平成28年度 ふくおか共助社会づくり表彰 -NPO・ボランティアと多様な主体が知恵や力を持ち寄った取組を紹介- 下の模様は音声コードと呼 ばれるバーコードで、専用 の読取機で音声を聞くこと ができます。 福岡県 お問い合わせ /アクセス 福岡県 NPO・ボランティアセンター 〒812-0046 福岡市博多区吉塚本町 13 番 50 号 福岡県吉塚合同庁舎 5F TEL 092-631-4411 FAX 092-631-4413 Mail [email protected] 月曜日~金曜日 9:00ー20:00 /日曜日及び祝日 9:00ー17:00 土曜日・年末年始(12/29ー1/3) ※祝日が土曜日に当たる場合も休館いたします。 JR「吉塚」駅より徒歩約 3 分 西鉄バス「吉塚駅前」バス停より徒歩約 3 分 福岡市営地下鉄「馬出九大病院前」より徒歩約 10 分 住 所 連絡先 開館時間 休館日 アクセス 福岡県 NPO 検索 福岡県

平成28年度 ふくおか共助社会づくり 表彰 - 福岡県NPO ......平成28年度 ふくおか共助社会づくり 表彰 -NPO・ボランティアと多様な主体が知恵や力を持ち寄った取組を紹介-

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  • 平成28年度ふくおか共助社会づくり表彰

    -NPO・ボランティアと多様な主体が知恵や力を持ち寄った取組を紹介-

    下の模様は音声コードと呼ばれるバーコードで、専用の読取機で音声を聞くことができます。

    福岡県お問い合わせ /アクセス

    福岡県 NPO・ボランティアセンター〒812-0046福岡市博多区吉塚本町 13 番 50 号 福岡県吉塚合同庁舎 5FT E L 092-631-4411 F A X 092-631-4413Mail [email protected]月曜日~金曜日 9:00ー20:00 /日曜日及び祝日 9:00ー17:00土曜日・年末年始(12/29ー1/3)※祝日が土曜日に当たる場合も休館いたします。

     JR「吉塚」駅より徒歩約 3 分 西鉄バス「吉塚駅前」バス停より徒歩約 3 分 福岡市営地下鉄「馬出九大病院前」より徒歩約 10 分

    住 所

    連絡先

    開館時間休館日

    アクセス

    福岡県 NPO 検索

    福岡県

  • 里山での福祉プロジェクト

    特定非営利活動法人 山村塾 /社会福祉法人 たからばこ 3

    ページ

    市町の垣根を越えた「けいちくサルタヒコ養成塾」

    豊の国海幸山幸ネット /京築連帯アメニティ都市圏推進会議 4

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    障がい者も参画するドッグセラピー活動

    特定非営利活動法人 ドッグセラピージャパン /株式会社 まつやホスピタリティ / パディア トリミングスクール 5

    ページ

    星野村麻生地区 森林・遊歩道整備事業

    NPO法人 がんばりよるよ星野村 / 株式会社 足達木材 /一般財団法人 星のふるさと 5

    ページ

    無料学習会「マナビバ」

    NPO法人 いるかねっと / 下山門団地連合会 /下山門自治協議会 / 下山門公民館 / 下山門校区民生委員会 6

    ページ

    NPOとの共働による不登校児童生徒の保護者支援事業

    不登校サポートネット / 福岡市 教育委員会生涯学習課 6

    ページ

    NPO法人 ニコちゃんの会 /福岡市 保健福祉局障がい者在宅支援課 3

    ページ

    受賞取組・団体一覧受賞取組・団体一覧(7件19団体)(7件 19団体)はじめに

    平成 28年 12月

    福岡県知事 小 川  洋

     少子・高齢化の進展や人々の価値観の多様化に伴い、NPO・ボランティアは福祉や子育て支援、環境保全など、さまざまな分野に活動の幅を広げ、地域課題を解決するサービスの担い手として大いに期待されています。 こうした中、福岡県では、NPO・ボランティアや企業、行政などが知恵や力を出し合い、ともに支え合う「共助社会づくり」を進めています。

     「ふくおか共助社会づくり表彰」は、NPO・ボランティアと企業、行政などによる優れた協働の取り組みを表彰し、県民の皆さんに広く紹介することで、公益的活動をさらに促進するとともに、NPO・ボランティアの社会的な信頼性向上を図り、共助社会づくりに資することを目的としています。

