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Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
庄内川事前防災行動計画(タイムライン)検討会における公表資料
平成30年2月
庄内川事前防災行動計画(タイムライン)検討会
【参考資料】
公表資料
1.庄内川事前防災行動計画(タイムライン)検討会の概要
2.地下空間ワーキンググループの概要
3.平成29年度名古屋駅地区地下空間タイムライン(共通行動版(案))の概要
4.平成29年度名古屋駅地区地下空間タイムライン(共通行動版(案))
5.平成29年度名古屋駅地区地下空間タイムライン(共通行動版(案))の効果
6.平成29年度庄内川決壊対応タイムライン検討案
7.庄内川事前防災行動計画(タイムライン)検討会における今後の課題と対応策
P2
P3
P4
P8
P10
P12
P14
1
庄内川事前防災行動計画(タイムライン)検討会の概要
平成26年6月4日「庄内川事前防災行動計画(タイムライン)検討会」を設置
平成27年 6月 1日「第7回 検討会」平成28年 7月14日「第8回 検討会」
座 長:松尾 一郎氏(東京大学大学院客員教授)アドバイザー:関 克己氏(京都大学客員教授)
市澤 成介氏(元気象庁予報課長)山﨑 登氏(NHK解説主幹)
構成員:庄内川河川事務所、名古屋地方気象台、愛知県、愛知県警察、名古屋市、名古屋駅地区街づくり協議会、名古屋駅地区防火・防災管理協議会
オブザーバー:中部運輸局、中部地方整備局
構成員 開催状況
• 台風等による風水害に備えた防災行動計画を検討することを目的として庄内川事前防災行動計画(タイムライン)検討会を平成26年6月に設置した。
• 6回の検討会を経て、平成26年度庄内川決壊対応タイムライン検討案(年超過確率1/200降雨)を平成27年3月26日に公表した。
平成26年度庄内川決壊対応タイムライン検討案を公表(H27.3)
第2回~第6回検討会
より効果的な運用のために検討を継続
【検討対象範囲】庄内川流域の名古屋駅周辺
〈ハザード〉 名古屋直撃型の台風を想定 確率規模1/200の降雨 庄内川左岸が決壊
庄内川の堤防が決壊した場合の想定最大浸水深
2
地下空間ワーキンググループの概要
出典:名古屋駅地区街づくり協議会(H24.4)
○台風等による風水害に備えた防災行動計画を検討することを目的とし、庄内川事前防災行動計画(タイムライン)検討会を平成26年6月に設置。
○名古屋駅周辺地下空間の浸水による人的被害、施設被害等を軽減するための防災行動を、より実践的なものとするため、平成27年10月に検討会の下に、『地下空間ワーキンググループ』を設置し、地下街等管理者と行政機関が連携しながら検討を開始。
○第9回地下空間ワーキンググループにおいて、平成29年度名古屋駅地区地下空間タイムライン(共通行動版(案))をとりまとめた。
<座 長>松尾 一郎氏(東京大学大学院客員教授)<アドバイザー>関 克己氏(京都大学客員教授)
<構成員>(行政機関)庄内川河川事務所、名古屋地方気象台、愛知県警察、名古屋市(民間企業等)名古屋駅地区街づくり協議会、名古屋駅地区防火・防災管理協議会、(株)エスカ、(株)近鉄百貨店名古屋店、ジェイアールセントラルビル(株)、東和不動産(株)、(株)名古屋交通開発機構、名古屋建物管理(株)、名古屋地下街(株)、名古屋ビルディング(株)、三井不動産ビルマネジメント(株)、三菱地所(株)、名鉄ビルディング管理(株)、(株)名鉄百貨店、(株)ユニモール
庄内川洪水浸水想定区域(計画規模)
出典:庄内川河川事務所(H28.10)
名古屋駅地区地下街
ユニモール
テルミナ
メイチカファッションワン
エスカ
サンロード
新名フードミヤコ地下街
地下鉄国際センター駅
JR名古屋駅
名鉄名古屋駅
近鉄名古屋駅
あおなみ線名古屋駅
新幹線名古屋駅
大阪方面
東京方面
地下鉄名古屋駅
3
○本タイムラインは、施設の能力には限界があり、施設では防ぎきれない大洪水はいずれ発生するものとの認識の下、年超過確率1/200の降雨に伴って庄内川が氾濫することにより発生する名古屋駅地区の地下街における浸水による人的被害、施設被害等を軽減するため、台風の接近に伴い名古屋駅地区の地下街等管理者が行うべき防災行動を時系列にまとめたもの。
