― 158 ―

４. 微生物学的検査４－１．細菌同定・グラム染色

平成 29 年度の微生物学的検査に関する外部精度管理調査（外部精度アセスメント）は、従来と同様に、模擬検体を用いて、オープン方式とブラインド方式を併用して実施した。

本年度の調査の主眼も昨年度と同様、基本的なレベルの評価に重点を置いた。すなわち、微生物検査において熟達しておくことが必須と思われる病原体の同定に関して、どの程度のレベルの検査技術に達しているかを評価した。また、微生物検査においては、菌種の同定とともに血清型の確認を含めた評価を行った。

今 回 の 調 査 に お い て 検 出 対 象 の 菌 と して、Staphylococcus saprophyticus、Cronobacter

（Enterobacter）sakazakii、 お よ び Klebsiella pneumoniae を用いた。

（１）調査方法ア．参加施設

細菌同定検査に参加した施設数および外注の有無を表１に示した。尿を対象とした検査（MB１）では 18 施設および便検体（MB2）を対象とした 22 施設の内、いずれも１施設が他施設への外注によって検査が実施され、残りの施設は全て自施設で検査を実施していた。一方、公衆衛生的検体のみ扱う施設は、尿で１施設、便で５施設が該当し、いずれも自施設で検査が実施されていた。イ．試料（模擬検体等）および実施方法

表２にオープン調査（MB1、MB2、MB3）およびブラインド調査（MB1’、 MB3’）に用いた供試菌株の性状を示した。オープン調査とブラインド調査は同一菌株を被験用の菌株として用いた。また、オープン調査（MB3）とブラインド調査（MB3’）は薬剤感受性同定の精度管理評価と兼ねて出題しており、メタロβ - ラクタマーゼおよびＥＳＢＬを産生する Klebsiella pneumoniae を出題した。

今回用いたいずれの菌株も生化学的性状は標

準的な性質を有している。表３に試料の保存試験成績を示しており、S. saprophyticusは24時間、C. sakazakii および K. pneumoniae は 48 時間後まで室温保存の条件下でも良好な保存状況を示すことが確認されている。

試料 MB2 の下痢便模擬検体は、目的菌種以外に夾雑菌として非病原性大腸菌 Escherichia coli を混入した。

検体の配付については、厚生労働省の告示により平成 19 年６月１日から適用されている「特定病原体等の運搬に係る容器等に関する基準」を遵守しておこなった。

調査に用いた模擬検体材料、症例の病歴および目的菌種を表４に示した。いずれも提供された情報のみで菌種を推定することは困難であるが、MB1、MB1’、 MB3、MB3’は尿路感染症、MB2 は腸管感染症の原因となる病原体であることが推定可能である。また、MB3、MB3’については提示された臨床経過からは耐性菌による感染が疑われる。

（２）結果の解析・評価ア．細菌同定試験

試料別に本年度使用した具体的な採点基準を表５に示した。

ふん便検体のように夾雑菌の混入が必須の検体においては、本調査の従来からの方針に従って、病原体以外に夾雑菌として混入した菌を併せて報告した場合は減点の対象にした。さらに配付試料に含まれていない他の病原菌を併せて報告した場合も減点の対象とした。

オープン調査に使用した MB1、MB2、MB3に関する各施設の検査成績を表６－１および表６－２に示した。

〈オープン調査〉MB1：今回は公衆衛生的検体を扱う検査所を含む対象検査施設全てが適切に報告していた。MB2：今回出題した C. sakazakii は、対象検査施設全てが適切に報告していた。また、夾雑菌として加えた非病原性の大腸菌を併せて報告していた施設は認めなかった。

― 159 ―

MB3：尿検体として K. pneumoniae を出題したが、対象となった全施設が正しく同定していた。なお、菌種コードは Klebsiella pneumoniaeの 282 と 回 答 し た 施 設 が 大 半 で あ っ た が、Klebsiella pneumoniae subsp. pneumoniae の 284と回答した施設も３施設あった。いずれの回答も正解と判断して集計を行った。MB3 については、薬剤感受性の評価を兼ねての出題であり、その結果は次項を参照していただきたい。

なお、オープン調査（MB1、MB2、MB3）の集計結果については表７に示した。

オープン調査（MB1、MB2）の検査に用いた培地の数については、表８に示すように尿検体

（MB1）は培地の種類は１から５種類で、２あるいは３種類用いている施設が 18 施設中、６施設ずつ認められた。

便検体（MB2）については３から９種類と施設間の差が大きく認められた。全体的に通常の検査に比べてオープン調査で多くの種類の培地を使用している傾向はこれまでと同様であった。

同定法については、表９に示すように、簡易同定キットおよび自動機器を使用していない施設はひとつも無く、MB1、MB2 ともにマイクロスキャンを同定に用いている施設が８施設と最も多かった。

同定に要する時間については、S. saprophyticusの同定に要した時間は 14 施設が 48 ～ 72 時間未満と最も多かったが、３施設が 72 ～ 96 時間未満とやや長い時間を要していた。C. sakazakiiは 13 施設が 48 ～ 72 時間未満と最も多かったが、８施設が 72 ～ 96 時間未満と答えた。今回は 96 時間以上を要した施設は無かった（表９）。

