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1 概 要...1 1 概 要 1.1 デバイスの一般的な説明 MACH104 デバイスファミリーは多種多様なデバイスが用意されています。 MACH104 デバイスは産業オートメーションにおける特殊な要求事項に応えられるように設計されて

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  • 目 次

  • 1 概 要 1 1.1 デバイスの一般的な説明 2 1.2 各種デバイスの説明 1.2.1 MACH104-20TX-F….24 GB ポート付デバイス 2 1.2.2 MACH104-20TX-FR….24 GB ポートおよび

    冗長型電源付デバイス 1.2.3 MACH104-20TX-F-4PoE….24 GB ポートおよび4個の 8 PoE ポート付デバイス 1.3 電源供給 13 1.4 イーサネットポート 15 1.4.1 10/100/1000 Mbit/s ツイストペア線ポート 15 1.4.2 100 Mbit/s F/O ポート 15 1.4.3 1000 Mbit/s F/O ポート 16 1.4.4 PoE ports 16 1.4.5 混合ポート 16 1.5 表示出力 17 1.5.1 デバイスの状態 17 1.5.2 ポートの状態 18 1.6 インターフェイス 19 1.6.1 V.24 インターフェイス 19 1.6.2 USB インターフェイス 20 1.7 シグナルコンタクト 20 2 設置 10

    2.1 開梱および内容物の確認 10 2.2 SFP トランシーバ(オプション)の取付 10 2.3 シグナルコンタクトの配線と組立 10 2.4 デバイスの設置と接地 23 2.4.1 設置場所の選択 23 2.4.2 平らな面に設置する 23 2.4.3 スイッチキャビネット内に設置する 24 2.4.4 壁に設置する 24 2.4.5 デバイスを設置する 25 2.5 デバイスを動作させる 26 3 基本的なセットアップ 28 3.1 デフォルト(工場出荷時)に設定する 28

  • 4 メンテナンスおよびサービス 30 5 取り外し 31 5.1 デバイスを取り外す 31 5.2 SFP トランシーバを取り外す 31 6 技術資料 32 A サポート体制 33

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    1 概 要 1.1 デバイスの一般的な説明 MACH104 デバイスファミリーは多種多様なデバイスが用意されています。 MACH104 デバイスは産業オートメーションにおける特殊な要求事項に応えられるように設計されて います。それらは関連する工業規格に適合し、このことにより極限の条件下においても非常に高度な運用信

    頼度をもたらし、さらに長期間に亘る信頼性と柔軟性をもたらします。 デバイスに内蔵されている優れたソフトウエア L2 によって、IEEE 802.3 規格に適合した産業用イーサネットネットワークがセットアップされます。 下記設置方法が可能です。 ▲19インチキャビネット ▲平坦な表面に据え置く ▲平坦な表面に取り付ける 本デバイスはファン無しで稼働します。 ターミナルデバイスおよび他のネットワークコンポーネンツに接続するために、多様なメディアの選択が 可能です。 ▲ツイストペアケーブル ▲マルチモード F/O ▲シングルモード F/O リング冗長のコンセプトによって、ネットワークを故障発生後早急に再構築することができます。 デバイスをマネージングするために便利なオプションがあります。それらを使ってデバイスを管理して ください。 ▲Web ブラウザ ▲Telnet ▲マネージメントソフトウエア(産業用 HiVision のようなもの) ▲V.24 インターフェイス(1.6.1 参照) デバイスは広範なファンクションを有しています。それらに関するマニュアルはデバイスに同梱されている CD/DVD に書かれていますが、www.hirschman.com を介してダウンロードすることができます。 1.2 デバイスの説明

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    1.2.1 MACH104-20TX-F…24 GB デバイス ▲MACH104-20TX-F… ▲ 4×ギガビット イーサネット combo ports ▲ 20×ギガビット イーサネットポート

    図1:MACH104-20TX-F…のインターフェイス、ディスプレーおよびエレメントの概説 1-MACH104-20TX-F…デバイス 2-LED 表示灯 3-接点信号 4-USB インターフェイス 5-外部マネージメントとの V.24 アクセス 6-下記表の1列目を参照 7-下記表の2列目を参照 8-電源コネクタ(デバイスの背面) 20×ギガビット イーサネット ポート 4×ギガビット イーサネット combo ports 10/100/1000 Mbits ツイストペア線, RJ45 接続

    100/1000 Mbit/s F/O, SFP スロットまたは 10/100/1000 Mbit/s ツイストペア, RJ45 ポート SFP と RJ45 の混在可能