○共通行動項目としては、浸水防止対策、早期退出の促進、営業に係わる判断、地下街等管理者(テナント含む)の完全退避から構成されており、気象・河川情報や名古屋市が地下街等管理者に提供する情報を踏まえて実施。
○台風に関する愛知県気象情報を踏まえ、東海豪雨を超える降雨が予測される場合は、翌日営業中止の検討を開始するなど、万が一に備えた早目の判断を行うものとした。
<平成29年度名古屋駅地区地下空間タイムライン(共通行動版(案)) >
1浸水防止対策→河川氾濫の前に想定される内水氾濫
に備え、地下街等の入口に止水板や土のうを設置。
2早期退出の促進→館内アナウンス等を活用し、来街者の
地下空間からの早期退出を促進。
3営業に係わる判断→営業の継続について検討・判断。営
業停止後には地下通路の閉鎖も実施。
4地下街等管理者の完全退避→営業停止後、最終的に地下街等管理
者(テナント含む)が地下空間から完全退避。
地下街等管理者
名古屋地方気象台
庄内川河川事務所
名古屋市
台風気象情報 河川情報
例:地下街等 退避情報(仮称)の提供
翌日以降に愛知県西部で東海豪雨を超える降雨が予測された場合
台風気象情報
・翌日営業中止の検討開始
地下街等管理者
※これ以降、台風気象情報、河川情報、名古屋市から提供される情報を踏まえ、地下街等管理者の完全退避まで実施
平成29年度名古屋駅地区地下空間タイムライン(共通行動版(案))の概要①
4
(別紙)各グループにおける議論の進め方平成29年度名古屋駅地区地下空間タイムライン(共通行動版(案))の概要②
氾濫危険水位 1回(2000年)
避難判断水位 2回(2000年,2011年)
目安時間
水位上昇
洪水予報等の
地下街等への伝達
堤防天端
氾濫発生情報
9.08m
8.9m
8.5m
5.6m
氾濫の発生
地下街等への新たな情報提供について (案)
過去の水位超過回数(1960-2017年)
(57年間)
8.3m
氾濫注意水位 20回
8.3m 2回(2000年,2011年)
名古屋駅付近
TP約2.0m
避難情報の
発表・発令地下街等の閉鎖に関して提供する情報
(新 規)
氾濫注意情報氾濫注意水位
避難判断水位 氾濫警戒情報「避難勧告」
発令
氾濫危険水位 氾濫危険情報
「避難準備・高齢者等避難
開始」発表
堤防天端到達
計画高水位
-1h
-1.5h
-3h
+1h
0h
② 「地下街等 退避準備情報(仮称)」
③ 「地下街等 退避情報(仮称)」
④ 「地下街等 閉鎖情報(仮称)」
① 名古屋市からのお知らせ※ 閉鎖等に関する注意喚起(事前予告)
+2h 名駅付近に到達
名古屋市の対応
枇杷島観測所水位等
※ 名古屋市の避難情報は、上記の水位に到達し、かつ、その後の雨量、河川水位上昇等の予測を総合的に判断し、必要と認めた場合に発表、発令する。※ 水位については、枇杷島観測所の水位計の水位を表記しており、0.1mを加えるとTPになる。
5
(別紙)各グループにおける議論の進め方平成29年度名古屋駅地区地下空間タイムライン(共通行動版(案))の概要③
• 翌日以降に愛知県西部で東海豪雨を超える降雨が予測(600mm/24h以上)されないかどうかによってシナリオを2つに分類(シナリオ1とシナリオ2)
• 『早い段階で名古屋圏域において東海豪雨を超える降雨が予測された場合(シナリオ1)』 と 『それ以外の場合(シナリオ2)』に分類し、タイムラインを2つに分岐する。
<タイムラインステージ1>台風進路予想で名古屋市が予報円内に含まれる場合 または 台風に関する愛知県気象情報で名古屋周辺への影響が予測される場合
<分岐条件>翌日以降に愛知県西部で東海豪雨を超える降雨が予測(600mm/24h以上)される※台風○号に関する愛知県気象情報による
<タイムラインステージ2> 前日時点で翌日の営業中止を検討
YES NO
<ステージ3以降>名古屋市が新たに提供していく情報に基づいて、防災行動を進める 地下通路の閉鎖準備の開始等
<シナリオ1> <シナリオ2>
<ステージ3以降>名古屋市が新たに提供していく情報に基づいて、防災行動を進める 営業停止の最終判断等
<タイムラインステージ2> 気象情報の把握(営業停止については、以後の気
象や水位状況により判断)<タイムラインステージ2’>愛知県西部に大雨警報 早期退出を促す取り組み(館内アナウンス等)
6