〈ブラインド調査〉ブラインド調査に使用した MB1’、 MB3’に関

する各施設の検査成績を表 10 に示した。MB1’：対象となった 24 施設中、１施設を除いて S. saprophyticus と報告した。ただし１施設は病原細菌認めずという回答であった。この施設において菌が分離できなかった原因としては、本菌は常温保存では 48 時間後に菌が陰性

化しているため、検体が提出されてから検査に供するまでに長時間を要した可能性も考えられる。

なお、今回、S. saprophyticus を対象としてオープン調査およびブラインド調査に参加した施設を対象としたクロス集計結果（表 11）では、ブラインド調査で１施設から「病原細菌認めず」という返答があった以外は全て一致した。MB3’：23 施設全施設が K. pneumoniae を正しく報告していた。MB3’も薬剤感受性の評価を兼ねての出題であり、その結果は次項を参照していただきたい。イ．グラム染色

グラム染色の評価用に提出した検体は今回も２検体出題を行った。

検体に関する病歴等の情報（表 12 －１）、判定基準（表 12 －２）、判定結果（表 12 －３）、および集計結果（表 12 －４）をそれぞれ示した。

本検体は Candida albicans によるカテーテル関連血流感染症患者からの血液塗抹標本検体である。カテーテルによる血流感染であることは容易に推定されると思われ、Candida も主要な原因菌であることから、グラム染色の観察によって属名までの菌名を推定することは難しくないと考えられる。

ただしグラム染色の形状だけで菌種名まで判定するのは困難であり、今回の回答ではCandida sp. という菌種名が 17 施設中、14 施設と大半を占めた。なお、それ以外の回答として、Candida albicans および Candida parapsilosis についても推定菌種は A と評価した。

なお、返却されたスライドグラスを確認した上での評価は３施設が適切に染色されているとはいえなかったため、B 評価とした。

検体に関する病歴等の情報（表 13 －１）、判定基準（表 13 －２）、判定結果（表 13 －３）、および集計結果（表 13 －４）をそれぞれ示した。

本検体は Pseudomonas aeruginosa による慢性気道感染の急性増悪の喀痰検体である。グラム

― 160 ―

染色性・形状として、グラム陰性桿菌と全ての施設が回答していた。ただし推定菌種として Pseudomonas aeruginosa 以外に Haemophilus influenzae や Klebsiella pneumoniae と回答する施設もあり、これらの施設では推定菌種を B 評価とした。またスライドグラスの確認により十分に染色されていない施設も認められた。なお、総合評価としてはこれらの全体的に判断して評価を行った。

（３）まとめ１．本年度の精度管理では、尿検体として S.

saprophyticus、便検体として C. sakazakii、および薬剤感受性の評価を兼ねて尿検体で K. pneumoniae を出題した。いずれの菌種もオープンおよびブラインド調査ともにほとんどの施設で適切に同定がなされていた。２．グラム染色の評価については、今回はカンジダと緑膿菌を出題した。基本的な出題ではあったが、残念ながら染色の精度が低い施設が認められた。 最後に、今回の調査に関してご尽力いただいた関係各位および調査にご協力いただいた検査施設の方々に深く感謝申し上げます。

MB1 MB2 MB3１．自施設で測定 17 ( 1) 21 ( 5) 16 ( 0)２．他施設に外注 1 ( 0) 1 ( 0) 1 ( 0)全体 18 ( 1) 22 ( 5) 17 ( 0)（ ）の数字は公衆衛生的検体のみ扱う施設の内訳

ＭＢ１ １ （尿グラム染色 ：陽性球菌 MSEY寒天培地発育 ：＋カタラーゼ ：＋ 卵黄反応 ：－

オキシダ－ゼ ：－ コアグラーゼ ：－

ＭＢTSI寒天(37℃） 斜面/高層 ：＋/＋ LIM培地(37℃）

H２S ： －

ガス ： ＋

オキシダーゼ ：－ リジン ：－ アルギニン ：＋ラムノース ：＋ シュクロース：＋ メリビオース：＋ズルシトール ：－ アドニトール：－ ラフィノース：＋クエン酸（ｼﾓﾝｽﾞ）：＋ マロン酸 ：－

ＭＢ TSI寒天(37℃） 斜面/高層 ：＋/＋ LIM培地(37℃）

H２S ： －

ガス ： ＋

グラム染色 ：陰性桿菌 OF ：Fカタラーゼ ：＋ VP ：＋オキシダ－ゼ ：－

ID 32E アピ 45074777371 l s n ni ne ni

リジン ： ＋

インド－ル ： －

運動性 ： －

同定キット プロファイル番号 同定キットによる成績

Kl i l l n umoni

リジン ： －

インド－ル ： －

運動性 ： ＋

黄色色素 ：＋

オルニチン ：＋ソルビトール：－

r n t r Ent r r a i

プロファイル番号

166360710

同定キットによる成績

c i us 同定キット

ID 32 スタフアピ

Staph lococcus u

表１．菌種同定の外注の有無

表２．供試菌株の性状

― 161 ―

直後室温 ４℃ 室温 ４℃ 室温

+++ +++ ++ +++ -+++ +++ + ++ -+++ +++ +++ +++ +++

MB ２

+++ +++ +++ +++ ++++++ +++ +++ +++ +++

+～+++ ：平板上での発育状態。

（E k z kii

試料No. 分離培地

MB １/MB １' h lo r h i uMSEY寒天培地

MB ３/MB ３'

