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第2章 2040年の未来予測 ―科学技術が広げる未来社会―(Society 5.023 2 2040年の未来予測 ―科学技術が広げる未来社会―(Society 5.0本章では、科学技術・学術政策に関する調査研究機関として文部科学省に設置された科学技術・ 学術政策研究所が行っている未来予測である「科学技術予測調査」について紹介する。 科学技術予測調査は、科学技術及び科学技術と将来社会との関わりを見通し、科学技術基本計 画の立案等に資するため、昭和46年度から約5年ごとに行っているものである。 令和元年11月に公表された第11回調査では、「望ましい社会の未来像【社会の未来像】」と「科 学技術発展の中長期的展望【科学技術の未来像】」を検討し、それらを統合して、「科学技術発展 による社会の未来像」として「人間性の再興・再考による柔軟な社会」を提示している。また、 分野横断・融合の期待の高い領域として8個の「クローズアップ科学技術領域」を抽出している。 第1節 科学技術予測調査について 調査の背景・全体構造 科学技術予測調査は、科学技術の発展による社会の未来像を描く調査であり、昭和46年(1971 年)からの50年の歴史の中で、当初の科学技術指向から社会ニーズや社会課題解決等の社会指向 へ、そして、これを統合するシナリオの作成へと転換が図られてきた。第11回調査は、①科学技 術や社会のトレンド把握(スキャニング法)、②社会の未来像検討(ビジョニング法)、③科学技 術の未来像検討(デルファイ法)、④科学技術の発展による社会の未来像検討(シナリオ法)の4 手法を組み合わせて実施した。 第1-2-1図調査の構造と時間軸 資料:文部科学省 科学技術・学術政策研究所作成 ④科学技術発 展による社会の 未来像検討 (シナリオ) 2040年 2030年 ③科学技術の未来像検討 (デルファイ調査) 2050年 望ましい 社会の 未来像 ②社会の未来像検討 (ビジョニング) 科学技術 発展の 中長期展望 現在 (3)科学技術の未来像検討 (デルファイ調査) (5)科学技術発展による社会 の未来像検討(シナリオ) 基本シナリオ (2)社会の未来像検討(ビジョニング) (4)未来につなぐ クローズアップ 科学技術領域 (分野横断・融合 のポテンシャルの高 い領域) 情報 情報 (1)科学技術や社会のトレンド把握(ホライズン・スキャニング) ワークショップ等に よる50の未来像 702の科学技術トピックの アンケート 人間性の再興・ 再考による柔軟 な社会 8つの 横断・融合領域 統合 統合 選定 ※将来を展望する期間は 2050 年までの約 30 年、 ターゲットイヤーは 2040 年

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第2章 2040年の未来予測 ―科学技術が広げる未来社会―(Society 5.0)

23

第2章

第2章 2040年の未来予測 ―科学技術が広げる未来社会―(Society 5.0)

本章では、科学技術・学術政策に関する調査研究機関として文部科学省に設置された科学技術・

学術政策研究所が行っている未来予測である「科学技術予測調査」について紹介する。

科学技術予測調査は、科学技術及び科学技術と将来社会との関わりを見通し、科学技術基本計

画の立案等に資するため、昭和46年度から約5年ごとに行っているものである。

令和元年11月に公表された第11回調査では、「望ましい社会の未来像【社会の未来像】」と「科

学技術発展の中長期的展望【科学技術の未来像】」を検討し、それらを統合して、「科学技術発展

による社会の未来像」として「人間性の再興・再考による柔軟な社会」を提示している。また、

分野横断・融合の期待の高い領域として8個の「クローズアップ科学技術領域」を抽出している。

第1節 科学技術予測調査について

1 調査の背景・全体構造

科学技術予測調査は、科学技術の発展による社会の未来像を描く調査であり、昭和46年(1971

年)からの50年の歴史の中で、当初の科学技術指向から社会ニーズや社会課題解決等の社会指向

へ、そして、これを統合するシナリオの作成へと転換が図られてきた。第11回調査は、①科学技

術や社会のトレンド把握(スキャニング法)、②社会の未来像検討(ビジョニング法)、③科学技

術の未来像検討(デルファイ法)、④科学技術の発展による社会の未来像検討(シナリオ法)の4

手法を組み合わせて実施した。

■第1-2-1図/調査の構造と時間軸

資料:文部科学省 科学技術・学術政策研究所作成

④科学技術発展による社会の未来像検討(シナリオ)

2040年2030年

③科学技術の未来像検討(デルファイ調査)

2050年

望ましい社会の未来像

②社会の未来像検討(ビジョニング)

科学技術発展の

中長期展望

現在

①トレン

ド把握

(3)科学技術の未来像検討(デルファイ調査)