平成29年度名古屋駅地区地下空間タイムライン(共通行動版(案))(シナリオ1 早い段階で名古屋圏域において東海豪雨を超える降雨が予測された場合)
目安時間 想定される状況 発表・発令が想定される情報名古屋市が地下街等管理者に提供する情報
~ -120H 台風の発生 【気象庁】台風に関する全般気象情報
【気象庁】台風5日進路予報
~ -72H 【気象庁】台風に関する全般気象情報
【気象庁】台風5日進路予報
【気象庁】暴風域に入る確率
~ -48H 【気象台】台風に関する東海地方気象情報 情報収集
【気象台】台風に関する愛知県気象情報
【気象台】愛知県西部の警報級の可能性
【気象台】台風説明会の開催通知
~ -24H 【気象台】台風に関する東海地方気象情報 情報収集
(台風情報/※気象情報)
大雨注意報、洪水注意報
~ -13H 【気象台】台風に関する愛知県気象情報 情報収集
【気象台】名古屋市への大雨警報(バーチャート) (台風情報/※気象情報)
大雨警報(浸水害)、洪水警報
~ -9H 【気象台】名古屋市への暴風警報(バーチャート) 情報収集
(台風情報/※気象情報)
~ -7H 【気象台】台風に関する愛知県気象情報
~ -5H 【街づくり協議会】冠水警報メーリングリスト 浸水防止対策の完了
~ -4H
※1960-2015年で53回
~ -3H 【国交省】庄内川氾濫注意情報 情報収集
【国交省】庄内川水防警報(準備) (水位情報/※気象情報)
※1960-2015年で20回
名古屋市が暴風圏に入る
~ -2H 【気象台】大雨特別警報(浸水害)
~ -1.5H 【名古屋市】避難準備・高齢者等避難開始 情報収集
(水位情報/※気象情報)
~ -1H 【国交省】庄内川氾濫警戒情報 情報収集
【国交省】庄内川水防警報(出動) (水位情報/※気象情報)
※1960-2015年で2回 【名古屋市】避難勧告等の発令
0H 【国交省】庄内川氾濫危険情報 情報収集
【国交省】庄内川水防警報(情報) (水位情報/※気象情報)
※1960-2015年で1回
庄内川で堤防決壊 【国交省】庄内川氾濫発生情報
~ +1H
~ +2H 名古屋駅に氾濫水が到達
台風暴風域の名古屋への更なる接近と、大雨の開始
翌日営業中止の検討 ※台風に関する愛知県気象情報が 更新された場合は、その情報で最終 判断とする。地下通路はこの時点で は閉鎖しない。
早期退出を促す取り組み(館内 アナウンス等)の開始
地下通路閉鎖に向けた地下通路利用者 退出の誘導等開始
(台風情報<進路・台風の規模等>)
台風の名古屋への更なる接近と、降雨の継続
台風暴風域の名古屋への接近と、降雨の継続
台風による名古屋への影響の可能性
台風の名古屋への接近と降雨の開始 【気象台】台風に関する愛知県気象情報(バーチャー
ト含む)
名古屋駅周辺での内水氾濫の発生
庄内川で水防団待機水位に到達
ステージ3:庄内川の枇杷島水位観測所において氾濫注意水位に到達し、さらに水位上昇することが予測される場合庄内川で氾濫注意水位に到達(5.6m)
ステージ2:翌日以降に愛知県西部で東海豪雨を超える降雨が予測(600mm/24h以上を目安)された場合※台風○号に関する愛知県気象情報による
各地下街等管理者の防災行動
情報関連
台風による日本への影響の可能性
想定シナリオ(参考)
ステージ1:台風進路予想で名古屋市が予報円内に含まれる場合 または 台風に関する愛知県気象情報で名古屋周辺への影響が予測される場合
浸水防止対策 早期退出の促進 営業に係わる判断地下街等管理者(テナント含む)の完全退避
ステージ4:庄内川の枇杷島水位観測所において避難判断水位に到達し、さらに水位上昇することが予測される場合
地下通路の閉鎖準備の 開始
庄内川で8.3m(名古屋市独自基準)に到達
地下街等に対して、閉鎖等に関する注意喚起(事前予告)の提供
冠水警報メーリングリスト(街づくり協議会)
地下街等 退避準備情報(仮称)の提供
地下街等 退避情報(仮称)の提供
地下街等 閉鎖情報(仮称)の提供
ステージ5:庄内川の枇杷島水位観測所において氾濫危険水位に到達し、さらに水位上昇することが予測される場合または庄内川左岸で堤防決壊した場合
完全退避の開始
庄内川で氾濫危険水位に到達
庄内川で避難判断水位に到達
完全退避が完了したことを確認
地下通路利用者の退出が完了した ことを確認
地下通路閉鎖の開始
地下施設閉鎖が完了したことを確認
各管理者の共通行動項目