供試菌株24時間 48時間

トリプトソイ寒天培地

トリプトソイ寒天培地

+++++++++++++++

l i e iDHL寒天培地

DHL寒天培地（37℃）

クロモカルト エンテロバクターサカザキ寒天培地（44℃）

表３．試料の保存試験成績

表４．調査に用いた模擬検体材料、症例の病歴および目的菌種

試料：ＭＢ１調査：オープン調査材料：尿症例 : 29 歳、女性。昨日から悪寒を伴う 39℃の発熱と右の腰背部痛を認め、解熱鎮痛薬でも改善しなかったため受診した。来院時の診察で肋骨脊柱角の叩打痛を認め、腎盂腎炎が疑われたため尿培養を実施した。菌種：Staphylococcus saprophyticus

試料：ＭＢ２調査：オープン調査材料：下痢便症例：生後 2 か月、女児。生まれた時は低体重出生児であったが、定期検診では特に問題を指摘されていなかった。3 日ほど前から下痢が続き、本日は嘔吐を認めたため受診した。体温 37.6℃、発疹は認めない。機嫌が悪く、泣き止まない。母親は母乳の出が悪く調整粉乳を用いている。菌種：Cronobacter（Enterobacter）sakazakii

試料：ＭＢ３調査：オープン調査材料：尿症例：65 歳、女性。５年前からタイで暮らしていたが、夫の退職に伴い日本に帰国した。３日前から排尿時痛と残尿感を認めたため来院。尿検査では膿尿を認め、亜硝酸塩は陽性であった。タイでも数回、膀胱炎を発症し、現地の医療機関で抗菌薬の処方を受けて軽快していたが、詳細は不明ということであった。菌種：Klebsiella pneumoniae（MBL(+), ESBL(+)）

試料：ＭＢ１’調査：ブラインド調査材料：尿症例：52 歳、女性。３日前から排尿時痛を感じるようになったため来院。残尿感と頻尿を認めるが、発熱はない。尿沈渣では白血球多数、菌も多数認めた。この１年間に膀胱炎を３回繰り返している

― 162 ―

表５．細菌同定の評価基準

< ＭＢ１、ＭＢ１’：尿培養 >・Staphylococcus saprophyticus と同定した場合 ５０点満点・Staphylococcus sp. と同定した場合 ２０点・Staphylococcus 属の他の菌と同定した場合 1 ０点・Staphylococcus 属以外の菌と同定 ０点・病原細菌認めずと報告 ０点

< ＭＢ２：便培養 >・Cronobacter sakazakii または Enterobacter sakazakii と同定した場合 ５０点満点・Cronobacter sp. または Enterobacter sp. と同定した場合 ２０点・夾雑菌として混入した菌のみ報告 ０点・病原細菌認めずと報告 ０点・夾雑菌として混入した菌を併せて報告 －１０点・食中毒の感染症の原因となる他の菌と誤同定 －２０点・試料に含まれない細菌を併せて報告 －２０点

< ＭＢ３、ＭＢ３’：尿培養 >・Klebsiella pneumoniae と同定した場合 ５０点満点・Klebsiella sp. と同定した場合 ２０点・試料に含まれない細菌を報告 ０点・病原細菌認めずと報告 ０点・試料に含まれない細菌を併せて報告 －２０点

※�本来目的とした菌が正しく同定されている場合は 50 点の評価とする。目的菌が正しく同定され、その他の菌も

併せて同定されている場合はさらに合算した評価とする。目的菌が同定されず、他の菌のみが同定されている

場合は単独での評価とする。

※臨床的検体を扱う検査所、および公衆衛生的検体を扱う検査所ともに同じ評価基準を採用した。

ため、原因菌の精査を目的として尿の培養を提出した。菌種：Staphylococcus saprophyticus

試料：ＭＢ３’調査：ブラインド調査材料：尿症例：76 歳、男性。2 年前に脳梗塞を発症し、半身不随で自宅療養中であった。神経因性膀胱による排尿障害のため自己導尿を行っていたが、膀胱炎を頻回に繰り返し、抗菌薬による治療で軽快していた。今回、７日前に膀胱炎の症状を認めたため来院し、レボフロキサシンを５日間処方されたが、症状が軽快しないということで再び来院した。菌種：Klebsiella pneumoniae（MBL(+), ESBL(+)）

