新庄 ёもん倶楽 - fine-country.comfine-country.com/eemon3.pdf · ちゅごく田舎暮らし交流クラブ地域発見プロジェクト oh！ёmon com. vol. 330 岡山県新庄村中部地区

ちゅごく田舎暮らし交流クラブ

地域発見プロジェクト　Oh！ёMON　 COM. VOL.　330 岡山県新庄村中部地区　特集

　　のどかな新庄平野の奥座に縮図のような盆地大原地区がある。村内二十三地区でも大の字がつくのは二ヶ所、村の南端「大所」地区、と村のおへそに位置するここ「大原」地区である。また、名勝「不動滝」を背にする山間「滝の尻地区」を紹介しよう。　文字どうり大きい原（水田）耕地が広がる小盆地の大原と、隣接の滝の尻は新庄富士「笠杖山」の麓地区で昔から兄弟づきあいの仲である、両地区合わせても、今はわずか十軒あまりの小さな集落だが原風景と、かろうじてむかし風情の残るのどかな里でもある。新庄宿　がいせん桜

この地区を基点に村内観光はもちろんのこと、あなたのスケジュールに沿ったプランが描けます。休憩だけでも、シャレたお庭のにわか喫茶で、コーヒータイム、隠れ観光は、　　新庄村へのアクセスあなたが見つけるお楽しみです。　何気ないところに懐かしい、思い出の何かがそれとないふれあいに、心温まる会話が、心がちょっとした不思議が、深い意味や、いわれにと展開することに．．．まずは、来てみて、ふれて、聞いて、話して、

　　　　　囲炉裏茶屋体験型余暇消化が気持ちや体のリフレッシュに、(永島邸) 新しい形の旅発見、あなたのふるさとを見つけて

見ませんか？

　　　　新庄村の中部地区

大原地区

キンサイ坊

「ёもん長屋」と「ご縁風呂」

庭花（にわか）喫茶 ёもん長屋

新庄 ёもん倶楽部

家号のある地区　大　原肩を寄合う小集落滝の尻

探検・発見ものがたりの旅

　　春　　　　　夏　　　　　秋　　　　　冬

歓迎　welle　Come　歓迎

GOTVAC 発行　新庄eeMONクラブ　　山口周治


地域発見プロジェクト　Oh！ёMON　 COM. VOL.　330 岡山県新庄村中部地区　特集

　ジー　　ドーラン

OH !! Ёmon大原・滝の尻　　地区　へ　ё

見どころ　いっぱい

家号のある地区　大　原肩を寄合う小集落滝の尻

探検・発見ものがたりの旅新庄 ёもん倶楽

部



地域発見プロジェクト　Oh！ёMON　 COM. VOL.　230 岡山県新庄村大原地区　特集

　　のどかな新庄平野の奥座に縮図のような盆地大原地区がある。村内二十三地区でも大の字がつくのは二ヶ所、村の南端「大所」地区、と村のおへそに位置するここ「大原」地区である。文字どうり大きい原（水田）が特徴です。　耕地が広がり周辺は山が囲む小盆地の地形で集落は東北部山裾と縦断する道沿いに点在する、今はわずか十軒あまりの小さな地区だが原風景の残る、またかろうじてむかし風情の残るのどかな里でもある。庭花（にわか）喫茶

この地区を基点に村内観光はもちろんのこと、あなたのスケジュールに沿ったプランが描けます。休憩だけでも、シャレたお庭のにわか喫茶で、コーヒータイム、隠れ観光は、　　新庄村へのアクセスあなたが見つけるお楽しみです。　何気ないところに懐かしい、思い出の何かがそれとないふれあいに、心温まる会話が、心がちょっとした不思議が、深い意味や、いわれにと展開することに．．．まずは、来てみて、ふれて、聞いて、話して、

　　　　　囲炉裏茶屋体験型余暇消化が気持ちや体のリフレッシュに、(永島邸) 新しい形の旅発見、あなたのふるさとを見つけて

見ませんか？

　　　　新庄村のおへそ大原地区

キンサイ坊

「eeMON長屋」と「ご縁風呂」

新庄宿　がいせん桜

家号のある地区　大原は小観光の穴場で楽しいﾖ


　春　　　　　　夏　　　　　秋　　　　　冬

歓迎　welle　Come　歓迎






昭和30年頃の定期バス

OH !! BARA大原地区ええMONクラブへ

家号のある地区　大原は小観光の穴場で楽しいﾖ


見どころ　いっぱい






　　のどかな新庄平野の奥座に縮図のような盆地大原地区がある。村内二十三地区でも大の字がつくのは二ヶ所、村の南端「大所」地区、と村のおへそに位置するここ「大原」地区である。文字どうり大きい原（水田）が特徴です。　耕地が広がり周辺は山が囲む小盆地の地形で集落は東北部山裾と縦断する道沿いに点在する、今はわずか十軒あまりの小さな地区だが原風景の残る、またかろうじてむかし風情の残るのどかな里でもある。

