15
ナロックレバー NLV-08, 10 分解組立マニュアル

分解組立マニュアル - naroc.co.jp · 《分解組立工具》 分解組立には、次の工具が必要になります。 ①六角棒スパナ 3mm、5mm ②スナップリングプライヤー軸用

  • Upload
    lydiep

  • View
    262

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

ナロックレバー NLV-08, 10

分解組立マニュアル

《分解組立工具》分解組立には、次の工具が必要になります。 ①六角棒スパナ3mm、5mm ②スナップリングプライヤー軸用対応径12~30mmφ ③ソケットレンチ又はスパナ10mm、13mm ④ナイフ ⑤プラチックハンマー ⑥グリース ⑦接着剤

《分解組立》分解組み立ては自己の責任において実施して下さい。また、弊社においても修理を承っておりますので、是非、修理をお申し付けください。

最初に外観点検を行う

•ハンドルの動きとキリカエツマミが正常か•ロードチェーンがスムーズに動くか•ニギリが正常に回転するか•ハンドルの曲がりや変形は無いか•上フックと下フックの安全金具は正常か•グリップは破損していないか•ガワイタA・Bの変形は無いか•ギアーカバーの変形は無いか

1)ニギリを外す

六角ボルトを六角レンチにて外す。この時キリカエツマミをアップ側にすると良い。

3)チェックを外す

チェックを持ち上に引き上げる。

2)スナップリングを外す

分解作業時には、部品の摩耗・変型・亀裂・破損・錆を確認し不良部品は必ず交換して下さい。

ニギリ

スナップリング

チェック

4)ハンドルを外す

ハンドル上部→部分のボルトを緩める

6)キリカエギヤーを外す

●●を手で回しながら外しますが、時に堅く回転しない場合が有ります。その時は、当て物をしながら軽くハンマーなどで反時計回りに叩き緩める。

7)クラッチを外す

5)ハンドルの裏側→部分のナットを外す

ハンドル

キリカエギヤー

クラッチ

8)ブレーキカバーを外す

↓部分4ヵ所のナットを緩めてブレーキカバーを外す。

9)上部ブレーキバンを外す

ブレーキバンが摩耗や破損して無いか確認する。

11)下部ブレーキバンの確認

ブレーキバンが摩耗や破損して無いか確認する。

10)ツメギヤーとスプリングを外す

ブレーキカバー

ブレーキバン

ツメギヤー スプリング

12)ツメが正常に働いているか

動きが悪い場合はブレーキバンのカスや錆びに寄る事もありツメの受け軸にCRC等にて動きを軽くし、少量のオイルを挿すと良い。

13)下部ブレーキバンの装着

古くなったブレーキバンの交換をすると良い。交換は、下部・上部の2枚1組でお願いします。

14)ツメギヤーの装着

ツメギヤーが正常にツメと噛み合うかツメギヤーを回してみる。ツメがEリングで確実に止まっているか確認する。

15)上部ブレーキバンの装着

古くなったブレーキバンの交換をすると良い。

ピニオンギヤーの動きに異常がある場合(a) の作業工程に進んで下さい。

ツメ Eリング

16)スプリングの装着

ピニオンの螺子部に異物や錆がないか確認し、付着している場合は取り除き少量のオイルを挿すと良い。但し、オイルはブレーキバンに付着しないように注意する。

17)クラッチの装着

クラッチは軽くまわしピニオンに取り付ける。

18)ブレーキカバーの装着

4ヵ所のボルトにスプリングワッシャ―を入れナットで最後まで絞め込む。

19)キリカエギヤーとクラッチを組合わせる。

20)クラッチとキリカエギヤーの装着

ここでクラッチとキリカエギヤーを強く最後まで手でカチカチと音がするまで強くしめこみ締め付けブレーキが効いた状態にする。これが十分でないとブレーキの利きが悪く、また、操作に大きく影響が出ます。写真の様にピニオンの螺子部が出る処まで締め付ける。