    1.2.2 MACH104-20TX-FR…24 GB ポートおよび冗長電源装置付き ▲MACH104-20TX-FR… ▲ 4個のギガビット イーサネット combo ports ▲ 20個のギガビット イーサネットポート ▲ 冗長電源装置付き

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    図2:MACH104-20TX-FR…のインターフェイス、ディスプレーおよびエレメントの概説 1-MACH104-20TX-FR…デバイス 2-LED 表示灯 3-接点信号 4-USB インターフェイス 5-外部マネージメントとの V.24 アクセス 6-下記表の1列目を参照 7-下記表の2列目を参照 8-P1: 電源コネクタ(デバイスの背面) 9 -P2:冗長電源コネクタ(デバイスの背面) 20×ギガビット イーサネット ポート 4×ギガビット イーサネット combo ports 10/100/1000 Mbits ツイストペア線, RJ45 接続

    100/1000 Mbit/s F/O, SFP スロットまたは 10/100/1000 Mbit/s ツイストペア, RJ45 ポート

    1.2.3 MACH104-20TX-F-4PoE…24 GB ポートおよび 4 PoE ポート付きデバイス ▲MACH104-20TX-F-4PoE… ▲ 4個のギガビット イーサネット combo ポート

    ▲ 20個のギガビット イーサネットポートその内 4 個の PoE 可能 ▲ 4個の PoE ポート用の PoE 電源装置を内蔵

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    図3:MACH104-20TX-4PoE…のインターフェイス、ディスプレーおよびエレメントの概説 1-MACH104-20TX-4PoE…デバイス 2-LED 表示灯 3-接点信号 4-USB インターフェイス 5-外部マネージメントとの V.24 アクセス 6-下記表の1列目を参照 7-下記表の2列目を参照 8-下記表の3列目を参照 9- 電源コネクタ(デバイスの背面) 10 -PoE 電源ユニット(デバイスの背面) 4×ギガビットイーサネット PoE ポート

    4×ギガビットイーサネット Combo ports

    16×ギガビットイーサネット ポート

    10/100/1000 Mbit/s ツイストペア PoE 付 RJ45 接続

    100/1000 Mbit/s F/O, SFP スロットまたは 10/100/1000 Mbit/s ツイストペアRJ45 接続 SFP と RJ45 の混在可能

    10/100/1000 Mbit/s ツイストペアRJ45 接続

    1.3 電源

    1.3.1 MACH104-20TX-F… 電源は MACH104-20TX-F…の背面にある AC ソケットコネクタを介して供給されます。

    図4:MACH104-20TX-F…背面接続 1-電源電圧 100 – 240 VAC 2-MACH104-20TX-F…デバイス 1.3.2 MACH104-20TX-FR…

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    電源は MACH104-20TX-F…の背面にある AC ソケットコネクタを介して供給されます。 電源装置は冗長性を持っています。2つの入力は独立しています。負荷を共有することはありません。 冗長電源装置においては、標準の電源装置だけが電源を供給します。もし標準電源装置が故障した 場合、冗長電源装置が自動的にアクティブな状態になります。 正常な場合、冗長電源装置は待機モードにあります。電源は筐体から電気的に絶縁されています。

    図5:MACH104-20TX-FR…の電源接続(背面接続) 1-標準電源用ソケットコネクタ 100 – 240 VAC 2-MACH104-20TX-FR…デバイス 3-冗長電源用ソケットコネクタ 100 – 240 VAC デバイスはメイン電源である非冗長電源を含めて電源の故障をレポートします。 両方の入力を介して電圧を供給することによって、またはマネージメントにて設定を変えることに よってこのメッセージを止めることができます。 1.3.3 MACH104-20TX-F-4PoE… 電源は AC ソケットコネクタを介して供給されます。

    図6:MACH104-20TX-F-4PoE…の電源接続(背面接続) 1-標準電源用ソケットコネクタ 100 – 240 VAC 2-MACH104-20TX-F-4PoE…デバイス 1.4 イーサネットポート

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    ツイストペアケーブルまたは F/O ケーブルを介して、端末装置と他のセグメントを本器のポートにて接続すること ができます。 1.4.1 10/100/1000 Mbit/s ツイストペアポート このポートは RJ45 ソケットです。 10/100/1000 Mbit/s ツイストペアポートは IEEE 802.3 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T 規格による ネットワークコンポーネンツに接続することができます。 このポートは下記をサポートしています。 ▲Autonegotiation ▲Autopolarity ▲Autocrossing (autonegotiation の場合において) ▲1000 Mbit/s 全二重 ▲100 Mbit/s 半二重モード、100 Mbit/s 全二重モード ▲10 Mbit/s 半二重モード、10 Mbit/s 全二重モード 注意:これらのポートのいくつかは PoE(Power over Ethernet)をサポートしています。 1.4.4 PoE ポートをご参照ください。 出荷時:Autonegotiation がアクティブです。