― 163 ―

表６－１．オープン調査の各施設の評価結果（臨床的検体を扱う検査所）

施設 No. 試料ＭＢ１試料

ＭＢ２試料

ＭＢ３ 計

臨

床

的

検

体

を

扱

う

検

査

所

18 50 50 50 15022 50 50 50 15023 50 50 50 15027 50 50 50 15033 50 50 50 15036 50 50 50 15038 50 50 50 15047 50 50 50 15050 50 50 50 15052 50 50 50 15053 50 50 50 15058 50 50 50 15074 50 50 50 15092 50 50 50 15093 50 50 50 15094 50 50 50 15096 50 50 50 150

平均値 50 50 50 150最高値 50 50 50 150最低値 50 50 50 150

表６－２．オープン調査の各施設の評価結果（公衆衛生的検体を扱う検査所）

施設 No. 試料ＭＢ 1 試料ＭＢ２ 計

公衆衛生的検体を扱う

検査所

71 50 5072 50 5073 50 50 10075 50 50 10076 50 50 100

平均値 50 50 80最高値 50 50 100最低値 50 50 50

※ 受付対象外の部分については斜線で示した。検査結果の回答がなかった部分については空欄とした。平均値等の集計については空欄を対象外として評価した。

― 164 ―

表７．細菌同定の検査成績

（ ）の数字は公衆衛生的検体のみ扱う施設の内訳

〈オープン調査〉

〈ブラインド調査〉

菌種コード171 Cronobacter (Enterobacter )sakazakii282 Klebsiella pneumoniae284 Klebsiella pneumoniae subsp. pneumoniae499 Staphylococcus saprophyticus997 病原細菌認めず

表８．細菌同定に用いた培地数（ ）の数字は公衆衛生的検体のみ扱う施設の内訳

菌種 菌種 菌種

全体 18 ( 1) 全体 22 ( 5) 全体 17 ( 0)

499 18 ( 1) 171 22 ( 5) 282 14 ( 0)

284 3 ( 0)

MB1 MB２ MB３

全体 17 ( 0) 18 ( 1) 22 ( 3) 22 ( 3)1 種類 4 ( 0) 2 ( 0) 0 ( 0) 0 ( 0)2 種類 8 ( 0) 6 ( 0) 3 ( 2) 0 ( 0)3 種類 4 ( 0) 6 ( 0) 3 ( 1) 2 ( 0)4 種類 0 ( 0) 3 ( 1) 5 ( 0) 2 ( 1)5 種類 1 ( 0) 1 ( 0) 3 ( 0) 4 ( 0)6 種類 0 ( 0) 0 ( 0) 3 ( 0) 4 ( 0)7 種類 0 ( 0) 0 ( 0) 2 ( 0) 6 ( 2)8 種類 0 ( 0) 0 ( 0) 2 ( 0) 3 ( 0)9 種類 0 ( 0) 0 ( 0) 1 ( 0) 1 ( 0)

10 種類以上 0 ( 0) 0 ( 0) 0 ( 0) 0 ( 0)

通常 今回 通常 今回MB1 MB２

菌種 菌種

全体 24 全体 23

499 23 282 23

997 1

MB３’MB1’

― 165 ―

表９．同定された菌種と同定法,所要時間との関係（ ）の数字は公衆衛生的検体のみ扱う施設の内訳

〈MB2〉

菌種コード

（簡易同定キット自動機器の使用）

全体 24 ( 5)

1． 簡易同定キット・自動機器を使用していない

2． アピ20 2 ( 1)

3． アピケンキ

4． アピスタフ

5． アピストレップ20

6． Rapid 20E

7． Rapid ID 32E 1 ( 1)

8． バイオテスト1号

9． BD BBL CRYSTAL E/NF 2 ( 0)

10． BD BBL CRYSTAL GP

11． IDテスト・EB-20 5 ( 3)

12． IDテスト・SP-18

13． マイクロスキャン 8 ( 0)

14． バイテック 3 ( 0)

15． その他 3 ( 0)

（同定に要した時間）

全体 21 ( 5)

24時間未満

24～48時間未満

48～72時間未満 13 ( 1)

72～96時間未満 8 ( 4)

96時間以上

171

〈MB1〉

菌種コード

（簡易同定キット自動機器の使用）

全体 18 ( 1)

1． 簡易同定キット・自動機器を使用していない

2． アピ20

3． アピケンキ

4． アピスタフ 1 ( 0)

5． アピストレップ20

6． Rapid 20E

7． Rapid ID 32E

8． バイオテスト1号

9． BD BBL CRYSTAL E/NF

10． BD BBL CRYSTAL GP 1 ( 0)

11． IDテスト・EB-20

12． IDテスト・SP-18 2 ( 1)

13． マイクロスキャン 8 ( 0)

14． バイテック 4 ( 0)

15． その他 2 ( 0)

（同定に要した時間）

全体 18 ( 1)

24時間未満

24～48時間未満 1 ( 0)

48～72時間未満 14 ( 1)

72～96時間未満 3 ( 0)

