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学校法⼈⽴命館 災害復興⽀援室 東⽇本⼤震災復興⽀援に関わ …...2011/03/11  · みなさまのご支援ご協力により、復興のための知恵や教訓を未来へ

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ご挨拶 ⽴命館副理事⻑・⽴命館災害復興⽀援室⻑ 服部 健⼆ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

1.東⽇本⼤震災をうけた⽴命館の取組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

2.2012 年度活動報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

(1)⽴命館災害復興⽀援基⾦(復興+R 基⾦)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

(2)被災学⽣⽀援⾦の⽀給・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

(3)復興活動⽀援⾦による⽀援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

(4)連携拠点を通じた⽀援 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

(5)APU、⼩学校・中学校・⾼等学校における取組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

(6)⼤学の各学部・研究課の取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14

(7)その他関連組織による取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19

(8)東⽇本⼤震災に関る研究推進プログラムの実施・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21

(9)教職員による⽀援活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25

(10)学⽣による⽀援活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26

(11)その他、学内外に向けた取組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29

(12)災害復興⽀援に関わる情報発信・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33

3.今後の活動について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35

4. 災害復興⽀援室より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36

【資料】2012 年度 活動年表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37

学校法⼈⽴命館 災害復興⽀援室 東⽇本⼤震災復興⽀援に関わる 2012 年度活動報告書

⽬ 次

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震災から 3 年目を迎え、東日本大震災で被災した東北の各地からは、復興計画や住宅再建のスケジ