シナリオ1(ステージ2)判断基準に満たない場合は、
シナリオ2に移行する
※気象情報:解析雨量・降水短時間予報、高解像度降水ナウキャスト、大雨警報(浸水害)の危険度分布、洪水警報の危険度分布
1/2ページ
8
平成29年度名古屋駅地区地下空間タイムライン(共通行動版(案))(シナリオ2 シナリオ1以外)
目安時間 想定される状況 発表・発令が想定される情報名古屋市が地下街等管理者に提供する情報
~ -120H 台風の発生 【気象庁】台風に関する全般気象情報
【気象庁】台風5日進路予報
~ -72H 【気象庁】台風に関する全般気象情報
【気象庁】台風5日進路予報
【気象庁】暴風域に入る確率
~ -48H 【気象台】台風に関する東海地方気象情報 情報収集
【気象台】台風に関する愛知県気象情報
【気象台】愛知県西部の警報級の可能性
【気象台】台風説明会の開催通知
~ -24H 【気象台】台風に関する東海地方気象情報
大雨注意報、洪水注意報
~ -13H 【気象台】台風に関する愛知県気象情報 情報収集
【気象台】名古屋市への大雨警報(バーチャート) (台風情報/※気象情報)
大雨警報(浸水害)、洪水警報
~ -9H 【気象台】名古屋市への暴風警報(バーチャート)
~ -7H 【気象台】台風に関する愛知県気象情報 情報収集
(台風情報/※気象情報)
~ -5H 【街づくり協議会】冠水警報メーリングリスト 浸水防止対策の完了
~ -4H
※1960-2015年で53回
~ -3H 【国交省】庄内川氾濫注意情報 情報収集
【国交省】庄内川水防警報(準備) (水位情報/※気象情報)
※1960-2015年で20回
名古屋市が暴風圏に入る
~ -2H 【気象台】大雨特別警報(浸水害)
~ -1.5H 【名古屋市】避難準備・高齢者等避難開始 情報収集
(水位情報/※気象情報)
~ -1H 【国交省】庄内川氾濫警戒情報 情報収集
【国交省】庄内川水防警報(出動) (水位情報/※気象情報)
※1960-2015年で2回 【名古屋市】避難勧告等の発令
0H 【国交省】庄内川氾濫危険情報 情報収集
【国交省】庄内川水防警報(情報) (水位情報/※気象情報)
※1960-2015年で1回
庄内川で堤防決壊 【国交省】庄内川氾濫発生情報
~ +1H
~ +2H 名古屋駅に氾濫水が到達
台風による名古屋への影響の可能性
ステージ1:台風進路予想で名古屋市が予報円内に含まれる場合 または 台風に関する愛知県気象情報で名古屋周辺への影響が予測される場合
台風の名古屋への接近と降雨の開始
各地下街等管理者の防災行動想定シナリオ(参考)
台風による日本への影響の可能性
情報関連 浸水防止対策 早期退出の促進地下街等管理者(テナント含む)の完全退避
営業に係わる判断
【気象台】台風に関する愛知県気象情報(バーチャート含む)
(台風情報<進路・台風の規模等>)
ステージ2:翌日以降に愛知県西部で東海豪雨を超える降雨が予測(600mm/24h以上を目安)されない場合※台風○号に関する愛知県気象情報による
庄内川で氾濫危険水位に到達 完全退避が完了したことを確認
ステージ4:庄内川の枇杷島水位観測所において避難判断水位に到達し、さらに水位上昇することが予測される場合庄内川で避難判断水位に到達
庄内川で8.3m(名古屋市独自基準)に到達
地下街等 退避準備情報(仮称)の提供
地下街等 退避情報(仮称)の提供
地下施設閉鎖が完了したことを確認地下街等 閉鎖情報(仮称)の提供
来街者及び地下通路利用者 の退出が完了したことを確認
営業停止が完了したことを確認 地下通路閉鎖の開始
完全退避の開始
営業停止に伴う来街者への退出を促す取り 組み(館内アナウンス等)の開始 地下通路閉鎖に伴う地下通路利用者への 退出を促す取り組み(館内アナウンス等)の 開始
ステージ2′:愛知県気象情報で愛知県西部に大雨警報(浸水害)が発表された場合
台風暴風域の名古屋への接近と、降雨の継続
台風の名古屋への更なる接近と、降雨の継続
ステージ5:庄内川の枇杷島水位観測所において氾濫危険水位に到達し、さらに水位上昇することが予測される場合または庄内川左岸で堤防決壊した場合
地下街等に対して、閉鎖等に関する注意喚起(事前予告)の提供
台風暴風域の名古屋への更なる接近と、大雨の開始
名古屋駅周辺での内水氾濫の発生
庄内川で水防団待機水位に到達
庄内川で氾濫注意水位に到達(5.6m)