96時間以上

499

― 166 ―

表 10．ブラインド調査の各施設の評価結果

施設 No. 試料 MB1’ 試料 MB3’ 計

3 50 50 100

7 50 50 100

8 50 50 100

10 50 50 100

14 50 50 100

18 50 50 100

23 50 50 100

27 50 50 100

28 50 50 100

36 50 50 100

38 50 50 100

41 50 50 100

43 50 50 100

44 50 50 100

45 50 50 100

46 50 50 100

47 50 50 100

51 50 50 100

52 0 50 50

55 50 50 100

61 50 50 100

62 50 50 100

63 50 50

94 50 50 100

平均値 47.9 50 95.8

最大値 50 50 100

最小値 0 50 50

※検査結果の回答がなかった部分については空欄とした。平均値等の集計については空欄を対象外として評価した。

― 167 ―

表１１．オープン、ブラインド調査成績のクロス集計オープン調査およびブラインド調査に参加した施設を対象

〈MB１〉

499 997

8 7 1

同定菌

8 7 1499

ブラインド調査（検査所数） 合

計 オープン調査（検査所数）

合 計

同 定 菌

表 12 － 1．グラム染色精度管理調査用病歴等

検体：血液疾患：Candida albicans によるカテーテル関連血流感染症患者： 62 歳の男性。多発性骨髄腫の治療のため入院となり、2 週間前から化学療法を行っている。

白血球数が減少した時期から 38℃前後の発熱が続いたため、血液培養を実施した。なお、２週間前から末梢の血管留置カテーテルが挿入されており、先週入れ替えたということだが、挿入部位に若干の発赤を認める。

標本：血液検体を直接塗抹して、アルコール固定

― 168 ―

表 12 － 2. グラム染色の判定基準（MB4：血液塗抹標本）

１）染色技術 Ａ：酵母様真菌がグラム陽性に、その他がグラム陰性に染色されている。 Ｂ：酵母様真菌がグラム陽性に、その他がグラム陰性に染色されていない。 Ｃ：酵母様真菌がグラム陽性に染色されていない。

２）菌の染色性と形状判定

Ａ：染色は良好で、菌の染色性・形状判定が正しい。 Ｂ：染色が（やや）不良であるが、菌の染色性・形状判定が正しい。Ｃ：菌の染色性・形状判定が（一部）誤っている。

３） 推定菌種

Ａ：Candida sp. を推定している。 Ｂ：Candida sp. 以外を推定しているが、コメントでは推定している。Ｃ：Candida sp. 以外を推定していて、コメントでも推定していない。

４）検体の培養条件

Ａ：Candida sp. の培養条件に適している。 Ｂ：Candida sp. の培養条件に適していないが、発育できる環境である。

Ｃ：Candida sp. の培養条件に適していない。 ５）総合判定 Ａ 優：グラム染色技術と判定能力もほぼ良好なもの。 Ｂ 良：グラム染色技術と判定能力に若干問題があるもの。 Ｃ 可：グラム染色技術と判定能力に問題があるもの。 Ｄ 不可：グラム染色技術と判定能力に著しく問題があるもの。

― 169 ―

表 12 －３．グラム染色（MB4：血液塗抹標本）の判定結果一覧表

施設 No. 染色技術 菌の染色形状判定推 定菌 種

検 体 の培養条件

総 合評 価

18 B B A A B22 A A A A A23 A A A A A27 A A A A A33 A A A A A36 A A A A A38 A A A A A47 A A A A A50 A A A A A52 A A A A A53 A A A A A58 A A A A A74 A A A A A92 B B A A B93 A A A A A94 B B A A B96 A A A A A

― 170 ―

表１２－４．グラム染色標本の集計（MB４）

１．外注の有無

全体 17自施設で実施 17他施設に外注 0

２．グラム染色性・形状

全体 176.その他の微生物 17

３．推定菌種名

全体 17611 Candida albicans 2615 Candida parapsilosis 1617 Candida sp. 14

４．菌量

全体 17611 Candida albicans 多量 1

ごく少量 1615 Candida parapsilosis 中等度 1617 Candida sp. 少量 6

通常菌量は報告していない 8

５．検体の品質

全体 17 培養に適した検体 17 培養に適さない検体 0 どちらともいえない（培養してみなければわからない） 0 このような判断をしたことがない 0

― 171 ―

表 13 － 1. グラム染色精度管理調査用病歴等

表 13 － 2．グラム染色の判定基準（MB5：喀痰標本）

検体：喀痰疾患：Pseudomonas aeruginosa による慢性気道感染の急性増悪患者： 72 歳の男性。40 年以上の喫煙歴を有し、COPD の診断で治療を続けている。５日前頃より

微熱が続き、痰の量が増加し、咳も頻回になり、呼吸困難の程度が強くなった。本日、外来を受診したが胸部 X 線では明かな陰影は認めなかった。なお、これまでも年に数回程度は、同様の増悪を認め、その度に外来で抗菌薬が投与されて改善していた。

標本：喀痰を直接塗抹して、アルコール固定

１）染色技術Ａ：P.aeruginosa と白血球の核がグラム陰性に染色されている。 Ｂ：P.aeruginosa がグラム陰性に染色されているが、一部染色が不明瞭である。 Ｃ：P.aeruginosa と白血球の核がグラム陽性に染色されている。

