181
10 -1 10-1 10アクセス可能デバイス・範囲 10アクセス可能デバイス・範囲 CC -Link 通信時におけるアクセス可能デバイス,アクセス可能範囲について説明します。 10.1 アクセス可能デバイス CC -Link 通信時におけるアクセス可能デバイスを次に示します。 ポイント 表中の“一括”は,一括読出し(mdReceive) ,一括書込み(mdSend) を示し,“ラ ンダム”はランダム読出し(mdRandR) ,ランダム書込み(mdRandW) ,ビットセット (mdDevSet) ,ビットリセット(mdDevRst) を示しています。 10.1.1 自局(FA コンピュータ) デバイス アクセス可否 一括 X(RX) ランダム 一括 Y(RY) ランダム 一括 SB ランダム 一括 SW ランダム 一括 Ww(RWw) ランダム 一括 Wr(RWr) ランダム 一括 RAB (自局ランダムアクセスバッファ) ランダム 一括 SPB (自局バッファメモリ) ランダム 10

10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

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Page 1: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

10 - 1 10 - 1

10 アクセス可能デバイス・範囲

10 アクセス可能デバイス・範囲

CC-Link通信時におけるアクセス可能デバイス,アクセス可能範囲について説明します。

10.1 アクセス可能デバイス

CC-Link通信時におけるアクセス可能デバイスを次に示します。

ポイント

表中の“一括”は,一括読出し(mdReceive),一括書込み(mdSend) を示し,“ランダム”はランダム読出し(mdRandR),ランダム書込み(mdRandW),ビットセット(mdDevSet),ビットリセット(mdDevRst)を示しています。

10.1.1 自局(FAコンピュータ)

デバイス アクセス可否

一括 X(RX)

ランダム ○

一括 Y(RY)

ランダム ○

一括 SB

ランダム ○

一括 SW

ランダム ○

一括 Ww(RWw)

ランダム ○

一括 Wr(RWr)

ランダム ○

一括 RAB

(自局ランダムアクセスバッファ) ランダム ○

一括 SPB

(自局バッファメモリ) ランダム ○

10

Page 2: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

10 - 2 10 - 2

10 アクセス可能デバイス・範囲

10.1.2 他 局

アクセス先CPU

デバイス A1N

A0J2H A1S(H) A1SJ(H) A2C(J) A2N(-S1) A2S(H)

A2A(-S1) A2U(-S1) A2US(-S1) A2USH-S1 Q02(H)-A Q06H-A

A3N A3A A3U

A4U

Q2A(-S1) Q3A Q4A Q4AR Q2AS(-S1) Q2ASH(-S1)

Q00J Q00 Q01 Q02(H) Q06H Q12H Q25H Q12PH Q25PH Q12PRH Q25PRH Q02U Q03UD Q04UDH Q06UDH Q13UDH Q26UDH

FA コンピュータ

一括 X

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 Y

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 L

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 M

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 特殊M(SM),SB

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 F

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 T(接点)

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 T(コイル)

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 C(接点)

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 C(コイル)

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 T(現在値)

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 C(現在値)

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 D

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 特殊D(SD),SW

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 ○ ○ ○ ○ ○ T(設定値メイン)

ランダム × × × × × × ×

一括 ○*1 ○ ○ T(設定値サブ1)

ランダム × ×

× × × × ×

一括 ○ T(設定値サブ2)

ランダム × × × ×

× × ×

一括 ○ T(設定値サブ3)

ランダム × × × ×

× × ×

一括 ○ ○ ○ ○ ○ C(設定値メイン)

ランダム × × × × × × ×

一括 ○*1 ○ ○ C(設定値サブ1)

ランダム × ×

× × × × ×

*1:A2ACPU(-S1)の場合はアクセスできません。

10

Page 3: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

10 - 3 10 - 3

10 アクセス可能デバイス・範囲

アクセス先CPU

デバイス A1N

A0J2H A1S(H) A1SJ(H) A2C(J) A2N(-S1) A2S(H)

A2A(-S1) A2U(-S1) A2US(-S1) A2USH-S1 Q02(H)-A Q06H-A

A3N A3A A3U

A4U

Q2A(-S1) Q3A Q4A Q4AR Q2AS(-S1) Q2ASH(-S1)

Q00J Q00 Q01 Q02(H) Q06H Q12H Q25H Q12PH Q25PH Q12PRH Q25PRH Q02U Q03UD Q04UDH Q06UDH Q13UDH Q26UDH

FA コンピュータ

一括 ○ C(設定値サブ2)

ランダム × × × ×

× × ×

一括 ○ C(設定値サブ3)

ランダム × × × ×

× × ×

一括 A

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ × ×

一括 Z

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 V(インデックスレジスタ)

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ × ×

一括 R(ファイルレジスタ)

ランダム × ○ ○ ○ ○ ○*2*3 ×

一括 ZR(ファイルレジスタ)

ランダム × × × × × ○ ×

一括 ER(拡張ファイルレジスタ)

ランダム × ○ ○ ○ ○ ○*2 ×

一括 B

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 W

ランダム ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×

一括 Q/QnAリンク特殊リレー (Q/QnACPU上) ランダム

× × × × × ○ ×

一括 積算タイマ(接点)

ランダム × × × × × ○ ×

一括 積算タイマ(コイル)

ランダム × × × × × ○ ×

一括 Q/QnAリンク特殊レジスタ (Q/QnACPU上) ランダム

× × × × × ○ ×

一括 Q/QnAエッジリレー (Q/QnACPU上) ランダム

× × × × × ○ ×

一括 自局ランダムアクセスバッファ

ランダム × × × × × × ×

一括 積算タイマ(現在値)

ランダム × × × × × ○ ×

一括 自局リンクレジスタ(送信用)

ランダム × × × × × × ×

一括 自局リンクレジスタ(受信用)

ランダム × × × × × × ×

一括 FXCPUのSデバイス

ランダム × × × × × × ×

一括 自局バッファメモリ

ランダム × × × × × × ×

*2:Q00JCPUの場合はアクセスできません。 *3:AnACPUの場合はER,QnA/QnHCPUの場合はZRを使用してください。

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10 - 4 10 - 4

10 アクセス可能デバイス・範囲

アクセス先CPU

デバイス A1N

A0J2H A1S(H) A1SJ(H) A2C(J) A2N(-S1) A2S(H)

A2A(-S1) A2U(-S1) A2US(-S1) A2USH-S1 Q02(H)-A Q06H-A

A3N A3A A3U

A4U

Q2A(-S1) Q3A Q4A Q4AR Q2AS(-S1) Q2ASH(-S1)

Q00J Q00 Q01 Q02(H) Q06H Q12H Q25H Q12PH Q25PH Q12PRH Q25PRH Q02U Q03UD Q04UDH Q06UDH Q13UDH Q26UDH

FA コンピュータ

一括 Q/QnA SEND機能(到達確認有)

ランダム × × × × × × ×

一括 Q/QnA SEND機能(到達確認無)

ランダム × × × × × × ×

一括 ダイレクトリンク入力

ランダム × × × × × ○ ×

一括 ダイレクトリンク出力

ランダム × × × × × ○ ×

一括 ダイレクトリンクリレー

ランダム × × × × × ○ ×

一括 ダイレクトリンクレジスタ

ランダム × × × × × ○ ×

一括 ダイレクトリンク特殊リレー (ネットワークユニット側) ランダム

× × × × × ○ ×

一括 ダイレクトリンク特殊レジスタ (ネットワークユニット側) ランダム

× × × × × ○ ×

一括 特殊ダイレクトバッファレジスタ

ランダム × × × × × ○ ×

一括 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 他局バッファメモリ*4

ランダム × × × × × × × 一括 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

他局ランダムアクセスバッファ*4 ランダム × × × × × × ×

一括 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 他局RX*4

ランダム × × × × × × × 一括 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

他局RY*4 ランダム × × × × × × ×

一括 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 他局リンクレジスタ*4

ランダム × × × × × × × 一括 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

他局SB*4 ランダム × × × × × × ×

一括 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 他局SW*4

ランダム × × × × × × ×

*4:各CPUに装着されたCC-Link(インテリジェントデバイス局)ユニットのバッファメモリへのアクセス。

ただし,論理局番で指定した場合はアクセスできません。

10.2 アクセス可能範囲

CC-Link通信時におけるアクセス可能範囲はECP-CL2BDが接続されているCC-Linkシステムのマスタ局,ローカル局のシーケンサ,インテリジェントデバイス局および,ECP-CL2BDが装着されたFAコンピュータのみです。

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11 - 1 11 - 1

11 MELSECデータリンクライブラリ

11 MELSECデータリンクライブラリ

本ライブラリが提供する関数の機能概要について説明します。

備 考

本項の説明では,Windows R 2000 Professionalの画面を使用しています。 他OSの場合は,画面の表示内容が多少異なります。

11.1 MELSECデータリンクライブラリの概要

本関数はシーケンサCPUに対して通信を行うユーザプログラムを作成する際に使用します。これにより,ユーザは相手先のハードウェア,通信プロトコルを意識することなく通信が可能です。

MELSECデータリンクライブラリ

CC-Linkユニット

ECP-CL2BD

CC-Link

通信プロトコルを意識することなく,簡単に他局と通信することができます。

FAコンピュータ

CC-Linkユニット

11

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11 - 2 11 - 2

11 MELSECデータリンクライブラリ

11.2 関数一覧

ソフトウェアパッケージに添付されているMELSECデータリンクライブラリの一覧を次に示します。

関数名 機 能

mdOpen 通信回線のオープン。

mdClose 通信回線のクローズ。

mdSendEx デバイスの一括書込み。(拡張関数)

mdReceiveEx デバイスの一括読出し。(拡張関数)

mdRandWEx デバイスのランダム書込み。(拡張関数)

mdRandREx デバイスのランダム読出し。(拡張関数)

mdDevSetEx ビットデバイスセット。(拡張関数)

mdDevRstEx ビットデバイスリセット。(拡張関数)

mdTypeRead シーケンサCPUタイプの読出し。

mdControl リモートRUN/STOP/PAUSE。

mdInit シーケンサデバイス番地のリフレッシュ。

mdBdRst 自ボードのリセット。

mdBdModSet 自ボードのモードの設定。

mdBdModRead 自ボードのモードの読出し。

mdBdLedRead 自ボードのLED情報の読出し。

mdBdSwRead 自ボードのスイッチ状態の読出し。

mdBdVerRead 自ボードのバージョン情報の読出し。

mdSend デバイスの一括書込み。

mdReceive デバイスの一括読出し。

mdRandW デバイスのランダム書込み。

mdRandR デバイスのランダム読出し。

mdDevSet ビットデバイスセット。

mdDevRst ビットデバイスリセット。

ポイント

関数の詳細は,ソフトウェアパッケージのMELSEC通信関数HELPを参照してください。

11

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11 - 3 11 - 3

11 MELSECデータリンクライブラリ

11.3 関数を利用するための設定

関数を利用するための設定操作について説明します。 以下に,基本ソフトウェア(OS)ごとの使用可能なプログラミング言語について示

します。

Visual Basic R Visual C++ R

基本ソフトウェア(OS) 5.0 6.0

.NET

2003 2005 5.0 6.0

.NET

2003 2005

Windows R 2000 Professional × ○ ○ ○ × ○ ○ ○

Windows R XP Professional × ○ ○ ○ × ○ ○ ○

Windows R XP Home Edition × ○ ○ ○ × ○ ○ ○

○:使用可 ×:使用不可

11.3.1 Visual Basic R 5.0, Visual Basic R 6.0を使用する場合

Visual Basic R 5.0およびVisual Basic R 6.0を使用する場合の設定操作を下記に示します。

1. Visual Basic R 5.0またはVisual Basic R 6.0を起動して[プロジェクト]-[標準モジュールの追加]メニューを選択します。

2. “既存のファイル”タブを選択して, “MDFUNC.BAS”を選択します。 “MDFUNC.BAS”はインストール時に <ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>- <INCLUDE> の中に格納されています。

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11 - 4 11 - 4

11 MELSECデータリンクライブラリ

11.3.2 Visual C++ R 5.0, Visual C++ R 6.0を使用する場合

Visual C++ R 5.0およびVisual C++ R 6.0を使用する場合の設定操作を下記に示します。

(1) インクルードファイルの設定を行う場合

1. Visual C++ R 5.0またはVisual C++ R 6.0を起動して[ツール]-[オプション]メニューを選択します。

2. “ディレクトリ”タブを選択し,“表示するディレクトリ”を“インクルードファイル”に設定します。

3. 設定する項目をダブルクリックし,インクルードファイルが格納されているフォルダを参照します。 “MDFUNC.H”はインストール時に <ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>- <INCLUDE> の中に格納されています。

4. プログラムの先頭に #include<mdfunc.h>

を追加します。

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11 - 5 11 - 5

11 MELSECデータリンクライブラリ

(2) ライブラリファイルの設定を行う場合

1. Visual C++ R 5.0またはVisual C++ R 6.0を起動して[ツール]-[オプション]メニューを選択します。

2. “ディレクトリ”タブを選択し,“表示するディレクトリ”を“ライブラリファイル”に設定し(1)の操作同様にライブラリファイルが格納されているフォルダを参照します。 “MDFUNC32.LIB”はインストール時に <ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>- <LIB> の中に格納されています。

3. 作成するワークスペースを開いて,[プロジェクト]-[設定]メニューを選択します。

4. “リンク”タブを選択し,カテゴリに“一般”を選択し,オブジェクト/ライブラリモジュールに“mdfunc32.lib”を記載します。

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11 - 6 11 - 6

11 MELSECデータリンクライブラリ

11.3.3 Visual Basic R .NET 2003を使用する場合

Visual Basic R .NET 2003を使用する場合の設定操作を下記に示します。

1. Visual Basic R .NET 2003を起動して[ファイル]-[既存項目の追加]メニューを選択します。

2. 既存項目の追加ダイアログボックスで “Mdfunc.vb”を選択します。 “Mdfunc.vb”はインストール時に <ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>- <INCLUDE> の中に格納されています。

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11 - 7 11 - 7

11 MELSECデータリンクライブラリ

11.3.4 Visual C++ R .NET 2003を使用する場合

Visual C++ R .NET 2003を使用する場合の設定操作を下記に示します。

(1) インクルードファイルの設定を行う場合

1. Visual C++ R .NET 2003を起動して[ツール]-[オプション]メニューを選択します。

2. オプションダイアログボックスのフォルダ欄で, <プロジェクト>-“VC++ ディレクトリ” を選択します。 “ディレクトリを表示するプロジェクト”を“インクルードファイル”に設定し,

ボタンをクリックします。

3. インクルードファイルが格納されているフォルダを参照します。 “Mdfunc.h”はインストール時に <ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>- <INCLUDE> の中に格納されています。

4. プログラムの先頭に #include<mdfunc.h>

を追加します。

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11 - 8 11 - 8

11 MELSECデータリンクライブラリ

(2) ライブラリファイルの設定を行う場合

1. Visual C++ R .NET 2003を起動して[ツール]-[オプション]メニューを選択します。

2. オプションダイアログボックスのフォルダ欄で, <プロジェクト>-“VC++ ディレクトリ” タブを選択します。 “ディレクトリを表示するプロジェクト”を“ライブラリファイル”に設定し, ボタンをクリックします。

3. ライブラリファイルが格納されているフォルダを参照します。 “Mdfunc32.lib”はインストール時に <ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>- <LIB> の中に格納されています。

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11 - 9 11 - 9

11 MELSECデータリンクライブラリ

11.3.5 Visual Basic R 2005を使用する場合

Visual Basic R 2005を使用する場合の設定操作を下記に示します。

1. Visual Basic R 2005を起動して[プロジェクト]- [既存項目の追加]メニューを選択します。

2. 既存項目の追加ダイアログボックスで“Mdfunc.vb”を選択します。 “Mdfunc.vb”はインストール時に

<ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>-

<INCLUDE>の中に格納されています。

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11 - 10 11 - 10

11 MELSECデータリンクライブラリ

11.3.6 Visual C++ R 2005を使用する場合

Visual C++ R 2005を使用する場合の設定操作を下記に示します。

(1) インクルードファイルの設定を行う場合

1. Visual C++ R 2005を起動して[ツール]-[オプション]メニューを選択します。

2. オプションダイアログボックスのフォルダ欄で,

<プロジェクトおよびソリューション>- “VC++ディレクトリ”

を選択します。 “ディレクトリを表示するプロジェクト”を “インクルードファイル”に設定し, ボタンをクリックします。

3. インクルードファイルが格納されているフォルダを参照します。 “Mdfunc.h”はインストール時に

<ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>-

<INCLUDE>の中に格納されています。

↓ 4. プログラムの先頭に#include<Mdfunc.h>を追加し

ます。

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11 - 11 11 - 11

11 MELSECデータリンクライブラリ

(2) ライブラリファイルの設定を行う場合

1. Visual C++ R 2005 を起動して[ツール]-[オプション]メニューを選択します。

2. オプションダイアログボックスのフォルダ欄で,

<プロジェクトおよびソリューション>- “VC++ディレクトリ”

を選択します。

“ディレクトリを表示するプロジェクト”を“ライブラリファイル”に設定し,(1)の操作同様にライブラリファイルが格納されているフォルダを参照します。 “MdFunc32.lib”はインストール時に

<ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>-

<LIB>の中に格納されています。 ↓

(次ページへ)

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11 - 12 11 - 12

11 MELSECデータリンクライブラリ

(前ページより)

3. 作成するプロジェクトを開いて,[プロジェクト]-[プロパティ]メニューを選択します。

4. プロパティダイアログボックスのフォルダ欄で,

<構成プロパティ>-<リンカ>-“入力”

を選択します。 追加の依存ファイルに“MdFunc32.lib”を記載します。

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11 - 13 11 - 13

11 MELSECデータリンクライブラリ

11.4 プログラミング手順

ソフトウェアパッケージがインストールされているFAコンピュータにおいて,MELSECデータリンクライブラリを使用して,プログラミングを行う場合の手順を示します。

② ユーティリティを設定する。  ・操作内容……9章参照

Yes

Yes

④ MELSECデータリンクライブラリを使用して,  ユーザプログラムを作成する。

通信ポートをオープンする。(mdOpen)

各関数を利用して自局,他局とアクセスする。

プログラムを終了する?No

mdOpen関数でオープンしたポートをクローズする。(mdClose)

……11.3節参照

……関数の詳細はソフトウェア  パッケージのMELSEC通信関  数HELPを参照

No

No

Yes

ユーティリティの設定を行った?

① FAコンピュータの電源をONし,Windows を起動する。R

設定を変更する?

③ MELSECデータリンクライブラリを使用するための設定をする。

⑤ 作成したユーザプログラムを起動する。

⑥ 自局,他局とアクセスする。

⑦ ユーザプログラムを終了する。

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11 - 14 11 - 14

11 MELSECデータリンクライブラリ

ポイント

(1) 通信回線のオープン/クローズ(mdOpen/mdClose)処理は,ユーザプログラムの最初と最後の1回のみ行ってください。 1回の通信ごとにオープン/クローズを繰り返すと,通信性能が悪くなります。

(2) 作成したユーザプログラムで再度自局,他局とアクセスする場合は,⑤~⑦の操作のみでアクセスすることができます。

(3) 関数は対応デバイスの追加により初回実行時,詳細にシーケンサの情報取得を行います。 そのため,初回の関数実行時間が長くなっています。

(4) CC-Link Ver.2ユーティリティ,デバイスモニタユーティリティ,ユーザプログラムおよび弊社のソフトウェアパッケージ(MX Componentなど)を使用し,同一FAコンピュータ上から同時に複数の局に他局アクセスを行う場合は,256局以下で行うようにしてください。 他局アクセスを同時に257局以上行うと通信性能が悪くなる可能性があります。

(5) Visual C++ R 6.0を使用してdebug版のユーザプログラムを作成する場合,mdReceiveで使用するバッファをstaticで定義しないでください。

(6) ユーザプログラムの終了処理で,必ずmdCloseを実行してください。 mdCloseを実行しないでユーザプログラムを終了させた場合,他のMELSECデータリンクライブラリを使用しているユーザプログラム,CC-Link Ver.2ユーティリティ,デバイスモニタユーティリティおよび三菱電機(株)製のソフトウェアパッケージ(MX Component)に影響を与える場合があります。

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11 - 15 11 - 15

11 MELSECデータリンクライブラリ

11.5 チャネル

MELSECデータライブラリにて使用するチャネルを次に示します。

No. チャネル名 内 容

81~84 CC-Link

(1枚目~4枚目)

ECP-CL2BD経由で通信する場合に使用します。

ECP-CL2BD背面のBD No.ディップスイッチにより設定し

ます。

SW1,SW2の設定により以下のように設定されます。

81:OFF,OFF 82:ON,OFF 83:OFF,ON 84:ON,ON

11.6 局番設定

関数にて指定する局番号を次に示します。

通信 局番指定方法

CC-Link 自局:255(FFH)

他局:*1,*2

*1: ネットワークNo.

 0:CC-Linkの場合

局番またはグループNo. 0(0H)~63(3FH):他 局

上 位 下 位

<論理局番の指定方法> 上記局番の上位バイト(ネットワークNo.)に“0”をセットし, 下位バイト(局番)に論理局番を指定します。 論理局番の指定範囲は,65(41H)~239(EFH)です。

*2:CC-Link通信では,局番64の指定は行えません。

11.7 拡張関数のネットワークNo.,局番指定

拡張関数にて指定するネットワークNo.を次に示します。

通信 ネットワークNo.指定方法

CC-Link 0固定

拡張関数にて指定する局番号を次に示します。

通信 局番指定方法

CC-Link 自局:255(FFH)

他局:0(0H)~63(3FH)

Page 20: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

11 - 16 11 - 16

11 MELSECデータリンクライブラリ

11.8 デバイスタイプ

関数に指定するデバイスタイプは,コード番号,デバイス名のいずれでもかまいません。

(1) ECP-CL2BD使用時 ECP-CL2BDを使用してデバイスへアクセスする場合のCC-Link専用デバイスタイプです。

デバイスタイプ

コード指定

10進数 16進数 デバイス名指定

デバイス

1 1H DevX 自局RX

2 2H DevY 自局RY

5 5H DevSM 自局SB(CC-Link用リンク特B)

14 EH DevSD 自局SW(CC-Link用リンク特W)

33 21H DevMRB 自局ランダムアクセスバッファ

36 24H DevWw 自局リンクレジスタ(送信用)

37 25H DevWr 自局リンクレジスタ(受信用)

50 32H DevSPB 自局バッファメモリ

-32768 8000H DevRBM 他局バッファメモリ*1

-32736 8020H DevRAB 他局ランダムアクセスバッファ*1

-32735 8021H DevRX 他局RX*1

-32734 8022H DevRY 他局RY*1

-32732 8024H DevRW 他局リンクレジスタ*1

-32669 8063H DevSB 他局SB(CC-Link用リンク特B)*1

-32668 8064H DevSW 他局SW(CC-Link用リンク特W)*1

*1:mdRandR,mdRandW,mdDevSet,mdDevRst関数では使用できません。

ポイント

ランダムアクセスバッファへのアクセスは,ランダムアクセスバッファ設定により指定するデバイスタイプが異なります。 下表のデバイスタイプを指定し,デバイスNo.にアドレスを指定してアクセスを実行してください。

設定 使用デバイスタイプ アクセス可能範囲

通常設定 DevMRB A00H~FFFH

DevMRB A00H~FFFH

拡張設定

DevSPB A00H~2FFFH

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11 - 17 11 - 17

11 MELSECデータリンクライブラリ

(2) 共 通

すべての通信経路における共通のデバイスタイプです。

デバイスタイプ

コード指定

10進数 16進数 デバイス名指定

デバイス

1 1H DevX X

2 2H DevY Y

3 3H DevL L

4 4H DevM M

5 5H DevSM 特M(SM),SB(MELSECNET/H,MELSECNET/10,

CC-Link用リンク特B)

6 6H DevF F

7 7H DevTT T(接点)

8 8H DevTC T(コイル)

9 9H DevCT C(接点)

10 AH DevCC C(コイル)

11 BH DevTN T(現在値)

12 CH DevCN C(現在値)

13 DH DevD D

14 EH DevSD 特D(SD),SW(MELSECNET/H,MELSECNET/10,

CC-Link 用リンク特W)

15 FH DevTM T(設定値メイン)

16 10H DevTS T(設定値サブ1)

16002 3E82H DevTS2 T(設定値サブ2)

16003 3E83H DevTS3 T(設定値サブ3)

17 11H DevCM C(設定値メイン)

18 12H DevCS C(設定値サブ1)

18002 4652H DevCS2 C(設定値サブ2)

18003 4653H DevCS3 C(設定値サブ3)

19 13H DevA A

20 14H DevZ Z

21 15H DevV V(インデックスレジスタ)

22 16H DevR R(ファイルレジスタ)

220 DCH DevZR ZR(ファイルレジスタ)

22000~22256 55F0H~56F0H DevER0~DevER256 ER(拡張ファイルレジスタ)

23 17H DevB B

24 18H DevW W

25 19H DevQSB Q/QnAリンク特殊リレー(Q/QnACPU上)

26 1AH DevSTT 積算タイマ(接点)

27 1BH DevSTC 積算タイマ(コイル)

28 1CH DevQSW Q/QnAリンク特殊レジスタ(Q/QnACPU上)

30 1EH DevQV Q/QnAエッジリレー(QnACPU上)

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11 - 18 11 - 18

11 MELSECデータリンクライブラリ

デバイスタイプ

コード指定

10進数 16進数 デバイス名指定

デバイス

33 21H DevMRB 自局ランダムアクセスバッファ*1

35 23H DevSTN 積算タイマ(現在値)

36 24H DevWw 自局リンクレジスタ(送信用)*1

37 25H DevWr 自局リンクレジスタ(受信用)*1

50 32H DevSPB 自局バッファメモリ*1

101 65H DevMAIL Q/QnA SEND機能(到達確認有)

およびRECV機能

102 66H DevMAILNC Q/QnA SEND機能(到達確認無)

1001~1255 3E9H~4E7H DevLX1~DevLX255 ダイレクトリンク入力

2001~2255 7D1H~8CFH DevLY1~DevLY255 ダイレクトリンク出力

23001~23255 59D9H~5AD7H DevLB1~DevLB255 ダイレクトリンクリレー

24001~24255 5DC1H~5EBFH DevLW1~DevLW255 ダイレクトリンクレジスタ

25001~25255 61A9H~62A7H DevLSB1~DevLSB255 ダイレクトリンク特殊リレー (ネットワークユニット側)

28001~28255 6D61H~6E5FH DevLSW1~DevLSW255 ダイレクトリンク特殊レジスタ (ネットワークユニット側)

29000~29255 7148H~7247H DevSPG0~DevSPG255 特殊ダイレクトバッファレジスタ

31000~31255 7918H~7A17H DevEM0~DevEM255 EM(共有デバイス)*2

32000~32255 7D00H~7DFFH DevED0~DevED255 ED(共有デバイス)*2

*1:ECP-CL2BD(自局)のバッファメモリアクセス専用デバイスです。

*2:他局のFAコンピュータに対するアクセスのみできます。(相手先がWindows NT R Workstation 4.0上で,三菱電機

(株)製MX Links(SW2D5F-CSKP以降)が動作している場合のみ)

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11 - 19 11 - 19

11 MELSECデータリンクライブラリ

11.9 サンプルプログラムについて

ドライバ・ユーティリティソフトウェアパッケージをFAコンピュータにインストールすると<ユーザ指定フォルダ(初期値は¥MELSEC)>-<CCBD2>-<Sample>にサンプルプログラムが登録されます。

サンプルプログラムは,ユーザプログラムを作成する際に参考にしていただくために添付しています。

サンプルプログラムは三菱電機製ユニットを例に挙げて説明しています。各ユニットの使用に関しては,三菱電機製ユニットの各マニュアルを参照願います。

サンプルプログラムのご使用に関しては,お客様の責任においてご使用ください。

(1) MasterStationフォルダ マスタ局用サンプルプログラム(ローカル局では使用できません。)

(a) PositioningSystemフォルダ

フォルダ名 内 容 プログラミング言語

VB AJ65BT-D75P2-S3の初期化,位置決め,原点復帰,JOG運転

を行うサンプルプログラム。 Visual Basic R 5.0, 6.0

Initialize AJ65BT-D75P2-S3用の初期化を行うサンプルプログラム。

JOG AJ65BT-D75P2-S3用のJOG運転を行うサンプルプログラム。

Positioning AJ65BT-D75P2-S3用の位置決めを行うサンプルプログラム。 VC

ZeroReturn AJ65BT-D75P2-S3用の原点復帰を行うサンプルプログラム。

Visual C++ R 5.0, 6.0

Visual C++ R .NET 2003

Visual Studio 2005 Visual C++ R

2003 Visual Basic R .NET 2003 NETVB

2005

AJ65BT-D75P2-S3の初期化,位置決め,原点復帰,JOG運転

を行うサンプルプログラム。 Visual Studio 2005 Visual Basic R

(b) R2フォルダ

フォルダ名 内 容 プログラミング言語

VB AJ65BT-R2用の初期化,送信,受信を行うサンプルプログラム。 Visual Basic R 5.0, 6.0

Rs2testB AJ65BT-R2用の初期化を行うサンプルプログラム。

Rs2testR AJ65BT-R2用の受信を行うサンプルプログラム。 VC

Rs2testS AJ65BT-R2用の送信を行うサンプルプログラム。

Visual C++ R 5.0, 6.0

Visual C++ R .NET 2003

Visual Studio 2005 Visual C++ R

2003 Visual Basic R .NET 2003 NETVB

2005 AJ65BT-R2用の初期化,送信,受信を行うサンプルプログラム。

Visual Studio 2005 Visual Basic R

(c) RemoteDevice-68DAV-Ver.1/2フォルダ

フォルダ名 内 容 プログラミング言語

VB Visual Basic R 5.0, 6.0

VC

Visual C++ R 5.0, 6.0

Visual C++ R .NET 2003

Visual Studio 2005 Visual C++ R

2003 Visual Basic R .NET 2003 NETVB

2005

AJ65VBTCU-68DAV用のディジタル/アナログを行うサンプ

ルプログラム。

Visual Studio 2005 Visual Basic R

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11 - 20 11 - 20

11 MELSECデータリンクライブラリ

(d) RemoteIOフォルダ

フォルダ名 内 容 プログラミング言語

VB Visual Basic R 5.0, 6.0

VC

Visual C++ R 5.0, 6.0

Visual C++ R .NET 2003

Visual Studio 2005 Visual C++ R

2003 Visual Basic R .NET 2003 NETVB

2005

リモートI/O局用のリモートI/O読み書きを行うサンプルプ

ログラム。

Visual Studio 2005 Visual Basic R

(e) Datalink-Ver.1/2フォルダ

フォルダ名 内 容 プログラミング言語

VB Visual Basic R 5.0, 6.0

VC

Visual C++ R 5.0, 6.0

Visual C++ R .NET 2003

Visual Studio 2005 Visual C++ R

2003 Visual Basic R .NET 2003 NETVB

2005

マスタ⇔ローカル交信のサンプルプログラム。

Visual Studio 2005 Visual Basic R

(2) LocalStationフォルダ

(a) Datalink-Ver.1/2フォルダ

フォルダ名 内 容 プログラミング言語

VB Visual Basic R 5.0, 6.0

VC

Visual C++ R 5.0, 6.0

Visual C++ R .NET 2003

Visual Studio 2005 Visual C++ R

2003 Visual Basic R .NET 2003 NETVB

2005

マスタ⇔ローカル交信のサンプルプログラム。

Visual Studio 2005 Visual Basic R

(3) MDFunctionフォルダ

(a) VBフォルダ(Visual Basic R 5.0, 6.0用) マスタ局のD0読出し/書込みを行うプログラム

(b) VCフォルダ(Visual C++ R 5.0, 6.0, Visual C++ R .NET 2003, 2005用) ① Mtestフォルダ

ファイル名 内 容

Mtest1.c MELSECデータリンクライブラリ全般のサンプルプログラム

Netsmp1.c 局番0のデバイスDを読出すサンプルプログラム

(c) NETVBフォルダ(Visual Basic R .NET 2003, 2005用)

① 2003フォルダ マスタ局のD0読出し/書込みを行うプログラム

② 2005フォルダ マスタ局のD0読出し/書込みを行うプログラム

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12 - 1 12 - 1

12 マスタ局とリモートI/O局の交信

12 マスタ局とリモートI/O局の交信

システム構成例を示し,ECP-CL2BDおよびリモートI/O局の設定からパラメータ設定,プログラミング,動作の確認について説明します。

12.1 システムを構築する

2台のリモートI/O局が接続されたシステムとします。

終端抵抗

入力ユニット

AJ65SBTC1-32D1

リモートI/O局(局番1)

出力ユニット

AJ65SBTC1-32T

リモートI/O局(局番2)

ECP-CL2BD

マスタ局

FAコンピュータ

終端抵抗

12

Page 26: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

12 - 2 12 - 2

12 マスタ局とリモートI/O局の交信

12.2 マスタ局の設定

マスタ局の設定を下記に示します。

12.2.1 スイッチ設定(チャネルNo.設定)

本項での説明では,ECP-CL2BDのチャネルNo.を81に設定します。

BOARDNO 81 82 83 84

SW1-1SW1-2

OFF OFF

OFFOFF ONON

ON

ONSW1 →

BOARD.NO

ON

12

Page 27: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

12 - 3 12 - 3

12 マスタ局とリモートI/O局の交信

12.2.2 パラメータ設定

CC-Link Ver.2ユーティリティによるマスタ局のパラメータ設定を下記に示します。

<パラメータ設定画面> <その他設定画面>

③④

⑦⑥⑤

⑧⑨⑩⑪

⑭⑮

(1) パラメータの設定

付録のパラメータ設定シート,局情報設定シートを使用して,パラメータの設定値を示します。

表12.1 パラメータ設定シート

設定項目 設定範囲/項目

① チャネル別設定 チャネルNo.81 / チャネルNo.82 / チャネルNo.83 / チャネルNo.84

② 局番・局種別 0 番 マスタ局 / ローカル局 / 待機マスタ局

③ 伝送速度設定 156kbps / 625kbps / 2.5Mbps / 5Mbps / 10Mbps

④ モード設定 リモートネット-Ver.1モード / リモートネット-Ver.2モード

リモートネット-追加モード / オフライン

⑤ 拡張サイクリック設定 1倍設定 / 2倍設定 / 4倍設定 / 8倍設定

⑥ 占有局数 1局占有 / 2局占有 / 3局占有 / 4局占有 動作設定

⑦ 異常時入力データ 保持 / クリア

⑧ リトライ回数 3 回

⑨ 自動復列台数 1 台

⑩ 待機マスタ局番号 0 番

⑪ ディレイ時間設定 0 ×50μs

その他設定

⑫ WDT監視時間設定 100 ×8ms

局情報設定 ⑬ 総接続台数 2 台

表12.2 局情報設定シート

インテリジェント用 バッファ指定(ワード) 局番 局種別

拡張サイク

リック設定 占有局数

リモート局

点数

予約/無効局

指定 送 信 受 信 自動更新

⑭ 1 リモートI/O局 1倍設定 1局占有 32点 設定なし

⑮ 2 リモートI/O局 1倍設定 1局占有 32点 設定なし

3

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12 - 4 12 - 4

12 マスタ局とリモートI/O局の交信

12.3 リモートI/O局の設定

リモートI/O局のスイッチ類の設定を下記に示します。

伝送速度設定スイッチ

0 (156kbps)

局番設定スイッチ

AJ65SBTC1-32D1

124124102040 8

ON

STATION NO. B RATEX0 1 2 3 4 5 6 7 X8X0-XF

X10-X1F

9 A B C D E F

X10 11 12 13 14 15 16 17 X1819 1A1B1C1D1E1F

DA DG +24V 24G

DB SLD (FG)

COM

COM

X1DX1EX1F

X1CX19X1AX1B

X18X15X16X17

X14X11X12X13

X10XDXEXF

XCX9XAXB

X8X5X6X7

X4X1X2X3

X0

2

OFF1

OFF4

OFF0

設定値

156kbps

伝送速度設定スイッチ状態

局番

12

ユニット

AJ65SBTC1-32D1

AJ65SBTC1-32T

1ONOFF

10の位 1の位

2OFFON

4OFFOFF

8OFFOFF

10OFFOFF

20OFFOFF

40OFFOFF

Page 29: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

12 - 5 12 - 5

12 マスタ局とリモートI/O局の交信

12.4 プログラムを作成する

リモートI/O局に対するリモート入力(RX)の読出し,リモート出力(RY)の書込みプログラムを作成します。

リモートI/O局を制御するときのユーザプログラムとリモートI/O局の入出力の関係を以下に示します。(実際に使用するデバイスを網掛けで示します。)

RX0F~RX00

RX1F~RX10

RX2F~RX20

RX3F~RX30

RX4F~RX40

RX5F~RX50

RY0F~RY00

RY1F~RY10

RY2F~RY20

RY3F~RY30

RY4F~RY40

RY5F~RY50

ECP-CL2BD

X0F ~ X00

リモートI/O局(局番1)

Y0F ~ Y00

リモートI/O局(局番2)

X1F ~ X10

Y1F ~ Y10

マスタ局(局番0)FAコンピュータ

ユーザプログラム

mdSend

mdReceive

①②

③ ④

リモート入力(RX)*1

リモート出力(RY)*1

*1:リモートネット- Ver.2モードを選択した場合は,4.4.7項(1)の図を参照してください。

リモートネット- 追加モードを選択した場合は,4.4.7項(2)の図を参照してください。

ユーザプログラム ECP-CL2BD

② ECP-CL2BDのリモート入力(RX)を読み出す。 設定する引数:局番=0xFF(自局) デバイスタイプ=0x1(自局RX) デバイスNo.=0x0

←- ① リモートI/O局の入力(X)がECP-CL2BDのリモート入力(RX)に格納される。

③ ECP-CL2BDのリモート出力(RY)に書き込む。 設定する引数:局番=0xFF(自局) デバイスタイプ=0x2(自局RY) デバイスNo.=0x20

-→ ④ ECP-CL2BDのリモート出力(RY)がリモートI/O局から出力される。

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12 - 6 12 - 6

12 マスタ局とリモートI/O局の交信

12.5 データリンクを実行する

リモートI/O局→マスタ局の順にシステムの電源を入れ,データリンクを開始させます。

12.5.1 データリンクの状態を確認する

正常にデータリンクしている場合の,マスタ局およびリモートI/O局の動作状態の確認について示します。

(1) マスタ局の確認

マスタ局の動作状態を確認してください。

(a) ECP-CL2BDの動作LED表示による確認 下記のLED表示状態になっていることを確認してください。

点灯消灯

エラーが発生していないデータを受信している

ECP-CL2BDが正常であるデータを送信している

Page 31: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

12 - 7 12 - 7

12 マスタ局とリモートI/O局の交信

(b) CC-Link Ver.2ユーティリティによる確認

CC-Link Ver.2ユーティリティのボード詳細情報が,下記の表示状態になっていることを確認してください。

データリンク中:正常にデータリンクしている

正常:ECP-CL2BDが正常である

点灯(緑):ECP-CL2BDが正常である

消灯:エラーが発生していない

(2) リモートI/O局の確認

下記のLED表示状態になっていることを確認してください。

AJ65SBTC1-32D1AJ65SBTC1-32T

:点灯 :消灯

PW L RUN L ERR.

