経』第
七卷の滅後利益を明す項の末尾には、「五百の誓願を作し己る」と記されてはいるが、その誓願の数は五百條に規定
されているわけではない。しかるに本經
(高山寺本)では、諸誓願を基として五百條に区切り、各條の前後に
「我
れ未來に菩薩道を行ぜん時……若し爾らずんば正覺を成ぜず」等と記して願文形式とし、個條書
にしているが、更
に文意の足らざる所は、他の経文から引用補充し、或は前後の文意を勘案する等、正しく五百箇條に具足構成せる
も
のである。
即ち、第四十七願文の末尾には、
「己上二十願、於二無佛世【現二異類身
一行二菩薩道一。經文略読乃至兎身云。依二他經文
}分二立之
一」
と読いて願文の意を説明すると共に、願数を調えるために他経の文によって補充していることが知られる。即ち二
十願の中、四天王身、諸夜叉身、乾闥波身、阿修羅身、緊那羅身、摩喉羅伽身、執金剛祚、威徳大紳身、諸鬼紳身、
五通仙身、師子等身の十
一願は他經より補足せるものである。又第百六十六願文の末尾には、
「己上八願、經文云、於二娑婆世界諸四天下
一時之中一、従二兜率天一下、現處母胎乃至童子學諸伎藝出家苦行破魔
成道轉法輪入涅槃流布舎利。如是示現悉皆遍満百億四天下文、
今以取レ意分二立之一。
己上第六卷有二百五十六願一
矣」
第
三百三十八願文の末尾には、
「己上十五願、經文只云二乃至一。有レ求二解脱之取意一分二立之一」
第
三百五十二願文の末尾には、
「巳上十
一願、經文只云示二現祚足乃至浬槃一、今取レ意分二立之一」
第
三百七十
一願文の末尾には、
「已上十五願、經文只云、以二諸珍寳伎樂一供二養舎利一、乃至礼拝右繞
一迺茎花散於二三乘中
一不二退轉一今取レ意分コ
立之こ
第
三百九十八願文の末尾には、
「已上二十七願、經文只云、我涅槃後若有衆生於我法中、乃至
一戒
一四句偈乃至
一花
一香以二是因縁一随二其志願}
於二三乘中一各不二退轉一、今取レ意分二立之こ
第
四百七十八願文の末尾には、
「已上二十五大願、經文云、我之所有布施持戒等善、皆爲二地獄
一切衆生一堕二阿鼻地獄一、以二是善根一當抜二済之
}。
乃至阿修羅迦楼羅等皆亦如是。依安次第分二立之こ
と説いて願文の数を整えるについて、経文に乃至とある所は経の文意をくみ取
って、願文を分立し、又経文の前後
の文意を勘案して、願数を調える等、種々の作意が施されていることが知られる。なお、経の第六卷から百六十六
願文、第七卷から三百七十願文、第八卷から十七願文を分出し、以て五百願を構成していることが知られる。
二
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
三
佛教大學大學院研究紀要第七號
四
しからば、か
、る形に何時頃構成せられたであろうか。
この事については、
『悲華經』諸菩薩本授記品の改変品
が想定された上での考察がなされているが、吾人としては、解脱上人が造顯の初めから関係したと思はれる、峯定
寺所藏、釋迦如來像の納入文書、十三点の中、菩提樹葉片に書かれた牟尼阿彌陀佛の願文には、
「本師釋迦牟尼如
來
の五百の大願、
一々に成就するが如くせん。」との結縁の語が記されているから、納入文書の日付が正治元年二
一九九年)、六月十日とな
っている所よりすれば、この時既に五百条の大願経として成立していた
ことが知られる。
勿論、『悲華經』諸菩薩本授記品の文がそれより以前に諸書に引用され注目されていると思はれる点もあるから、そ
れ
より更に年代を逆上ることも可能であるが、ともあれ、この頃漸く盛んにな
った淨土弥陀信仰
に刺激され、更に
極言すれば、その本願思想と対抗して強調せられ成立したものと思はれるが、時代観としては四劫観に立
って、こ
の世を賢劫五濁の末と規定せる平安末期の人師によ
って構成せられ、成立せしめられたものと思はれる。
さて、従來この
『悲華經』のこの部分に限
って考察し、特に願数、願名、願文の内容規定等について考察したも
のは、極めて稀であると思はれるが、唯
一つ戦国期から徳川初期にかけて活躍せる釈良定
(袋中)の
『五百誓願略
經
私記』なるも
のがある。彼は独自の立場に立
って願数を規定し、願名を附し、その内容に随
って分類規定してお
り、願文の箇条数の構成に於ても、本経
(高山寺本)と異なり、広範囲からこれを取
っていることが理解される。
その内容に随
い分類規定せんとするにあたり、次
の如く説
いている。
将レ釋二此願文
一。大分爲レ三。
一、釋二名字一。
二、釋二願數一。
三、分レ文矣。
一、名字者經無レ文
。今凡取二其意一
爲レ名。但取二文中字
一。若願文分明者有レ加二他字一。
二、釋二願數一者、經中云二五百誓願一。
今見亂行句讀不レ明。
故輙難レ辨。任二愚オ一爲レ數。凡三百三十五願矣。
近見二古鈔一彼亦泥二願數不足一。或經取レ意、或他經意而五百満
足矣。不レ應二愚意一。故不レ取。三、分レ文者、大分爲レ七。
一、明二修行六度
一。二、明二八相一。三、明二滅度利益一。
四、重濟二獄苦
一。五、現前請レ瑞。六、多衆結縁。七、生生利盆矣。
以上によ
って明かなる如く、初め経名について説いているが、経に文なしと云い、文中の字を取るとて五百の誓願
なる文を取
って名となし、次いで願文の数について説く中、古鈔を見るに願数の不足になずんで他経の意によ
って
五百条が満足する旨を読いている所を見ると、五百条に区切
った高山寺本と同系統のものを参照していたと推測さ
れる。しかして
『略經私記』においては、願数を三百三十五願とし、その
一々に願名を付しているが、願文の箇条
を構成するに当
っても、高山寺本とは異り、広い範囲から取り來たり、諸菩薩本授記品のみではなく、次の檀波羅
⑨
蜜品の中からも三十願を構成し、願文箇条を立て・いる点、高山寺本とは異
っていると云はねばならぬ。又、願文
全箇条を内容に従
って、前記の如く七項目に分類しているが、か
・る分類は内容把握において極めて重要なること
であり、次の如く各項目に従
って箇条數を示している。即ち、
ニ
ス
ヲ
ル
ニ
ナリ
大
文
第
一、
明
二修
行
六度
一者
、
従
二第
一願
一至
二四十
一是
。
ニ
ス
ヲ
大
文
第
二、
明
二八
相
一者
、
自
二第
四十
一願
一至
二二百
五十
五願
一是
也
。
ニ
ノ
大
文
第
三
、明
二滅後
利益
一者
、
自
二第
二
百
五十
六
一至
二二百
七十
一是
也
。
ニ
テ
スルコトヲ
マテ
大
文
第
四
、重
願
ン済
二度
獄
苦
一者
、
自
二第
二百
七
十
一一至二二百
八
十
一是也
。
ニ
ノ
ノ
大文第五、現前請レ瑞者、此次三願是也。
ニ
ノ
ヲ
ル
大
文
第
六
、願
二生
死結
縁
一者
、従
二二
百
八十
四
一至
二同
九十
二
一是
也
。
ニ
ヲ
大文第七、願二未來現盆一者、自二二百九十三願一盡レ末是也。
なお、各箇条はた.・願名を示すに止まり、高山寺本の如く前後に文を附し、願文として形を整え
ているのではなく、
その文中の主要熟語について多くの経典の文を引用して、解釈説明を加え、或は内容分類の規定
について説明をし
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
五
佛教大學大學院研究紀要第七號
六
ている。か
・る点、高山寺本とは記述内容を異にしているが、高山寺本を理解する上に極あて重要なる資料である
ことが理解される。
三
さて、本経の内容的構造についてこれを見れば、先づ前文の部分と五百条の誓願文より構成されている。前文は
寳海梵志の思惟発願に始まる。即ち、「我れ今己に無量無辺の衆生にす
・めて、阿耨多羅三藐三菩提に住せしむ。我
れ今この諸の大菩薩達を見るに、各
々願をおこし、淨き佛土を取る。この賢劫の中において、その他の菩薩もまた
五濁を離る。我れ今当にこの來世に於て、真の法味を以て諸の衆生に与えん。我れ今当に自ら堅牢にし荘厳して、
諸
の善願を作すこと獅子吼の如く、悉く
一切の菩薩をして、聞きおわ
って心に疑怪を生じ、未曽有と歎ぜしめん。
亦
一切の大衆天龍鬼祚等をして、我れを恭敬し供養せしめん。十方無量無辺の在々処々の現在の諸佛、諸の衆生の
ために正法を講読し、彼の諸の如來をして、我が獅子吼を聞き、悉く讃歎して我れに菩提の記を授けしめん。亦使
を遣はし来り給うを、諸の大衆をして悉くこれを見るを得しめよう。我れ今最後に大誓願を発し
、菩薩の凡ゆる大
悲を成就し、乃至阿耨多羅三藐三菩提を成じよう。」梵志の以上の思惟発願に封し、
無量百千万億の諸天、
一切の
大衆等は、梵志を敬礼し讃歎して、「我れ等今願くは尊意発すところの善願を聞かん」
と勸請するのである。
そこ
で梵志は仏を讃歎し、自ら悪世に於て諸忍を修さめ、諸の煩惱賊と闘い、無量の
一切衆生を抜出し、寂滅の道の中
に安止して住せしめんことを決意すると共に、再び仏に對し反問するのである。
即ち、
「我れ己に無量億の衆生を
教化して、菩提心をおこさしめ、この諸の衆生は各々、願
って淨妙の世界を取り、不淨土を離れ
、清淨の心を以て
諸
の善根を種え、善く衆生を摂して調伏す。如來すでにこの諸人等のために賢劫の中に於て、当
に成じて仏となる
べしと記別を授けられた。しかるに、凡ゆる衆生は貪婬瞋癡僑慢を行い、悉く当に三乘の中に調伏すべく、
一千四
仏
の放捨する所の者である。よって悪業を行い、諸仏世界の容受せざる所である。擯けられてこの世界に集り来
っ
ているその時、娑婆世界は賢劫の中、人壽千歳であり、
一千四佛は大悲成ぜざれば、かくの如き弊悪の世を取らず、
諸
の衆生をして生死に流転せしめ、救護あることなく、諸の苦惱を受くるをかえ
って捨て放
って、各々願
って淨妙
の世界を取
っておりますがそれに相違なきか。」
と疑惑反問するのである。
これに対し世尊はかくの如き事の相違
なきことを是認せられるのである。こ・に於て、梵志は仏の御前に改めて立誓決意を表白するのである。
「諸の菩
薩
は大悲を生ずと雖も、五濁
の世を取ること能はず。今諸の衆生は癡
の闇黒に堕している。世尊よ、來世
一恒河沙
の阿僧祗を過ぎ、第二の恒河沙
の阿僣祗劫
に入り、後分の賢劫の中、人壽千歳の時
にあたり、菩薩道を行じ、久し
く生死にありて諸苦を忍受せん。菩薩の三昧力を以ての故に、要らず、まさにかくの如き
の衆生を捨てざるべし。
世尊よ、我れ今自ら六波羅蜜を行じ衆生を調伏せん。」
⑩
以上が前文の大要であるが、こ
・に寳海梵志の五百条
の誓願を読くに至る原由を語ると共に、
『悲華經』
の趣意
の
一端を設いていることが知られる。
四
次に五百ケ条の誓願文の内容について.・あるが、先にも
一言せる如く、
『略經私記』には大分して七項目に分類
し
ている。しかも
一々の箇条については、その意を取
って願名を付しているが、願文箇条の構成
は本経(高山寺本)
と異なり、広範囲からこれを取
っているから、両者を対照しても、『略經私記』に願名を立て箇条
としていても、本
経
に該当するもののない場合もあり、
又本経に
一箇条を立て
・いても、『略經私記』に該当する願名を見出せない
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
七
佛教大學大學院研究紀要第七號
八
場合もある。又本經の數箇条乃至二十五箇条を以て
『略經私記』の
一願名に包括される場合もある。交互に広略が
あるからである。さて五百ケ条の誓願文全体の内容を分類規定する場合、
一応内容的に考えて、
『略經私記』に従
うことが妥当かと考えるが、それでは全体を分類することも出来ない箇条もあり、別に分類項目名を設けてこれを
く
、り、全箇條の願名を附することも容易でないが、試みに内容を取
って附すること
・し、分類項目別に従
って考
察することにしよう。
第
一項、明二修行六度一。(第
一願、檀度利益願。1
第六十六願、千歳利益願。)
先づ宝海梵志の六度の修行による衆生救済の誓願が述
べられ、次いで地獄、餓鬼、畜生、鬼禪
、卑賤入の苦しみ
における代受苦の誓願が立てられていることが理解される。又化梵天身等の身とな
って衆生を教化する誓願が立て
られている等、六十亠ハ願を数えることが出來る。
第二項、明二八相示現一。(第六十七願、生天利益願。-
第三百五十四願、求般涅槃願。)
先づ第六十七願には、我れ未來に菩薩道を行ずるの時、千歳を過ぎおわ
って、天上に生れ諸の天人のために正法
を
講説して、調伏することを得しめ、不退三乗菩提を得しめんとの生天利益の願を立て・おり、総じて八相を示現
し衆生を教化利益せんことを誓
っている。又、本文の処
々に経文の意を以て願文を分立する意を述ぶると共に、第
百
六十六願文の末尾には、『悲華經』第六卷より百六十六願を分出せること記している。
第三項、明二滅後利益一。(第三百五十五願、正法千歳願。i
第四百五十願、擧後利益願。)
第三百五十五願には、我れ来世に正覚を成じ終
って、涅槃に入りて後、正法世に住し千歳ならば
、衆生を利益し
て正果に住せしめん、との誓いが述べられているが、特に珍宝、伎樂を以て仏舎利を供養する者
は、この因縁を以
てその志願に随い三乗中に於て退転せざらしめんとの誓いが述べられ、続いて、十戒法の修習による十善道の安住
が誓はれている。
第四項、重願レ済二度獄苦一。(第四百五十
一願、諸願不満誓。i
第四百八十
一願、諸天得不退轉願。)
この項での特色は諸の衆生が若し業報が盡きざれば、我れ寿を捨て丶地獄に入り、代
って苦しみ受けんとの誓願
が立てられていることである。か
・る代受苦の誓願が立てられる所にこの項の特色があり、多く
の地獄を立て丶の
記述がなされている。
第五項、現前乞二其顯證明【。(第四百八十二願、請諸佛證明願と第四百八十三願、大會感涙願
の二願である。)
己上の二願は宝海梵志の仏前に於て其の証明を乞い、所願の如く相い叶うことを記せるものである。本文にはこ
の二願に続き、
『悲華經』第七卷に三百七十願あることを記している。
第六項、願二未來現益一。(第四百八十四願、受者無損誓。1
第五百願、袈裟脱兵誓。)
この項は仏前に於て大誓願をおこし、菩薩たらんとして、仏道を修め、この因縁を以て、報を求めるならば、十方
世界の現在の諸仏を欺誑すること
・なるから、必ず地獄に堕することになる。若しもそうでなか
ったならば、正覚
は成じないと仏
に誓はれている。本文の末尾には第八卷に十七願あることを記している。
以上本経の五百条
の誓願文について述べて來たが、本経が
『悲華經』
(曇無讖訳)諸菩薩本授
記品の改変増補本
であることは明らかである。か
・る改変本は他にも成立されているようであるが、か
丶る点、稿を改めて論じたい
と考えている。
何れにしても、本経所説の菩薩行願の教えが中世の南都諸師の間に受容せられ、人間関係の革新をなさしめたこ
とは意義深きことであり、又、この頃漸く盛んにな
った清涼寺式釈迦如來像の造顕の背景にこの経
典
のあ
る
こと
は、特筆さるべきことであり、か
・る時代的推移の中に釈迦如來五百大願経二卷として成立して行
ったものと考え
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
九
佛教大學大學院研究紀要第七號
られる。
註①
シナ譯四本の中、大乗悲分陀利經、八巻、秦代、(失譯)
と悲華經、十巻、北凉、曇無讖譯のみ現存。梵本及びチ
ベット譯が現存。
②
拙著
「鎌倉期南都諸師の釈迦如来観と穢土成佛説
の受
容」
(印度学佛教学研究第十一巻二号所収)等を参照。
③⑥
三崎良周氏著
「神佛習合思想と悲華經」
(印度学佛教
学、第九巻第
一号)
④
明行尼は明達、性明、眞覺、戒光、禪恵、理證、信戒等
と共に承久の變に戦没した官軍将士の妻妾の中の一人で
ある。
(辻善之助著、日本佛教史申世編之
一、第四節参
)
⑤
大正蔵経第三巻、ご〇三頁-一ご一二頁。
⑦
拙著
「大悲山峯定寺蔵釈迦像と貞慶」
(佛教大学学報、
第九号所収)参照。
⑧
拙著
「五百誓願略經私記について」
(印度学佛教研究、
第十四巻第二号所収)
⑨
同上参照。
⑩
悲華経の説く所ほ、慈悲の白蓮華である釈尊が五濁の世
に出世せられし因縁を読くもので、釈迦如来の本生であ
る費海梵志は諸佛菩薩の前生達が浄土成佛を願いしに樹
一〇
し、穢土成佛を願
い、菩薩としては四法精進
のも
ので、
諸佛菩薩
の餘華
たるに對し、慈悲
の白蓮華であ
ると説く
のである。
追記、最近、今堀太逸氏著
「申世
の神祗思想と専修念仏」
(仏教史学研究第廿
一巻、第
二号所収)に於
て、悲華経に言
及
し妥当な見解
がなされ
ていることを附記す
る。
尚、本書
を研究するにあたり、特に御高配を
いただ
いた高
山寺前住
職小川義章先生
の霊前
に捧げると共
に、東京国立博
物館
の諸先生
に対し深く謝意を表する次第
であ
る。
本稿は
「釈迦如来五百大願經
の成立」と題し
て既
に発表
し
たも
のであるが、今回はこれを本書
の全文
ど共
にこれを補正
し
て提出
せるも
のである。
(仏教学科教授)
高
山
寺
所
藏
『釋迦如來
五百大願經」上下二卷
凡
例
一、本書は上下二巻、折本にして帙入。用紙は楮紙。縦十五糎、横六糎、毎半葉四行どり、各行十六字を
原則とせり。行書
の漢文体である。送仮名あるも省略し、句点はこれを附せず。
二、内容分類による標題は
一行取として
〔
〕でかこって示し、五百条の願名は本文の上にこれを
〔
〕
でかこい、示すことどした。
三、行取りは原本
の通りとした。
四、俗字体、異字体、略字体は正字体に改めた。
五、判読困難にして不明な文字は口をも
ってし、将来これを訂正し補足するものとする。
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
二
佛教大學大學院研究紀要第七號
〔帙の表面)
釋迦如来五百大願経
〔帙の裏面〕
明行尼是檢非違使山田重忠之妻也夫
重忠承久三年六月於濃州洲股戦死於
此乎従明慧上人薙染改名明行云
随門老法主古稀老比丘智満識
一二
〔表
紙〕
釋迦如來五百大願經
卷上
〔表紙裏〕
十無盡院(下
卷も同)
釋迦如來五百大願巻上
出悲華經第六七八録爲二卷
悲華經第六卷
經云爾時佛告二寂意菩薩一善男子時寳
海梵志作二是思惟
一我今己勸二無量無邊百千
億那由地衆生一令レ住二阿耨菩提一我今見二是諸
大菩薩【各各發レ願取二淨佛土一唯除二一人婆
由眦紐冖此賢劫中其餘菩薩亦離二五濁一我今
當下於二是末世中一以二眞法味一與中衆生上我今
當三自堅牢荘嚴作二諸善願一如二師子孔一悉令卞
一切菩薩聞已心生二疑恠
一嘆中末曽有上復令四
一切大衆天龍鬼紳等叉手恭二敬供三養於我一
令卞佛世奪稱二讃於我一并授南記別上令卞十方無
量無邊現在諸佛聞二我師子孔一者悉讃嘆
授申我阿耨菩提記上亦遣レ使來令二諸大衆悉得ジ見
レ之我今最後發二大誓願一成二就菩薩所有大悲一♂
爾時寳海梵志思二惟如ン是大悲願一已偏袒二右
肩一至二於佛所一爾時復有二無量百千億諸天一
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
在二虚空中一作二天伎樂一雨二種種華一同レ聲讃言
善哉善哉善大丈夫今至二佛所
一發二奇特願一欲下
以二智水一滅中於世間衆生煩惱上爾時
一切大衆
合掌恭敬在二梵志前一同レ聲礼敬而讃言善
哉善哉尊大智恵我等今者得二大利盆一能作二
牢堅諸善願
一也我等今者願聞二尊意所
發善願一爾時梵志在二於佛前
一右膝著レ地爾時
三千大千世界六種震動種種伎樂不レ皷自
鳴飛鳥走獣相和作レ聲
一切諸樹生二非時花
一
三千六千世界之中因レ地衆生於二阿耨菩提
一若
