42
解解 II (Analysis II) 解解解解4/10,17 解解解解解解解 解解解解解解解解解解解 解解解解解解解解 解解解 、、、 解解解解解解解解解解解解解解解解 、・。 解解解解解解解解解解解解解解解 解解 解解解解解解解 web 解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解解

情報メディア創成学類 解析 II (Analysis II) GC1 1201

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情報メディア創成学類 解析 II (Analysis II) GC1 1201. 授業資料( 4/11,18 日 分 ). 本資料について. 本資料では、教科書の内容に沿って、 意味や背景説明、補足事項、関連・発展事項などについて記す。 練習問題や立ち入った説明などは、別途 テキスト資料を web に掲載する。 数式などはすべてを再掲はしないので、 教科書記述と併用して読むこと。. 第4章:級数(概要). 級数とは何か(定義・実例) 級数の収束・発散 一般的な収束条件、具体的・特殊な例 整級数(ベキ級数) 多項式(整式)の項数を∞にしたもの - PowerPoint PPT Presentation

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Page 1: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

解析 II (Analysis II)

授業資料( 4/10,17 日分)

• 本資料では、教科書の内容に沿って、意味や背景説明、補足事項、関連・発展事項などについて記す。

• 練習問題や立ち入った説明などは、別途 テキスト資料を web に掲載する。

• 数式などはすべてを再掲はしないので、教科書記述と併用して読むこと。

Page 2: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

第4章:級数(概要)

• 級数とは何か(定義・実例)• 級数の収束・発散

一般的な収束条件、具体的・特殊な例

• 整級数(ベキ級数)多項式(整式)の項数を∞にしたもの

• 関数列・関数項級数(可能な範囲で取り上げる) 2

Page 3: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

コーシー列( pp.139-141 )

• 数列         がコーシー列:(十分先のほうでは)数列の要素同士が互いにいくらでも近くにある、ということ。– 参考: 収束列の場合には、数列の要素が

ある特定の点(極限値)にいくらでも近い。

• 目的: 数列がコーシー列であることと、それが収束するかしないかとの関係

3

,,, 210 aaa

Page 4: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

コーシー列(2)

• 比較する要素同士は、添字がどんなに離れていてもよい。

• よくある間違い– 隣どうしの項だけしか見ない: ×– 問題:             であっ

ても、数列自体は発散する例を示せ。 4

|,||,||,|

:||100

200010001000001001000100 aaaaaa

aaL mn

はなら 例:

|| 1 nn aa

0||lim 1 nn aa

Page 5: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

コーシー列(3)• 「収束列はコーシー列である」 (4.1.2)

これは当たり前。問題はこの逆:

• 「コーシー列は収束列である」 (4.1.3)– つまりコーシー列なら極限が存在するということ– これは実数の基本的な性質(実数の完備性)の反映

である。– また実数の完備性を表現する1つの方法でもある。– 与えられた数列が収束するか否かの判定方法を与え

てもいる(ただし極限値がわかるとは限らない)。

5

Page 6: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

参考: 実数の完備性• 実数全体の集合には「隙間(穴)がな

い」、ということ。– 本によっては「実数の連続性」と書いてある

ものもあるが、「完備性」のほうが適切。– 参考:「稠密(ちゅうみつ)」:どんな狭い

間隔をとっても、その間に必ず集合の要素が存在。

– 稠密性と完備性とは一見似ているが、別物。例えば有理数全体の集合は稠密だが完備ではない(いくらでも隙間がある:無理数のところ)

6

Page 7: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

参考: 実数の完備性(2)

• (互いに同等な)表し方は多数ある。– 有界数列には収束部分列が存在 (2.2.3)– 有界な単調数列は収束する (2.2.4)– 有界な集合には上限が存在する (3.1.9)– コーシー列は収束列である (4.1.3)

(Cauchy, Cantor)–                 で      

   なら     の共通極限が存在する (Weierstrass)