DC24Vが供給されている 正常にデータリンクしている エラーが発生していない

Page 32: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

12 - 8 12 - 8

12 マスタ局とリモートI/O局の交信

12.5.2 プログラムで動作を確認する

ユーザプログラムにより,正常にデータリンクできているかを確認します。 サンプルプログラムを利用することより,以下のシステム構成での確認を行うこ

とができます。(サンプルプログラムの格納先は11.9節を参照してください。) サンプルプログラムでは,以下の動作が確認できます。 ①の入力X0(RX0)をONすると,②の出力Y0(RY20)がONします。 ①の入力X0(RX0)をOFFすると,②の出力Y0(RY20)がOFFします。

②ON

Y00

①ONX00

終端抵抗

入力ユニット

AJ65SBTC1-32D1

リモートI/O局(局番1)

出力ユニット

AJ65SBTC1-32T

リモートI/O局(局番2)

終端抵抗

ECP-CL2BD

マスタ局

FAコンピュータ

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13 - 1 13 - 1

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

システム構成例を示し,ECP-CL2BDおよびリモートデバイス局の設定からパラメータ設定,プログラミング,動作の確認について説明します。

リモートデバイス局の詳細は,リモートデバイス局のマニュアルを参照してください。

13.1 リモートネット- Ver.1モード使用時

リモートネット- Ver.1モードでの交信について説明します。

13.1.1 システムを構築する

1台のリモートデバイス局が接続されたシステムとします。

終端抵抗

終端抵抗

3局占有

AJ65VBTCU-68DAV

リモートデバイス局(局番1)

ECP-CL2BD

マスタ局

FAコンピュータ

13

Page 34: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

13 - 2 13 - 2

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

13.1.2 マスタ局の設定

マスタ局の設定を下記に示します。

(1) スイッチ設定(チャネルNo.設定) 本項での説明では,ECP-CL2BDのチャネルNo.を81に設定します。

BOARDNO 81 82 83 84

SW1-1SW1-2

OFF OFF

OFFOFF ONON

ON

ONSW1 →

BOARD.NO

ON

13

Page 35: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

13 - 3 13 - 3

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

(2) パラメータ設定

CC-Link Ver.2ユーティリティによるマスタ局のパラメータ設定を下記に示します。

<パラメータ設定画面> <その他設定画面>

③④

⑦⑥⑤②

⑧⑨⑩⑪⑫

(a) パラメータの設定

付録のパラメータ設定シート,局情報設定シートを使用して,パラメータの設定値を示します。

表13.1 パラメータ設定シート

設定項目 設定範囲/項目

① チャネル別設定 チャネルNo.81 / チャネルNo.82 / チャネルNo.83 / チャネルNo.84

② 局番・局種別 0 番 マスタ局 / ローカル局 / 待機マスタ局

③ 伝送速度設定 156kbps / 625kbps / 2.5Mbps / 5Mbps / 10Mbps

④ モード設定 リモートネット-Ver.1モード / リモートネット-Ver.2モード

リモートネット-追加モード / オフライン

⑤ 拡張サイクリック設定 1倍設定 / 2倍設定 / 4倍設定 / 8倍設定

⑥ 占有局数 1局占有 / 2局占有 / 3局占有 / 4局占有 動作設定

⑦ 異常時入力データ 保持 / クリア

⑧ リトライ回数 3 回

⑨ 自動復列台数 1 台

⑩ 待機マスタ局番号 0 番

⑪ ディレイ時間設定 0 ×50μs

その他設定

⑫ WDT監視時間設定 100 ×8ms

局情報設定 ⑬ 総接続台数 1 台

表13.2 局情報設定シート

インテリジェント用 バッファ指定(ワード) 局番 局種別

拡張サイク

リック設定 占有局数

リモート局

点数

予約/無効局

指定 送 信 受 信 自動更新

⑭ 1 リモートデバイス局 1倍設定 3局占有 96点 設定なし

2

3

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13 - 4 13 - 4

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

13.1.3 リモートデバイス局の設定

リモートデバイス局のスイッチの設定を下記に示します。

AJ65VBTCU-68DAVCONA

CONB

LINK

CH1

2

3

4

5

6

7

8

SW1

POWER

RUN

L RUN

L ERR

TEST

1248

GAIN

OFFSET

MODE

POWER

CONC

COND

局番設定スイッチ, 伝送速度設定スイッチ

局番1

156kbps

0(ノーマルモード)

局番

伝送速度

40

20

10

8

4

2

1

4

2

1

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFFOFF

ON

の位

10

1の位

モード切換スイッチ

SEL

SET

UP

DOWN

Page 37: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

13 - 5 13 - 5

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

13.1.4 プログラムを作成する

リモートデバイス局に対して,イニシャル設定,アナログ出力するためのディジタル値設定のプログラムを作成します。

リモートデバイス局を制御するときのユーザプログラムとリモートデバイス局の

入出力の関係およびイニシャル設定,アナログ出力するためのディジタル値設定の制御手順を以下に示します。(実際に使用するデバイスを網掛けで示します。)

*: アナログ出力許可/禁止設定以外は,デフォルト値を使ってイニシャル設定

を行っています。

RX18

RX19

RX1B

ECP-CL2BD

X18 (イニシャルデータ処理要求フラグ)

リモートデバイス局(局番1)

マスタ局(局番0)

FAコンピュータ

ユーザプログラム

mdReceive

X19 (イニシャルデータ設定完了フラグ)

X1B (リモートREADY)

mdSend RY00

RY18

リモート入力(RX)

リモート出力(RY)

RY19 Y19 (イニシャルデータ設定要求フラグ)

Y00 (CH.1 アナログ出力許可フラグ)

Y18 (イニシャルデータ処理完了フラグ)

RWw0 (CH.1ディジタル値設定エリア)RWw0

リモートレジスタ(RWw)

RWw8 (アナログ出力許可/禁止設定エリア)RWw8

⑲ ⑳

⑤ ⑥

② ⑦⑧

⑪ ⑫

⑬⑭

⑰⑱

⑰⑱

⑲ ⑳

mdSend

mdSend

mdSend③

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13 - 6 13 - 6

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

ユーザプログラム ECP-CL2BD

←- ① AJ65VBTCU-68DAVの電源投入後,AJ65VBTCU-68DAVのイニシャルデータ処理要求フラグ(RX18)がONされる。

② イニシャルデータ処理要求フラグ(RX18)を読み出す。

③ イニシャルデータ処理要求フラグ(RX18)がONのとき,アナログ出力許可/禁止設定エリア(RWw8)にデータを書き込む。

-→ ④ AJ65VBTCU-68DAVのアナログ出力許可/禁止設定エリア(RWw8)にデータを書き込む。

⑤ イニシャルデータ処理完了フラグ(RY18)をONする。

-→

←-

⑥ AJ65VBTCU-68DAVのイニシャルデータ処理完了フラグ(RY18) をONする。

⑦ AJ65VBTCU-68DAVのイニシャルデータ処理要求フラグ(RX18)がOFFされる。

⑧ イニシャルデータ処理要求フラグ(RX18) を読み出す。

⑨ イニシャルデータ処理要求フラグ(RX18)がOFFしたら,イニシャルデータ処理完了フラグ(RY18)をOFFする。

-→ ⑩ AJ65VBTCU-68DAVのイニシャルデータ処理完了フラグ(RY18)をOFFする。

⑪ イニシャルデータ設定要求フラグ(RY19)をONする。

-→ ⑫ AJ65VBTCU-68DAVのイニシャルデータ設定要求フラグ(RY19)をONする。

←- ⑬ AJ65VBTCU-68DAVのイニシャルデータ設定完了フラグ(RX19)がONされる。

⑭ イニシャルデータ設定完了フラグ(RX19)を読み出す。

⑮ イニシャルデータ設定完了フラグ(RX19)がONのとき,イニシャルデータ設定要求フラグ(RY19)をOFFする。

-→

←-

⑯ AJ65VBTCU-68DAVのイニシャルデータ設定要求フラグ(RY19)をOFFする。

⑰ AJ65VBTCU-68DAVのイニシャルデータ設定完了フラグ(RX19)がOFFされ,リモートREADY(RX1B)がONされる。

⑱ イニシャルデータ設定完了フラグ(RX19)とリモートREADY(RX1B)を読み出す。

⑲ イニシャルデータ設定完了フラグ(RX19)がOFFで,リモートREADY(RX1B)がONのとき,以下の処理を行う。 ・ CH.1ディジタル値設定エリア(RWw0)にディジ

タル値を書き込む。 ・ チャネルのアナログ出力許可フラグ(RY00)を

ONする。

-→ ⑳ AJ65VBTCU-68DAVのCH.1ディジタル値設定エリア(RWw0)にディジタル値を書き込む。 AJ65VBTCU-68DAVから,アナログ信号が出力される。

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13 - 7 13 - 7

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

13.1.5 データリンクを実行する

リモートデバイス局→マスタ局の順にシステムの電源を入れ,データリンクを開始させます。

(1) データリンクの状態を確認する 正常にデータリンクしている場合の,マスタ局およびリモートデバイス局の動作状態の確認について示します。

(a) マスタ局の確認

マスタ局の状態を確認してください。

①ECP-CL2BDの動作LED表示による確認 下記のLED表示状態になっていることを確認してください。

点灯消灯

エラーが発生していないデータを受信している

ECP-CL2BDが正常であるデータを送信している

② CC-Link Ver.2ユーティリティによる確認

CC-Link Ver.2ユーティリティのボード詳細情報が,下記の表示状態になっていることを確認してください。

データリンク中:正常にデータリンクしている

正常:ECP-CL2BDが正常である

点灯(緑):ECP-CL2BDが正常である

消灯:エラーが発生していない

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13 - 8 13 - 8

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

(b) リモートデバイス局の確認

下記のLED表示状態になっていることを確認してください。

AJ65VBTCU-68DAV

POWER

RUN

L RUN

L ERR

DC24Vが供給されている

ユニットが正常である

正常にデータリンクしている

:点灯 :消灯

エラーが発生していない

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13 - 9 13 - 9

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

(2) プログラムで動作を確認する

ユーザプログラムにより,リモートデバイス局へディジタル値を出力して正常にデータリンクできているかを確認します。 サンプルプログラムを利用することより,以下のシステム構成での確認を行うことができます。(サンプルプログラムは11.9節を参照してください。) サンプルプログラムでは,ディジタル値:300を設定することにより,リモートデバイス局からアナログ電圧を出力することができます。

終端抵抗

終端抵抗

3局占有

AJ65VBTCU-68DAV

リモートデバイス局(局番1)

CH1 ディジタル出力値

ディジタル値:300

AJ65VBTCU-68DAVのアナログ出力

アナログ出力

ディジタル値300に対応するアナログ値が出力される

ECP-CL2BD

マスタ局

FAコンピュータ

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13 - 10 13 - 10

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

13.2 リモートネット- Ver.2モード,リモートネット- 追加モード使用時

リモートネット- Ver.2モード,リモートネット- 追加モードでの交信について説明します。

13.2.1 システムを構築する

2台のリモートデバイス局が接続されたシステムとします。

ECP-CL2BD

マスタ局

FAコンピュータ

終端抵抗

AJ65VBTCU-68DAV

終端抵抗

1局占有

AJ65VBTCU-68DAVN

Ver.2対応リモートデバイス局(局番4)

3局占有

Ver.1対応リモートデバイス局(局番1)

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13 - 11 13 - 11

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

13.2.2 マスタ局の設定

マスタ局の設定を下記に示します。

(1) スイッチ設定(チャネルNo.設定) 本項での説明では,ECP-CL2BDのチャネルNo.を81に設定します。

BOARDNO 81 82 83 84

SW1-1SW1-2

OFF OFF

OFFOFF ONON

ON

ONSW1 →

BOARD.NO

ON

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13 - 12 13 - 12

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

(2) パラメータ設定

CC-Link Ver.2ユーティリティによるマスタ局のパラメータ設定を下記に示します。

<パラメータ設定画面> <その他設定画面>

③④

⑦⑥⑤②

⑭⑮

⑧⑨⑩⑪⑫

(a) パラメータの設定

付録のパラメータ設定シート,局情報設定シートを使用して,パラメータの設定値を示します。

表13.3 パラメータ設定シート

設定項目 設定範囲/項目

① チャネル別設定 チャネルNo.81 / チャネルNo.82 / チャネルNo.83 / チャネルNo.84

② 局番・局種別 0 番 マスタ局 / ローカル局 / 待機マスタ局

③ 伝送速度設定 156kbps / 625kbps / 2.5Mbps / 5Mbps / 10Mbps

④ モード設定 リモートネット-Ver.1モード / リモートネット-Ver.2モード

リモートネット-追加モード / オフライン

⑤ 拡張サイクリック設定 1倍設定 / 2倍設定 / 4倍設定 / 8倍設定

⑥ 占有局数 1局占有 / 2局占有 / 3局占有 / 4局占有 動作設定

⑦ 異常時入力データ 保持 / クリア

⑧ リトライ回数 3 回

⑨ 自動復列台数 1 台

⑩ 待機マスタ局番号 0 番

⑪ ディレイ時間設定 0 ×50μs

その他設定

⑫ WDT監視時間設定 100 ×8ms

局情報設定 ⑬ 総接続台数 2 台

*1: CC-Linkシステムをリモートネット- 追加モードにする場合は,“リモート

ネット-追加モード”を選択してください。

表13.4 局情報設定シート

インテリジェント用 バッファ指定(ワード) 局番 局種別

拡張サイク

リック設定 占有局数

リモート局

点数

予約/無効局

指定 送 信 受 信 自動更新

⑭ 1 Ver.1リモートデバイス局 1倍設定 3局占有 96点 設定なし

⑮ 4 Ver.2リモートデバイス局 4倍設定 1局占有 64点 設定なし

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13 - 13 13 - 13

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

13.2.3 リモートデバイス局の設定

リモートデバイス局のスイッチの設定を下記に示します。

AJ65VBTCU-68DAVの設定 AJ65VBTCU-68DAVCONA

CONB

LINK

CH1

2

3

4

5

6

7

8

SW1

POWER

RUN

L RUN

L ERR

TEST

1248

GAIN

OFFSET

MODE

POWER

CONC

COND

局番設定スイッチ, 伝送速度設定スイッチ

局番1

156kbps

0(ノーマルモード)

局番

伝送速度

40

20

10

8

4

2

1

4

2

1

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFFOFF

ON

の位

10

1の位

モード切換スイッチ

SEL

SET

UP

DOWN

AJ65VBTCU-68DAVNの設定

局番設定スイッチ, 伝送速度設定スイッチ

局番4

156kbps

3(Ver.2モード ノーマルモード)

局番

伝送速度

40

2010

8

4

2

14

2

1

OFFOFF

OFF

OFF

ON

OFF

OFF

OFFOFF

OFF

の位

10

1の位

モード切換スイッチ

AJ65VBTCU-68DAVNCONA

CONB

LINK

CH1

2

3

4

5

6

7

8

SEL

SET

SW1

POWER

RUN

L RUN

L ERR

TEST

1248

GAIN

OFFSET

MODE

POWER

CONC

COND

UP

DOWN

Page 46: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

13 - 14 13 - 14

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

13.2.4 プログラムを作成する

局番4*1のリモートデバイス局に対して,イニシャル設定,アナログ出力するためのディジタル値設定のプログラムを作成します。

局番4*1のプログラムの作成の仕方は,リモートネット- Ver.1モード使用時と同じです。

13.1.4項を参照してください。

*1:局番4のリモートデバイス局に対しては,リモート入力(RX),リモート出力(RY)のデバイスNo.,リモートレジスタ(RWr,RWw)のアドレスが変わります。

RX18RX19

:

:

:

:

:

RX1B

RX78RX79

RX7B

リモート入力(RX)

mdReceive

RY18:

:

:

:

RY60

リモート出力(RY)

mdSend

RWw0

RWw8:

:

:

:

RWwC

RWw14

リモートレジスタ(RWw)

mdSend

RY00

RY19

RY78RY79

Y00(CH.アナログ出力許可信号フラグ)

Y18(イニシャルデータ処理完了フラグ):

Y19(イニシャルデータ設定要求フラグ):

RWw0(CH.1ディジタル値設定エリア):

RWw8(アナログ出力許可/禁止エリア):

ECP-CL2BDユーザプログラム

リモートデバイス局(局番1) リモートデバイス局(局番4)マスタ局(局番0)

FAコンピュータ

② ⑧⑭ ⑱

⑤ ⑨⑪ ⑮

① ⑦⑬ ⑰

⑥ ⑩⑫ ⑯

X18(イニシャルデータ処理要求フラグ)X19(イニシャルデータ設定完了フラグ)

X1B(リモートREADY):

:

:

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13 - 15 13 - 15

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

13.2.5 データリンクを実行する

リモートデバイス局→マスタ局の順にシステムの電源を入れ,データリンクを開始させます。

(1) データリンクの状態を確認する 正常にデータリンクしている場合の,マスタ局およびリモートデバイス局の動作状態の確認については,以下を参照してください。

(a) マスタ局の確認

マスタ局の確認方法は,リモートネット- Ver.1モードと同じです。 13.1.5項(1)(a)を参照してください。

(b) リモートデバイス局の確認

リモートデバイス局の確認方法は,リモートネット- Ver.1モードと同じです。 13.1.5項(1)(b)を参照してください。 AJ65VBTCU-68DAVNは,AJ65VBTCU-68DAVのLED表示と同じ場所を確認してください。

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13 - 16 13 - 16

13 マスタ局とリモートデバイス局の交信

(2) プログラムで動作を確認する

ユーザプログラムにより,リモートデバイス局へディジタル値を出力して正常にデータリンクできているかを確認します。 サンプルプログラムを利用することより,以下のシステム構成での確認を行うことができます。(サンプルプログラムは11.9節を参照してください。) サンプルプログラムでは,ディジタル値:300を設定することにより,リモートデバイス局からアナログ電圧を出力することができます。

終端抵抗

3局占有

AJ65VBTCU-68DAV

Ver.1対応リモートデバイス局(局番1)

CH1 ディジタル出力値

ディジタル値:300

AJ65VBTCU-68DAVNのアナログ出力

アナログ出力

ディジタル値300に対応するアナログ電圧を出力する

終端抵抗

1局占有

AJ65VBTCU-68DAVN

Ver.2対応リモートデバイス局(局番4)

アナログ出力

ECP-CL2BD

マスタ局

FAコンピュータ

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14 - 1 14 - 1

14 マスタ局とローカル局の交信

14 マスタ局とローカル局の交信

システム構成例を示し,ECP-CL2BDおよびローカル局の設定からパラメータ設定,プログラミング,動作の確認について説明します。

14.1 リモートネット- Ver.1モード使用時

リモートネット- Ver.1モードでの交信について説明します。

14.1.1 システムを構築する

1台のローカル局が接続されたシステムとします。

終端抵抗

マスタ局

終端抵抗

ローカル局(局番1)

4局占有

ECP-CL2BD

FAコンピュータ

ECP-CL2BD

FAコンピュータ

14

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14 - 2 14 - 2

14 マスタ局とローカル局の交信

14.1.2 マスタ局の設定

マスタ局の設定を下記に示します。

(1) スイッチ設定(チャネルNo.設定) 本項での説明では,ECP-CL2BDのチャネルNo.を81に設定します。

BOARDNO 81 82 83 84

SW1-1SW1-2

OFF OFF

OFFOFF ONON

ON

ONSW1 →

BOARD.NO

ON

14

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14 - 3 14 - 3

14 マスタ局とローカル局の交信

(2) パラメータ設定

CC-Link Ver.2ユーティリティによるマスタ局のパラメータ設定を下記に示します。

<パラメータ設定画面> <その他設定画面>

③④

⑦⑥⑤

⑧⑨⑩⑪⑫

(a) パラメータの設定

付録のパラメータ設定シート,局情報設定シートを使用して,パラメータの設定値を示します。

表14.1 パラメータ設定シート

設定項目 設定範囲/項目

① チャネル別設定 チャネルNo.81 / チャネルNo.82 / チャネルNo.83 / チャネルNo.84

② 局番・局種別 0 番 マスタ局 / ローカル局 / 待機マスタ局

③ 伝送速度設定 156kbps / 625kbps / 2.5Mbps / 5Mbps / 10Mbps

④ モード設定 リモートネット-Ver.1モード / リモートネット-Ver.2モード

リモートネット-追加モード / オフライン

⑤ 拡張サイクリック設定 1倍設定 / 2倍設定 / 4倍設定 / 8倍設定

⑥ 占有局数 1局占有 / 2局占有 / 3局占有 / 4局占有 動作設定

⑦ 異常時入力データ 保持 / クリア

⑧ リトライ回数 3 回

⑨ 自動復列台数 1 台

⑩ 待機マスタ局番号 0 番

⑪ ディレイ時間設定 0 ×50μs

その他設定

⑫ WDT監視時間設定 100 ×8ms

局情報設定 ⑬ 総接続台数 1 台

表14.2 局情報設定シート

インテリジェント用 バッファ指定(ワード) 局番 局種別

拡張サイク

リック設定 占有局数

リモート局

点数

予約/無効局

指定 送 信 受 信 自動更新

⑭ 1 インテリジェントデバイス局*1 1倍設定 4局占有 128点 設定なし 64 64 128

2

3

*1:ローカル局は,インテリジェントデバイス局を選択してください。

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14 - 4 14 - 4

14 マスタ局とローカル局の交信

14.1.3 ローカル局の設定

ローカル局の設定を下記に示します。

(1) スイッチ設定(チャネルNo.設定) 本項での説明では,ECP-CL2BDのチャネルNo.を81に設定します。 設定については,14.1.2項(1)を参照してください。

(2) パラメータ設定 CC-Link Ver.2ユーティリティによるローカル局のパラメータ設定を下記に示します。

<パラメータ設定画面> <その他設定画面>

③④ ⑦

⑥⑤②

(a) パラメータの設定

付録のパラメータ設定シート,局情報設定シートを使用して,パラメータの設定値を示します。

表14.3 パラメータ設定シート

設定項目 設定範囲/項目

① チャネル別設定 チャネルNo.81 / チャネルNo.82 / チャネルNo.83 / チャネルNo.84

② 局番・局種別 1 番 マスタ局 / ローカル局 / 待機マスタ局

③ 伝送速度設定 156kbps / 625kbps / 2.5Mbps / 5Mbps / 10Mbps

④ モード設定 リモートネット-Ver.1モード / リモートネット-Ver.2モード

リモートネット-追加モード / オフライン

⑤ 拡張サイクリック設定 1倍設定 / 2倍設定 / 4倍設定 / 8倍設定

⑥ 占有局数 1局占有 / 2局占有 / 3局占有 / 4局占有 動作設定

⑦ 異常時入力データ 保持 / クリア

リトライ回数 回

自動復列台数 台

待機マスタ局番号 番

ディレイ時間設定 ×50μs

その他設定

⑧ WDT監視時間設定 100 ×8ms

局情報設定 総接続台数 台

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14 - 5 14 - 5

14 マスタ局とローカル局の交信

14.1.4 プログラムを作成する

ローカル局に対するリモート入力(RX)の読出し,リモート出力(RY)の書込み,リモートレジスタ(RWr)の読出し,リモートレジスタ(RWw)の書込みのプログラムを作成します。 マスタ局とローカル局の間でデータを送受信するときのユーザプログラムと入出

力の関係を以下に示します。(実際に使用するデバイスを網掛けで示します。)

RX0F ~ RX00

ECP-CL2BD

FAコンピュータ

ユーザプログラム

mdSend

リモート入力 RX

RX1F ~ RX10:

RX6F ~ RX60RX7D ~ RX70RX8F ~ RX80

RY0F ~ RY00

リモート出力 RY

RY1F ~ RY10:

RY6F ~ RY60RY7D ~ RY70RY8F ~ RY80

RWr0

リモートレジスタ RWr

RWr1RWr2RWr3

RWrCRWrDRWrERWrFRWr10:

RWw0

リモートレジスタ RWw

RWw1RWw2RWw3

RWwCRWwDRWwERWwFRWw10:

mdReceive

ECP-CL2BD

FAコンピュータ

ユーザプログラム

RWr0

リモートレジスタ RWr

RWr1RWr2RWr3

RWrCRWrDRWrERWrFRWr10:

RWw0

リモートレジスタ RWw

RWw1RWw2RWw3

RWwCRWwDRWwERWwFRWw10:

RX0F ~ RX00

リモート入力 RX

RX1F ~ RX10:

RX6F ~ RX60RX7D ~ RX70RX8F ~ RX80

RY0F ~ RY00

リモート出力 RY

RY1F ~ RY10:

RY6F ~ RY60RY7D ~ RY70RY8F ~ RY80

マスタ局(局番0) ローカル局(局番1)

mdSend

mdSendmdReceive

mdReceive

mdSend

mdReceive

② ①

③ ④

⑥ ⑤

⑦ ⑧

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14 - 6 14 - 6

14 マスタ局とローカル局の交信

(マスタ局) (ローカル局)

ユーザプログラム ECP-CL2BD ECP-CL2BD ユーザプログラム

② マスタ局のECP-CL2BDのリモート入力(RX0)を読み出す。

設定する引数: 局番=0xFF(自局) デバイスタイプ=0x1(自局RX) デバイスNo.=0x0

←- ←- ←- ① ローカル局のECP-CL2BDのリモート出力(RY0)をONする。

設定する引数: 局番=0xFF(自局) デバイスタイプ=0x2(自局RY) デバイスNo.=0x0

③ 読み出したリモート入力(RX0)がONしていたら,マスタ局のECP-CL2BDのリモート出力(RY0)をONする。

設定する引数: 局番=0xFF(自局) デバイスタイプ=0x2(自局RY) デバイスNo.=0x0

-→ -→ -→ ④ ローカル局のECP-CL2BDのリモート入力(RX0)を読み出す。

設定する引数: 局番=0xFF(自局) デバイスタイプ=0x1(自局RX) デバイスNo.=0x0

⑥ マスタ局のECP-CL2BDのリモートレジスタ(RWr0)を読み出す。

設定する引数: 局番=0xFF(自局) デバイスタイプ=0x25(自局RWr) デバイスNo.=0x0

←- ←- ←- ⑤ 読み出したリモート入力(RX0)がONしていたら,ローカル局のECP-CL2BDのリモートレジスタ(RWw0)に,5555Hを書き込む。

設定する引数: 局番=0xFF(自局) デバイスタイプ=0x24(自局RWw) デバイスNo.=0x0

⑦ 読み出したリモートレジスタ(RWr0)の値が5555Hであれば,マスタ局のECP-CL2BDのリモートレジスタ(RWw0)に,AAAAHを書き込む。

設定する引数: 局番=0xFF(自局) デバイスタイプ=0x24(自局RWw) デバイスNo.=0x0

-→ -→ -→ ⑧ ローカル局のECP-CL2BDのリモートレジスタ(RWr0)を読み出す。

設定する引数: 局番=0xFF(自局) デバイスタイプ=0x25(自局RWr) デバイスNo.=0x0

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14 - 7 14 - 7

14 マスタ局とローカル局の交信

14.1.5 データリンクを実行する

ローカル局→マスタ局の順にシステムの電源を入れ,データリンクを開始させます。

(1) データリンクの状態を確認する 正常にデータリンクしている場合の,マスタ局およびローカル局の動作状態の確認について示します。

(a) マスタ局およびローカル局の確認

マスタ局およびローカル局の動作状態を確認してください。

①ECP-CL2BDの動作LED表示による確認 下記のLED表示状態になっていることを確認してください。

点灯消灯

エラーが発生していないデータを受信している

ECP-CL2BDが正常であるデータを送信している

② CC-Link Ver.2ユーティリティによる確認

CC-Link Ver.2ユーティリティのボード詳細情報が,下記の表示状態になっていることを確認してください。

データリンク中:正常にデータリンクしている

正常:ECP-CL2BDが正常である

点灯(緑):ECP-CL2BDが正常である

消灯:エラーが発生していない

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14 - 8 14 - 8

14 マスタ局とローカル局の交信

(2) プログラムで動作を確認する

ユーザプログラムにより,マスタ局とローカル局の間でデータを送受信して正常にデータリンクできているかを確認します。 サンプルプログラムを利用することより,以下のシステム構成での確認を行うことができます。 (マスタ局のユーザプログラムの実行を開始後,10秒以内にローカル局のユーザプログラムの実行を開始してください。)

②のリモート出力(RY0)をONすると,①のリモート入力(RX0)がONする。 ③のリモート出力(RY0)をONすると,④のリモート入力(RX0)がONする。 ⑥のリモートレジスタ(RWw0)にデータを設定すると,⑤のリモートレジスタ

(RWr0)に値が書き込まれる。 ⑦のリモートレジスタ(RWw0)にデータを設定すると,⑧のリモートレジスタ

(RWr0)に値が書き込まれる。

終端抵抗

ローカル局(局番1)

4局占有

終端抵抗

ECP-CL2BD

マスタ局

FAコンピュータ

ECP-CL2BD

FAコンピュータ

n2 5555H

ローカル局RWr0

マスタ局RWw0

ローカル局RWw0

マスタ局RWr0

ローカル局RY0

① マスタ局RX0受信

(RX)

送信(RY)

受信(RWr)

送信(RWw)

ローカル局RX0

マスタ局RY0

n1 5555H

m1 AAAAH

m2 AAAAH

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14 - 9 14 - 9

14 マスタ局とローカル局の交信

14.2 リモートネット- Ver.2モード,リモートネット- 追加モード使用時

リモートネット- Ver.2モード,リモートネット- 追加モードでの交信について説明します。

14.2.1 システムを構築する

2台のローカル局が接続されたシステムとします。

ECP-CL2BD

FAコンピュータ

終端抵抗

マスタ局

ローカル局(局番1)

4局占有

終端抵抗

ローカル局(局番5)

2局占有

ECP-CL2BD

FAコンピュータ

ECP-CL2BD

FAコンピュータ

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14 - 10 14 - 10

14 マスタ局とローカル局の交信

14.2.2 マスタ局の設定

マスタ局の設定を下記に示します。

(1) スイッチ設定(チャネルNo.設定) 本項での説明では,ECP-CL2BDのチャネルNo.を81に設定します。

BOARDNO 81 82 83 84

SW1-1SW1-2

OFF OFF

OFFOFF ONON

ON

ONSW1 →

BOARD.NO

ON

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14 - 11 14 - 11

14 マスタ局とローカル局の交信

(2) パラメータ設定

CC-Link Ver.2ユーティリティによるマスタ局のパラメータ設定を下記に示します。

<パラメータ設定画面> <その他設定画面>

③④

⑦⑥⑤

⑭⑮

⑧⑨⑩⑪⑫

(a) パラメータの設定

付録のパラメータ設定シート,局情報設定シートを使用して,パラメータの設定値を示します。

表14.4 パラメータ設定シート

設定項目 設定範囲/項目

① チャネル別設定 チャネルNo.81 / チャネルNo.82 / チャネルNo.83 / チャネルNo.84

② 局番・局種別 0 番 マスタ局 / ローカル局 / 待機マスタ局

③ 伝送速度設定 156kbps / 625kbps / 2.5Mbps / 5Mbps / 10Mbps

④ モード設定*1 リモートネット-Ver.1モード / リモートネット-Ver.2モード

リモートネット-追加モード / オフライン

⑤ 拡張サイクリック設定 1倍設定 / 2倍設定 / 4倍設定 / 8倍設定

⑥ 占有局数 1局占有 / 2局占有 / 3局占有 / 4局占有 動作設定

⑦ 異常時入力データ 保持 / クリア

⑧ リトライ回数 3 回

⑨ 自動復列台数 1 台

⑩ 待機マスタ局番号 0 番

⑪ ディレイ時間設定 0 ×50μs

その他設定

⑫ WDT監視時間設定 100 ×8ms

局情報設定 ⑬ 総接続台数 2 台

*1: CC-Linkシステムをリモートネット-追加モードにする場合は,“リモートネッ

ト-追加モード”を選択してください。

表14.5 局情報設定シート

インテリジェント用 バッファ指定(ワード) 局番 局種別

拡張サイク

リック設定 占有局数

リモート局

点数

予約/無効局

指定 送 信 受 信 自動更新

⑭ 1 Ver.1インテリジェントデバイス局*2 1倍設定 4局占有 128点 設定なし 64 64 128

⑮ 5 Ver.2インテリジェントデバイス局*2 2倍設定 2局占有 96点 設定なし 64 64 128

*2:ローカル局は,インテリジェントデバイス局を選択してください。

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14 - 12 14 - 12

14 マスタ局とローカル局の交信

14.2.3 ローカル局の設定

ローカル局の設定を下記に示します。

(1) スイッチ設定(チャネルNo.設定) 本項での説明では,ECP-CL2BDのチャネルNo.を81に 設定します。 設定については,14.2.2項(1)を参照してください。

(2) パラメータ設定 CC-Link Ver.2ユーティリティによるローカル局のパラメータ設定を下記に 示します。(Ver.1インテリジェントデバイス局の場合)

<パラメータ設定画面> <その他設定画面>

③④ ⑦

⑥⑤②

(a) パラメータの設定

付録のパラメータ設定シート,局情報設定シートを使用してパラメータの 設定値を示します。

表14.6 パラメータ設定シート

設定項目 設定範囲/項目

① チャネル別設定 チャネルNo.81 / チャネルNo.82 / チャネルNo.83 / チャネルNo.84

② 局番・局種別*1 1 番 マスタ局 / ローカル局 / 待機マスタ局

③ 伝送速度設定 156kbps / 625kbps / 2.5Mbps / 5Mbps / 10Mbps

④ モード設定*2 リモートネット-Ver.1モード / リモートネット-Ver.2モード

リモートネット-追加モード / オフライン

⑤ 拡張サイクリック設定 1倍設定 / 2倍設定 / 4倍設定 / 8倍設定

⑥ 占有局数 1局占有 / 2局占有 / 3局占有 / 4局占有 動作設定*3

⑦ 異常時入力データ 保持 / クリア

リトライ回数 回

自動復列台数 台

待機マスタ局番号 番

ディレイ時間設定 ×50μs

その他設定

⑧ WDT監視時間設定 100 ×8ms

局情報設定 総接続台数 台

*1: Ver.2インテリジェントデバイス局は,局番5にしてください。 *2: Ver.2インテリジェントデバイス局は,リモートネット-Ver.2モードを設定し

てください。 *3:Ver.2インテリジェントデバイス局は,2倍設定・2局占有を設定してください。

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14 - 13 14 - 13

14 マスタ局とローカル局の交信

14.2.4 プログラムを作成する

局番5*1のローカル局に対して,リモート入力(RX)の読出し,リモート出力(RY)の書込み,リモートレジスタ(RWr)の読出し,リモートレジスタ(RWw)の書込みのプログラムを作成します。 局番5のプログラムの作成の仕方は,リモートネット- Ver.1モード使用時と同じ

です。 14.1.4項を参照してください。

*1:局番5のローカル局に対しては,リモート入力(RX),リモート出力(RY)のデ

バイスNo.,リモートレジスタ(RWr,RWw)のアドレスが変わります。

RYDD~RYDORYCF~RYCO

:RY9F~RY9ORY8F~RY8ORY7D~RY7ORY6F~RY6O

:RY1F~RY1ORY0F~RY0O

RYEF~RYEO:

リモート出力 RY

ECP-CL2BD ユーザプログラム

ローカル局(局番1) FAコンピュータ

RYDD~RYDORYCF~RYCO

:RY9F~RY9ORY8F~RY8ORY7D~RY7ORY6F~RY6O

:RY1F~RY1ORY0F~RY0O

RYEF~RYEO:

リモート出力 RY

ECP-CL2BD ユーザプログラム

ローカル局(局番5) FAコンピュータ

RXDD~RXDORXCF~RXCO

:RX9F~RX9ORX8F~RX8ORX7D~RX7ORX6F~RX6O

:RX1F~RX1ORX0F~RX0O

RXEF~RXEO:

リモート入力 RX

mdReceive

ECP-CL2BDユーザプログラム

マスタ局(局番0)FAコンピュータ

mdSend

:

:

:

リモート入力 RX

RYDD~RYDORYCF~RYCO

:RY9F~RY9ORY8F~RY8ORY7D~RY7ORY6F~RY6O

:RY1F~RY1ORY0F~RY0O

RYEF~RYEO:

リモート入力 RX

:

:

:

リモート出力 RY

RXDD~RXDORXCF~RXCO

RX9F~RX9ORX8F~RX8ORX7D~RX7ORX6F~RX6O

RX1F~RX1ORX0F~RX0O

RXEF~RXEORXDD~RXDORXCF~RXCO

RX9F~RX9ORX8F~RX8ORX7D~RX7ORX6F~RX6O

RX1F~RX1ORX0F~RX0O

RXEF~RXEO

mdReceivemdSend

:

リモートレジスタ RWwリモートレジスタ RWr

RWw0RWw1RWw2RWw3

RWwCRWwDRWwERWwFRWw10RWw11RWw12RWw13

:RWw1CRWw1DRWw1ERWw1FRWw20

:

:

リモートレジスタ RWw

RWw0RWw1RWw2RWw3

RWwCRWwDRWwERWwFRWw10RWw11RWw12RWw13

:RWw1CRWw1DRWw1ERWw1FRWw20

:

:

RWr0RWr1RWr2RWr3

RWrCRWrDRWrERWrFRWr10RWr11RWr12RWr13

:RWr1CRWr1DRWr1ERWr1FRWr20

:

mdReceive

リモートレジスタ RWrリモートレジスタ RWw リモートレジスタ RWr

mdReceive

:

RWr0RWr1RWr2RWr3

RWrCRWrDRWrERWrFRWr10RWr11RWr12RWr13

:RWr1CRWr1DRWr1ERWr1FRWr20

:

:

RWw0RWw1RWw2RWw3

RWwCRWwDRWwERWwFRWw10RWw11RWw12RWw13

:RWw1CRWw1DRWw1ERWw1FRWw20

:

:

RWr0RWr1RWr2RWr3

RWrCRWrDRWrERWrFRWr10RWr11RWr12RWr13

:RWr1CRWr1DRWr1ERWr1FRWr20

:

mdSend

mdSend

⑦ ⑧

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14 - 14 14 - 14

14 マスタ局とローカル局の交信

14.2.5 データリンクを実行する

ローカル局→マスタ局の順にシステムの電源を入れ,データリンクを開始させます。

(1) データリンクの状態を確認する 正常にデータリンクしている場合の,マスタ局およびローカル局(Ver.1インテリジェントデバイス局,Ver.2インテリジェントデバイス局)の動作状態の確認については,“14.1.5項(1)(a) マスタ局およびローカル局の確認”を参照してください。

(2) プログラムで動作を確認する ユーザプログラムにより,マスタ局とローカル局の間でデータを送受信して正常にデータリンクできているかを確認します。 サンプルプログラムを利用することより,次ページのシステム構成での確認を行うことができます。 (マスタ局のユーザプログラムの実行を開始後,10秒以内にローカル局(局番1,局番5)のユーザプログラムの実行を開始してください。)

③のリモート出力(RY80)をONすると,①のリモート入力(RX80),②のリモート

出力(RY80)がONする。 ④のリモート出力(RY0)をONすると,⑤,⑥のリモート入力(RX0)がONする。 ⑨のリモートレジスタ(RWw10)に値を設定すると,⑦のリモートレジスタ(RWr10),

⑧のリモートレジスタ(RWw10)に値が書き込まれる。 ⑩のリモートレジスタ(RWw0)に値を設定すると,⑪,⑫のリモートレジスタ

(RWr0)に値が書き込まれる。

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14 - 15 14 - 15

14 マスタ局とローカル局の交信

終端抵抗

マスタ局

ローカル局(局番1)

4局占有

終端抵抗

ローカル局(局番5)

2局占有

ECP-CL2BD

FAコンピュータ

ECP-CL2BD

FAコンピュータ

ECP-CL2BD

FAコンピュータ

n3 5555H

⑧ ローカル局(局番1)RWw10

⑦ マスタ局RWr10

⑫ ローカル局(局番5)RWr0

⑪ ローカル局(局番1)RWr0

⑩ マスタ局RWw0

② ローカル局(局番1)RY80

① マスタ局RX80

⑥ ローカル局(局番5)RX0

⑤ ローカル局(局番1)RX0

④ マスタ局RY0

送信(RY)

受信(RX)

送信(RWw)

受信

③ ローカル局(局番5)RY80

⑨ ローカル局(局番5)RWw10

n2 5555H

n1 5555H

m1 AAAAH

m2

m3

AAAAH

AAAAH

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14 - 16 14 - 16

14 マスタ局とローカル局の交信

メ モ

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15 - 1 15 - 1

15 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-R2)の交信

15 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-R2)の交信

システム構成例を示し,ECP-CL2BDおよびインテリジェントデバイス局の設定からパラメータ設定,プログラミング,動作の確認について説明します。

AJ65BT-R2の詳細は,AJ65BT-R2のマニュアルを参照ください。

15.1 システムを構築する

1台のインテリジェントデバイス局(AJ65BT-R2)が接続されたシステムとします。

RS-232Cユニット

AJ65BT-R2

インテリジェントデバイス局(局番1

1局占有

外部機器

終端抵抗

マスタ局

終端抵抗

ECP-CL2BD

FAコンピュータ

15

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15 - 2 15 - 2

15 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-R2)の交信

15.2 マスタ局の設定

マスタ局の設定を下記に示します。

15.2.1 スイッチ設定(チャネルNo.設定)

本項での説明では,ECP-CL2BDのチャネルNo.を81に設定します。

BOARDNO 81 82 83 84

SW1-1SW1-2

OFF OFF

OFFOFF ONON

ON

ONSW1 →

BOARD.NO

ON

15

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15 - 3 15 - 3

15 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-R2)の交信

15.2.2 パラメータ設定

CC-Link Ver.2ユーティリティによるマスタ局のパラメータ設定を下記に示します。

<パラメータ設定画面> <その他設定画面>

③④

⑦⑥⑤②

⑧⑨⑩⑪⑫

(1) パラメータの設定

付録のパラメータ設定シート,局情報設定シートを使用して,パラメータの設定値を示します。

表15.1 パラメータ設定シート

設定項目 設定範囲/項目

① チャネル別設定 チャネルNo.81 / チャネルNo.82 / チャネルNo.83 / チャネルNo.84

② 局番・局種別 0 番 マスタ局 / ローカル局 / 待機マスタ局

③ 伝送速度設定 156kbps / 625kbps / 2.5Mbps / 5Mbps / 10Mbps

④ モード設定 リモートネット-Ver.1モード / リモートネット-Ver.2モード

リモートネット-追加モード / オフライン

⑤ 拡張サイクリック設定 1倍設定 / 2倍設定 / 4倍設定 / 8倍設定

⑥ 占有局数 1局占有 / 2局占有 / 3局占有 / 4局占有 動作設定

⑦ 異常時入力データ 保持 / クリア

⑧ リトライ回数 3 回

⑨ 自動復列台数 1 台

⑩ 待機マスタ局番号 0 番

⑪ ディレイ時間設定 0 ×50μs

その他設定

⑫ WDT監視時間設定 100 ×8ms

局情報設定 ⑬ 総接続台数 1 台

表15.2 局情報設定シート

インテリジェント用 バッファ指定(ワード) 局番 局種別

拡張サイク

リック設定 占有局数

リモート局

点数

予約/無効局

指定 送 信 受 信 自動更新

⑭ 1 インテリジェントデバイス局 1倍設定 1局占有 32点 設定なし 64 64 128

2

3

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15 - 4 15 - 4

15 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-R2)の交信

15.3 インテリジェントデバイス局の設定

インテリジェントデバイス局のスイッチの設定を下記に示します。

伝送速度設定スイッチ

0(156kbps)

局番設定スイッチ

×100

ユニット

AJ65BT-R2

×11

RS-232C伝送仕様設定スイッチ

外部機器の伝送仕様に合わせて設定する。

モード設定スイッチ

ユニットの運転状態を設定する。

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15 - 5 15 - 5

15 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-R2)の交信

15.4 プログラムを作成する

AJ65BT-R2に対して,次に示す設定,データの送受信を行うためのプログラムを作成します。

・AJ65BT-R2の初期化 ・・・・・・・・ 15.4.1項参照 ・データ送信 ・・・・・・・・・・・・ 15.4.2項参照 ・データ受信 ・・・・・・・・・・・・ 15.4.3項参照

15.4.1 AJ65BT-R2の初期化

FAコンピュータのユーザプログラムとインテリジェントデバイス局の入出力の関係およびAJ65BT-R2の初期化*について示します。(実際に使用するデバイスを網掛けで示します。)

*: AJ65BT-R2の初期化において,下図のバッファメモリ部分に示す設定以外は

デフォルト値を使って初期化しています。

102H(ワード/バイト単位指定)

0H (送信エリア先頭アドレス指定)

1H (送信エリアサイズ指定)

2H (受信エリア先頭アドレス指定)

3H (受信エリアサイズ指定)

11AH (送信タイムアウト時間指定)

mdSend

バッファメモリ

111H(受信終了データ数指定)

112H (受信タイムアウト時間指定)

RX4

RX5

ECP-CL2BD

RX4 (初期化正常完了)

インテリジェントデバイス局(局番1)マスタ局(局番0)

FAコンピュータ

ユーザプログラム

mdReceive RX5 (初期化異常完了)

:

RY4

リモート入力(RX)

リモート出力(RY)

: :

RY4 (初期化要求)mdSend

② ③

⑥ ⑦

*1

*1

*1:リモートネット- Ver.2モードを選択した場合は,4.4.7項(1)の図を参照してください。

リモートネット- 追加モードを選択した場合は,4.4.7項(2)の図を参照してください。

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15 - 6 15 - 6

15 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-R2)の交信

ユーザプログラム ECP-CL2BD

① AJ65BT-R2のバッファメモリへ送信/受信用の初期設定値を書き込む。 設定する引数: ワード/バイト単位指定=0 送信エリア先頭アドレス指定=200H 送信エリアサイズ指定=200H 受信エリア先頭アドレス指定=400H 受信エリアサイズ指定=200H 送信タイムアウト時間指定=0

② 初期化要求信号(RY4)をONする。

-→

←-

③ AJ65BT-R2の初期化要求信号(RY4)をONする。

④ AJ65BT-R2の初期化が正常完了であれば,初期化正常完了信号(RX4)がONされる。AJ65BT-R2の初期化が異常完了であれば,初期化異常完了信号(RX5)がONされる。

⑤ 初期化正常完了信号(RX4),初期化異常完了信号(RX5)を読み出す。

⑥ 初期化正常完了信号(RX4),または初期化異常完了信号(RX5)がONのとき,初期化要求信号(RY4)をOFFする。

→ ⑦ AJ65BT-R2の初期化要求信号(RY4)をOFFする。

⑧ AJ65BT-R2の初期化正常完了信号(RX4),または初期化異常完了信号(RX5)がOFFされる。

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15 - 7 15 - 7

15 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-R2)の交信

15.4.2 データ送信

FAコンピュータのユーザプログラムとインテリジェントデバイス局の入出力の関係およびデータ送信について以下に示します。(実際に使用するデバイスを網掛けで示します。)

mdSend

バッファメモリ

RX0

RX1

ECP-CL2BD

RX0 (送信正常完了)

インテリジェントデバイス局(局番1)マスタ局(局番0)

FAコンピュータ

ユーザプログラム

mdReceiveRX1 (送信異常完了)

RY0

リモート入力(RX)

リモート出力(RY)

: :

mdSend

200H (送信データ数指定エリア)

201H ~ (送信データ指定エリア)3FFH

② ③

⑥ ⑦

⑤ ⑧

*1

*1

RY0 (送信要求)

*1:リモートネット- Ver.2モードを選択した場合は,4.4.7項(1)の図を参照してください。

リモートネット- 追加モードを選択した場合は,4.4.7項(2)の図を参照してください。

ユーザプログラム ECP-CL2BD

① 送信データをAJ65BT-R2のバッファメモリの送信エリアへ書き込む。

② 送信要求信号(RY0)をONする。 -→

←-

③ AJ65BT-R2の送信要求信号(RY0)をONする。

④ AJ65BT-R2はデータを外部機器へ送信する。送信が正常完了であれば,AJ65BT-R2は送信正常完了信号(RX0)をONする。送信が異常完了であれば,AJ65BT-R2は送信異常完了信号(RX1)をONする。

⑤ 送信正常完了信号(RX0),送信異常完了信号(RX1)を読み出す。

⑥ 送信要求信号(RY0)をOFFする。 -

→ ⑦ AJ65BT-R2の送信要求信号(RY0)をOFFする。

⑧ AJ65BT-R2がECP-CL2BDの送信正常完了信号(RX0),または送信異常完了信号(RX1)をOFFする。

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15 - 8 15 - 8

15 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-R2)の交信

15.4.3 データ受信

FAコンピュータのユーザプログラムとインテリジェントデバイス局の入出力の関係およびデータ受信について以下に示します。(実際に使用するデバイスを網掛けで示します。)

mdReceive

バッファメモリ

RX2

RX3

ECP-CL2BD

RX2 (受信正常読出し要求)

インテリジェントデバイス局(局番1)マスタ局(局番0)

FAコンピュータ

ユーザプログラム

mdReceiveRX3 (受信異常読出し要求)

RY2

リモート入力(RX)

リモート出力(RY)

: :

mdSend

400H (受信データ数指定エリア)

401H ~ (受信データ指定エリア)5FFH

④ ⑤

①②

② ①⑦ ⑥

: :

: :

⑦ ⑥

*1

*1

RY2 (受信読出し完了)

*1:リモートネット- Ver.2モードを選択した場合は,4.4.7項(1)の図を参照してください。

リモートネット- 追加モードを選択した場合は,4.4.7項(2)の図を参照してください。

ユーザプログラム ECP-CL2BD

- ① AJ65BT-R2がデータを外部機器から受信すると,受信正常読出し要求信号(RX2)または受信異常読出し要求信号(RX3)をONする。

② 受信正常読出し要求信号(RX2),受信異常読出し要求信号(RX3)を読み出す。

③ 受信正常読出し要求信号(RX2)がONのとき,受信したデータを読み出す。

④ 受信読出し完了信号(RY2)をONする。 -→

⑤ AJ65BT-R2の受信読出し完了信号(RY2)をONする。

⑥ AJ65BT-R2が受信正常読出し要求信号(RX2),または受信異常読出し要求信号(RX3)をOFFする。

⑦ 受信正常読出し要求信号(RX2)を読み出す。

⑧ 受信読出し完了信号(RY2)をOFFする。

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15 - 9 15 - 9

15 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-R2)の交信

15.5 データリンクを実行する

インテリジェントデバイス局→マスタ局の順にシステムの電源を入れ,データリンクを開始させます。

15.5.1 データリンクの状態を確認する

正常にデータリンクしている場合の,マスタ局およびインテリジェントデバイス局の動作状態の確認について示します。

(1) マスタ局の確認

マスタ局の動作状態を確認してください。

(a) ECP-CL2BDの動作LED表示による確認 下記のLED表示状態になっていることを確認してください。

点灯消灯

エラーが発生していないデータを受信している

ECP-CL2BDが正常であるデータを送信している

(b) CC-Link Ver.2ユーティリティによる確認

CC-Link Ver.2ユーティリティのボード詳細情報が,下記の表示状態になっていることを確認してください。

データリンク中:正常にデータリンクしている

正常:ECP-CL2BDが正常である

点灯(緑):ECP-CL2BDが正常である

消灯:エラーが発生していない

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15 - 10 15 - 10

15 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-R2)の交信

(2) インテリジェントデバイス局の確認

下記のLED表示状態になっていることを確認してください。

AJ65BT-R2

DC24Vが供給されている

:点灯 :消灯

PW ユニットが正常である

データを送信している

データを受信している

RUN

L RUN

SD

RD

L ERR.

正常にデータリンクしている

エラーが発生していない

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15 - 11 15 - 11

15 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-R2)の交信

15.5.2 プログラムで動作を確認する

ユーザプログラムにより,正常にデータリンクできているかを確認します。 サンプルプログラムを利用することより,以下のシステム構成での確認を行うこ

とができます。(サンプルプログラムの格納先は11.9節を参照してください。) サンプルプログラムでは,初期化,送信,受信を行うことができます。

マスタ局

RS-232Cユニット

AJ65BT-R2

リモートデバイス局(局番1)

1局占有

ABCD

送信データ

外部機器

ABCD

受信データ

送信

ABCD

送信データ

送信

受信

ABCD

受信データ

受信

終端抵抗

終端抵抗

ECP-CL2BD

FAコンピュータ

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15 - 12 15 - 12

15 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-R2)の交信

メ モ

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16 - 1 16 - 1

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

システム構成例を示し,ECP-CL2BDおよびインテリジェントデバイス局の設定からパラメータ設定,プログラミング,動作の確認について説明します。

AJ65BT-D75P2-S3の詳細は,AJ65BT-D75P2-S3のマニュアルを参照ください。

16.1 システムを構築する

1台のインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)が接続されたシステムとします。

位置決めユニット

AJ65BT-D75P2-S3

インテリジェントデバイス局(局番1)

4局占有

サーボアンプ

サーボアンプ モータ

モータ

終端抵抗

マスタ局

終端抵抗

ECP-CL2BD

FAコンピュータ

16

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16 - 2 16 - 2

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

16.2 マスタ局の設定

マスタ局の設定を下記に示します。

16.2.1 スイッチ設定(チャネルNo.設定)

本項での説明では,ECP-CL2BDのチャネルNo.を81に設定します。

BOARDNO 81 82 83 84

SW1-1SW1-2

OFF OFF

OFFOFF ONON

ON

ONSW1 →

BOARD.NO

ON

16

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16 - 3 16 - 3

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

16.2.2 パラメータ設定

CC-Link Ver.2ユーティリティによるマスタ局のパラメータ設定を下記に示します。

<パラメータ設定画面> <その他設定画面>

③④

⑦⑥⑤

⑧⑨⑩⑪⑫

(1) パラメータの設定

付録のパラメータ設定シート,局情報設定シートを使用して,パラメータの設定値を示します。

表16.1 パラメータ設定シート

設定項目 設定範囲/項目

① チャネル別設定 チャネルNo.81 / チャネルNo.82 / チャネルNo.83 / チャネルNo.84

② 局番・局種別 0 番 マスタ局 / ローカル局 / 待機マスタ局

③ 伝送速度設定 156kbps / 625kbps / 2.5Mbps / 5Mbps / 10Mbps

④ モード設定 リモートネット-Ver.1モード / リモートネット-Ver.2モード

リモートネット-追加モード / オフライン

⑤ 拡張サイクリック設定 1倍設定 / 2倍設定 / 4倍設定 / 8倍設定

⑥ 占有局数 1局占有 / 2局占有 / 3局占有 / 4局占有 動作設定

⑦ 異常時入力データ 保持 / クリア

⑧ リトライ回数 3 回

⑨ 自動復列台数 1 台

⑩ 待機マスタ局番号 0 番

⑪ ディレイ時間設定 0 ×50μs

その他設定

⑫ WDT監視時間設定 100 ×8ms

局情報設定 ⑬ 総接続台数 1 台

表16.2 局情報設定シート

インテリジェント用 バッファ指定(ワード) 局番 局種別

拡張サイク

リック設定 占有局数

リモート局

点数

予約/無効局

指定 送 信 受 信 自動更新

⑭ 1 インテリジェントデバイス局 1倍設定 4局占有 128点 設定なし 64 64 128

2

3

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16 - 4 16 - 4

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

16.3 インテリジェントデバイス局の設定

インテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)のスイッチの設定を下記に示します。

伝送速度設定スイッチ

0(156kbps)

局番設定スイッチ

×100

ユニット

AJ65BT-D75P2-S3

×1

1

0 123

4

0 123

456

0 123

45678

9

X10 X1B RATE STATION NO.

PWRUN

L RUNSDRD

L ERR.AX1AX2

RS422 AX1

AX2

MODE RESET

MITSUBISHI MELSEC AJ65BT-D75P2-S3

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16 - 5 16 - 5

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

16.4 プログラムを作成する

AJ65BT-D75P2-S3に対して,次に示す設定,制御を行うためのプログラムを作成します。 ・イニシャル設定 ・・・・・・・ 16.4.1項参照 ・原点復帰制御 ・・・・・・・・ 16.4.2項参照 ・位置決め制御 ・・・・・・・・ 16.4.3項参照 ・JOG運転制御 ・・・・・・・・ 16.4.4項参照

ポイント

パラメータ設定,位置決めデータ設定は,あらかじめ三菱電機製のAD75用ソフトウェアパッケージで設定しておいてください。ユーザプログラムを使用してバッファメモリの読出し,書込みを行うと,交信時間の遅れおよびユーザプログラムが複雑になります。AD75用ソフトウェアパッケージの詳細は,三菱電機株式会社に確認ください。

16.4.1 イニシャル設定

FAコンピュータのユーザプログラムとインテリジェントデバイス局の入出力の関係およびAJ65BT-D75P2-S3のイニシャル設定について示します。(実際に使用するデバイスを網掛けで示します。)

RX78

RX79

ECP-CL2BD

RX78 (イニシャルデータ処理要求フラグ)

インテリジェントデバイス局(局番1)マスタ局(局番0)

FAコンピュータ

ユーザプログラム

mdReceiveRX79 (イニシャルデータ設定完了フラグ)

:

RY78

リモート入力(RX)

リモート出力(RY)

RY78 (イニシャルデータ処理完了フラグ)mdSend

:①

: :

RX7A

RX7B RX7B (リモート局レディフラグ )

: :

RY79 RY79 (イニシャルデータ設定要求フラグ)

③ ④

⑤⑥

⑦ ⑧

⑨ ⑩

⑫ ⑪

⑬ ⑭

⑯ ⑮

⑰⑱

*1

*1

*1:リモートネット- Ver.2モードを選択した場合は,4.4.7項(1)の図を参照してください。

リモートネット- 追加モードを選択した場合は,4.4.7項(2)の図を参照してください。

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16 - 6 16 - 6

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

ユーザプログラム ECP-CL2BD

←- ① AJ65BT-D75P2-S3の電源ONまたはリセットスイッチを押されると,イニシャルデータ処理要求フラグ(RX78)がONされる。

② イニシャルデータ処理要求フラグ(RX78)を読み出す。

③ イニシャルデータ処理要求フラグ(RX78)がONのとき,イニシャルデータ処理完了フラグ(RY78)をONする。

-→

←-

④ AJ65BT-D75P2-S3のイニシャルデータ処理完了フラグ(RY78)をONする。

⑤ AJ65BT-D75P2-S3がイニシャルデータ処理要求フラグ(RX78)をOFFする。

⑥ イニシャルデータ処理要求フラグ(RX78)を読み出す。

⑦ イニシャルデータ処理要求フラグ(RX78)がOFFしたら,イニシャルデータ処理完了フラグ(RY78)をOFFする。

-→ ⑧ AJ65BT-D75P2-S3のイニシャルデータ処理完了フラグ(RY78)をOFFする。

⑨ イニシャルデータ設定要求フラグ(RY79)をONする。

-→

←-

⑩ AJ65BT-D75P2-S3のイニシャルデータ設定要求フラグ(RY79)をONする。

⑪ AJ65BT-D75P2-S3がイニシャルデータ設定完了フラグ(RX79)をONする。

⑫ イニシャルデータ設定完了フラグ(RX79)を読み出す。

⑬ イニシャルデータ設定完了フラグ(RX79)がONしたら,イニシャルデータ設定要求フラグ(RY79)をOFFする。

-→ ⑭ AJ65BT-D75P2-S3のイニシャルデータ設定要求フラグ(RY79)をOFFする。

⑯ イニシャルデータ設定完了フラグ(RX79)を読み出す。

←- ⑮ AJ65BT-D75P2-S3がイニシャルデータ設定完了フラグ(RX79)をOFFする。

⑱ リモート局レディフラグ(RX7B)を読み出す。

←- ⑰ AJ65BT-D75P2-S3がリモート局レディフラグ(RX7B)をONする。

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16 - 7 16 - 7

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

16.4.2 原点復帰制御

FAコンピュータのユーザプログラムとインテリジェントデバイス局の入出力の関係および原点復帰制御について以下に示します。(実際に使用するデバイスを網掛けで示します。)

RX79

ECP-CL2BD

インテリジェントデバイス局(局番1)マスタ局(局番0)

FAコンピュータ

ユーザプログラム

mdReceive

RX79 (イニシャルデータ設定完了フラグ)

リモート入力(RX)

リモート出力(RY)

mdSend

: :

RX7A

RX7B RX7B (リモート局レディフラグ)

: :

RY79 RY79 (イニシャルデータ設定要求フラグ)

RY10 RY10 (1軸位置決め始動フラグ)

RY11

RY11 (2軸位置決め始動フラグ)

: :

RY20 RY20 (1軸サーボONフラグ)

RY40 RY40 (2軸サーボONフラグ)

: :

: :

RWw0 (1軸位置決め始動番号)

mdSend

RWw8 (2軸位置決め始動番号)

RWw0

RWw8

: :

リモートレジスタ(RWw)

① ②

③④

⑤ ⑥

⑦ ⑧

⑩ ⑨

⑨⑩

⑪ ⑫

⑪ ⑫

⑬ ⑭

⑬ ⑭

⑤ ⑥

*1

*1

*1

*1:リモートネット- Ver.2モードを選択した場合は,4.4.7項(1)の図を参照してください。

リモートネット- 追加モードを選択した場合は,4.4.7項(2)の図を参照してください。

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16 - 8 16 - 8

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

ユーザプログラム ECP-CL2BD

① イニシャルデータ設定要求フラグ(RY79)をONする。

-→

←-

② AJ65BT-D75P2-S3のイニシャルデータ設定要求フラグ(RY79)をONする。

③ AJ65BT-D75P2-S3がイニシャルデータ設定完了フラグ(RX79)をONする。

④ イニシャルデータ設定完了フラグ(RX79)を読み出す。

⑤ イニシャルデータ設定完了フラグ(RX79)がONのとき,1軸位置決め始動番号設定エリア(RWw0)と2軸位置決め始動番号設定エリア(RWw8)に始動番号を書き込む。

-→ ⑥ AJ65BT-D75P2-S3の1軸位置決め始動番号設定エリア(RWw0)と2軸位置決め始動番号設定エリア(RWw8)に始動番号を書き込む。

⑦ イニシャルデータ設定要求フラグ(RY79)をOFFする。 -→

←-

⑧ AJ65BT-D75P2-S3がイニシャルデータ設定要求フラグ(RY79)をOFFする。

⑨ AJ65BT-D75P2-S3がイニシャルデータ設定完了フラグ(RX79)をOFFし,リモート局レディフラグ(RX7B)をONする。

⑩ イニシャルデータ設定完了フラグ(RX79)とリモート局レディフラグ(RX7B)を読み出す。

⑪ イニシャルデータ設定完了フラグ(RX79)がOFFで,リモート局レディフラグ(RX7B)がONのとき,1軸サーボONフラグ(RY20)と2軸サーボONフラグ(RY40)をONする。

-→ ⑫ AJ65BT-D75P2-S3の1軸サーボONフラグ(RY20)と2軸サーボONフラグ(RY40)をONする。

⑬ 1軸位置決め始動フラグ(RY10)と2軸位置決め始動フラグ(RY11)をONする。

-→

⑭ AJ65BT-D75P2-S3の1軸位置決め始動フラグ(RY10)と2軸位置決め始動フラグ(RY11)をONする。 AJ65BT-D75P2-S3が原点復帰動作を開始する。

サンプルプログラムの設定パラメータ

原点復帰用

基本パラメータ 詳細パラメータ

軸1 原点復帰方式:5 (カウント式2(零点信号を使用しない))

原点復帰方向:0 (正方向)

原点アドレス:0

原点復帰速度:2000

クリープ速度:1000

原点復帰リトライ:0 (リトライなし)

原点復帰ドウェルタイム:0

近点ドグ後の移動量設定:1000

原点復帰加速時間選択:0

原点復帰原則時間選択:0

原点シフト量:0

原点復帰トルク制限値:300

原点シフト時速度指定:0

原点リトライ時ドウェルタイム設定:0

軸2 原点復帰方式:5 (カウント式2(零点信号を使用しない))

原点復帰方向:0 (正方向)

原点アドレス:0

原点復帰速度:2000

クリープ速度:1000

原点復帰リトライ:0 (リトライなし)

原点復帰ドウェルタイム:0

近点ドグ後の移動量設定:1000

原点復帰加速時間選択:0

原点復帰原則時間選択:0

原点シフト量:0

原点復帰トルク制限値:300

原点シフト時速度指定:0

原点リトライ時ドウェルタイム設定:0

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16 - 9 16 - 9

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

16.4.3 位置決め制御

FAコンピュータのユーザプログラムとインテリジェントデバイス局の入出力の関係および位置決め制御について以下に示します。(実際に使用するデバイスを網掛けで示します。)

RX01

ECP-CL2BD

インテリジェントデバイス局(局番1)マスタ局(局番0)

FAコンピュータ

ユーザプログラム

mdReceive

RX01 (1軸始動完了フラグ)

リモート入力(RX)

リモート出力(RY)

mdSend

: :

RX02

RY10 RY10 (1軸位置決め始動フラグ)

RY11

RY11 (2軸位置決め始動フラグ)

: :

RY20 RY20 (1軸サーボONフラグ)

RY40 RY40 (2軸サーボONフラグ)

: :

: :

RWw0 (1軸位置決め始動番号)

mdSend

RWw8 (2軸位置決め始動番号)

RWw0

RWw8

: :

リモートレジスタ(RWw)

RX02 (2軸始動完了フラグ)

RX04 RX04 (1軸BUSYフラグ)

RX05 RX05 (2軸BUSYフラグ)

: :

① ②

① ②

③ ④

③ ④

⑤ ⑥

⑤ ⑥

⑦⑨

⑦⑨

⑩ ⑪

⑩ ⑪

⑫⑬

⑫⑬

⑮⑭

⑮⑭

*1

*1

*1

*1:リモートネット- Ver.2モードを選択した場合は,4.4.7項(1)の図を参照してください。

リモートネット- 追加モードを選択した場合は,4.4.7項(2)の図を参照してください。

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16 - 10 16 - 10

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

ユーザプログラム ECP-CL2BD

① 1軸サーボONフラグ(RY20)と2軸サーボONフラグ(RY40)をONする。

-→ ② AJ65BT-D75P2-S3の1軸サーボONフラグ(RY20)と2軸サーボONフラグ(RY40)をONする。

③ 1軸位置決め始動番号設定エリア(RWw0)と2軸位置決め始動番号設定エリア(RWw8)に始動番号を書き込む。

-→ ④ AJ65BT-D75P2-S3の1軸位置決め始動番号設定エリア(RWw0)と2軸位置決め始動番号設定エリア(RWw8)に始動番号を書き込む。

⑤ 1軸位置決め始動フラグ(RY10)と2軸位置決め始動フラグ(RY11)をONする。

-→

←-

⑥ AJ65BT-D75P2-S3の1軸位置決め始動フラグ(RY10)と2軸位置決め始動フラグ(RY11)をONする。 AJ65BT-D75P2-S3が位置決め動作を開始する。

⑦ AJ65BT-D75P2-S3が1軸位置決め動作と2軸位置決め動作を開始し,1軸始動完了フラグ(RX01),1軸BUSYフラグ(RX04)と2軸始動完了フラグ(RX02),2軸BUSYフラグ(RX05)をONする。

⑧ 軸1が位置決め完了したとき,AJ65BT-D75P2-S3が1軸BUSYフラグ(RX04)をOFFする。軸2が位置決め完了したとき,AJ65BT-D75P2-S3が2軸BUSYフラグ(RX05)をOFFする。

⑨ 1軸BUSYフラグ(RX04)と2軸BUSYフラグ(RX05)を読み出す。

⑩ 1軸BUSYフラグ(RX04)がOFFしたとき,1軸位置決め始動フラグ(RY10)をOFFする。 2軸BUSYフラグ(RX05)がOFFしたとき,2軸位置決め始動フラグ(RY11)をOFFする。

-→

←-

⑪ AJ65BT-D75P2-S3の1軸位置決め始動フラグ(RY10)と2軸位置決め始動フラグ(RY11)をOFFする。

⑫ AJ65BT-D75P2-S3が1軸始動完了フラグ(RX01)と2軸始動完了フラグ(RX02)をOFFする。

⑬ 1軸始動完了フラグ(RX01)と2軸始動完了フラグ(RX02)を読み出す。

⑭ 1軸始動完了フラグ(RX01)がOFFしたとき,1軸サーボONフラグ(RY20)をOFFする。 2軸始動完了フラグ(RX02)がOFFしたとき,2軸サーバONフラグ(RY40)をOFFする。

-→ ⑮ AJ65BT-D75P2-S3の1軸サーボONフラグ(RY20),2軸サーバONフラグ(RY40)をOFFする。

サンプルプログラムの設定パラメータ

位置決めデータ

軸1 No.1 位置決め識別子設定:0x200 (INC直線1) Mコード設定:0 ドウェルタイム:0 指令速度:0x30D40 (20000) 位置決めアドレス:1000 円弧アドレス:0

軸2 No.1 位置決め識別子設定:0x200 (INC直線1) Mコード設定:0 ドウェルタイム:0 指令速度:0x30D40 (20000) 位置決めアドレス:1000 円弧アドレス:0

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16 - 11 16 - 11

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

16.4.4 JOG運転制御

FAコンピュータのユーザプログラムとインテリジェントデバイス局の入出力の関係およびJOG運転制御について以下に示します。(実際に使用するデバイスを網掛けで示します。)

ECP-CL2BD

インテリジェントデバイス局(局番1)マスタ局(局番0)

FAコンピュータ

ユーザプログラム

リモート出力(RY)

mdSend

RY16 RY16 (1軸正転JOG始動フラグ)

RY18 (2軸正転JOG始動フラグ)

RY20 RY20 (1軸サーボONフラグ)

RY40 RY40 (2軸サーボONフラグ)

: :

: :

RWw6RWw7

mdSend

RWw6

RWw7

: :

リモートレジスタ(RWw)

RY18

: :

RWw14

RWw15

: :

(1軸JOG速度)

RWw14RWw15 (2軸JOG速度)

① ②

③ ④

⑤ ⑥

⑦ ⑧

⑨ ⑩

⑪ ⑫

⑬ ⑭

⑮ ⑯

⑰ ⑱

⑲ ⑳

*1

*1

*1:リモートネット- Ver.2モードを選択した場合は,4.4.7項(1)の図を参照してください。

リモートネット- 追加モードを選択した場合は,4.4.7項(2)の図を参照してください。

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16 - 12 16 - 12

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

ユーザプログラム ECP-CL2BD

① 1軸サーボONフラグ(RY20)をONする。

-→ ② AJ65BT-D75P2-S3の1軸サーボONフラグ(RY20)をONする。

③ 2軸サーボONフラグ(RY40)をONする。

-→ ④ AJ65BT-D75P2-S3の2軸サーボONフラグ(RY40)をONする。

⑤ JOG速度を1軸JOG速度設定エリア(RWw6,RWw7)に書き込む。

-→ ⑥ JOG速度をAJ65BT-D75P2-S3の1軸JOG速度設定エリア(RWw6,RWw7)に書き込む。

⑦ JOG速度を2軸JOG速度設定エリア(RWw14,RWw15)に書き込む。

-→ ⑧ JOG速度をAJ65BT-D75P2-S3の2軸JOG速度設定エリア(RWw14,RWw15)に書き込む。

⑨ 1軸正転JOG始動フラグ(RY16)をONする。

-→ ⑩ AJ65BT-D75P2-S3の1軸正転JOG始動フラグ(RY16)をONして,JOG運転を開始する。

⑪ 2軸正転JOG始動フラグ(RY18)をONする。

-→ ⑫ AJ65BT-D75P2-S3の2軸正転JOG始動フラグ(RY18)をONして,JOG運転を開始する。

⑬ 1軸のJOG運転を止めるときは, 1軸正転JOG始動フラグ(RY16)をOFFする。

-→ ⑭ AJ65BT-D75P2-S3の1軸正転JOG始動フラグ(RY16)をOFFして,JOG運転を停止する。

⑮ 2軸のJOG運転を止めるときは, 2軸正転JOG始動フラグ(RY18)をOFFする。

-→ ⑯ AJ65BT-D75P2-S3の2軸正転JOG始動フラグ(RY18)をOFFして,JOG運転を停止する。

⑰ 1軸サーボONフラグ(RY20)をOFFする。

-→ ⑱ AJ65BT-D75P2-S3の1軸サーボONフラグ(RY20)をOFFする。

⑲ 2軸サーボONフラグ(RY40)をOFFする。

-→ ⑳ AJ65BT-D75P2-S3の2軸サーボONフラグ(RY40)をOFFする。

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16 - 13 16 - 13

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

16.5 データリンクを実行する

インテリジェントデバイス局→マスタ局の順にシステムの電源を入れ,データリンクを開始させます。

16.5.1 データリンクの状態を確認する

正常にデータリンクしている場合の,マスタ局およびインテリジェントデバイス局の動作状態の確認について示します。 (1) マスタ局の確認

マスタ局の動作状態を確認してください。

(a) ECP-CL2BDの動作LED表示による確認 下記のLED表示状態になっていることを確認してください。

点灯消灯

エラーが発生していないデータを受信している

ECP-CL2BDが正常であるデータを送信している

(b) CC-Link Ver.2ユーティリティによる確認

CC-Link Ver.2ユーティリティのボード詳細情報が,下記の表示状態になっていることを確認してください。

データリンク中:正常にデータリンクしている

正常:ECP-CL2BDが正常である

点灯(緑):ECP-CL2BDが正常である

消灯:エラーが発生していない

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16 - 14 16 - 14

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

(2) インテリジェントデバイス局の確認

下記のLED表示状態になっていることを確認してください。

AJ65BT-D75P2-S3

:点灯 :消灯

PW

RUN

L RUN

SD

RD

L ERR.