ュールが公開されるなど、ようやく復興の槌音が聞こえはじめたところです。

2011 年 3 月 11 日の東日本大震災以降、立命館は教育研究機関としてなにができるか、なにをしな

ければならないかを念頭におき取り組んでまいりました。

2012 年度は、主に①災害復興支援基金(復興+R 基金)による被災学生への経済支援の継続 ②東

日本大震災に関する研究推進プログラム ③教職員を主体とした災害復興支援活動へのサポートプロ

グラム ③後方支援スタッフ派遣をはじめとしたボランティアバスによる学生派遣に取り組んで参り

ました。また、特に 2012 年度は新たな展開として、立命館大学と大船渡市との災害復興に関る協定の

締結、復興支援をテーマとした台湾・淡江大学との学生フォーラムの開催の他、3.11 追悼企画「いの

ちのつどい」を開催致しました。みなさまのご支援ご協力により、復興のための知恵や教訓を未来へ

と受け継ぐための取り組みや、多様な主体との連携を行なうことができました。

ここに、ささやかではありますが、この一年間の災害復興支援室の取り組みをまとめました。

被災地の瓦礫の山は、多くの地域で片付きつつありますが、被災された方々の心のケアや暮らしの

復興は、まだまだこれからであり、しなければならないことはまだまだ山積し、今後さらにさまざま

な支援活動が求められていくことが予想されます。

被災学生への支援は、2013 年度は 8 名の学生への支援を実施し、修了年限までの支給を予定してお

ります。学生・生徒の活動支援に関しましても、現地に赴いた学生からは「被災地にいかなければ決

して学べないことがある。」と、被災地の方々からは「関西の生徒、大学生が東北を思い、支援に来て

くれることが心の励みになる。」との声をいただき、ボランティア活動の内容は刻々と変化するにして

も、その意義は依然として大きいものであると認識しております。

私たちは、復興支援活動を学園の基本計画R2020に反映し、中長期の復興支援の取り組みを視

野に、第3年目の災害復興支援室の活動計画を具体化しつつあります。

この私たちの取り組みに心を寄せていただく学園内外のみなさまと協力しあいながら、被災された

方々とその復興の営みに寄り添うように努め、同時に未来を担う児童・生徒・学生にも添った支援に

尽力する所存です。

立命館 副理事長

立命館災害復興支援室長

服部 健二

ご挨拶

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2012 年度の取り組み状況と成果

学校法人立命館では、東日本大震災と原子力発電所事故が社会にもたらした未曾有の事態を受けて、

教育・研究機関としての復興へ貢献を行なうことを学校法人立命館の中期計画(2010 年度から 2020

年度)への反映と、取り組みを継続的に実施していくことについての確認を行いました。また学園と

して速やかな意思決定のもとこれらの取り組みの具体化と学内・学外機関との効果的連携・調整をは

かることを目的に、2011 年 4 月に立命館災害復興支援室を設置しました。

2011 年度は、学園内外の関係者の皆さまから多額の寄付を頂戴し、これを活動の原資として、学園

の多様な担い手が、復興に貢献する研究の推進や教育を通じた支援、ボランティア派遣など、様々な

復興支援の取り組みを展開することができました。また同時に、今後、東北と関西の物理的な距離の

課題や、時間の経過による震災の記憶や教訓の風化の課題に対し、いかに関心を維持しながら取り組

みを継続的に展開するかが課題となりました。

これらの経緯をふまえ 2012 年度は、今後長きに渡ることが予想される復興において、学園の各部署

の通常業務における復興への貢献や減災社会の構築への寄与となる取り組みを埋め込み、日常化をし

ていくことを目標としました。そのため、災害復興支援室では、支援の最前線にある現地自治体・団

体と連携しながら、学園のあらゆる関係者の復興への関心の芽を育て、行動へと駆り立てていくため

のフォローアップと、自主的、自発的、積極的、先駆的な取り組みを促すため、学園としての多彩な

支援シーズのすり合わせ、東北の被災地のニーズに結びつけることを目的に、以下の取り組みを実施

しました。

<2012 年度 取り組みの柱と成果>

①復興+R 基金「被災学生支援金」被災在学生への経済支援の継続

・支援対象となっている学生への継続審査の実施と支援決定

②連携拠点を通じた復興支援

・宮古市への後方支援スタッフ(学生ボランティアバス)派遣継続

・大船渡市との災害復興に関する連携協定締結

・連携拠点を対象とした夏まつり等の学生派遣の継続

・スポーツ健康科学部が申請し、文部科学省「復興教育支援事業」に

採択された大船渡市立大船渡第一中学校における体力測定と栄養調

査と分析

・大船渡市「漢字で元気に 大船渡漢字あそび大会」開催、学生派遣

③研究推進プロジェクトの継続

・ 東日本大震災の被災地の復興支援、災害時の被害軽減などをテ

ーマとしたプロジェクト研究や、被災した大学・研究機関との

共同研究プロジェクト等の研究活動をサポートする「東日本大

震災に関る研究推進プログラム」を実施

スポーツ健康科学部の取組み

大船渡漢字あそび大会の様子

騒音の快音化に関する研究

1.東⽇本⼤震災をうけた⽴命館の取組み

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④学生・教職員の主体的復興支援活動への支援

・大学生・教職員による復興支援活動への予算の支援

・学内の支援シーズの把握とニーズの調整

・APU 学生、附属校生徒・児童が取り組む活動への学校単位の支援

⑤後方支援スタッフ派遣プロジェクトの継続実施

・現地で復興支援活動を行なう「後方支援スタッフ派遣プロジェク

ト」で学生を継続的に派遣

・サービスラーニングセンター、学生部と連携した夏期休暇中の学

生派遣の実施

⑥災害復興に向けた国際的連携と発信、協力関係の構築

台湾・淡江大学と立命館大学による学生交流フォーラムの開催

⑦支援ニーズの把握と学園内への情報発信

・災害復興支援室瓦版の発行、facebook や HP での情報発信を継続

・イノベーションジャパン(大学見本市)2012 出展による成果発信

・災害復興支援室主催の「写真報告 3.11 赤浜」開催

・衣笠、BKC,朱雀キャンパスにて 3 月 11 日追悼「いのちの集い」開催

⑧教育・研究を活かした教育プログラムの発信

「3.11 後-大学から日本の未来に向けて」をテーマに、4 月の立命

館土曜講座で東日本大震災に関わる講座を開催

後方支援スタッフ派遣プロジェクト

学生交流フォーラム(台湾・淡江大学)

イノベーション・ジャパンへの出展

付属校による活動への支援

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2.2012 年度活動報告

(1)⽴命館災害復興⽀援基⾦(復興+R 基⾦)

「復興+R基金」は、学費減免や既存の奨学金制度等でカバーしきれない被災学生の生活を経済的

に支援し、立命館で学ぶ学生の継続的な学業保証を目的とした「被災学生支援金」と、学生ボランテ

ィアなどの活動支援のための「復興活動支援金」、対象等を区別せず関連の取り組みの支援を行なうた

めの「災害復興支援基金」の 3 つの使途区分で構成されています。

このうち、被災学生支援金では、学校法人立命館で勤務する教職員有志から、給与引き去り(月額

本俸の 0.5%、最大 2 年:2011 年 7 月分~2013 年 6 月分)による寄付を受け付け主な原資としていま

す。2012 年度には 458 名の教職員・団体等により、累計で 42,642,097 円の寄付が寄せられました。

寄付金額(累計)

期 間

被災学生

支援金

災害復興

支援基金

復興活動

支援金

(復興+R 基金)

2011 年度[2011.7~2012.3 まで] 456 15,637,463 11,559,124 1,536,390 28,732,977

2012 年度[2012.4~2013.3 まで] 458 29,346,266 11,759,441 1,536,390 42,642,097

(2)被災学⽣⽀援⾦の⽀給

2012 年度は、昨年度からの支給対象学生のうち、在学中の学生 17 名を対象に、継続震災を実施し、

書類と面接による家計状況の聞き取りと、学生生活の状況を踏まえた審査の結果、17 名全ての学生に

対して 2012 年 4 月から 2013 年 3 月において給付を継続することとしました。

2011 年の給開始から、支援対象となった学生の卒業・修了による支給終了までの被災学生支援金給

付総額は、計 32,700,000 円を見込んでいます。

<2012 年度被災学生支援金 概要>

●目 的:立命館の学部・大学院に在籍する正規生で、修学の熱意を有しながら東日本大震災によ

って経済的困難が生じ、学生生活の継続が困難な者の生活費を援助する。

●給付期間:2011 年 4 月~修業年限まで

●給付金額:月額 5 万円

●2012 年度採用決定者(計 17 名)

*2012 年度 支給学生の人数と内訳

キャンパス 支給数 学部内訳(人数)

衣笠 4 名 法学部(1)、産業社会学部(1)、文学部(1)、先端総合学術研究科(1)

BKC 11 名 経済学部(5)、理工学部(2)、情報理工学部(2)、生命科学部(1)、薬学部(1)

APU 2 名 アジア太平洋学部(1)、国際経営学部(1)

●災害復興⽀援基⾦ 寄付募集状況(2011〜2012年度)