２）菌の染色性と形状判定 Ａ：染色は良好で、細菌の染色性・形状判定が正しい。 Ｂ：染色がやや不良であるが、細菌の染色性・形状判定が正しい。 Ｃ：細菌の染色性・形状判定が誤っている。

３）推定菌種

Ａ：P.aeruginosa を報告している。 Ｂ：P.aeruginosa 以外のグラム陰性桿菌を報告している。 Ｃ：グラム陽性菌を報告している。

４）検体の培養条件

Ａ：P.aeruginosa の発育に適している。 Ｂ：P.aeruginosa の発育に適していないが、発育できる。 Ｃ：P.aeruginosa の発育に適していない。

５）総合判定

Ａ 優：グラム染色技術と判定能力もほぼ良好なもの。 Ｂ 良：グラム染色技術と判定能力に若干問題があるもの。 Ｃ 可：グラム染色技術と判定能力に問題があるもの。 Ｄ 不可：グラム染色技術と判定能力に著しく問題があるもの。

― 172 ―

表 13 － 3．グラム染色（MB ５：喀痰塗抹標本）の判定結果一覧表

施設 No. 染色技術 菌の染色形状判定推 定菌 種

検 体 の培養条件

総 合評 価

18 B B A A B22 A A A A A23 B B B A A27 A A A A A33 B B B A B36 A A A A A38 A A A A A47 B B A A B50 A A A A A52 A A B A A53 A A A A A58 B B A A B74 B B B A B92 B B A A B93 A A B A A94 A A B A A96 A A B A A

― 173 ―

表１３－４．グラム染色標本の集計（MB５）

１．外注の有無

全体 17自施設で実施 17他施設に外注 0

２．グラム染色性・形状

全体 171.グラム陰性桿菌 17

３．推定菌種名 (複数回答あり)

全体 20253 Haemophilus influenzae 6282 Klebsiella pneumoniae 3441 Pseudomonas aeruginosa 11

４．菌量

全体 17253 Haemophilus influenzae 多量 5

中等度 1282 Klebsiella pneumoniae 多量 3441 Pseudomonas aeruginosa 多量 7

中等度 1

５．検体の品質

全体 17 培養に適した検体 14 培養に適さない検体 1 どちらともいえない（培養してみなければわからない） 2 このような判断をしたことがない 0

― 174 ―

表１４．「設問．通常業務で同定可能な細菌について」の集計結果

１． 臨床的検体を扱う検査所

施設No. 菌 種 （菌種コード表参照）

18 4 21 22 23 32 41 42 51 52 53 54 55 56 81 101 111 112 113 131 141142 151 152 153 154 162 163 171 181 191 193 195 201 202 203 204 205 211 212 213214 218 221 231 241 252 253 254 255 256 261 281 282 286 311 321 371 372 373 381391 401 411 421 422 423 432 433 441 442 443 444 451 452 453 454 455 456 457 458459 460 472 473 475 481 482 483 484 491 494 495 496 497 498 499 501 502 511 521522 523 524 526 527 528 529 530 532 533 534 535 536 537 538 539 551 552 553 554571 572 581 592 595 611 612 614 615 616 617 631 645

22 1 81 163 204 253 301 421 452 473 496 4 101 171 205 254 311 422 453 481 49821 113 181 211 255 321 423 454 482 499 23 131 182 212 256 371 431 455 483 50141 141 191 213 257 372 432 456 484 511 42 142 193 214 261 373 433 457 485 52352 143 195 218 271 381 434 458 491 525 54 151 201 221 281 391 441 459 492 52655 152 202 231 282 401 444 460 493 527 56 154 203 252 286 411 451 472 495 528

529 530 531 532 533 534 536 537 538 539 540 571 592 611 612 615 616 617 631 645996 997 998

23 1 3 4 21 23 31 32 42 81 91 101 111 113 115 131 141 142 143 163 171173 181 191 193 195 201 202 203 204 205 211 212 213 214 218 221 241 252 253 254255 257 261 281 282 283 286 311 321 371 372 373 381 391 401 421 422 423 431 432433 434 441 442 443 444 453 454 455 456 457 458 459 460 471 472 473 475 481 482483 484 492 493 494 495 498 499 501 511 527 533 536 523 526 537 538 539 551 552553 555 557 558 571

27 4 23 31 32 41 42 81 101 131 142 143 163 171 181 191 193 195 201 202 203204 205 211 212 213 214 218 221 253 256 261 281 282 286 311 321 371 372 373 381391 401 421 422 423 434 441 444 451 452 453 454 455 456 457 458 459 473 475 481482 483 494 499 501 511 523 526 527 531 533 536 537 538 539 540 551 552 553 554555 556 557 558 571 572 595 617 645 252 460 559 484