     今年度は、障害者福祉や不登校問題、子どもの学習支援、地域振興などの取り組みに対して、NPO・ボランティアと地域の専門機関や企業、行政などが協働して、それぞれの強みを生かしながら活動を行い、着実な成果に結びつけている7件の取り組みを表彰いたします。

     この表彰をきっかけとして、受賞された団体の取り組みがさらに広がるとともに、他の模範となることで、NPO・ボランティアと多様な主体による協働がより一層活発になり、これからの本県の共助社会づくりに寄与することを大いに期待します。

    おうちで暮らそうプロジェクト

    1 2

  • 3 4

     医療的ケアを必要とする重症心身障がい児・者の在宅介護を担う家族の負担を軽減するため、家族や看護師等の専門職で構成するNPOと行政が協働し、医療型短期入所サービスの拡充を図る取り組み。 医療機関や当事者家族に対する多角的な実態調査を通じて、障がい児・者の受け入れが拡がらない要因の一つとして「普段の様子を知らずに受け入れる医療機関の不安」を浮き彫りにした。その改善策として、家族が障がい児・者の日常やケアを詳細にまとめたパーソナルブックを考案、医療機関に情報共有ツールとして活用を提案し、新規受入施設の開拓に成功した。 さらに短期入所での対応が困難な超重症障がい児・者のた

    め、障がい児・者が普段利用している訪問看護ステーションを活用した宿泊サービスをモデル的に試行し、市での実用化検討につなげるなど、NPOの熱意が市との協働を通じて着実に実を結んでいる。

     豊かな自然の中で新しい障がい者支援を展開したいとの社会福祉法人の想いに、NPOが応え、障がいを持った人も参加できる里山保全活動を実践している。 里山保全活動に詳しいNPOが作業の計画や運営を行い、社会福祉法人が障がいのタイプに応じた活動のサポートを行っている。毎月2回、田んぼや畑の草取り、雑木林の手入れやシイタケ菌打ちといった里山保全活動を行っている。継続的に取り組むことで、障がい者の個性にあった作業内容を見いだすことができるようになってきた。 農福連携事業を実施する上で、NPOと社会福祉法人の協働体制はモデルの一つになりうる。今後、NPOは学んだ福祉系の知

    識を活用し、里山保全活動に誰もが参加しやすくなる手法を取り入れていく。

     地形上の特性から、市町を越えた連携が難しい京築地域において、NPOと行政が協働し、地域全体での歴史・文化・伝統の掘り起しと観光資源としての活用、次世代への伝承を図る取り組み。 修験と神楽とエコロジーをテーマに京築地域の資源の掘り起こしを行ってきたNPOは、平成21年から行政と共に人材育成やネットワークづくりに取り組んできた。これを平成25年から市町を越えてボランティアガイドが学び合う場「けいちくサルタヒコ養成塾」へと発展させた。神楽の演目に登場する道案内の神「サルタヒコ」の名を冠したメンバーが、「京築めぐりマップ」を制作、さらに体験型観光ツアーを企画・運営し、地域の魅力を発信している。 また、地域の風土を盛り込んだ「京築かるた」を作成、これを活用したふるさと講座や子ども会新春かるた大会などで、次世代へ地域の魅力を伝承し、郷土愛を育んでいる。

    市町の垣根を越えた「けいちくサルタヒコ養成塾」豊の国海幸山幸ネット京築連帯アメニティ都市圏推進会議

    団 体 名

    おうちで暮らそうプロジェクトNPO法人 ニコちゃんの会福岡市 保健福祉局障がい者在宅支援課

    団 体 名

    豊の国海幸山幸ネット〒824-0015 行橋市大字元永670  電話 090-8224-3115

    お 問 い合わせ先

    特定非営利活動法人 山村塾 〒834-1222 八女市黒木町笠原9836-1電話 0943-42-4300 FAX 0943-42-4300

    お 問 い合わせ先

    NPO法人 ニコちゃんの会 〒814-0153 福岡市城南区 井川6-37-8電話 092-863-5903 FAX 092-862-0597

    お 問 い合わせ先

    里山での福祉プロジェクト特定非営利活動法人 山村塾社会福祉法人 たからばこ

    団 体 名

  • 5 6

     障がい者の職域は一般に狭く、動物好きな障がい者が希望の職に就ける機会はほとんどない。そこで就労継続支援施設A型の認可を受けドッグカフェを運営するNPOと、NPOの活動に共感した高齢者専用住宅運営会社、セラピー犬を保有するトリミングスクールが協働し、新たに高齢者施設等向けのドッグセラピーの事業化を図り、障がい者の職域拡大につなげる取り組み。 NPOが障がい者へのセラピスト研修や実地訓練、マスコミ向け広報、新規受注の営業活動を行い、高齢者専用住宅運営者が保有施設での実地機会を提供、トリミングスクールがセラピー犬の提供や生徒の派遣を行っている。 高齢者の笑顔や発語効果が見られることが評価され、複数の高齢者介護施設との契約につながっており、現在、NPOでは9名の動物好きな障がい者の雇用を実現している。