(5)科学技術発展による社会の未来像検討(シナリオ)

基本シナリオ

(2)社会の未来像検討(ビジョニング)

(4)未来につなぐクローズアップ科学技術領域

(分野横断・融合のポテンシャルの高

い領域)

情報 情報

(1)科学技術や社会のトレンド把握(ホライズン・スキャニング)

ワークショップ等による50の未来像 702の科学技術トピックの

アンケート

人間性の再興・再考による柔軟

な社会8つの

横断・融合領域

統合

統合選定

※将来を展望する期間は2050 年までの約 30年、ターゲットイヤーは 2040 年

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第1部 科学技術が広げる未来社会の可能性と選択肢

24

2 調査の具体的内容

(1) 科学技術や社会のトレンド把握(スキャニング法)

文献調査、データベース検索、Webサイトからの情報収集、専門家・有識者からの情報収集等

により、科学技術や社会の最新トレンド情報を収集・整理し、社会の未来像検討(ビジョニング

法)及び科学技術の未来像検討(デルファイ法)の議論に活用した。

■第1-2-2表/収集された情報

種類 内容 情報源

科学技術トレンド 研究動向 既存文献

科学研究費助成事業(科研費)採択課題 KAKEN(科学研究費助成事業

データベース)

最新の研究成果 研究機関プレスリリース

競争的資金の推移 Webサイト情報

政府審議会等の議題 Webサイト情報

科学技術進展の兆し 専門家・有識者

社会トレンド 社会の将来見通し 既存文献

社会の目標 各種戦略・計画等

社会変化の兆し 専門家・有識者 資料:文部科学省 科学技術・学術政策研究所作成

(2) 社会の未来像検討(ビジョニング法)

社会の未来像の検討においては、第1-2-3図に示すように、世界の未来像と地域の未来像を

参照しつつ、我が国社会の未来像を描き出すアプローチを採った。

■第1-2-3図/社会の未来像の検討方法

資料:文部科学省 科学技術・学術政策研究所作成

国際ワークショップ(2017.11)14か国・機関

(日本を含む)の約60名が参加

ビジョンワークショップ(2018.1)多様なステークホルダー約100名が参加

地域ワークショップ(2016~2018)地域(全国6か所)・総合(東京)・学会連携のワークショップを実施、延べ約340名が参加

現在

Sustainability

Inclusion

Humanity

安心安全・社会基盤

健康・暮らしエネルギー環境

ものづくりサービス

フロンティア

従来型成長からの脱却個の価値の尊重

ゆとり・やすらぎ

地域の未来像

世界の未来像

日本社会の未来像人口増 食料・エネルギー制約

アジア・アフリカが世界のセンター

Curiosity

など

SDGs

OECD/Going Digital

などコミュニティ力 ゆとりある暮らし

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第2章 2040年の未来予測 ―科学技術が広げる未来社会―(Society 5.0)

25

第2章

各ワークショップの結果、50の未来像が提案され、その中から以下の四つの価値が抽出された。

①Humanity「変わりゆく生き方」

②Inclusion「誰一人取り残さない」

③Sustainability「持続可能な日本」

④Curiosity「不滅の好奇心」

■第1-2-4図/4つの価値と50の未来像

資料:文部科学省 科学技術・学術政策研究所作成

(3) 科学技術の未来像検討(デルファイ法)

科学技術の未来像検討においては、まず科学技術予測調査検討会(座長:濵口道成・科学技術

振興機構理事長)及び分野ごとの分科会(7分野計74名)の検討を経て、計702のトピックを設

定している。次に専門家のネットワーク(約2,000名)、科学技術振興機構(JST)の運営する

研究者データベースresearchmap、学会、経済団体等を通じて、広く産学官の専門家から回答者

を募集し、令和元年2月から6月にデルファイ法(回答を収れんさせるため、同一回答者に同一

設問を繰り返す手法)による専門家ウェブアンケートを実施した。その結果、トピックの重要度

や実現見通し等について、1回目6,697名、2回目5,352名(大学等69%、公的機関17%、企業

10%、その他4%)の専門家から回答を得た。

7分野:健康・医療・生命科学、農林水産・食品・バイオテクノロジー、環境・資源・エ

ネルギー、ICT・アナリティクス・サービス、マテリアル・デバイス・プロセス、都市・

建築・土木・交通、宇宙・海洋・地球・科学基盤

(4) 未来につなぐクローズアップ科学技術領域(分野横断・融合のポテンシャルの高い

領域)