    ソケットハウジングはフロントパネルにて電気的に接続されています。 ピン配列は MDI-X に対応しています。

    表1:MDI-X モード、RJ45 ソケットにおける 1000 Mbit/s ツイストペア インターフェイスのピン配列 PoE のために信号送信用ペア線を介して電源が供給される。

    1.4. 2 100 Mbit/s F/O ポート このポートは SFP スロットです。

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    100 Mbit/s F/O ポートは端末装置、または IEEE 802.3 による 100BASE-FX 規格に対応した独立ネットワーク セグメントとの接続を可能にします。これらのポートは下記のものをサポートします。 ▲全または半二重モード デフォルト設定:全二重モード 1.4. 3 1000 Mbit/s F/O ポート このポートは SFP スロットです。 1000 Mbit/s F/O ポートは端末装置、または IEEE 802.3 による 1000BASE-SX//1000BASE-LX 規格に対応した 独立ネットワークセグメントとの接続を可能にします。これらのポートは下記のものをサポートします。 ▲Autonegotiation ▲全二重モード 出荷時:autonegotiation がアクティブです。 1.4. 4 PoE ポート MACH104-20TX-4PoE…デバイスは IEEE 802.3af に従って Power over Ethernet (PoE)を サポートしています。 ポート No. PoE サポート 1~4 あり 5~20 なし 表2:ツイストペア線ポートと PoE サポート PoE ポートは、例えば遠隔にある IP 電話(音声)、Web カメラ、センサー、プリントサーバーおよび WLAN のアクセスポイントに接続して電源を供給することができます。 下記事項が PoE ポートに適用されています。 ▲給電電力 15.4W (クラス 0) ▲PoE 電圧はツイストペア信号送信線を介して供給される(ファントム電源) ▲PoE 電源に接続されている各ポートはお互いに電気的に絶縁されていない。 1.4. 5 Combo ポート SFP トランシーバを介して F/O を、あるいはツイストペア線を combo ポートに接続することができます。 SFP トランシーバを使用することによって、オプティカルインターフェイスを構築できます。

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    その場合、そのオプティカルインターフェイスがあるポートではツイストペア線インターフェイスは使用不可 となります。1個のポートでは1個のインターフェイスのみが使用可能です。 1. 5 ディスプレーエレメント 電源を投入すると、ソフトウエアが起動してデバイス自身を初期化します。その後、デバイスはセルフテストを 行います。この間色々な LED が点灯します。このプロセスは約15秒かかります。

    図7: MACH104 ディスプレーエレメント 1-デバイスの状況表示 2-ポートの状況表示 1.5. 1 デバイスの状況

    これらの LED はデバイス全体の動作に影響を与える条件に付いての情報をもたらします。 下記表は下記デバイスについて適用します。 ▲MACH104-20TX-FR… LED ディスプレー 色 ON/OFF 意味 P 電源装置

    緑 ON 電源装置1と2稼働 黄 ON 電源装置1または2稼働 OFF 電源装置1と2 低電圧

    下記表は下記デバイスについて適用します。 ▲MACH104-20TX-F… ▲MACH104-20TX-F-4PoE… LED ディスプレー 色 ON/OFF 意味

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    P 電源装置

    緑 黄

    ON 電源装置稼働 OFF 電源装置低電圧

    下記表は全てのデバイスについて適用します。 LED ディスプレー 色 ON/OFF 意味 Sb Stand-by

    OFF Stand-by モード禁止 緑 ON Stand-by モード許可

    FAULT 故障

    OFF 信号コンタクトクローズ エラーレポートなし

    赤 ON 信号コンタクトオープン エラーレポートあり

    RM Ring Manager

    OFF RM ファンクション非アクティブ 緑 ON RM ファンクションアクティブ

    冗長ポート禁止 点滅 HIPER-Ring の設定エラーを検出(即ち、

    リングがリングポートに繋がっていない)

    黄 ON RM ファンクションアクティブ 冗長ポート許可

    RM + Sb

    ACA メモリー の動作

    交互に 点滅

    同時に点滅 2回/秒

    同時に点滅 1回/秒

    1.5. 2 ポートの状態

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    これらの LED はポートに関連する情報を表示します。