ステージ3:庄内川の枇杷島水位観測所において氾濫注意水位に到達し、さらに水位上昇することが予測される場合 営業停止の最終判断 地下通路閉鎖準備の開始
冠水警報メーリングリスト(街づくり協議会)
早期退出を促す取り組み(館内 アナウンス等)の開始 例えば、大雨警報が発表された旨の 館内アナウンスを実施するなど
各管理者の共通行動項目
シナリオ1からシナリオ2に移行
※気象情報:解析雨量・降水短時間予報、高解像度降水ナウキャスト、大雨警報(浸水害)の危険度分布、洪水警報の危険度分布
2/2ページ
9
Before~タイムライン導入前~
日常生活
通常営業
浸水防止対策
降雨激化にともなう
地下街への退避
台風に関する
情報収集
地下街閉鎖
平成29年度名古屋駅地区地下空間タイムライン(共通行動版(案))の効果
台風の直撃(-24~-6h)
庄内川の水位上昇(-6~0h)
庄内川の氾濫(0h)
名古屋駅地区の浸水(+2h)
台風の接近(-48~-24h)
台風の発生(-120h)
翌日
営業中止検討・判断
浸水防止準備・対策
After~タイムライン導入後~タ
イムラインを活用した名駅地下街の一体的な防災行動の実施
10
平常
時日
常の
維持
管理
◎◎
◎
台風
が発
生し
た時
-120h以
前台
風発
生情
報の
発表
と伝
達○
◎○
○△
△
台風
が北
上し
つつ
ある
時-120~
-72h
台風
の進
路等
の発
表と
伝達
○◎
○○
○△
日本
への
影響
の可
能性
等の
台風
情報
の発
表と
伝達
○◎
○○
○△
防災
施設
の巡
視・点
検◎
◎○
防災
資機
材の
点検
・確
認◎
◎◎
◎
名古
屋圏
への
影響
の可
能性
等の
台風
情報
の発
表と
伝達
○◎
○○
○△
人員
配置
・応
援体
制の
事前
確認
◎◎
◎◎
◎
河川
関連
施設
・危
険箇
所の
巡視
・点
検◎
◎○
◎
防災
資機
材の
確認
・準
備◎
◎◎
◎◎
道路
の通
行規
制の
事前
確認
◎◎
◎
休校
・休
業に
向け
た事
前準
備◎
○◎
防災
気象
情報
(大
雨注
意報
)の
発表
・伝
達・収
集○
◎○
○○
△
大雨
注意
報発
表に
伴う
防災
体制
の構
築・確
認◎
◎◎
◎◎
排水
施設
・危
険箇
所の
巡視
・点
検◎
◎◎
◎
地下
商業
施設
の翌
日営
業中
止の
検討
・判
断(地
下通
路は
閉鎖
せず
)◎
地下
施設
周辺
の状
況確
認○
◎
防災
気象
情報
(大
雨(浸
水害
)・洪
水警
報)の
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・伝
達・収
集○
◎○
○○
△
大雨
(浸
水害
)・洪
水警
報発
表に
伴う
防災
体制
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築・確
認◎
◎◎
◎◎
地下
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△
防災
気象
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◎○
○○
△
暴風
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に伴
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制の
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・確
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◎◎
◎◎
休校
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◎◎
住民
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前確
認△
△◎
△◎
△
地下
施設
の止
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策の
検討
・実
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地下
施設
営業
中止
予告
情報
の伝
達・収
集◎
庄内