– 「デーデキントの切断」 (Dedekind)実数の分割は上端・下端の一方のみ存在する 7

012210 bbbaaa

nn ba ,0)lim( nn ab

Page 8: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

参考: 実数の完備性(3)

• 数学としては、前スライドに掲げた完備性の諸性質を論じるのが本筋だが、この授業では立ち入らない。

• しかしこれらの性質は、具体的な応用においても重要!– 特に数列・級数の収束の判定

例:• 正項級数が一定値を超えないなら収束 (2.2.4)• 交項級数の収束 (4.1.19)

8

Page 9: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

参考:三角不等式について

• (4.1.2) ~ (4.1.4) の証明でも使われている三角不等式は、極限を扱う場合の基本的な証明手段の1つ。

• 原型:2次元以上のベクトルのノルム(長さ)でも成り立つ。

• 実際の使用は次の形が多い。 9

|||||| baba

|||||| cbbaca

Page 10: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

級数とは (series)• 数列          の要素の形式的な和:

– 定義については様々な問題や議論があるが、ここでは立ち入らない。

• 部分和:

級数の和(定義):

• 級数を部分和数列とは別個に考えるのは、各項を独立して扱うのが重要かつ簡単なことが多いから。  10

,,, 210 aaa

0

210n

nn aaaaa

k

nnk aS

0

sasSn

nkk

0

lim のとき

Page 11: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

級数とは(2)• 和の定義 (4.1.6) の意味

– 収束しない(発散する)場合には無限和は存在しない!コーシー以前の大問題:(これは (4.1.6) に基づけば発散する。)

– (一般には)和をとる順序は変えられない!(有限和の場合には自由に変えられた)• 順序を変えると和が変わってしまう場合があ

る。• それどころか、順序を変えて任意の値に収束さ

せることもできる!(参考: p.148 コメント)–順序を自由に変えられる場合もある。

(4.1.23)

11

?1111

Page 12: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

級数とは(3): ( 4§2 以降の内容)• 級数の項 an が変数 x を含むとき、形式

的には x を変数とする関数と見なせる。(関数(項)級数)– 例: 整級数、三角級数(フーリエ級数)– 一般に関数級数は、変数の値に応じて収束・

発散が分かれる。

• 関数級数は、多様な関数を統一的に表し、分析したり、関数値の具体的な計算など、多様で重要な用途を持つ。 12

Page 13: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

数学として扱うには

• 数列・級数はちゃんと収束するか?• どういう場合に収束するか?• どれぐらい速く収束するか?• 収束する値は何か?

 などについての厳密な考察(定義・証明)が必要になる。

13

Page 14: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

なぜ級数か• 様々な数値、関数の値を計算する最も

基本的な手段。–計算機における関数ライブラリ等

• 関数を表すもっとも基本的な、また多くの場合唯一の手段。– 超幾何級数等

• 特定の関数の性質を調べる、一群の関数の性質を一般的に調べる手段。  ⇒ (複素)関数論

14

Page 15: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

級数の収束

• 数列の場合もそうだが、特に級数の場合、– 収束するかどうかの判定と、– 実際の極限値(級数の和)を求めることとは別問題。

• 収束自体は比較的簡単に示せても、実際の極限値を求めるのが難しい場合が多い。(場合によっては未解決問題)

• したがって収束判定の方法が重要となる。 15

     例: ゼータ関数:6

)2(1

)(2

1

nsn

s

Page 16: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

級数の収束(2)• 基本は部分和数列 {Sn} が収束すること。⇒ Sn に数列の収束の判定方法を用いればよい。   しかし! (次スライド参照)

• 特殊な場合については個別に判定条件が考えられる。– 正項級数– 交項級数(交代級数)– 絶対(値)収束級数⇔ 条件収束級数

• 級数の和(収束値)を具体的に求めるのは困難。実際に解けるのは、いくつかの既知な場合に帰される場合のみ(等比級数など)。

16

Page 17: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

級数の収束:一般の場合

• 部分和数列 {Sn} の収束を調べればよい。– しかしそれができるのは、 Sn が簡単な式で

表される(つまり一般項がわかる)ような場合に限られる。   例:

• 収束の必要条件: 数列の項が0に収束(4.1.7)    (十分条件ではない。)

• コーシー列であることの言い換え (4.1.9)17

1

11

1

11

)1(

1

11

nkkkkS

n

k

n

kn

Page 18: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

正項級数(1)• 正項級数の部分和は単調増加• したがって上に有界なら収束 (2.2.4)

– どのような n でも         が成り立つ A を見つければよい

– (4.1.12) :上から収束数列(優級数)で押さえる

• また収束するなら絶対値収束 (4.1.21~3)– 収束判定や極限値の計算で、項の順番を自由

に入れ替えてよい。18

AaSn

kkn

1

Page 19: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

正項級数(2)

• 項別情報による収束判定 (4.1.13)(ダランベール、コーシー)– 「急速に」収束する級数には有効:

必ずしも使い道が広くはない• 積分近似による収束判定 (4.1.15)

– うまく積分式で近似でき、その積分計算が簡単にできれば有効な方法

– 多くの場面で使われる( n! の漸近展開等)

19

Page 20: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

正項級数(3): 極限値の評価• 単調増加なので、部分和 Sn は極限値の

下からの評価(過小評価)を与える• 上からの評価は直接には得られない

(個別に工夫する必要がある)– したがって部分和による過小評価も、どれぐ

らい真値に近いかは直接にはわからない

20

Page 21: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

交項級数(交代級数) (4.1.18)• an (の絶対値)が単調減少して 0 に

収束するなら、和が存在する (4.1.19)a0 0≧ (したがって a1 0, ≦ a2 0, ...≧ )なら、

のように奇数項は単調増加、偶数項は単調減少して共通極限に収束する。

– したがって、収束判定だけでなく、極限値の評価も上下から評価できる

21

024212531 SSSSSSSS nn

Page 22: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

参考:ゼータ関数 (4.1.16)

• ゼータ関数:• s が実数のとき、 s>1 なら収束、 s≤1 なら発散• s が偶数の場合には具体的な表現式は知られて

いるが、奇数の場合はほとんどわかっていない。 ζ(3) は無理数であることは知られているが、具体的な表現式は未解決問題。

• s を複素数に拡張した複素ゼータ関数は、数学最大の未解決問題である「リーマン予想」と直接関係している。 22

sss

nsn

s3

1

2

1

1

11)(

1

 

Page 23: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

収束の速さ(半分復習)

• (教科書 2.3.5 (p.60), 2.5.5 (p.79), 「無限大・無限小の比較」 2.5.11 (p.83) )– 以下の話は関数の場合だけでなく、数列・級数

に対しても当てはまる。

• 一般に であっても、両関数が同じように収束していくとは限らない。

• 収束の「速さ」の違いをどう表すか。 23

dxgxfcxgxfxxaxax

)(lim)(lim)(lim)(lim や 

Page 24: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

収束の速さ(2)

• 一般に lim f (x), lim g(x) が存在するとき( ±∞ も含む:極限値は必ずしも同じでなくてよい):

– (1) : f (x) は g(x) より収束が遅い: f (x)≫g(x)

– (3) : f (x) は g(x) より収束が速い: f (x)≪g(x)

– (2) : f (x) と g(x) は同程度の速さ: f (x)~ g(x)

24

は定数)   

   

   

AAxg

xf(

)3(0

)2(

)1(

)(

)(lim

Page 25: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

収束の速さ(3)• f (x) ~ g(x)  のとき、

f (x)=o(g(x)), g(x)=o(f (x))などとも書く。(記法は本により異なる)

• o(...) の中は、よく知られた関数を書くのが普通。これにより収束速度が比較できる 例:  x→0 のとき、

   これは x が十分小さいとき、左辺が右辺で近似できることも表す。

25

)(111

1 232 xoxxxxx

Page 26: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

整級数 ( pp.150~163 )