己發心若未二發心一者唯除二地獄餓鬼下劣畜生一其
餘衆生皆悉生二於大利盆心一讃三詠梵志一皆悉
欲レ聞二梵志所ン發善願一乃至阿迦膩旺天上諸
天亦下二閻浮提【在二虚空中一散二種種華香【讃二
詠梵志
一一心欲レ聞二梵志所レ發善願一爾時寳海
梵志叉手恭敬以レ偈讃レ佛乃至梵志復白レ佛
言世尊我已教二化無量億衆生
一發二阿耨菩
提心一是諸衆生已各願取二淨妙世界一離二不
一三
佛教大學大學院研究紀要第七號
淨土一以二清淨心一種二諸善根一善攝二衆生一而調二
伏之一夛爾時娑婆世界賢劫中人壽千
歳是
一千四佛大悲不レ成不ン取二如レ是弊悪
之世一令卞諸衆生流申轉生死上猶如二機関一無ン有二
救護一無ン所二依止一受二諸苦惱
一而反放レ捨各各
願取二淨妙世界一淨土衆生是諸人等爲二實
爾一不爾時世尊郎告二梵志一實如レ所レ言是諸
人等如二其所7喜各取二種種嚴淨世界一我
随二其心一已與二授記一爾時梵志復白レ佛言世
尊我今心動如二緊手樹葉
一心大憂愁身皆
憔埣此諸菩薩雖レ生二大悲一不レ能レ取二此五濁
悪世一今彼諸衆生堕二癡黒闇一世尊乃至來
世過一二
恒河沙等阿僣祗劫一後分賢劫中
人壽千歳我當二爾時一行二菩薩道一久在二生死一
忍二受諸苦一以二諸菩薩三味力一故要當ン不レ捨二
如是衆生
【世尊我今自行三ハ波羅蜜
一調二伏
衆生〔
第
幽項、mtt修行六度も
一四
〔檀度利
第
一願我未來行二菩薩道一時行二檀波羅
盆願〕
蜜一時若有二衆生
一世世従レ我是二求所7須随二
其所求一要當二給足一飲食乃至天冠佛餝如
レ是等物我於二衆生乃至貧窮
一生二大悲心一
悉皆施與若不レ爾者不レ成二正覺
一
冖不求果
第二願我未來行二菩薩道一時雖ン作二是施一不
報願〕
レ求二天上人中果報一但爲三調伏攝二衆生
一故以二
是因縁一捨二諸所有一若不ン爾者不レ成二正覺一
〔布施過
第三願我未來行二菩薩道
一時若衆生有
量願〕
乞二求過量一所謂奴婢聚落城邑妻子男女
手脚鼻舌頭目皮血骨肉身命乞二求如レ
是過量之物一爾時我當卞生二大悲心一以二此諸物
持用一布施上雖レ作二是施一不レ求二果報
一但爲三調伏
攝二衆生
一故若不レ爾者不レ成二正覺一
〔檀度勝
第四願我未來行二菩薩道一時我行二檀波羅
他願〕
蜜一時過去菩薩行二檀波羅蜜
一者所レ不レ能ン及二
未來菩薩一行二檀波羅蜜
一者亦不レ能レ及若不
レ爾者不レ成二正覺一
〔數劫行
第五願我未來行二菩薩道
一時我於二來世
一爲
檀度相
レ行二菩薩道一故於一一百千億劫一當レ行二如レ是檀波
續願〕
羅蜜
一世尊未來之世若有レ欲レ行二菩薩道一者
我當卞爲レ是行二檀波羅蜜【令上レ不二斷絶一若不レ爾
者不レ成二正覺一
〔修行戒
第六願我未來行二菩薩道一時我初入二尸羅
度願〕
波羅蜜
一時爲二阿耨菩提一故持二種種戒
一修二
諸苦行一雖レ持二是戒一不レ求二果報一但爲三調伏攝二衆
生一故若不レ爾者不レ成二正覺
〔修行忍
第七願我未來行二菩薩道一時我行二忍辱波
辱願〕
羅蜜一時觀二我無我一故五情不レ爲二五塵所傷一
我如レ是行二霹提波羅蜜一不ン求二果報一但爲三調
伏攝二衆生一故若不レ爾者不レ成二正覺
〔修行精
第八願我未來行二菩薩道一時我行二精進波羅
進願〕
蜜一時觀二有爲諸法一離二諸過悪一見二無爲法微妙
寂滅一精勤修集於二無上道
一不レ生二退轉一如レ是
精勤不レ求二果報一但爲三調伏攝二有情一故若不レ爾
者不レ成二正覺
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
〔修行禪
第九願我未來行二菩薩道一時我行二禪波羅
定願〕
蜜
一時若
一切處修二行空相一得二寂滅法
一是名二
禪波羅蜜
一如是行時不レ求二果報一但爲三調伏
攝二衆生一故若不レ爾者不レ成二正覺一
冖修行慧
第十願我未來行二菩薩道一時我行二般若波
度願〕
羅蜜一時若解二諸法本無生性今則無滅一是名二
般若波羅蜜一雖レ行ご般若波羅蜜
一不レ求二天上人
中果報一但爲三調伏攝一一衆生一故若不爾者不レ成二正
覺一
冖過去未
第十
一願我未來行二菩薩道一時我於二無量百
來慧度
千億阿僣祗劫堅固精勤修二集般若波羅蜜
一
願〕
何以故或有二菩薩一於二過去世
一不卞爲二阿耨菩提一
行二菩薩道一堅固精勤修中集般若波羅蜜上未
來之世或有二菩薩
一未卞爲二阿耨菩提一行二菩薩
道一修中集般若波羅蜜上是故我今當五於二未來
世一發三菩提心一修二菩薩道一令卞諸善法無上レ有二斷
絶一若不レ繭者不ン成二正覺
一
〔開示大
第十二願我未來行二菩薩道一時初發心己
一五
佛敏大學大學院研究紀要第七號
悲願〕
爲二未來諸菩薩等一開三不大悲乃至涅槃一有
レ得レ聞二我大悲名一者心生二驚怪一歎二未曽有一若
不レ爾者不レ成二正覺一
〔不著六
第十三願我未來行二菩薩道一時我行二六波
度願〕
羅蜜
一時於二我布施一不二自稱讃
一不レ依二持戒一不
レ念二忍辱
一不レ倚二精進一不レ味二諸禪一所有智恵不
レ著二三界一雖レ行二如レ是六波羅蜜
一不レ求果報若不
レ爾者不レ成二正覺一
冖濟度重
第十四願我未來行二菩薩道一時有二諸衆生一
罪願〕
離二聖七財一諸佛世界之所二擯棄一作二五逆罪一
毀二壊正法一誹二謗賢聖一行二於邪見一重悪之罪
猶如二大山[常爲三邪見之所二覆蔽
一是故我今
爲二是衆生一専心荘嚴精勤修二集六波羅蜜一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔自代地
第十五願我未來行二菩薩道
一時我爲二一一
獄苦願〕衆生一種二善根一於二十劫中一入二阿鼻地獄一受二無量
苦一若不レ爾者不ン成二正覺一
〔自代畜
第十六願我未來行二菩薩道
一時、我爲二=
一六
生苦願〕衆生
一種二善根
一故於二十中劫
一入二畜生界一受二無
量苦
一若不レ爾者不レ成二正覺
一
冖自代餓
第十七願我未來行二菩薩道
一時我爲二一一
鬼苦願〕衆生
一種二善根
一故於二十中劫
一入二餓鬼界一受二無
量苦
一若不レ爾者不ン成二正覺
一
〔自代貧
第十八願我未來行二菩薩道
一時我爲二一一
窮鬼祚
衆生
一種二善根
一故於二十中劫
一入二貪窮鬼祚
苦願〕
界一受二無量苦
一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔自代卑
第十九願我未來行二菩薩道
一時爲二一一衆
賤人中
生
一種二善根
一故於二十中劫
一生二卑賤人中
一受二無量
願〕
苦
一若不レ爾者不ン成二正覺一
〔種他善
第廿願我未來行二菩薩道一時若有二衆生一空
根願〕
無二善根一失念憔心我悉攝取而調二伏之一令レ種二
善根[若不レ爾者不レ成二正覺
〔不欣世
第廿
一願我未來行二菩薩道
一時發心己後乃
樂願〕
至賢劫於二其中間一終不レ願レ在二天人中
一受二
諸快樂一唯除卞一生處二兜率天
一待レ時成佛上
世尊我應三如レ是久處二生死
一若不ン爾者不成二正覺
〔自行供
第廿二願我未來行二菩薩道一時如
一佛世界
佛願)
微塵等劫以二諸所須一供二養諸佛一爲一二
生衆一
種二善根【故若不レ爾者不レ成二正覺一
〔爲他供
第廿三願我未來行二菩薩道}時以二一佛世界
佛願〕
微塵數等諸供養具
一供二養十方無量無邊
一切諸佛
一爲一二
衆生
一種二善根
一故若不レ爾者不成
正覺一
〔於佛得
第廿四願我未來行二菩薩道一時亦於二十方
功徳願〕無量無邊
一一佛所
一得二如
一佛世界微塵數
等諸善功徳
一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔令住無
第廿五願我未來行二菩薩道【時於二一一佛
上菩提
前
一復得レ教化如
一佛世界微塵數等衆生
一
願〕
令レ住二無上菩提之道
一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔令住縁
第廿六願我未來行二菩薩道一時於二=
覺菩提
佛前
一復得レ教二化如
一佛世界微塵數等衆
願〕
生
一令レ住二縁覺菩提之道一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔令住聲
第廿七願我未來行二菩薩道一時於二=
佛
聞菩提
前
一復得レ教二化如
一佛世界微塵數等衆生一
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
願〕
令レ住二聲聞菩提之道一若不レ爾者不レ成二正覺一
經文只之縁覺聲聞亦復
如レ是今分爲二三願一矣
〔作仙結
第廿八願我未來行二菩薩道一時若有二世
縁願)
界一佛未二出世一願作ご仙人身一敏二諸衆生一令ン住二
十善一五紳通中遠二離諸見一若
不レ爾者不レ成二
正覺一
〔變身摩
第廿九願我未來行二菩薩道一時若有衆生
醯願〕
事二摩醯首羅天一我願化身如二魔醯首羅一
而敏二化之一令レ住二善法一若不レ爾者不レ成二正覺[
〔變身八
第卅願我未來行二菩薩道一時若有二衆生一
臂願〕
事二八臂天一者亦願化爲二八臂天身一而教二化之一
令レ住二善法一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔化日天
第三十
一願我未來行二菩薩道
一時若有二衆
子願〕
生一事二日天子一者亦願化爲二日天ヱ・形一而敏二
化之一令ン住二善法一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔化月天
第三十二願我未來行二菩薩道
一時若有二衆
子願〕
生
一事二月天ヱJ一者亦願化爲二月天子身
一而教二化
一七
佛教大學大學院研究紀要第七號
之一令レ住二善法一若不レ爾者不レ成二正覺一
【化梵天
第三十三願我未來行二菩薩道一時若有二
身願〕
衆生
一事二梵天
一者亦願化爲二梵天之身
一而教二化之
令レ住二善法
一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔化天帝
第三十四願我未來行二菩薩道一時若有二衆
釋願〕
生
一事二天帝
一釋亦願化爲二天帝釋之身一而教
化令ン住二善法
一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔金翅鳥
第三十五願我未來行二菩薩道一時若有二衆
身願〕
生
一事二金翅鳥
一亦願化爲二金翅鳥身
一而教二化之
一
令レ住二善法
一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔四天王
第三十六願我未來行二菩薩道一時若有二衆
身願〕
生
一事二四天王一亦願化爲二四天王身一而教二化之令
レ住二善法一若不レ爾者不レ成二正覺一
冖諸夜叉
第三十七願我未來行二菩薩道[時若有二衆
身願〕
生一事二諸夜叉一亦願化爲二諸夜叉身一而教二化
之一令レ住二善法一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔乾闥波
第三十八願我未來行二菩薩道一時若有二衆生
一
身願〕
事二乾闥波
一亦願化爲二乾闥波身
一而教二化之一
一八
令レ住二善法一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔阿修羅
第三十九願我未來行二菩薩道
一時若有二
身願〕
衆生一事二阿修羅一亦願化爲二阿修羅身一而敢二
化之一令ン住二善法冖若不レ爾者不ン成二正覺一
〔緊那羅
第四十願我未來行二菩薩道一時若有二衆生一
身願〕
事二緊那羅王一亦願化爲二賢那羅身一而敏
二化之一令ン住二善法一若不レ繭者不レ成二正覺一
〔摩喉羅
第四十
一願我未來行二菩薩道
一時若有二衆
伽身願〕生一事二摩喉羅伽一亦願化爲二摩喉羅伽
身一而敏二化之一令レ住二善法
一若不レ爾者不レ成正覺
【執金剛
第四十二願我未來行二菩薩道
一時若有二衆
神身願〕生一事二執金剛禪一亦願化爲二執金剛禪身一而教
二化之一令レ住二善法一若不L繭者不レ成二正覺一
〔威徳大
第四十三願我未來行二菩薩道
一時苦有二衆
祚身願〕生一事二威徳大紳一亦願化爲二威徳大祚身一而
教二化之一令レ住二善法一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔諸鬼祕
第四十四願我未來行ゴ菩薩道
一時若有二
身願〕
衆生一事二諸鬼禪一亦願化爲二諸鬼神身一而
教二化之一令レ住二善法一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔五通仙
第四十五願我未來行二菩薩道一時若有二
身願凵
衆生一事二五通仙一我亦願化爲二五邁仙身一而
教二化之一令レ住二善法一若不レ爾者不レ成二正覺}
〔師子等
第四十六願我未來行二菩薩道一時若有二衆
身願〕
生一事二師子等一亦願化爲ゴ師子等身一而教二
化之一令レ住二善法一若不レ爾者不レ成二正覺一
冖兎身教
第四十七願我未來行二菩薩道一時若有二衆
化願〕
生一事兎亦願化爲二兎身一而教二化之一令レ住二善法一
若不レ爾者不レ成二正覺一
已上廿願於二無佛世
」現二異類身
一行二菩薩道一經
文畧読乃至兎身云依二他經文一分二立之一
〔身與飢
第四十八願我未來行二菩薩道一時若見二飢餓
餓願〕
衆生一我當以二身血肉一與レ之令二其飽満
一若不
レ爾者不ン成二正覺一
〔代罪救
第四十九願我未來行二菩薩道冖時若有二衆
護願〕
生一犯二於諸罪一當以二身命一代レ其受レ罪爲作二救
護一若不レ爾者不レ成二正覺一
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
〔利盆大
第五十願我未來行二菩薩道一時未來世中有諸衆生
惡願〕
離二諸善根一焼二滅善心一我爾時爲二是衆生一當
勤精進行二菩薩道
一堕二在生死
一受二諸苦惱
一若不
レ爾者不レ成二正覺一
〔賢劫利
第五十
一願我未來行二菩薩道
一時乃至過二
盆願〕
恒河沙等阿僭祗劫一入二第二恒河沙等阿僭
祗劫一後分初入二賢劫一火鬚摩
納成二阿耨菩
提冖字二拘留孫如來一時我所二教化一離二諸善
業一♂常爲二邪道一之所二覆蔽
一無佛世界所二
棄損一者令卞發二阿耨菩提心一行中檀波羅蜜上安
心住二於不退轉地一皆令二成佛
一若不爾者不成正覺
〔得見諸
第五十二願我未來行二菩薩道
一時所化衆
佛願〕
生皆成佛己在二於十方如
一佛土微塵數等諸
佛世界[轉二正法輪一令卞諸衆生於阿耨菩提種二
諸善根一出申離悪道上安心得住
二功徳智恵助菩
提法一者願我爾時悉得二見之
皿若不爾者不ン成正覺
〔化盆多
第五十三願我未來行二菩薩道
一時若有二諸佛
佛願〕
在在處處一遣二諸衆生
一至二諸
佛所
一受二阿耨菩
一九
佛教大學大學院研究紀要第七號
提記一令レ得二陀羅尼三昧忍辱
」即得二次第上菩
薩位一得二於種種荘嚴世界一各各悉得下随レ意所
求取中淨佛土上如レ是衆生悉是我之所勸化者
若不ン爾者不レ成二正覺一
〔見他方
第五十四願我未來行二菩薩道一時、拘留孫
佛願〕
佛成佛之時我至二其所一以二諸供具一而供二養之一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔諸法利
第五十五願我未來行二菩薩道一時拘留孫佛
盆願〕
成佛之時種種諮二間出家之法一持戒清淨
廣學多聞専修二三昧一勤行精進諡二微妙法一
唯除二如來一餘無一一能勝一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔調伏鈍
第五十六願我未來行二菩薩道一時拘留孫
根願〕
佛成佛之時我至二其所一是時或有二鈍根衆生一
無二諸善根一堕二在邪見一行不正道作二五逆罪一
毀二壊正法【誹二謗賢聖一重悪之罪猶如二大山一我
時當爲二如是衆生一読二於正法一攝取調伏若不
レ爾者不レ成二正覺一
〔自在佛
第五十七願我未來行二菩薩道一時拘留孫佛
二〇
事願〕
成佛之時我至二彼所一佛日没己我於其後自
然當レ作二無量佛事【若不レ爾者不レ成二正覺一
〔恭敬讃
第五十八願我未來行二菩薩道
一時伽那伽
歎願〕
牟尼佛成佛之時我至二其所一以二諸供具一供養
恭敬尊重讃歎若不レ爾者不レ成二正覺一
【諮問出
第五十九願我未來行二菩薩道
一時伽那伽
家法願〕牟尼佛成佛之時我至二其所一種種諮二間出
家之法一持戒清淨廣學多聞専修三二昧
一
勤行精進説二微妙法一唯除二如來一餘無一一能勝一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔正法攝
第六十願我未來行二菩薩道一時伽那伽
取願〕
牟尼佛成佛之時我至二其所一或有二鈍根衆生一
無二諸善根一行二不正道一作二五逆罪一集二諸重罪一
猶如二大山一我時當卞爲二如レ是衆生一読二於正法一攝
取調伏上若爾不者不ン成二正覺
一
〔當作佛
第六十
一願我未來行二菩薩道
一時伽那伽牟
事願〕
尼佛成佛之時我至二其所一彼佛世奪入滅度我
於二其後一自然當レ作二無量佛事一若不レ爾者不レ成二
正覺一
〔迦葉佛
第六十二願我未來行二菩薩道一時加葉佛
恭敬願〕成佛之時我至二其所
一以二諸供具一供養恭敬
尊重讃歎若不レ爾者不レ成二正覺
〔再諮問
第六十三願我未來行二菩薩道
一時迦葉佛
出家法
成佛之時我在二其所
一種種諮二問出家之法
一
願〕
持二清淨戒一廣學多聞専修三二昧
皿勤行精
進諡二微妙法
一唯除二如來
一餘無能勝若不レ爾
者不レ成二正覺一
〔再正法
第六十四願我未來行二菩薩道
一時迦葉如來
攝取願〕成佛之時我至二其所
一是時或有二鈍根衆生
一
無二諸善根一墮二在邪見一行二不正道一作二五逆罪一毀
壊正法一誹二謗賢聖一聚二諸重罪一猶如二大山我時當
爲二如是衆生一説二於正法
一攝取調伏若不レ爾者不
不レ成二正覺一
〔重當作
第六十五願我未來行二菩薩道
【時迦葉如來
佛事願〕成佛之時我至二其所
一彼佛世尊入二般涅槃
一
我於其後自然當レ作二無量佛事一若不レ爾者
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
不成正覺
己上八願經文ロハ云伽那迦牟尼迦葉
佛等住世然後如是今取意出之
〔千歳利
第六十六願我未來行二菩薩道
一時乃至人
盆願〕
壽千歳於我爾時勸二諸衆生一令レ住二三幅處一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔第二項、mti八相示現曽
〔生天利
第六十七願我未來行二菩薩道
一時過二千歳一
盆願〕
己上二生天上一爲二諸天人一講二説正法一令レ得二調伏
令レ得二不退三乘菩提一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔令趣三
第六十八願我未來將二成佛
一時所化衆生他
乘願〕
方諸佛世界之所債棄惡業衆生
愚癡
自在有諸放逸慳貪嫉妬堕二在黒闇一瞋恚
僑慢非法行ン欲非法求レ財行二邪倒見一離二聖
七財一如レ是衆生滿娑婆界我皆敏化令レ趣三二
乘
一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔再令趣
第六十九願我未來將二成佛一時國土衆生皆
三乘願〕是他方諸佛世界之所二債棄一惡業衆生不
一二
佛教大學大學院研究紀要第七號
レ孝二父母一於二諸沙門婆羅門所
一不レ生二恭敬一應
作不ン作不レ應作而作不行幅事不畏後世不勤修於
三幅所
一不レ樂三一一乘一於三善根
一不レ能二修行一不修
十善【懃二行十悪一其心常爲二四倒一所レ覆安止住於
四破戒中
一令三四魔王常得二自在一漂在ゴ四流五芙甼
蓋心如レ是衆生満二娑婆界一我皆教化令・レ趣三二
乘一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔大悲教
第七十願我未來将成佛時所化衆生皆是
化願〕
他方諸佛世界之所債棄悪業衆生六根放
逸行二八邪法
一入二大罪山
一起二諸結縛
一不レ求二天上
人中果報一邪二倒諸見一起二於邪見一行二於五逆毀
壊正法一誹二謗聖人一離二諸善根一貧窮下賤無
無レ所レ畏心不レ識二恩義一失二於正念一輕二蔑善法無
レ有二智恵一不レ知二學問一破戒諛諂以嫉妬心於所得
物
一不二与他分一互相輕慢無レ有二恭敬一懶惰懈怠如