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(3)復興活動⽀援⾦による⽀援

本報告書「2012 年度 取り組みの柱と成果」のうち、復興+R基金を資金源として、②連携拠点を

通じた復興支援、③研究推進プロジェクトの継続、④学生・教職員の主体的復興支援活動への支援⑤

後方支援スタッフの継続派遣、⑥災害復興に向けた国際的連携と発信、協力関係の構築、⑦支援ニー

ズの把握と学園内への情報発信⑧教育・研究を活かした教育プログラムの発信に関る取り組みを実施

しました。

特に今年度においては、2011 年度からの各取り組みの継続・発展とともに、新たに岩手県大船渡市

との災害復興に関わる協定の締結、3 月 11 日のキャンパスでの「いのちのどい」による学園としての

取組みの発信、災害復興に向けた国際的連携と協力関係の構築を目的とした台湾・淡江大学との学生

交流企画に取り組んでいます。

(4)連携拠点を通じた⽀援

これまで連携を行なってきた岩手県遠野市、宮古市、大船渡市において、研究面での連携やニーズ・

シーズの調整、学生の派遣に取り組みました。特に、大船渡市については、2012 年 4 月 24 日に立命

館大学として災害復興に向けた連携協力に関する協定を締結し、継続的・相互に連携または協力を行

なっていくことを確認しています。

① 岩手県大船渡市

立命館大学と大船渡市による「災害復興にむけた連携協力に関する協定」の締結

岩手県大船渡市においては、2011 年度から開始した校友とのつながり

をきっかけとした交流、教育・研究を通じた取組みとして、大船渡市立

中学校と連携し狭いスペースで効果的・効率的に体力の維持と向上をは

かるためのプログラムづくりに取り組み、2011 年度 12 月に募集された

文部科学省「復興教育支援事業」に採択、2012 年度末まで研究が実施さ

れました。

こうした教育・研究を通した大船渡市での取り組み等、今後より効果

的に実施し復興へ貢献する基盤を整えるため、2012 年4月 24 日、大船

渡市に立命館川口清史総長が訪問し、戸田公明大船渡市長と、協定締結

の調印式を実施しました。

この協定は、大船渡市の災害復興にむけ、次に掲げる事項について相

互に連携協力を行うこととしています。

<連携協力を行なう事項>

①教育・研究、文化・スポーツを通した復興支援

②復興支援に関する甲の市民等と乙の学生の交流

③災害復興を担う人材の育成

④災害復興に関する施策への助言

⑤その他、前条に規定する目的を達成するために必要な事項

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<主な取組み>

4 月 24 日

災害復興に向けた連携協力に関する協定締結・調印

川口学長をはじめ、災害復興支援室計 8 名が岩大船渡市で開催された調印式に出席。調

印式には岩手県校友5名も同席。

6 月 10 日

スポーツ・運動支援:測定とレクチャー

文部科学省が実施する復興教育支援事業として、スポーツ健康科学部教員が岩手県大船

渡市立第一中学校を訪問しトレーニング成果検証のため簡易体力測定データ分析を開始。

6 月 11 日

災害復興支援室メンバーの訪問・懇談

服部副理事長、災害復興支援室、教職員等計 7 名が大船渡市および教育委員会を訪問

し、実務懇談を実施。

6 月 25 日

研究に関する訪問(漁村形成と漁村家屋に関する地理学的研究)

河原文学部教授が「漁村形成と漁村家屋に関する地理学的研究」において、大船渡市内の

関係部署を訪問。漁船原簿」の閲覧や調査対象となる漁民の紹介依頼を実施。

7 月 22 日

研究に関する訪問(仮設住宅における騒音の快音化)

西浦情報理工学部准教授が大船渡市長洞仮設において「仮設住宅における

騒音の快音化」研究のための騒音調査を実施。

8 月 2~8 日 夏祭りへの学生派遣

三陸・大船渡夏祭りおよび盛町灯ろう七夕祭りへ、学生 16 名、引率教職員 4 名がお祭りの

運営サポートの他、地元の踊りを事前特訓し、住民の方々に混じり道中踊りの輪に参加。

9 月 4 日 研究に関する訪問

本田政策科学部教授が「大船渡市における復旧復興の進捗状況と問題点および今後の見

通し」に関するヒアリングを実施。産業関連表作成に関わった取組みの実施。

9 月 23 日 スポーツ運動支援:トレーニング成果フィードバック

復興教育支援事業において、スポーツ健康科学部教員 4 名・学生 5 名が岩手県大船渡市

立第一中学校訪問。簡易体力測定データフィードバック説明会を実施。

10 月 10 日 インドネシア政府防災研修メンバーの訪問

インドネシア政府防災研修の訪問団 25 名が、自然災害による教訓を共有することを目的に

大船渡市を訪問。

10 月 11~16 日 後方支援スタッフ派遣 13 便(学生ボランティアバス)

学生 8 名教職員 1 名が、大船渡市リアスホールにおいて 10 月 13・14 日の2日間、「大船渡

漢字探検隊」を開催。また、地の森仮設住宅集会場においてお茶会を開催。

10 月 14 日 三陸大船渡さんままつり参加

夏のお祭りへの派遣に参加したメンバーより学生 1 名と教職員 2 名が大船渡市を再訪問。

学園祭でのサンマ販売に向けて情報交換を実施。

10 月 22 日~

11 月 3 日

応用人間科学研究科による対人援助プログラムの実施

大学院・応用人間科学研究科の教員・院生が、家族支援をテーマとする「東日本・家族応援

プロジェクト in 大船渡 2012」を市民交流館カメリアホールで実施。

10 月 27 日 スポーツ健康科学部教員・学生の派遣

大船渡市立猪川小学校で開催された小学校保護者家庭学級へ、スポーツ健康学部の教

員3名と学生7名を派遣、運動指導を実施。

11 月 10~11 日 学園祭で大船渡の焼きさんまを販売

夏祭り派遣に参加した学生たちが中心となり、関係者のご好意で冷凍サンマを大船渡市か

ら仕入れ、立命館大学学園祭において焼きサンマの屋台を運営。

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2013 年 2 月 27 日 スポーツ・運動支援としてトレーニングマニュアル・DVD の贈呈

文部科学省復興教育支援事業採択事業として、大船渡市教育委員会を訪問し、体力測定

のマニュアルと DVD 贈呈式を実施。スポーツ健康科学部教員2名他、職員2名が参加。

12 月 21~27 日 後方支援スタッフ派遣 14 便(学生ボランティアバス)

災害復興支援室が主催する学生ボランティア派遣において、学生8名、職員2名が、大船

渡市の住民の方々が主催・運営するクリスマスイベント「サンタが 100 人やってきた」にサン

タの扮装で参加。催しを運営する住民ボランティアの方々をサポート。

2013 年 1 月 17 日 大船渡アクション定例ネットワーク会議

大船渡市で支援活動に取り組む民間団体による連絡会議に、災害復興支援室メンバー1

名が出席。

2013 年1月 21 日 協定締結に関る定期協議の実施

災害復興支援室メンバー4名が大船渡市を訪問し、大船渡市との定期協議協定締結に関

するこれまでの取り組みの総括や今後の連携についての懇談を実施。

2013 年2月 14 日

~21 日

後方支援スタッフ派遣 16 便(学生ボランティアバス)

学生 14 名、職員2名が、大船渡市の仮設住宅を訪問し、学生が企画した交流プログラムを

実施。特技を活かし、ダンスの披露、ストレッチのレクチャー、カルタやゲームを行う。

2013 年 2 月 24 日 研究に関する取り組み(快音化装置の実証実験)