分野横断・融合のポテンシャルが高い領域の発展の方向性を探るため、分野の枠を超えて今後

推進すべき研究開発領域を抽出する検討を行った。702のトピックをAI関連技術によりクラス

異なる特徴を持つ人的なものが、個々の特徴の価値を理解し、つながることを通じて、進化を続ける社会

誰でもクリエーター社会

脱空間社会

ぴんぴんコロリ社会

IoTにより災害に対する備えが十分な社会

市民自らが社会課題を解決する社会

超データエコノミー社会

安心・満足・健康社会

江戸銭湯社会

“換”社会

“超”成熟社会

不確実性の下で持続可能なエネルギー・環境

資源永久循環社会

想定外を吸収できる社会

ネオサステナビリティを実現した社会

不滅の好奇心によって新世界を目指す社会

脱GDP社会寿命選択制社会

分散型発電が最適化されている社会

生き方、人間らしさ、機械社会と人間、自動化、日本人らしさ、文化、幸福、コミュニティの価値が増す社会

資源、エネルギー、食料、環境、循環、災害対策、市民活動が重要視される社会

新しい技術と社会・人間との新しい関係が構築される社会

変わりゆく暮らし・コミュニティ

Curiosity 不滅の好奇心

変わりゆく個人の生き方

生物への回帰

“超”成熟社会

暮らし方多様化社会

アナログ健康長寿社会

野性味社会

人間性拡張した社会

超運命社会

超人間社会:身体を制御し拡張する社会

人間・機械融合社会

超ロボット社会

“楽”社会

Japan as platform

ボーダレス社会

総活躍社会

多次元社会

個人の価値観と多様性に寛容な社会

時空を超え繋がる社会

インクルーシブ社会移動と物流の高度化

Humanity 変わりゆく生き方 Inclusion誰一人取り残さない

Sustainability持続可能な日本

探究心、活動空間の拡大が重要視される社会

多重人格社会

時空を超え繋がる社会

ユビキタス生活社会

超生物社会

AND人間の育つ社会

高齢者のモチベーションを創出・保障する社会

労働の多様化社会

資源不足に不安のない社会

多様性を担保した上で科学技術を最大限

に活用する社会

ヒトの育て方

超高齢化でイノベーションを起こす社会

次世代IoTによる超低炭素社会

まとまらないことでまとまっている社会

多重人格社会

サステナビリティ(海洋活用)

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第1部 科学技術が広げる未来社会の可能性と選択肢

26

タリングし、専門家の議論を経て、複数分野が関わるトピック群として、「未来につなぐクローズ

アップ科学技術領域」(8領域)を抽出した(第1-2-5図)。

■第1-2-5図/未来につなぐクローズアップ科学技術領域(8領域)

資料:文部科学省 科学技術・学術政策研究所作成

(5) 科学技術の発展による社会の未来像検討(シナリオ)

これまでの検討に携わった専門家・有識者約20名によるワークショップを開催し、「社会の未

来像検討」で得られた「50の社会の未来像」と科学技術の未来像検討で設定した「702の科学技

術トピック」を基に、科学技術発展による未来の社会を描く「基本シナリオ」を作成している。

具体的には、①Humanity「変わりゆく生き方」、②Inclusion「誰一人取り残さない」、③Sustainability

「持続可能な日本」及び④Curiosity「不滅の好奇心」の四つの価値とひも付けた「50の社会の未

来像」と、「702の科学技術トピック」とを結びつけ、科学技術の発展による2040年の社会の姿

の検討を行った。これらを基に専門家による検討を深め、2040年の姿として「人間性の再興・再

考による柔軟な社会」を提示した。また、2040年はSociety 5.0が更に進展し、身体や物など形

のあるもの(有形)と精神やデータなど形のないもの(無形)の在り方が大きく変容することが

想定されるため、「無形・有形」、「個人・社会」の二つの観点を掛け合わせた四つのグループに対

応する科学技術トピックを整理した(第1-2-6図)。

この議論を通じて、2040年に目指す社会は、「人間性の再興・再考による柔軟な社会」とまとめ

られている。ここでは、人間は自分らしく生き、社会は多様な人間が緩やかにつながり共生する環

境を提供する。そして、科学技術は人間や社会の様々な営みに寄り添い支えるものとされている。

なお、第11回調査は新型コロナウイルス感染症の感染拡大前に実施されたものであるが、感染

症に関する科学技術も有識者が設定したトピックスとして取り上げられており、遠隔医療・教育・

©NISTEP,2019

領域7サーキュラーエコノミー推進に向けた科学技術

領域6宇宙利用による地球環境と資源のモニタリング・評価・

予測技術 領域5ICTを革新する

電子・量子デバイス

領域4新規構造・機能の材料と製造システムの創成

領域2プレシジョン医療をめざした次世代

バイオモニタリングとバイオエンジニアリング

領域8自然災害に関する

先進的観測・予測技術

ワードクラウド(自然言語処理によるクラスタリング)