DC24Vが供給されている

ユニットが正常である

データを送信している

データを受信している

正常にデータリンクしている

エラーが発生していない

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16 - 15 16 - 15

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

16.5.2 プログラムで動作を確認する

ユーザプログラムにより,正常にデータリンクできているかを確認します。 サンプルプログラムを利用することより,以下のシステム構成での確認を行うこ

とができます。(サンプルプログラムの格納先は11.9節を参照してください。) サンプルプログラムでは,初期化,原点復帰,位置決め,JOG運転を行うことがで

きます。

マスタ局

プログラム実行 ・初期化  ・原点復帰 ・位置決め ・JOG運転

原点復帰動作位置決め動作JOG運転動作

位置決めユニット

AJ65BT-D75P2-S3

インテリジェントデバイス局(局番1)

4局占有

サーボアンプ

サーボアンプ モータ

モータ

初期化動作

終端抵抗

終端抵抗

ECP-CL2BD

FAコンピュータ

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16 - 16 16 - 16

16 マスタ局とインテリジェントデバイス局(AJ65BT-D75P2-S3)の交信

メ モ

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17 - 1 17 - 1

17 トラブルシューティング

17 トラブルシューティング

CC-Linkシステムを構築する上でのトラブルの内容を具体的に示し,トラブル内容ごとのチェック内容,確認方法を示します。

17.1 ハードウェアトラブルシューティング

ECP-CL2BDのハードウェアに異常が発生したときの対処方法を示します。

17.1.1 トラブル発生時の確認

ECP-CL2BDにトラブルが発生した場合,表17.1から原因究明のための方法を検索してください。

表17.1 トラブル発生ケース別のトラブルシューティングフロー

No. トラブル内容 原因究明方法/処置

ECP-CL2BDのRUN LEDが点滅して

いる場合

17.1.2項“ECP-CL2BDのRUN LEDが点滅している場合”

を参照。 1

ECP-CL2BD立上げ時に

正常動作しなかった

場合 ECP-CL2BDのRUN LEDが点滅して

いない場合

17.1.3項“ECP-CL2BDのRUN LEDが点滅していない場

合”を参照。

2 ECP-CL2BD立上げ後にRUN LEDが点滅している場合 17.1.2項“ECP-CL2BDのRUN LEDが点滅している場合”

を参照。

3 Windows○Rのイベントビューアにエラーが表示された場合

17.1.4項“ドライバ起動時に発生するエラーイベン

ト”を参照。

4

インストールが正常に行えない場合

ユーティリティのインストール終了時の再起動選択後,

セットアップの背景がそのまま残る。

1) [デバイスマネージャ]などでディスプレイの設定

が正しいことを確認し,適切なディスプレイドラ

イバをインストールしてください。

もしくは,Windows Updateを行ってください。

2) 8.4.1項のポイントの処置を実施してください。

5

アンインストールが正常に行えない場合

・ 「FAコンピュータからECP-CL2CUTWを正常にアンイン

ストールしました。」というメッセージが表示される

が,実際はソフトウェアパッケージがアンインストー

ルされていない。

1) Administrator権限のあるユーザでログオンし,再

度アンインストールを実施する。

2) [デバイスマネージャ]などでディスプレイの設定

が正しいことを確認し,適切なディスプレイドラ

イバをインストールしてください。

もしくは,Windows Updateを行ってください。

3) 8.4.4項のポイントの処置を実施してください。

6 ユーティリティにて,「書込みに失敗しました。」のエ

ラーメッセージが表示された場合

Administrator権限のあるユーザでログオンし,ユー

ティリティを実行する。(9章のポイントを参照)ま

たは,OSを再インストールする。

17

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17 - 2 17 - 2

17 トラブルシューティング

17.1.2 ECP-CL2BDのRUN LEDが点滅している場合

ECP-CL2BDのRUN LEDの点滅時の,ERR., SD, RDの点灯によるエラー内容に対しての確認内容を以下に示します。

表17.2 点灯LED別のトラブルシューティング

LED 状態 エラー内容 エラー原因 処置

ERR. 点灯 OS起動エラー

発生

・ 使用しているFAコンピュータの故障

または動作異常*1

・ ECP-CL2BDの故障

・ ECP-CL2BD用ドライバがインストー

ルされていない

・ 他のオプションボードとの競合また

は故障

・複数台のECP-CL2BDを装着したとき,同じチャンネルNo.が設定されている。

(1) ECP-CL2BD用ドライバが,インス

トールされているか確認する。

(2) ECP-CL2BDを外して,OSが正常に起

動するか確認

する。

(3) 他のオプションボードを交換する。

または,ボードの装着位置を変更

する。

(4) 他のオプションボードのドライバ

を再インストールする。

または,IRQ,メモリアドレスを設

定しなおす。

(5) OSを再インストールする。また

は,FAコンピュータを交換する。

(6) チャンネル番号を重複しない番号に

設定する。

(7) 技術サポートに相談する。

SD 点灯 ドライバ応答

エラー発生

・ ECP-CL2BD用ドライバがインストー

ルされていない

・ WDTエラーが発生している

・ ECP-CL2BDの故障

(1) ECP-CL2BD用ドライバが,インス

トールされているか確認する。

(2) WDT監視時間を調整する。(9.2.5項,

17.4節参照)

(3) 技術サポートに相談する。

RD 点灯 CompactPCIバ

スエラー発生

・ ECP-CL2BDの接触不良

・ ECP-CL2BDの故障

・ 使用しているFAコンピュータの故障

(1) ECP-CL2BDが,CompactPCIスロット

にしっかり装着されているか確認

する。

(2) 技術サポートに相談する。

*1:FAコンピュータやOSの状態によっては,発生頻度に差がある場合があります。

17

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17 - 3 17 - 3

17 トラブルシューティング

17.1.3 ECP-CL2BDのRUN LEDが点滅していない場合

ECP-CL2BD立上げ時に正常に動作せず,RUN LEDが点滅していない状態でエラーが確認できない場合のチェックフローを以下に示します。

NO

技術サポートに相談する

開始

WDTエラーが発生しているか?

CC-Link Ver.2ユーティリティを起動する。

メモリ・I/O診断画面にて,ボードリセットボタンを押し,ボードをリセットする。(17.4節参照)

NO

OSの再インストールまたはマイクロソフトへ問い合わせる。

管理ツールのイベントビューアに

ドライバのメッセージがあるか?

OSは正常に起動しているか?

ECP-CL2BDの“RUN”LEDが点灯して

いるか?

WDTエラーが発生しているか?

完了

ECP-CL2BDをすべて取り外す。

OSが正常に起動できたか?

(起動が止まったり,青色画面でシステムエラーを表示して

いないか?)*1

技術サポートに相談する

NO

YES

YES

NO

YES

NO

YES

NOYES

NO

技術サポートに相談する

技術サポートに相談する

YES

YES

OSが正常に起動できたか?

(起動が止まったり,青色画面でシステムエラーを表示して

いないか?)*1

NO

他のオプションボードが装着されているか?

YES

他のオプションボードを取り外し,ECP-CL2BDのみにする。

*1:FAコンピュータやOSの状態によっては,発生頻度に差がある場合があります。

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17 - 4 17 - 4

17 トラブルシューティング

完了

YES

完了

OKか?

NO

YES管理ツールの

イベントビューアにドライバのメッセージが

あるか?

イベントビューアのエラー内容に従ってスイッチの設定などをチェックする。

モニタ機能(ユーティリティ)を起動する。

モニタ機能(ユーティリティ)

が正常起動したか?

YES

NO

他のオプションボードを抜きECP-CL2BDみにする。

モニタ機能(ユーティリティ)

が正常起動したか?

NO

YES

装着枚数分のECP-CL2BDが表示されているか?

YES

NO

以下の項目を確認する。(1) USBなどの他のドライバが正常に動作しているか  確認する。(2) ECP-CL2BDのI/O,IRQ,メモリアドレスを,  USBなどの他のドライバと異なる値に設定し,正  常に動作するか確認する。

他のオプションボードのI/O,IRQ,メモリアドレスの設定を確認し,重複しないように設定する。

技術サポートに相談する

NO

YES

NO

他のFAコンピュータで動作するか?

YES

技術サポートに相談する

(1) 各ボードの装着スロット位置を変更する。(2) 他のオプションボードのみ装着し,装着  したボードのドライバを再インストール  する。

他のオプションボードを装着する。

OSおよびECP-CL2BDが

正常動作したか?

NO

YES

完了

完了

① ②

OSおよびECP-CL2BDが

正常動作したか?

NO

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17 - 5 17 - 5

17 トラブルシューティング

17.1.4 ドライバの起動時に発生するエラーイベントメッセージ表

Windows○Rのイベントビューアで表示されるエラーの一覧を表17.3に示します。

表17.3 Windows○Rのイベントビューアに表示されるエラー一覧

イベントID

(HEX) エラーメッセージ 処 置

256

(100H)

ドライバの起動時にエラーが発生したため,ド

ライバは実行できませんでした。

ドライバパッケージを再インストールする。再度エラーが発生する

場合は,OSの再インストールを行う。

257

(101H) I/Fボードを検出できませんでした。 ECP-CL2BDを取り外して,再装着する。

258

(102H) ハードウェアからの応答がありません。 ECP-CL2BDを交換する。

259

(103H) 装着できる最大枚数以上のボードを検出しました。 最大枚数を越えるボードを取り外す。

262

(106H) デバイス名のリンクに失敗した。

・CC-Link Ver.1対応ボードが装着されていないことを確認する。

・OSを再インストールする。

268

(10CH) 受信処理においてエラーが発生しました。

269

(10DH) 送信処理においてエラーが発生しました。

本ボードに処理を要求している接続機器,シーケンサのプログラム

をチェックする。

279

(117H)

レジストリデータベースへの書込み時にエラー

が発生しました。

① ECP-CL2BD用ドライバを先にインストールした場合に発生。

ECP-CL2CUTWをインストール後にFAコンピュータを再起動し,本

エラーが発生していないことを確認する。

② システムメモリおよびディスク容量を増やす。

280

(118H) 他局から処理できない要求を受信しました。

本ボードに処理を要求している接続機器,シーケンサのプログラム

をチェックする。

281

(119H) リトライ送信が実行されました。

処置不要

(他局にデータを送信するときに発生するWindows○R のイベント

ビューアのため)

282

(11AH) I/Oポートのマッピングに失敗しました。

I/Oポートが他のリソースと重複している。他のオプションボード

を取り外す。

283

(11BH)

I/Fボードの共有メモリエリアが他のハード

ウェアと重複しています。 他のオプションボードを取り外す。

284

(11CH)

I/FボードのIRQが他のハードウェアと重複して

います。 他のオプションボードを取り外す。

286

(11EH)

ドライバの起動に必要なメモリエリアの確保に

失敗しました。 システムメモリを増やす。

287

(11FH)

リンクパラメータデータが無いか,不正データ

です。 再度,パラメータを設定する。

288

(120H) WDTエラーが発生しました。

他のオプションボードを取り外す。

WDTエラー発生時の対処方法を実施する。(17.4節参照)

290

(122H) I/Fボードのボード番号が重複しています。 ボード番号を重複しないように設定し直す。

291

(123H) 共有メモリエリアのマッピングに失敗しました。 他のオプションボードを取り外す。

293

(125H) 割込みの登録に失敗しました。 他のオプションボードを取り外す。

294

(126H)

I/FボードのI/Oポートが他のハードウェアと重

複しています。 他のオプションボードを取り外す。*1

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17 - 6 17 - 6

17 トラブルシューティング

イベントID

(HEX) エラーメッセージ 処 置

295

(127H) ボード側でWDTエラーが発生しました。

296

(128H) ボード側でクロック停止エラーが発生しました。

297

(129H) ボード側でターゲットアボートエラーが発生しました。

298

(12AH) ボード側でデータパリティエラーが発生しました。

ECP-CL2BDの故障が考えられます。

技術サポートに相談する。

305

(131H) スリープまたは休止への移行を検知しました。

スリープ,および休止にならないようWindowsRの電源オプシ

ョンの設定を変更する。

DUMP

値 エラー内容(詳細) ―――――

01h ハードウェアからの応答

がありません。 ECP-CL2BDを交換する。

67h

68h

IRQまたはメモリが重複し

ています。*2 他のオプションボードを取り外す。

03h ハードウェアからの応答

がありません。 ECP-CL2BDを交換する。

04h

21h

共有メモリのハンドシェ

イクに失敗しました。 再起動する。再度エラーが発生する場合は,ECP-CL2BDを交換する。

1281

(501H)

CC-Linkボード

の初期化に失敗

しました。

66h ハードウェアからの応答

がありません。 ECP-CL2BDを交換する。

DUMP値 ・・・ データ内容詳細エリアの先頭1バイトの値 *1: 基本ソフトウェア(2.2.1項参照)のイベントビューアに本イベントエラー

が発生した場合,BIOSセットアップ項目を持つFAコンピュータは,以下のように設定を変更し,再起動してください。

(BIOSセットアップ項目)

・Plug & Play O/S : [YES] → [No] ・Reset Configuration Data : [No] → [YES]

*2: CompactPCIバスコントローラが正しく動作していない場合に,本イベント

エラーが発生することがあります。 また,USBドライバが正しく動作していない場合にも,本エラーが発生することがあります。USBドライバをインストールして,正常動作していることを確認してください。

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17 - 7 17 - 7

17 トラブルシューティング

17.2 プログラミングトラブルシューティング

17.2.1 関数実行時のエラーコード

関数を実行したときに,返されるエラーコードを戻り値としてそのまま返します。 エラーコードに対応するエラー内容と処置方法を表17.4に示します。

表17.4 関数実行時のエラーコード一覧

リターン値 (HEX)

エラー内容 処 置

0 正常終了 -

1 ドライバ未起動 ドライバが起動されていない。 割込み番号,I/Oアドレスが他のボードと重なっている。

ドライバ起動時のエラーを修正する。 ボードの設定を確認する。

2 ボード応答エラー 処置の返答待ちでタイムアウトした。

アクセス局の動作状態およびボード装着状態を見直す。 ユーザプログラム上でリトライする。

65 (41H)

チャネルエラー 登録していないチャネル番号を指定した。

チャネル番号を確認する。

66 (42H)

OPEN済みエラー 指定したチャネルがすでにOPENされている。

OPENを1回にする。

67 (43H)

CLOSE済みエラー 指定したチャネルがすでにCLOSEされている。

CLOSEを1回にする。

68 (44H)

PATHエラー 回線OPENしたPATH以外を設定した。

PATHをOPENした局番にする。

69 (45H)

処理コードエラー サポートしていない処理コードを発行した。

サポートしている処理コードを使用する。

70 (46H)

局番指定エラー 指定した局番が間違っている。 他局に要求すべき処理を自局に要求した。または,局番が自局(0xFF)であるが,ネットワークNo.が0でない。

ユーザプログラムの局番号の指定を修正する。

71 (47H)

受信データエラー(RECV要求時) データを受信していない。

データを受信するまで待つ。

77 (4DH)

メモリ確保エラー メモリが確保できなかった。

他に動作しているアプリケーションを終了する。 システムが正常動作しているか確認 する。 システムを再立ち上げする。 FAコンピュータの最小ワーキングセット領域を大きくする。*1

78 (4EH)

モードセット時タイムアウトエラー モード設定を行ったがタイムアウトにより,モード設定できなかった。

他のボードと2ポートメモリが重なっていないかチェックし,再立ち上げする。 H/Wが異常である。

79 (4FH)

S/W設定データエラー S/W設定時の引数パラメータに誤りがある。

S/W設定データの引数パラメータの内容を確認する。

81 (51H)

起動元チャネル応答エラー(SEND要求時) SEND要求時の応答エラーが異常である。

リトライする。 システムが正常動作しているか確認する。 システムを再立ち上げする。

85 (55H)

チャネル番号エラー(RECV要求時) チャネル番号エラー

RECV要求時のチャネルNo.を確認する。

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17 - 8 17 - 8

17 トラブルシューティング

リターン値

(HEX) エラー内容 処 置

100 (64H)

自局ボードアクセス中,またはSEND要求中 自局ボードアクセス中に自局ボードへアクセス要求を出した。

リトライする。

101 (65H)

ルーチングパラメータ異常 ルーチングパラメータが設定されていない。

ルーチングパラメータを修正する。

102 (66H)

データ送信エラー データ送信に失敗した。

リトライする。 システムが正常動作しているか確認する。 システムを再立ち上げする。

103 (67H)

データ受信エラー データ受信に失敗した。

リトライする。 システムが正常動作しているか確認する。 システムを再立ち上げする。

129 (81H)

デバイスタイプエラー 指定されたデバイスタイプが無効である。

デバイスタイプを確認する。

130 (82H)

デバイスNo.エラー 指定されたデバイスNo.が範囲外である。 ビットデバイス指定時,デバイスNo.が8の倍数でない。

デバイスNo.を確認する。

131 (83H)

デバイス点数エラー デバイス範囲外の点数を設定した。 ビットデバイス指定時デバイスNo.が8の倍数でない。

サイズを確認する。

132 (84H)

書込み数エラー 書込みバイト数が範囲外の値を設定した。

書込み数を範囲内に設定する。

133 (85H)

リンクパラメータエラー リンクパラメータが壊れている。 リンクパラメータの総子局数が0になっている。 リンクパラメータの固定パターンが壊れている。 リンクパラメータのサムチェックが壊れている。

リンクパラメータを設定し直す。

136 (88H)

ランダム書込み指定エラー ランダム書込みで指定の値が0~2以外の指定をした。

設定の値を0~2に設定し直す。

受信データ長エラー 受信データ長またはバイト長が範囲を超えている。

リトライする。 ケーブルを確認する。 215

(D7H) 要求データバッファ長オーバ 要求データのデータ長が要求データエリアを超えている。

要求データのサイズを少なくする。

224 (E0H)

PCNo.エラー 要求先が存在しない。

局番号を修正する。

225 (E1H)

処理モードエラー 要求先ACPUが処理できない処理コードを設定した。 (要求先ACPUがチェックする。)

要求先ACPUと処理コードを見直す。

227 (E3H)

他データエラー 要求データのアドレスや先頭ステップ,シフト数などのデータに誤りがある。

要求データを修正する。

228 (E4H)

リンク指定エラー 要求先局が処理できない処理コードを設定した。 (要求先リンクユニットがチェックする。)

要求先局番と処理コードを確認する。

1280 (500H)

自ボードのメモリアクセスエラー

自ボードのスイッチの設定を確認し,他のボードの影響を受けないエリアへメモリアドレスを移動する。 8ビットメモリアクセスに設定になっている場合は,16ビットに変更する。

1281 (501H)

I/Oポートアクセス不可 I/Oポートアドレスの設定を確認する。 ボードの自己折返しテストを行い,ハードウェアのチェックを行う。

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17 - 9 17 - 9

17 トラブルシューティング

リターン値

(HEX) エラー内容 処 置

4110 (100EH)

DLL未ロードエラー

8204 (200CH)

リクエストキャンセル

8205 (200DH)

ドライブ名エラー

8206 (200EH)

先頭ステップエラー

8207 (200FH)

パラメータタイプエラー

8208 (2010H)

ファイル名エラー

8209 (2011H)

登録/解除/設定ステータスエラー

8210 (2012H)

詳細条件区分エラー

8211 (2013H)

ステップ条件エラー

8212 (2014H)

ビットデバイス条件エラー

8213 (2015H)

パラメータ設定エラー

8215 (2017H)

キーワードエラー

8216 (2018H)

読書きフラグエラー

8217 (2019H)

リフレッシュ方式エラー

8218 (201AH)

バッファアクセス方式エラー

8219 (201BH)

起動モード/停止モードエラー

8220 (201CH)

時計データ書込みエラー

8221 (201DH)

RUN中書込みエラー

8223 (201FH)

トレース中エラー

8224 (2020H)

先頭I/O番号エラー

8225 (2021H)

先頭アドレスエラー

8226 (2022H)

パターンエラー

8227 (2023H)

SFCブロックNo.エラー

8228 (2024H)

SFCステップNo.エラー

8229 (2025H)

ステップNo.エラー

プログラムを終了し,FAコンピュータを再起動する。 ソフトウェアパッケージを再インストールする。 技術サポートに相談する。

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17 - 10 17 - 10

17 トラブルシューティング

リターン値

(HEX) エラー内容 処 置

8230 (2026H)

データエラー

8231 (2027H)

システムデータエラー

8232 (2028H)

TC設定値個数エラー

8233 (2029H)

クリアモードエラー

8234 (202AH)

シグナルフローエラー

8235 (202BH)

バージョン管理エラー

8236 (202CH)

モニタ未登録エラー

8237 (202DH)

PIタイプエラー

8238 (202EH)

PI No.エラー

8239 (202FH)

PI個数エラー

8240 (2030H)

シフトエラー

8241 (2031H)

ファイルタイプエラー

8242 (2032H)

指定ユニットエラー

8243 (2033H)

エラーチェックフラグエラー

8244 (2034H)

ステップRUN運転エラー

8245 (2035H)

ステップRUNデータエラー

8246 (2036H)

ステップRUN中エラー

8247 (2037H)

E2ROMに対するプログラムRUN中書込みエラー

8248 (2038H)

時計データ読出し/書込みエラー

8249 (2039H)

トレース未完了エラー

8250 (203AH)

登録クリアフラグエラー

8251 (203BH)

操作エラー

8252 (203CH)

局数エラー

8253 (203DH)

繰返し回数エラー

8254 (203EH)

取得データ選択エラー

8255 (203FH)

SFCサイクル数エラー

プログラムを終了し,FAコンピュータを再起動する。 ソフトウェアパッケージを再インストールする。 技術サポートに相談する。

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17 - 11 17 - 11

17 トラブルシューティング

リターン値

(HEX) エラー内容 処 置

8258 (2042H)

定時実行時間設定エラー

8259 (2043H)

機能数エラー

8260 (2044H)

システム情報指定エラー

8262 (2046H)

機能No.エラー

8263 (2047H)

RAM運転エラー

8264 (2048H)

ブート元ROM転送失敗

8265 (2049H)

ブート元転送モード指定エラー

8266 (204AH)

メモリ不足エラー

8267 (204BH)

バックアップドライブ(ブート元ドライブ)ROMエラー

8268 (204CH)

ブロックサイズエラー

8269 (204DH)

RUN中着脱エラー

8270 (204EH)

ユニット登録済みエラー

8271 (204FH)

パスワード登録データフルエラー

8272 (2050H)

パスワード未登録エラー

8273 (2051H)

リモートパスワードエラー

8274 (2052H)

IPアドレスエラー

8275 (2053H)

タイムアウト値範囲外エラー(リクエスト時の引数)

8276 (2054H)

命令サーチ未検出

8277 (2055H)

トレース実行種別エラー

8278 (2056H)

バージョンエラー

プログラムを終了し,FAコンピュータを再起動する。 ソフトウェアパッケージを再インストールする。 技術サポートに相談する。

16384~20479 (4000H~4FFFH)

アクセス先CPUで検出されるエラー アクセス先のCPUユニットのユーザーズマニュアル参照

16386 (4002H)

処理できない要求を受信した。 要求先を変更する。

16432 (4030H)

指定したデバイスタイプが存在しない。 指定したデバイスタイプを確認する。

16433 (4031H)

指定したデバイスNo.が範囲外である。 指定したデバイスNo.を確認する。

16448 (4040H)

ユニットが存在しない。 指定した特殊ユニットに対してはエラーが発生した要求は行わない。

16449 (4041H)

デバイス点数が範囲外である。 先頭アドレス,アクセス点数を確認し,存在する範囲でアクセスする。

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17 - 12 17 - 12

17 トラブルシューティング

リターン値

(HEX) エラー内容 処 置

16450 (4042H)

該当ユニット異常 指定したユニットが正常に動作しているか確認する。

16451 (4043H)

指定した位置にユニットが存在しない。 指定したユニットの先頭入出力番号を確認する。

28672~32767 (7000H~7FFFH)

シリアルコミュニケーションユニットなどのインテリジェント機能ユニットで検出されるエラー

アクセス先のインテリジェント機能ユニットのユーザーズマニュアル参照

40577 (9E81H)

デバイスタイプエラー 要求先局に対して指定されたデバイスタイプが無効である。 (要求先リンクユニットがチェックする。)

デバイスタイプを確認する。

40578 (9E82H)

デバイスNo.エラー 要求先局に対して指定されたデバイスNo.が範囲外である。 ビットデバイス指定時,デバイスNo.が8の倍数でない。 (要求先リンクユニットがチェックする。)

デバイスNo.を確認する。

40579 (9E83H)

デバイス点数エラー 要求先局に対してデバイス範囲外の点数を設定した。 ビットデバイス指定時,点数が8の倍数でない。 (要求先リンクユニットがチェックする。)

サイズを確認する。

-1 (FFFFH)

パスエラー 指定したパスが無効。

mdOpen関数で返されたパスを確認する。

-2 (FFFEH)

デバイスNo.エラー 指定したデバイスNo.が範囲外である。 ビットデバイス指定時,デバイスNo.が8の倍数でない。

指定デバイスの先頭デバイスNo.を確認する。

-3 (FFFDH)

デバイスタイプエラー 指定したデバイスタイプが無効である。

デバイスの一覧に記載のデバイスタイプを使用しているか確認する。

-4 (FFFCH)

CPUエラー 無効局を指定した。

交信局の状態を確認する。 指定した局番を確認する。

-5 (FFFBH)

サイズエラー デバイスNo.+サイズがデバイス範囲を超えている。 奇数デバイスでアクセスした。 デバイスNo.+サイズが同一ブロックの範囲を超えている。

指定したデバイスサイズを確認する。 デバイスNo.+サイズを確認する。

-6 (FFFAH)

ブロック数エラー デバイスランダム読出し/書込みで,dev[0]で指定したブロック数が範囲外である。

dev[0]で指定したブロック数を確認する。

-8 (FFF8H)

チャネルNo.エラー mdOpen関数で指定したチャネルNo.が無効である。

指定したチャネルNo.を確認する。

-11 (FFF5H)

バッファエリア不足 読出しデータ格納配列変数による読出しエリアサイズが小さい。

読出しサイズと読出しデータ格納先のサイズを確認する。

-12 (FFF4H)

ブロックエラー 指定した拡張ファイルレジスタのブロックNo.が無効である。

拡張ファイルレジスタのブロックNo.(デバイスタイプ)を確認する。

-13 (FFF3H)

ライトプロテクトエラー 指定した拡張ファイルレジスタのブロックNo.がメモリカセットのライトプロテクトエリアと重複している。

拡張ファイルレジスタのブロックNo.(デバイスタイプ)を確認する。 アクセス先のメモリカセットのライトプロテクトディップスイッチを確認する。

-14 (FFF2H)

メモリカセットエラー アクセスしたCPUにメモリカセットが装着されていない,または不適当なメモリカセットが装着されている。

アクセス先のメモリカセットを確認する。

-15 (FFF1H)

読出しエリア長エラー 読出しデータ格納配列変数による読出しエリアサイズが小さい。

読出しサイズと読出しデータ格納先のサイズを確認する。

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17 - 13 17 - 13

17 トラブルシューティング

リターン値

(HEX) エラー内容 処 置

-16 (FFF0H)

局番,ネットワークNo.エラー 局番,ネットワークNo.が範囲外である。

指定した局番,ネットワークNo.を確認する。

-17 (FFEFH)

全局,グループNo.指定エラー 全局指定,グループNo.をサポートしていない機能に対して指定した。

全局指定,グループNo.指定できる機能か確認する。

-18 (FFEEH)

リモート指示エラー 指定コード以外を指定した。

指定コードを確認する。

-19 (FFEDH)

SEND/RECVチャネルNo.エラー SEND/RECV機能で指定したチャネルNo.が範囲外である。

指定したチャネルNo.を確認する。

-21 (FFEBH)

gethostbyname( )でエラー発生 関数gethostbyname( )でエラーが発生した。

指定したホスト名がHOSTSファイルに存在するか確認する。

-24 (FFE8H)

select( )でタイムアウトエラー 関数select( )でタイムアウトエラーが発生した。

サーバマシンでMGWサーバサービスが起動されているか確認する。

-25 (FFE7H)

sendto( )でエラー発生 関数sendto( )でエラーが発生した。

-26 (FFE6H)

recvfrom( )でエラー発生 関数recvfrom( )でエラーが発生した。

-28 (FFE4H)

異常応答受信 異常応答を受信した。

-29 (FFE3H)

受信データ長 必要以上のデータを受信した。

-30 (FFE2H)

シーケンスNo.異常 受信したシーケンスNo.が異常である。

サーバマシンと正常にイーサネット通信できるか確認する。

-31 (FFE1H)

DLLロードエラー 関数を実行するために必要なDLLのロードに失敗した。

パッケージを再度セットアップする。

-32 (FFE0H)

他のタスク/スレッドがリソースを占有し,30秒以内にリソースが開放されない。

リトライする。 メモリ不足の可能性があるので,他に起動しているアプリケーションを終了する。 システムが正常動作しているか確認する。 システムを再立ち上げする。 プログラムを終了し,FAコンピュータを再起動する。

-33 (FFDFH)

アクセス先不正エラー 通信先の設定が不正である。

-34 (FFDEH)

レジストリエラー レジストリのオープンに失敗した。

ユーティリティが通信先を正しく設定しているか確認する。

-35 (FFDDH)

レジストリ読出しエラー レジストリの読出しに失敗した。

-36 (FFDCH)

レジストリ書込みエラー レジストリへの書込みに失敗した。

ユーティリティが通信先を正しく設定しているか確認する。

-37 (FFDBH)

通信初期化設定エラー 通信を行うための初期設定に失敗した。

リトライする。 メモリ不足の可能性があるので,他に動作しているアプリケーションを終了する。 システムが正常動作しているか確認する。 システムを再立ち上げする。

-38 (FFDAH)

Ethernet通信エラー Ethernet通信を行うための設定に失敗した。

-39 (FFD9H)

COM通信設定エラー COM通信を行うための設定に失敗した。

リトライする。 ユーティリティで通信先を正しく設定されているか確認する。 メモリ不足の可能性があるので,他に動作しているアプリケーションを終了する。 システムが正常動作しているか確認する。 システムを再立ち上げする。

Page 106: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

17 - 14 17 - 14

17 トラブルシューティング

リターン値

(HEX) エラー内容 処 置

-41 (FFD7H)

COM制御エラー COMの通信での制御が正しく行えない。

-42 (FFD6H)

クローズエラー 通信のクローズが行えない。

リトライする。 システムが正常動作しているか確認する。 システムを再立ち上げする。

-43 (FFD5H)

ROM運転エラー ROM運転中のCPUにTC設定値の書込みを行った。

RAM運転中にTC設定値の変更を行う。

-44 (FFD4H)

LLT通信設定エラー LLT通信を行うための設定に失敗した。

リトライする。 ユーティリティで通信先を正しく設定されているか確認する。 メモリ不足の可能性があるので,他に動作しているアプリケーションを終了する。

-45 (FFD3H)

Ethernet制御エラー Ethernet通信時での制御が正しく行えない。

リトライする。 システムが正常動作しているか確認する。

-46 (FFD2H)

USBオープンエラー USBポートの初期化,オープンに失敗した。

メモリ不足の可能性があるので,他に動作しているアプリケーションを終了する。 システムが正常動作しているか確認する。 システムを再立ち上げする。

-47 (FFD1H)

ランダム読み出し条件不成立エラー ランダム読み出し条件不成立であるため,ランダム読み出しできない。

GX DeveloperなどのS/Wから条件付きランダム読み出し設定を行っている。 条件成立するまで待つ。 条件設定を解除する。

-48 (FFD0H)

TELエラー

プログラムを終了し,FAコンピュータを再起動する。 ソフトウェアパッケージを再インストールする。 弊社テレフォンセンタに連絡する。

-50 (FFCEH)

オープンパス最大値エラー すでにオープンしているパスが最大値(32)を超えている。

いくつかのパスをクローズする。

-51 (FFCDH)

排他制御エラー 排他制御においてエラーが発生した。

リトライする。 システムが正常動作しているか確認する。

-4096~-257 (F000H~FEFFH)

MELSECNET/H,MELSECNET/10ネットワークシステムで検出されるエラー

三 菱 電 機 製 MELSEC シ ー ケ ン サ のMELSECNET/H,MELSECNET/10関連マニュアルを参照してください。

-16384~-12289

(C000H~CFFFH) Ethernetインタフェースユニットで検出されるエラー

三菱電機製MELSECシーケンサのEthernetインタフェースユニット関連マニュアルを参照してください。

-20480~-16385

(B000H~BFFFH) CC-Linkシステムで検出されるエラー

17.3.5項”リンク特殊レジスタに格納さ れるエラーコード”を参照してください。

-18558 (B782H)

要求先局番指定エラー 処理を要求する先の指定局番が自局番を指定している。

要求先局番を見直す。

-18560 (B780H)

リモートI/O局にトランジェントを発行した。 要求先局を確認する。

-18575 (B771H)

他局専用デバイスを自局にアクセスした。 デバイスタイプを確認する。

-24957 (9E83H)

デバイス点数エラー 要求先局に対してデバイス範囲外の点数を設定した。 ビットデバイス指定時,点数が8の倍数でない。 (要求先リンクユニットがチェックする。)

サイズを確認する。

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17 - 15 17 - 15

17 トラブルシューティング

リターン値

(HEX) エラー内容 処 置

-24958 (9E82H)

デバイスNo.エラー 要求先局に対して指定されたデバイスNo.が範囲外である。 ビットデバイス指定時,デバイスNo.が8の倍数でない。 (要求先リンクユニットがチェックする。)

デバイスNo.を確認する。

-24959 (9E81H)

デバイスタイプエラー 要求先局に対して指定されたデバイスタイプが無効である。 (要求先リンクユニットがチェックする。)

デバイスタイプを確認する。

-25056 (9E20H)

処理コードエラー 要求先局が処理できない処理コードを設定した。 (要求先リンクユニットがチェックする。)

要求先局番と処理コードを確認する。

-26334 (9922H)

ボードリセットエラー 他局アクセス中に,同一チャネルを使用している他のプロセスがボードリセットを行った。

リトライする。

-26336 (9920H)

他のループへの要求エラー 他のループへのルーティングを行った。

ルーティング要求先をAnUCPU,QnACPUに変更する。

-28150 (920AH)

データリンク中断局のデバイスアクセスエラー 自局デバイスRX,RY,RWw,RWrのデータリンク中断局および予約局のデバイス範囲にアクセスを行った。

データの書込み,読出しは行うが,データの保証はしない。

-28151 (9209H)

APS NOエラー 不正な応答データを受信した。

処理要求先の機材を変更する。

-28156 (9204H)

2ポートメモリハンドシェイクエラー 他のオプションボードを取り外す。

-28158 (9202H)

WDTエラー

ボードリセットを行う。 FAコンピュータを再立ち上げする。 WDTエラー発生時の対処方法を実施する。(17.4節参照)

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17 - 16 17 - 16

17 トラブルシューティング

*1:FAコンピュータの最小ワーキングセット領域を大きくする方法とサンプルプログラム

md関数の実行でエラーコード77のエラーが発生した場合の処置として,FAコンピュータの最小ワーキングセット領域を大きくするときの方法とサンプルプログラムを示します。 FAコンピュータ用ボードのドライバは,ユーザプログラムで確保されるメモリ領域の最小ワーキングセット領域を使用して動作します。 ユーザプログラムによっては,最小ワーキングセット領域を多く使用する場合があります。 これにより,FAコンピュータ用ボードのドライバが使用する最小ワーキングセット領域を確保できないときは,エラーコード77が返されます。 このような状況が発生する場合には,md関数を実行する前にユーザプログラムで最小ワーキングセット領域を大きくしてください。(下記,サンプルプログラム参照) FAコンピュータが立ち上がったときは,最小ワーキングセット領域として200KBのエリアが確保されています。

サンプルプログラム 最小ワーキングセットの値を大きく設定するときの処理概要とサンプルプログラムを示します。 (a)サンプルプログラムの処理概要

① GetCurrentProcessID関数でユーザプログラムのIDを取得します。 ② ①で取得したユーザプログラムのIDで,OpenProcess関数によりユーザプログラムのハンド

ルを取得します。 ③ 現在の最小ワーキングセット,最大ワーキングセットの値を取得したい場合は,

GetProcessWorkingSetSize関数を実行します。 ④ ③で取得した最小ワーキングセットより大きい値を設定して,SetProcessWorkingSetSize

を実行します。 ⑤ CloseHandle関数でユーザプログラムのハンドルを開放します。

(b)サンプルプログラム:Visual Basic R 5.0, 6.0, .NET2003で設定する場合

(最小ワーキングセット値1MB,最大ワーキングセット値3MBの例) Visual Basic R 5.0, 6.0でプログラミングするときは,変数(id,ph,wkmin,wkmax)の型定義を,IntegerからLongに変更してください。

Dim id As Integer ‘ユーザプログラムのID用変数 Dim ph As Integer ‘ユーザプログラムのハンドル用変数 Dim wkmin As Integer ‘最小ワーキングセット用変数 Dim wkmax As Integer ‘最大ワーキングセット用変数 Dim bret As Boolean ‘戻り値 ‘ユーザプログラムのIDを取得する id = GetCurrentProcessID() ‘ユーザプログラムのハンドルをオープンする ‘PROCESS_SET_QUOTA = 256,PROCESS_QUERY_INFORMATION = 1024 ph = OpenProcess(256 + 1024,False,id) ‘ユーザプログラムの最大ワーキングセット値と最小ワーキングセット値を取得 bret = GetProcessWorkingSetSize(ph,wkmin,wkmax) ‘最小ワーキングセット値を1MBに設定 wkmin = 1 * 1024 * 1024 ‘最大ワーキングセット値を3MBに設定 wkmax = 3 * 1024 * 1024 ‘ユーザプログラムの最大ワーキングセット値と最小ワーキングセット値を変更 bret = SetProcessWorkingSetSize(ph,wkmin,wkmax) ‘ユーザプログラムのハンドルをクローズする bret = CloseHandle(ph)

ここでの設定値は目安です。ご使用になっているシステムに合わせて設定値を調整してください。

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17 - 17 17 - 17

17 トラブルシューティング

(c)サンプルプログラム:Visual C++ R 5.0,6.0,.NET2003で設定する場合

(最小ワーキングセット値1MB,最大ワーキングセット値3MBの例)] #define ERROR -1 short ChangeWorkingSetSize() {

DWORD dwProcessId; /*ユーザプログラムのID用変数*/ HANDLE hProcess; /*ユーザプログラムのハンドル用変数*/ DWORD dwMinimumWorkingSetSize; /*最小ワーキングセット用変数*/ DWORD dwMaximumWorkingSetSize; /*最大ワーキングセット用変数*/ /*ユーザプログラムのIDを取得する*/ dwProcessId = GetCurrentProcessId(); /*ユーザプログラムのハンドルをオープンする*/ hProcess = OpenProcess(PROCESS_SET_QUOTA+PROCESS_QUERY_INFORMATION,FALSE,dwProcessId); if(hProcess == NULL){

/*エラー終了*/ return(ERROR);

} /*ユーザプログラムの最大ワーキングセット値と最小ワーキングセット値を取得*/ if(GetProcessWorkingSetSize(hProcess,&dwMinimumWorkingSetSize,&dwMaximumWorkingSetSize)==0){

/*エラー終了*/ CloseHandle(hProcess); return(ERROR);

} /*最小ワーキングセット値を1MBに設定*/ dwMinimumWorkingSetSize = 1 * 1024 * 1024; /*最大ワーキングセット値を3MBに設定*/ dwMaximumWorkingSetSize = 3 * 1024 * 1024; /*ユーザプログラムの最大ワーキングセット値と最小ワーキングセット値を変更*/ if(SetProcessWorkingSetSize(hProcess,dwMinimumWorkingSetSize,dwMaximumWorkingSetSize)==0){

/*エラー終了*/ CloseHandle(hProcess); return(ERROR);

} /*ユーザプログラムのハンドルをクローズする*/ CloseHandle(hProcess); /*正常リターン*/ return(0);

ここでの設定値は目安です。ご使用になっているシステムに合わせて設定値を調整してください。

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17 - 18 17 - 18

17 トラブルシューティング

17.3 CC-Linkシステムトラブルシューティング

CC-Linkシステムを構築する上でのトラブルの内容を具体的に示し,トラブル内容ごとのチェック内容,確認方法を示します。

17.3.1 トラブル発生時の確認

トラブル内容ごとのチェック内容と確認方法について示します。

表17.5 トラブル発生時の確認事項一覧

トラブル内容 チェック内容 確認方法

ケーブルは断線していないか?