    LED 表示内容 色 LED の状態 意味 LS つながりの状態 OFF 接続不良またはつながっていない

    緑 ON 接続正常 周期毎に点滅1回 ポートは stand-by にある

    周期毎に点滅3回 ポートは禁止されている DA データの往来 黄 点滅 データ送受信中 1.5 インターフェイスの設定 1.6. 1 V.24 ( RS232C)インターフェイス V.24 インターフェイスは RJ11 ソケットです。 V.24 ユーザーインターフェイスはシリアル信号で、下記デバイスを直接接続することができます。 ▲V.24 インターフェイスを持っている PC。 さらにシステムの起動時にシステムのモニターが可能です。 ▲オートコンフィギュレーションアダプター ACA 11(ケーブルセット) VT 100 ターミナル設定 速度 9600 Baud データ 8 bit ストップビット 1 bit ハンドシェイク off パリティー none RJ11 ソケットハウジングはデバイスのフロントパネルに電気的に接続されています。 V.24 インターフェイスは電源から電気的に絶縁されていません。

  • 11

    図8:V.24 インターフェイスと USB コネクタのピン配列 注釈:ターミナルケーブルは別売です。ACA 11 のオーダーナンバーは ■アクセサリーをご参照ください。 1.6. 2 USB インターフェイス USB ソケットはオートコンフィギュレーションアダプターのローカル接続のためのインターフェイスです。 USB インターフェイスはコンフィギュレーションのセーブ/ロードおよびソフトウエアをロードするために 使われます。 6 テクニカルデータ の ■アクセサリー をご参照ください。

    表3: USB インターフェイスのピン配列 1.6 接点信号

    図9: MACH104 デバイスの前面 1-接点信号 この接点信号はポテンシャルフリーなリレー接点出力です。この接点信号を介して遠隔からデバイスの診断を 行うことができます。診断プロセスにおいて、ライン障害のような出来事の信号を送り出します。 ある事象が発生すると、デバイスはリレー接点をオープンし、閉回路を遮断します。 マネージメントセッティングによっていかなる事象が接点をスイッチするのかを決めます。 このマネージメントセッティングを使って、接点信号を手動でスイッチして外部のデバイスをコントロール することもできます。 2 設置

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    出荷においてデバイスは直ぐに使える状態になっています。 デバイスの組み立ては下記に示す手順に従って下さい。 ▲開梱して荷物の中身をチェックします ▲SFP トランシーバを取り付けます(オプション) ▲接点信号に配線します ▲デバイスを設置してグランド(アース)を取ります ▲デバイスを動作させます ▲ネットワークケーブルを接続します 2.1 開梱と荷物の中身のチェック □「出荷の範囲」で名付けられている全ての品目を含んでいるかをチェックしてください □それぞれの部品に輸送中のダメージがあるかないかをチェックしてください 2.2 SFP トランシーバの取付(オプション)

    図10: MACH104 デバイス前面 1-ポート5+6:2個の SFP スロットまたは2個の RJ45 ポート 2-ポート7+8:2個の SFP スロットまたは2個の RJ45 ポート 注意:Hirschmann SFP だけが使用可能です。「アクセサリー」の項をご参照ください。 □SFP または XFP トランシーバを取り付ける前に、先ず SFP/XFP の保護キャップを外してください。 □ロックがソケットの中に閉じた状態で、FP/XFP トランシーバを所定の位置でラッチが掛かるまで押して

    ください。

    図11: F/O SFP トランシーバ 2.3 接点信号に配線して組み上げる

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    図12: 2ピンターミナルブロック

    警告 電気ショック 先のとがった物(小さなねじ回し、電線等)を信号線がつながっているターミナルに差し込んだり、ターミナルに触

    らないでください! これらの指示に従わない場合、死亡、重大なけがまたは機材のダメージを引き起こす可能性があ

    ります。 接点信号の接続に際して、下記の要求事項満たしていることを確認してください。 ▲接続される線は無電圧である。 ▲接続される電圧は電流リミッターまたはヒューズによって制限されます。 接点信号に対する電気的な限界値は、60V DC または 30VAC / 1A 以下です。 □デバイスから電源コネクタを外してください。 □接点信号線をターミナルブロックに接続してください。 □接点信号ターミナルブロックをスクリュードライバーを使って取り付けてください。 ターミナルブロックが正しく取り付けられたかそしてねじ止めされたかをチェックしてください。 注釈:接点信号用ターミナルブロックを締め付けるトルクは 3 lb-in (約 3.5 Kg-cm)です。