川の
水位
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始め
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被害
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収集
・伝
達◎
◎◎
◎◎
アン
ダー
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等の
道路
通行
規制
の検
討◎
◎◎
地下
施設
の浸
水防
止対
策の
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◎
庄内
川の
水位
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意水
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時庄
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災情
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濫注
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・伝
達◎
◎○
○○
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◎
地下
街等
に対
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注意
喚起
(事
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◎○
△
地下
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◎△
避難
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・高
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○◎
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◎
地下
街等
に対
する
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下街
等退
避準
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称))
◎○
△
地下
通路
閉鎖
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退出
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等の
開始
◎△
地下
施設
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ける
状況
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防災
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水害
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・伝
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◎○
○○
△
大雨
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警報
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◎◎
◎◎
△
庄内
川の
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位を
超過
しそ
うな
時庄
内川
水位
上昇
に伴
う防
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濫警
戒情
報等
)の
発表
・伝
達◎
◎○
○○
避難
勧告
が発
令さ
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よう
な状
況に
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た時
避難
の開
始(避
難勧
告の
発令
・伝
達)
○◎
○○
◎
地下
街等
に対
する
情報
提供
(地
下街
等退
避情
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称))
◎○
△
地下
通路
利用
者の
退出
完了
確認
◎
地下
通路
閉鎖
の開
始◎
△
庄内
川の
氾濫
の影
響が
ある
道路
の通
行規
制の
判断
◎◎
◎
地下
施設
にお
ける
安全
確保
措置
(完
全退
避)の
判断
・開
始◎
事後
対応
(復
旧活
動等
)の
準備
・確
認◎
◎○
庄内
川の
水位
が氾
濫危
険水
位を
超過
しそ
うな
時庄
内川
水位
上昇
に伴
う防
災情
報(氾
濫危
険情
報等
)の
発表
・伝
達◎
◎○
○○
地下
街等
に対
する
情報
提供
(地
下街
等閉
鎖情
報(仮
称))
◎○
△
地下
施設
にお
ける
安全
確保
措置
(閉
鎖・完
全退
避等
)の
完了
確認
◎
想定
され
る浸
水域
の確
認◎
○◎
○◎
避難
指示
が発
令さ
れる
よう
な状
況に
なっ
た時
避難
指示
(緊
急)の
発令
・伝
達○
○◎
○◎
◎
何時
(い
つ)
機関
・組
織・団
体(だ
れが
)
現象
目安
とな
る対
応時
間防
災行
動項
目
◎:行
動の
中心
にな
ると
考え
られ
る主
体、
情報
等の
発信
元と
想定
され
る主
体○
:行
動を
補助
・支
援す
るな
ど連
携が
考え
られ
る主
体、
情報
等を
直接
受信
し伝
達す
ると
想定
され
る主
体△
:情
報を
間接
的に
受け
取り
、判
断や
行動
に活
用す
る主
体
庄内
川河
川事
務所
名古
屋地
方気
象台
名古
屋市
愛知
県地
下施
設を
有す
る企
業住
民・利
用者
台風
によ
る日
本へ
の影
響が
予想
され
た時
-72~
-48h
-6~
0h
大雨
特別
警報
(浸
水害
)が
発表
され
るよ
うな
状況
にな
った
時
台風
が名
古屋
圏に
接近
し、
降雨
が予
想さ
れた
時、
もし
くは
雨が
降り
始め
た時
翌日
以降
に愛
知県
西部
で東
海豪
雨を
超え
る降
雨が
予測
(600m
m/24h以
上を
目安
)され
るよ
うな
状況
にな
った
時
-24~
-6h
大雨
(浸
水害
)・洪
水警
報が
発表
され
るよ
うな
状況
にな
った
時
暴風
警報
が発
表さ
れる
よう
な状
況に
なっ
た時
台風
によ
る影
響が
名古
屋圏
で予
想さ
れた
時
-48~
-24h 平
成29年
度庄
内川
決壊
対応
タイ
ムラ
イン
検討
案
(名
古屋
駅地
区の
浸水
を想
定)
◆本
検討
案は
、年
超過
確率
1/200の
降雨
に伴
い、
庄内
川左
岸が
決壊
し、
名古
屋駅
周辺
が約
2m
浸水
する
被災
シナ
リオ
に基
づき
作成
した
もの
であ
る。
◆本
検討
案は
、検
討途
上で
ある
ため
、主
たる
項目
を記
載し
たも
ので
あり
、各
機関
が行
う行
動を
網羅
的に
整理
した
もの
では
ない
。
◆対
応時
間は
、1つ
の想
定台
風シ
ナリ
オに
基づ
いて
、名
古屋
最接
近か
らの
逆算
した
もの
であ
り、
実際
の台
風速
度、
降雨
パタ
ーン
によ
り台
風毎
に変
化す
る可
能性
があ
る。
◆本
検討
案は
、現
段階
にお
いて
地域
防災
計画
など
の既
存の
計画
を補
完す
るた
めの
チェ
ック
リス
トと
して
活用
する
もの
であ
り、
各機
関の
行動
・タ
イミ
ング
を規
定し
たも
ので
はな
い。
◆本
検討
案は
、降
雨に
よる
水位
上昇
、堤
防決
壊を
想定
した
時系
列に
て防
災行
動を
整理
した
もの
であ
り、
暴風
によ
り行
動の
タイ
ミン
グは
変化
する
こと
があ
る。
1 /
2 ペ
ージ
12
何時
(い
つ)
機関
・組
織・団
体(だ
れが
)
現象
目安