・目視または回線テストによりケーブル状態を

確認する。

・回線状態(SW0090)を確認する。

終端抵抗はCC-Linkシステムの最両端の局

に接続されているか?

CC-Linkシステムの最両端の終端局に,付属され

ている終端抵抗を接続する。

正しい終端抵抗を接続しているか?

CC-Linkシステムの最両端の終端局に,使用してい

るケーブルの種類に合った終端抵抗を接続する。

(3.3節参照)

ECP-CL2BDでエラーが発生していないか? ECP-CL2BDのエラーコードを確認し処理する。

ECP-CL2BDにCC-Linkのパラメータを設定

してあるか? ECP-CL2BDのパラメータの内容を確認する。

システム全体がデータリンクできない

マスタ局でエラーが発生していないか?

・自局パラメータ状態(SW0068)を確認する。

・スイッチ設定状態(SW006A)を確認する。

・実装状態(SW0069)を確認する。

・マスタ局の“ERR.”LEDが点滅していないか確

認する。(17.3.2項参照)

該当リモートI/O局はデータリンクしてい

るか?

・該当リモートI/O局のLED表示を確認する。

・マスタ局の他局交信状態(SW0080~SW0083)を

確認する。

リモート入力RX(バッファメモリ)の正し

いアドレスから読み出しているか? ユーザプログラムを確認する。

使用しているマスタ局のパラメータ情報

エリア(CPU内蔵パラメータ,デフォルト

パラメータ)は正しいか?

パラメータ情報(SW0067)を確認する。

該当リモートI/O局番はマスタ局に認識さ

れているか?

・パラメータを確認する。

・総局数(SW0070)を確認する。

・最大交信局番(SW0071)を確認する。

・接続台数(SW0072)を確認する。

該当局が予約局になっていないか? ・パラメータを確認する。

・予約局指定状態(SW0074~SW0077)を確認する。

局番が重複していないか?

・局番設定を確認する。

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

リモートI/O局からの入力が取り込め

ない

整合性はとれているか?

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

・実装/パラメータ整合状態(SW009C~SW009F)

を確認する。

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17 - 19 17 - 19

17 トラブルシューティング

トラブル内容 チェック内容 確認方法

該当リモートI/O局はデータリンクしてい

るか?

・該当リモートI/O局のLED表示を確認する。

・マスタ局の他局交信状態(SW0080~SW0083)を

確認する。

リモート出力RY(バッファメモリ)の正し

いアドレスに書き込んでいるか? ユーザプログラムを確認する。

使用しているマスタ局のパラメータ情報

エリア(CPU内蔵パラメータ,デフォルト

パラメータ)は正しいか?

パラメータ情報(SW0067)を確認する。

該当リモートI/O局番はマスタ局に認識さ

れているか?

・パラメータを確認する。

・総局数(SW0070)を確認する。

・最大交信局番(SW0071)を確認する。

・接続台数(SW0072)を確認する。

該当局が予約局になっていないか? ・パラメータを確認する。

・予約局指定状態(SW0074~SW0077)を確認する。

局番が重複していないか?

・局番設定を確認する。

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

リモートI/O局から出力できない

整合性はとれているか?

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

・実装/パラメータ整合状態(SW009C~SW009F)

を確認する。

該当リモートデバイス局はデータリンク

しているか?

・該当リモートデバイス局のLED表示を確認する。

・マスタ局の他局交信状態(SW0080~SW0083)を

確認する。

リモート入力RX(バッファメモリ)の正し

いアドレスから読み出しているか? ユーザプログラムを確認する。

使用しているマスタ局のパラメータ情報

エリア(CPU内蔵パラメータ,デフォルト

パラメータ)は正しいか?

パラメータ情報(SW0067)を確認する。

該当リモートデバイス局番はマスタ局に

認識されているか?

・パラメータを確認する。

・総局数(SW0070)を確認する。

・最大交信局番(SW0071)を確認する。

・接続台数(SW0072)を確認する。

該当局が予約局になっていないか? ・パラメータを確認する。

・予約局指定状態(SW0074~SW0077)を確認する。

局番が重複していないか?

・局番設定を確認する。

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

整合性はとれているか?

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

・実装/パラメータ整合状態(SW009C~SW009F)

を確認する。

リモートデバイス局のリモート入力

RXが取り込めない

リモートデバイス局イニシャライズ手順

登録が実行中になっていないか?

リモートデバイス局イニシャライズ手順登録指示

(SB000D)がONしていないか確認する。

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17 - 20 17 - 20

17 トラブルシューティング

トラブル内容 チェック内容 確認方法

該当リモートデバイス局はデータリンク

しているか?

・該当リモートデバイス局のLED表示を確認する。

・マスタ局の他局交信状態(SW0080~SW0083)を

確認する。

リモート出力RY(バッファメモリ)の正し

いアドレスから読み出しているか? ユーザプログラムを確認する。

使用しているマスタ局のパラメータ情報

エリア(CPU内蔵パラメータ,デフォルト

パラメータ)は正しいか?

パラメータ情報(SW0067)を確認する。

該当リモートデバイス局番はマスタ局に

認識されているか?

・パラメータを確認する。

・総局数(SW0070)を確認する。

・最大交信局番(SW0071)を確認する。

・接続台数(SW0072)を確認する。

該当局が予約局になっていないか? ・パラメータを確認する。

・予約局指定状態(SW0074~SW0077)を確認する。

局番が重複していないか?

・局番設定を確認する。

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

整合性はとれているか?

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

・実装/パラメータ整合状態(SW009C~SW009F)

を確認する。

リモートデバイス局のリモート出力

RYをON/OFFできない

リモートデバイス局イニシャライズ手順

登録が実行中になっていないか?

リモートデバイス局イニシャライズ手順登録指示

(SB000D)がONしていないか確認する。

該当リモートデバイス局はデータリンク

しているか?

・該当リモートデバイス局のLED表示を確認する。

・マスタ局の他局交信状態(SW0080~SW0083)を

確認する。

リモートレジスタRWr(バッファメモリ)の

正しいアドレスから読み出しているか? ユーザプログラムを確認する。

使用しているマスタ局のパラメータ情報

エリア(CPU内蔵パラメータ,デフォルト

パラメータ)は正しいか?

パラメータ情報(SW0067)を確認する。

該当リモートデバイス局番はマスタ局に

認識されているか?

・パラメータを確認する。

・総局数(SW0070)を確認する。

・最大交信局番(SW0071)を確認する。

・接続台数(SW0072)を確認する。

該当局が予約局になっていないか? ・パラメータを確認する。

・予約局指定状態(SW0074~SW0077)を確認する。

局番が重複していないか?

・局番設定を確認する。

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

整合性はとれているか?

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

・実装/パラメータ整合状態(SW009C~SW009F)

を確認する。

リモートデバイス局のリモートレジ

スタRWrにデータが取り込めない

リモートデバイス局イニシャライズ手順

登録が実行中になっていないか?

リモートデバイス局イニシャライズ手順登録指示

(SB000D)がONしていないか確認する。

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17 - 21 17 - 21

17 トラブルシューティング

トラブル内容 チェック内容 確認方法

該当リモートデバイス局はデータリンク

しているか?

・該当リモートデバイス局のLED表示を確認する。

・マスタ局の他局交信状態(SW0080~SW0083)を

確認する。

リモートレジスタRWw(バッファメモリ)

の正しいアドレスに書き込んでいるか? ユーザプログラムを確認する。

使用しているマスタ局のパラメータ情報

エリア(CPU内蔵パラメータ,デフォルト

パラメータ)は正しいか?

パラメータ情報(SW0067)を確認する。

該当リモートデバイス局番はマスタ局に

認識されているか?

・パラメータを確認する。

・総局数(SW0070)を確認する。

・最大交信局番(SW0071)を確認する。

・接続台数(SW0072)を確認する。

該当局が予約局になっていないか? ・パラメータを確認する。

・予約局指定状態(SW0074~SW0077)を確認する。

局番が重複していないか?

・局番設定を確認する。

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

整合性はとれているか?

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

・実装/パラメータ整合状態(SW009C~SW009F)

を確認する。

リモートデバイス局のリモートレジ

スタRWwにデータが書き込めない

リモートデバイス局イニシャライズ手順

登録が実行中になっていないか?

リモートデバイス局イニシャライズ手順登録指示

(SB000D)がONしていないか確認する。

該当ローカル局はデータリンクしているか?

・該当ローカル局のLED表示を確認する。

・マスタ局の他局交信状態(SW0080~SW0083)を

確認する。

マスタ局のリモート出力RY(バッファメモ

リ)の正しいアドレスに書き込んでいるか? ユーザプログラムを確認する。

ローカル局のリモート入力RX(バッファメモ

リ)の正しいアドレスから読み出しいるか? ユーザプログラムを確認する。

該当ローカル局番はマスタ局に認識され

ているか?

・パラメータを確認する。

・総局数(SW0070)を確認する。

・最大交信局番(SW0071)を確認する。

・接続台数(SW0072)を確認する。

該当局が予約局になっていないか? ・パラメータを確認する。

・予約局指定状態(SW0074~SW0077)を確認する。

局番が重複していないか?

・局番設定を確認する。

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

マスタ局(リモート出力RY)→ローカ

ル局(リモート入力RX)へ伝わらない

整合性はとれているか?

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

・実装/パラメータ整合状態(SW009C~SW009F)

を確認する。

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17 - 22 17 - 22

17 トラブルシューティング

トラブル内容 チェック内容 確認方法

該当ローカル局はデータリンクしているか?

・該当ローカル局のLED表示を確認する。

・マスタ局の他局交信状態(SW0080~SW0083)を

確認する。

ローカル局のリモート出力RY(バッファメモ

リ)の正しいアドレスに書き込んでいるか? ユーザプログラムを確認する。

マスタ局のリモート入力RX(バッファメモリ)

の正しいアドレスから読み出しているか? ユーザプログラムを確認する。

該当ローカル局番はマスタ局に認識され

ているか?

・パラメータを確認する。

・総局数(SW0070)を確認する。

・最大交信局番(SW0071)を確認する。

・接続台数(SW0072)を確認する。

該当局が予約局になっていないか? ・パラメータを確認する。

・予約局指定状態(SW0074~SW0077)を確認する。

局番が重複していないか?

・局番設定を確認する。

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

ローカル局(リモート出力RY)→マス

タ局(リモート入力RX)へ伝わらない

整合性はとれているか?

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

・実装/パラメータ整合状態(SW009C~SW009F)

を確認する。

該当ローカル局はデータリンクしているか?

ローカル局の占有局数設定はマスタ局の

局情報の内容と一致しているか?

・該当ローカル局のLED表示を確認する。

・マスタ局の他局交信状態(SW0080~SW0083)を

確認する。

マスタ局のリモートレジスタRWw(バッ

ファメモリ)の正しいアドレスに書き込ん

でいるか?

ユーザプログラムを確認する。

ローカル局のリモートレジスタRWr(バッ

ファメモリ)の正しいアドレスから読み出

しているか?

ユーザプログラムを確認する。

該当ローカル局番はマスタ局に認識され

ているか?

・パラメータを確認する。

・総局数(SW0070)を確認する。

・最大交信局番(SW0071)を確認する。

・接続台数(SW0072)を確認する。

該当局が予約局になっていないか? ・パラメータを確認する。

・予約局指定状態(SW0074~SW0077)を確認する。

局番が重複していないか?

・局番設定を確認する。

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

マスタ局(リモートレジスタRWw)→

ローカル局(リモートレジスタRWr)へ

伝わらない

整合性はとれているか?

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

・実装/パラメータ整合状態(SW009C~SW009F)

を確認する。

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17 - 23 17 - 23

17 トラブルシューティング

トラブル内容 チェック内容 確認方法

該当ローカル局はデータリンクしているか?

・該当ローカル局のLED表示を確認する。

・マスタ局の他局交信状態(SW0080~SW0083)を

確認する。

ローカル局のリモートレジスタRWw(バッ

ファメモリ)の正しいアドレスに書き込ん

でいるか?

ユーザプログラムを確認する。

マスタ局のリモートレジスタRWr(バッ

ファメモリ)の正しいアドレスから読み出

しているか?

ユーザプログラムを確認する。

該当ローカル局番はマスタ局に認識され

ているか?

・パラメータを確認する。

・総局数(SW0070)を確認する。

・最大交信局番(SW0071)を確認する。

・接続台数(SW0072)を確認する。

該当局が予約局になっていないか? ・パラメータを確認する。

・予約局指定状態(SW0074~SW0077)を確認する。

局番が重複していないか?

・局番設定を確認する。

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

ローカル局(リモートレジスタRWw)→

マスタ局(リモートレジスタRWr)へ

伝わらない

整合性はとれているか?

・実装状態(SW0069)を確認する。

・局番重複状態(SW0098~SW009B)を確認する。

・実装/パラメータ整合状態(SW009C~SW009F)

を確認する。

ローカル局が指定した占有局数で動

作しない

機能バージョンAのQJ61BT11もしくは

A80BD-J61BT11を2,3局占有に設定してい

ないか?

1局占有または4局占有に設定する。

データリンク停止(SB0002)をONしているか? ユーザプログラムを確認する。 データリンクを停止できない

エラーは発生していないか? データリンク停止結果(SW0045)を確認する。

データリンク再起動(SB0000)をONしてい

るか? ユーザプログラムを確認する。

エラーは発生していないか? データリンク再起動結果(SW0041)を確認する。

データリンクを再起動できない

該当局が解列していないか?

・目視または回線テストによりケーブル状態を

確認する。

・パラメータを確認する。(ローカル局の場合)

・該当局のシーケンサCPUの動作状態を確認する。

パラメータの台数,局情報と立ち上がらな

いユニットとの設定が合っているか? パラメータを確認する。

リモート局/ローカル局/インテリ

ジェントデバイス局/待機マスタ局

が立ち上がらない 他のユニットと局番が重複していないか? 局番設定を確認する。

ローカル局の局番(占有局数を含む)が65

以上になっていないか?

ローカル局/待機マスタ局の局番設定とパラ

メータを確認する。

マスタ局のモードとローカル局/待機マス

タ局のモードの整合性はとれているか?

マスタ局,ローカル局/待機マスタ局のパラ

メータを確認する。

ローカル局/待機マスタ局が立ち上

がらず“ERR.”LEDが点灯する

待機マスタ機能で,復列するマスタ局のパ

ラメータが書き変わっていないか? マスタ局のパラメータを確認する。

エラー無効局に設定されていないか? パラメータを確認する。 異常局を検出できない

局番が重複していないか? 局番設定を確認する。

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17 - 24 17 - 24

17 トラブルシューティング

トラブル内容 チェック内容 確認方法

他局交信状態(SW0080~SW0083)で異常局

を特定できないか?

伝送速度により異常局が発生する

156kbpsなどの遅い伝送速度に変更すると

正常に交信できるか?

・異常局のスイッチ設定を確認する。

・ケーブルが正しく配線されているか確認する。

・ケーブルのシールドが接地されているかを確

認する。

・CC-Linkシステムの最両端の終端局に,使用し

ているケーブルの種類に合った終端抵抗を接

続する。

リモートデバイス局の動作が正常で

ない

リモートデバイス局のイニシャル設定に

誤りはないか?

・パラメータを確認する。

・ユーザプログラムを確認する。

156kbpsで複数台リモート局の電源を

同時に落とすと,“RUN”LEDが一時的

に消灯する

リトライ回数の設定はいくつか? ・伝送速度を速くする。

・リトライ回数を減らす。

マスタ局をリモートネット-Ver.2モー

ドまたはリモートネット-追加モードに

したとき,ローカル局のCC-Link Ver.1

ボードが動作しない

CC-Link Ver.1ボードが,リモートネット

-Ver.2モードおよびリモートネット-追加

モードのCC-Linkシステムに対応したソフト

ウェアバージョン品であるか?

・CC-Link Ver.1ボードが以下に示すソフトウェ

アバージョンかを確認する。

A80BD-J61BT11:“R”版以降

A80BD-J61BT13:“Y”版以降

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17 - 25 17 - 25

17 トラブルシューティング

17.3.2 マスタ局“ERR.”LEDが点滅した場合のフロー

(1) ECP-CL2BDをマスタ局として使用している場合

該当ユニットの故障

正常に動作しないか?

YES

NO

マスタ局リンク特殊レジスタSW0080~SW0083(他局データリンク状態)が

ONしているか?

SW0098~SW009BのONしたユニットのチェック

局番スイッチを正しく設定する

電源を入れ直す/リセットスイッチをONする

ECP-CL2BD側のチェック

子局側のチェック

ECP-CL2BDの“ERR .”LED点滅

YES

NOパラメータ設定と実装システム構成の整合性は

あるか?

マスタ局リンク特殊レジスタSW0098~SW009B

(局番重複状態)が ONしているか?

局番スイッチは正しく設定されているか?

YES

NO

YES

NO

SW0080~SW0083のONしたユニットのチェック

ユニットに“POWER”LEDはあるか?

“POWER”LEDは点灯しているか?

“RD”LEDは点灯しているか?

通信ケーブルの配線を正しく直す

通信ケーブルは正しく配線されて

いるか?*1

該当ユニットの故障

供給電圧は規定範囲内か?

供給電圧を規定範囲内にする

該当ユニットの故障

① ③

マスタ局をリセットする

YES

NO

パラメータ設定または実装システム構成の修正

ECP-CL2BDの故障

電源を入れる

電源は入っているか?

YES

NO

YES

NO

YES

NO

YES

NO

YES

NO

YES

NO

*1:短絡,逆接続,断線,終端抵抗,FG接続,総延長距離,局間距離をチェックしてください。

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17 - 26 17 - 26

17 トラブルシューティング

“SD”LEDは点灯(点滅)しているか?

“SD”LEDは点灯しているか?

NO

YES該当ユニットの故障

“L.ERR.”LEDは点灯しているか?

伝送速度設定は正しいか?

通信ケーブルを正しく配線する

通信ケーブルは正しく配線されて

いるか?*1

該当ユニットの故障(伝送速度スイッチ)

局番スイッチは正しく設定されているか?

(他の局と重複していないか?)

伝送速度設定を正しくする

ECP-CL2BDをリセットする

該当ユニットの故障(局番スイッチ)

局番を正しく設定する

ECP-CL2BDをリセットする

完  了

NO

YES

NO

YES

NO

YES

NO

YES

NO

YES

*1:短絡,逆接続,断線,終端抵抗,FG接続,総延長距離,局間距離をチェックしてください。

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17 - 27 17 - 27

17 トラブルシューティング

(2) ECP-CL2BDをローカル局として使用している場合

マスタ局リンク特殊レジスタSW0080~SW0083(他局データリンク状態)が

ONしているか?

SW0098~SW009BのONしたユニットのチェック

局番スイッチを正しく設定する

ECP-CL2BDをリセットする

子局側のチェック

ECP-CL2BD側のチェック

マスタ局の“ERR.”LED点滅

YES

NOパラメータ設定と実装システム構成の整合性は

あるか?

マスタ局リンク特殊レジスタSW0098~SW009B

(局番重複状態)が ONしているか?

局番スイッチは正しく設定されているか?

YES

NO

YES

NO

SW0080~SW0083のONしたユニットのチェック

“RD”LEDは点灯しているか?

通信ケーブルの配線を正しく直す

通信ケーブルは正しく配線されて

いるか?*1

① ③

マスタ局をリセットする

YES

NO

マスタ局の故障

電源を入れる

電源は入っているか?

YES

NO

YES

NO

YES

NO

パラメータ設定または実装システム構成の修正

ECP-CL2BDの故障ECP-CL2BDの故障

NO正常に動作しないか?

YES

*1:短絡,逆接続,断線,終端抵抗,FG接続,総延長距離,局間距離をチェックしてください。

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17 - 28 17 - 28

17 トラブルシューティング

“SD”LEDは点灯(点滅)しているか?

“SD”LEDは点灯しているか?

NO

YES

“L.ERR”LEDは点灯しているか?

伝送速度設定は正しいか?

ECP-CL2BDをリセットする

通信ケーブルは正しく配線されて

いるか?*1

局番スイッチは正しく設定されているか?

(他の局と重複していないか?)

伝送速度設定を正しくする

ECP-CL2BDをリセットする

該当ユニットの故障(局番スイッチ)

局番を正しく設定する

ECP-CL2BDをリセットする

完  了

NO

YES

NO

YES

NO

YES

NO

YES

NO

YES

ECP-CL2BD の故障

ECP-CL2BDの故障

*1:短絡,逆接続,断線,終端抵抗,FG接続,総延長距離,局間距離をチェックしてください。

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17 - 29 17 - 29

17 トラブルシューティング

17.3.3 リンク特殊リレー(SB)一覧

データリンク状態をビット情報(リンク特殊リレーSB)により確認することができます。

番号の( )内の数値は,バッファメモリのアドレスを示します。 待機マスタ局がデータリンク制御しているときは,マスタ局の使用可否と基本的

に同一です。 待機マスタ局がローカル局として動作しているときは,ローカル局の使用可否と

同一です。

表17.6 リンク特殊リレー一覧表(1/5)

使用可否

(○:可,×:不可)

オンライン 番 号 名 称 内 容

マスタ局 ローカル局 オフライン

SB0000

(5E0H,b0) データリンク再起動

SB0002により停止されたデータリンクを再起動する。

OFF:再起動指示なし

ON :再起動あり

○ ○ ×

SB0001

(5E0H,b1)

待機マスタ切換え時の

リフレッシュ指示

データリンク制御権が待機マスタ局に切り換わった後

のサイクリックデータのリフレッシュ指示を行う。

OFF:指示なし

ON :指示あり

○ × ×

SB0002

(5E0H,b2) データリンク停止

自局のデータリンクを停止する。

(再起動には,SB0000を使用)

ただしマスタ局で実行するとシステム全体が停止する。

OFF:停止指示なし

ON :停止指示あり

○ ○ ×

SB0003

(5E0H,b3)

専用命令によるパラメータ

変更時のリフレッシュ指示

RLPASET命令によりパラメータを変更した後のサイク

リックデータのリフレッシュ指示を行う。

OFF:指示なし(リフレッシュ停止)

ON :指示あり(リフレッシュ開始/継続)

○ ○ ×

SB0004

(5E0H,b4) 一時エラー無効要求

SW0003~SW0007で指定した局を一時エラー無効局に確

定する。要求の実行結果は,SW0049に格納される。

OFF:要求なし

ON :要求あり

○ × ×

SB0005

(5E0H,b5) 一時エラー無効解除要求

SW0003~SW0007で指定した局を一時エラー無効局から

解除する。要求の実行結果は,SW004Bに格納される。

OFF:要求なし

ON :要求あり

○ × ×

SB0008

(5E0H,b8) 回線テスト要求

SW0008で指定した局に対して回線テストを行う。

要求の実行結果は,SW004Dに格納される。

OFF:要求なし

ON :要求あり

○ × ×

SB0009

(5E0H,b9) パラメータ設定テスト要求

実システム構成のパラメータ設定情報の読出しを行う。

要求の実行結果は,SW004Fに格納される。

OFF:正常

ON :異常

○ × ×

SB000C

(5E0H,b12) 強制マスタ切換え

データリンク制御権を強制的に,データリンク制御して

いる待機マスタ局から,待機マスタ局のダウンに備えて

待機しているマスタ局に移行する。

OFF:要求なし

ON :要求あり

○*2 × ×

*2:待機マスタ局でのみ使用できます。

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17 - 30 17 - 30

17 トラブルシューティング

表17.6 リンク特殊リレー一覧表(2/5)

使用可否

(○:可,×:不可)

オンライン 番 号 名 称 内 容

マスタ局 ローカル局 オフライン

SB000D

(5E0H,b13)

リモートデバイス局

イニシャライズ手順登録

指示

イニシャライズ手順登録で登録された情報でのイニ

シャル処理を起動する。

SB000DのON中はリモート入出力,リモートレジスタの

リフレッシュが停止する。

OFF:指示なし

ON :指示あり

○*1 × ×

SB0020

(5E2H,b0) ボード状態

バッファアクセス状態を示す。

OFF:正常

ON :異常

○ ○ ○

SB0040

(5E4H,b0) データリンク再起動受付

データリンク再起動指示の受付状態を示す。

OFF:未受付

ON :起動指示受付

○ ○ ×

SB0041

(5E4H,b1) データリンク再起動完了

データリンク再起動指示の受付完了状態を示す。

OFF:未完了

ON :起動完了

○ ○ ×

SB0042

(5E4H,b2)

待機マスタ切換え時の

リフレッシュ指示受付状態

待機マスタ切換え時のリフレッシュ指示の受付状態を

示す。

OFF:未実施

ON :指示受付

○ × ×

SB0043

(5E4H,b3)

待機マスタ切換え時の

リフレッシュ指示完了状態

待機マスタ切換え時のリフレッシュ指示の受付完了状

態を示す。

OFF:未実施

ON :切換え完了

○ × ×

SB0044

(5E4H,b4) データリンク停止受付

データリンク停止指示の受付状態を示す。

OFF:未受付

ON :停止指示受付

○ ○ ×

SB0045

(5E4H,b5) データリンク停止完了

データリンク停止指示の受付完了状態を示す。

OFF:未完了

ON :停止完了

○ ○ ×

SB0046

(5E4H,b6)

強制マスタ切換え実行可能

状態

強制マスタ切換え(SB000C)信号の実行可能状態を示す。

OFF:実行不可

ON :実行可

○*2 × ×

SB0048

(5E4H,b8) 一時エラー無効受付状態

一時エラー無効局指示の受付状態を示す。

OFF:未実施

ON :指示受付

○ × ×

SB0049

(5E4H,b9) 一時エラー無効完了状態

一時エラー無効局指示の受付完了状態を示す。

OFF:未実施

ON :一時エラー無効局確定/指定局番異常

○ × ×

SB004A

(5E4H,b10)

一時エラー無効解除

受付状態

一時エラー無効局解除指示の受付状態を示す。

OFF:未実施

ON :指示受付

○ × ×

SB004B

(5E4H,b11)

一時エラー無効解除

完了状態

一時エラー無効局解除指示の受付完了状態を示す。

OFF:未実施

ON :一時エラー無効局解除完了

○ × ×

SB004C

(5E4H,b12) 回線テスト受付状態

回線テスト要求の受付状態を示す。

OFF:未実施

ON :指示受付

○ × ×

*1:マスタ局でのみ使用できます。

*2:待機マスタ局でのみ使用できます。

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17 - 31 17 - 31

17 トラブルシューティング

表17.6 リンク特殊リレー一覧表(3/5)

使用可否

(○:可,×:不可)

オンライン 番 号 名 称 内 容

マスタ局 ローカル局 オフライン

SB004D

(5E4H,b13) 回線テスト完了状態

回線テストの完了状態を示す。

OFF:未実施

ON :テスト完了

○ × ×

SB004E

(5E4H,b14)

パラメータ情報読出し

受付状態

パラメータ情報読出し要求の受付状態を示す。

OFF:未実施

ON :指示受付

〇 × ×

SB004F

(5E4H,b15)

パラメータ情報読出し

完了状態

パラメータ情報読出しの完了状態を示す。

OFF:未実施

ON :テスト完了

〇 × ×

SB0050

(5E5H,b0) オフラインテスト状態

オフラインテストの実行状態を示す。

OFF:未実施

ON :実施中

× × 〇

SB005A

(5E5H,b10) マスタ切換え要求受付

待機マスタ局が,回線からのマスタ切換え要求の受付

状態を示す。

OFF:未受付

ON :要求受付

〇 × ×

SB005B

(5E5H,b11) マスタ切換え要求完了

待機マスタ局が,マスタ局として切換え完了状態を示す。

OFF:未完了

ON :完了

〇 × ×

SB005C

(5E5H,b12) 強制マスタ切換え要求受付

強制マスタ切換え要求の受付状態示す。

OFF:未受付

ON :指示受付

〇*2 × ×

SB005D

(5E5H,b13) 強制マスタ切換え要求完了

強制マスタ切換え要求の受付完了状態を示す。

OFF:未完了

ON :完了

〇*2 × ×

SB005E

(5E5H,b14)

リモートデバイス局

イニシャライズ手順

実行状態

イニシャライズ手順の実行状態を示す。

OFF:未実行

ON :実行中

〇*1 × ×

SB005F

(5E5H,b15)

リモートデバイス局

イニシャライズ手順

実行完了状態

イニシャライズ手順の実行完了状態を示す。

OFF:未完了

ON :完了

〇*1 × ×

SB0060

(5E6H,b0) 自局モード

自局のモード設定状態を示す。

OFF:オンライン

ON :オンライン以外

〇 〇 〇

SB0061

(5E6H,b1) 自局タイプ

自局の局タイプを示す。

OFF:マスタ局(局番0)

ON :ローカル局(局番1~64)

〇 〇 ×

SB0062

(5E6H,b2) 自局待機マスタ局設定状態

自局に対する待機マスタ局設定の有無を示す。

OFF:設定なし

ON :設定あり

〇 〇 〇

SB0065

(5E6H,b5)

自局データリンク異常局の

入力データ状態

自局のデータリンク異常局からの入力状態設定を示す。

OFF:クリア

ON :保持

〇 〇 ×

*1:マスタ局でのみ使用できます。

*2:待機マスタ局でのみ使用できます。

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17 - 32 17 - 32

17 トラブルシューティング

表17.6 リンク特殊リレー一覧表(4/5)

使用可否

(○:可,×:不可)

オンライン 番 号 名 称 内 容

マスタ局 ローカル局 オフライン

自局の占有局数の設定状態を示す。

占有局数 SB0066 SB0067

SB0066

(5E6H,b6)

1局 OFF OFF

2局 OFF ON

3局 ON ON

4局 ON OFF

SB0067

(5E6H,b7)

自局占有局数

× 〇 ×

SB006A

(5E6H,b10) スイッチ設定状態

自局の設定状態を示す。

OFF:正常

ON :設定エラーあり(SW006Aにエラーコード格納)

〇 〇 〇

SB006D

(5E6H,b13) パラメータ設定状態

パラメータの設定状態を示す。

OFF:正常

ON :設定エラーあり(SW0068にエラーコード格納)

〇 〇 ×

SB006E

(5E6H,b14) 自局動作状態

自局データリンクの動作状態を示す。

OFF:実行中

ON :非実行

〇 〇 ×

SB0070

(5E7H,b0) マスタ局情報

データリンク状態を示す。

OFF:マスタ局によるデータリンク制御

ON :待機マスタ局によるデータリンク制御

○ ○ ×

SB0071

(5E7H,b1) 待機マスタ局情報

待機マスタ局の存在の有無を示す。

OFF:なし

ON :あり

○ ○ ×

SB0072

(5E7H,b2) スキャンモード設定情報

スキャンモードの設定情報を示す。

OFF:非同期モード

ON :同期モード

○ × ×

SB0073

(5E7H,b3) CPUダウン時運転指定状態

パラメータによるCPUダウン時運転指定状態を示す。

OFF:停止

ON :続行

○ × ×

SB0074

(5E7H,b4) 予約局指定状態

パラメータによる予約局指定状態を示す。

OFF:指定なし

ON :指定あり(SW0074~SW0077に情報格納)

○ ○ ×

SB0075

(5E7H,b5) エラー無効局指定状態

パラメータによるエラー無効局指定状態を示す

OFF:指定なし

ON :指定あり(SW0078~SW007Bに情報格納)

○ ○ ×

SB0076

(5E7H,b6) 一時エラー無効局設定情報

一時エラー無効局設定の有無を示す。

OFF:設定なし

ON :設定あり(SW007C~SW007Fに情報格納)

○ ○ ×

SB0077

(5E7H,b7) パラメータ受信状態

マスタ局からのパラメータ受信状態を示す。

OFF:受信完了

ON :受信未完了

× ○ ×

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17 - 33 17 - 33

17 トラブルシューティング

表17.6 リンク特殊リレー一覧表(5/5)

使用可否

(○:可,×:不可)

オンライン 番 号 名 称 内 容

マスタ局 ローカル局 オフライン

SB0079

(5E7H,b9) マスタ局復列指定情報

自局の“局種別”の設定が“マスタ局”または“マスタ局

(二重化機能対応)”のどちらに設定されているかを示す。

OFF:マスタ局

ON :マスタ局(二重化機能対応)

○ × ×

SB007B

(5E7H,b11)

自局マスタ/待機マスタ

動作状態

自局がマスタ/待機マスタのどちらで動作しているか

を示す。

OFF:マスタ局として動作している(データリンク制御中)

ON :待機マスタ局として動作している(待機中)

○ ○ ×

SB007C

(5E7H,b12)

シーケンサCPU STOP時の

子局リフレッシュ/

強制クリア指定状態

パラメータによるシーケンサCPU STOP時の子局

リフレッシュ/強制クリア指定状態を示す。

OFF:リフレッシュ

ON :強制クリア

○ × ×

SB0080

(5E8H,b0) 他局データリンク状態

リモート局/ローカル局/インテリジェントデバイス

局/待機マスタ局との交信状態を示す。

OFF:全局正常

ON :異常局あり(SW0080~SW0083に情報格納)

○ ○ ×

SB0081

(5E8H,b1)

他局ウォッチドグタイマ

エラー状態

他局でのウォッチドグタイマエラー発生状況を示す。

(SW0084~SW0087)

OFF:エラーなし

ON :エラーあり

○ ○ ×

SB0082

(5E8H,b2) 他局ヒューズ断状態

他局でのヒューズ断発生状態を示す。(SW0088~SW008B)

OFF:エラーなし

ON :エラーあり

○ ○ ×

SB0083

(5E8H,b3) 他局スイッチ変化状態

データリンク中の他局の設定スイッチの変化を検出する。

(SW008C~SW008F)

OFF:変化なし

ON :変化あり

○ ○ ×

SB0090

(5E9H,b0) 自局回線状態

自局の回線状態を示す。

OFF:正常

ON :異常(断線)

× ○ ×

SB0094

(5E9H,b4) トランジェント伝送状態

トランジェント伝送エラーの有無を示す。

(SW0094~SW0097)

OFF:エラーなし

ON :エラーあり

○ ○ ×

SB0095

(5E9H,b5)

マスタ局トランジェント

伝送状態

マスタ局のトランジェント伝送状態を示す。

OFF:正常

ON :異常

× ○ ×

SB00B4

(5EBH,b4) 待機マスタ局テスト結果

回線テスト1/回線テスト2のテスト結果が格納される。

OFF:正常

ON :異常

○ × ○

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17 - 34 17 - 34

17 トラブルシューティング

17.3.4 リンク特殊レジスタ(SW)一覧

データリンクの状態をワード情報(リンク特殊レジスタSW)により確認することができます。 番号の( )内の数値は,バッファメモリのアドレスを示します。 待機マスタ局がデータリンク制御しているときは,マスタ局の使用可否と基本的

に同一です。 待機マスタ局がローカル局として動作しているときは,ローカル局の使用可否と

同一です。

表17.7 リンク特殊レジスタ一覧表(1/8)

使用可否

(○:可,×:不可)

オンライン 番 号 名 称 内 容

マスタ局 ローカル局

オフ

ライン

SW0003

(603H)

複数一時エラー

無効局指定

一時エラー無効局を複数指定するかどうかを選択する。

00 :SW0004~SW0007に示す複数局を指定する

01~64:1~64の単一局を指定する

(数字は一時エラー無効局にする局番号を指定する)

○ × ×

SW0004 (604H)

SW0005 (605H)

SW0006 (606H)

SW0007 (607H)

一時エラー

無効局指定*1

一時エラー無効局を指定する。 0:一時エラー無効局に指定しない 1:一時エラー無効局に指定する

16 15 14 13 ~ 4 3 2 1

48 47 46 45 ~ 36 35 34 33

32 31 30 29 ~ 20 19 18 17

64 63 62 61 ~ 52 51 50 49

b15 b14 b13 b12 ~ b3 b2 b1 b0

SW0004

SW0005

SW0006

SW0007

表中の1~64は局番を示す。

○ × ×

SW0008

(608H) 回線テスト局設定

回線テストを行う局を設定する。

0 :システム全体(全局に対して実施)

01~64:指定局

デフォルト値:0

○ × ×

SW0009

(609H) 監視時間設定

専用命令使用時の監視時間を設定する。

デフォルト値:10(秒)

設定範囲 :0~360(秒)

範囲外を設定した場合は,360秒になる。

○ ○ ×

SW000A

(60AH) CPU監視時間設定

専用命令によるCPUへのアクセス時のCPU応答監視時間を設定する。

デフォルト値:90(秒)

設定範囲 :0~3600(秒)

範囲外を設定した場合は,3600秒になる。

○ ○ ×

SW0020

(620H) ユニット状態

ユニットの状態を示す。

0 :正常

0以外:エラーコードを格納する(17.3.5項参照)

○ ○ ○

SW0041

(641H)

データリンク

再起動結果

SB0000によるデータリンクの再起動指示の実行結果が格納される。

0 :正常

1~:エラーコードを格納する(17.3.5項参照)

○ ○ ×

SW0043

(643H)

待機マスタ切換え

時のリフレッシュ

指示結果

待機マスタ切換え時のリフレッシュ指示の実行結果を示す。

0 :正常

0以外:エラーコードを格納する(17.3.5項参照)

○ × ×

*1:先頭局番のビットのみONします。

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17 - 35 17 - 35

17 トラブルシューティング

表17.7 リンク特殊レジスタ一覧表(2/8)

使用可否

(○:可,×:不可)

オンライン 番 号 名 称 内 容

マスタ局 ローカル局

オフ

ライン

SW0045

(645H)

データリンク

停止結果

SB0002によるデータリンク停止指示の実行結果が格納される。

0 :正常

1~:エラーコードを格納する(17.3.5項参照)

○ ○ ×

SW0049

(649H)

一時エラー無効局

指定結果

SB0004による一時エラー無効局指定の実行結果を示す。

0 :正常

0以外:エラーコードを格納する(17.3.5項参照)

○ × ×

SW004B

(64BH)