    3 基本的なセットアップ 注意:2個またはそれ以上のデバイスが同一の IP アドレスを持った場合、ネットワークにおいて予期せぬ

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    動作の原因になります。ネットワークにおいて各デバイスごとに重複しない IP アドレスを割り当てるように 設定を行い、そして維持してください。 デバイスを最初に設置する時、IP アドレスを入力してください。 設置の最初に当たり、IP パラメータを入力するために下記選択肢があります。 ▲DHCP を介しての設定(出荷時の状態)DHCP: Dynamic Host Configuration Protocole ▲V.24 接続を介しての入力 ▲アプリケーション HiDiscovery または産業用 H1Vision 上にある HiDiscovery の助けを借りて 入力 ▲BOOTP を介しての設定 BOOTP: Boostrap Protocol ▲DHCP (Option 82)を介しての設定 ▲AutoConfiguration Adapter デバイスの基本的なセッティングについての更なる情報は CD/DVD に掲載されている“基本的な 設定“で見ることができます。 3.1 デフォルトにおけるセッティング ▲IP アドレス:デバイスは DHCP を使って IP アドレスを探します。 ▲マネージメントパスワード: ユーザーパスワード:public (リードのみ) 管理者のパスワード:private(リード/ライト) ▲V.24 データレート:9600 Baud ▲Ring redundancy:off ▲イーサネットポート:接続の状態は診断されていない(接点信号) ▲オプティカル 100 Mbit/s ポート:100 Mbit/s 全二重 他の全てのポート:autonegotiation ▲Redundancy マネージャーはスイッチ off (Redundancy マネージャおよび Stand-by DIP スイッチ:ON) ▲Stan-by カップリングはスイッチ off (Redundancy マネージャおよび Stand-by DIP スイッチ:ON)

    ポート3=コントロールポート ポート 4=冗長リング結合のための結合ポート ▲Rapid Spanning Tree:on 4 メンテナンスとサービス □本デバイスを設計する際、Hirschman は摩耗する部品を使わないようにしています。摩耗、キズになりやすい

  • 15

    部品は製品の寿命より長く続くために必要な大きさにされます。 仕様に基づいて(“テクニカルデータ”参照)本デバイスを運用してください。

    □リレーは自然な磨耗の対象となります。摩耗はスイッチング動作の頻度にかかっています。クローズ接点の

    抵抗とスイッチング機能をチェックしてください。

    □Hirschman はソフトウエアの改良と開発のために絶え間なく働いています。ソフトウエアが更新されているか

    どうかを定期的にチェックしてください。

    □動作環境における汚染の程度によっては、デバイスの通風孔がふさがっていないか定期的に確認してください。 5 取り外し 5.1 デバイスを取り外す □電源を切る □電源プラグを抜く □データケーブルを取り外す □デバイスをキャビネットまたは壁から取り外すために、デバイスのブラケットからネジを外す。

    図16:デバイスの取り外し 5.2 SFP トランシーバを取り外す □ロックを解除して SFP トランシーバをソケットから引き抜く □保護キャップでソケットを塞ぐ

    図17:SFP トランシーバの取り外し 6 テクニカルデータ ■一般仕様

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    寸法 寸法図ご参照 重量 MACH104-20TX-F… 4.2 kg

    MACH104-20TX-FR… 4.4 kg MACH104-20TX-F-4PoE… 4.6 kg

    動作電圧 定格 AC 電圧 100 V…240V, 50 Hz…60 Hz 電圧範囲 90 V AC ~ 265 V AC 周波数範囲 47 Hz ~ 63 Hz

    消費電流 PoE なしデバイスの定格電流

    Max. 0.3 A (240 V AC) Max. 0.5 A (100 V AC)

    PoE ありデバイスの定格電流 Max. 0.9 A (240 V AC) Max. 1.7 A (100 V AC)

    賦活電流 typ.

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    ■EMC および電磁波耐性(Immunity) EMC 障害に対する耐性 IEC/EN 61000-4-2

    静電気放電

    接触放電 6 kV 空中放電 8 kV

    IEC/EN 61000-4-3 電磁界 80 MHz…3000 MHz 20 V/m

    IEC/EN 61000-4-4

    高速過度(バースト) パワーライン 2 kV データライン 4 kV

    IEC/EN 61000-4-5

    サージ電圧 パワーライン 1 kV パワーライン ライン/グランド 2 kV データライン 4 kV

    EMC 障害に対する耐性 IEC/EN 61000-4-6 静電気放電

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    接触放電 6 kV 空中放電 8 kV

    IEC/EN 61000-4-3 電磁界 80 MHz…3000 MHz 20 V/m