レ是衆生満二娑婆世界一我以二大悲一教化令レ住三乘
菩提一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔令住三
第七十
一願我未來将成佛時所化衆生皆
ご二
乘菩提
是他方諸佛世界之所二債出一悪業衆生諸根
願〕
缺漏身體臨劣乏二於衣食一親二近悪友一處レ胎失
レ念以レ受二種種諸苦惱一故悪色憔悴其眼互視無
慙無愧互相怖畏於二一食頃一身口意業所
作諸悪無量無邊堅二著五欲一深生二貪著一常
起二忿恚怨賊之心一欲レ害二衆生一心常瞋惱穢濁
麁朴未レ得二調伏一如レ是衆生満二娑婆界一我以二大
悲一教化令レ住二三乘菩提一若
不レ爾者不レ成二正覺一
〔再令住
第七十二願我未來将成佛時國土衆生皆是
三乘菩
他方諸佛世界之所債出悪業衆生於二善不
提願〕
善
一不レ信二果報一於二諸善法一起二違背心一於レ滅二善
法
一生二歓喜心一於二不善法一起二専作心一於二寂滅涅
槃
一不レ起二求心一於二持戒沙門所一生ご不敬心一於諸
結業一起二希求心一於二諸煩惱
一起二受持心一於二五逆
法
一起二攝取心一於二正法憧
一起二遠離心一於二諸見憧
起二堅立心一常起二相違輕毀之心一共起二闘諍相貪
瞰心一於二諸悪【起二無厭心一於二他財物」起二嫉妬於
心受恩中起二不報心一於二諸衆生一起二賊盗心於他
婦女一起二侵惱心一如レ是悪心満二娑婆界一我以二
大悲一悉皆教化令レ住二三乘菩提一若不レ爾者不
レ成二正覚一
〔再大悲
第七十三願我未來将成佛時住所國土
教化願〕有二衆生一無レ有二善心一常是故聞下地獄聲畜生
聲餓鬼聲疾病聲老死聲惱害聲八難聲
閉繋聲紐械聲枷鑠聲縛束聲奪他
財物侵惱聲瞋恚輕毀呵責聲破二壊衆生
和合
一聲他方國賊兵甲聲餓飢聲穀貴倫
盗聲邪婬妄語狂癡聲両舌悪言綺語聲
慳貪嫉妬聲攝取聲著二我我所一闘諍聲憎
愛適立思プ小適聲因心一愛別離隅聲憂秋心聲
怨僭集聚苦惱聲處レ胎臭穢不淨聲
寒熱飢渇疲極聲耕犁種殖忽務聲種
種工巧疲厭聲疾病苦患羸損聲上如是苦聲
充二滿國土一衆生常聞二如レ是苦聲一斷二諸善根一
離二善知識一常懐ゴ瞋恚一皆悉充二滿娑婆世
界一我以二大悲一教化令レ住三二乗菩提一若不爾者不
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
レ成ゴ正覺一
〔下天利
第七十四願我未來將成佛時所住國土衆
盆願〕
生悪業故由劫末故其地多有鹹苦塩鹵土沙礫
石山陵坦阜谿谷溝壑蚊虻毒蛇諸悪
鳥獣充満其中鹿渋悪風非時而起常於二非
時
一悪雹雨水其雨水味毒酢鹹苦以二是雨一故生二
諸薬草樹木茎節枝葉花香百穀諸味一皆
悉雑毒如レ是非時麁渋悪濁雑毒之物衆生
食已増益瞋恚顔色燃埣無レ有
二潤沢一於二諸
衆生一心無二慈愍一謗二聖人[各各無レ有恭敬之心常
懐恐怖共相残害生二惱乱心一瞰レ肉飲血剥皮而衣
執持刀杖二勤作殺害一自恃豪族色相端正讀
誦外曲ハ便二習鞍馬一善用二刀稍
弓箭
一射御於二自眷
属生二嫉妬心一若諸衆生修二習
邪法
一受二種種苦
一
爾時願我以二大悲願力一従兜率天下生二最勝
轉輪王家一若自在王家處二在第
一大夫人胎
内一爲二諸衆生
一調二伏其心一現二如レ是相一若不爾者
不レ成二正覚一
二三
佛教大學大學院研究紀要第七號
〔入胎放
第七十五願我未来修二菩薩行
一将成佛時尋
光願〕
入レ胎時放二大光明一其光微妙遍照二娑婆世
界一従二金剛際
一上至二阿迦貳陀天一若不レ爾者不
ン成二正覺一
〔令見光
第七十六願我未來滿菩薩行将成佛時入胎之光遍
明願〕
照二娑婆世界一其中所有諸衆生等若在二
地獄一若在二畜生一若在二餓鬼
一若在二天上一若在二
人中一若有色若無色若有想若無想若非有想若悲
無想等
一切衆生悉願令ン見二我微妙光明一若
不レ爾者不レ成二正覺一
〔種涅槃
第七十七願我未來世満二菩薩行一将成佛時
根裁願〕入胎之間所レ放光明
一切衆生令レ得レ見光若光
明觸レ身亦願得レ知以見知光故悉得レ分二別生
死過患一懃二於無上寂滅涅槃一乃至
一念斷二
諸煩惱一是名レ令三諸衆生初種二涅槃之根栽一
也若不レ爾者不レ成二正覚一
〔處胎撰
第七十八願我未來満二菩薩行一将成佛時所
擇願〕
胎於二十月中一得レ選二擇
一切法一入二一切法門所謂
二四
無生空三眛門若不レ爾者不レ成二正覺一
〔空門功
第七十九願我未來満二菩薩行
一将成佛時所
徳願〕
胎之中得二無生空三昧門一於未來世無量劫中
諡二此三昧
一善決定心不可得盡若不爾者不成正覺
〔出胎利
第八十願我未來満二菩薩行一将成佛時若我
盆願〕
出レ胎成二阿耨菩提一已彼諸衆生我當下抜出
令上レ離二生死
一如レ是等衆生悉令レ見二我處胎之相
一
若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔正受思
第八十
一願我未來満二菩薩行
一将成佛時我
惟願〕
雖三處レ胎満二足十月一然其實是住二珍寳三昧一
結加趺坐正受思惟若不レ爾者不レ成二正覺一
〔從右脇
第八十二願我未來満二菩薩行
一将成佛時
生願〕
處二母胎内一十月満已従二右脇
一出以二一切功徳
成就三昧力
一故令二娑婆世界一従二金剛際
一上
至二阿迦尼旺天一六種震動若不レ爾者不ン成二正覺一
〔生時振
第八十三願我未來満二菩薩行
一将成佛時出
動願〕
レ胎之時世界振動其中衆生惑處二地獄畜生
餓鬼天上人中
一悉得二醒悟
一若
不ン爾者不ン成二正覺
〔出胎光
第八十四願我未來満二菩薩行一将成佛時出
明願〕
レ胎之時復以二微妙光明一遍照二娑婆世界一若不
レ爾者不ン成二正覺一
〔見光覺
第八十五願我未來満二菩薩行一将成佛時出
醒願凵
レ胎之時所レ放光明遍照二世界一其中衆生令レ得
レ見レ光醒二悟
一切衆生一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔涅槃善
第八十六願我未來満二菩薩行一時将成佛
根願〕
時出レ胎放レ光之時若有二衆生一未レ種二善根一我當
安止令レ種二善根
一於二涅槃中一種二善根
一己令三諸
衆生生二三昧身一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔蹈地振
第八十七願我未來満二菩薩行
一時将成佛
動願〕
時我出二右脇
}足踏地時復願娑婆世界従二
金剛際一上至二阿迦尼陀天一六種振動若不
レ爾者不レ成二正覺
〔五道得
第八十八願未來満二菩薩行一将成佛時
菩薩願凵我出二右脇一足踏地時世界振動所有衆生
依レ水依レ地於二虚空中一胎生卵生濕生化生
生二五道一者悉得二菩薩出胎足踏地之相一若
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
不レ爾者不レ成二正覺一
〔令得三
第八十九願我未來満二菩薩行一将成佛時
昧願〕
我出二右脇
一足踏地時振動世界其中衆生
未レ得二三昧
一願皆得レ之得三二昧
一己安止令レ住二三
乘法中不退轉地一若不レ爾者不ン成二正覺一
〔異生供
第九十願未來満二菩薩行一将成佛時出
養願〕
レ胎生已於二娑婆世界一所レ有諸天梵王魔天朷
利諸天及日月天四天王天諸大龍王♂夜叉
羅刹悉令三盡來共供二養我一若
不レ爾者不レ成二正覺
〔尋行七
第九十
一願未來満二菩薩行
一将成佛時出ン胎
歩願〕
生己尋行二七歩一若不レ爾者不ン成二正覺一
〔選擇功
第九十二願我未來満二菩薩行一将成佛時出
徳願〕
ン胎生巳行二七歩一已選択功徳三昧力故説二於
正法
一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔令生歡
第九十三願我未來満二菩薩行一将成佛時
喜願〕
出レ胎生已行二七歩一時読二正法門一令三諸大衆心
生二歓喜一住二於三乘一若不レ爾者不レ成二正覺
〔意樂聲
第九十四願我未來満二菩薩
行一将成佛時行二
ご五
佛教大學大學院研究紀要第七號
聞願〕
七歩一巳読二正法一時若有二衆生一學二聲聞一者願
盡二此生一便得二調伏一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔意樂縁
第九十五願我未來満二菩薩行一将成佛時
覺願〕
行二七歩一已説二正法一時若有二衆生一習二学縁覺
乘
一者
一切皆得二日光忍辱一若不レ爾者不レ成二正覺
〔意樂大
第九十六願我未來満二菩薩行一将成佛
乘願冒
時行二七歩一己読二正法一時若有二衆生一學二大
乘一者皆得二執持金剛愛護大海三昧一以二三
昧カ一故超二過三住一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔誕生洗
第九十七願我未來満二菩薩行一将成佛時
濯願〕
出レ胎己後我於爾時慵二求洗浴一願有二最
勝大龍王一來洗二浴我身一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔令住三
第九十八願我未來満二菩薩行
一将成佛時
乘願〕
出レ胎洗二浴
一切衆生一令レ得レ見レ之令レ住二三乘如
上所読一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔示現童
第九十九願我未來満二菩薩行一将成佛時
子願〕
我爲二童子一乘二羊車一時所レ可三不現一種種伎
術爲レ覺二悟
一切諸衆生
[故若不レ爾者不レ成二
二六
正塁
〔伎術希
第
一百願我未來満二菩薩行一将成佛時
有願〕
我童子時所二示現一之種種伎術世間希有
他人所レ不レ及也令二一切衆生
一見之令レ住二三乘
不退地中一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔在家受
第
一百
一願我未來満二菩薩行
一将成佛時
樂願〕
爲レ化二衆生一故示現處二在宮殿一妻子綵女五
欲之中共相娯樂若不レ爾者不レ成二正覺一
〔示現娯
第
一百二願我未來満二菩薩行一将成佛時
樂願冒
示卞現處二在宮殿一妻子綵女娯樂之相上一切衆生
令レ得レ見レ之印住二三乘不退轉地一若不ン爾者不
レ成二正覺一
經文不分明今ロハ取意矣
〔夜牛出
第
一百三願我未來満二菩薩行
一将成佛時
家願〕
我雖下處二在宮殿一妻子綵女娯樂遊戯上見二
其過悪一夜半出レ城除二諸瓔珞嚴身之具}
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔令發道
第
一百四願我未來満二菩薩行
一将成佛時
心願〕
厭一一離世間微妙五欲一夜半出レ城諸天來集
龍祚驚恠嘆二未曽有
一見聞衆生皆發二
道心一於三二乘中一得二不退轉一若不レ爾者不成正覺
〔道場袈
第
一百五願我未來満二菩薩行一将成佛
裟願〕
時夜半出レ城爲欲ン破二壊尼乾子等諸外
道師
一恭敬衣服故我著二袈裟
【至二菩提樹
一
若不レ爾者不ン成二正覺一
冖令住正
第
一百六願我未來満二菩薩行
一将成佛
法願〕
時衆生見我處於二菩提樹下一皆悉發
ン願住二正法一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔已發三
第
一百七願我未來満二菩薩行一将成佛時
乘願〕
坐二菩提樹下一以二一切功徳成就三昧力
一読二
三乘法一衆生聞已令ン得三二乘聖果
一若不レ爾者
不レ成二正覺一
戸受草趺
第
一百八願我未來満二菩薩行一将成佛
坐願冒
時我自受草於二菩提樹下一敷二金剛坐處一
結跏趺坐若不レ爾者不レ成二正覺一
〔繋念三
第
一百九願我未來満二菩薩行一将成佛時於二
昧願〕
菩提樹下一坐二金剛座
一身心正直繋念入二於
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
阿頗三昧之中一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔食米施
第
一百
一十願我未來満二菩薩
行一将成佛時
殘願〕
於二菩提樹下一入二阿頗三昧
一以二三昧力
一故令出
入息得ン停住寂静於此定中
二
日
一起日食二
半麻半米一以二其餘半一施二於他人一若不レ爾者
不ン成二正覺一
〔聞苦供
第
一百
一十
一願我未來満二菩薩行一将成
養願〕
佛時於二菩提樹下一修二集苦行
一如レ是乃至
久遠修二集苦行冖娑婆世界上至二有頂一聞我
名者皆到二我所
一供二養於我
一若不レ爾者不レ成正覺
〔諸衆證
第
一百
一十二願我未來満二菩薩行一将成
明願〕
佛時於二菩提樹下一如ン是苦行
一切諸天龍騨
悉當三爲レ我而作二證明一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔心得寂
第
一百
一十三願我未來満二菩薩行一将成佛
靜願凵
時菩提樹下其樹枝葉花菓花好二衆生一
見聞來二至樹邊一乃至鬼畜毒虫之輩願令二是
等一離二貪瞋痴一心得二寂静
一若
不レ爾者不レ成二正覺
〔縁覺種
第
一百
一十四願我未來満二菩薩行一将成佛
二七
佛教大學大學院研究紀要第七號
善根願〕時菩提樹下修二苦行一時若有二衆生一見聞
苦行於二縁覺等一種二善根一者我當レ教一一化二乘
正果一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔大乘種
第
一百
一十五願我未來満二菩薩行一将成
善根願凵佛時菩提樹下修二苦行一時若有二衆生一見聞
苦行於二大乘一種二善根一者我當レ敏二化大乘佛果
一
若不レ爾者不レ成二正覺
〔外道歸
第
一百
一十六願我未來満二菩薩行一将成
依願〕
佛時菩提樹下修二苦行一時若有二四天下衆
生一修二於外道麁食苦行一有二諸非人一往二至其所一
説二如レ是言一卿等不レ能三悉行二諸苦行一亦復不
レ得二大果報一也非二是希有一-RCti我地分一有三一生
菩薩行二於苦行一復入二如レ是微妙禪定一身
口
意業皆悉寂静滅二出入息二
日
一夜日食二半
麻半米一如ン是苦行得二大果報一得二大利盆一多
レ所二開化一是苦行得人不久當レ成二阿耨菩提一
若不レ信二我所一言者自可下住二至其所一觀中其所作上
願是諸人捨二其所修一悉來二我所一觀二我苦行一
二八
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔住三乘
第
一百
一十七願我未來満二菩薩行一将成佛
不退地
時四天下
一切修二外道苦行
一者捨二其所修一來
願〕
見二我苦行一者悉皆安二住三乘不退地一若不
レ爾者不レ成二正覺一
〔貴賤供
第
一百
一十八願我未來満二菩薩行一将成
養願〕
佛時坐二菩提樹下一修二苦行
一時若有二諸王大
臣人民在家出家一一切見三我行二是苦行甲來二至
我所一供二養於我一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔貴賤安
第
一百
一十九願我未來満二菩薩行一将成佛
住三乘
時坐二菩提樹下[修二苦行一時
國王大臣民在家
願〕
出家
一切衆生見二我苦行一者悉皆安二住三乘
不退地中
一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔受女人
第
一百二十願我未來満二菩薩行一将成佛
供願〕
時坐二菩提樹下一修二苦行一時若有女人見二我
苦行一來至二我所}供養二於我
一是諸女人所受
身分印後邊身不レ受二女身一若
不レ爾者不レ成二正
覺一
〔女人安
第
一百二十
一願我未來満二菩薩行
一将成佛
住三乘
時若諸女人見二我苦行一皆悉安二住三乘不
願〕
退轉地一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔不轉畜
第
一百二十二願我未來満二菩薩行一将
生身願Ψ成佛時若有二諸禽獣
一見二我苦行一亦至二我所
一
是諸禽獣一於レ此命終更不三復受二畜生之身一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔禽獸令
第
一百二十三願我未來満二菩薩行【将成
住三乘
佛時若有一二
切禽獣
一來見二我苦行一者皆悉令
願〕
レ住二三乘不退地一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔小虫令
第
一百二十四願我未來満二菩薩行一将成
安住三
佛時微細小虫餓鬼等類來見二我苦行一
乘願〕
者皆悉令レ安二住三乘不退地一不若爾者不レ成正覺
〔遠劫證
第
一百二十五願我未來満二菩薩行
一将成
明願〕
佛時我如ン是久遠苦行
一結跏趺坐時有二
百千億那由他等無量衆生一爲レ我證明
如レ是衆生己於二無量無邊阿僣祗劫
一種二解脱
子一若不ン爾者不ン成二正覺一
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
β苦行勝
第
一百二十六願我未來満二菩
薩行一将成
過願〕
佛時我如レ是苦行過去衆生未
三曾有能,
作二如レ是苦行一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔苦行勝
第
一百二十七願我未來滿二菩薩行一將成
現願∪
佛時我如レ是苦行餘
一切外道聲聞縁覺
大乘人亦無レ有三能作二如レ是苦
行一若不レ爾者
不レ成二正覺一
〔苦行勝
第
一百二十八願我未來滿二菩薩行一將成佛
未願〕
時我如レ是苦行未來衆生亦無二能作一如レ是苦
行及餘外道聲聞縁覺大乘之
人亦無u14>s作11
如レ是苦行一若不レ爾者不レ成
二正覺一
〔超過三
第
一百二十九願我未來満二菩薩行一将成佛
世願〕
時己能作二大事一所レ謂破二壊魔
王及其眷属一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔樹下降
第
一百三十願我未來満二菩薩行一将成佛
魔願〕
時我願破二煩惱魔
一成二阿耨菩
提一若不レ爾者
不レ成二正覺一
〔殘業報
第
一百卅
一願我未來成正覺已
爲三一一衆生
二九
佛数大學大學院研究紀要第
七號
身願
〕
安
二住
阿
羅
漢
勝
妙
果
中
一随
二爾
所
一現
時
受
二
残
業
報
身
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正
覺
一
〔聞名
入
第
一百
卅
二願
我
未
來
成
二正覺
一已
若
諸
衆
生
菩薩地
願〕
一聞
二我
名
一令
ン入
二菩
薩
地
一若
不ン爾
者
不
レ成
二正
覺
冖利
盆脚
第
一百
卅
三
願
我
未
來
成
二正覺
一已
爲
二一
一衆
通願〕
生
一故
示
二現
百
千
無
量
祚
力
冖欲
レ令
レ安
二住
正
見
之
中
}若
不
レ爾
者
不
レ成
二正
覺
一
〔隨時
説
第
一百
卅
四
願
我
未
來
成
二正
覺
一已
爲
一二
一
法願〕
衆
生
一故
諡
二百
千
無
量
法
門
義
一随
二其
所
堪
一令
レ住
二
聖
果
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正
覺
一
〔破衆煩
第
一百
卅
五
願
我
未
來
成
二正覺
一已
以
二金
剛
智
悩願〕
恵
一破
二一切
衆
生
諸
煩
惱
山
一爲
二諸
衆
生
一説
三二
乘
法
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正
覺
一
〔施無所
第
一百卅
六
願
我
未
來
成
二正覺
一已
爲
二=
衆
生
一
畏願〕
故
過
二百
千
由
旬
一不
レ乘
二神
力
一往
至
二其
所
一而
爲
論
レ法
令
レ得
レ安
二住
無
所
畏
中
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正
覺
〔無郵出
第
一百
卅
七
願
我
未
來
成
二正覺
一已
或
有
二諸
家願〕
人
一於
一一我
法
中
一欲
二出
家
一者
願
無
二鄲
碍
一所
レ謂纛
三〇
劣告令二狂乱僑慢
一無レ有二畏懼
一癡無二智恵一多二諸
結使}其心散乱若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔女人大