33 1 2 3 4 23 31 41 42 51 52 53 54 55 71 81 101 111 112 113 114131 141 142 143 151 152 153 154 163 171 181 191 192 193 194 201 202 203 204 205211 212 213 214 231 241 253 254 255 256 257 261 281 282 311 321 371 372 381 391401 411 421 422 431 432 433 441 442 443 444 451 452 453 454 455 456 457 458 459460 471 472 473 474 481 482 483 484 491 495 496 497 498 499 511 521 523 526 527528 529 530 533 534 535 536 537 539 540 551 552 553 554 555 556 557 558 559 571572 581 591 592 594 595 611 612 613 614 615 616 617 631 632 641 642 643 644 655301

36 1 3 4 21 22 23 31 32 41 42 51 52 53 54 55 56 71 81 101 111112 113 115 121 122 131 141 142 143 151 152 154 161 162 163 171 173 181 182 191192 193 194 195 201 202 203 204 205 211 212 213 214 215 216 217 218 221 231 241252 253 254 256 257 261 262 271 272 281 282 283 286 301 311 312 321 331 341 342343 344 345 351 352 353 356 371 372 373 381 391 392 401 411 421 422 423 432 433434 441 443 444 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 472 473 475 481 482 483484 485 491 495 496 498 499 501 511 521 522 523 526 528 529 530 532 533 534 535537 538 539 551 552 553 554 555 556 557 558 559 571 581 591 592 593 594 595 611612 613 614 615 616 617 631 632 641 642 643 645 701 702 703 705 999

38 1 3 4 21 23 31 32 41 42 52 56 71 72 81 101 112 114 115 122 131142 143 151 152 154 163 181 182 195 201 202 203 204 205 211 212 213 214 218 221231 253 254 257 261 262 271 272 281 282 286 301 302 311 312 321 371 372 373 391392 401 411 421 422 423 432 433 434 441 442 443 444 451 452 453 454 455 456 457458 459 460 475 481 482 483 484 485 491 501 511 521 522 523 526 527 528 529 999530 531 532 533 534 535 536 537 540 552 553 554 557 558 559 571 572 573 581 592595 611 612 614 615 616 617 631 632 645 701 702 705 706 996 997 998

47 1 4 21 22 23 42 52 56 81 111 113 115 143 152 154 163 171 173 191 193195 201 202 203 204 205 211 212 213 214 215 216 217 218 221 231 252 253 256 257281 282 286 321 371 372 373 401 421 422 434 441 444 451 452 453 454 455 456 457458 459 460 475 481 482 483 484 485 491 498 499 501 521 522 523 526 533 540 551552 553 554 555 556 557 558 559 571 572 573 617 706 996 997 998 999

― 175 ―

施設No. 菌 種 （菌種コード表参照）

50 1 3 4 11 21 22 23 31 32 41 42 51 52 53 54 55 56 71 72 8191 101 102 111 112 113 115 121 122 131 141 142 143 151 152 153 154 161 162 163

171 172 173 181 182 191 192 193 194 195 201 202 203 204 205 211 212 213 214 218221 231 241 252 253 254 255 256 257 261 262 271 272 281 282 286 301 302 311 312321 331 341 342 343 344 345 351 352 353 354 356 357 371 372 373 381 391 392 401411 421 422 423 431 432 433 434 441 442 443 444 451 452 453 454 455 456 457 458459 460 471 472 473 474 475 481 482 483 484 485 491 492 493 494 495 496 497 498499 501 502 511 523 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539540 551 552 553 554 555 556 557 558 559 571 572 573 581 591 592 593 594 595 611612 613 614 615 616 617 631 632 645 701 702 703 704 705 706 996 997 998

52 1 2 4 21 23 41 42 52 54 55 56 71 81 101 111 113 142 143 151 152154 161 163 181 191 193 195 201 202 203 204 205 211 212 213 214 218 221 241 252253 254 256 271 281 282 301 311 321 331 341 342 343 344 345 351 352 353 354 355371 372 373 391 401 421 422 423 434 441 444 451 452 453 454 455 456 457 458 459473 475 481 482 483 484 491 495 498 499 511 523 526 527 528 529 530 532 533 534535 536 537 539 540 551 552 553 554 555 556 557 558 571 572 581 591 592 593 594595 611 612 613 614 615 616 617 631 632 641 642 643 644 645 701 702 703 705 706996

53 4 21 23 32 41 42 52 56 81 101 115 121 131 142 143 151 152 154 163 171181 191 193 195 201 202 203 204 205 211 212 213 214 215 216 217 218 221 231 241253 256 261 281 282 283 284 286 311 321 371 372 373 381 391 401 421 422 423 432433 434 441 444 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 472 473 475 481 482 483484 485 491 494 495 496 497 498 499 501 511 521 522 523 526 527 528 529 530 533534 535 536 537 539 540 551 552 553 554 555 556 557 558 571 595 611 612 614 615616 617 631 706 996 997