一時エラー無効局

指定解除結果

SB0005による一時エラー無効局指定解除の実行結果を示す。

0 :正常

0以外:エラーコードを格納する(17.3.5項参照)

○ × ×

SW004D

(64DH) 回線テスト結果

SB0008による回線テストの実行結果を示す。

0 :正常

0以外:エラーコードを格納する(17.3.5項参照)

○ × ×

SW004F

(64FH)

パラメータ設定

テスト結果

SB0009によるパラメータ設定テストの実行結果を示す。

0 :正常

0以外:エラーコードを格納する(17.3.5項参照)

○ × ×

SW0052

(652H)

自動CC-Link起動

実行結果

自動CC-Link起動で,システムに新しい局を追加したときのシステム構

成チェック結果を格納する。

0 :正常

0以外:エラーコードを格納する(17.3.5項参照)

○ × ×

SW0058

(658H) 詳細LED表示状態

LED表示状態の詳細が格納される。

0:OFF

1:ON

LINE(ERROR):ケーブルが断線している または,伝送路がノイズ等の影響      を受けているTIME(ERROR):ケーブルの断線または,伝送路が      ノイズの影響を受け,全局からの      応答が無くなったPRM(ERROR) :パラメータ内容に異常あり

M/S(ERROR) :同一回線上にマスタ局が重複して      いるSW(ERROR) :設定が異常

LOCAL :ローカル局として動作している

S MST :待機マスタ局として動作している

MST :マスタ局として動作している

ERR. :エラーが発生している

RUN :ボードが正常である

b15 b14 b13 b12 b11 b8 b7 b6 b5 b4 b2 b1 b0b3

000000

b9b10

○ ○ ○

SW0059

(659H) 伝送速度設定

伝送速度設定の内容が格納される。

0:解除

1:設定

10Mbps

5Mbps

2.5Mbps

625kbps

156kbps

b7 b6 b5 b4 b3 b1 b0b2

00000

b8b15

○ ○ ○

Page 128: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

17 - 36 17 - 36

17 トラブルシューティング

表17.7 リンク特殊レジスタ一覧表(3/8)

使用可否

(○:可,×:不可)

オンライン 番 号 名 称 内 容

マスタ局 ローカル局

オフ

ライン

SW005D

(65DH)

強制マスタ切換え

指示結果

SB000Cによる強制マスタ切換え指示の実行結果が格納される。

0 :正常

1~:エラーコードを格納する(17.3.5項参照)

○*3 × ×

SW005F

(65FH)

リモートデバイス

局イニシャライズ

手順登録指示結果

SB000Bによるイニシャライズ手順登録指示の実行結果が格納される。

0 :正常

1~:エラーコードを格納する(17.3.5項参照)

○*2 × ×

SW0060

(660H) モード設定状態

モード設定の状態が格納される。

0:オンライン(自動復列あり)

2:オフライン

3:回線テスト1

4:回線テスト2

6:ハードウェアテスト

○ ○ ○

SW0061

(661H) 自局番

現在動作している自局番が格納される。

0 :マスタ局

1~64:ローカル局

○ ○ ○

SW0062

(662H) ユニット動作状態

ECP-CL2BDの動作設定状態が格納される。 0 ~

b15 b12 b11b10 b9

00 0

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1 b0

0

局タイプ0:マスタ局/ローカル局1:待機マスタ局(b1が0の場合のみ有効)マスタ局二重化機能0:マスタ局二重化機能無1:マスタ局二重化機能有データリンク異常局からの入力状態0:クリア1:保持占有局数00:1局占有10:2局占有11:3局占有01:4局占有シーケンサCPU STOP時の子局リフレッシュ/強制クリア設定0:リフレッシュ1:強制クリア拡張サイクリック設定00:1倍設定01:2倍設定10:4倍設定11:8倍設定

0

○ ○ ○

SW0064

(664H) リトライ回数情報

異常応答時のリトライ回数設定情報を示す。

1~7(回) ○ × ×

SW0065

(665H) 自動復列台数情報

1リンクスキャン中の自動復列台数設定情報を示す。

1~10(台) ○ × ×

SW0066

(666H)

ディレイタイマ

情報

スキャン間隔ディレイ時間設定情報を示す。

0~100(50μs) ○ × ×

SW0067

(667H) パラメータ情報

使用するパラメータ情報エリアが格納される。

0H:CPU内臓パラメータ

3H:専用命令(RLPASET命令によるパラメータ設定およびデータリン

ク起動)

DH:デフォルトパラメータ(自動CC-Link起動)

○ × ○

*2:待機マスタ局でのみ使用できます。 *3:マスタ局でのみ使用できます。

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17 - 37 17 - 37

17 トラブルシューティング

表17.7 リンク特殊レジスタ一覧表(4/8)

使用可否

(○:可,×:不可)

オンライン 番 号 名 称 内 容

マスタ局 ローカル局

オフ

ライン

SW0068

(668H)

自局

パラメータ状態

パラメータの設定状態が格納される。

0 :正常

1~:エラーコードを格納する(17.3.5項参照)

○ ○ ×

SW0069

(669H) 実装状態*4

各ユニットの局番重複,パラメータとの整合性が格納される。

0 :正常

1~:エラーコードを格納する(17.3.5項参照)

SW0098~9B,SW009C~9Fに詳細が格納される。

○ × ×

SW006A

(66AH) スイッチ設定状態

スイッチ類の設定状態が格納される。

0 :正常

1~:エラーコードを格納する(17.3.5項参照)

○ ○ ○

SW006D

(66DH)

最大リンク

スキャンタイム

リンクスキャンタイムの最大値が格納される。

(1ms単位) ○ ○ ×

SW006E

(66EH)

現在リンク

スキャンタイム

リンクスキャンタイムの現在値が格納される。

(1ms単位) ○ ○ ×

SW006F

(66FH)

最小リンク

スキャンタイム

リンクスキャンタイムの最小値が格納される。

(1ms単位) ○ ○ ×

SW0070

(670H) 総局数

パラメータで設定されている最終局番が格納される。

1~64(局) ○ × ×

SW0071

(671H) 最大交信局番

データリンクしている最大局番号が格納される。

1~64(局) ○ × ×

SW0072

(672H) 接続台数 データリンクしている台数が格納される。 ○ × ×

SW0073

(673H) 待機マスタ局番号

待機マスタ局の局番号を格納する。

1~64(局) ○ ○ ×

SW0074

(674H)

SW0075

(675H)

SW0076

(676H)

SW0077

(677H)

予約局指定

状態*1

予約局の設定状態が格納される。

0:予約局以外

1:予約局

16 15 14 13 ~ 4 3 2 1

48 47 46 45 ~ 36 35 34 33

32 31 30 29 ~ 20 19 18 17

64 63 62 61 ~ 52 51 50 49

b15 b14 b13 b12 ~ b3 b2 b1 b0

SW0074

SW0075

SW0076

SW0077

表中の1~64は局番を示す。

○ ○ ×

SW0078

(678H)

SW0079

(679H)

SW007A

(67AH)

SW007B

(67BH)

エラー無効局指定

状態*1

エラー無効局の設定状態が格納される。

0:エラー無効局以外

1:エラー無効局

16 15 14 13 ~ 4 3 2 1

48 47 46 45 ~ 36 35 34 33

32 31 30 29 ~ 20 19 18 17

64 63 62 61 ~ 52 51 50 49

b15 b14 b13 b12 ~ b3 b2 b1 b0

SW0078

SW0079

SW007A

SW007B

表中の1~64は局番を示す。

○ ○ ×

*1:先頭局番のビットのみONします。 *4:リンク起動時のみチェックし格納されます。

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17 - 38 17 - 38

17 トラブルシューティング

表17.7 リンク特殊レジスタ一覧表(5/8)

使用可否

(○:可,×:不可)

オンライン 番 号 名 称 内 容

マスタ局 ローカル局

オフ

ライン

SW007C

(67CH)

SW007D

(67DH)

SW007E

(67EH)

SW007F

(67FH)

一時エラー無効

状態*5

一時エラー無効状態を示す。

0:通常状態

1:一時エラー無効状態

16 15 14 13 ~ 4 3 2 1

48 47 46 45 ~ 36 35 34 33

32 31 30 29 ~ 20 19 18 17

64 63 62 61 ~ 52 51 50 49

b15 b14 b13 b12 ~ b3 b2 b1 b0

SW007C

SW007D

SW007E

SW007F

表中の1~64は局番を示す。

○ ○ ×

SW0080

(680H)

SW0081

(681H)

SW0082

(682H)

SW0083

(683H)

他局データリンク

状態*5

各局のデータリンク状態が格納される。

0:正常

1:データリンク異常発生

16 15 14 13 ~ 4 3 2 1

48 47 46 45 ~ 36 35 34 33

32 31 30 29 ~ 20 19 18 17

64 63 62 61 ~ 52 51 50 49

b15 b14 b13 b12 ~ b3 b2 b1 b0

SW0080

SW0081

SW0082

SW0083

表中の1~64は局番を示す。

○ ○ ×

SW0084

(684H)

SW0085

(685H)

SW0086

(686H)

SW0087

(687H)

他局ウォッチドグ

タイマエラー発生

状態*1

各局のウォッチドグタイマエラー発生状態を示す。

0:ウォッチドグタイマエラーなし

1:ウォッチドグタイマエラーあり

16 15 14 13 ~ 4 3 2 1

48 47 46 45 ~ 36 35 34 33

32 31 30 29 ~ 20 19 18 17

64 63 62 61 ~ 52 51 50 49

b15 b14 b13 b12 ~ b3 b2 b1 b0

SW0084

SW0085

SW0086

SW0087

表中の1~64は局番を示す。

○ ○ ×

SW0088

(688H)

SW0089

(689H)

SW008A

(68AH)

SW008B

(68BH)

他局ヒューズ断

状態*5

各局のヒューズ断発生状態が格納される。

0:正常

1:異常

16 15 14 13 ~ 4 3 2 1

48 47 46 45 ~ 36 35 34 33

32 31 30 29 ~ 20 19 18 17

64 63 62 61 ~ 52 51 50 49

b15 b14 b13 b12 ~ b3 b2 b1 b0

SW0088

SW0089

SW008A

SW008B

表中の1~64は局番を示す。

○ ○ ×

*1:先頭局番のビットのみONします。

*5:占有局数分のビットがONします。

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17 - 39 17 - 39

17 トラブルシューティング

表17.7 リンク特殊レジスタ一覧表(6/8)

使用可否

(○:可,×:不可)

オンライン 番 号 名 称 内 容

マスタ局 ローカル局

オフ

ライン

SW008C

(68CH)

SW008D

(68DH)

SW008E

(68EH)

SW008F

(68FH)

他局スイッチ変化

状態*1

データリンク中の他局のスイッチ変化状態を示す。

0:変化なし

1:変化あり

16 15 14 13 ~ 4 3 2 1

48 47 46 45 ~ 36 35 34 33

32 31 30 29 ~ 20 19 18 17

64 63 62 61 ~ 52 51 50 49

b15 b14 b13 b12 ~ b3 b2 b1 b0

SW008C

SW008D

SW008E

SW008F

表中の1~64は局番を示す。

○ ○ ×

SW0090

(690H) 回線状態

回線状態が格納される。

0:正常

1:データリンク不可(断線)

× ○ ×

SW0094

(694H)

SW0095

(695H)

SW0096

(696H)

SW0097

(697H)

トランジェント

伝送状態*1

トランジェント伝送エラー発生状態を示す。

0:トランジェント伝送エラーなし

1:トランジェント伝送エラーあり

16 15 14 13 ~ 4 3 2 1

48 47 46 45 ~ 36 35 34 33

32 31 30 29 ~ 20 19 18 17

64 63 62 61 ~ 52 51 50 49

b15 b14 b13 b12 ~ b3 b2 b1 b0

SW0094

SW0095

SW0096

SW0097

表中の1~64は局番を示す。

○ ○ ×

SW0098

(698H)

SW0099

(699H)

SW009A

(69AH)

SW009B

(69BH)

局番重複状態*6

各ユニットの先頭局番が重複していない場合の重複状態が格納される。

0:正常

1:局番重複(先頭局番のみ)

16 15 14 13 ~ 4 3 2 1

48 47 46 45 ~ 36 35 34 33

32 31 30 29 ~ 20 19 18 17

64 63 62 61 ~ 52 51 50 49

b15 b14 b13 b12 ~ b3 b2 b1 b0

SW0098

SW0099

SW009A

SW009B

表中の1~64は局番を示す。

○ × ×

*1:先頭局番のビットのみONします。

*6:先頭局番のビットのみONします。またリンク起動時のみチェックし格納されます。

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17 - 40 17 - 40

17 トラブルシューティング

表17.7 リンク特殊レジスタ一覧表(7/8)

使用可否

(○:可,×:不可)

オンライン 番 号 名 称 内 容

マスタ局 ローカル局

オフ

ライン

SW009C

(69CH)

SW009D

(69DH)

SW009E

(69EH)

SW009F

(69FH)

実装/パラメータ

整合状態*6

パラメータとの整合状態が格納される。

以下の場合,整合エラーとなる。

① 局種別の不整合*

② 占有局数の不整合

③ 拡張サイクリック設定の不整合*

④ CC-Link対応バージョンの不整合

* 実装≦パラメータの場合,整合エラーになりません。(例えば,実

装がリモートデバイス局で,パラメータがインテリジェントデバイ

ス局の場合,整合エラーになりません。)

0:正常

1:整合エラー

整合エラーの例

実装

リモートデバイス局

インテリジェントデバイス局

パラメータ

リモートI/O局

リモートI/O局

リモートデバイス局

16 15 14 13 ~ 4 3 2 1

48 47 46 45 ~ 36 35 34 33

32 31 30 29 ~ 20 19 18 17

64 63 62 61 ~ 52 51 50 49

b15 b14 b13 b12 ~ b3 b2 b1 b0

SW009C

SW009D

SW009E

SW009F

表中の1~64は局番を示す。

○ × ×

SW00B4

(6B4H)

SW00B5

(6B5H)

SW00B6

(6B6H)

SW00B7

(6B7H)

回線テスト1

結果*5

回線テスト1のテスト結果が格納される。

0:正常

1:異常

16 15 14 13 ~ 4 3 2 1

48 47 46 45 ~ 36 35 34 33

32 31 30 29 ~ 20 19 18 17

64 63 62 61 ~ 52 51 50 49

b15 b14 b13 b12 ~ b3 b2 b1 b0

SW00B4

SW00B5

SW00B6

SW00B7

表中の1~64は局番を示す。

○ × ○

SW00B8

(6B8H) 回線テスト結果

回線テスト1/回線テスト2の結果が格納される。

0 :正常

1~:エラーコードを格納する(17.3.5項参照)

× × ○

*5:占有局数分のビットがONします。

*6:先頭局番のビットのみONします。またリンク起動時のみチェックし格納されます。

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17 - 41 17 - 41

17 トラブルシューティング

表17.7 リンク特殊レジスタ一覧表(8/8)

使用可否

(○:可,×:不可)

オンライン 番 号 名 称 内 容

マスタ局 ローカル局

オフ

ライン

SW0140

(740H)

SW0141

(741H)

SW0142

(742H)

SW0143

(743H)

対応CC-Link Ver.

情報*6

CC-Link Ver.2に対応している子局を示す。

0:Ver.1対応子局

1:Ver.2対応子局

16 15 14 13 ~ 4 3 2 1

48 47 46 45 ~ 36 35 34 33

32 31 30 29 ~ 20 19 18 17

64 63 62 61 ~ 52 51 50 49

b15 b14 b13 b12 ~ b3 b2 b1 b0

SW0140

SW0141

SW0142

SW0143

表中の1~64は局番を示す。

○ × ×

SW0144

(744H)

SW0145

(745H)

SW0146

(746H)

SW0147

(747H)

CC-Link Ver.

実装/パラメータ

整合状態*6

パラメータと子局のCC-Link Versionの整合状態が格納される。

0:正常

1:整合エラー

整合エラーの例

実装

Ver.2対応リモートデバイス局

パラメータ

Ver.1対応リモートデバイス局

Ver.2対応リモートデバイス局Ver.1対応リモートデバイス局

16 15 14 13 ~ 4 3 2 1

48 47 46 45 ~ 36 35 34 33

32 31 30 29 ~ 20 19 18 17

64 63 62 61 ~ 52 51 50 49

b15 b14 b13 b12 ~ b3 b2 b1 b0

SW0144

SW0145

SW0146

SW0147

表中の1~64は局番を示す。

○ × ×

SW0148

(748H) パラメータモード

システムがどのモードで動作しているかを示す。

0:リモートネットVer.1モード

1:リモートネット追加モード

2:リモートネットVer.2モード

○ ○ ×

SW0149

(749H)

自局パラメータ

モード

自局がどのモードで動作しているかを示す。

0:リモートネットVer.1モード

1:リモートネット追加モード

2:リモートネットVer.2モード

○ ○ ○

*6:先頭局番のビットのみONします。またリンク起動時のみチェックし格納されます。

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17 - 42 17 - 42

17 トラブルシューティング

リンク特殊レジスタ(SW)のデータが更新されるタイミングは,番号により異なり

ます。 更新タイミングを表17.8に示します。

表17.8 リンク特殊レジスタの更新タイミング

リンク特殊レジスタ データ更新タイミング リンク特殊レジスタ データ更新タイミング

SW0041 SW0071

SW0045 SBに関係なく単独で更新

SW0072

SBに関係なく単独で更新

(各局が安定状態になった後に更新)

SW0060 SB0060が変化したとき SW0074~SW0077 SB0074が変化したとき

SW0061 SB0061が変化したとき SW0078~SW007B SB0075が変化したとき

SW0062 SW0080~SW0083 SB0080が変化したとき

SW0067 SW0088~SW008B SBに関係なく単独で更新

SW0068 SW0090 SB0090が変化したとき

SW0069 SW0098~SW009B

SW006A SW009C~SW009F

SW006D SW00B4~SW00B7

SW006E SW00B8

SW006F SW00B9

SBに関係なく単独で更新

SW0070

SBに関係なく単独で更新

─ ─

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17 - 43 17 - 43

17 トラブルシューティング

17.3.5 リンク特殊レジスタに格納されるエラーコード

リンク特殊レジスタ(SW)に格納されるエラーコードを表17.9に示します。

表17.9 エラーコード一覧

検出可否 エラーコード

(16進)

エラー内容 エラー発生要因(詳細) エラー処置 マスタ局 ローカル局

B110 メッセージ受信不可 状態

回線異常が発生している。 回線を見直す。 ○ ○

B111 メッセージデータ受信 順番エラー

回線異常が発生している。 回線を見直す。 ○ ○

B112 メッセージデータ長 エラー

回線異常が発生している。 回線を見直す。 ○ ○

B113 メッセージデータ識別 エラー

回線異常が発生している,または,送信局で瞬停が発生している

回線を見直す,または,送信局の供給電源,電源ユニットを見直す。

○ ○

B114 リンク異常 回線異常が発生している。 回線を見直す。 ○ ○

B115 リンク異常 回線異常が発生している。 回線を見直す。 ○ ○

B116 先頭ビット異常エラー 回線異常が発生している。 回線を見直す。 ○ ○

B201 送信時該当局異常 トランジェント伝送時,該当局でデータリンク異常が発生している。

他局交信状態,一時エラー無効局指定の有無,または,自局が停止中か確認する。

○ ○

B205 トランジェント対象局 エラー

インテリジェントデバイス局以外にトランジェント要求を行った。

対象局を見直す。 ○ ○

B301 リンク停止中処理要求 エラー

リンク停止中に回線テスト要求を発行した。

リンク起動中に回線テストを実施する。

○ ○

B302 指定局番設定エラー 一時エラー無効要求/一時エラー無効解除要求時の指定局番が最大交信局番を越えている。

最大交信局番以下の局を指定する。 ○ ×

B303 指定局番未設定エラー 一時エラー無効要求/一時エラー無効解除要求時の指定局番が設定されていない。

指定局番を設定する。 (SW0003,SW0004~SW0007)

○ ×

B304 回線テスト異常検出 回線テスト実施時に,リモート局,インテリジェントデバイス局で異常を検出した。

リモート局,インテリジェントデバイス局が立ち上がっているか,ケーブルが断線していないか確認する。

○ ×

B306 指定局番設定エラー 一時エラー無効要求/一時エラー無効解除要求で先頭局以外が指定された。

一時エラー無効要求/一時エラー 無効解除要求で先頭局を指定する。

○ ○

B307 全局データリンク異常

下記の要求時に全局データリンク異常状態になっている。 ・SB0000(データリンク再起動) ・SB0002(データリンク停止)

データリンクが正常になってから再度要求する。

○ ○

B308 局番設定エラー (実装状態)

子局の局番が“1~64”以外に設定されている。

子局の局番を“1~64”に設定する。 ○ ×

B309 局番重複エラー

接続されているボード/ユニットの局番が重複(占有局数を含む)して設定されている。 ただし先頭局番の重複を除く。

ボード/ユニットの局番を確認 する。

○ ×

ユニットとパラメータの局タイプが異なる。

接続ユニット パラメータ設定

リモートデバイス リモートI/O

インテリジェント リモートI/O

デバイス リモートデバイス

B30A 実装/パラメータ整合 エラー

例)

パラメータを正しく設定する。 ○ ×

B30B 実装/パラメータ整合

エラー

実装状態とネットワークパラメータの

内容が異なる 実装状態とネットワークパラメー

タの内容を合わせる。 ○ ×

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17 - 44 17 - 44

17 トラブルシューティング

検出可否 エラー

コード

(16進)

エラー内容 エラー発生要因(詳細) エラー処置 マスタ局 ローカル局

B30C 待機マスタ局

指定エラー

待機マスタ局以外の局にマスタ局切換

えを指示した。 待機マスタ局の局番を指定する。 ○ ○

B30D 一時エラー無効局

指定エラー

リンク起動する前に一時エラー無効局

を指定された。

データリンク中に一時エラー無効

局を指定する。 ○ ×

B384 局番設定エラー

(パラメータ)

パラメータの局情報(アドレス20H~5FH)

の局番(占有局数を含む)が“1H~40H

以外”に設定されている。

“1H~40H”の範囲で設定する。 ○ ×

B385 総局数エラー

(パラメータ)

パラメータの局情報(アドレス20H~5FH)

で設定されている占有局数の合計が

“64”を越えている。

“64以下”になるようにパラメー

タを設定する。 ○ ×

B386 占有局数設定エラー

(パラメータ)

パラメータの局情報(アドレス20H~5FH)

のすべての占有局数が“0”に設定され

ている。

占有局数の値を“1~4”の範囲で

設定する。 ○ ×

B387 使用不可エリア

書込みエラー

バッファメモリの使用不可エリア(未使

用)に書込みを行っている。

バッファメモリの使用不可エリア

(未使用)への書込みを行わない

ようにする。

○ ○

B388 局タイプ設定エラー

パラメータの局情報(アドレス20H~5FH)

の局タイプが“0~2以外”に設定されて

いる。

“0~2”の範囲で設定する。 ○ ×

B389 使用不可エリア

書込みエラー

バッファメモリの使用不可エリア(未使

用)に書込みを行っている。

バッファメモリの使用不可エリア

(未使用)への書込みを行わない

ようにする。 ○ ○

B38B

リモートデバイス局

設定エラー

(パラメータ)

パラメータの局情報(アドレス20H~5FH)

にリモートデバイス局が“43台分以上”

設定されている。

リモートデバイス局を“42台分以

下”で設定する。 ○ ×

B38C

インテリジェント

デバイス局設定エラー

(パラメータ)

パラメータの局情報(アドレス20H~5FH)

にインテリジェントデバイス局(ローカ

ル局を含む)が“27台分以上”設定され

ている。

インテリジェントデバイス局を

“26台分以下”で設定する。 ○ ×

B38D 無効局指定エラー

(パラメータ)

パラメータの無効局指定(アドレス14H

~17H)で“ボード/ユニットの先頭局

番以外”または“パラメータで設定され

ていない局番”が設定されている。

<先頭局番以外の例>

4局占有(局番5~8)のユニットに対し

て,局番5以外のビットをONしている。

対応局の先頭局番を設定する。

“パラメータで設定されていない

局番”を設定しない。

○ ×

B38E 送受信バッファ割付

エラー

パラメータの局情報(アドレス20H~5FH)

の送受信バッファサイズの合計が4k

ワードを超えている。

送受信バッファの合計サイズを4k

ワード以下で設定する。 ○ ○

B38F 自動更新バッファ割付

エラー

パラメータの局情報(アドレス20H~5FH)

の自動更新バッファサイズの合計が4k

ワードを超えている。

自動更新バッファの合計サイズを

4kワード以下で設定する。 ○ ○

B390 待機マスタ局指定

エラー(パラメータ)

パラメータの待機マスタ局指定(アドレス

4H)が“1~64以外”に設定されている。

待機マスタ局指定を“1~64”の範

囲で設定する。 ○ ○

B391 リトライ回数設定

エラー(パラメータ)

パラメータのリトライ回数設定(アドレ

ス2H)が“1~7以外”に設定されている。 “1~7”の範囲で設定する。 ○ ×

B394 自動復列台数設定

エラー(パラメータ)

パラメータの自動復列台数(アドレス

3H)が“1~10以外”に設定されている。 “1~10”の範囲で設定する。 ○ ×

B396 局番重複エラー

(パラメータ)

パラメータの局情報(アドレス20H~5FH)

で局番が重複して設定されている。 局番が重複しないように設定する。 ○ ×

Page 137: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

17 - 45 17 - 45

17 トラブルシューティング

検出可否 エラー

コード

(16進)

エラー内容 エラー発生要因(詳細) エラー処置 マスタ局 ローカル局

B397 局情報設定エラー

(パラメータ)

パラメータの局情報(アドレス20H~5FH)

が下記の条件を満たしていない。

(16×A)+(54×B)+(88×C)≦2304

A:リモートI/O局の台数

B:リモートデバイス局の台数

C:インテリジェントデバイス局

(ローカル局を含む)の台数

左記の条件を満たすようにパラ

メータを設定する。 ○ ×

B398 占有局数設定エラー

(パラメータ)

パラメータの局情報(アドレス20H~5FH)

の占有局数が“1~4以外”に設定されて

いる。

“1~4”の範囲で設定する。 ○ ×

B399 接続台数設定エラー

(パラメータ)

パラメータの接続台数(アドレス1H)が

“1~64以外”に設定されている。 “1~64”の範囲で設定する。 ○ ×

B39A 待機マスタ局指定

エラー(実装状態)

パラメータの指定と違う局番の条件設

定スイッチが待機マスタ局に設定され

ている。

パラメータもしくは条件設定ス

イッチを確認する。 × ○

B39B 予約局指定エラー

(パラメータ)

パラメータの予約局指定が全局予約局

に設定されている。 パラメータの予約局指定を確認する。 ○ ×

B39C 待機マスタ局設定

エラー

待機マスタ局指定の局番が,インテリ

ジェントデバイス局以外に設定されて

いる。

待機マスタ局をインテリジェント

デバイス局に指定する。 ○ ×

B401 パラメータ変更エラー トランジェント要求中にパラメータ変

更を実施した。

すべてのトランジェント要求完了

後,または,要求前にパラメータ

を変更する。

○ ○

B404 応答エラー 要求先の局から監視時間内に応答が,

返ってこない。

監視時間の設定値を長くする。

それでもエラーが発生する場合,

要求先の局の確認,ケーブルの確

認を行う。

○ ○

B405 トランジェント対象局

エラー

リモートI/O局,リモートデバイス局へ

トランジェント要求が発行された。

対象局をローカル局,インテリ

ジェントデバイス局にする。 ○ ○

B406 RY同時ONエラー 応答完了前にRYをON/RYをOFFせず,要求

を出した。

応答完了後,必ずRYをOFFしてから

要求を出す。 ○ ○

B407 トランジェント交信

番号不一致エラー

要求データの番号と応答データの番号

が異なる。 回線を確認する。 ○ ○

B510 送信チャネル使用中

(自局) 使用中のチャネルが使用された。

同じチャネルを同時に使用するこ

とはできません。チャネル番号を

変更するか,同じチャネルを同時

に使用しないようにする。

○ ○

B511 受信チャネル使用中 対象局のチャネルが使用中である。

しばらく時間をおいてから再度

mdSend命令を実行する。自局,複

数局から対象局の同一チャネルに

対して複数の要求を行っていない

か確認する。

○ ○

B512 到着待ちタイムアウト

到達監視時間を経過した

(再送回数が0の時)またはmdReceive命

令実行要求フラグがONしていないのに,

mdReceive命令を実行した。

mdReceive命令で発生する場合は,他

局がSEND命令(ECP-CL2BDの場合,

mdSend命令)を実行しているようで

あれば到達監視時間を大きな値にす

る。自局が命令実行中の時は到達監

視時間を大きな値にする。それでも

エラーになる場合は,ネットワーク

および対象局を確認する。

○ ○

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17 - 46 17 - 46

17 トラブルシューティング

検出可否 エラー

コード

(16進)

エラー内容 エラー発生要因(詳細) エラー処置 マスタ局 ローカル局

B513 リトライ回数カウント

オーバー リトライ回数が設定回数を越えた。

到達監視時間を大きな値にする。そ

れでもエラーになる場合はネット

ワークおよび対象局を確認する。

○ ○

B515 チャネル番号異常 チャネル番号が設定範囲外である。 自局および対象局のチャネルを“1

か2”に設定する。 ○ ○

B519 再送回数異常 再送回数が設定範囲外である。 “0~15(回)”の範囲で設定する。 ○ ○

B51A 到着監視時間異常 到達監視時間が設定範囲外である。 “0~32767(秒)”の範囲で設定する。 ○ ○ B520 対象局局番異常 対象局番号に“0以外”が設定されている。 対象局番号を“0”にする。 ○ ○

B524 対象局CPU異常 対象局のCPUが異常である。 対象局CPUを確認する。 ○ ○

B601 アクセスコード設定

エラー

存在しないアクセスコード・属性を設

定した。

正しいアクセスコード・属性を設

定する。 ○ ○

B602 トランジェント要求

過負荷エラー 該当局へのトランジェント要求が多すぎる。

しばらく待ってから送信する(ト

ランジェント伝送の過負荷状態)。 ○ ○

B603 トランジェント要求

過負荷エラー 該当局へのトランジェント要求が多すぎる。

しばらく待ってから送信する(ト

ランジェント伝送の過負荷状態)。 ○ ○

B604 回線テスト処理中 回線テスト処理中にトランジェント伝

送を行った。 しばらく待ってから再び送信する。 ○ ×

B605 送受信バッファ

アクセス不可 送受信バッファにアクセスできなかった。 しばらく待ってから再び送信する。 ○ ○

B607 対象局CPU異常 対象局CPUが異常である。 対象局CPUをチェックする。 ○ ○

B771 トランジェント要求

過負荷エラー

該当局へのトランジェント要求が多すぎる。

(AJ65BT-G4(-S3),A8GT-J61BT13,

ECP-CL2BDが要求元の場合)

しばらく待ってから再び送信す

る。(トランジェント伝送の過負

荷状態)

○ ○

B774 トランジェント要求

エラー

対象局がインテリジェントデバイス局で

はなかった。(A8GT-J61BT13, ECP-CL2BD

が要求元の場合)

対象局がインテリジェントデバイ

ス局か確認する。 ○ ○

B778 応答タイムアウト 要求先から応答が返ってこない。(A8GT-

J61BT13, ECP-CL2BDが要求元の場合)

要求先のユニット確認,ケーブル

の確認を行う。 ○ ○

B780 ユニットモード設定

エラー

対象局がI/Oモードに設定されているにも関

わらず,トランジェント伝送を実行した。 対象局をインテリモードに設定する。 ○ ○

B801 アクセスコード設定

エラー 存在しないアクセスコード・属性を設定した。

正しいアクセスコード・属性を設

定する。 ○ ○

B802 アクセスコードエラー 存在しないアクセスコードが使用された。 正しいアクセスコードを使用する。 ○ ○

B803 データ点数エラー データ点数が範囲外である。 データ点数を“1~960バイト”の

範囲に設定する。 ○ ○

B804

属性定義エラー

トランジェント伝送未

サポート局指定エラー

属性定義が不正である。

または,対象局がトランジェント伝送未

サポート局にも関わらず,トランジェン

ト伝送を実行した。

属性定義を見直す。

対象局番の指定内容を見直す。ま

たは,対象ローカル局の機能バー

ジョン,ソフトウェアバージョン

を確認する。

○ ○

B805 データ数エラー データ数が範囲外である。 書込み時“1~100”,読出し時“1

~160”の範囲に設定する。 ○ ○

B807 アドレス定義エラー ビットデバイスアクセス時に,アドレス

が16の倍数でない。

ビットデバイスアクセス時は,ア

ドレスを16の倍数に設定する。 ○ ○

B80D 設定範囲エラー 設定したアドレス,点数の組み合わせが

処理可能範囲を越えている。

処理点数がデバイス範囲を越えな

いようにする。 ○ ○

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17 - 47 17 - 47

17 トラブルシューティング

検出可否 エラー

コード

(16進)

エラー内容 エラー発生要因(詳細) エラー処置 マスタ局 ローカル局

B814 ファイルレジスタ容量

設定エラー

ファイルレジスタの容量が設定されて

いない。

ファイルレジスタの容量を設定

する。 ○ ○

B815 ユニットモード設定

エラー

対象局がI/Oモードに設定されているに

も関わらず,トランジェント伝送を実行

した。

インテリモードに設定する。 ○ ○

B901 E2PROMエラー

E2PROMへのパラメータ登録要求(YnA)を

実行したとき,E2PROMが故障または書込

み回数制限(1万回)を超えている。

ユニットを交換する。 ○ ×

B902

E2PROMパラメータに

よるデータリンク起動

エラー

E2PROMにパラメータが登録されてない

のにE2PROMのパラメータによるデータ

リンク起動要求(Yn8)を実行した。

E2PROMへのパラメータ登録要求(YnA)

により,パラメータを登録する。 ○ ×

B903 トランジェント要求

エラー

送受信バッファのエリアを確保していな

い局へトランジェント要求を発行した。

パラメータにより送受信バッファ

のエリアを確保する。 ○ ○

B904 送受信バッファサイズ

設定エラー

専用命令実行時,該当局の送受信バッ

ファサイズの設定が範囲外である。

該当局の送受信バッファサイズを

範囲内に設定する。 ○ ○

B905 トランジェントデータ

長エラー

専用命令実行時,該当局の送受信バッ

ファサイズよりトランジェントデータ

長が大きい。

該当局の送受信バッファサイズを

トランジェントデータ長より大き

くする。

○ ○

BA19 該当局異常 回線テストでテスト該当局が交信でき

ない状態になった。

ケーブルおよび該当局をチェック

する。 ○ ×

BA1B 全局異常 回線テストで全局が交信異常になった。 ケーブルをチェックする。 ○ ×

BBC1 モード設定エラー ローカル局のモード設定が“1”に設定

されている。 “0”を設定する。 × ○

BBC2 局番設定エラー 局番設定が“0~64以外”に設定されて

いる。 “0~64”の範囲で設定する。 ○ ○

BBC3 伝送速度設定エラー 伝送速度設定が“0~4以外”に設定され

ている。 “0~4”の範囲で設定する。 ○ ○

BBC5 マスタ局重複エラー すでにマスタ局が存在している。 局番設定スイッチを見直す。 ○ × BBC7 ボード/ユニット異常 ボード/ユニットが異常である。 ボード/ユニットを交換する。 ○ ○

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17 - 48 17 - 48

17 トラブルシューティング

17.4 WDTエラー発生時の対処方法

ECP-CL2BDにてWDTエラーが発生する原因および対処方法を下記に示します。

(1) WDTエラーが発生する原因 ECP-CL2BDにてWDTエラーが発生する原因を下記に示します。

① FAコンピュータまたはOSのハングアップなどにより,ECP-CL2BD用ドライバ

が動作できない状態となっている。 ② 他のドライバがCPUの処理を占有することにより,WDTの時間内にECP-CL2BD

用ドライバの制御が割り当てられなかった。

②については使用しているFAコンピュータおよび他のドライバの動作に依存しますので,WDTの時間の調整が必要となります。 WDTの時間の調整については(2)を参照してください。

(2) WDTの時間を調整する CC-Link Ver.2ユーティリティの≪パラメータ設定≫タブ- その他設定 ボタン

より,WDT監視時間設定の値を調整してください。 その他設定画面については,9.2.5項(2)を参照してください。

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17 - 49 17 - 49

17 トラブルシューティング

17.5 他オプションボード装着時の注意事項

以下の条件で各ボード用のユーザプログラム(デバイスモニタユーティリティも含む)を同時に実行すると,エラーが発生することがあります。

ユーザプログラムでエラーが発生した場合,下記処置を行ってください。

<発生条件> ECP-CL2BDと他オプションボードを装着し,Plug and Playでリソース割当てを自動的に行ったFAコンピュータを使用した場合。

<処置> (1) ECP-CL2BDおよび他オプションボードの装着位置を変更してください。 (2) BIOSセットアップで,ECP-CL2BDと他オプションボードのIRQを入れ替えて

ください。または,ECP-CL2BDおよび他オプションボードのIRQを変更してください。

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17 - 50 17 - 50

17 トラブルシューティング

17.6 問い合わせ時の連絡事項

ボード故障と判断して弊社に問い合わせをする場合は,必ず以下の条件,状況をご連絡願います。

(1) 不具合現象(具体的に) 例)電源オン後立上がり時“board Not response”を表示して立ち上がらない。

(2) FAコンピュータメーカ名,FAコンピュータ名,FAコンピュータ型名 (3) 主メモリ容量,ハードディスク容量,CPU形名 (4) OS名:Windows R XP Professional,Windows R 2000 Professionalなど (5) 装着スロット位置,装着枚数 (6) リソース競合(FAコンピュータのデバイス競合)の有無

・メモリアドレス(先頭アドレスと占有サイズ) ・I/Oアドレス(先頭アドレスと占有サイズ) ・IRQ番号,DMA番号

(7) 他のFAコンピュータでの比較確認の有無 (8) スイッチ設定 (9) イベントビューアに登録されているECP-CL2BD用ドライバのエラー内容詳細

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付 - 1 付 - 1

付 録

付 録

付1 “パラメータバックアップ/リストアツール”について

既存のパラメータを流用するときに使用する“パラメータバックアップ/リストアツール”について説明します。 “パラメータバックアップ/リストアツール”は,ECP-CL2BDのパラメータをバッ

クアップおよびリストアするための専用ツールで,ECP-CL2CUTWのCD-ROMに格納されています。 (バックアップ)

FAコンピュータに装着されているECP-CL2BDのパラメータをファイルへ保存します。

(リストア) バックアップしたパラメータを読み出し,ECP-CL2BDへ登録します。

この専用ツールを使用することにより,ECP-CL2BDのバージョンを意識することな

く,パラメータの流用を容易に行うことができます。 付1.1 操作手順

“パラメータバックアップ/リストアツール”の操作について説明します。

付1.1.1 起動と終了の方法

(1) 起動方法 “パラメータバックアップ/リストアツール”を起動するときの手順を示します。

(a) ECP-CL2CUTWをCD-ROMドライブに挿入します。

(b) [スタート]-[ファイル名を指定して実行]をクリックします。

(c) “ファイル名を指定して実行”ダイアログボックスの 参照 ボタンより,

パラメータバックアップ/リストアツール(PrmBkup.exe*1)を選択します。

*1:“PrmBkup.exe”は,以下のフォルダに格納されています。 <CD-ROMドライブ>-<Tool>-<JP>

(d) パスが表示されていることを確認した後に, OK ボタンをクリックします。

(e) “パラメータバックアップ/リストアツール”ダイアログボックスが表示

されます。

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付 - 2 付 - 2

付 録

(2) 終了方法 “パラメータバックアップ/リストアツール”を終了するときは,システムメニューの[閉じる(C)],右上の × ボタンまたは,画面の下にある 終了 ボタン

をクリックすると終了します。

Page 145: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

付 - 3 付 - 3

付 録

付1.1.2 パラメータのバックアップ

パラメータをバックアップするときの操作手順を示します。

① “パラメータバックアップ/リストアツール”を起

動します。(付1.1.1項参照)

② “パラメータバックアップ/リストアツール”ダイ

アログボックスの“パラメータバックアップ”タブ

を選択します。

“バックアップ先指定”欄に,パラメータのバック

アップ先を入力します。

参照 ボタンをクリックすることにより,“ファイ

ルを開く”ダイアログボックスでバックアップ先を

指定することもできます。

③ バックアップ先を指定した後に, 実行 ボタンをク

リックすると,確認ダイアログボックスが表示され

ます。

はい ボタンをクリックすると,指定したファイル

にパラメータがバックアップされます。

④ バックアップが正常終了すると,左記のダイアログ

ボックスが表示されます。

OK ボタンをクリックし,バックアップ操作を終了

します。

(完 了)

ポイント

FAコンピュータに格納されているECP-CL2BDのパラメータがすべてバックアップされます。

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付 - 4 付 - 4

付 録

付1.1.3 パラメータのリストア

パラメータをリストアするときの操作手順を示します。

① “パラメータバックアップ/リストアツール”を起

動します。(付1.1.1項参照)

② “パラメータバックアップ/リストアツール”ダイ

アログボックスの“パラメータリストア”タブを選

択します。

“パラメータファイル選択”欄の ファイル選択 ボ

タンをクリックすると,“ファイルを開く”ダイア

ログボックスが表示されます。

③ リストアするパラメータファイルを選択し,

開く ボタンをクリックします。

④ “パラメータファイル選択”欄の“パラメータファ

イル情報”欄に,選択したファイルの情報が表示さ

れます。

実行 ボタンをクリックすると,確認ダイアログ

ボックスが表示されます。

はい ボタンをクリックすると,リストアが行われ

ます。

ポイント

パラメータファイル情報に“SWnDNC-CCBD2”と表示されます。本製品ではこれを“ECP-CL2CUTW”と読み替えてください。

(次のページへ)

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付 - 5 付 - 5

付 録

(前ページより)

⑤ リストアが正常終了すると,左記のダイアログボックス

が表示されます。

OK ボタンをクリックし,リストア操作を終了します。

⑥ ECP-CL2BDのリセット要求が表示されます。

リストアしたパラメータを有効にするために,

はい ボタンをクリックします。

ECP-CL2BDがリセットされます。

(完 了)

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付 - 6 付 - 6

付 録

付1.1.4 バージョンの確認方法

“パラメータバックアップ/リストアツール”のバージョンの確認方法を示します。

(1) “パラメータバックアップ/リストアツール”画面のタイトルバーを右クリッ

ク,またはアイコン( )をクリックします。

(2) システムメニューの“バージョン情報”をクリックします。

クリック!