• 変数 x の多項式の無限級数版。

• ベキ(冪・巾)級数とも言う。• テイラー展開は典型的な整級数の例。

• 整級数の真価は、 x を複素変数として扱った複素関数の世界に行かないとわからない。– 整級数で表せる複素関数を「正則関数」という。

正則関数は複素解析の中心的存在。 26

n

nnxaxaxaa

0

2210

Page 27: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

整級数(2)

• 整級数のもっとも基本的な性質:収束域・収束半径の存在。 (4.2.3) ~(4.2.7)

• 整級数     に対し、あるが存在して、 |x|<r なら収束、 |x|>r なら発散( r=∞ の場合はすべての x で収束)|x|=r のときは場合による。 (4.2.21) 27

n

nnxa

0

)0( rr

Page 28: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

収束半径の求め方• 一般には (4.2.7) による。

– これらは級数の収束についてのダランベール、コーシーの判定法 (4.1.13) の応用

– ダランベールの判定法の場合、 an=0 となる場合が無数にあるとそのままでは使えない。

– しかし例えば n が偶数のとき an=0 なら、奇数項についてだけ考えればよい。

– コーシーの判定法にはそういう問題はないが、計算はこちらの方が面倒。

• テイラー級数などで、あらかじめ収束半径がわかっている関数から導くほうが実用的。 28

Page 29: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

参考: 収束半径について

• 整級数は、複素数の範囲で考えないと真価がわからない。複素整級数は、複素関数論の中核を占める極めて重要な存在

• 複素数の世界で考えると、次の定理が成り立つ。– 整級数      の収束半径が r なら、

|z|=r の円上で、級数が発散する点(特異点)が必ず存在する。

29

n

nnza

0

Page 30: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

テイラー展開

• 与えられた関数 f (x) に対し、整級数: 

      が収束するなら、これを f (x) の      ( x=0 での)テイラー展開という。

• 一般に x=a でのテイラー展開は:

• x=0 でのテイラー展開を「マクローリン展開」と呼ぶこともある。 

• 基本関数のテイラー展開 (4.2.14) は覚えておくとよい   30

n

n

n

xn

f

0

)(

!

)0(

n

n

n

axn

af)(

!

)(

0

)(

Page 31: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

テイラー展開(2)• テイラー展開は関数を整級数として表す。

したがって有限項の部分和は多項式で表され、関数の近似値を与える

• 多項式なので、加減乗除だけで計算できる• したがって関数値を具体的に計算する方法とし

て、実用的にも理論的にも極めて重要!• ただし、収束速度については関数によりかなり

の違いがある。– 遅い場合には加速法などの工夫が必要– 実際のインプリメントでは、あらかじめ計算した表

を用意するなど、様々な工夫がなされる。 31

Page 32: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

• sin 1 (=0.8414...) を求める。

• e (=2.71828...) を求める。

32

!5

1

!3

11...8416.01sin...8414.0

!7

1

!5

1

!3

11

!7!5!3sin

753

めることで:第3項、4項までを求

xxx

xx

  (下からの評価)から順にとして、

e

nx

xxxxxex

...,71825.2...,71805.2...,71666.2

51!5!4!3!2

15432

Page 33: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

テイラー展開(3)

• 関数の和・差のテイラー展開は、テイラー展開の和・差

– 収束半径は、2つの収束半径の小さい方• 積についても同様だが、整級数の形に

整理するのは面倒33

n

n

nn

n

n

nn

n

n

xn

gfxgxf

xn

gxgx

n

fxf

0

)()(

0

)(

0

)(

!

)0()0()()(

!

)0()(,

!

)0()(   のとき

Page 34: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

テイラー展開(4): 関数の合成• g(x) が x の整式なら         

 に対し

が成り立つ。– ただし、整級数      の形に直すに

は、項を適当に整理する必要がある。– もとの級数の収束半径が r なら     

 で収束するのだから、 ( ) ☆ は       で収束する 34

n

n

n

xn

fxf

0

)(

!