西浦情報理工学部准教授による騒音の快音化に関する研究について、大船渡市の大舘応

急仮設住宅にて、開発中の「快音化装置」の実証実験を実施。

②岩手県遠野市

遠野市は震災発生直後、岩手県沿岸部で津波の被害が大きかった地

域(陸前高田市、大槌町等)より車で 1 時間という立地から、支援活

動を行なう警察、自衛隊、民間支援団体の後方支援、情報収集拠点と

して機能し、立命館としても遠野市役所および遠野市に拠点をもつ支

援組織等との連携を行なってきました。

2012 年度は主に、学生の派遣先として、震災発生以降全国からボラ

ンティアの受け入れと送り出しを行なっているNPO法人遠野まごこ

ろネットの協力を得て訪問・支援活動を行なっています。

<主な取組み>

9 月 4~12 日

後方支援スタッフ派遣 11 便(学生ボランティアバス)

学生 17 名、職員1名を派遣が NPO 法人遠野まごころネットを通じ、保育園建設予定地整

備、「復興米」開発プロジェクト堆肥づくり作業、公文書修復作業等を実施。

11 月 2 日

応用人間科学研究科が「支援者支援セミナー」実施

応用人間科学研究科が取り組む[東日本 家族応援プロジェクト」の一貫で、児童館職員

を対象としたセミナーを開催。

2013 年 2 月 14 日

~21 日

後方支援スタッフ派遣 15 便(学生ボランティアバス)

学生 13 名、職員1名が NPO 法人遠野まごころネットを通じ、被災した地域のがれき撤

去、復興プロジェクトを実施する農園の作業等を実施。

2013 年 3 月 12 日

~18 日

後方支援スタッフ派遣 17 便(学生ボランティアバス)

学生 12 名、職員1名を派遣。NPO 法人遠野まごころネットを通じ、流木の撤去作業、イベ

ントの設営、会場整理等を実施。

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③岩手県宮古市

東日本大震災の津波によって宮古市重茂石浜地区にあった介護予防拠

点施設が流出したことを受け、理工学部建築都市デザイン学科 宗本晋作

准教授が仮設集会所建設プロジェクトを開始しました。以降、学生ボラ

ンティアの定期的な派遣を 2012 年 2 月より開始しました。

2012 年度は「後方支援スタッフ派遣」および課外活動学生をボランテ

ィアとして派遣し、物資の配給補助、写真洗浄、傾聴などの支援活動に

参加した他、学習支援を行いました。また理工学部学生が、地元建設業

者等と連携し仮設集会所 ODENSE2 号の設計と建設に参加し、完成後竣工式が行なわれました。

<主な取組み>

5 月 2~7日

後方支援スタッフ派遣 7 便(学生ボランティアバス)

学生 12 名、職員4名が、宮古市の MAP づくりや応急仮設住宅における生活支援、海岸

のがれき回収、清掃等を実施。

5 月 17~22 日

後方支援スタッフ派遣 8 便(学生ボランティアバス)

学生 11 名、職員5名が津波被害に関する現地説明会への参加や、海岸のがれき回収、

清掃等を実施。

6 月 9 日

災害復興支援に関する教職員の訪問・懇談

災害復興支援に関る教職員計 9 名が宮古市、宮古市社会福祉協議会を訪問し、懇談を

実施。

6 月 14~19 日

後方支援スタッフ派遣 9 便(学生ボランティアバス)

学生 14 名、職員4名が、津波被害に関する現地説明会への参加や応急仮設住宅におけ

る生活支援、海岸のがれき回収、清掃等を実施。

6 月 28 日~7月3

日(火)

後方支援スタッフ派遣 10 便(学生ボランティアバス)

学生 12 名、職員3名が津波被害に関する現地説明会への参加や応急仮設住宅におけ

る生活支援、海岸のがれき回収、清掃等を実施。

8 月 19 日

仮設集会所 ODENSE 1 夏まつり・ライブ

宮古市の千鶏(ちけい)地区に建設した仮設集会所「ODENSE」の夏祭りを学生、校友会

メンバーがサポート。FM 京都と連携した音楽ライブを開催。

8 月 23 日~28 日

課外活動団体メンバーによるボランティアの派遣

災害復興支援室と学生オフィスが連携し、フラダンスや科学実験など 6 つのとクラブ・サ

ークルのメンバー計 27 名が、子どもや高齢者を対象に特技を活かした活動を実施。

9 月 6 日

鍬が崎地区に仮設集会所 ODENSE2 を建設・竣工式

宮古市鍬が崎地区からコミュニティスペース建設の要望を受け、NGO ワールドビジョンジ

ャパン、立命館大学理工学部の宗本准教授、地元建設会社が連携し仮設集会所

ODENSE2を建設、開所式を実施。

9 月 17~24 日 後方支援スタッフ派遣 12 便(学生ボランティアバス)

学生 13 名、職員2名が津波被害に関する現地説明会への参加や応急仮設住宅におけ

る生活支援等を実施。

10 月 10 日 インドネシア政府防災研修メンバーの訪問

インドネシア政府防災研修の訪問団 25 名が、自然災害による教訓を共有することを目的

に、仮設集会所ODENSE2を訪問。

11 月 17 日 宮古市社会福祉協議会より感謝状を受領

第 7 回宮古市社会福祉大会にて、立命館大学によるこれまでの支援に対して宮古市社

会福祉大会長感謝状が送られる。

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12 月 21~27 日 後方支援スタッフ派遣 14 便(学生ボランティアバス)

学生 16 名、職員5名が津波被害に関する現地説明会への参加や応急仮設住宅におけ

る生活支援を実施。

2013 年 3 月 12~

18 日

後方支援スタッフ派遣 18 便(学生ボランティアバス)

学生 11 名、職員1名が津波被害に関する現地説明会への参加や応急仮設住宅におけ

る生活支援等を実施。

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(5)APU、⼩学校・中学校・⾼等学校における取組み

①立命館アジア太平洋大学(APU)

シンポジウム「再生可能エネルギーの産業化と東北復興」において、APU アジア太平洋イノベー

ション・マネジメント・センター長中田行彦教授が基調講演を実施(2013.2.6)

②立命館小学校

2011 年度より、学校間の交流を行うことにより、手を差し伸べ合う大切さについて子ども達が実感

できるようになることを目的として、被災した宮城県石巻市立住吉小学校との支援交流を継続的に実

施。

2年生児童が住吉小学校に選んだ絵本を紹介するメッセージとともに絵本を贈呈(2012.5)