第
一百卅八願我未來成二正覺
一已若有二女人一
戒願凵
欲三於我法出家學道受二大戒
一者願令二成就一
若不ン繭者不レ成二正覺一
〔供養四
第
一百卅九願我未來成二正覺
一已願我四衆
衆願〕
比丘比丘尼優婆塞優婆夷悉得二供養一若
不レ爾者不レ成二正覺一
戸異類授
第
一百四十願我未來成二正覺
一已願諸天入
諦願〕
及諸鬼祚於二我法中一得二四聖諦
一若不レ爾者
不レ成二正覺一
〔異類八
第
一百四十
一願我未來成二正覺一已諸龍阿修
戒願〕
羅及餘畜生於二我法中
一受二持八戒
一淨修二梵行一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔殘害忍
第
一百四十二願我未來成二正覺一已若有二衆
受願〕
生一於レ我生レ瞋或以二刀杖火抗及餘種種一欲レ残二
害我一我能忍二受之一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔誹謗忍
第
一百四十三願我未來成二正覺一已若有二衆
受願〕
生
或以二悪言誹謗罵詈
一遍二十方界一而作二輕毀
[
我能忍受レ之若不レ爾者不レ成二正覺一
〔殘業悉
第
一百四十四願我未來成二正覺一己若有二衆
受願〕
生
一或以二毒食一以二用口一施我如レ是残業我悉
受レ之若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔濟度怨
第
一百四十五願我未來成二正覺一己往昔所
賊願〕
有怨賊衆生起二於害心種種悪言一以二雑毒
食一出二我身血一如レ是等人悉以二悪心一來至二我所一
我當以二持戒多聞三昧大悲薫心一不レ生二悪念一
梵音妙聲而爲説レ法若不レ爾者不レ成二正覺一
〔天上障
第
一百四十六願我未來成二正覺一已於二我
蠱願〕
所一起二害心一來至二衆生一聞二深妙法心生清淨住於
善法一所作悪業尋復懺悔更不二復作一悉
令レ得レ生二天上人中一無レ有二障碍一生二天人中中得
妙解脱皿安二住勝果一離二諸欲悪一永斷二諸流一障
碍業盡若不レ爾者不ン成二正覺一
〔衆生業
第
一百四十七願我未來成二正覺一已若諸衆
盞願〕
生過悪業急難受二諸苦惱一聞二我名號一
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
至レ心称念到二彼苦所
一攝持救護令レ得二解脱一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔化佛利
第
一百四十八願我未來成二正覺一己
一切有身
盆願〕
諸毛孔日日常有二諸化佛出一三十二相瓔二珞
其身
一八十随好次第荘嚴若不レ爾者不レ成二正
覺
一
〔化佛遣
第
一百四十九願我未來成二正覺一己如レ是化佛
至願〕
従二諸毛孔一出我當遣至二無佛世界有佛世界
及五濁界一荘嚴作二佛事一若不ン爾者不ン成二正覺一
〔化佛濟
第
一百五十願我未來成二正覺
一己若世界有二
惡願凵
五逆人一毀二壊正法一誹二謗聖人
一乃至斷二諸善根一
如レ是衆生百千万億遍二満世界
一一一化佛
一日
之中遍爲説レ法令ン住二聖道一若不ン爾者不ン成正覺
戸隨類化
第
一百五十
一願我未來成二正覺一己若有二衆
身願凵
生一學二聲聞縁覺大乘一毀二破諸戒一退二捨所學
一
焼ゴ滅善心一失二於善道一堕二在生死空曠沢中一行二
諸邪道一如レ是衆生百千億遍二満世界一示二現随類
相應化身
【遍爲説レ法敏化示道戒品還具聖道
一三
佛教大學大學院研究紀要第七號
前現令レ證二正果一若不レ爾者不レ成二正覺㈲
〔變形利
第
一百五十二願我未來成二正覺一已若有二衆生一
盆願)
奉二事魔醯首羅一随作二其形一而爲設法若不ン爾
者不レ成二正覺一
〔現形説
第
一百五十三願我未來成二正覺一已於二十方
法願〕
界一爲二諸衆生一現二大梵天王等身一而爲詭レ法
亦於二爾時一称二我名字一而讃二歎之一令
一切聞若
不レ爾者不ン成二正覺一
己上二願雖似上願其意異也上願行菩薩道
時於無佛世所現身也今所現者成道時也
〔聞讃生
第
一百五十四願我未來成二正覺一已願諸世
人願〕
界
一切衆生聞レ讚二嘆我一心生二歓喜一種二諸善
根一生二我世界一若不ン爾者不レ成二正覺一
〔臨終利
第
一百五十五願我未來成二正覺一己若諸衆
盆願〕
生臨二命終時一我不卞在二其前一爲演二説法一令中心淨
上者我於二未來一終不レ成二阿耨菩提一若不レ爾者
不レ成二正覺一
〔惡道生
第
一百五十六願我未來成二正覺一已現二種種
三二
人願〕
異類身txtl化諸衆生一命終之後墮二三悪道一不
レ生二我國一受二人身一者我之所
知見無量正法悉當二
滅失一所有佛事皆不二成就一若
不レ繭者不レ成二正覺
〔轉彼邪
第
一百五十七願我未來成二正覺
一巳若有二衆
心願〕
生一事二諸異道一願得二涅般一轉二彼邪心一令レ入佛道
若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔他逆引
第
一百五十八願我未來成二正覺一已願令卞他方
來願〕
世界所有五逆之人乃至行二諸邪道一登二渉
罪山一如レ是衆生臨二命終時一悉
來集聖聚生中
我世界上随二其本相一所受身色蒼白無レ潤面
目醜陋如二眦舎遮一失念破戒臭穢短命以二此
諸悪一損二滅其身
一資生所須常不二供足一爲二
是衆生一故於二婆娑世界三千大千國土一廣作二佛
事
一令ン發二三乘不退菩提心一若
不ン爾者不レ成正覺
〔生兜攀
第
一百五十九願我未來将成佛時
一時
天願〕
化二作百億菩薩身一生二百億兜率天一爲二一生
補處菩薩
一爲二諸天人 読二微妙法
一利二盆衆生
一令
レ證二菩提一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔下生利
第
一百六十願我未來将成佛時從二百億
盆願〕
兜率天一各各下二生百億南閻浮提最勝王
家第
一夫人胎中一廣作二佛事一利二盆衆生一若
不レ爾者不レ成二正覺
一
〔読法利
第
一百六十
一願我未來将成佛時從二百億
盆願〕
夫人胎右脇
二
時出生十方放レ光七歩往來
各各読レ法利二盆衆生一若不レ繭者不レ成二正覺一
〔作童子
第
一百六十二願我未來将成佛時於二百
形願〕
億四天下一作二童子形一學二諸伎藝一利二盆衆
生一若不レ爾者不ン成二正覺一
〔苦行利
第
一百六十三願我未來将成佛二時各於二
盆願〕
百億南瞻部州一作二太子一時於二五欲樂一各生二
厭離一同時出レ城六年苦行利二盆衆生
一若
不レ爾者不レ成二正覺一
〔破諸魔
第
一百六十四願我未來将成佛時於嵩百億
王願〕
菩提樹下一各各端坐破二諸魔王一同時斷
惑證二大菩提一成二就悪世
一切衆生一若不ン爾
者不レ成二正覺一
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
〔轉正法
第
一百六十五願我未來成三正覺二已於百億
輪願〕
四天下轉二正法輪一利二盆衆生
一若不爾者不成正覺
〔流布舎
第
一百六十六願我未來成正覺已廣作二佛
利願〕
事
一於百億四天下同時入二涅槃
一後流二布
舎利
一令下諸衆生於二三乘道一得申不退轉上若
不レ爾者不レ成二正覺一
己上八願經文云於二娑婆世
界諸四天下
一
時之中一従二兜率天一下現處母胎乃至童子學二
諸伎藝一出家苦行破魔成道轉法輪入涅
槃流布舎利如レ是示現悉皆
遍満百億
四天下文今以二取意一分二立之
一已上第六卷有
一
百六十願
悲華經第七卷
〔轉法輪
第
一百六十七願我未來成二正覺一巳
一音
相願〕
説ン法衆生聞者随レ類得ン解若不レ爾者不レ成二
正覺一
〔得知聲
第
一百六十八願我未來成二正覺一已惑有二
聞願〕
衆生
一學二聲聞乘一聞二佛設法
一得レ知二聲聞法
1
t1
1
r1
佛教大學大學院研究紀要第七號
藏一若不レ爾者不レ成二正覺
}
〔得解縁
第
一百六十九願我未來成二正覺一已或有衆生
覺願〕
.Qii學辟支佛乘一聞二佛読法一便得レ解二於辟支
佛法
一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔解了大
第
一百七十願我未來成二正覺一已或有二衆
乘願〕
生
一修二學無上大乘
一聞二佛読法
一便得レ解二了大
乘之法
一純
一無雑若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔聞法捨
第
一百七十
一願我未來成二正覺一已若有二衆
財願〕
生
一修二集助菩提法
一欲レ得二菩提一聞二佛読法【
郎得レ捨レ財行二於布施一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔聞法持
第
一百七十二願我未來成二正覺一已若有二衆
戒願〕
生一離二諸功徳一稀二求天上人中快樂
一聞二佛説法
一
郎得二持戒一若不レ爾者不ン成二正覺一
〔聞法慈
第
一百七十三願我未來成二正覺↓已若有二
心願〕
衆生一互相怖畏有二愛瞋心一聞二佛読法
一郎得三
相生二於親厚心一若不ン爾者不レ成二正覺一
〔聞法悲
第
一百七十四願我未來成二正覺一已若有二衆生一
心願〕
喜爲二殺業一聞二佛読法[郎得二悲心一若不レ爾者
三四
不レ成二正覺一
〔聞法喜
第
一百七十五願我未來成二正覺一已若有二衆
心願〕
生[常慳貪爲二嫉妬覆心一聞二佛読法
一郎修二士暑
心一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔聞法捨
第
一百七十六願我未來成二正覺一已若
心願〕
有二衆生一端正無病貪二著於色
一心生二放逸一聞二
佛読法一郎修二捨心一若不L繭者不レ成二正覺一
〔得不淨
第
一百七十七願我未來成二正覺一已若有二
觀願〕
衆生一婬欲熾盛其心放逸聞二佛説一郎觀二
不淨一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔得身念
第
一百七十八願我未來成二正覺一已若有二衆
所願〕
生一學二大乘一者爲二棹蓋一所レ覆聞二佛説法一帥
得二身念處法一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔論議不
第
一百七十九願我未來成二正覺
一已若有二
慢願〕
衆生一常自称讃能大論議其智
恵明猶
如二担電一聞二佛誂法一印解二甚深十二因縁一若
不レ爾者不レ成二正覺[
〔得陀羅
第
一百八十願我未來成二正覺一已若有二衆生
一
尼願〕
寡聞小見自称能論聞二佛読法一郎得二不
奪不失諸随羅尼一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔解法空
第
一百八十
一願我未來成二正覺一己若有二衆
門願〕
生一入二邪見山一聞二佛説法}印解二諸法甚深
空門一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔解無相
第
一百八十二願我未來成二正覺一已若有二
法願〕
衆生一諸覆二覺心一聞二佛説法一郎得三深解二無
相法門一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔解無願
第
一百八十三願我未來成二正覺一已若有二衆
法願〕
生一諸不淨願覆二蔽其心一聞二佛読法一帥得三深
解二無作法門[若不レ爾者不レ成二正覺一
〔心得清
第
一百八十四願我未來成二正覺一已若有ゴ
淨願〕
衆生一心不二清淨一聞二佛読法[心得二清淨一若不レ爾
者不レ成二正覺一
〔離多縁
第
一百八十五願我未來成二正覺一已若有二衆
心願〕
生一以二多縁一覆レ心聞二佛論法一得レ解二不レ失菩提
心法一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔解眞實
第
一百八十六願我未來成二正覺一已若有二
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
相願〕
衆生一瞋恚心覆聞二佛読法」解二眞實相一得レ
受二記荊一若不レ爾者不レ成二正譽空
〔法無依
第
一百八十七願我未來成二正覺一已若有二
倚願〕
衆生一依猗覆レ心聞二佛諡法一深解三諸法無二
所依猗一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔愛染離
第
一百八十八願我未來成二正覺一已若有二衆
心願〕
生一愛染覆レ心聞二佛設法一疾解二諸法無垢
清淨一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔得日光
第
一百八十九願我未來成二正覺【己若有二
定願〕
衆生一忘二失善心一聞二佛読法
一深解二日光三昧一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔離諸魔
第
一百九十願我未來成二正覺
一已若有二衆生一
業願〕
行二諸魔業一聞二佛設法一速得レ解二了清淨之
法一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔増盆正
第
一百九十
一願我未來成二正覺一己若有二衆
法願〕
生
一邪論覆レ心聞二佛論法一帥得三深解二増盆正法一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔解了煩
第
一百九十二願我未來成二正覺[已若有二
三五
佛教大學大學院
研究紀要第七號
悩願〕
衆
生
一煩
惱
覆
レ心聞
二佛
説
法
一速
得
レ解卞了
離
二煩
惱
一
法
上若
不
レ爾
者
不
レ成
二正覺
一
〔惡道回
第
=
日九
十
三願
我
未
來
成
二正
覺
一已
若
有
二衆
生
一
反願〕
行
二諸
悪
道
[聞
二佛
説
法
一郎
得
二迴
反
一若
不
レ爾
者
不レ成
二正
覺
一
〔遮邪歸
第
一百
九
十
四願
我
未
來
成
二正
覺
一已
若
有
二衆
正願〕
生
【於
二大
乘
法
一説
二諸
邪法
一以
爲
二吉
妙
聞
佛
諡
法
即
於
二邪
法
一生
二退
轉
心
一而
得
二正
解
一若
不
レ爾
者
不
レ成
正
覺
一
〔菩薩生
第
一百
九十
五
願我
未
來
成
二正
覺
一已
若
有
二
死願〕
衆
生
一厭
二於
生
死
一聞
二佛
諡
法
=即
於
二生
死
一心
生
二
愛
樂
一若
不
レ爾
者
不レ成
二正
覺
一
〔覺了善
第
一百
九十
六
願我
未
來
成
二正
覺
一已
若
有
二衆
法願〕
生
一不
レ知
二曇晋地
一聞
二佛
諡
法
一印
得
解
二了
善
地
一之
法
若
不レ爾
者
不
レ成
二正覺
一
〔隨喜善
第
一百
九十
七
願我
未
來
成
二正
覺
一已
若
有
二
根願〕
衆生
一見
ン作
二他
善
一不レ生
二好
樂
生
於
嫉
妬
聞佛
読
法
郎
得
二心善
一若
不レ爾
者
不
ン成
二正覺
一
三六
〔無閾光
第
一百九十八願我未來成二正覺一已若有二衆
明願〕
生一其心各各共相違反聞二佛諡法一印得二無碍
光明一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔離惡業
第
一百九十九願我未來成二正覺一已若有二衆
報願〕
生一行二諸悪業一聞二佛読法一深解二悪業所得果
報
[若不レ爾者不レ成二正覺一
〔不怖大
第二百願我未來成二正覺一已若有二衆生一怖二
衆願〕
畏大衆一聞二佛読法一深得レ解二了師ヱJ相三昧一
若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔楞嚴三
第二百
一願我未來成二正覺一已若有二衆
昧願〕
生一四魔覆レ心聞二佛諡法一疾得二首楞嚴
三昧一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔見諸光
第二百二願我未來成二正覺一已若有二衆生一
明願〕
不レ見二諸佛國土光明一聞二佛読法一郎得三深
解二種種荘嚴光明三昧
一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔捨憎愛
第二百三願我未來成二正覺一已若有二衆
心願〕
生【増愛心聞二佛説法一即得二捨心一若不レ爾者
不レ成一一正覺一
〔幢相三
第二百四願我未來成二正覺
一已若有二衆
昧願〕
生一未レ得二佛法光明一聞二佛説法一印得二法憧
三眛一若不レ爾者不レ成二正覺「
〔法炬三
第二百五願我未來成二正覺
一已若有二衆
昧願〕
生一離二大智恵一聞二佛諡法一印得二法炬三昧
一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔日燈三
第二百六願我未來成二正覺
一已若有二衆生一
昧願〕
愚癡覆レ心聞二佛読法一印得二日證光明三昧
一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔功徳應
第二百七願我未來成二正覺一已若有二衆生一
辯願)
ロ無二辨才一聞二佛読法一印得二種種功徳應
辨
一若不ン爾者不レ成二正覺一
〔觀色堅
第二百八願我未來成二正覺一巳若有二衆生一
固願〕
觀下色和合無レ有二堅固一於如中水沫上聞二佛説法一
即得二那羅延三昧一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔決定三
第二百九願我未來成二正覺一已若有二衆
昧願〕
生一心亂不レ定聞二佛誂法一郎得二堅牢決定三
昧
一若不ン爾者不レ成二正覺一
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
〔須彌幢
第
二百
一十
願
我
未
來
成
二正
覺
一已
若
有
二衆
定願〕
生
一欲
レ觀
二佛
頂
一聞
二佛
説
法
一師
得
二須
彌
憧
決
定
三昧
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正覺
一
〔金剛三
第
二百
一十
一願
我
未
來
成
二正
覺
一已
若
有
二衆
昧願〕
生
一退
二失
諸
通
一聞
二佛
諡
法
一即
得
二金
剛
三昧
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正
覺
一
〔了達道
第
二百
一十
二願
我
未
來
成
二正
覺
一已
若
有
二衆
場願〕
生
一於
二菩
提
場
一而
生
二疑
惑
一聞
二佛
読
法
一郎
得
レ了
達
二金
剛
道
場
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正
覺
一
〔得壓離
第
二百
一十
三願
我
未
來
成
二正
覺
一已
若
有
二
心願〕
衆
生
二
切
法
中無
二厭
離
心
一聞
二佛
読
法
一郎
得
二
金
剛
三昧
一若
不
ン爾
者
不
レ成
二正覺
一
〔得他心
第
二百
一十
四願
我
未
來
成
二正
覺
一已若
有
二衆
生
一
通願〕
不
レ知
二他
心
一聞
二佛
読
法
一郎
知
二他
心若
不
爾
者
不
成
正覺
一
〔得知利
第
二百
一十
五願
我
未
來
成
二正
覺
一已若
有
二衆
鈍願〕
生
一於
二諸
根
中
一不
レ知
二利
鈍
一聞
二佛
読
法
一郎
知
二利
鈍
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正
覺
一三七
佛教大學大學院研究紀要第七號
〔解了音
第
二百
一十
六
願
我
未
來
成
二正
覺
[已
若
有
二衆
聲願〕
生
一各
各
種
類
不
二相
解
悟
一聞
二佛
説
法
一即
得レ解
二
了
音
聲
三昧
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正
覺
一
〔解了諸
第
二百
一十
七
願
我
未
來
成
二正
覺
一已