(3) “パラメータバックアップ/リストアツール”のバージョンが表示されます。

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付 - 7 付 - 7

付 録

付1.2 “パラメータバックアップ/リストアツール”を使用するときの注意事項

“パラメータバックアップ/リストアツール”を使用するときの注意事項について説明します。

(1) “パラメータバックアップ/リストアツール”を起動するときの注意事項

バックアップ/リストアは,あらかじめ“CC-Link Ver.2 ユーティリティ”がインストールされている状態で行ってください。 ただし,“CC-LinkVer.2ユーティリティ”が起動しているときは,“パラメータバックアップ/リストアツール”は使用できません。 “CC-Link Ver.2ユーティリティ”を終了させてから“バックアップ/リストアツール”を起動してください。

(2) パラメータをパックアップするときのファイル名,ファイルパスについて ファイル名,ファイルパスを入力する場合の最大入力可能文字数および使用できない文字について示します。

ファイル名長

パス長 使用できない文字

半角255文字 * : < > ? | "

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付 - 8 付 - 8

付 録

付2 バッファメモリ

バッファメモリとは,ECP-CL2BDとユーザプログラムデータのやりとりをするためのものです。

バッファメモリの内容は,FAコンピュータの電源OFFまたはCC-Link Ver.2 ユーティリティのリセットによりECP-CL2BDをリセットするとデフォルトに戻ります。

付2.1 バッファメモリ一覧

バッファメモリの一覧を示します。

バッファメモリ一覧(1/3)

アドレス 使用可否

16進 10進 項 目 内 容

読み書き

可否 マスタ局 ローカル局 参照項

0000H

00DFH

0

223

使用禁止*1 ― ― ― ― ―

マスタ局時 :リモート局/ローカル局/

インテリジェントデバイス

局/待機マスタ局からの入

力状態が格納される。

〇 ― 00E0H

015FH

224

351

リモート入力(RX)*2

ローカル局時:マスタ局からの入力状態が

格納される。

読出し専用

─ 〇

マスタ局時 :リモート局/ローカル局/

インテリジェントデバイス

局/待機マスタ局からの出

力状態を格納する。

書込み専用 〇 ─

0160H

01DFH

352

479

リモート出力(RY)*2 ローカル局時:マスタ局への出力状態を格

納する。

また,リモート局/他ロー

カル局/インテリジェント

デバイス局/待機マスタ局

からの受信データが格納さ

れる。

読出し/

書込み可 ─ 〇

付2.2(1)

マスタ局時 :リモートデバイス局/全

ローカル局/インテリジェ

ントデバイス局/待機マス

タ局への送信データを格納

する。

書込み専用 〇 ─

01E0H

02DFH

480

735

リモートレジスタ(RWw)*2

マスタ局 :送信用

ローカル局:送受信用

ローカル局時:マスタ局/他ローカル局/

インテリジェントデバイス

局/待機マスタ局への送信

データを格納する。

また,リモートデバイス局

/他ローカル局/インテリ

ジェントデバイス局/待機

マスタ局からの受信データ

が格納される。

読出し/

書込み可 ─ 〇

付2.2(2)

〇:使用可 ─:使用不可

*1:使用禁止エリアには書込みを行わないでください。エラーが発生する可能性があります。

*2:リモートネットVer.1モードまたは,リモートネット追加モード選択時,使用します。

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付 - 9 付 - 9

付 録

バッファメモリ一覧(2/3)

アドレス 使用可否

16進 10進 項 目 内 容

読み書き

可否 マスタ局 ローカル局 参照項

マスタ局時 :リモートデバイス局/ロー

カル局/インテリジェント

デバイス局/待機マスタ局

からの受信データが格納さ

れる。

○ ─ 02E0H

03DFH

736

991

リモートレジスタ(RWr)*2

マスタ局 :受信用

ローカル局:受信用

ローカル局時:マスタ局からの受信データ

が格納される。

読出し専用

─ ○

付2.2(2)

03E0H

05DFH

992

1503

使用禁止*1 ─ ─ ─ ─ ―

05E0H

05FFH

1504

1535

リンク特殊リレー(SB) データリンク状態が格納される。 付2.2(3)

0600H

07FFH

1536

2047

リンク特殊レジスタ(SW) データリンク状態が格納される。

読出し/

書込み可

(デバイスに

より書込み

不可あり)

○ ○

付2.2(4)

0800H

09FFH

2048

2559

使用禁止*1 ─ ─ ─ ─ ─

0A00H

0FFFH

2560

4095

ランダムアクセス

バッファ

任意のデータを格納し,トランジェント伝

送で使用する。

読出し/

書込み可 ○ ○ 付2.2(5)

1000H

1FFFH

4096

8191

使用禁止*1 ─ ─ ─ ─ ─

2000H

2FFFH

8192

12287

自動更新バッファ

AJ65BT-R2とトランジェント伝送(自動更新

バッファを使用した交信)を行う場合,自

動更新データが格納される。

読出し/

書込み可 ○ 〇 付2.2(6)

3000H

3FFFH

12288

16383

使用禁止*1 ─ ─ ─ ─ ─

マスタ局時 :リモート局/ローカル局/

インテリジェントデバイス

局/待機マスタ局からの入

力状態が格納される。

〇 ─ 4000H

41FFH

16384

16895

Ver.2対応

リモート入力(RX)*3

ローカル局時:マスタ局からの入力状態が

格納される。

読出し専用

― 〇

マスタ局時 :リモート局/ローカル局/インテリジェントデバイス局/待機マスタ局への出力状態を格納する。

書込み専用 〇 ─

4200H

43FFH

16896

17407

Ver.2対応

リモート出力(RY)*3

ローカル局時:マスタ局からの出力状態を格納する。 また,リモート局/他ローカル局/インテリジェントデバイス局/待機マスタ局からの受信データが格納される。

読出し/

書込み可 ─ 〇

付2.2(7)

○:使用可 -:使用不可

*1:使用禁止エリアには書込みを行わないでください。エラーが発生する可能性があります。 *2:リモートネットVer.1モードまたは,リモートネット追加モード選択時,使用します。 *3:リモートネットVer.2モードまたは,リモートネット追加モード選択時,使用します。

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付 - 10 付 - 10

付 録

バッファメモリ一覧(3/3)

アドレス 使用可否

16進 10進 項 目 内 容

読み書き

可否 マスタ局 ローカル局 参照項

マスタ局時 :リモートデバイス局/全

ローカル局/インテリジェ

ントデバイス局/待機マス

タ局への送信データを格納

する。

書込み専用 〇 ─

4400H

4BFFH

17408

19455

Ver.2対応

リモートレジスタ(RWw)*3

マスタ局 :送信用

ローカル局:送受信用

ローカル局時:マスタ局/他ローカル局/

インテリジェントデバイス

局/待機マスタ局への送信

データを格納する。

また,リモートデバイス局

/他ローカル局/インテリ

ジェントデバイス局/待機

マスタ局からの受信データ

が格納される。

読出し/

書込み可 ─ 〇

マスタ局時 :リモートデバイス局/他

ローカル局/インテリジェ

ントデバイス局/待機マス

タ局からの受信データが格

納される。

○ ─ 4C00H

53FFH

19456

21503

Ver.2対応

リモートレジスタ(RWr)*3

マスタ局 :受信用

ローカル局:受信用 ローカル局時:マスタ局からの受信データ

が格納される。

読出し専用

─ ○

付2.2(8)

5400H

7FFFH

21504

32767

使用禁止*1 ─ ─ ─ ─ ─

○:使用可 -:使用不可

*1:使用禁止エリアには書込みを行わないでください。エラーが発生する可能性があります。

*3:リモートネットVer.2モードまたは,リモートネット追加モード選択時,使用します。

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付 - 11 付 - 11

付 録

付2.2 バッファメモリ詳細

付2.1節のバッファメモリ一覧表で示した各項目の詳細内容について説明します。

(1) リモート入力(RX)およびリモート出力(RY) リモートネットVer.1モードまたはリモートネット追加モードを選択時,以下に示す点数分を使用します。

(a) マスタ局←リモートI/O局/リモートデバイス局/ローカル局

① マスタ局 ・ リモートI/O局,リモートデバイス局(RX)およびローカル局(RY)から

の入力状態が格納されます。 ・ 1局あたり2ワード分(32点分)を使用します。

② ローカル局 ・ 自局の局番に該当するアドレスのリモート出力(RY)に,マスタ局へ送

信するデータを格納します。 ・ リモートI/O局,リモートデバイス局(RX)および他ローカル局からの

入力状態が格納されます。 ・ 1局あたり2ワード分(32点分)を使用します。

E0H RX F ~ RX 0

E1H

E2H

E3H

E4H

E5H

E6H

E7H

E8H

E9H

15CH

RX 1F ~ RX 10

RX 2F ~ RX 20

RX 3F ~ RX 30

RX 4F ~ RX 40

RX 5F ~ RX 50

RX 6F ~ RX 60

RX 7F ~ RX 70

RX 8F ~ RX 80

RX 9D ~ RX 90

RX7CF ~ RX7C0

RX7DF ~ RX7D0

RX7EF ~ RX7E0

RX7FF ~ RX7F0

アドレス リモート入力(RX)

X0F ~ X00

X1F ~ X10

マスタ局

リモートI/O局(局番1:1局占有)

160H

161H

162H

163H

164H

165H

166H

167H

168H

169H

1DCH

1DDH

1DEH

1DFH

局番1用

局番2用

局番3用

局番4用

局番5用

局番63用

局番64用

アドレス

RY F ~ RY 0

RY 1F ~ RY 10

RY 2F ~ RY 20

RY 3F ~ RY 30

RY 4F ~ RY 40

RY 5F ~ RY 50

RY 6F ~ RY 60

RY 7F ~ RY 70

RY 8F ~ RY 80

RY 9D ~ RY 90

RY7CF ~ RY7C0

RY7DF ~ RY7D0

RY7EF ~ RY7E0

RY7FF ~ RY7F0

リモート出力(RY)

ローカル局(局番2:4局占有)

15DH

15EH

15FH

局番1用

局番2用

局番3用

局番4用

局番5用

局番63用

局番64用

… マスタ局 ローカル局の交信では,最後の2ビット分が使用できません。

(下記の例では,RY9E,RY9Fが使用できません。)

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付 - 12 付 - 12

付 録

局番と使用するバッファメモリアドレスの関係を下表に示します。 【マスタ局】 局番とバッファメモリアドレスの対応表

局 番 バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス

1 E0H~E1H 14 FAH~FBH 27 114H~115H 40 12EH~12FH 53 148H~149H

2 E2H~E3H 15 FCH~FDH 28 116H~117H 41 130H~131H 54 14AH~14BH

3 E4H~E5H 16 FEH~FFH 29 118H~119H 42 132H~133H 55 14CH~14DH

4 E6H~E7H 17 100H~101H 30 11AH~11BH 43 134H~135H 56 14EH~14FH

5 E8H~E9H 18 102H~103H 31 11CH~11DH 44 136H~137H 57 150H~151H

6 EAH~EBH 19 104H~105H 32 11EH~11FH 45 138H~139H 58 152H~153H

7 ECH~EDH 20 106H~107H 33 120H~121H 46 13AH~13BH 59 154H~155H

8 EEH~EFH 21 108H~109H 34 122H~123H 47 13CH~13DH 60 156H~157H

9 F0H~F1H 22 10AH~10BH 35 124H~125H 48 13EH~13FH 61 158H~159H

10 F2H~F3H 23 10CH~10DH 36 126H~127H 49 140H~141H 62 15AH~15BH

11 F4H~F5H 24 10EH~10FH 37 128H~129H 50 142H~143H 63 15CH~15DH

12 F6H~F7H 25 110H~111H 38 12AH~12BH 51 144H~145H 64 15EH~15FH

13 F8H~F9H 26 112H~113H 39 12CH~12DH 52 146H~147H ─ ──

【ローカル局】 局番とバッファメモリアドレスの対応表

局 番 バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス

1 160H~161H 14 17AH~17BH 27 194H~195H 40 1AEH~1AFH 53 1C8H~1C9H

2 162H~163H 15 17CH~17DH 28 196H~197H 41 1B0H~1B1H 54 1CAH~1CBH

3 164H~165H 16 17EH~17FH 29 198H~199H 42 1B2H~1B3H 55 1CCH~1CDH

4 166H~167H 17 180H~181H 30 19AH~19BH 43 1B4H~1B5H 56 1CEH~1CFH

5 168H~169H 18 182H~183H 31 19CH~19DH 44 1B6H~1B7H 57 1D0H~1D1H

6 16AH~16BH 19 184H~185H 32 19EH~19FH 45 1B8H~1B9H 58 1D2H~1D3H

7 16CH~16DH 20 186H~187H 33 1A0H~1A1H 46 1BAH~1BBH 59 1D4H~1D5H

8 16EH~16FH 21 188H~189H 34 1A2H~1A3H 47 1BCH~1BDH 60 1D6H~1D7H

9 170H~171H 22 18AH~18BH 35 1A4H~1A5H 48 1BEH~1BFH 61 1D8H~1D9H

10 172H~173H 23 18CH~18DH 36 1A6H~1A7H 49 1C0H~1C1H 62 1DAH~1DBH

11 174H~175H 24 18EH~18FH 37 1A8H~1A9H 50 1C2H~1C3H 63 1DCH~1DDH

12 176H~177H 25 190H~191H 38 1AAH~1ABH 51 1C4H~1C5H 64 1DEH~1DFH

13 178H~179H 26 192H~193H 39 1ACH~1ADH 52 1C6H~1C7H ─ ──

Page 155: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

付 - 13 付 - 13

付 録

(b) マスタ局→リモートI/O局/リモートデバイス局/ローカル局

① マスタ局 ・ リモートI/O局,リモートデバイス局(RY)およびローカル局(RX)への

出力状態が格納されます。 ・ 1局あたり2ワード分(32点分)を使用します。

② ローカル局 ・ リモートI/O局,リモートデバイス局(RY),マスタ局(RY)から受信し

たデータを格納します。 ・ 1局あたり2ワード分(32点分)を使用します。

アドレス リモート出力(RY)

Y0F ~ Y00

Y1F ~ Y10

マスタ局

リモートI/O局(局番1:1局占有)

局番1用

局番2用

局番3用

局番4用

局番5用

局番63用

局番64用

アドレスリモート入力(RX)

160H

161H

162H

163H

164H

165H

166H

167H

168H

169H

1DCH

1DDH

1DEH

1DFH

RY F ~ RY 0

RY 1F ~ RY 10

RY 2F ~ RY 20

RY 3F ~ RY 30

RY 4F ~ RY 40

RY 5F ~ RY 50

RY 6F ~ RY 60

RY 7F ~ RY 70

RY 8F ~ RY 80

RY 9D ~ RY 90

RY7CF ~ RY7C0

RY7DF ~ RY7D0

RY7EF ~ RY7E0

RY7FF ~ RY7F0

ローカル局(局番2:4局占有)

E0HRX F ~ RX 0

E1H

E2H

E3H

E4H

E5H

E6H

E7H

E8H

E9H

15CH

RX 1F ~ RX 10

RX 2F ~ RX 20

RX 3F ~ RX 30

RX 4F ~ RX 40

RX 5F ~ RX 50

RX 6F ~ RX 60

RX 7F ~ RX 70

RX 8F ~ RX 80

RX 9D ~ RX 90

RX7CF ~ RX7C0

RX7DF ~ RX7D0

RX7EF ~ RX7E0

RX7FF ~ RX7F0

15DH

15EH

15FH

局番1用

局番2用

局番3用

局番4用

局番5用

局番63用

局番64用

(下記の例では,RY9E,RY9Fが使用できません。)

… マスタ局 ローカル局の交信では,最後の2ビット分が使用できません。

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付 - 14 付 - 14

付 録

局番と使用するバッファメモリアドレスの関係を下表に示します。 【マスタ局】 局番とバッファメモリアドレスの対応表

局 番 バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス

1 160H~161H 14 17AH~17BH 27 194H~195H 40 1AEH~1AFH 53 1C8H~1C9H

2 162H~163H 15 17CH~17DH 28 196H~197H 41 1B0H~1B1H 54 1CAH~1CBH

3 164H~165H 16 17EH~17FH 29 198H~199H 42 1B2H~1B3H 55 1CCH~1CDH

4 166H~167H 17 180H~181H 30 19AH~19BH 43 1B4H~1B5H 56 1CEH~1CFH

5 168H~169H 18 182H~183H 31 19CH~19DH 44 1B6H~1B7H 57 1D0H~1D1H

6 16AH~16BH 19 184H~185H 32 19EH~19FH 45 1B8H~1B9H 58 1D2H~1D3H

7 16CH~16DH 20 186H~187H 33 1A0H~1A1H 46 1BAH~1BBH 59 1D4H~1D5H

8 16EH~16FH 21 188H~189H 34 1A2H~1A3H 47 1BCH~1BDH 60 1D6H~1D7H

9 170H~171H 22 18AH~18BH 35 1A4H~1A5H 48 1BEH~1BFH 61 1D8H~1D9H

10 172H~173H 23 18CH~18DH 36 1A6H~1A7H 49 1C0H~1C1H 62 1DAH~1DBH

11 174H~175H 24 18EH~18FH 37 1A8H~1A9H 50 1C2H~1C3H 63 1DCH~1DDH

12 176H~177H 25 190H~191H 38 1AAH~1ABH 51 1C4H~1C5H 64 1DEH~1DFH

13 178H~179H 26 192H~193H 39 1ACH~1ADH 52 1C6H~1C7H ─ ──

【ローカル局】 局番とバッファメモリアドレスの対応表

局 番 バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス

1 E0H~E1H 14 FAH~FBH 27 114H~115H 40 12EH~12FH 53 148H~149H

2 E2H~E3H 15 FCH~FDH 28 116H~117H 41 130H~131H 54 14AH~14BH

3 E4H~E5H 16 FEH~FFH 29 118H~119H 42 132H~133H 55 14CH~14DH

4 E6H~E7H 17 100H~101H 30 11AH~11BH 43 134H~135H 56 14EH~14FH

5 E8H~E9H 18 102H~103H 31 11CH~11DH 44 136H~137H 57 150H~151H

6 EAH~EBH 19 104H~105H 32 11EH~11FH 45 138H~139H 58 152H~153H

7 ECH~EDH 20 106H~107H 33 120H~121H 46 13AH~13BH 59 154H~155H

8 EEH~EFH 21 108H~109H 34 122H~123H 47 13CH~13DH 60 156H~157H

9 F0H~F1H 22 10AH~10BH 35 124H~125H 48 13EH~13FH 61 158H~159H

10 F2H~F3H 23 10CH~10DH 36 126H~127H 49 140H~141H 62 15AH~15BH

11 F4H~F5H 24 10EH~10FH 37 128H~129H 50 142H~143H 63 15CH~15DH

12 F6H~F7H 25 110H~111H 38 12AH~12BH 51 144H~145H 64 15EH~15FH

13 F8H~F9H 26 112H~113H 39 12CH~12DH 52 146H~147H ─ ──

Page 157: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

付 - 15 付 - 15

付 録

(2) リモートレジスタ(RWw)およびリモートレジスタ(RWr)

リモートネットVer.1モードまたはリモートネット追加モードを選択時,以下に示すワード分を使用します。

(a) マスタ局(RWw)→リモートデバイス局(RWw)/ローカル局(RWr)

① マスタ局 ・ リモートデバイス局のリモートレジスタ(RWw)およびローカル局のリ

モートレジスタ(RWr)に送信するデータを格納します。 ・ 1局あたり4ワード分を使用します。

② ローカル局 ・ リモートデバイス局のリモートレジスタ(RWw)へ送信されたデータも

受信できます。 ・ 1局あたり4ワード分を使用します。

リモートレジスタ(RWw)

1E0H RWw 0

1E1H RWw 1

1E2H RWw 2

1E3H RWw 3

1E4H RWw 4

1E5H RWw 5

1E6H RWw 6

1E7H RWw 7

1E8H RWw 8

1E9H RWw 9

1EAH RWw A

1EBH RWw B

1ECH RWw C

1EDH RWw D

1EEH RWw E

1EFH RWw F

1F0H RWw 10

1F1H RWw 11

1F2H RWw 12

1F3H RWw 13

2DCH RWw FC

2DDH RWw FD

2DEH RWw FE

2DFH RWw FF

アドレス

局番1用

局番2用

局番3用

局番4用

局番5用

局番64用

マスタ局

RWw 0

RWw 1RWw 2

RWw 3

リモートレジスタ(RWw) リモートレジスタ(RWr)

RWr 0

RWr 1RWr 2

RWr 3

RWr 4

RWr 5RWr 6

RWr 7

RWr 8

RWr 9

RWr A

RWr BRWr C

RWr D

RWr E

RWr F

RWr 10

RWr 11

RWr 12RWr 13

RWr FC

RWr FDRWr FERWr FF

2E0H

2E1H

2E2H2E3H2E4H

2E5H

2E6H

2E7H

2E8H2E9H

2EAH

2EBH2ECH

2EDH

2EEH

2EFH

2F0H2F1H

2F2H

2F3H

3DCH

3DDH3DEH3DFH

アドレス

局番1用

局番2用

局番3用

局番4用

局番5用

局番64用

リモートデバイス局(局番1:1局占有) ローカル局(局番2:4局占有)

Page 158: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

付 - 16 付 - 16

付 録

(b) マスタ局(RWr)←リモートデバイス局(RWr)/ローカル局(RWw)

① マスタ局 ・ リモートデバイス局のリモートレジスタ(RWr)およびローカル局のリ

モートレジスタ(RWw)からの送信データが格納されます。 ・ 1局あたり4ワード分を使用します。

② ローカル局 ・ 自局の局番に該当するアドレスに格納することで,マスタ局および他

ローカル局に送信されます。 ・ リモートデバイス局のリモートレジスタ(RWr)のデータも受信できます。 ・ 1局あたり4ワード分を使用します。

リモートレジスタ(RWw)

RWw 0

RWw 1RWw 2

RWw 3

RWw 4

RWw 5RWw 6

RWw 7

RWw 8

RWw 9

RWw A

RWw BRWw C

RWw D

RWw E

RWw F

RWw 10

RWw 11

RWw 12RWw 13

RWw FC

RWw FDRWw FERWw FF

1E0H

1E1H

1E2H1E3H1E4H

1E5H

1E6H

1E7H

1E8H1E9H

1EAH

1EBH1ECH

1EDH

1EEH

1EFH

1F0H1F1H

1F2H

1F3H

2DCH

2DDH2DEH2DFH

アドレス

局番1用

局番2用

局番3用

局番4用

局番5用

局番64用

マスタ局

リモートレジスタ(RWr)リモートレジスタ(RWr)

RWr 0

RWr 1RWr 2

RWr 3

RWr 4

RWr 5RWr 6

RWr 7

RWr 8

RWr 9

RWr A

RWr BRWr C

RWr D

RWr E

RWr F

RWr 10

RWr 11

RWr 12RWr 13

RWr FC

RWr FDRWr FERWr FF

2E0H

2E1H

2E2H2E3H2E4H

2E5H

2E6H

2E7H

2E8H2E9H

2EAH

2EBH2ECH

2EDH

2EEH

2EFH

2F0H2F1H

2F2H

2F3H

3DCH

3DDH3DEH3DFH

アドレス

局番1用

局番2用

局番3用

局番4用

局番5用

局番64用

リモートデバイス局(局番1:1局占有) ローカル局(局番2:4局占有)

RWr 0

RWr 1RWr 2

RWr 3

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付 - 17 付 - 17

付 録

局番と使用するバッファメモリアドレスの関係を下表に示します。 【マスタ局】 局番とバッファメモリアドレスの対応表

局 番 バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス

1 2E0H~2E3H 14 314H~317H 27 348H~34BH 40 37CH~37FH 53 3B0H~3B3H

2 2E4H~2E7H 15 318H~31BH 28 34CH~34FH 41 380H~383H 54 3B4H~3B7H

3 2E8H~2EBH 16 31CH~31FH 29 350H~353H 42 384H~387H 55 3B8H~3BBH

4 2ECH~2EFH 17 320H~323H 30 354H~357H 43 388H~38BH 56 3BCH~3BFH

5 2F0H~2F3H 18 324H~327H 31 358H~35BH 44 38CH~38FH 57 3C0H~3C3H

6 2F4H~2F7H 19 328H~32BH 32 35CH~35FH 45 390H~393H 58 3C4H~3C7H

7 2F8H~2FBH 20 32CH~32FH 33 360H~363H 46 394H~397H 59 3C8H~3CBH

8 2FCH~2FFH 21 330H~333H 34 364H~367H 47 398H~39BH 60 3CCH~3CFH

9 300H~303H 22 334H~337H 35 368H~36BH 48 39CH~39FH 61 3D0H~3D3H

10 304H~307H 23 338H~33BH 36 36CH~36FH 49 3A0H~3A3H 62 3D4H~3D7H

11 308H~30BH 24 33CH~33FH 37 370H~373H 50 3A4H~3A7H 63 3D8H~3DBH

12 30CH~30FH 25 340H~343H 38 374H~377H 51 3A8H~3ABH 64 3DCH~3DFH

13 310H~313H 26 344H~347H 39 378H~37BH 52 3ACH~3AFH ─ ──

【ローカル局】 局番とバッファメモリアドレスの対応表

局 番 バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス 局 番

バッファメモリ

アドレス

1 1E0H~1E3H 14 214H~217H 27 248H~24BH 40 27CH~27FH 53 2B0H~2B3H

2 1E4H~1E7H 15 218H~21BH 28 24CH~24FH 41 280H~283H 54 2B4H~2B7H

3 1E8H~1EBH 16 21CH~21FH 29 250H~253H 42 284H~287H 55 2B8H~2BBH

4 1ECH~1EFH 17 220H~223H 30 254H~257H 43 288H~28BH 56 2BCH~2BFH

5 1F0H~1F3H 18 224H~227H 31 258H~25BH 44 28CH~28FH 57 2C0H~2C3H

6 1F4H~1F7H 19 228H~22BH 32 25CH~25FH 45 290H~293H 58 2C4H~2C7H

7 1F8H~1FBH 20 22CH~22FH 33 260H~263H 46 294H~297H 59 2C8H~2CBH

8 1FCH~1FFH 21 230H~233H 34 264H~267H 47 298H~29BH 60 2CCH~2CFH

9 200H~203H 22 234H~237H 35 268H~26BH 48 29CH~29FH 61 2D0H~2D3H

10 204H~207H 23 238H~23BH 36 26CH~26FH 49 2A0H~2A3H 62 2D4H~2D7H

11 208H~20BH 24 23CH~23FH 37 270H~273H 50 2A4H~2A7H 63 2D8H~2DBH

12 20CH~20FH 25 240H~243H 38 274H~277H 51 2A8H~2ABH 64 2DCH~2DFH

13 210H~213H 26 244H~247H 39 278H~27BH 52 2ACH~2AFH ─ ──

Page 160: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

付 - 18 付 - 18

付 録

(3) リンク特殊リレー(SB)

データリンク状態がビットのON/OFF情報により格納されます。 バッファメモリのアドレス5E0H~5FFHがSB0000~SB01FFに対応します。 リンク特殊リレー(SB0000~SB01FF)の詳細内容については17.3.3項を参照ください。 バッファメモリアドレス5E0H~5FFHとSB0000~SB01FFの対応表を下記に示します。

アドレス b15 b14 b13 b12 b11 b10 b9 b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1 b0

5E0H F E D C B A 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

5E1H 1F 1E 1D 1C 1B 1A 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10

5E2H 2F 2E 2D 2C 2B 2A 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20

5E3H 3F 3E 3D 3C 3B 3A 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30

5E4H 4F 4E 4D 4C 4B 4A 49 48 47 46 45 44 43 42 41 40

5E5H 5F 5E 5D 5C 5B 5A 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50

5E6H 6F 6E 6D 6C 6B 6A 69 68 67 66 65 64 63 62 61 60

5E7H 7F 7E 7D 7C 7B 7A 79 78 77 76 75 74 73 72 71 70

5E8H 8F 8E 8D 8C 8B 8A 89 88 87 86 85 84 83 82 81 80

5E9H 9F 9E 9D 9C 9B 9A 99 98 97 96 95 94 93 92 91 90

5EAH AF AE AD AC AB AA A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0

5EBH BF BE BD BC BB BA B9 B8 B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1 B0

5ECH CF CE CD CC CB CA C9 C8 C7 C6 C5 C4 C3 C2 C1 C0

5EDH DF DE DD DC DB DA D9 D8 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

5EEH EF EE ED EC EB EA E9 E8 E7 E6 E5 E4 E3 E2 E1 E0

5EFH FF FE FD FC FB FA F9 F8 F7 F6 F5 F4 F3 F2 F1 F0

5F0H 10F 10E 10D 10C 10B 10A 109 108 107 106 105 104 103 102 101 100

5F1H 11F 11E 11D 11C 11B 11A 119 118 117 116 115 114 113 112 111 110

5F2H 12F 12E 12D 12C 12B 12A 129 128 127 126 125 124 123 122 121 120

5F3H 13F 13E 13D 13C 13B 13A 139 138 137 136 135 134 133 132 131 130

5F4H 14F 14E 14D 14C 14B 14A 149 148 147 146 145 144 143 142 141 140

5F5H 15F 15E 15D 15C 15B 15A 159 158 157 156 155 154 153 152 151 150

5F6H 16F 16E 16D 16C 16B 16A 169 168 167 166 165 164 163 162 161 160

5F7H 17F 17E 17D 17C 17B 17A 179 178 177 176 175 174 173 172 171 170

5F8H 18F 18E 18D 18C 18B 18A 189 188 187 186 185 184 183 182 181 180

5F9H 19F 19E 19D 19C 19B 19A 199 198 197 196 195 194 193 192 191 190

5FAH 1AF 1AE 1AD 1AC 1AB 1AA 1A9 1A8 1A7 1A6 1A5 1A4 1A3 1A2 1A1 1A0

5FBH 1BF 1BE 1BD 1BC 1BB 1BA 1B9 1B8 1B7 1B6 1B5 1B4 1B3 1B2 1B1 1B0

5FCH 1CF 1CE 1CD 1CC 1CB 1CA 1C9 1C8 1C7 1C6 1C5 1C4 1C3 1C2 1C1 1C0

5FDH 1DF 1DE 1DD 1DC 1DB 1DA 1D9 1D8 1D7 1D6 1D5 1D4 1D3 1D2 1D1 1D0

5FEH 1EF 1EE 1ED 1EC 1EB 1EA 1E9 1E8 1E7 1E6 1E5 1E4 1E3 1E2 1E1 1E0

5FFH 1FF 1FE 1FD 1FC 1FB 1FA 1F9 1F8 1F7 1F6 1F5 1F4 1F3 1F2 1F1 1F0

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付 - 19 付 - 19

付 録

(4) リンク特殊レジスタ(SW)

データリンク状態がワード情報により格納されます。 バッファメモリのアドレス600H~7FFHがSW0000~SW01FFに対応します。 リンク特殊レジスタ(SW0000~SW01FF)の詳細内容については17.3.4項を参照ください。

(5) ランダムアクセスバッファ 他局にデータを伝送したい場合,任意のデータを格納します。 トランジェント伝送で読み書きします。

(6) 自動更新バッファ 三菱電機製AJ65BT-R2形RS-232Cインタフェースユニットとトランジェント伝送(自動更新バッファを使用した交信)を行う場合に自動更新データを格納します。 AJ65BT-R2の自動更新バッファサイズは,CC-Link Ver.2ユーティリティのパラメータ設定で設定します。 自動更新バッファサイズの設定については6.1節を参照してください。

【自動更新バッファを使用した交信例】

ユーザプログラム

mdSend1台目用自動更新バッファ

バッファメモリ

マスタ局 AJ65BT-R2(1台目)

自動更新用バッファメモリ

自動更新*mdReceive

ECP-CL2BD

① 1台目用の自動更新バッファにデータを書き込みます。 ② リンクスキャンにより,ECP-CL2BDとAJ65BT-R2の自動更新バッファのデータが

送受信されます。 ③ 1台目用の自動更新バッファからデータを読み込みます。 ① 1台目用の自動更新バッファにアクセスします。 ② コントロールデータで指定したデータが,CPUのデバイスに格納されます。

* 自動更新のタイミングについては,三菱電機製AJ65BT-R2形RS-232Cインタフェ

ースユニットユーザーズマニュアル(詳細編)を参照してください。

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付 - 20 付 - 20

付 録

(7) Ver.2対応リモート入力(RX)およびVer.2対応リモート出力(RY)

リモートネットVer.2モードまたはリモートネット追加モードを選択時,以下に示す点数分を使用します。

(a) マスタ局←リモートI/O局/リモートデバイス局/ローカル局

① マスタ局 ・ リモートI/O局,リモートデバイス局(RX)およびローカル局(RY)から

の入力状態が格納されます。 ・ 1局占有の場合,2,4,8ワード分(32,64,128点分)を使用します。

使用点数は,拡張サイクリック設定,占有局数により異なります。(3.2節参照)

② ローカル局 ・ 自局の局番に該当するアドレスのリモート出力(RY)に,マスタ局へ送

信するデータを格納します。 ・ リモートI/O局,リモートデバイス局(RX)および他ローカル局からの

入力状態が格納されます。 ・ 1局占有の場合,2,4,8ワード分(32,64,128点分)します。使用点

数は,拡張サイクリック設定,占有局数により異なります。(3.2節参照)

4000H RX F ~ RX 0

4001H

4002H

4003H

4004H

4005H

4006H

4007H

4008H

4009H

41FCH

RX 1F ~ RX 10

RX 2F ~ RX 20

RX 3F ~ RX 30

RX 4F ~ RX 40

RX 5F ~ RX 50

RX 6F ~ RX 60

RX 7F ~ RX 70

RX 8F ~ RX 80

RX 9F ~ RX 90

RX1FCF ~ RX1FC0

RX1FDF ~ RX1FD0

RX1FEF ~ RX1FE0

RX1FFF ~ RX1FF0

アドレス リモート入力(RX)

X0F ~ X00

マスタ局

リモートI/O局(局番1:1局占有,リモートI/O局の点数設定:16点設定)

アドレスリモート出力(RY)