③立命館中学校・高等学校

2011 年度に引き続き、宮城県を中心として、支援活動や交流活動に取り組むとともに、学内外への

活動報告を通じて、復興支援への意識関心の向上を図り、自分たちのできることを考える集会などを

開催。

立命館高校 SS コース 理工学部薮教授による放射線基礎講義を実施

(2012.4.17-24):講義とともに、放射線の計測・分析、課題研究へ

の取り組みへと継承。

宮城県震災地視察・支援ボランティアの実施(2012.7.28-30):生徒

10 名、教員 3 名(希望者を選考)が、在宅避難者訪問、除草作業、

雄勝町漁業活動参加、現地被災・復興についての話し合い、乳幼児

を中心とする家庭教育支援などを実施。

震災地現地視察・ボランティア活動報告(2012.9.28):本校生徒約

1000 人が参加。上記 7 月のボランティア活動に参加した生徒から、

全校生徒に対し活動の報告と訴えを実施。

石巻震災地訪問・支援ボランティア(2013.2.9-11):生徒 6 名 教

員2名(希望者を選考)が、石巻地域の視察、現地高校生徒の交流、

在宅避難者との懇談、仮設住宅訪問・交流、仮設集会所での子ども

たちとの交流会などを実施。

震災復興支援プロジェクト「Warm Heart つづけたい復興支援~多

くの笑顔のために~」を開催(2013.3.16):学内外からの自由参加

で集まった約 300 名を対象に、第1部:中高生による現地訪問・支

援活動報告、トークセッション、第2部:石巻の方々やボランティ

ア活動の方々を交えてのフリートーク、WarmHeart を届ける取り組

み(パネルメッセージ)を実施。

④ 立命館宇治中学校・高等学校

「被災地支援を考える交流会~立命館宇治高校と立命館大学政策科

学部の多賀城市支援の経験から~」を開催(2012.4.14)

石巻市立雄勝中学校へ支援募金の贈呈を実施(2012.7.16)

立命館宇治高校2年生による東北スタディーツアー(宮城県七が浜

町、福島県南相馬市)の実施(2012.8.22-25)

桜井准教授ゼミと共同で多賀城市での支援活動・調査活動を実施

(2012.9.14-16)

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⑤ 立命館守山中学校・高等学校

3.11 の震災に対して、自分たちにできることは何かないかについて国際貢献の授業の中で生徒がみ

ずから考えることを通じて、被災地でのボランティア活動を企画実施。

立命館守山高等学校の生徒有志が復興支援アンテナショップ「きずな

~one for all~」を開店(2012.10.27)

「人と人をつなぐボランティア」として高校3年生が漁業および農業

支援、瓦礫撤去、仮設住宅集会所の縁台やテーブル作成、清掃等の被

災者支援を実施(2012.12)

高校3年生有志 41 名が3班に分かれ、宮城県南三陸町でのがれき撤

去や農業・漁業支援を実施。東松島市・名取市においてハビタット

ジャパンと協力して家具つくりなどを実施。

SSH&アカデミックプレゼンテーションにおいて「東日本大震災復興

ボランティア活動報告」を3班とも実施。

■立命館守山中高 ボランティア団体「Pray For Japan project」

2012 年 5 月に団体としての活動をスタートし、2012 年度末時点で総勢約 140 名規模のボラ

ンティア団体となっている。「すべての頑張っている人たちの笑顔を作ること」を目標に、募金

活動や東北での支援活動の実施と報告の他、復興支援アンテナショップ「きずな~one for all

~」の運営に取り組んでいる。

<取り組み経過>

・5 月 PFJ が発足。メンバーを募集し、活動スタート

・7 月 校内にて募金活動

・10 月 「あまが池プラザ」にてアンテナショップのオープニングセレモニーを開催

・12 月 前年度 3 年生が国際貢献の一貫で PFJ 班として東北でボランティア活動を実施

・2013 年 1 月 校内学習発表会にて、活動紹介の準備

・2013 年 2 月 校内学習発表会にて、PFJ 代表者による活動報告

<復興支援アンテナショップ「きずな~one for all~」>

2012 年 10 月、守山市や市の商工会議所と連携し、守山駅前商店街の空き店舗を利用し復興支援アンテナショップ「きず

な~one for all~」として開店。

被災地から直接仕入れた品物や自分たちで作ったオリジナルTシャツなどを販売し、売り上げを組織の復興支援活動に充

てていると同時に、店舗では人々が被災地のことを忘れないようにとの啓発活動も実施。生徒は毎週土曜日のショップ運営、

ホームページと Facebook の開設・運営の他、ショップやイベントについてのチラシやポスター・パンフレットの作成等を実施し

ている。

⑥ 立命館慶祥中学校・高等学校

日々の学びの中に東日本大震災を位置づけることに重点を置いた活動を実施。高校3年生対象のマ

スコミ特講の授業では、震災から発生した原発事故問題について討論。中学2年生の社会科授業では、

石巻日々こども新聞の学生記者との手紙の往復を創刊時から行い学びを深め、石巻日々こども新聞に

も取り上げられた。

中高生徒会の鎮魂のアイスキャンドルは実施2年目を迎え、「R マークプロモーションコンテスト」

への出場をきっかけとした取組みが生徒会の伝統行事として引き継がれるなど、震災の記憶や教訓を

風化させない取り組みの柱として実施している。

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中高生徒会 立命祭東日本大震災企画『坂本工 フクシマ報告会』

(2012.7.14)

災害復興支援『未来を信じ、未来に生きる』慶祥プロジェクト、NPO

法人「遠野まごころネット」を通し、『まごころ広場』での被災者支

援や農業支援等を実施(2012.8)

中学生徒会 石巻市立相川小学校との交流へ向けての現地視察、生

徒2名を派遣(2012.10.13-14)

中学生徒会が主催し 『3.11 へ 鎮魂のアイスキャンドル』作成

(2013.2.26-27)

中学2年社会科 『石巻日日子ども新聞』記者との交流(2012.3.11、

6.11、9.11、12.11~現在継続中)

高校3年 LA コース マスコミ特講 東日本大震災・原発・幌延など

を北海道新聞社 NIE 推進センターの協力を得て実施

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(6)⼤学の各学部・研究科・研究センター等の取り組み

①各学部

<文学部>

高橋学教授による招待講演「地理学からみた災害」、西宮市役所(2012.4.14)