)0()(

)()}({!

)0())((

0

)(

☆n

n

n

xgn

fxgf

n

nnxa

0

rx ||0rxg |)(|0

Page 35: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

前スライドの例•  

•                  で x→x2 とすると

項別積分して:

• これは円周率計算などで用いられる– x=1 でも収束し、

(ライプニッツ・グレゴリーの公式:収束は遅い)35

rxn

fxf

xxg n

nn

n

2,!2

)0(

22)(

0

)(

収束半径なら

32

0

1)1(1

1xxxx

x n

nn

642

0

22

1)1(1

1xxxx

x n

nn

75312

)1(arctan

753

0

12 xxxxx

nx

n

nn

7

1

5

1

3

111arctan

4

Page 36: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

テイラー展開(5)• 一般のテイラー展開:• 例:

• この収束半径は• これにより、 f (x) がテイラー展開で

表せる範囲を広げていける(=解析接続)

36

n

n

n

axn

afxf )(

!

)()(

0

)(

16

)1(

8

)1(

4

)1(

2

1

2

)1()(

2

1

!

)1(

)1(

!)(

)1|(|11

1)(

32

01

1

)(

1)(

32

0

xxxxxf

n

f

x

nxf

xxxxxx

xf

nn

n

n

n

nn

n

n

 したがって

だから

)13(2 x

Page 37: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

多項式(整式)、2項定理

• f (x) が多項式(整式)なら、展開式がそのままテイラー展開– 2項定理はその具体例 (収束半径は∞)

– f (x) で x=y+a と置いて y で整理すれば、 y=a でのテイラー展開になる

37

kn

k

knkn

kn

k

kn xaCx

k

faxxf

00

)(

!

)0()()(

kn

k

kk

n

kk

kn

kk y

k

afayaxaxf

0

)(

00 !

)()()(

Page 38: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

一般の2項定理  (4.2.19)

• 2項定理の n を自然数でなく、任意の実数としたもの

– α が自然数でなければ収束半径は 1– これを用いて様々な関数が表せる

–ニュートンの微積分研究は、この一般の2項定理が中心的役割を果たしている 38

!

)1()1(,)1()(

0 n

nCxCxxf n

n

kn

等々2

2

1

1,1),1(

1

1),2/1(1

xx

xx

Page 39: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

項別微分・積分

• 収束半径内では(一定の条件のもとで)項別に微分・積分できる。  (4.2.17)–普通の関数については可能

– 一般の関数列の項別積分については (4.3.9), (4.3.10), (4.3.15) 参照

– 項別微分についてはもっと条件が面倒になる

• 収束円上での収束  (4.2.21): 省略39

Page 40: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

数列・級数の計算:  Excel• 図のように B 列に n,

D 列に部分和を計算する式を入れる

• n は関数 row() を使って作ると扱いやすい

• D 列では上のセルと左のセルの和をとる• C 列に数列の項 an を計算する式を入れる• あとは 5行の内容を必要なだけコピーする

40

Page 41: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

数列・級数の計算:  Matlab (1)• 部分和を作る• n の値のベクトル nvec を作る

– n = 10; nvec = (1:n)’; % 縦ベクトル• 数列 a(n) を作る。 例: a(n) = 1/n^2

– an = 1./nvec.^2;

• 和を計算する– sum(an)

41

Page 42: 情報メディア創成学類 解析  II  (Analysis II) GC1 1201

数列・級数の計算:  Matlab (2)• 部分和列も作る(前スライドの続き)

– Sn = zeros(n, 1); Sn(1) = an(1);– for k=2:n; Sn(k) = Sn(k-1) + an(k); end;– [nvec Sn]

• symbolic モードで記号計算– syms n;– symsum(1/n^2, n, 1, inf); % inf は ∞ の意味

42