若
有
二衆
身願〕
生
[未
レ得
二法
身
一聞
二佛説
法
一即
得
三解
了分
二別
諸
身
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正
覺
一
〔不胸
三
第
二百
一十
八
願
我
未
來
成
二正覺
一已
若
有
二
昧願〕
衆
生
一不
レ見
二佛
身
一聞
二佛
読
法
一即
得
二不
胸
三
昧
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正
覺
一
〔無諍
三
第
二
百
一十
九
願我
未
來成
二正
覺
一已
若
有
二衆
昧願〕
生
一分
二別
諸
縁
一聞
二佛
設
法
一郎
得
二無
諍
三昧
一若
不レ爾
者
不
レ成
一一正
覺
一
〔不疑法
第
二百
二十
願
我
未
來
成
二正
覺
一已
若
有
二衆
生
[
輪願〕
於
二轉
法
輪
一心生
二疑
惑
一聞
二佛
説
法
一於
二轉
法輪
一
得
二心
清
淨
一若
不
ン爾
者
不
レ成
二正
覺
一
〔隨順因
第
二百
二十
一願
我
未
來
成
二正
覺
一己若
有
二衆
生
一
縁願〕
起
二無
因
邪
行
一聞
二佛
説
法
一郎
得
二法
明
一随
二順
因
縁
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正覺
一
三八
〔善別佛
第二百二十二願我未來成二正覺一已若有二衆
土願〕
生
一於二一佛世界一起二常見一聞二佛読法一印得三
善別二無量佛土一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔種相善
第二百二十三願我未來成二正覺一已若有二衆
根願〕
生
一未レ種二諸相善根一聞二佛諡法一即得二種種
荘嚴三昧一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔解了言
第二百二十四願我未來成二正覺一已若有二
音願〕
衆生一不レ能三善別二一切言語
一聞二佛読法一即
得三解了分二別種種言音三昧
一若不レ爾者不
レ成二正覺一
〔法界三
第二百二十五願我未來成二正覺一已若有二
昧願〕
衆生 専心求二於
一切智恵一聞二佛説法一郎得二
無所分別法界三昧
一若不レ爾者不レ成二正覺
〔不退轉
第二百二十六願我未來成二正覺一已若有二衆
法願凵
生一退二轉於法[聞二佛読法一即得二堅固三昧
一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔得大智
第二百二十七願我未來成二正覺一已若有二
慧願〕
衆生一不レ知二法界一聞二佛論法
一印得二大智恵}
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔不失誓
第二百二十八願我未來成二正覺一已若有二衆
願願〕
生一離二本誓願一聞二佛諡法一即得二不失三昧一若
不レ爾者不レ成二正覺一
〔一道無
第二百二十九願我未來成二正覺一己若有二衆
別願〕
生一分二別諸道一聞二佛諡法一郎得二一道無所分別一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔得無所
第
二百三十願我未來成二正覺一已若有二衆
有願〕
生一推二求智恵一欲同二虚空一聞二佛説法一部得二
無所有三昧一若不レ繭者不レ成二正覺[
〔得波羅
第二百三十
一願我未來成二正覺一己若有二
蜜願〕
衆生一未レ得二具足諸波羅蜜
一聞二佛読法
[
即得レ住二於淨波羅蜜一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔得四攝
第二百三十二願我未來成二正覺一己若有二
法願〕
衆生一未レ得二四攝法
一聞二佛説法
一郎得二妙善攝
受三昧一若不L畿者不レ成二正覺一
〔李等懃
第二百三十三願我未來成二正覺一已若有二
心願〕
衆生一分二別四無量心一聞二佛読法一印得二平等
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
懃心精進三昧一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔往不出
第二百三十四願我未來成二正覺
一已若有二
世願冒
衆生一未レ得レ具二足卅七助菩提法一聞二佛説法一
即得レ住二不出世三昧一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔智印三
第二百三十五願我未來成二正覺
一已若有二衆
昧願〕
生一其心失念及二善智恵一聞二佛読法一得二大海智
印三昧一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔決定三
第二百三十六願我未來成二正覺
一已若有二
昧願〕
衆生一其心疑惑未レ生二法忍
一聞二佛読法
一即得二
諸法決定三昧一以二一法想一故若不レ爾者不レ成二
正覺一
〔聞法不
第二百三十七願未來成二正覺
一已若有二衆
志願〕
生一忘二所聞法一聞二佛説法一即得二不失念三昧一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔得淨慧
第二百三十八願我未來成二正覺一已若有二
眼願〕
衆生一各各設法不二相喜樂一聞二佛諡法一即得二
清淨恵眼一無レ有二疑網三昧
一若不レ繭者不レ成二
正覺一
三九
佛敬大學大學院研究紀要第七號
〔得信三
第二百三十九願我未來成二正覺一已若有二
寶願凵
衆生}於三寳中不レ生二信心一聞二佛読法一郎得二
功徳増長三昧一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔法雨三
第二百四十願我未來成二正覺
一己若有二衆
昧願〕
生一渇二乏法雨一聞二佛説法一即得二法雨三昧一若不
レ爾者不レ成二正覺一
〔離斷滅
第二百四十
一願我未來成二正覺一己若有二
見願〕
衆生一於三寳中起二斷滅見一聞二佛読法
一即
得二諸寳荘嚴三昧一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔智慧三
第二百四十二願我未來成二正覺一已若有二
昧願〕
衆生
一不レ作二智業一不ン懃二精進
}聞二佛諡法
一郎
得二金剛智恵三昧一若不レ爾者不ン成二正覺一
〔不縛煩
第二百四十三願我未來成二正覺一已若有二衆
惱願〕
生
一爲三諸煩惱之所二繋縛一聞二佛諡法一即得二
虚空印三昧
一若不ン爾者不レ成二正覺一
〔離我我
第二百四十四願我未來成二正覺一已若有二衆
所願〕
生
一計二我我所
一聞二佛読法
}郎得二智印三昧
一
若不ン爾者不レ成二正覺一
四〇
〔得世閥
第二百四十五願我未來成二正覺一已若有二衆
解願〕
生一不レ知二如來具足功徳一聞二佛説法一即得世間解
三昧一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔得諸變
第二百四十六願我未來成二正覺一已若有二
化願〕
衆生一於二過去世一未レ供二養佛
[聞二佛諡法一郎得種
種紳足變化一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔解諸法
第二百四十七願我未來成二正覺一已若有二
同願〕
衆生二
法界門於二未來世無量劫中一未レ得
レ説レ之聞二佛読法一郎得レ解二説
一切諸法同
一
法界一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔選澤諸
第二百四十八願我未來成二正覺一已若有二
經願凵
衆生一於二諸
一切修多羅中一未レ得二選擇一聞二佛
諡法一即得二諸法平等實相三昧
一若不レ爾者
不ン成二正覺}
〔解六和
第二百四十九願我未來成二正覺一已若有二衆
敬願〕
生一離二六不和法門一聞二佛読法一印得レ解二了諸法
三昧
一若不ン爾者不レ成二正覺
一
〔懃解脱
第二百五十願我未來成二正覺
一己若有二衆生一
法願〕
於二不可思議解脱法門一不レ懃二精進一聞二佛読
法一於二諸通中一即得二師子遊戯三昧
一若不
L繭者不レ成二正覺一
釋迦五百大願文卷上
比丘尼
嘉禎三年四月七日午時許書寫畢
明行
釋迦五百大願下
悲華經第七卷
〔入如來
第二百五十
一願我未來成二正覺一已若有二
藏願〕
衆生一欲三分別入二於如來藏
一聞二佛説法
一更不二
從レ他聞一郎得三分別入二於如來藏[若不レ爾者
不レ成二正覺
一
〔智慧懃
第二百五十二願我未來成二正覺一已若有二
¥Y,‾J
衆生一於二菩薩道一不二懃精進一聞二佛読法一郎
得二智恵懃行精進一若不レ爾者不レ成二正覺[
冖見本生
第二百五十三願我未來成二正覺一巳若有二
住願〕
衆生
一未三曽得二見本生經}聞二佛論法一即得二
一切在在處處三昧
一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔受記三
第二百五十四願我未來成二正覺一已若有二衆
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
昧願〕
生一行道未竟聞二佛読法一郎得二授記三昧若不爾者
不レ成二正覺一
〔無壊三
第二百五十五願我未來成二正覺
一已若有二衆
昧願〕
生一未レ得ン具二足如來十力一聞二佛諸読法一印
得二無壊三昧
一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔得四無
第二百五十⊥ハ願我未來成二正覺
一已若有二
畏願冒
衆生一未レ得二具足四無所畏
一聞二佛読法
一即
得二無盡意三昧
一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔得不共
第二百五十七願我未來成二正覺一已若有二衆
法願凵
生一未レ得レ具二足佛不共法一聞二佛読法一郎得二不
共法三昧
一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔願句三
第二百五十八願我未來成二正覺一已若有二
昧願〕
衆生
一未レ得レ具二足無愚癡見
【聞二佛読法
一即
得二願句三昧一若不ン爾者不レ成
二正覺一
〔得鮮臼
第二百五十九願我未來成二正覺一己若有二衆
淨願〕
生一未レ覺二一切佛法之門一聞二佛論法一即得二
鮮白無垢淨印三昧一若不レ爾者不成正覺
冖善了三
第二百六十願我未來成二正覺
一己若有二衆
四一
佛教大學大學院研究紀要第七號
昧願〕
生一未レ具二足
一切智
一聞二佛説法一印得二善了
三昧[若不レ爾者不レ成二正覺一
〔成就佛
第二百六十
一願我未來成二正覺一已若有二
事願〕
衆生一未レ得レ成二就
一切佛事一聞二佛読法一師得二
無量無盡意三昧一若不レ爾者不レ成二正覺一
冖聞法信
第二百六十二願我未來成二正覺一己若有二衆
解願凵
生一於二聞法中一各得二信解一無二空過者一若不レ爾
者不レ成二正覺一
〔菩薩得
第二百六十三願我未來成二正覺一已若諸
諸法願〕菩薩其心質直無ン有二譜曲
一聞二佛読法
一印得二
八万四千諸法門一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔菩薩得
第二百六十四願我未來成二正覺一已若諸菩
三昧願〕薩其心質直無レ有二譖曲一聞二佛読法[即得二八
萬四千諸三昧門」若不レ爾者不レ成二正覺一
〔菩薩得
第二百六十五願我未來成二正覺一已若諸
陀羅尼
菩薩其心質直聞二佛読法一印得二七万五
願〕
千陀羅尼門一若不雨者不レ成二正覺一
〔菩薩不
第二百六十六願我未來成二正覺一已有二無量
四二
退願凵
無邊阿僣祗菩薩一聞二佛詭法
一得二無量功徳一
安止住二於不退轉地一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔相好莊
第二百六十七願我未來成二正覺一已以二三十二
嚴願〕
相
一而自荘嚴若不レ爾者不レ成二正覺一
〔隨相好
第二百六十八願我未來成二正覺}已以二八十
嚴身願凵随好一次第嚴身若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔妙音莊
第二百六十九願我未來成二正覺一己以二妙音
嚴願〕
荘嚴一故随二諸衆生所喜一説レ法令下聞法者
満申足知見上若不レ爾者不レ成二正覺一
〔定心莊
第二百七十願我未來成二正覺一已以二心荘嚴一
嚴願〕
故得二諸三昧一不レ生二退轉一若不レ繭者不レ成二正覺
冖想念莊
第二百七十
一願我未來成二正覺[己以二念荘
嚴願〕
嚴一故得レ解二微塵等義一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔善心莊
第二百七十二願我未來成二正覺一已以二善心
嚴願〕
荘嚴一故得二堅固誓願牢堅精進
一如二其所願一
到二於彼岸[若不レ爾者不レ成二正覺一
〔専心莊
第二百七十三願我未來成二正覺一己以二専心荘
嚴願凵
嚴一故次第過レ住若不レ爾者不レ成二正覺一
〔布施莊
第二百七十四願我未來成二正覺
一已以二布施
嚴願〕
荘嚴一故於二諸所須一悉能放捨若不レ爾者不レ成二
正覺一
〔持戒荘
第二百七十五願我未來成二正覺一已以二持戒荘嚴一
嚴願〕
故令二心善白清淨無垢
一若不レ爾者不レ成二正覺一
冖忍辱莊
第二百七十六願我未來成二正覺
一已以二忍辱荘
嚴願〕
嚴一故於二諸衆生一心無二障碍
一若不ン爾者不成正覺
〔精進莊
第二百七十七願我未來成二正覺一已以二精進
嚴願〕
荘嚴一故
一切佐助悉得二成就一若不ン爾者不成正覺
〔禪定荘
第二百七十八願我未來成二正覺一己以二禪定
嚴願〕
荘嚴一故於二一切三昧中一得二師子遊戯一若不レ爾者
不レ成二正覺一
〔智慧莊
第二百七十九願我未來成二正覺一已以二智恵
嚴願〕
荘嚴一故知二諸煩惱習
一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔慈心莊
第二百八十願我未來成二正覺一已以二慈荘嚴一
嚴願冒
故専心念二於
一切衆生一若不ン爾者不レ成二正覺一
〔悲心莊
第二百八十
一願我未來成二正覺一已以二悲
嚴願〕
荘嚴一故悉能抜二出衆生之苦
一若不レ爾者不
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
レ成二正覺
一
〔喜心莊
第二百八十二願我未來成二正覺皿己以二喜荘
嚴願〕
嚴一故於二一切法一心無二疑惑
一若不レ爾者不レ成二正
覺一
〔捨心莊
第二百八十三願我未來成二正覺【已以二捨荘
嚴願〕
嚴一故得レ離二僑慢心一無二高下
一若不爾者不成正覺
〔諸通莊
第二百八十四願我未來成二正覺一己以二諸通荘
嚴願〕
嚴一故於
二
切法一得二師子遊戯
一若不レ爾不成正覺
〔功徳莊
第二百八十五願我未來成二正覺一已以二功徳荘
嚴願〕
嚴一故得二不可盡藏寳手一若不レ爾者不成二正覺一
〔知心莊
第二百八十六願我未來成二正覺一已以二智荘嚴一
嚴願〕
故知二諸衆生所有諸心一若不ン爾者不ン成二正覺
一
〔意樂莊
第二百八十七願我未來成二正覺
一已以二意荘
嚴願〕
嚴一方便醒二悟
一切衆生一若不レ爾者不ン成二正覺一
〔光明莊
第二百八十八願我未來成二正覺
一已以二光明
嚴願〕
荘嚴[故得二智恵眼一若不レ爾者不ン成二正覺一
〔諸辨莊
第二百八十九願我未來成二正覺
一已以二諸辨
嚴願〕
荘嚴一故令下諸衆生得中法義應辭上若不ン爾者
四三
佛教大學大學院研究紀要第七號
不レ成二正覺一
〔無畏莊
第二百九十願我未來成二正覺一已以二無畏荘
嚴願〕
嚴一故
一切諸魔不レ能二留難一若不レ爾者不レ成正覺
〔得佛功
第二百九十
一願我未來成二正覺一己以二功徳荘
徳願〕
嚴一故得二一切諸佛所有功徳一若不ン爾者不
レ成二正覺一
〔説法莊
第二百九十二願我未來成二正覺一已以二法荘
嚴願〕
嚴一故得二無碍弁【常爲二衆生一演二読妙法一若
不L繭者不レ成二正覺一
〔佛光莊
第二百九十三願我未來成二正覺」已以二光明
嚴願〕
荘嚴一故得二一切佛法光明一若不レ爾者不レ成二正
覺一
〔照明莊
第二百九十四願我未來成二正覺一已以二照明
嚴願〕
荘嚴 故能遍照二於諸佛世界一若不ン爾者不
ン成二正覺一
〔他心莊
第二百九十五願我未來成二正覺一已以二
嚴願〕
他心荘嚴一故得二正智無亂「若不レ爾者不レ成二正覺
〔敏誠莊
第二百九十六願我未來成二正覺一已以二教誡
四四
嚴願〕
荘嚴一故得三如レ所レ読護二持禁戒一若不ジ爾者不レ成
正覺一
〔紳足莊
第二百九十七願我未來成二正覺一已以二祚足
嚴願∪
荘嚴一故得二如意足一到二於彼岸一若不レ爾者不
レ成二正覺}
〔法藏莊
第二百九十八願我未來成二正覺一已以レ受二持
嚴願〕
一切諸如來荘嚴一故得二不レ随レ他智恵一若不レ爾者
不レ成二正覺一
〔善法莊
第二百九十九願我未來成二正覺一已以二随行
一
嚴願〕
切善法荘嚴一故令三衆生得二如レ読而行一若
不レ爾者不ン成二正覺一
〔説
一句
第三百願我未來成二正覺一已有二諸菩薩一
法願〕
無量無邊以三我読二一句法一故悉具二足無量白
淨善法一皆使二充足一若不レ爾者不レ成二正覺一
己上三十五願經文雖似惣明
一切菩薩行相細
尋案内釋迦菩薩所願也
是異本也
〔成就大
第三百
一願我未來成二正覺一已若諸菩薩
法願冒
聞二我読法一不レ從レ他聞得成二就大法光明一成
二阿耨菩提一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔廣説法
第三百二願我未來成二正覺一已若他方界
門願〕
作二五逆罪一極悪衆生以二大願力一來生二我国一
我當爲二其極悪衆生一随二其種姓【廣読二法門一
令レ住二正見一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔令得正
第三百三願我未來成二正覺一若有他方世
見願〕
界犯二四重禁一極悪衆生以二我願力一令レ生二我
国一随二其種姓
一廣読二法門
一令レ得二正見一若不爾者
不レ成二正覺圃
〔廣説法
第三百四願我未來成二正覺」已若有下他方
聚願冒
世界造二諸惡業一焼二滅善心一衆生上以二我願力一
來生二我国鰰既來生已復聚一二
切諸不善業一
麁朴弊悪其心憙求強梁難レ調三専以二四
倒一貪著慳悋如レ是等衆生八万四千異性亂
レ心我當爲二其各各異性一廣誂二八万四千法聚一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔廣説六
第三百五願我未來成二正覺一已若有二衆生
一
度願〕
學二無上大乘一我當三爲レ其具足廣詭三ハ波羅
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
蜜一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔安止三
第三百六我願未來成二正覺一己若有二衆
歸願凵
生
一學二聲聞乘
一未レ種二善根一願求二諸佛一以
爲二其師一我當下安出止於三歸依一然後勸令レ住申
六波羅蜜上若不レ爾者不レ成二正覺一
〔安止不
第三百七願我未來成二正覺一已若有二衆
殺願〕
生一憙爲二殺害一我當レ安二止於不殺中一若不レ爾
者不レ成二正覺一
〔安止不
第三百八願我未來成二正覺一己若有二衆生一
盗願凵
専行二悪食
一我當レ安二止於不盗中一若不レ爾
者不レ成二正覺一
〔安止不
第三百九願我未來成二正覺一已若有二衆生一
婬願〕
非法邪婬我當レ安二止不邪婬中一若不レ爾者不
レ成二正覺一
〔安止不
第三百十願我未來成二正覺一己若有衆生
妄願〕
各各故作極妄語我當レ安二止
不妄語中
一若
不L繭者不ン成二正覺一
〔安止不
第三百十
一願我未來成二正覺
一已若有二衆
四五
佛教大學大學院研究紀要第七號
酒願〕
生一樂爲二狂癡一我當レ安二止不飲酒中
一若不レ爾者
不レ成二正覺一
〔受持五
第三百十二願我未來成二正覺
一已若有二衆
戒願〕
生一樂爲二殺生倫盗邪婬妄語飲酒五種悪