高橋学教授による招待講演「迫りくる巨大災害」、サイエンス交流プラザ(2012.4.15)

高橋学教授による招待講演「震災と土地条件」、クーポール会館、静岡県道路協会(2012.4.24)

東日本大震災における文化財の被災地図を GIS で作成し、歴史都市防災研究所からインターネッ

トで公開。GIS のイベントにおいて表彰を受ける

中谷友樹教授・矢野桂司教授・板谷(牛谷)直子准教授・瀬戸寿一専門研究員・長尾諭氏による『東

日本大震災における文化財被災地図』の発表(2012.5.31)

「第 8 回 GIS コミュニティフォーラム」(主催:ESRI ジャパンユーザ会)マップ・ギャラリーコ

ンテスト 2 位

高橋学教授が日本土木史学会において「環境史からみた東北日本太平洋沖地震津波被害」の研究

報告を実施(2012.6.16)

河原典史教授が研究テーマである「漁村形成と漁村家屋に関する地理学的研究」において、大船

渡市内の関係部署を訪問。「漁船原簿」の閲覧や調査対象となる漁民の紹介依頼を実施(2012.6.25)

高橋学教授による招待講演「環境考古学からみた地震災害」、中部電力会館、名古屋市 9 号地危険

対策協議会(2012.11.5)

高橋学教授による招待講演「平安時代脇浜中学校は海だった」、西宮市立脇浜中学校(2012.12.5)

高橋学教授による招待講演「迫りくる大災害-名古屋市南区を中心として-」、名古屋市立笠東小

学校(2012.12.8)

高橋学教授による招待講演「未来を語る環境考古学-考古学と災害-」、仙台市縄文の森博物館

(2013.1.20)

高橋学教授による招待講演「未来をみつめる環境考古学-考古学と災害-」、名古屋市トップセミ

ナー(2013.1.13)

高橋学教授による招待講演「未来を語る環境考古学-やまなし再発見」、山梨県埋蔵文化財センタ

ー、山梨県文化センター(2013.3.23)

高橋学教授による招待講演「災害発生のメカニズム」、志段味自治会、サイエンスプラザ

(2013.4.21)

<政策科学部>

宮城県調査(宮城県震災復興企画部、仙台市復興事務局、仙台ひと・まち交流財団子ども育成課、

岡田児童館でのヒアリングなど)孫京美助教、本田豊教授、村山皓特任教授、大学院生3名、学

部学生 10 名が参加(2012.8.21-23)

孫京美助教授 国外での学会発表「日本における大震災での地域行政の復興計画による施策展開」

(韓国地方自治学会 2012 年夏季国際学術大会)(2012.8.30)

本田豊教授が、「大船渡市における復旧復興の進捗状況と問題点および今後の見直し」に関するヒ

アリングを実施(2012.9.4)

村山皓特任教授講演、 ”The Unique Framework for Analyzing Public Policy in Japan:

Implementation of local administration for vitalization after the Tohoku 3.11 disaster”,

International Conference on Uniqueness of “Asian” Public Administration: Claims,

Critiques, and Contributions Organized by Graduate School of Public Administration, Seoul

National University (ソウル大学行政大学院)の実施(2013.2.15)

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上子秋生教授、孫京美助教、村山皓特任教授それぞれによるワークショップでの講演、Special

Workshop in the UBC Institute of Asian Research “Regional Revitalization in Tohoku after

the 3.11 Disaster”(カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学、アジア研究所)の実施(2013.3.4)

震災特区仮設商店調査(岩手県大船渡、宮城県気仙沼、女川、石巻、名取、亘理、福島県南相馬)

孫京美助教、村山皓特任教授 が参加(2013.3.13-16)

東日本大震災に関する研究推進プログラム(立命館大学 2012 年度)研究課題 「東日本大震災の

復旧・復興の行政施策の執行と今後に向けての計画行政」の一環としての宮城県震災復興政策課

担当者との意見交換報告会、孫京美助教(研究代表者)、村山皓特任教授 が参加(2013.3.15)

<産業社会学部>

金山ゼミ学生・被災地ラジオ局取材記事で「Campus 新聞大賞/日本財団賞」受賞(2012.4.17)

産業社会学会 東日本大震災連続フォーラム第二弾 『震災から何を学ぶか-311 から見えた日本

社会-』開催(2012.4.26)

産業社会学会 東日本大震災連続フォーラム第三弾 『震災から何を学ぶか-311 から見えた日本

社会-』開催(2012.6.10)

<情報理工学部>

仲谷善雄教授・泉朋子助教 スマホ上で電子地図をベースとして地

域や建物に関する思い出を被災住民がつぶやきを登録・公開、地域

の特性を町の復興計画策定につなげるための「地域の思い出共有プ

ラットフォーム」を構築。

西浦教授が大船渡市長洞仮設において、研究テーマである「仮設住

宅における騒音の快音化」調査を実施(2012.7.22)

西浦教授が大船渡市大舘仮設において、「快音化装置の実証実験」を

実施(2013.2.24)

<理工学部>

宗本晋作准教授 仮設集会所「ODENSE」建設プロジェクト 産学マッチングイベント「イノベーションジャパン 2012」成果発信

と 2/3 スケール展示(2012.9.27-28) 岩手県宮古市鍬ヶ崎地区において、特定非営利活動法人ワールド・

ビジョン、建設会社、宗本研究室の協働により ODENSE2 が竣工。学

生が設計と建設作業に参加。(~2012.8) ODENSE2 2/3 スケール模型の BKC キャンパス展示

(2012.11.18-12.19)

ODENSE2 2/3 スケール模型の大阪キャンパス展示(2013.3.1-16)

ODENSE2 2/3 スケール模型の衣笠キャンパス展示(2013.3.30-)

<スポーツ健康科学部>

スポーツ健康科学部教員1名が岩手県大船渡市立第一中学校訪問し、簡易体力測定データの受け

取りを実施(2012.6.10)

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スポーツ健康科学部教員4名・学生5名が岩手県大船渡市立第一中

学校訪問し、簡易体力測定データフィードバック説明会を実施

(2012.9.23)