庭で放し飼いの烏骨鶏　　　　新庄村のおへそ大原地区

　若者、子供のめっきり少なくなった典型的な地でありながら、脈々と営まれる生活とともにその自然風景も少しづつ変化しているが、心いやす不思議力も潜在している。水田耕作が減少の一途の中で休耕田が目立ちかけているものの、生活必需の作物は、まだまだ健在で、家の周りの畑作には今日

芋ほりは、子供たちの大人気も見事な野菜が緑いっぱい育っている。

春夏秋冬四季がある、里の　　　　生活はいつも旬。遊びの場所も　　　　山、畑、たんぼ、川など自由自在。　　　　自然がフィールド、自然が絵の具

自然がキャンバス大人達にも楽しい。

アイガモ進水式懐かしく、思い出が寒さなんてへっちゃら今にも目の前に飛び出してきそうな

　　音楽発表会そんな風情がいたるところに．．．．見つけ出すのはあなた、あなた自身!!

　　　　　秋季運動会

家号のある地区　大原は産業や技術の中心だった

生活風情とまつりごとの文

　春　　　　　　　　夏　　　　　　　　秋　　　　　　　　冬






松江藩重役行列図新庄村教育委員会　所蔵

新庄平野の真ん中に郷社新庄神社昭和30年代がいせん桜まつり新庄宿場通り

　　そもそも新庄村の由来から始まる。神代の頃から隣接の旧美甘村と新庄村は一体を　　「鴨の郷」といわれていた。その云われは別の機会として、現在の新庄浦手地区に　　宮座山（ﾐﾔｸﾞﾗ）という山があり、実はここに神が降りてこられたという．．．この神を祭ってあるのが「御鴨神社」といい、現在の県社である。　また詳細は分からないが、室町時代の記録が残る寺が「普陀寺」と言い、今では苔むした宝篋印塔だけを残して、地区の入口に、そのどちらもが鎮座している。地区内には荒神神社があり四社が奉られている。他にも神々や佛が奉られている。　荒神神社：荒神境内にあり春秋祭り　大山神社：荒神境内にあり春秋祭り　若竹神社：荒神境内にあり春秋祭り　笠森神社：荒神境内にあり春秋祭り　愛宕神社：地区を見下ろす小高い処にあり火の神夏祭り　お日待ち：地区内在住人牛馬などの安全健康祈願新春正月　楠木神社：大根屋裏にあり　お大師様：集落群尻にあり　馬頭観音：牧場内にあったが集落群北に移転したもの更に、村の忠魂碑も地区内の普陀寺公園に奉られていてそれぞれ祭日に祭事が行われている。古くからの慣わしに従い、粛々と行われる祭事は道具、役割、段取りなど、なかなか興味深い。いづれにせよ考え方一つと言うが、この地区的に見てみると、周辺を囲んでそれぞれに神仏があって地区を守っていると考えるには、短絡的で、浅はかだろうか？それともロマン的だろうか？。

　不動滝笠杖山▲

神庭谷

馬頭観音

大原荒神神社

　　普陀寺　千本観音

　　　御鴨神社宮座山▲ 神官とともに地区の安全を祈願大原荒神神社の手水鉢　　　　大原愛宕神社

荒神神社　　　　大師堂

大原地区

　　　　　普陀寺


生活風情とまつりごとの文

地区の入口魔除けお札

地区の南入口に御鴨神社と普陀寺がある。






新庄富士「笠杖山」のふもとに拓けた小盆地、囲む山々は現在植林された杉檜群でいっぱいだがこの景色に埋もれて山と山を区切るように深い谷川があり、その水量もかなり豊富でサワガニ、タニシ、大きな谷川には岩魚、あまご、山椒魚さえも生息する。水は冷たく透明で、谷沿いに生える蕗の葉で袋を作り水を飲むとき、何よりも自然の恵みを実感する。もとよりその水を集めて流れる旭川源流新庄川の起点地域は、必然的に林業農業ましては畜産などまさにこれ以上の自然の恵みの宝庫はない。