事一我當レ令レ受二優婆塞五戒一若不レ爾者不
レ成二正覺一
〔受持八
第三百十三願我未來成二正覺一已若有二
戒願〕
衆生一於二諸善法一不レ生二喜樂一我當レ令三其
一日
一夜受二持八戒
一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔安止十
第三百十四願我未來成二正覺一已若有二衆
戒願〕
生一少二於善根一於二善根中一心生二愛樂一我當下
令下其於二未來世一在呂佛法中一出家學道上安
止令レ住二梵淨十戒
一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔梵行大
第三百十五願我未來成二正覺一已若有二衆
戒願〕
生
一悟望於求二諸善法
一我當安二止善根法
中一令下成ゴ就梵行一具申足大戒上若不レ爾者不レ成正
覺一
〔開示五
第三百十六願我未來成二正覺一已若有二衆
四六
陰法門
生
一迷
二諸
陰
苦
[我
爲
開
三不五陰
法
門
一令
レ住
二正
願〕
法
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正覺
一
〔開示十
第
三百
十
七
願
我
未
來
成
二正
覺
一已
若
有
二
二入願〕衆
生
一不
レ知
二諸
入
生
長
法
門
一我
爲
開
三不十
二
入
法
一令
ン住
二正
法
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正
覺
一
〔開示十
第
三百
十
八
願
我
未
來
成
二正
覺
一已
若
有
二
八界願〕
衆
生
一迷
二亂
諸
界
一我以
二祚
足
一開
三不十
八諸
界
門
一令
レ住
二正
道
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正
覺
一
〔令入正
第
三百
十
九
願
我
未
來
成
二正
覺
一已
若
有
二衆
見願〕
生
一執
二着
一切有
漏
樂
一我
當
下宙三読
有
漏
皆
苦
一
令
上ン入二正
見
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正
覺
一
〔得
入正
第
三百
二十
願我
未
來
成
二正覺
一已若
有
二衆
道願〕
生
一執
着
念
言
二有
爲常
住
一我
當
下読
レ法
令
レ解
二
一切
有
爲無
常
一得
上レ入二正
道
一若
不
レ爾
者
不
レ成
二正
覺
一
〔安止無
第
三
百
二十
一願
我
未
來
成
二正
覺
一已
若
有
二
我法願〕
衆
生
一計
二我
々所
一當
レ令
レ安
二止
無
我
法
中
一若
不
レ爾
者
不
ン成
二正
覺
一
〔安止無
第三百二十二願我未來成二正覺一已若
一有二衆
畏浬槃
生一不ン知二寂滅
一當レ令レ安二止無畏涅槃一若不爾者
願〕
不レ成二正覺【
〔正法論
第三百二十三願我未來成二正覺一已若有二
義願〕
衆生一求レ聞二論義一我當レ宣二説正法諸論一若不レ
爾者不レ成二正覺一
〔令住五
第三百二十四願我未來成二正覺一已若有二衆
聯通願〕生一欲二求神通【我當レ令レ住二五祚通中一若不レ爾
者不レ成二正覺一
〔宣説和
第三百二十五願我未來成二正覺一已若有二衆
伽羅經
生一欲二求受記一我當レ宣一一説和伽羅經一若不レ爾者
願〕
不ン成二正覺一
〔宣説阿
第三百二十六願我未來成二正覺一己若有二衆生一
浮陀經
欲ン聞二未曽有事一我當ン盲三説阿浮陀經一若不レ
願〕
爾者不ン成二正覺一
戸宣読修
第三百二十七願我未來成二正覺一已若有二
多羅經
衆生一求レ聞二法本一我當レ宣二読修多羅一若不レ
願〕
爾者不レ成二正覺一
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
〔宣設祗
第三百二十八願我未來成二正覺一已若有二
那正教
衆生一求レ聞二重説
一我當下宣中説祗那正教上若不レ
願〕
爾者不レ成二正覺一
〔宣読伽
第三百二十九願我未來成二正覺一已若有二
陀正教
衆生一求レ聞二一遍一不レ樂二重説
一我當レ嘗三読伽
願冒
陀正教一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔宣説優
第三百三十願我未來成二正覺
一已若有二衆
陀那正
生
一雖レ有二樂聞一而不ン聞レ義我
爲宣二説優陀
教願〕
那正敏
一若不ン爾者不ン成二正覺
一
〔宣諡眦
第三百三十
一願我未來成二正覺一已若有二衆
尼正教
生
一欲レ求二戒律一我爲レ由ml,t読眦尼正教一若不レ爾者
願〕
不ン成二正覺
一
〔宣説和
第三百三十二願我未來成二正覺一己若有二衆
多伽正
生一欲レ聞二諸法本事一我爲レ嘗三読和多伽正教一
教願〕
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔宣詭諸
第三百三十三願我未來成二正覺一已若有二
譬喩經
衆生一依レ譬得レ解我當ソ宙三説諸譬喩経一若
願〕
不レ爾者不レ成二正覺一
四七
佛教大學大學院研究紀要第七號
〔宣説種
第三百三十四願我未來成二正覺一已若有二衆
々因縁
生一當下依二因縁一得中正道上者我當レ宣二読種種
願〕
因縁一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔宣説十
第三百三十五願我未來成二正覺一已若有二
二頭陀
衆生一欲レ求二頭陀
一我當レ宣二説十二頭陀一若不レ
願〕
爾者不レ成二正覺一
〔宣説甚
第三百三十六願我未來成二正覺一已欲二求
深正敏
読法
一我當レ官三読方便巧説甚深正敏一若不レ
願〕
爾者不レ成二正覺一
〔敢示空
第三百三十七願我未來成二正覺一已若有二
理願〕
衆生
一欲レ觀二空法一我當レ教三不畢竟空理一若
不レ爾者不レ成二正覺一
〔説空無
第三百三十八願我未來成二正覺一已有レ求二
論願冒
解脱法
一者我當卞爲読中空無之論上若不レ爾者
不レ成二正覺一
已上十五願經文ロハ之乃至
有求解脱之取意分立之
〔營左衆
第三百三十九願我未來成二正覺一已若有二
四八
事願〕
衆生一其心不レ樂二於正善法一我當レ宣二説營
佐衆事一若不レ爾者不レ成二正覺一
【示正解
第三百四十願我未來成二正覺
一己若有二衆
脱願凵
生一於二正善法一其心愛樂我當卞爲読二空三昧
定
一示中正解脱上若不レ爾者不レ成二正覺幗
〔教化正
第三百四十
一願我未來成二正覺一已爲二一一
道願〕
衆生一要雖二當途百千万劫一必以二神カ一而住經二
教化
一令レ入二正道一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔種々方
第三百四十二願我未來成二正覺一已爲二一一
便願〕
衆生
一以二無量無邊種種方便
}開示教化令レ入二
正道[若不レ成爾者不レ成二正覺一
〔示現祚
第三百四十三願我未來成二正覺一已爲一二
一
足願〕
衆生一令レ得レ解二句義一故示二現神足一若不レ爾
不レ成二正覺}
〔放大光
第三百四十四願我未來成二正覺一已爲二一一
明願凵
衆生一放二大光明一令レ得レ見レ之入二於正見
一若不レ
爾者不レ成二正覺一
〔現諸瑞
第三百四十五願我未來成二正覺
一已爲一二
相願Ψ
一衆生
一現
二諸
瑞
相
一令
レ得
レ見
レ之
入二於
正
道
一若
不レ爾
者
不
レ成
二正覺
一
〔震動世
第
三
百
四十
六
願
我
未
來
成
二正
覺
一已
爲
二一
一
界願〕
衆
生
一震
二動
世
界
一令
レ得
レ見
レ之
入二於
佛
道
一若
不レ繭
者
不
ン成
二正
覺
一
,
β現諸音
第
三百
四十
七
願
我
未
來
成
二正
覺
一已
爲
二一
一
樂願〕
衆
生
一現
二諸
音
樂
一令
レ得
レ聞
レ之
爲
読
二正
法
一若
不
レ
爾
者
不レ成
二正
覺
一
〔雨諸天
第
三百
四十
八願
我
未
來
成
二正
覺
一己
爲
二一
一
花願〕
衆
生
}雨
二諸
天
花
}令
ン得
レ見
レ之
爲説
二正
法
一若
不
レ
爾
者
不
レ成
二正
覺
一
〔大海入
第
三
百
四十
九
願我
未
來
成
二正
覺
一已
爲
二一
一
芥子願〕
衆生
一無
量
須
彌
大
海
入
二芥
子中
一令
レ得
ン見
レ
之
爲説
二正法
一若
不ン爾
者
不
レ成
二正
覺
一
〔現諸佛
第
三
百
五十
願
我
未
來
成
二正覺
}已
爲
一二
一
國土願〕
衆生
一現
二他
方
諸
佛
國
土
一令
レ得レ見
ン之
若
不レ繭
者
不
レ成
二正
覺
【
〔常行乞
第
三
百
五十
一願我
未
來
成
二正
覺
一已
爲
二一
一
『釋迦如來五百大願經』
の研究
(成
田)
食願〕
衆生一常行二乞食【令レ得レ見レ之
爲説二正法一若不爾
者不レ成二正覺一
〔示現涅
第三百五十二願我未來成二正覺一已爲一二
一
槃願〕
衆生一示二現浬槃
一心不レ生レ厭令入佛道若不レ爾者
不レ成二正覺一
已上十
一願經文只云示現紳足
乃至涅槃今取意分立之
〔入滅減
第三百五十三願我未來成二正覺一已入二涅槃一
壽願〕
時我三昧力以故捨二第五分所得壽命一而
涅槃若不レ爾者不ン成二正覺一
〔求般浬
第三百五十四願我未來成二正覺一己入二涅槃弾
槃願〕
時我於二是時一自分二其身一如二半亭歴子一爲三
憐二愍衆生
一故求二般涅槃一若
不レ繭者不レ成二正覺一
〔第三項、mtt滅後利瓮一〕
〔正法千
第三百五十五願我來世成二正覺一已入二浬槃
一
歳願凵
後所有正法住レ世千歳利二盆衆生一令レ住二正
果一若不レ爾者不レ成二正覺一
四九
佛敏大學大學院研究紀要第七號
〔像法五
第三百五十六願我來世成二正覺一已入二涅槃
一後
百歳願〕像法住世満二五百歳一利二盆衆生一令レ入二正見若不
爾者不レ成二正覺}
β珍賓供
第三百五十七願我來世入二涅槃
一後若有二衆
養舎利
生一以二諸珍寳一供二養舎利一以二是因縁一随二其志願
願〕
於二三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不ン成二正覺
一
戸伎樂供
第三百五十八願我來世入二涅槃一後若有二衆
養舎利
生一以二諸伎樂一供二養舎利一以二是因縁一随二其志
願〕
願一於二三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二正覺
〔歌舞供
第三百五十九願我來世入二涅槃一後若有二衆
養舎利
生
一以二諸歌舞
一供二養舎利一以二是因縁一随二其志
願〕
願一於二三乘中
一各得レ不二退轉一若不爾者不成正覺
〔歌唄舎
第三百六十願我來世入二涅槃一後以二諸偈頌一歌二
利願〕
唄舎利一以二是因縁一随二其志願[於三二乘中一各
得レ'F-ti退轉
一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔衣服供
第三百六十
一願我來世入二涅槃一後若有二衆生一
養舎利
以二諸衣服一供二養舎利一以二是因縁一随二其志願一
願凵
於三二乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二正覺
一
五〇
〔飲食供
第三百六十二願我來世入涅槃後若有二衆
養舎利
生
一以二諸飲食
一供二養舎利
一以二因縁一随二其志願於
願凵
三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔塔廟供
第三百六十三願我來世入二涅槃一後若有二衆
養舎利
生一以起二塔廟一供二養舎利一以二是因縁一随二其志願
願〕
於三二乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔勸人供
第三百六十四願我來世入二涅槃
一後若有二衆
養舎利
生一勧令三他人供二養舎利
一以二是因縁一随二其志
願〕
願一於二三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二正覺
〔供養舎
第三百六十五願我來世入二涅槃一後若有二衆
利隨喜
生一見レ他供二養舎利一心生二随喜
一以二是因縁一随其
願〕
志願一於二三乘中一各不二退轉
一若不レ爾者不成正覺
〔鑽歎舎
第三百六十六願我來世入二涅槃一後若有二
利願〕
衆生一讃二歎舎利微妙功徳一以二是因縁一随二其
志願一於二三乘中一各不二退轉
一若不レ爾者不レ成二
正覺一
〔妙花供
第三百六十七願我來世入二涅槃一後若有二衆
養舎利
生
一以二諸妙花
一供ゴ養舎利一以二是因縁
一随二其志願
願〕
二三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔妙香供
第三百六十八願我來世入二涅槃一後若有二衆生一
養舎利
以二諸妙香一供養舎利一以二是因縁一随二其志願一於二
願〕
三乘中
一各不二退轉
一若不レ爾者不ン成二正覺一
〔禮拜舎
第三百六十九願我來世入二涅槃一後若有二衆生一
利願〕
至ン心合掌礼二拝舎利
一以二是因縁
一随二其志願一
於二三乘中一各不二退轉一若不ン爾者不レ成二正覺一
〔右遶舎
第三百七十願我來世入二涅槃一後若有二衆生一
利願〕
至レ心合掌右二遶舎利一乃至
一迺以二是因縁一随二其
志願一於二三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不成正覺
〔散於舎
第三百七十
一願我來世入二涅槃一後若有二衆
利願〕
生一至レ心以二一茎華一散於二舎利}以二是因縁一随二
其志願一於
一三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不
レ成二正覺一
已上十五願經文ロハ云以二諸珍寳伎樂
一供養二
舎利一乃至礼拝右繞
一迺
一茎花散於二三乘
中一不二退轉一今取ン意分立レ之
〔供養三
第三百七十二願我來世入二涅槃
一後若有二衆
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
寶願〕
生一以二諸寳一建二立塔寺及僣坊等一供二養三寳一
以二是因縁一随一一其志願一於三乘中各不退轉若不爾
者不レ成二正覺一
〔彫畫佛
第三百七十三願我來世入二涅槃一後若有二衆
菩薩像
生一捨二諸珍寳一刻tt彫綵書佛菩薩像一荘嚴供
願〕
養以二是因縁一随二其志願一於三二乘中一各不二退
轉一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔聚砂爲
第三百七十四願我來世入二涅槃
一後若有二衆
頭塔〕
生一以二微善心一聚レ砂爲レ塔以二是因縁一随二其志願
於二三乘中
【各不二退轉一若不レ爾者不レ成二正覺
一
〔畫諸佛
第三百七十五願我來世入二涅槃
一後若有二衆生一
像願〕
以二微善心一指爪甲上如二芥ヱJ形一謁二諸佛像
一以二
是因縁一随二其志願一於二三乘中一各不
退
轉一若
不レ繭者不レ成二正覺一
〔衣服臥
第三百七十六願我來世入二浬槃
一後若有二衆
具供養
生一以二諸衣服臥具一供二養三寳一以二是因縁一随二
三寳願〕其志願一於二三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成ゴ
正覺一
五一
佛数大學大學院研究紀要第七號
〔花香供
第三百七十七願我來世入二涅槃一後若有二衆生
一
養三寳
諸妙花香供二養三寳一以二是因縁一随二其志願
一於二
願〕
三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔歌唄三
第三百七十八願我來世入二湟槃一後若有二衆
寶願凵
生一至心讃嘆歌二唄三寳一以二是因縁一随二其志
願[於二三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二正覺
戸花供養
第三百七十九願我來世入二涅槃一後若有二衆
三寳願〕生一以二微善心一以二一枝花一供二養三寳以是因縁随
其志願一於二三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二
正覺一
〔善心一
第三百八十願我來世入二涅槃一後若有二衆生一以二
禮三寳
微善心二
礼二三寳一以二是因縁一随二其志願一於三二
願〕
乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔珍寶衣
第三百八十
一願我來世入二涅槃一後若有二衆
服施衆
生一以二諸珍寳衣服等具一施二於衆生一以二是因縁一
生願冒
随二其志願
一於三二乘中
[各不二退轉一若不爾者不成
正覺一
〔飲食施
第三百八十二願我來世入二涅槃一後若有二衆
五ご
貧窮願〕生一以二諸飲食一施二諸貧窮一以
二是因縁一随二其
志願一於二三乘中一各不二退轉
一若不レ爾者不レ成二
正覺一
〔食施有
第三百八十三願我來世入二涅槃一後若有二衆生一
情虫類
乃至
一搏之食施二諸有情蟲蟲虫類一以二是因
願凵
縁一随二其志願一於三二乘中一各不二退轉一若不レ爾者
不レ成二正覺一
〔受具足
第三百八十四願我來世入二涅槃
一後若有二衆生
一
戒堅持
受二具足戒一如レ誂堅持以二是因縁一随二其志願一於二
願〕
三乘中
一各不二退轉
一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔受十重
第三百八十五願我來世入二涅槃
一後若有二衆
戒堅持
生
一受二十重戒一如レ読堅持以二是因縁一随二其志願
一
願〕
於二三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔受五戒
第三百八十六願我來世入二浬槃
一後若有二衆
堅持願〕生
一受二優婆塞五戒一如レ説堅持以二是因縁一随二其
志願一於二三乘中一各不二退轉
一若不レ爾者不成正覺
〔受八齋
第三百八十七願我來世入二涅槃
一後若有二衆
戒堅持
生一一日
一夜受二八斎戒一如レ諡堅持以二是因縁
一随
願〕
其志願一於二三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二
正覺一
〔受
一戒
第三百八十八願我來世入二涅槃
一後若有二衆生
一乃
食堅持
至受
二戒
一食項竪持以二是因縁一随二其志壓
願〕
於二三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔忍受諸
第三百八十九願我來世入二涅槃
一後若有二衆
苦願〕
生一信二佛所諡一忍二受諸苦一以二是因縁一随二其志願
於二三乘中
一各不二退轉
一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔忍不致
第三百九十願我來世入二涅槃
一後若有二衆
報願〕
生一信二佛所説一被ン加二罵言
一忍不ン致レ報以是因縁
随二其志願一於二三乘中
一各不慧退轉
一若不レ爾者
不レ成二正覺一
〔勤修佛
第三百九十
一願我來世入二涅槃
一後若有二
事願〕
衆生二
心精進勤二修佛事一以二是因縁一随二其
志願一於二三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二
正覺一
〔攝念坐
第三百九十二願我來世入二涅槃
一後若有二
禪願〕
衆生}除二諸散亂一攝レ念坐禪以二是因縁一随二其
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
志願一於二三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二
正覺一
〔解脱大
第三百九十三願我來世入二涅槃一後若有二衆
乘願〕
生一解二諡大乘一以二是因縁一随二其志願一於二三乘中
各不二退轉【若不レ爾者不レ成二正覺一
〔受持
一
第三百九十四願我來世入二涅槃一後若有二衆
四句偈
生
一讀誦受二持乃至
一四旬偈
一以二是因縁一於二三
願〕
乘中