領域3先端計測技術と情報科学ツールを

活用した原子・分子レベルの解析技術

領域1社会・経済の成長と変化に適応する社会課題解決技術

*Science & Technology

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第2章 2040年の未来予測 ―科学技術が広げる未来社会―(Society 5.0)

27

第2章

勤務等の関連科学技術も大きな役割を果たすと考えられる(次節の「2040年の社会のイメージ」

の具体例を参照)。また、「科学技術に関する国民意識調査(新型コロナウイルスを含む感染症に

対する意識)」(速報版)において、新たに新型コロナウイルスを含む感染症の予測と対策のため

に、政府の講じるべき科学技術に関連した施策についてたずねたところ、「研究開発の推進」、「一

般の人へのわかりやすい情報提供」を回答する人の割合が初めて6割を超え、また、前回の調査

(2019 年3月)よりもこれらを選択した人の割合も増加した。このような国民の意識に応える

ような、科学技術の発展による社会が求められている。(科学技術に関する国民意識調査について

は、第2部第3章も参照)

■第1-2-6図/目指す社会の姿

資料:文部科学省 科学技術・学術政策研究所作成

人間性の再興・再考による柔軟な社会

人間らしさを再考し、多様性を認め共生する社会 リアルとバーチャルの調和が進んだ柔軟な社会

人間機能の維持回復とデジタルアシスタントの融合による「個性」が拡張した社会

カスタマイズと全体最適化が共存し自分らしく生き続けられる社会

備える社会

最適化社会

IoT機器を活用した大規模地震災害時のリアルタイム被害把握・拡大予測システム(2026/2028)

経済的かつ大規模安定供給可能な長期の水素貯蔵技術(2032/2034)

従来の大量生産技術と同等の生産性を有する付加製造(3Dプリンティング)技術(2027/2030)

モニタリング・センシング

エネルギーシステム

個別化

身体機能の拡張した社会

心身の安定した社会

達人社会

自律神経系・精神的ストレス・うつ病と生活習慣病の相互作用の解明による、悪循環をたちきる方法(2030/2034)

人の感覚について、喪失した場合には補い、さらには超人的レベルを達成するよう補強するバイオミメティクス材料(2032/2036)

匠(熟練技能者など)の技能の計測とモデリングを通じ、暗黙知を自動的にアーカイブ化するシステム(2026/2029)

病状コントロール

生体適合

AI活用

多次元社会

データ共有社会

健康な人間・健康な地球

誰もが遠隔地の人やロボットの動作の一部もしくは全身を自在に操り、身体の貸主や周囲の人と協調して作業を行うことができる身体共有技術(2030/2033)

重要インフラ、自動車などの制御システムや個人用IoT機器・サービスに対し不正な侵入を防止する技術(2028/2029)

ロボット・ヒューマンマシンインターフェース

情報抽出

リアルタイムモニタリング

人間らしくいられる社会

多様性のある社会

共生する社会

個人の体験を、感覚情報のみならず、その時の心理状態なども含めて生々しい肌感覚として記録し、それを編集・伝達・体験・共有できるようにするメディア(2030/2033)

脳機能を細胞レベルで非侵襲的に測定できるイメージング技術(2030/2035)

高齢者や視覚障がい者が安心して自由に行動できる情報を提供するナビゲーションシステム(2025/2028)

体験伝達メディア

脳機能イメージング

多言語・非言語ナビ

非定形の文章・会話から所望の情報を抽出できる自然言語処理技術(2026/2029)

カスタマイズ社会

無形・個人 無形・社会

有形・個人 有形・社会

感情や体験の共有、コミュニケーションにより相互理解を進め、互いを尊重して共生する。

身体機能の拡張や個人の特性に合った健康管理により、個々人が活躍の幅を広げる。

個人の欲求を満たしつつ資源の適正配置・循環を実現し、非常時にも柔軟に対応する。

膨大なデータを蓄積・共有・活用し、仮想空間と現実空間を使いこなす。

(社会の未来像まとめ)(科学技術の例) (科学技術トピック例*) (社会の未来像まとめ)(科学技術の例) (科学技術トピック例*)

(社会の未来像まとめ)(科学技術の例) (科学技術トピック例*) (社会の未来像まとめ)(科学技術の例) (科学技術トピック例*)

科学技術的実現(所期の性能を得るなど技術的な環境が整う) 社会的実現(実現された技術が製品やサービス等として利用可能な状況となる)*デルファイ調査で設定した702の科学技術トピックから抽出