ローカル局(局番2:4局占有,拡張サイクリック設定:2倍設定)

41FDH

41FEH

41FFH

局番1

局番2

… マスタ局 ローカル局の交信では,最後の2ビット分が使用できません。

(下記の例では,RYEE,RYEFが使用できません。)

400AH

400BH

400CH

400DH

400EH

RX AF ~ RX A0

RX BF ~ RX B0

RX CF ~ RX C0

RX DF ~ RX D0

RX ED ~ RX E0

4200HRY F ~ RY 0

4201H

4202H

4203H

4204H

4205H

4206H

4207H

4208H

4209H

43FCH

RY 1F ~ RY 10

RY 2F ~ RY 20

RY 3F ~ RY 30

RY 4F ~ RY 40

RY 5F ~ RY 50

RY 6F ~ RY 60

RY 7F ~ RY 70

RY 8F ~ RY 80

RY 9F ~ RY 90

RY1FCF ~ RY1FC0

RY1FDF ~ RY1FD0

RY1FEF ~ RY1FE0

RY1FFF ~ RY1FF0

43FDH

43FEH

43FFH

局番1

局番2

420AH

420BH

420CH

420DH

420EH

RY AF ~ RY A0

RY BF ~ RY B0

RY CF ~ RY C0

RY DF ~ RY D0

RY ED ~ RY E0

(例)

Page 163: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

付 - 21 付 - 21

付 録

(b) マスタ局→リモートI/O局/リモートデバイス局/ローカル局

① マスタ局 ・ リモートI/O局,リモートデバイス局(RY)およびローカル局(RX)への

出力状態を格納します。 ・ 1局占有の場合,2,4,8ワード分(32,64,128点分)使用します。使

用点数は,拡張サイクリック設定,占有局数により異なります。(3.2節参照)

② ローカル局 ・ リモートI/O局,リモートデバイス局(RY),マスタ局(RY)から受信し

たデータを格納します。 ・ 1局占有の場合,2,4,8ワード分(32,64,128点分)使用します。使

用点数は,拡張サイクリック設定,占有局数により異なります。(3.2節参照)

4200H RY F ~ RY 0

4201H

4202H

4203H

4204H

4205H

4206H

4207H

4208H

4209H

43FCH

RY 1F ~ RY 10

RY 2F ~ RY 20

RY 3F ~ RY 30

RY 4F ~ RY 40

RY 5F ~ RY 50

RY 6F ~ RY 60

RY 7F ~ RY 70

RY 8F ~ RY 80

RY 9F ~ RY 90

RY1FCF ~ RY1FC0

RY1FDF ~ RY1FD0

RY1FEF ~ RY1FE0

RY1FFF ~ RY1FF0

アドレス リモート出力(RY)

Y0F ~ Y00

マスタ局

リモートI/O局(局番1:1局占有,リモートI/O局の点数設定:16点設定)

アドレスリモート入力(RX)

ローカル局(局番2:4局占有,拡張サイクリック設定:2倍設定)

43FDH

43FEH

43FFH

局番1

局番2

… マスタ局 ローカル局の交信では,最後の2ビット分が使用できません。

(下記の例では,RYEE,RYEFが使用できません。)

420AH

420BH

420CH

420DH

420EH

RY AF ~ RY A0

RY BF ~ RY B0

RY CF ~ RY C0

RY DF ~ RY D0

RY ED ~ RY E0

4000HRX F ~ RX 0

4001H

4002H

4003H

4004H

4005H

4006H

4007H

4008H

4009H

41FCH

RX 1F ~ RX 10

RX 2F ~ RX 20

RX 3F ~ RX 30

RX 4F ~ RX 40

RX 5F ~ RX 50

RX 6F ~ RX 60

RX 7F ~ RX 70

RX 8F ~ RX 80

RX 9F ~ RX 90

RX1FCF ~ RX1FC0

RX1FDF ~ RX1FD0

RX1FEF ~ RX1FE0

RX1FFF ~ RX1FF0

41FDH

41FEH

41FFH

局番1

局番2

400AH

400BH

400CH

400DH

400EH

RX AF ~ RX A0

RX BF ~ RX B0

RX CF ~ RX C0

RX DF ~ RX D0

RX ED ~ RX E0

(例)

Page 164: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

付 - 22 付 - 22

付 録

(8) Ver.2対応リモートレジスタ(RWw)およびVer.2対応リモートレジスタ(RWr)

リモートネットVer.2モードまたはリモートネット追加モードを選択時,以下に示すワード分を使用します。

(a) マスタ局(RWw)→リモートデバイス局(RWw)/ローカル局(RWr)

① マスタ局 ・ リモートデバイス局のリモートレジスタ(RWw)およびローカル局のリ

モートレジスタ(RWr)に送信するデータを格納します。 ・ 1局占有の場合,4~32ワード分を使用します。使用点数は,拡張サイ

クリック設定,占有局数により異なります。(3.2節参照) ② ローカル局

・ リモートデバイス局のリモートレジスタ(RWw)へ送信されたデータも受信できます。

・ 1局占有の場合,4~32ワード分を使用します。使用点数は,拡張サイクリック設定,占有局数により異なります。(3.2節参照)

リモートレジスタ(RWw)

4400H RWw 0

4401H RWw 1

4402H RWw 2

4403H RWw 3

4404H RWw 4

4405H RWw 5

4406H RWw 6

4407H RWw 7

4408H RWw 8

4409H RWw 9

440AH RWw A

440BH RWw B

440CH RWw C

440DH RWw D

440EH RWw E

440FH RWw F

4410H RWw 10

4411H RWw 11

4412H RWw 12

4413H RWw 13

4BFCH RWw 7FC

4BFDH RWw 7FD

4BFEH RWw 7FE

4BFFH RWw 7FF

アドレス

局番1

局番2

マスタ局

RWw 0

RWw 1RWw 2RWw 3

リモートレジスタ(RWw) リモートレジスタ(RWr)

RWr 0

RWr 1RWr 2RWr 3

RWr 4

RWr 5

RWr 6

RWr 7RWr 8RWr 9RWr A

RWr BRWr C

RWr D

RWr E

RWr FRWr 10RWr 11

RWr 12RWr 13

RWr 7FCRWr 7FDRWr 7FE

RWr 7FF

4C00H

4C01H

4C02H4C03H

4C04H4C05H

4C06H

4C07H4C08H4C09H4C0AH

4C0BH

4C0CH

4C0DH

4C0EH4C0FH

4C10H4C11H

4C12H4C13H

53FCH53FDH53FEH

53FFH

アドレス

局番1

局番2

リモートデバイス局(局番1:1局占有,拡張サイクリック設定:1倍設定)

ローカル局(局番2:1局占有,拡張サイクリック設定:4倍設定)

(例)

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付 - 23 付 - 23

付 録

(b) マスタ局(RWr)←リモートデバイス局(RWr)/ローカル局(RWw)

① マスタ局 ・ リモートデバイス局のリモートレジスタ(RWr)およびローカル局のリ

モートレジスタ(RWw)からの送信データが格納されます。 ・ 1局占有の場合,4~32ワード分を使用します。使用点数は,拡張サイ

クリック設定,占有局数により異なります。(3.2節参照) ② ローカル局

・ 自局の局番に該当するアドレスに格納することで,マスタ局および他ローカル局に送信されます。

・ リモートデバイス局のリモートレジスタ(RWr)のデータも受信できます。 ・ 1局占有の場合,4~32ワード分を使用します。使用点数は,拡張サイ

クリック設定,占有局数により異なります。(3.2節参照)

リモートレジスタ(RWw)

RWw 0

RWw 1

RWw 2

RWw 3

RWw 4RWw 5

RWw 6

RWw 7

RWw 8

RWw 9

RWw ARWw B

RWw C

RWw D

RWw E

RWw F

RWw 10

RWw 11RWw 12

RWw 13

RWw 7FC

RWw 7FDRWw 7FE

RWw 7FF

4400H

4401H

4402H

4403H

4404H4405H

4406H

4407H

4408H

4409H

440AH440BH

440CH

440DH440EH

440FH

4410H

4411H4412H

4413H

4BFCH

4BFDH4BFEH

4BFFH

アドレス

局番1

局番2

マスタ局

リモートレジスタ(RWr)リモートレジスタ(RWr)

RWr 0

RWr 1

RWr 2

RWr 3

RWr 4RWr 5

RWr 6

RWr 7

RWr 8

RWr 9

RWr ARWr B

RWr C

RWr D

RWr E

RWr F

RWr 10

RWr 11RWr 12

RWr 13

RWr 7FC

RWr 7FDRWr 7FE

RWr 7FF

4C00H

4C01H

4C02H

4C03H

4C04H4C05H

4C06H

4C07H

4C08H

4C09H

4C0AH4C0BH

4C0CH

4C0DH4C0EH

4C0FH

4C10H

4C11H4C12H

4C13H

53FCH

53FDH53FEH

53FFH

アドレス

局番1

局番2

リモートデバイス局(局番1:1局占有,拡張サイクリック設定:1倍設定)

ローカル局(局番2:1局占有,拡張サイクリック設定:4倍設定)

RWr 0

RWr 1

RWr 2

RWr 3

(例)

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付 - 24 付 - 24

付 録

付3 モードの選択方法

CC-Linkシステムは様々なシステムに適応するため,3種類のモードを用意しています。 モードを選択する上でのポイントをフローチャートにて説明します。

リモートネットVer.2モードを選択してください

CC-Linkを初めて使用しますか?

Yes

No

以前のシステムを完全流用したシステム

ですか?

リモートネットVer.1モードを選択してください

Ver.1局用シーケンスプログラムを

流用しますか?

接続するユニットはローカル局

のみですか?

リモートネットVer.2モードを選択してください

1局あたりの使用点数はRX/RY:32点,

RWw/RWr:4点で問題ないですか?

リモートネットVer.1モードを選択してください

接続するユニットにVer.2対応局は

ありますか?

リモートネットVer.2モードを選択してください

将来的にVer.2対応局を接続しますか?

以前のシステムにVer.2対応局を追加する

システムですか?

リモートネットVer.2モードを選択してください

リモートネット追加モードを選択してください

リモートネットVer.1モードを選択してください

Yes

No

Yes

No

Yes

No

Yes

No

Yes

No

Yes

No

Yes

No

開始

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付 - 25 付 - 25

付 録

付4 二重化CPUとの通信

ECP-CL2BDを使用時の,二重化CPUとの通信について説明します。

(1) 二重化システムへの組込み 二重化CPUシステムでは,ECP-CL2BDは必ずローカル局に設定してください。

制御系 待機系

トラッキングケーブル

マスタ局 待機マスタ局

終端抵抗 終端抵抗

局番0 局番1 局番2

ECP-CL2BD

CC-Link

(2) 二重化CPUへのアクセス

(a) 二重化CPU指定 アクセスする二重化CPUの局に装着されているCC-Linkユニットの局番を,直接指定してアクセスします。

(b) 系切替えが発生したときの対応

系切替え後も,系切替え前に指定していた局番を直接指定することで,同じ系(制御系または待機系)の二重化CPUへアクセスすることができます。*1

*1:アクセスする二重化CPUシステムで系切替えが発生した場合,各二重

化CPUの局に装着されているCC-Linkユニットの局番も内部的に切替ります。

(例)制御系の二重化CPUへアクセスする場合

系切替え前

制御系 待機系

トラッキングケーブル

マスタ局 待機マスタ局

終端抵抗 終端抵抗

局番0 局番1 局番2

ECP-CL2BD

CC-Link

系切替え後

制御系 待機系

待機系 制御系

トラッキングケーブル

マスタ局待機マスタ局

終端抵抗 終端抵抗

局番1 局番0 局番2

ECP-CL2BD

CC-Link

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付 - 26 付 - 26

付 録

ポイント

ECP-CL2BDがアクセスしている二重化CPUシステムが,どちらの系であるかモニタするプログラムを作成してください。

SM1515 制御系 判別

フラグ

SM1516 待機系 判別

フラグ

・CPUユニットの運転状態を示す。

・トラッキングケーブルが途中で抜けても変化しない。

制御系 待機系

TRK.CABLE ERR.(エラーコード:

6120)発生時(系未決定)

SM1515 ON OFF OFF

SM1516 OFF ON OFF

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付 - 27 付 - 27

付 録

(3) 系切替えの処理中に発生するエラーのリトライ処理について

系切替え処理中の,二重化CPUに対してMELSECデータリンクライブラリを使用してアクセスしたときは,以下のエラーなどが発生します。

二重化CPUで発生するエラーの一例 ・系切替え中エラー(エラーコード4248H) ・CPU起動中エラー(エラーコード4004H) ・他系CPUユニットエラー(エラーコード4245H) ・アクセス先不正エラー(エラーコードFFDFH)

ECP-CL2BDまたはユニットで発生するエラーの一例 ・応答タイムアウト(エラーコードB778h) ・送信時該当局異常(エラーコードB201h) ・トランジェント対象局エラー(エラーコードB205h)

エラーが発生した場合,エラーコードを確認し,必要に応じてリトライ処理を行うユーザプログラムを作成してください。

(a) 系切替え中に実行するとエラーが発生する関数を以下に示します。

系切替えによりエラーが発生する関数

MELSEC

データリンクライブラリ

mdControl,mdDevRst,mdDevSet,mdRandR,mdRandW,

mdReceive,mdSend,mdTypeRead

(b) 一括書込み時にエラーが発生した場合の,フローの例を以下に示します。

START

END

エラーコードを確認する

リトライ処理が必要なエラーコードか?

エラーが発生したか?

リトライ処理

ウェイト処理を行う

*1

エラー処理を行う*2通常の処理を行う

書込み処理(mdSend命令)など

YES

NO

YES

NO

*1:エラーコードの内容,処置については,以下のマニュアルを参照してくださ

い。

二重化CPUエラー発生時 ・ QCPUユーザーズマニュアル(ハードウェア設計・保守点検編)

“CPUユニットとの交信時に要求元へ返されるエラーコード” ECP-CL2BDエラーまたはユニットエラー発生時

・ 本マニュアル 17.3.5項 “リンク特殊レジスタに格納されるエラーコード”

*2:システムの仕様により,必要に応じてリトライ処理を行ってください。

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付 - 28 付 - 28

付 録

付5 外形寸法図

単位(mm)

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付 - 29 付 - 29

付 録

付6 設定シート

CC-Linkシステムのパラメータを記録するためのシートです。 コピーしてお使いください。

付6.1 パラメータ設定シート

パラメータ設定シート

設定項目 設定範囲/項目

チャネル別設定 チャネルNo.81 / チャネルNo.82 / チャネルNo.83 / チャネル

No.84

局番・局種別 番 マスタ局 / ローカル局 / 待機マスタ局

伝送速度設定 156kbps / 625kbps / 2.5Mbps / 5Mbps / 10Mbps

モード設定 リモートネット-Ver.1モード / リモートネット-Ver.2モード

リモートネット-追加モード / オフライン

拡張サイクリック設定 1倍設定 / 2倍設定 / 4倍設定 / 8倍設定

占有局数 1局占有 / 2局占有 / 3局占有 / 4局占有 動作設定

異常時入力データ 保持 / クリア

リトライ回数 回

自動復列台数 台

待機マスタ局番号 番

ディレイ時間設定 × 50μs

その他設定

WDT監視時間設定 × 8ms

局情報設定 総接続台数 台

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付 - 30 付 - 30

付 録

付6.2 局情報設定シート

局情報設定シート

インテリジェント用

バッファ指定(ワード) 局番 局種別 拡張サイク

リック設定 占有局数

リモート局

点数

予約/無効局

指定 送信 受信 自動

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

32

33

34

35

36

37

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付 - 31 付 - 31

付 録

インテリジェント用

バッファ指定(ワード) 局番 局種別 拡張サイク

リック設定 占有局数

リモート局

点数

予約/無効局

指定 送信 受信 自動

38

39

40

41

42

43

44

45

46

47

48

49

50

51

52

53

54

55

56

57

58

59

60

61

62

63

64

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付 - 32 付 - 32

付 録

付6.3 デバイス割付けシート

デバイス割付けシート

局番 RX RY RWw RWr

1 RX00~RX1F→ RY00~RY1F→ RWw0~RWw3→ RWr0~RWr3→

2 RX20~RX3F→ RY20~RY3F→ RWw4~RWw7→ RWr4~RWr7→

3 RX40~RX5F→ RY40~RY5F→ RWw8~RWwB→ RWr8~RWrB→

4 RX60~RX7F→ RY60~RY7F→ RWwC~RWwF→ RWrC~RWrF→

5 RX80~RX9F→ RY80~RY9F→ RWw10~RWw13→ RWr10~RWr13→

6 RXA0~RXBF→ RYA0~RYBF→ RWw14~RWw17→ RWr14~RWr17→

7 RXC0~RXDF→ RYC0~RYDF→ RWw18~RWw1B→ RWr18~RWr1B→

8 RXE0~RXFF→ RYE0~RYFF→ RWw1C~RWw1F→ RWr1C~RWr1F→

9 RX100~RX11F→ RY100~RY11F→ RWw20~RWw23→ RWr20~RWr23→

10 RX120~RX13F→ RY120~RY13F→ RWw24~RWw27→ RWr24~RWr27→

11 RX140~RX15F→ RY140~RY15F→ RWw28~RWw2B→ RWr28~RWr2B→

12 RX160~RX17F→ RY160~RY17F→ RWw2C~RWw2F→ RWr2C~RWr2F→

13 RX180~RX19F→ RY180~RY19F→ RWw30~RWw33→ RWr30~RWr33→

14 RX1A0~RX1BF→ RY1A0~RY1BF→ RWw34~RWw37→ RWr34~RWr37→

15 RX1C0~RX1DF→ RY1C0~RY1DF→ RWw38~RWw3B→ RWr38~RWr3B→

16 RX1E0~RX1FF→ RY1E0~RY1FF→ RWw3C~RWw3F→ RWr3C~RWr3F→

17 RX200~RX21F→ RY200~RY21F→ RWw40~RWw43→ RWr40~RWr43→

18 RX220~RX23F→ RY220~RY23F→ RWw44~RWw47→ RWr44~RWr47→

19 RX240~RX25F→ RY240~RY25F→ RWw48~RWw4B→ RWr48~RWr4B→

20 RX260~RX27F→ RY260~RY27F→ RWw4C~RWw4F→ RWr4C~RWr4F→

21 RX280~RX29F→ RY280~RY29F→ RWw50~RWw53→ RWr50~RWr53→

22 RX2A0~RX2BF→ RY2A0~RY2BF→ RWw54~RWw57→ RWr54~RWr57→

23 RX2C0~RX2DF→ RY2C0~RY2DF→ RWw58~RWw5B→ RWr58~RWr5B→

24 RX2E0~RX2FF→ RY2E0~RY2FF→ RWw5C~RWw5F→ RWr5C~RWr5F→

25 RX300~RX31F→ RY300~RY31F→ RWw60~RWw63→ RWr60~RWr63→

26 RX320~RX33F→ RY320~RY33F→ RWw64~RWw67→ RWr64~RWr67→

27 RX340~RX35F→ RY340~RY35F→ RWw68~RWw6B→ RWr68~RWr6B→

28 RX360~RX37F→ RY360~RY37F→ RWw6C~RWw6F→ RWr6C~RWr6F→

29 RX380~RX39F→ RY380~RY39F→ RWw70~RWw73→ RWr70~RWr73→

30 RX3A0~RX3BF→ RY3A0~RY3BF→ RWw74~RWw77→ RWr74~RWr77→

31 RX3C0~RX3DF→ RY3C0~RY3DF→ RWw78~RWw7B→ RWr78~RWr7B→

32 RX3E0~RX3FF→ RY3E0~RY3FF→ RWw7C~RWw7F→ RWr7C~RWr7F→

33 RX400~RX41F→ RY400~RY41F→ RWw80~RWw83→ RWr80~RWr83→

34 RX420~RX43F→ RY420~RY43F→ RWw84~RWw87→ RWr84~RWr87→

35 RX440~RX45F→ RY440~RY45F→ RWw88~RWw8B→ RWr88~RWr8B→

36 RX460~RX47F→ RY460~RY47F→ RWw8C~RWw8F→ RWr8C~RWr8F→

37 RX480~RX49F→ RY480~RY49F→ RWw90~RWw93→ RWr90~RWr93→

38 RX4A0~RX4BF→ RY4A0~RY4BF→ RWw94~RWw97→ RWr94~RWr97→

39 RX4C0~RX4DF→ RY4C0~RY4DF→ RWw98~RWw9B→ RWr98~RWr9B→

40 RX4E0~RX4FF→ RY4E0~RY4FF→ RWw9C~RWw9F→ RWr9C~RWr9F→

41 RX500~RX51F→ RY500~RY51F→ RWwA0~RWwA3→ RWrA0~RWrA3→

42 RX520~RX53F→ RY520~RY53F→ RWwA4~RWwA7→ RWrA4~RWrA7→

43 RX540~RX55F→ RY540~RY55F→ RWwA8~RWwAB→ RWrA8~RWrAB→

44 RX560~RX57F→ RY560~RY57F→ RWwAC~RWwAF→ RWrAC~RWrAF→

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付 - 33 付 - 33

付 録

局番 RX RY RWw RWr

45 RX580~RX59F→ RY580~RY59F→ RWwB0~RWwB3→ RWrB0~RWrB3→

46 RX5A0~RX5BF→ RY5A0~RY5BF→ RWwB4~RWwB7→ RWrB4~RWrB7→

47 RX5C0~RX5DF→ RY5C0~RY5DF→ RWwB8~RWwBB→ RWrB8~RWrBB→

48 RX5E0~RX5FF→ RY5E0~RY5FF→ RWwBC~RWwBF→ RWrBC~RWrBF→

49 RX600~RX61F→ RY600~RY61F→ RWwC0~RWwC3→ RWrC0~RWrC3→

50 RX620~RX63F→ RY620~RY63F→ RWwC4~RWwC7→ RWrC4~RWrC7→

51 RX640~RX65F→ RY640~RY65F→ RWwC8~RWwCB→ RWrC8~RWrCB→

52 RX660~RX67F→ RY660~RY67F→ RWwCC~RWwCF→ RWrCC~RWrCF→

53 RX680~RX69F→ RY680~RY69F→ RWwD0~RWwD3→ RWrD0~RWrD3→

54 RX6A0~RX6BF→ RY6A0~RY6BF→ RWwD4~RWwD7→ RWrD4~RWrD7→

55 RX6C0~RX6DF→ RY6C0~RY6DF→ RWwD8~RWwDB→ RWrD8~RWrDB→

56 RX6E0~RX6FF→ RY6E0~RY6FF→ RWwDC~RWwDF→ RWrDC~RWrDF→

57 RX700~RX71F→ RY700~RY71F→ RWwE0~RWwE3→ RWrE0~RWrE3→

58 RX720~RX73F→ RY720~RY73F→ RWwE4~RWwE7→ RWrE4~RWrE7→

59 RX740~RX75F→ RY740~RY75F→ RWwE8~RWwEB→ RWrE8~RWrEB→

60 RX760~RX77F→ RY760~RY77F→ RWwEC~RWwEF→ RWrEC~RWrEF→

61 RX780~RX79F→ RY780~RY79F→ RWwF0~RWwF3→ RWrF0~RWrF3→

62 RX7A0~RX7BF→ RY7A0~RY7BF→ RWwF4~RWwF7→ RWrF4~RWrF7→

63 RX7C0~RX7DF→ RY7C0~RY7DF→ RWwF8~RWwFB→ RWrF8~RWrFB→

64 RX7E0~RX7FF→ RY7E0~RY7FF→ RWwFC~RWwFF→ RWrFC~RWrFF→

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付 - 34 付 - 34

付 録

メ モ

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索引 - 1 索引 - 1

索 引

【0】

16点登録モニタ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-26 【C】

CC-Link Ver.2ユーティリティ機能一覧・・9- 8 CC-Link専用ケーブル・・・・・・・・・・・・・・・・・・3- 5 CC-Link専用ケーブルでのユニット接続・・8-22 CC-Linkのバージョンについて・・・・・・・・・・2- 9 CC-Link Ver.1ボード・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-17 ECP-CL2BD・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-17

【D】 FAコンピュータ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-17

【E】 EMC指令・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7- 1

【L】 LED表示・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8- 7

【M】 MELSECデータリンクライブラリ・・・・・・・・11- 1

【R】 RWr・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-18 RWw・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-18 RX・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-18 RY・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-18

【S】 SB・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-18 SW・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-18

【T】 T分岐接続・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8-24

【V】 Ver.1対応子局・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-17 Ver.2対応子局・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-17 Ver.2対応リモート出力(RY)・・・・・・・・・・・付-20 Ver.2対応リモート入力(RX)・・・・・・・・・・・付-20 Ver.2対応リモートレジスタ(RWr)・・・・・・付-22 Ver.2対応リモートレジスタ(RWw)・・・・・・付-22

【W】

WDTエラー発生時の対処方法・・・・・・・・・・・17-48

【あ】 相手先設定画面・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-18 アクセス可能デバイス・・・・・・・・・・・・・・・・10- 1 アンインストール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8-17 異常発生時の各局状態・・・・・・・・・・・・・・・・・5-19 1局あたりのリンク点数・・・・・・・・・・・・・・・・3- 2 一括モニタ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-25 一般仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3- 1 インストール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8- 7 インテリジェントデバイス局・・・・・・・・・・・A-17 インテリジェントデバイス局交信・・・・・・・1- 5 インテリジェントデバイス局の交信 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-16,15- 1,16- 1 インテリジェントユニット・・・・・・・・・・・・・A-18 運転までの手順と設定・・・・・・・・・・・・・・・・・8- 1 エラーイベントメッセージ・・・・・・・・・・・・17- 5 エラーコード・・・・・・・・・・・・・・・・・・17- 7,17-43 エラー無効局機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1- 8 エラー無効局設定機能・・・・・・・・・・・・・・・・・4-34 オンライン操作画面・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-14

【か】

外形寸法図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・付-28 回線状態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-39 回線テスト(ソフトウェア)・・・・・・・・・・・9-22 回線テスト(ハードウェア)・・・・・・・・・・・9-20 各部の名称と設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8- 7 関数一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11- 2 既存ソフトウェアとの組合せについて・・・1-10 機能一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4- 1,9- 8 局情報設定シート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・付-30 局番設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8-26 局番重複チェック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-35 現在リンクスキャンタイム・・・・・・・・・・・・17-37 子局・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-17 子局切離し機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-22 構成機器一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2- 8

【さ】

サイクリック点数を拡張する・・・・・・・・・・・4-38 サイクリックデータの送受信可否・・・・・・・4-44 サイクリック伝送・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-18

Page 178: 10 アクセス可能デバイス・範囲 - MEE...10 - 2 10 - 2 10 アクセス可能デバイス・範囲 10.1.2 他 局 アクセス先CPU デバイス A1N A0J2H A1S(H) A1SJ(H)

索引 - 2 索引 - 2

サイクリック伝送処理時間・・・・・・・・・・・・・5- 3 最大ケーブル総延長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3- 4 最大伝送距離・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3- 2 最大リンク点数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3- 2 サンプルプログラムについて・・・・・・・・・・11-19 自局回線状態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-33 自局待機マスタ局設定状態・・・・・・・・・・・・17-31 自局タイプ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-31 自局動作状態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-32 自局パラメータ状態・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-37 自局番・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-36 自局マスタ/待機マスタ動作状態・・・・・・17-33 自局モード・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-31 システム構成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2- 1 システム構成上の注意事項・・・・・・・・・・・・・2- 6 システムダウンの防止・・・・・・・・・・・・・・・・・1- 6 システムに応じたモードの選択・・・1- 7,付-24 質量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3- 2 自動復列機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1- 6,4-23 締付けトルク範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8- 3 終端抵抗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-19,8-22 詳細LED表示状態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-35 スイッチ設定状態・・・・・・・・・・・・・・17-32,17-37 数値入力パッド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-32 製品構成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-19 性能仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3- 2 設置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8- 2 設定シート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・付-29 接続ケーブル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3- 2 接続台数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3- 2 設置環境・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8- 4 占有局数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3- 2 総局数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-37 総称・略称について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-17 その他設定画面・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-16

【た】

待機マスタ機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・1- 7,4-25 待機マスタ局・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-17,1- 7 待機マスタ局情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-32 待機マスタ局番号・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-37 他オプションボード装着時の注意事項・・17-49 他局ウォッチドグタイマエラー状態・・・・17-33 他局ウォッチドグタイマエラー発生状態 17-38 他局データリンク状態・・・・・・・・・・17-33,17-38 他局モニタ画面・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-12 端子台・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8- 8 端子台の着脱方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8- 4

チャネルNo.設定スイッチ・・・・・・・・・・・・・・8- 8 データリンク異常局からの入力状態設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1- 6,4-24 データリンク再起動・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-29 データリンク再起動受付・・・・・・・・・・・・・・17-30 データリンク再起動完了・・・・・・・・・・・・・・17-30 データリンク再起動結果・・・・・・・・・・・・・・17-34 データリンク処理時間・・・・・・・・・・・・・・・・・5- 1 データリンク停止・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-29 データリンク停止受付・・・・・・・・・・・・・・・・17-30 データリンク停止完了・・・・・・・・・・・・・・・・17-30 データリンク停止結果・・・・・・・・・・・・・・・・17-35 データリンクの停止/再起動・・・・・・・・・・・4-35 適用システム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2- 4 テスト画面・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-19 デバイスタイプ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11-16 デバイスモニタユーティリティ・・・・・・・・・9-24 デバイス割付シート・・・・・・・・・・・・・・・・・・付-32 伝送遅れ時間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5- 1 伝送速度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3- 4 伝送速度・モード設定・・・・・・・・・・・・・・・・・8-27 伝送速度設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8-27 伝送速度により異常局が発生する・・・・・・17-24 問い合わせ時の連絡事項・・・・・・・・・・・・・・17-50 動作表示LED・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8- 7 登録されるアイコン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8-19 ドライバの更新・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8-16 トラブルシューティング・・・・・・・・17- 1,17-18 トラブル発生時の確認・・・・・・・・・・17- 1,17-18 トランジェント伝送 ・・・・・・・・・・・・A-18,1- 5,1- 9,4-15,4-21,4-47 トランジェント伝送状態・・・・・・・・17-33,17-39 トランジェント伝送処理時間・・・・・・・・・・・5-15 取扱い上の注意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8- 2

【な】

内部消費電流・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3- 2 二重化CPUとの通信・・・・・・・・・・・・・・・・・・・付-25 ネットワークテスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-23

【は】

バッファメモリ一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・付- 8 バッファメモリ詳細・・・・・・・・・・・・・・・・・・付-11 ハードウェアテスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8-21 パラメータ受信状態・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-32 パラメータ設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6- 1 パラメータ設定画面・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-15 パラメータ設定項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6- 1 パラメータ設定シート・・・・・・・・・・・・・・・・付-29

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索引 - 3 索引 - 3

パラメータ設定状態・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-32 パラメータ設定テスト結果・・・・・・・・・・・・17-35 パラメータ設定例 リモートネットVer.1モード・・・・・・・・・・6- 5 リモートネットVer.2モード・・・・・・・・・・6- 7 リモートネット追加モード・・・・・・・・・・・6- 9

パラメータバックアップ/リストアツール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・付- 1 パラメータのバックアップ・・・・・・・・・・・・付- 4 パラメータのリストア・・・・・・・・・・・・・・・・付-11 ビットデバイスをON/OFFする・・・・・・・・・・・9-31 表示形式を切り換える・・・・・・・・・・・・・・・・・9-31 複数一時エラー無効局指定・・・・・・・・・・・・17-34 プログラミング手順・・・・・・・・・・・・・・・・・・11-13 ヘルプ画面・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9- 6 ボード状態のチェック・・・・・・・・・・・・・・・・・8-21 ボード情報画面・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-9

【ま】

マスタ・ローカルユニット・・・・・・・・・・・・・A-17 マスタ局・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-17 マスタ局情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-32 マスタ局とインテリジェントデバイス局の交信

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15- 1,16- 1 マスタ局とローカル局の交信・・・・・・・・・・14- 1 マスタ局トランジェント伝送状態・・・・・・17-33 マスタ局とリモートI/O局の交信・・・・・・・12- 1 マスタ局とリモートデバイス局の交信・・13- 1 マスタボード・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-17 マスタユニット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-17 マニュアルについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-15 マニュアルの見方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-16 マルチCPUシステム対応・・・・・・・・・・・・・・・・4-36 メモリ・I/O診断画面・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-18 モード設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8-27 モード設定状態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-36 モードの選択方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・付-24 モニタ先を設定する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-27 モニタするデバイスを設定する・・・・・・・・・9-28

【や】 ユーティリティ設定 局番設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8-26 伝送速度・モード設定・・・・・・・・・・・・・・・8-27

ユーティリティの操作 起動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9- 1 終了・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9- 3

予約局機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1- 8,4-33 予約局指定状態・・・・・・・・・・・・・・・・17-32,17-37

【ら】 リトライ回数情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-36 リモートI/O局・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-17 リモートI/O局交信・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1- 3 リモートI/O局の交信・・・・・・・・・・・・4- 3,12- 1 リモートI/O局の点数設定・・・・・・・・・・・・・・4-37 リモート局・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-17 リモート局/ローカル局/インテリジェント デバイス局/待機マスタ局が立ち上がらない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-23 リモート出力(RY)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-18 リモートデバイス局・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-17 リモートデバイス局交信・・・・・・・・・・・・・・・1- 3 リモートデバイス局の交信・・・・・・・4- 5,13- 1 リモートデバイス局の動作が正常でない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17-24 リモート入力(RX)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-18 リモートネットVer.1モード・・・・・・・・・・・・A-18 リモートネットVer.2モード・・・・・・・A-18,4-39 リモートネット追加モード・・・・・・・・A-18,4-38 リモートネットモード・・・・・・・・・・・・・・・・・A-18 リモートユニット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-18 リモートレジスタ(RWr)・・・・・・・・・・・・・・・・A-18 リモートレジスタ(RWw)・・・・・・・・・・・・・・・・A-18 リンクスキャンタイム・・・・・・・・・・・・・・・・・5- 1 リンク特殊リレー(SB)・・・・・・・・・・17-29,付-18 リンク特殊レジスタ(SW)・・・・・・・・17-34,付-19 ローカル局・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-17 ローカル局交信・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1- 4 ローカル局の交信・・・・・・・・・・・・・・・4-10,14- 1 ローカルボード・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-17 ローカルユニット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-18

【わ】 ワードデバイス値を変更する・・・・・・9-29,9-30

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保証について

ご使用に際しましては,以下の製品保証内容をご確認いただきますよう,よろしくお願いいたします。 1.無償保証期間と無償保証範囲

無償保証期間中に,製品に当社側の責任による故障や瑕疵(以下併せて「故障」と呼びます)が発生した場合, 当社はお買い上げいただきました販売店を通じて,無償で製品を修理させていただきます。 ただし,出張修理が必要な場合は,技術者派遣に要する実費を申し受けます。 また,故障ユニットの取替えに伴う現地再調整,試運転は当社責務外とさせていただきます。

【無償保証期間】 製品の無償保証期間は,お客様にてご購入後またはご指定場所に納入後1年間とさせていただきます。 ただし,当社製造出荷後の流通期間を最長6ヵ月として,製造から18ヵ月を無償保証期間の上限とさせていただきます。また修理品の無償保証期間は,修理前の無償保証期間を超えて長くなることはありません。

【無償保証範囲】 (1) 使用状態,使用方法および使用環境などが,取扱説明書,ユーザーズマニュアル,製品本体注意ラベルなどに

記載された条件,注意事項などに従った正常な状態で使用されている場合に限定させていただきます。 (2) 無償保証期間内であっても,以下の場合には有償修理とさせていただきます。

①お客様における不適切な保管や取扱い,不注意,過失などにより生じた故障およびお客様のハードウェアまたはソフトウェア設計内容に起因した故障。

②お客様にて当社の了解なく製品に改造などの手を加えたことに起因する故障。 ③当社製品がお客様の機器に組み込まれて使用された場合,お客様の機器が受けている法的規制による安全装

置または業界の通念上備えられているべきと判断される機能・構造などを備えていれば回避できたと認められる故障。

④火災,異常電圧などの不可抗力による外部要因および地震,雷,風水害などの天変地異による故障。 ⑤当社出荷当時の科学技術の水準では予見できなかった事由による故障。 ⑥その他,当社の責任外の場合またはお客様が当社責任外と認めた故障。

2.生産中止後の有償修理期間

(1) 当社が有償にて製品修理を受け付けることができる期間は,その製品の生産中止後7年間です。 生産中止に関しましては,当社ホームページなどにて報じさせていただきます。

(2) 生産中止後の製品供給(補用品も含む)はできません。 3.海外でのサービス

海外におけるサービスは対象外と致します。 4.機会損失,二次損失などへの保証責務の除外

無償保証期間の内外を問わず,当社の責に帰すことができない事由から生じた損害,当社製品の故障に起因するお客様での機会損失,逸失利益,当社の予見の有無を問わず特別の事情から生じた損害,二次損害,事故補償,当社製品以外への損傷および,お客様による交換作業,現地機械設備の再調整,立上げ試運転その他の業務に対する補償については,当社は責任を負いかねます。

5.製品仕様の変更

カタログ,マニュアルもしくは技術資料に記載されている仕様は,お断りなしに変更される場合がありますので,あらかじめご承知おきください。

6.製品の適用について

(1) 本製品をご使用いただくにあたりましては,万一製品に故障・不具合などが発生した場合でも重大な事故にいたらない用途であること,および故障・不具合発生時にはバックアップやフェールセーフ機能が機器外部でシステム的に実施されていることを,ご使用の条件とさせていただきます。

(2) 本製品は,一般工業などへの用途を対象とした汎用品として設計・製作されています。したがいまして,各電力会社殿の原子力発電所およびその他発電所向けなどの公共への影響が大きい用途や,鉄道各社殿および官公庁殿向けの用途などで,特別品質保証体制をご要求になる用途には,適用を除外させていただきます。また,航空,医療,燃焼・燃料装置,有人搬送装置,娯楽機械,安全機械など人命や財産に大きな影響が予測される用途へのご使用についても,適用を除外させていただきます。 ただし,これらの用途であっても,事前に当社営業窓口へご相談いただき,用途を限定して特別な品質をご要求されないことをお客様にご承認いただいた場合には,必要な文書の取り交わしの上,適用可能とさせていただきます。

以 上

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