　山々は林業にその恵みを野山は畜産、豊富な水は農業にと歴史的繁栄のロケー　ションは完成していた。　木々は建築木材、パルプ原料、木炭としてはもとより　地域的には薬になるキハダ、算盤になるクロシバ、　網縄になるヤマカゲなど数ある種類の中でより専門　的に選抜可能で木炭、束木は油資源の無かった頃

はエネルギー源として重宝された。

中国山地の三大加工産業は、①木地挽き、②たたら製鉄、③木炭製品、これらをきっかけに新庄への入村者は一気に増大した。大原地区には奥庄屋とよばれた家がある、ここは新庄村の奥半分（北部）を取りまとめていて過渡期には入村者の面倒を見ていた古文書もたくさんある。

　古くから農業は盛んで基幹産業であったことはいうまでもない。機械のない時代の農業は人馬が文字どうり原動力で牛馬は人と同じかそれ以上のものだった。家々の間取りに今も見られる基本型がある。玄関を入ると土間があり、土間の脇に牛舎が必ずある、土間と牛舎と囲炉裏のある居間は、境建具はなく座敷からいつも牛馬が見え牛馬からも家族が見えた、囲炉裏には食事の用事がないとき、いつも大鍋があり牛馬の為の物が炊かれていた。土間は雨、冬の作業場でもあり、田畑の作業着で動ける家内の通路でもある。　　　

ちなみに囲炉裏の間は今日で言う居間であると同時に食事、　　　　作業場でもあった。　　　　囲炉裏を囲んでの食事は箱膳を前に焚き木の調整をしながら、　　　　ときおり牛のあいづちをもらい、文字どうり一家団欒そのもので　　　　テレビのない時代の最高の家族交流の場となっていた。　　　　作業場の折は、田畑で使う道具（資材）の縄綯いをはじめ、各種　　　　の手工業の場であり、それぞれの工夫力作もここから生まれた。

山師は山の産物、木地師は木の産物、百姓は田畑の恵み、牛飼いは牛馬の恵み、それぞれに語りつくせない話題で夜は更け、子供たちはいつしか創造の世界から夢の世界へと囲炉裏端で転び、「うたた寝は風邪の元」と言われながら寝屋へ運ばれるが夢の中であった。


山師・木地師とたたら製鉄の歴

　納戸･物置

　　　　　　　　　　　　　　　　　土間

漬物置場

　　居間･囲炉裏の間

　かまど

　アダ　の間

　　奥の間・客間

　牛舎

玄関



GOTVAC 発行　新庄eeMONクラブ　山口周治



　十三代目大澤研治邸を中心に、山裾に耕地を惜しむように集まる家々は地区でも中ほどに密集しているが、ぐるりを囲む山並みはそれぞれに深い谷を持ち、清らかな水を満々と流している。今でもその谷々にはカナクソと呼ばれるカンナ流しのカスが散在する. 石のようでづっしり重い、赤黒くにぶい金属光沢を放ちながら、まだまだ力が残っていると威張って見える。　鉄の街道、鉄の道などと称されるように中国山地沿いの村々にはその名残を残す地名も点在する。新庄村には、鉱物資源的に

神庭谷道(奥は新庄富士「笠杖山」) はこのほかに砥石（茅見地区）の採掘跡もある。鍛冶屋宝田鉄山　　　　新庄村のおへそ大原地区

　新庄町地区の出雲街道沿いには近年まで鳥飼さんという鍛冶屋がふいごで火をおこし農具、民具を作っていたが、専門家も愛用する鎌ｶﾏ、鍬ｸﾜ、鉈ﾅﾀ、など人気道具になっていた。今は主人のいない工房だけが面影を残すだけだ。

カンナ流しの谷　　今もカナクソが散在している

　　木地の里のことは歴史書に　　　　カナクソ江戸期(1600頃)隣地区の　（鉄をとったカス）

　　　たたら遺跡　　　　　（埋立後）

　　　　　※生地師と呼ばれる者は、そもそも小椋姓を称号として与えられたが、その流れをくむと思われる小倉姓が　　　　３軒現在も残るが職業が生地師ではないものの1軒は大工である。しかし、趣味として生地を挽く人は数人　　　　点在している。深井重五郎(故人)、中川宏美、山口周治、などなど。　　生地師は居ても塗り師がいないのは、　　　　隣接する山中(蒜山)に郷原漆器という歴史ある漆工芸が現在も引き継がれるとともに近年、漆の木を植林　　　　　するほどの産地があり、この辺からは生地のまま産出されたものと思われる

