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2013年9月22日 第12回情報デザインフォーラムでの講演。
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Copyright © Masaya Ando
千葉工業大学 デザイン科学科 Chiba Institute of Technology Department of Design
安藤 昌也 [email protected]
UXデザインとアイディアワークショップ 情報デザインフォーラム
2013年9月22日
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1
企業におけるUXのワークショップ
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2
近年の企業ワークショップとテーマの例
CATV連盟・若手経営者の会
– “安心・安全・地域”を切り口にした新しいサービスの探索
自動車部品メーカー
– 新しいHMIのコンセプトの開発
音楽配信サービス企業
– UXを軸とした新サービス戦略の策定とサービスアイディアの検討
大手電機メーカー デザイン部署
– UXデザイン戦略とプロセスの策定とその施行
大手電機メーカー 新規事業開発部署
– 体験からの発想・企画力の強化
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3
ビジネス評価 プロトタイピング
某社での実施例~“体験からの発想・企画力ワークショップ”
①発想ブートキャンプ
【講義】 ・発想とはどういうことか
・イノベーションのための発想とは
【ワークショップ】 ・インプロビゼーション ・Inspiration Word ・最悪トラベル
②体験価値分析
【講義】 ・エスノグラフィと発想 ・体験価値分析法 【ワークショップ】 ・フォトエッセイ ・フォトエッセイインタビュー
・KA法 ・価値マップの作成
④アイディアのブラッシュアップと
評価
【講義】 ・体験の可視化と開発プロセスとの接合性
・構造化シナリオ法 【ワークショップ】 ・ストーリーボード ・UXコンセプトツリー ・アイディア・タスク展開
③アイディア発想と体験の可視化
【講義】 ・アイディアの発想と収束
・ペルソナとUXマップ ・UXコンセプトツリー ・体験可視化の意義 【ワークショップ】 ・企画アイディアの発想 ・アイディアの選び方 ・構造化シナリオ法 ・アクティングアウト
⑤ビジネスモデルと企画の取り
まとめ
【講義】 ・ビジネスモデルの2つの側面
・企画書の要点 【ワークショップ】 ・CVCA ・ビジネスモデルキャンパス
・企画書づくり
準備・体制 ユーザーの理解
発想・収束
ユーザーの理解から体験をデザインするプロセスを ワークショップを通して実践する
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4
UXをデザインするための様々な技法の例
ユーザーの体験価値
を探索するフェーズ
企図した体験を
実現するフェーズ
実現すべきユーザー体験と その効果の可視化
ユーザー行為の観察・インタビュー エスノグラフィ KA法による価値モデリング、上位下位分析 ペルソナ/問題シナリオ エンパシーマップ
製品・サービスアイディア バリューシナリオ、ストーリーテリング
アクティングアウトによる体験のスケッチ アクティビティシナリオ ユーザージャーニーマッピング、UXマップ 9コマストーリー
プロトタイピング/モックアップ サービスブループリント ビジネスモデルキャンバス ユーザー評価
コンセプトアイディア
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5
ワークショップで学ぶ・創る
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6
UXDのアイディアをどう 評価・選択していくべきか?
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7
アイディア投票
創出されたアイディアを、いくつかの視点からワークショップで投票してみる。
自分がユーザーだったらぜひ使ってみたいと思うアイディア
企業として提供したら ウケそうだと思うサービス
実現性が高いと思う アイディア
個人的にいいと思うアイディアには 各自の理想とするコンテクストが
反映されているはず
会社としてうけそう思うアイディアには 各社のDNA、各社のサービス文脈が
反映されているはず
実現性が高いと思うアイディアには 各自の技術の系譜・文脈が
反映されているはず
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8
アイディアの選択に作用する“コンテクストイメージ”
複数のアイディアを選択・判断した結果には、ワークショップ参加者のコンテクストイメージが反映されている。
発散過程 収束過程 再発散過程
コンテクスト イメージ
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9
UXコンセプトツリーの構造~パソコン教室企業の例
どうやって 実現するか?
KFS キー満足要因
本質的体験価値 (体験コンセプト)
具体提案 ?
タッチポイント での体験
? ?
続けられる理由がある
?
行きにくい時間でも 受講できる
チャンスがある
教えあえる・学びあえる 仲間との出会いがある
学び続ける私を 応援してくれる 仕組みがある
? ?
・時間が選べる ・いつ行っても同じ質 のサービスが受けれる
・リアルな実例がわか る ・どういう人かわかる
・よいタイミングで働き かけてくれる ・愛着がわくキャラクタ
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10
UXコンセプトツリーとデザインの流れ
UXコンセプトツリーを意識し、ストーリーボードでユーザー体験=アクティビティを可視化する。それを手掛かりに、プロダクトのアイディアとタスクをブレークダウンして設計する。
UXコンセプトツリー いつでも確認しながらやり取りできる
事前に手順がわかり、事後に結果が確認できる
・わかりやすい帳票・説明の用語統一
窓口での接客で安心取引体験
自分の操作にあやまりがないことが確認できる
・フィードバックを・・・・・・・・・・
ATMで落ち着いて操作できる体験
サービスの方向性(価値)
商品コンセプト
ベネフィット(モノ)
ターゲット(人) シーン(場)
サービスアイディア
ストーリーボード
アイディア・タスク展開
インタラクションシナリオ
ペーパープロトタイプ
ビジネスモデル
アクティビティシナリオ
潜在的な望ましい
コンテキストを抽出
アイディアを修正
体験を可視化
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11
“体験”から発想するからこそできるアイディア
“できる・やる”だけに囚われず “やってあげよう・一緒にやろう”など、よりソーシャルなアイディアを意識する
「ヤル・パラダイム」から「Let’s パラダイム」へ
できる できない
やる やらない
一緒に 創造的に
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12
プレゼンテーションに関するお問い合わせ
安藤研究室は、総武線津田沼駅3分の千葉工業大学津田沼キャンパスにあります。
お近くにお寄りの際はぜひ!
安藤個人宛 連絡先
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