     地域の子ども達が将来に希望を持って成長する環境づくりを目的に、自治組織やNPO、公民館、民生委員会が協働し、地域密着型の無料学習会を行う取り組み。 下山門地区で電球交換など介護保険対象外の軽サービスを提供しているNPOと自治会役員との会話の中で企画が実現した。 学習会は、毎週土曜日に開催。小・中学生を対象に、学生・社会人のボランティアスタッフが学力・習熟度に応じたきめ細かな個別指導を行っている。また、フードバンクと連携しバナナなどの補食も提供している。 平成26年12月の取組開始から、子どもの参加数は延べ1,200名、ボランティアの参加数は延べ500名を超える。 関係者で構成する実行委員会での定期的な情報共有や、ボランティアスタッフへの丁寧なサポートにより、地域に根ざした質の高い学習支援が実現されている。

     星野村は、平成24年7月の九州北部豪雨災害で大きな被害を受けたことなどもあり、観光客の減少や離農・離村という課題を抱えている。星野村の観光地である麻生地区にある2つの公園についても復興できていない状況にある。そこで、NPOが企業や一般財団法人と協働し、遊歩道の整備・修復や間伐・植栽を通して村の観光事業の復興を支援する取り組み。 人手不足の状況の中、復興には村外のボランティアの協力が必要不可欠であるが、NPOがその受入窓口として機能している。フェイスブックを活用した個人ボランティアの受け入れの他、県がマッチングを実施する「農山村との絆モデル事業」を活用し、企業、団体からの組織的なボランティアも受け入れている。

     ボランティア終了後の交流など、参加者が星野村の観光客として再訪したくなる工夫も随所に行われている。

     不登校に関する支援は、児童生徒が中心で、保護者への支援策は少なく、また、活動がボランティア団体、行政等個々に行われており、当事者に情報が伝わりにくい状況にある。そこで、NPOが行政と協働し、電話相談等の実施を通して保護者を支援する取り組みを行っている。 具体的には、NPOと専門家、行政各部署等でネットワークを構築し、必要な情報が不登校児童生徒を抱える保護者に届くようにしている。 また、電話相談「不登校ほっとライン」を開設し、悩みを抱える保護者の相談に対応。「不登校ほっとライン」のスタッフは、我が子の不登校を経験した方が中心となって対応し、相談者の安心につながっている。利用者は年々増加し、平成27年度で500名超となり、福岡市外からの相談もある。

    NPO法人 がんばりよるよ星野村 〒834-0201 八女市星野村13102-1電話 0943-24-8353 FAX 0943-24-8383

    お 問 い合わせ先

    不登校サポートネット 〒812-0023 福岡市博多区奈良屋町2-16電話 092-283-8815 FAX 092-292-3217

    お 問 い合わせ先

    星野村麻生地区 森林・遊歩道整備事業NPO法人 がんばりよるよ星野村 / 株式会社 足達木材一般財団法人 星のふるさと

    団 体 名

    障がい者も参画するドッグセラピー活動特定非営利活動法人 ドッグセラピージャパン株式会社 まつやホスピタリティ / パディア トリミングスクール

    団 体 名

    NPOとの共働による不登校児童生徒の保護者支援事業団 体 名

    無料学習会「マナビバ」NPO法人 いるかねっと / 下山門団地連合会下山門自治協議会 / 下山門公民館 / 下山門校区民生委員会

    団 体 名

    特定非営利活動法人 ドッグセラピージャパン 〒802-0064 北九州市小倉北区片野3-14-1電話 093-923-2128 FAX 093-923-2123

    お 問 い合わせ先

    NPO法人 いるかねっと 〒819-0054 福岡市西区上山門1-2-40電話 092-407-8760 FAX 092-407-8667

    お 問 い合わせ先

    不登校サポートネット福岡市 教育委員会生涯学習課