とな
る対
応時
間防
災行
動項
目
◎:行
動の
中心
にな
ると
考え
られ
る主
体、
情報
等の
発信
元と
想定
され
る主
体○
:行
動を
補助
・支
援す
るな
ど連
携が
考え
られ
る主
体、
情報
等を
直接
受信
し伝
達す
ると
想定
され
る主
体△
:情
報を
間接
的に
受け
取り
、判
断や
行動
に活
用す
る主
体
庄内
川河
川事
務所
名古
屋地
方気
象台
名古
屋市
愛知
県地
下施
設を
有す
る企
業住
民・利
用者
平成
29年
度庄
内川
決壊
対応
タイ
ムラ
イン
検討
案
(名
古屋
駅地
区の
浸水
を想
定)
◆本
検討
案は
、年
超過
確率
1/200の
降雨
に伴
い、
庄内
川左
岸が
決壊
し、
名古
屋駅
周辺
が約
2m
浸水
する
被災
シナ
リオ
に基
づき
作成
した
もの
であ
る。
◆本
検討
案は
、検
討途
上で
ある
ため
、主
たる
項目
を記
載し
たも
ので
あり
、各
機関
が行
う行
動を
網羅
的に
整理
した
もの
では
ない
。
◆対
応時
間は
、1つ
の想
定台
風シ
ナリ
オに
基づ
いて
、名
古屋
最接
近か
らの
逆算
した
もの
であ
り、
実際
の台
風速
度、
降雨
パタ
ーン
によ
り台
風毎
に変
化す
る可
能性
があ
る。
◆本
検討
案は
、現
段階
にお
いて
地域
防災
計画
など
の既
存の
計画
を補
完す
るた
めの
チェ
ック
リス
トと
して
活用
する
もの
であ
り、
各機
関の
行動
・タ
イミ
ング
を規
定し
たも
ので
はな
い。
◆本
検討
案は
、降
雨に
よる
水位
上昇
、堤
防決
壊を
想定
した
時系
列に
て防
災行
動を
整理
した
もの
であ
り、
暴風
によ
り行
動の
タイ
ミン
グは
変化
する
こと
があ
る。
庄内
川水
位上
昇に
伴う
防災
情報
(氾
濫発
生情
報等
)の
発表
・伝
達◎
◎○
○○
被害
状況
の確
認◎
○◎
◎
広域
支援
・連
携の
要請
◎◎
◎
道路
通行
止め
措置
◎◎
破堤
、氾
濫に
よる
浸水
域の
拡大
応急
・復
旧対
策の
検討
◎◎
○◎
名古
屋駅
周辺
に氾
濫水
が到
達す
る時
被災
状況
の確
認◎
○◎
◎
応急
・復
旧対
策の
実施
◎◎
○◎
救出
救助
活動
の実
施◎
◎
浸水
域の
排水
対策
の実
施◎
◎
地下
施設
の復
旧対
策の
実施
◎
道路
交通
対策
の実
施◎
地域
の治
安維
持活
動の
実施
◎
被災
施設
等の
復旧
対策
の実
施◎
◎◎
被災
者等
の支
援◎
◎◎
AA
R(ア
フタ
ー・ア
クシ
ョン
・レ
ビュ
ー)の
実施
◎◎
◎◎
◎
0h~
浸水
が拡
大し
つつ
ある
時
浸水
状況
の解
消
庄内
川で
破堤
、氾
濫が
発生
(台
風名
古屋
最接
近)
0H
2 /
2 ペ
ージ
13
庄内川事前防災行動計画(タイムライン)検討会における今後の課題と対応策
• 本検討会及び地下空間ワーキンググループにおいては、第9回地下空間WGから報告された課題について、以下の対応方針とする。
<対応方針>
①内部向けの課題
「地下街等管理者の各組織内において、平成29年度名古屋駅地区地下空間タイムライン(共通行動版(案))を認識共有することが必要である。」
<方針①>
各地下街関係者を対象とする説明会等を開催する。
②外部向けの課題
「来街者(外国人を含む)やマスコミへの水害リスク及びそれらに対応する防災行動の周知や啓発が必要である。」
<方針②>
今後、様々な機会を捉えて、積極的な広報及び啓発活動を展開する。
③関係機関との連携に関する課題
「今後のより効果的かつ効率的な運用にあたり、交通機関・接続ビルやマスコミ等との連携が必要である。」
<方針③>
地下空間WGの構成員を拡充していくとともに、地下街等に接続するビルや交通機関等との連携方法について検討していく。
④PDCAに関する課題
「今後の継続的かつ確実な運用にあたり、訓練等を通じたPDCAサイクルの取組が必要である。」
<方針④>
次年度の台風時期より試行していくことを通じて運用上の課題を抽出し、平成29年度地下空間タイムライン(共通行動版(案))のブラッシュアップを図っていくとともに、必要に応じて庄内川決壊対応タイムライン検討案の見直しを行う。
14