一各不二退轉一若不レ爾者
不レ成昌正覺一
〔供養一
第三百九十五願我來世入二浬槃}後若有二衆
四句偈
生
一書寫供二養乃至
一四句偈
一以二是因縁一於二
願〕
三乘中
一各不二退轉}若不レ爾
者不レ成二正覺一
〔令聽教
第三百九十六願我來世入二涅槃一後若有二
法願〕
衆生
一勸二諸他人一令レニ聴敏法乃至
一四旬偈
一以
是因縁一於二三乘中
一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二
正覺一
〔供養法
第三百九十七願我來世入二涅槃一後若有二衆
師願〕
生一聞レ法随喜心生二歓喜一供二養法師一以二是因縁一
於二三乘中一各不二退轉一若不レ爾者不レ成二正覺一
五三
佛教大學大學院研究紀要第七號
〔一禮三
第三百九十八願我來世入二涅槃一後若有二衆
寶願〕
生一聞ン法歓喜乃至
一花供二養三寳一一礼二三
寳
一以二是因縁一於二三乘中一各不二退轉一若不レ爾
者不レ成二正覺一
已上二十七願經文ロハ云我涅槃後若二有衆生一
於二我法中一乃至
一戒
一四句偈乃至
一花
一香以
是因縁一随二其志願一於二三乘中一各不二退轉一今
取レ意分立レ之
〔舎利不
第三百九十九願我來世入二涅槃一後我乃至
滅願〕
法炬滅法憧倒正法滅已我之舎利尋没二於地一
至二金剛際
一永住不レ滅若不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利出
第四百願我來世入二涅槃
一後正法既滅不レ
現願凵
聞二佛法
一爾時娑婆世界衆生轉悪心薄
輻無祐空無二珍寳一我之舎利變爲二意相
瑠璃寳珠一出二現世間一利二盆衆生[若不レ爾者
不レ成一一正覺一
〔舎利雨
第四百
一願我來世入二涅槃一後我之舎利瑠
花曼陀
璃寳珠其光炎盛従二金剛際一出於二世間一上
五四
羅願〕
至二阿迦尼旺天一雨種種花曼陀羅花摩訶
曼陀羅花波利質多花曼殊沙花摩訶
曼殊沙花有二淨光明一大如二車輪
一其光遍
照亦有二妙香
一觀者無レ厭利二盆衆生一若不レ
爾者不レ成二正覺一
〔舎利雨
第四百二願我來世入二涅槃
一後従二舎利珠一
諸妙花
雨二諸妙花
一時復出二種種微妙音佛聲法
願〕
聲比丘僭聲一諸天聞レ之入二於聖道一若不レ爾
者不レ成二正覺一
〔舎利出
第四百三願我來世入二涅槃一従二舎利珠一復
三歸依
出二微妙三歸依聲優婆塞戒聲成就八戒
聲等願〕聲出家十戒聲一諸天聞レ之憶
二念菩提一於二諸
不善一尋自悔責來二下娑婆
一教二化衆生一令レ
住二十善一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利出
第四百四願我來世入二涅槃一後従二舎利珠一復
布施聲
出二微妙布施聲戒聲持清淨梵行聲
等願〕
具足大戒聲助佐衆事聲一諸天聞レ之憶二念善
根一於二諸悪業一尋自悔責來二下娑婆一教二化衆
生一令レ住二十善一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利出
第四百五願我來世入二涅槃
一後従二舎利珠
一復
讀經聲
出二微妙讀經聲坐禪思惟聲觀不淨聲念
等願〕
出入息聲非想非非想聲有想無想聲
識處聲空處聲一諸天聞レ之憶二念善根
一於二諸不
善一尋自悔責來二下娑婆一教二化衆生一令レ住二十
善一若不レ爾者不レ成二正覺レ
〔舎利出
第四百六願我來世入二浬槃
一後従二舎利珠
一復
八勝處
出二微妙八勝處聲十
一切入聲禪定聲恵聲
聲願〕
空聲無想聲無作聲十二因縁聲具足聲
聞藏聲學縁覺聲具足大乘六波羅蜜
聲一諸天聞レ之憶二念善根
一於二諸不善一深悔責復來
下二娑婆一教二化衆生一令レ住二十善一若不レ爾者不成
正塁
〔舎利雨
第四百七願我來世入二涅槃
一後従二舎利珠
一雨二諸
諸華願〕花一時諸天聞レ音所有愛結貧恚五欲諸心
數法悉得寂静於三二乘中一得レ不二退轉一若不レ
爾者不レ成二正覺
一
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
〔舎利化
第四百八願我來世入二涅槃一後従二舎利珠一
作珍賓
所雨諸華於二虚空中一復當化
二作種種珍寳一金
願〕
銀摩尼眞珠瑠璃珂貝璧玉眞寳偽寳
馬瑙珊瑚天冠寳飾如レ雨而下遍二満娑婆
世界一利二盆衆生一若不レ爾者不レ成二正覺一
戸無諸鬪
第四百九願我來世入二涅槃[後諸華變作二
諍願〕
珍寳一下時國土人民其心和悦無二諸闘諍
一
如二母覗一レヱJ各懐二慈心一住二十善中一若不レ爾者不
成二正覺一
〔除諸貧
第四百
一十願我來世入二涅槃
一後諸華変
苦願冒
作二珍寳一下時
一切衆生除二諸貧苦一永離二飢
餓一身心安樂住二十善中一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔無諸病
第四百
一十
一願我來世入二涅槃一後諸花變
苦願〕
作二珍寳一下時
一切衆生無二諸病苦一永離二疾病
執惱之事一行二十善道一於二三乘中一得二不退轉一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔無諸災
第四百十二願我來世入二涅槃
一後諸華變
難願〕
作二珍寳[下時國土安穏無二諸災難一他方怨
五五
佛教大學大學院研究紀要第七號
賊悪ロ諸毒
一切消滅皆得二寂静一於二三乘
中一得レ不二退轉一若不レ爾者不レ成二正覺一
戸舎利至
第四百十三願我來世入二浬槃一後我之舎利
本住處
作二利盆一己而不二散滅一還没二於地一至本住處金剛
願〕
輪際一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利治
第四百十四願我來世入二涅槃一後娑婆世界
兵願〕
兵劫起時我身舎利復當化二作紺璃瑠珠一
従二地下方一而出上至二阿迦尼旺天[広作二佛事一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利雨
第四百十五願我來世入二浬槃一後従二舎利紺
曼陀羅
璃瑠珠一雨二種種花曼陀羅花等
一光明微妙
花願〕
異香芳芬諸天觸レ之住三二乘地一若不レ爾者
不レ成二正覺一
〔舎利出
第四百十六願我來世入二涅槃一後従二舎利
佛聲等
珠一復出二妙音一佛聲法聲比丘等諸天
願凵
聞レ之行二諸善業一來二下人間}教二化衆生
一令レ住二
十善一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利出
第四百十七願我來世入二涅槃
[後従二舎利珠一
五六
妙聲願〕復出二妙聲一歸二依佛聲一歸二依
法聲一歸二依僭
聲一壇波羅密乃至般若波羅聲密其具
音微妙読二諸法門一諸天聞レ之生二心随荳r
悔二責不善一行二諸善業一住二不退地一若不
レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利放
第四百十八願我來世入二涅槃
醐後従二舎利
五色光
珠一放二五色光一其光照耀依二諸佛事一諸天見レ
願〕
之行二諸善業一住二不退地一若不レ爾者不レ成二正
覺一
〔舎利出
第四百十九願我來世入二涅槃
一後従二舎利珠一
諸珍寳
出二諸珍寳一金銀瑠璃眞珠等寳衣服瓔珞
願冒
諸荘嚴具如レ雨而下遍二満娑婆一利二盆衆
生一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利國
第四百二十願我來世入二涅槃
一後爾時國土依二
土安穩
舎利珠一安穏豊樂刀兵劫災自焚轉滅衆
願〕
生悪心任運止息皆生二慈心一如二父母一子有二恩儀一
無三
念害心一修二十善道一住二三乘法一若不レ爾者
不レ成二正覺一
〔舎利諸
第四百二十
一願我來世入二涅槃一後從二舎利珠一
惡消滅
雨二珍寳
}故
一切諸悪悉皆消滅衆生壽
願〕
命日日増長
一切世界修二十善道一於二三乘
地一得二不退轉一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利至
第四百二十二願我來世入二涅槃一後我之
本住處
舎利於二刀兵劫中一作二大佛事
一利二盆衆生
一令レ
願冒
住三二乘不退地一已而不二散滅一還没二於地一至二
本住處金鬪輪際一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利變
第四百二十三願我來世入二涅槃
[後娑婆
作佛事
世界劫未悪増疾病劫起
一切衆生受
願〕
病惱亂死骸満二世界一時我身舎利變
作二紺璃瑠珠一従レ地出現上至二有頂天一廣作二
佛事一利二盆衆生一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利放
第四百二十四願我來世入二涅槃
一後疾病劫起
種々光
時従二舎利珠一放二種種光一遍昌照虚空
一諸天觸光
願〕
身心安樂憶二念善根
一發二菩提心一住二不退地
一若
不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利雨
第四百二十五願我來世入二涅槃
一後疾病劫
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
華香願冒時従二舎利珠
一雨二種種華及種種香一遍二満
虚空一諸天見レ之身心喜樂皆發二菩提心一住二
不退地一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利出
第四百二十六願我來世入二浬槃一後疾病劫
妙音願〕時従二舎利珠一出二微妙音一謂伽陵頻愛雅殊
勝如レ佛現在読法之聲演二読
一切苦空無我
六度四攝無量法門
一諸天聞レ之深生歓善
一
切煩惱永得二遠離一於二三乘中
一各得二不退一若
不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利出
第四百二十七願我來世入二涅槃一後疾病起
珍賓願凵時従二舎利珠二出二諸珍寳一如レ雨而下謂金銀等
希有寳衣服臥具天冠瓔珞衆生資具遍
二満娑婆一衆生受用作二大利盆衆生一若不レ爾
者不レ成二正覺一
〔舎利出
第四百二十八願我來世入二涅槃一後疾病
妙藥願〕劫時従二舎利珠一出二諸妙薬一如レ雨而下遍二満世
界二
切衆生取ン之服己四百四病皆悉除愈
四大調和疾病皆息皆生二歓荳尸修二十善
五七
佛教大學大學院研究紀要第七號
道一於二三乘中一各得二不退一若不レ爾者不レ成二正覺
〔舎利國
第四百二十九願我來世入二涅槃一後疾病
土安寧
劫時舎利珠力故國土安寧無二諸災難一怨
願凵
賊悪鬼永無二其名一一切衆生皆生二善心一修十善故
壽命日増如二彼増劫一於二三乘中一得二不退轉一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利不
第四百三十願我來世入二涅槃一後疾病劫
散滅願〕時我之舎利作二大佛事一利二盆衆生一已而不二
散滅一還没二於地一至二本住處金剛輪際
一若不
レ爾者不レ成二正覺一
β舎利從
第四百三十
一願我來世入二涅槃一後娑婆
地出現
世界悪業轉増壽命日減飢饉劫起
一切衆
願〕
生身色消養骨現皮薄但食二草根一或食二
子肉一飢死失レ命骸骨如レ山爾時我舎利
復作昌紺瑠璃珠一威光無量従レ地出現上至二有
頂一周二遍世界一大作二佛事一教二化衆生一若不レ爾
者不レ成二正擘
〔舎利放
第四百三十二願我來世入二涅槃一後飢饉
五八
光明願〕劫時従二舎利珠一放二五色光明一遍照二虚空一諸天
集会各生二歓荳尸修二諸善業
一住二不退地一若不
レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利雨
第四百三十三願我來世入二涅槃
【後飢饉
妙華願〕劫時従二舎利珠
一雨二種種花諸雑妙華
一遍二
満虚空一諸天見レ之憶二念善根
一來二下娑婆一
教二化衆生一令レ住二十善一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利出
第四百三十四願我來世入二涅槃一後飢饉
妙音聲
劫時従二舎利珠
一出妙音聲甚可菖愛樂一説二
願〕
諸法門八万四千甚深正教一諸天聞レ之皆離二
煩惱一於二三乘中一各得二不退轉一若不レ爾者
不レ成二正覺一
〔舎利出
第四百三十五願我來世入二涅槃一後飢饉劫
諸珍費
時従二舎利珠一出二諸珍寳一如レ雨而下満二娑婆
願凵
界一廣作二佛事一IiE-ii盆衆生一若不レ爾者不レ成二
正覺一
〔舎利出
第四百三十六願我來世入二涅槃一後飢饉
百味願〕劫時従二舎利珠
一出二諸百味甘露一飲食充二
満鉢器一如レ雨而下周二遍國境一飢饉衆生競
取食已身色珠妙戒口圓満
一切皆如二第
二天身一飢饉劫名自然不レ聞皆修二十善 慈
心布施住二不退地一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利世
第四百三十七願我來世入二涅槃一後飢饉
界安穩
劫時従二舎利珠一雨二珍寳一故世界安穏上
願〕
下和合無二諸災難一亦無二悪毒一衆生歓喜
修二十善道一壽命増長於三二乘中一各得二
不退地一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利令
第四百三十八願我來世入二涅槃一後飢饉
入佛道
劫時願我舎利如レ是方便利二盆衆生
一不レ遺二
願〕
一衆生一令レ入二佛道一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利作
第四百三十九願我來世入二涅槃一後飢饉
大利盆
劫時願我舎利作二大利盆一敏二化衆生一已而
願〕
不二散滅一還没二於地一至二本住處金剛輪際一
若不レ爾者不レ成二正覺一
已上二十六願經文雖レ不二分明一勘前
後分立之
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
〔舎利廣
第四百四十願我來世入二涅槃
一後願我舎
盆願〕
利大賢劫中作二大利盆一調二伏無量無邊
衆生一於二三乘中一得二不退轉
一若不レ爾者不レ成二
正覺一
〔舎利久
第四百十
一願我來世入二涅槃
一後願我舎利
住願〕
如レ是當卞於二如五佛世界微塵
數等大劫之
中一調中伏無量無邊衆生上令下於二三乘一得中不退
轉上若不レ爾者不レ成二正覺一
〔皆得成
第四百四十二願我來世修二菩薩道一時所
佛願〕
レ可二教化一發二菩提心一令レ住六波羅蜜之衆生満千
恒河沙等阿僣祗劫一後於二十方無量無邊
阿僭祗世界一皆得二成佛蝉若不レ爾者不レ成二正
覺一
〔令安住
第四百四十三願我未來修二菩薩道一時教二
勝果願〕化衆生一満二千恒河沙等阿僭祗劫一後於二十
方世界一得二成佛[已各於二衆会中一當稱二我名
字一而説讃歎過去久遠有レ劫名二賢劫
一初
入劫時第四有佛名二釋迦牟尼
一世尊未二
五九
佛教大學大學院研究紀要第七號
成佛一前名二大悲菩薩一修二菩薩道一時勸二化
我等一初發二阿耨多羅三藐三菩提心一我等
爾時焼二滅善心一集二不善根[作二五逆罪一乃至
邪見彼大悲菩薩勸二化我等
一令レ住二六波羅
蜜一日是今日得二無上果一轉二正法轉一令三一切衆
生離二生死苦
一安二住勝果
説
二其本縁一稱二我
名字一讃二歎功徳一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔擧後因
第四百四十四願我未來修二菩薩道一時教二
縁願〕
化衆生 於二十方界一成二正覺一已読二我名字一讃二
我功徳一時其會菩薩天人大衆聞二此事一
已各問二於佛一彼大悲菩薩見我何義利
於二重五濁世
一修二菩薩道一於二悪世中一得二成
正覺【是諸尊世師便向下是求二菩薩道一善
男子善女人上諡卞我往昔所成大悲初發二菩
提心一荘二嚴世界一及妙善願本起因縁上諸人聞
已其心驚愕歎二未曽有一尋發二妙願一於二諸衆
生一生二大悲心一如レ我無異發二大願一彼佛世尊以レ
是諸人成二就大悲㎝於二五濁世一發二諸善願一随該其
六〇
所求一而與二授記一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔令得成
第四百四十五願我未來成二正覺一己所レ可二敏
正覺願〕化一發二菩提心一令レ住二六被羅蜜一之衆生満二千
恒河沙等阿僭祗劫一後於二十
方無量無邊
阿僭祗世界一皆令レ得昌成正覺
一若不レ爾者不レ成二
正覺一
〔説其本
第四百四十六願我未來成二正覺一已所化衆
縁願〕
生満二千恒河沙等阿僣祗劫一後於二十方世
界一得二成道一己各於二衆會中
一當稱二我名字一
而読讃歎過去久遠有レ劫名二賢劫
一初入
劫時第四有レ佛名二釋迦牟尼世尊
一勸二化我
等一初發二道心一我等爾時焼二滅善根一作二五逆
罪一乃至邪見彼釋迦尊勸二化我等
一令レ住二
六波羅蜜
一因レ是今日得二無上果一轉二正法輪一令三
一切衆生離二生死苦一安二住勝果一彼佛世尊
是故大師詭二其本縁
一稱二我名宇
一讃二歎功
徳一利二盆衆生一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔隨求授
第四百四十七願我未來成二正覺
一已所化
記願〕
衆生於二十方界一成二正覺一巳説二我名字一讃二我
功徳一時其會菩薩天人大衆聞二此事一己各
問二於佛
【彼釋迦尊見二何義利
一重五濁
世得二成正覺
一是諸世尊郎便向二是菩薩
大會
一読下我往昔所成大悲初發二菩提心一荘
嚴世界上及妙善願随二其所求一而與二授記一若不
レ爾者不レ成二正覺一
〔舎利遠
第四百四十八願我未來成二正覺一已入二涅槃一
盆願〕
後舎利變化所化衆生不レ遺
一人一留二生死一者過二
千恒河沙等阿僣祗劫一後於二十方無量無
邊阿僣祗世界一令レ得二正覺一若不レ爾者不レ成正覺
〔舎利大
第四百四十九願我未來成二正覺一已入二涅槃一後舎
師願〕
利住二世所化衆生一於二十方世界一成二正覺一已各於
衆会中一當稱二我名字一而作二是言一過去久遠有レ
佛名二釋迦尊一彼佛入二涅槃一後刀兵疾疫飢
饉劫起我等爾時於二其劫中一受二諸苦惱一是
佛舎利爲二我等一故作一種
種神足師子遊
戯一是故我等因二彼佛舎利教化力一故印發二
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
菩提心一修二集善根一今日得レ成二正覺一轉二妙法
輪一教二化衆生一彼佛舎利是我
大師読二其本
縁一稱二我名宇一讃二歎功徳一利
二盆衆生一若不レ爾者
不レ成二正覺一
〔舉後利
第四百五十願我未來成二正覺
一已入二涅槃
一後
盆願〕
舎利變所ご化功徳一及稱二我名
一讃二功徳
一時其會
衆生於二十万界一得二成佛一已読二我舎利變化一
菩薩天人大衆聞二此事一已各問昌於佛一彼釋
迦尊見二何義利一於二重五濁世
一得二成正覺}
入滅已後所有舎利久住二世間
一大作二佛事一是
諸世尊各便向二是菩薩大會一読二我住昔
所成大悲乃至舎利變化功徳本起因縁一
諸人聞己其心驚愕嘆二未曽有
一尋發二妙
願一於二諸衆生一起二大悲心一如レ我無レ異彼佛世尊
以レ是諸人成二就大悲一於二五濁世
一發二諸善願一随
二其所求一而與二而授ulna1若不レ爾者不レ成二正覺一
〔第四項、重願レ濟二度獄苦
一〕
六
一
佛教大學大麟院研究紀要第七號
〔諸願不
第四百五十
一願我今於二佛前一發二大誓願一若
滿誓〕
我所願不レ成不レ得二己利一者我則不卞於二未來賢劫
重五濁悪世一乃至成二就所願一作申佛事上我今
則捨二菩提心一亦不レ願卞於二他方淨妙殊勝土
中一成申無上道上不卞以二是善根一成申阿耨菩提上
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔重誓不
第四百五十二願今於二佛前一發二大誓願一若
滿願〕
我所願不レ成不レ得二己利一者我則不於未來賢劫重
五濁世一得レ成二正覺一教中化衆生上者我今則捨二大
菩提心一亦不レ願二求辟支佛果一亦復不レ願二作聲
聞乘自乘之樂一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔捨自利
第四百五十三願我今於二佛前一發二大誓願一
他願〕
依二此大悲一不卞於二未來五濁悪世一得二成正覺一
教中化衆生上者我今則捨二大菩提心[乃至不レ求三天
王人王貪二樂五欲一不レ求二乾達婆王等