スポーツ健康科学部教員3名と学生7名が大船渡市立猪川小学校を

訪問し、小学校保護者会に対し、運動指導(2012.10.27)

家光素行准教授 「復興を担う子供たちの健康を守る体力向上運動プ

ログラムを開発」が AERA に掲載(2013.3.11)

限られた場所で行える運動プログラム教本/DVD を大船渡市に贈呈

(2013.3.27)

<生命科学部・薬学部>

長野正道教授が故郷の陸前高田市広田半島を題材にした防災教育教

材完成報告と生命科学の授業を実施(2012.3.8)

<映像科学部>

大森康宏教授が映画上映会「三陸海岸の民俗芸能の復興と現状~ 上映と対談 ~」を開催

(2012.11.25)

②研究科・研究センター他

<応用人間科学研究科>

京都府「東日本・家族応援プロジェクト in 京都 2012」(京都避難者対

象)の実施(2012.8.17~21)

上村晃弘氏、白石理佐氏、サトウタツヤ氏が東京都市大学(神奈川県)

で開催された日本質的心理学会第9回大会にて「ソーシャルメディア

における震災後の地震予知流言」の研究発表を実施(2012.9.1-2)

青森県「東日本・家族応援プロジェクト in むつ 2012」の実施

(2012.9.3~10)

宮城県「東日本・家族応援プロジェクト in 宮城 2012(仙台・多賀

城)」の実施(2012.10.1~7)

岩手県「東日本・家族応援プロジェクト in 岩手 2012(遠野・大船

渡)」の実施(2012.10.23~11.3)

福島県「東日本・家族応援プロジェクト in 二本松 2012」の実施

(2012.11.5~12)

福島県「東日本・家族応援プロジェクト in 福島 2012」の実施

(2012.11.29~12.4)

東日本・家族応援プロジェクト 「団士郎 家族漫画展」の開催

(2013.1.18-2.17)

シネマで学ぶ「人間と社会の現在」『その街のこども 劇場版』上映

(2013.1.19)

シンポジウム-東日本大震災と対人援助の開催(2013.2.10)

シネマで学ぶ「人間と社会の現在」『傍 -かたわら 3 月 11 日からの旅-』上映(2013.2.16)

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シネマで学ぶ「人間と社会の現在」『生き抜く 南三陸町 人々の一年』上映(2013.3.9)

立岩真也氏が「災厄に向かう―災害と障害者・病者支援・2012」プロジェクトでの活動成果なら

びに被災地情報を HP にて公開。

情報サイト「災害と障害者・病者:東日本大震災」公開(http://www.arsvi.com/d/d10.htm)

<歴史都市防災研究センター>

東日本大震災に関る研究推進プログラム採択研究:文学部中谷友樹教授「GIS を用いた文化財保

護の意思決定を支援するデータベースの構築と活用に関する研究」が「第8回 GIS コミュニティ

フォーラム」(主催:ESRI ジャパンユーザ会)マップ・ギャラリーコンテスト2位入賞(2012.5.31)

「GIS を用いた文化財保護の意思決定を支援するデータベースの構

築と活用に関する研究」(代表者:中谷友樹氏)の研究成果が「第8

回 GIS コミュニティフォーラム」マップ・ギャラリーコンテスト入

賞(2012.6.7)

インドネシア政府防災研修団(第2期)が岩手県被災地を訪問

(2012.10.8)

<国際言語文化研究所>

第1回ヴァナキュラー文化研究会講演会「福島の今を語る——被災から復興へ——」を開催

(2012.7.13)

<社会システム研究所>

公開フォーラム「東日本大震災からの地域復興と再生の課題-陸前高田の現状を基礎に-」の開

催(2013.3.19)

<サービスラーニングセンター>

教養 C 群に位置付けられているサービスラーニングの正課科目『シチズンシップスタディーズⅠ「減

災×学びプロジェクト」』で、災害から復興への一助となる活動を展開し、活動からの気づきや学びを

深めるために、サービスラーニング手法を用いた学習を複数の被災地でフィールドワークを行った。

課外では、2011 年度に引き続き学生に「GINGA-NET」への参加を促した。

サービスラーニングの正課科目であるシチズンシップスタディーズ

Ⅰ「減災×学びプロジェクト」の学生 11 名と教員1名が宮古市でフ

ィールドワークを実施(2012.6.7-11)

ボランティアバス「いわて GINGA-NET 夏銀河 2012」学生 25 名、引

率職員1名を派遣(2012.8.14-21)

<国際平和ミュージアム>

開設 20 周年特別企画 学生企画「わたしたちにできること~震災1年を振り返って」

[第1期]学生団体「HappyFactory」 スリランカからの贈り物~平和の祈りの木を咲かせよう

~の開催(2012.4.20-5.20)

特別展「放射能と人類の未来」の開催(2012.5.15-7.27)

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開設 20 周年特別企画 学生企画「わたしたちにできること~震災 1 年を振り返って」

[第2期]学生団体「シャンティ国際ボランティア会」 震災から一年。気仙沼から同世代への

開催(2012.5.26-6.17)

安斎育郎国際平和ミュージアム名誉館長 特別展「放射能と人類の未来」公開記念講演会「放射

能リテラシーのすすめ」の開催(2012.6.10)

開設 20 周年特別企画 学生企画「わたしたちにできること~震災 1 年を振り返って」

[第3期]学生団体「国際ボランティア学生協会 IVUSA」 被災者×ボランティア?いいえ、宮

城のおっちゃんおばちゃんこども×京都の学生の開催(2012.6.23-7.15)

フォトジャーナリスト豊田直巳 特別展「放射能と人類の未来」公開記念講演会 スライドトー

ク「イラクからフクシマへ~放射能汚染地帯を歩いて」の開催(2012.7.14)

菊池公男写真展「写真報告 3・11 赤浜」の開催(2012.9.15-10.12)

「世界報道写真展 2012」を開催し、東日本大震災の爪痕を撮影し

た 7 名のジャーナリストの作品を展示(衣笠 2012.9.19-10.14

BKC2012.10.16-11.1)

朝日新聞社カメラマン恒成利幸氏 「世界報道写真展」公開記念

講演会「東日本大震災~そして現在 そこから見えること、考え

なければならないこと」の開催(衣笠 2012.10.9 BKC2012.10.16)