58 1 3 4 21 22 23 31 32 41 42 52 53 54 55 56 71 81 101 111 112113 114 115 121 131 142 143 151 152 154 161 163 171 181 191 193 195 201 202 203204 205 221 231 241 253 254 256 261 271 281 282 283 286 301 311 321 331 341 342343 344 345 351 352 353 356 371 372 373 381 391 392 401 411 421 422 423 431 432433 441 443 444 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 472 473 475 481 482 483484 494 495 496 497 498 499 501 511 521 522 523 526 528 529 530 531 533 534 535537 539 540 551 552 553 554 555 556 557 558 559 571 572 591 592 593 594 595 611612 613 614 615 616 617 631 632 645 701 702 703 705 996 997 999

74 1 2 4 21 22 23 31 32 41 42 52 56 81 101 111 112 113 115 121 141142 143 152 154 161 163 171 181 182 191 193 195 201 202 203 205 211 212 213 214221 231 241 252 253 254 255 256 257 261 262 281 282 286 311 312 321 371 373 381391 392 401 421 422 423 431 432 433 434 441 442 443 444 451 452 453 454 455 456457 458 459 460 473 475 481 482 483 484 485 491 492 493 494 495 496 497 499 500501 502 511 521 522 523 526 527 530 533 534 536 537 538 539 540 551 552 553 554555 557 559 571 572 573 595 611 612 614 615 616 617 631 645 997 998

92 3 4 21 22 23 32 41 42 52 56 71 81 101 111 112 113 115 131 141 142143 151 152 154 161 163 171 173 181 182 191 192 193 194 195 201 202 203 204 205211 212 213 214 216 218 221 231 241 252 253 254 255 256 257 261 262 271 281 282286 301 311 321 331 332 341 342 343 344 345 351 352 353 354 356 357 371 372 373381 391 392 401 411 421 422 423 431 432 433 434 441 443 444 451 452 453 454 455456 457 458 459 460 471 472 473 474 475 481 482 483 484 485 491 492 493 494 495496 497 498 499 501 511 521 522 523 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536537 538 539 540 551 552 553 554 555 556 557 558 559 571 572 581 591 592 593 594595 611 612 613 614 615 616 617 631 632 645 701 702 705 706

93 1 2 3 21 22 31 41 52 56 71 81 101 112 113 115 131 142 151 152 161163 171 181 191 192 193 201 202 203 204 211 212 213 214 218 221 231 241 252 253256 261 271 281 282 301 311 321 331 332 341 342 343 344 345 351 352 353 354 355356 357 358 371 372 373 381 391 392 401 421 422 432 433 441 443 444 451 452 453454 455 456 457 458 459 460 472 473 481 482 483 484 491 495 496 497 498 499 511523 526 527 531 533 534 535 536 551 552 553 554 555 556 557 558 559 571 572 581591 592 595 611 612 614 615 616 617 631 645 701 702 703 705 996 997 998

94 4 21 22 23 32 41 42 51 52 53 54 55 56 71 81 101 111 112 113 131141 142 143 151 152 153 154 161 163 172 181 182 183 191 192 193 194 195 201 202203 204 231 241 252 253 254 255 256 257 261 271 272 281 282 286 301 311 321 331332 341 342 343 344 345 351 352 353 356 371 372 373 381 391 392 401 411 421 422423 432 433 434 441 443 444 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 472 473 475481 482 483 484 491 494 495 496 497 511 521 522 523 526 527 528 529 530 532 533534 535 536 551 554 556 557 558 571 572 581 591 592 594 595 611 612 613 614 615616 617 631 645 701 702 704 705

― 176 ―

施設No. 菌 種 （菌種コード表参照）

96 1 4 21 23 31 32 41 42 52 56 71 72 81 101 112 114 115 131 142 143151 152 154 161 163 171 181 191 193 195 201 202 203 204 205 211 212 213 214 218221 231 241 252 253 254 256 257 261 271 281 282 286 301 311 321 331 341 342 343344 345 351 352 353 354 355 356 357 371 372 373 381 391 392 401 421 422 423 432433 434 441 443 444 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 472 473 475 481 482483 484 485 491 495 496 499 502 511 521 522 523 526 530 533 534 537 540 551 552553 554 555 556 557 558 559 571 572 573 581 595 611 617 631 645 702 705 706 999

２． 公衆衛生的検体を扱う検査所

施設No. 菌 種 （菌種コード表参照）

71 111 113 115 211 212 213 214 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 481 482 483484 485 552 553 554 557

72 111 113 115 211 212 213 214 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 481 482 483484 491 557

73 23 41 114 115 143 152 173 182 195 211 212 213 214 218 262 286 321 401 423 444451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 475 481 482 483 484 485 491 502 551 552553 554 555 556 557 558 573 998

75 21 115 171 211 212 213 214 401 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 481 482483 484 485 491 552 553 554 557 571

76 211 212 213 451 452 453 454 455 456 458 460 481 482 483 484 485

表１５．通常業務で同定可能な菌種別の施設Ｎｏ．

試料No. 菌種コード 施 設 No.

ＭＢ１ 18 22 23 27 33 36 47 50 52 53 58 74 9293 96

ＭＢ２ 18 22 23 27 33 36 47 50 53 58 74 75 9293 96

ＭＢ３ 18 22 23 27 33 36 38 47 50 52 53 58 7492 93 94 9653

499

171

282

284