一切
諸王樂一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔結縁地
第四百五十四願我今於二佛前一發二大誓願一若
獄願〕
我善根成就得二己利一者我之所有布施
六二
持戒多聞思惟悉當二成就一以二是果報所有
功徳一皆爲廻二向地獄
一切衆生一若不レ爾者不
レ成二正覺一
〔出阿鼻
第四百五十五願我今於二佛前
一發二大誓
地獄生
願一若我善根成就得二己利一者我之所有
人天願〕布施持戒多聞等善根悉皆廻二向阿鼻
地獄
一切衆生一若有二衆生一堕二阿鼻地獄一以二
是善根一當ン抜二濟之一令レ生昌人天中一聞二佛
諡法一郎得二開解一成二阿羅漢
一速入二涅槃一
是諸衆生若業報未レ盡我當捨レ壽入二
阿鼻地獄一代受二苦惱一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔入阿鼻
第四百五十六願我今於二佛前
一發二大誓願一
地獄代
若我善根成就得二己利一者願念二我身
一數如二
受苦願〕
一佛世界微塵一一一身如二須彌山等一是
一一
身入二阿鼻地獄一覺二諸苦樂一如二我今身所
覺苦樂二
一身受下如二今佛世界微塵數
等一種種重苦惱之報上代二諸衆生一受二如レ是苦一若
不レ爾者不レ成二正覺一
戸處地獄
第四百五十七願我今於二佛前一發二大誓願一
代受苦
若我善根成就得二己利一者願如=今佛世
願冒
界微塵數等一十方諸佛世界所有衆生
作二五逆悪一起二不善業一乃至當レ堕二阿鼻地
獄【經卞過如三
佛世界微塵
一等大劫上受二大苦
惱一者我當下爲昌是
一切衆生
一久處二於阿鼻地
獄一代受申諸苦上令レ不レ堕二地獄一値二遭諸佛一出二
於生死一入二涅槃城一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔出大燒
第四百五十八願我今於二佛前一發二大誓願一
熱地獄
若我善根成就得二己利一者我之所有布施
失
天
簔
多聞簔
・馨
廻・向大焼熱地獄燿
靨
蘿
熱
一切衆生
薯
・衆生
堕一大焼
熱地獄[以二是善根一當レ抜二濟之一今生二人天中一
聞二佛読法一於二三乘中一得二不退轉一速入二涅槃一
是諸衆生若業未レ盡我當捨レ壽入二火焼
熱地獄一代受二苦惱
一令レ證二佛果一若不レ爾者不レ
成二正覺一
〔入大焼
第四百五十九願我今於二佛前一發二大誓
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
熱地獄
願一若我菩提成就得二己利一者願今我身
代受苦
數如二一佛世界微塵
=
身一如二須彌山等一是
願〕
一一身入二大焼熱地獄一覺二諸苦樂一如二我今
身所覺苦樂
一=
身受二如今佛世界微
塵數等種種二里悪苦惱之報
一代二諸衆生一
受二如レ是苦
一令レ證二菩提一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔出燒熱
第四百六十願我今於二佛前一發二大誓願一若
地獄生
我善根成就得二己利一者我之所有布施
人天願〕持戒多聞等善悉皆廻昌向焼熱地獄
一切
衆生
一若有二衆生一堕二焼熱地獄
一者以二是善根一
當抜濟之令レ生菖人天中一聞二佛読法
一於二三乘
中
一得二不退轉一是諸衆生若業未レ盡我
當捨レ壽入二焼熱地獄
一代受二苦惱
一令レ證弖佛
果
一若不レ爾者不レ成昌正覺一
〔入嶢熱
第四百六十
一願我今於二佛前
一發二大誓願一若
地獄代
我善根成就得二己利一者願令二我身一數如二一
受苦願〕佛世界微塵
二
一身如二須彌山等
一是
一一
身入二焼熱地獄一覺二諸苦樂一如レ我今身所
六三
佛教大學大學院研究紀要第七號
覺苦樂
一一身受二如今佛世界微塵數
等種種悪苦惱之報一代二諸衆生一受二如レ是苦
【
令レ證二佛果一若不レ爾者不レ成二正覺一
(出大廬
第四百六十二願我今於二佛前二發二大誓願一
猫地獄
若我善根成就得二己利一者我之所有布施
生人天
持戒多聞等善悉皆廻二向大盧猫地獄
一
願〕
切衆生一若有二衆生一堕二大盧猫地獄一以二是善根一
當抜二濟之
一令ン生二人天中一聞二佛説法一於二三乘
中一得二不退轉一是諸衆生若業未レ盡我當
捨レ壽入二大盧猫地獄一代受二苦惱一令ン證二佛果
一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔入大廬
第四百六十三我願今於二佛前
旧發二大誓願
一
猫地獄
若我善根成就得二己利
一者願令二我身
一數
代受苦
如一二
佛世界微塵
二
一身如二須彌山等
一是
願〕
一一身入二大盧猫地獄
一覺二諸苦樂
一如二我今
身所レ覺苦樂
二
一身受二如レ是今佛世界微
塵數等種種重悪苦惱之報一代二諸衆生一
受二如レ是苦一令レ證二佛果
一若不レ爾者不レ成二正覺一
六四
〔出廬猫
第四百六十四願我今於二佛前
一發二大誓願一
地獄生
若我善根成就得二己利一者我之所有布施持戒
人天願〕多聞等善悉皆廻二向盧猫地獄
一切衆生一
若有二衆生一堕二盧猫地獄一以二是善根一當レ抜二濟
之
一令レ生臨人天中一聞二佛説法
一於二三乘中一得二不
退轉一是諸衆生若業未レ盡我當捨レ壽入二
盧猫地獄
一代受二苦惱一令レ證二佛果一若不レ爾者
不レ成二正覺一
〔入廬猫
第四百六十五願我今於二佛前
一發二大誓願一
地獄代
若我善根成就得二己利一者願令二我身一數如一二
受苦願〕佛世界微塵二
一身如二須彌山等一是
一一身入二
盧猫地獄
一覺二諸苦樂
{如レ我今身
所覺苦樂
一一身受二如今佛世界微塵
數等種種重悪苦惱之報
一代二諸衆生
一受二
如レ是苦
一令レ證二佛果一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔出衆合
第四百六十六願我今於二佛前
一發二大誓願一若
地獄生
我善根成就得二己利一者我之所有布施
人天願凵持戒多聞等善根悉皆廻二向衆合地獄
一
切衆生
一若有二衆生一堕二衆合地獄
一以二是善根
一
當抜濟之令レ生二人天中
一聞二佛説法
一於二三乘中
一
各不二退轉一是諸衆生若業未レ盡我當捨レ壽
入二衆合地獄一代受二苦惱冖令レ證二菩提
一若不レ爾者
不レ成i1正覺
一
〔入衆合
第四百六十七願我今於二佛前一發二大誓願[
地獄代
若我善根成就得二己利一者願令二我身
一數如一二
受苦願〕佛世界微塵數二
一身如二須彌山等一是
一一
身入二衆合地獄一受二如
一佛世界微塵等苦
一代二
諸衆生一受二如是苦一令レ證昌菩提一若不レ爾者不レ
成二正覺一
〔出黒繩
第四百六十八願我今於二佛前一発二大誓願一若
地獄生
我善根成就得二己利一者我之所有布施
人天願〕持戒多聞等善悉皆廻二向黒縄地獄
一切
衆生一若有二衆生一堕二黒縄地獄一以二是善根一當
抜濟之令レ生二人天中一聞二佛設法一於二三乘中一得二
不退轉一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔入黒繩
第四百六十九願我今於二佛前
一發二大誓願一
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
地獄代
若我善根成就得二己利一者願令
二我身一如一二
受苦願〕佛世界微塵二
一身如二須彌山等一入二黒縄
地獄一住如二佛世界微塵劫
一受二如
一佛世界微
塵數等苦一代二諸衆生一受二如是苦
一令レ證二菩
提一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔出等活
第四百七十願我今於二佛前一發二大誓願一
地獄生
若我善根成就得二己利[者我之所有布施
人天願〕等善悉皆廻二向等活地獄
一切衆生一以二是善
根
一当レ抜二濟之一令レ生二人天中
一得二不退轉一若不レ
爾者不レ成昌正覺一
〔入等活
第四百七十
一願我今於二佛前
一發二大誓願一
地獄代
若我善根成就得二己利一者願令二我身一數
受苦願〕如一二
佛世界微塵數
一一身一如二須彌山等一入二
等活地獄一逕二微塵數劫一受二如
一佛世界微
塵數苦
一代二諸衆生
一受二如是苦
一令レ證二菩提一若不
爾者不レ成二正覺噴
〔出八寒
第四百七十二願我今於二佛前
一發二大誓願一
等地獄
若我善根成就得二己利一者我之所有布施
六五
佛教大學大學院研究紀要第七號
生人天
等善悉皆廻二向八寒等
一切地獄受苦衆生一
願〕
以二是善根一當レ抜ユ濟之一生二人天中一聞二佛諡法一
於二三乘中一各不二退轉一是諸衆生若業未レ盡
我當捨レ壽入二諸地獄
一徑二無量劫
一代二諸衆生
一
受レ苦令レ證二菩提一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔出畜生
第四百七十三願我今於二佛前一發二大誓願一若
生人天
成二就我善根一得二己利一我之所有布施等善悉
願〕
皆廻呂向畜生
一切衆生一以二是善根一當レ抜皇濟之
一
令レ生嵩人天中一聞二佛読法
一於二三乘中
}得二不退
轉一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔入畜生
第四百七十四願我今於二佛前一發二大誓願一
道代受
若我善根成就得二己利一者願令二我身一數
苦願〕
如二一佛世界微塵
=
身一如二須彌山等一入二
畜生道一逕二微塵數劫
}代二諸畜生
一受二殘害等
無量苦惱
一令レ證二菩提一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔出鬼類
第四百七十五願我今於二佛前一發二大誓願一
生人天
若我善根成就得二己利一者我之所有布施
願〕
持戒多聞等善悉皆廻二向餓鬼貧窮夜
六六
叉拘槃荼眦舎遮等
一切鬼類
一以二是善根一當
抜二濟之
一令レ生二人天中一聞二佛読法一令レ證二善根一
若不レ爾者不レ成二正覺一
〔入餓鬼
第四百七十六願我今於二佛前
一發二大誓願一若
界代受
我善根成就得二己利一者願令二我身
一數如一二
苦願凵
佛世界微塵數
一一身一如二須彌山等一餓鬼
界徑二無量劫一代二諸餓鬼一受
二餓鬼等無量苦
惱一令レ證二菩提
一若不レ爾者不レ成菖正覺一
〔出阿修
第四百七十七願我今於二佛前一發二大誓願
一
羅生人
若我善根成就得二己利
}者我之所有布施
天願凵
持戒多聞等善根悉皆廻二向阿修羅迦楼
羅等一當レ抜一一濟之
一令レ生二人天一聞二佛読一得二不
退轉一若不レ爾者不レ成昌正覺
一
〔入惡趣
第四百七十八願我今佛於レ前發二大誓願一
代受苦
若我善根成就得二己利一者願令レ如二我身一
願〕
數如三
佛世界微塵
一一身一如二須彌山等
一
修羅等悪趣境界徑二微塵數劫
一代二諸衆生
一
受二闘諍熱惱等苦一令レ證二菩提一若不レ爾者
不レ成二正覺一
己上二十五大願經文之我之所有布施持戒
等善皆爲二地獄
一切衆生一堕二阿鼻地獄一以是
善根當レ抜二濟之一乃至阿修羅迦楼羅等皆
亦如レ是以安次第分立之
〔人界證
第四百七十九願我今於二佛前
一發二大誓願
一
菩提願〕若我善根成就得二己利一者我之所有布施
等善悉皆廻二向
一切人界衆生一以二是善根一
我當レ抜二濟之一聞二佛説法
一令レ證二菩提一若不レ
爾者不レ成二正覺一
〔生人界
第四百八十願我今於二佛前一發二大誓願一若
代受苦
我善根成就得二己利一者如三
佛微塵等十方
願〕
世界所有衆生
一悪業成就必當受レ報生二於人
中一聾盲痞痘無二手脚一心亂失念食二瞰不
淨一願如令二我身一數如二一佛世界微塵
一一身一
如二須彌山等一生二人界中一徑二無量劫一代二諸衆
生一受二盲聾等無量諸苦一令レ證二菩提一若不レ
爾者不レ成二正覺一
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
〔諸天得
第四百八十
一願我今於二佛前
一發二大誓願一
不退轉
若我善根成就得二己利一者我之所有布施
願〕
等善悉皆廻二向十方世界
一切諸天一以二是善
根一當レ抜二濟之
一各於二娯樂一生二厭離心一聞佛読法
於二三乘中一得二不退轉一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔第五項、現前乞二顯證明一〕
〔請諸佛
第四百八十二願我今於二佛前
一發二大誓願一
證明願〕若我善根成就逮二得己利
一成二阿耨多羅
三藐三菩提一如二上所願一者十方無量無邊
阿僭祗世界住在在處處現在諸佛爲衆生読
法悉當爲レ我作レ證亦是諸佛之所二知見
世
尊唯願今者與二阿耨菩提記
一若不レ爾者不レ
成二正覺一
〔大會感
第四百八十三願我今於二佛前
一發二大誓願
一若
涙願〕
我善根成就逮二得己利一成二無上覺
一者今此
大衆及諸天龍阿修羅等若處二地上虚空一
唯除二如來
一其餘
一切皆當卞涕泣悉於二我前榊
六七
佛教大學大學院研究紀要第七號
頭面作ン礼讃言上善哉善哉大悲成就無二能
及一也得念甚深爲二諸衆生一是深願汝今
所作不レ由二他教
一以二専心大悲一覆二護
一切一攝二取
五逆諸不善人一汝之善願我今悉知汝初
發二阿耨菩提心一時已爲二衆生一作二大良薬一爲
作二歸依擁護舎宅一爲レ令三衆生得二解脱一故
作二是誓願一若不レ爾者不レ成二正覺一
已上二願寳海梵志於二佛前一乞其顕證明如
所願相叶可見經文已上第七卷有三百七十願
悲華經第八卷
〔第六項、願二末來現盆一〕
〔受者無
第四百八十四願我今於二佛前一發二大誓願一
損誓〕
世尊我於二無量無邊百千万億阿僭祗劫
在在生處爲二菩薩
一時有二諸乞士
一在二我前一住
若求二飲食一或以昌軟語一或以二悪言一或輕毀讐或
眞實言世尊世我於爾時乃至不レ生二一念
悪心一若生二瞋恚一如二弾指頃一以二施因縁一求二将來
六八
報一者我郎欺二誑十方三世無量無邊阿僭
祗現在諸佛一於未來世亦當必定不レ成二阿
耨菩提一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔歡喜布
第四百八十五願我今於二佛前
【發二大誓
施誓〕
願一我行二布施
一時以二歓喜心
一施二於乞者一願令卞
受者無二諸損盆一諸善根亦無申留難乃至
一
毫上若我令三彼受者有一二
毫損
盆善根
留難一者則爲レ欺二誑十方世界
現在諸佛
一
若誑レ佛者則當三必堕二阿鼻地獄
一若不レ爾者
不レ成二正覺一
〔布施不
第四百八十六願我今於二佛前
【發二大誓願
一
求果願〕我行二布施
一時若彼乞者或以二軟語或麁
悪言或輕毀
讐或眞實語一求二索如ン是頭
目髄惱一世尊若我是時心不二歓喜一乃至生二
一念瞋恚一以二此施縁一求二果報一者則爲ン欺二誑十
方世界現在諸佛一必定堕呂
於阿鼻地獄一若不レ爾者不レ成
二正覺一
〔禁戒不
第四百八十七願我今於二佛前
一發二大誓願
一
犯誓〕
我於二無量無邊百千万億阿僭祗劫在在
生處一爲二菩薩一時持二諸禁戒一不レ犯二微塵一持二
禁戒一若有人來或麁悪言或輕毀砦我於二是
人一不レ生一二
念悪心【乃至以二持戒因縁一求将來報
者則爲レ欺二誑十方世界現在諸佛一若誑二
諸佛一者必當レ堕二阿鼻地獄
一若不レ爾者不レ成正覺
〔忍辱不
第四百八十八願我今於二佛前一發二大誓
退誓〕
願一我於二無量無邊阿僭祗劫在在生處一
爲二菩薩一時修二忍辱行一不レ生異心一堅固不退
若有人來或復罵詈或復打擲刮二截身
体一或致二命終一我於二是人一不レ生二一念悪心一返
爲二利盆一乃至以二忍辱因縁一求二将來報一者則爲レ
欺二誑十方世界現在諸佛一若誑二諸佛一者必
當レ堕二阿鼻地獄一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔精進無
第四百八十九願我今佛前發二大誓願一我於二
退誓冒
無量無邊阿僭祗劫在在生處一為二菩薩一
時
一心精進勤二求佛道一經二無量劫一無二一念
退一以二是善根精進一求レ報者則爲レ欺二誑十
佛教大學大學院研究紀要第七號
万世界現在諸佛一若誑二諸佛
一者必當レ堕二阿
堕鼻地獄一若不レ爾者不レ成二正覺一
〔禪定不
第四百九十願我今於二佛前一發二大誓願一
動轉誓〕我於二無量無邊阿僭祗劫
一在在生處一爲二
菩薩一時攝二諸散亂一修二諸禪定一於二無量劫一
心不二動轉一修二諸佛道一以二是因縁一求将來報
者則爲レ欺一誑
十方世界現在諸佛一若誑
レ佛者必當レ堕二阿鼻地獄一若
不レ爾者不レ成二
正覺一
〔般若不
第四百九十
一願我今於二佛前
一發二大誓願一
生分別
我於二無量無邊阿僭祗劫在在生處
一爲二菩
誓〕
薩一時修二般若波羅密一於二一切法一不レ生二分別一
能相所相著時
一切皆空以二巧妙智微妙方
便一歴二諸境界一修二無相行一以二是般若善根因
縁一求呂将來報一者則爲レ欺二誑十方世界現
在諸佛一若誑レ佛者必當レ堕二阿鼻地獄一若不レ爾
者不一成二正覺一
〔布施無
第四百九十二願我今於二佛前
一發二大誓
六九
佛教大學大學院研究紀要第七號
縁誓凵
願一若未來之世無量無邊百千万億阿
僣祗劫如レ是衆生來二至我所一受二我所レ施
頭目髄脳乃至飲食一如二一毛分一已我阿耨
菩提已若不レ脱二生死一不レ得レ授二記於三乘}
者我則欺二誑十方世界無量無邊現在
諸佛一必定不レ成二阿耨菩提
一
〔小善菩
第四百九十三願我今於二佛前一發二大誓
提誓凵
願一我今所願行二菩薩道一時若有二衆生一我要
常勸化令三安止住二於檀波羅密乃至般若
波羅密一乃至勸化令レ住二如
一毛端善根一乃
至成二阿耨菩提一若不安止乃至
一衆生於二
三乘中一令二不退轉一者則爲レ欺二誑十方世界
無量無邊阿僭祗等現在諸佛一必定不
レ成昌阿耨菩提一
〔弟孑袈
第四百九十四願我今於二佛前一發二大誓願一
裟誓〕
世尊我成佛時若有二衆生一入二我法中一出
家著二袈裟一者或犯二重戒一或行二邪見一若於二三寳一
輕毀不信集二諸重罪一如レ是衆生乃至
一
七〇
人不下於二三乘一得上レ受二記別
一而退轉者則爲レ欺二誑
十方世界現在諸佛一時若衆生必定不レ成二阿
耨菩提一
〔四衆尊
第四百九十五願我今於二佛前
【發二大誓願一
重三寳
願一我未來成佛時有二丘比丘尼優婆塞
誓〕
優婆夷一若於二我佛法中一生二一念恭敬心一
尊二重世尊或於法僭
一世尊如レ是衆生
乃至
一人不卞於二三乘一得上レ受
二記別一而退轉
者則爲レ欺二誑十方現在諸佛
」必定不レ成二阿
耨菩提一
〔異類貴
第四百九十六願我今於二佛前
一發二大誓願一
袈裟願〕我未來成佛時諸天龍鬼榊人及非人若
能於下此著二袈裟一者上恭敬供養尊重讃
歎如レ是衆生乃至
一人不下於二三乘一得上レ受二記
別一而退轉者則爲レ欺二誑十方世界現在諸
佛一必定不レ成二阿耨菩提一
〔異類見
第四百九十七願我今於二佛前
一發二大誓
袈娑願〕願一我未來成佛時諸天龍鬼榊入及非
入若得レ見二此袈裟少分一如レ是衆生乃至
一
人不卞於二三乘一得上レ受二記別一而退轉者爲レ欺二誑
十方世界現在諸佛一必定不レ成二阿耨菩提一
〔袈娑濟
第四百九十八願我今於二佛前一發二大誓願
一
飢願〕
我未來成佛時若有二衆生
一爲二飢渇
㎝所逼
若貧窮禪下賤諸人乃至餓鬼衆生
若得二袈裟少分乃至四寸
一其人郎得二飲
食充足一随二其所願一疾得二成就一乃至不・得二不
退轉一者則爲レ欺二誑十方世界現在諸佛
一必
定不レ成二阿耨菩提一
〔袈裟脱
第四百九十九願我今於二佛前
一發二大誓願一我
危願凵
未來成佛時若有二衆生
一共相違反起怨賊
展轉闘諍若諸天龍鬼祚乾闥婆阿
修羅迦楼羅緊那羅摩喉羅伽拘辨荼
眦舎遮人及非人共闘諍時念二此袈裟
一尋生二
悲心柔軟之心無怨賊心寂滅之心調伏善心一
乃至不レ得二不退轉
一者則爲三欺二誑十方世界
現在諸佛
一必定不レ成二阿耨菩提一
『釋迦如來五百大願經』の研究
(成田)
〔袈裟脱
第五百願我今於二佛前一發二大誓願一我未
兵誓〕
來成佛時若有レ人若在二兵甲闘訟斷事之中一持二
此袈裟小分一至二此輩中一爲二自護一故供養恭
敬尊重是諸人等無二能侵毀觸
磽輕弄一常
得レ勝レ他離二此諸難一世尊若我袈裟不レ能三
成二就如レ是功徳一者則爲レ欺二誑十方世界現在
諸佛一未來不レ應レ成二阿耨多羅三藐三菩
提一
已上第八卷有十七願
釋迦五百大願
卷下
嘉禎三年従三月廿二日始御舎利御前毎字香花
供養以
一字
一礼儀刺血和墨同五月廿六日午時許
書寫畢心中本願應有佛智也
比丘尼
明行
上下書寫日數五十日也
一校了
七一