　　　生地漆器盆木工ろくろ


山師・木地師とたたら製鉄

神庭谷たたら製鉄遺跡

の歴史



GOTVAC 発行　新庄eeMONクラブ　山口周治



　　　新庄富士「笠杖山」のふもとに拓けた小盆　地、大原地区は圃場を抱えて山沿いに集落　を形成している。　地区入口に県社「御鴨神社」と●●山普陀寺、　普陀寺山公園、奥に神庭谷、不動滝(滝の尻　地区)を配するまさに、神と仏に囲まれれた、　古い歴史と文化に恵まれた今に残る豊かな　山里です。

　　大原盆地(奥は新庄富士「笠杖山」)

　　室町期(1400頃)に開祖とある普陀　　　　新庄村のおへそ大原地区寺は京都●●を本山とし御本尊は如意輪観音で今は、その寺屋敷跡にわずか「宝篋印塔」(ﾎｳｷｮｳｲﾝﾄｳ)という石塔を残すだけだが、明治20年見進小学校普陀寺支校が置かれた所は現在森川氏が住む家だと云われる。また御本尊の観音像は鍛冶屋地区にある西方寺境内に祀られている。

　　歴史書に江戸期(1600頃)隣地区の高下より初代大澤彦左衛門が大原の地に来たとの記述がある。以来七代まで彦左衛門、以降嘉一郎、隆、稔、十一代目研治氏と今日につづく。江戸初期に火災で屋敷を喪失した記述もあり、元々は隣地大根屋と称す屋敷が大澤屋敷ではないかと思われるが現在調査中である。各家の家号からみて、おおむね屋敷的にはこの大澤(大家ｵｵｴと呼ぶ)を中心に、集落が形成されたのではないかと思える、その配置と家号を次に記す。

　　　　　新庄奥分庄屋、現在の大澤家(大家ｵｵｴと呼ぶ)

　　　　　※他にも家号はついているが、地名・職業・他を云うと思われる、念のため列挙してみると細原ホソバラ滝田地名下河原シタガワラ金原地名戦原イクサバラ元山口政江地名下河原シタガワラ久保田地名新し家アタラシヤ佐藤当時新築普陀寺フダジ森川地名製材所ｾｲｻﾞｲｼｮ大澤泰治製材業普陀寺フダジ谷沢地名

　　　大原地区神社　　　大原愛宕神社　　荒神手水鉢県社御鴨神社

家号のある地区　大原はその名の通り、大原盆地

普陀寺大澤一族の歴

普陀寺跡　(円内は普陀寺御本

大家(大澤彦左右衛門)　現大澤研治

向家(元大澤泰治)現滝川在永嶋

上家(元大澤)　　現河井信五

門家(元大澤隠居)現山口周治大根屋(元●●)

　　現滝川豊子

新家(元●●)　　　　前福森

下家(元●●)　　現佐山公彦

地区神社　　四社愛宕

　神社

堂隠居家(元●●)　　現佐山

墓地

墓地N

モンウエ

ダイコンヤオオエシンヤシモ

インキョ

ムコウ



GOTVAC 発行　後鳥羽企画pdc　代表　山口周治　



時童覧

　　　浦山城麓から普陀寺山公園　　　(台地はｹﾞｰﾄﾎﾞｰﾙ場)

　　　普陀寺森川邸と谷澤邸横に集められた石仏群

　初代大澤彦左衛門は

　大澤嘉一郎氏(第1０代大澤彦左右衛門)は、警視庁特捜課で警視総監賞与を２６７回、この内警察官の最高名誉記章制定第一号を授与、さらに特別賞を五回も受けるなど記録的な功績を残す

　現在の建物は●●年に建てられたものでその造りは新庄宿脇本陣木代邸と同じ●●書院造で奥庄屋としての風格と威厳を放っている

家号のある地区　大原はその名の通り、大原盆地

普陀寺大澤一族の歴

普陀寺山公園から眼下梨瀬・田中方面

新庄富士「笠杖山」を背に大原地区の集落と圃場の盆地が広がり、地区入口に御鴨神社と普陀寺があり、ほぼ中央に

大澤家の中庭は右手にあり、蔵の奥になる今の大澤家は、左が納屋、正面に通用右手に玄関があり、右手前が蔵である



GOTVAC 発行　後鳥羽企画pdc　代表　山口周治　

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