21)チェックの装着

チェックは、左写真の様に中央もしくは、時計廻り方向に少し回転した位置にセットして下さい。取付時キリカエギヤーの左又は右面にチェックが接触していると使用中ブレーキが効かなかったり効きすぎたりします。非常に危険です。

22)スナップリングの装着

スナップリングはピニオンの溝に確実にはまる事が重要です。

23)使用後と新しいキリカエツメの比較

キリカエツメの両端が使用状況により磨り減っている場合は早く取り替えると良い。

24)キリカエツメをハンドルに装着

25)バネウケとキリカエバネ

バネウケをキリカエバネに差し込む。

26)ハンドルにバネウケとキリカエバネの組み合わせハンドルに装着

キリカエツメとキリカエギヤーの接点に少量のグリースを塗ると良い。

27)ハンドルの装着

上部にスプリングワッシャを入れボルトを締め付ける。

28)ハンドル裏部分のナット締め付け

スプリングワッシャを入れナットを締め付ける。

29)ニギリの装着

六角レンチにて締め付けるが其のときキリカエツマミをダウン方向にしておくと良い。

a)ギヤーカバーを外す

4ヵ所のナットを緩めギヤーカバーを外す。

b)各ギヤーの確認

ギヤーカバーが外された状況第 2・3ギヤーの破損や損傷ないか確認し、マークの位置を合わせ組み付けて下さい。

d)ピニオンの確認

ピニオンを引き抜き全体に破損や損傷が無いか確認する。

c)ピニオン・ロードギヤーに破損や損傷ないか確認

ギヤーカバー

第2・ギヤー

ロードギヤー

ピニオン

(d)以下のピニオン引抜作業を行うときは、必ず(1)~(12)が終わっている事

e)ギヤー全体を外した状態

f)ガワイタBを外した状態

各部品に破損や損傷がないか確認ロードチェーンとロードシーブ・チェーンガイドチェーンケリの組み合わせ状態

g)ガワイタBを元に戻す

ガワイタBを元に戻すがチェーンガイド・チェーンケリ・上フックピンを写真の様にはめる。

h)ロードギヤーの装着

チェーンガイド チェーンケリ

ガワイタB

i)オピニオンの装着

j)第 2・3ギヤーの装着

この時点でギヤー周りにグリースを少し多めに塗布する。

k)ギヤーカバーの装着

ギヤーカバーとガワイタBを密着させる。

l)ギヤーカバーの装着

4ヵ所のボルトにスプリンワッシャを入れナットを締め付ける。

ギヤーカバー装着後、(13)~(29)を組立てて下さい

m)ロードチェーンの装着方向確認

チェーンが抜け落ちている時にはチェーンケリが付いている方向を上にする。

n)ロードチェーンの装着

ロードチェーン挿入には上の写真の方向からロードシーブの溝に沿って挿入する。

o)下フック付ロードチェーンの取り付け方向

ロードチェーンが挿入した方向の端に下フックが付く。

p)ストッパー付ロードチェーンの取り付け方向

片側のチェーンガイドの内側に成るようにし、ロードチェーン末端にチェーンスットパーを取り付ける。

下フック

チェーンストッパー

q)グリップ交換

破損したグリップをカッターで切り取り除いた後、ビスがあれば切り取って下さい。

r)グリップ接着

接着剤を本体とグリップ内面に塗り、グリップの突起部がハンドルの丸穴に収まるよう差し込む。

s)グリップ接着完成

接着剤が乾燥すれば完了です。

t)組立完成チェック

キリカエツマミを動かしアップとダウンが正常に操作できるか、負荷を掛けチェックする。また、ロードチェーンを手で引っ張りブレーキが利くか操作してみる。 ブレーキの利きが悪い時にはクラッチとキリカエギヤーの締め付けが足りない場合が有り、再度ニギリとチェックを外してから(19)~(29)の作業をもう一度行って下さい。

グリップ