<図書館サービス課>

立命館大学衣笠図書館において、『東日本大震災-教訓を風化させない-』展を開催

(2012.10.2-12.17)

<立命館アスベスト研究プロジェクト>

阪神・淡路大震災での復旧作業におけるアスベスト飛散に関する調査結果を公開(2013.1.9)

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(7)その他関連組織による取り組み

①立命館生活協同組合

学生委員会情報NEWS 復興支援3号 学習支援ボランティア活動第20ターム~22ターム活動報告

を実施(2012.4.26)

学生委員会情報 NEWS 復興支援3号 第 23 ターム活動報告の実施(2012.6.22)

東日本大震災お見舞金を実施(2012.9.26)

東日本大震災 被災地へ継続した支援のためにつなげよう「ボランティア活動支援募金」を開始

(2012.9.26)

学生委員会情報NEWS 復興支援6号 学習支援ボランティア活動第24ターム~28ターム活動報告

を実施(2012.11.5)

立命館生協募金額累計 450 万 4679 円(共済金・お見舞金・家賃減額措置等は除く)

立命館被災学生支援金送金済 250 万 0795 円/大学生協連学業継続支援募金送金済

148 万 9679 円/立命館災害復興支援基金(復興+R 基金)送金予定分 51 万 4205 円

■2012 年度 支給決定等実績内訳

募金・支援金等の名称 支援等の実施数 備考

学生総合共済扶養者事故死亡保障 1 名 卒業迄 毎月 10 万円

学生総合共済父母死亡お見舞金 1 名 1 件 10 万円

大学生協連お見舞金(ご父母死亡) 1 名 1 件 3 万円

大学生協連お見舞金(ご自宅全壊) 6 名 6 件 18 万円

2012 新入生お見舞金(ご自宅全壊) 2 名 2 件 6 万円

大学生協連お見舞金(原子力災害) 2 名 2 件 2 万円

生協マンション家賃減額措置 3 名 半年間家賃半額 53 万 7000 円

2011 年度 衣笠・BKC 募金メニュ- 5 万 7062 食 1 食 10 円募金 計 57 万 0620 円

2012 年度 衣笠・BKC 募金メニュ- 2 万 5242 食 1 食 10 円 計 25 万 2420 円

2011 年度 義援金おにぎり 6 万 5406 食 1 個 10 円募金 計 65 万 4060 円

店頭募金・出資金募金等 - 180 万 9189 円

2011 年度卒業記念品寄付 1127 名 112 万 7000 円

東日本大震災チャリテイ夏祭り - 4 万 1200 円

高田高校辞書プロジェクト - 367 冊(辞書・参考書)

震災復興支援グッズ販売 缶バッチ 851 個、リストバンド 668 個 計 25 万 6950 円

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②校友会、父母教育後援会

立命館大学校友会では東日本大震災復興支援特別委員会(2011 年6月 27 日発足)を中心に、校友

の校友による校友の為の事業とし被災地の復興に繋ぐこと、被災地の校友(校友会)のニーズに応え

校友会全体の活動の活性化・組織の強化に繋ぐことを目的とし、被災された校友への義援金の募集・

配分、東北応援ツアー等の事業を展開している。また、立命館大学東日本大震災被災者対象予約採用

型奨学金への支援も実施している。立命館大学父母教育後援会では「災害時基金」の積立てを開始し

ている。

<校友会>

幹事会にて復興支援事業の報告及び義援金への協力の呼びかけの実施(2012.6.3) 福島県校友会幹事会にて復興支援活動報告及び意見交換の実施(2012.6.10) 第1回 東日本大震災復興支援特別委員会(以下は「特別委員会」と表記)を開催(2012.7.13)

岩手県校友会による「ODENSE 夏祭り」への協力(2012.8.19) 第2回 特別委員会を仙台市内にて開催。東北三県校友会と意見交換を実施(2012.9.2) 東北応援ツアー コーディネーターミーティング開催(2012.9.8) 「オール立命館校友大会 2012in 新潟」への岩手県、宮城県、福島県校友の招待(2012.10.6) 東北応援ツアー 岩手県コース実施(校友 36 名〔うち岩手県校友 10 名〕、事務局1名参加)

(2012.10.13~14) 東北応援ツアー 福島県スパリゾートハワイアンズコース実施(校友 35 名〔うち福島県校友 7

名〕、事務局1名参加)(2012.10.13~14) 東北応援ツアー 宮城県コース実施(校友 41 名〔うち宮城県校友 10 名〕、事務局1名参加)

(2012.10.27~28) 東北応援ツアー 福島県会津東山温泉コース実施(校友 37 名〔うち福島県校友7名〕、事務局1

名参加)(2012.10.27~28) 2012 年度 第3回 校友会 東日本大震災復興支援特別委員会を開催(2012.12.21) 第三次義援金(合計 620 万円)の配分。(2012.1.23) 2012 年度 第4回 校友会 東日本大震災復興支援特別委員会を仙台市内にて開催(2012.3.30) 東北応援ツアー意見交換会を仙台市内にて開催。東北三県校友会と意見交換(2012.3.30) 立命館大学東日本大震災被災者対象予約採用型奨学金への補助(2012 年度対象者5名、計

2,481,400 円)

<父母教育後援会>

「立命館大学父母教育後援会災害時基金」制度を創設し、被災学生へ就学継続援助事業(災害見

舞金・【災害枠】会員家計急変奨学金)、学生の安全確保に関わる事業を展開(2012.4.1)

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(8)東⽇本⼤震災に関る研究推進プログラムの実施

東日本大震災の被災地の復興支援、災害時の被害軽減などをテーマとしたプロジェクト研究、被災

した大学・研究機関との共同研究プロジェクト等の研究活動をサポートすることを目的に、2011 年度

よりひきつづき研究プログラムの募集・支援を決定した。

また、2011 年度の研究支援を行なったプログラムについて、申請があったものについて継続採択の

審査を実施、ひきつづき支援を行なった。

<概要>

申請資格:立命館大学の教授、准教授、専任講師、特別契約教員(教授・准教授)、特別招聘教員(本

務教員のみ)、任期制教員(教授・准教授・講師)、助教、ポストドクトラルフェロー、

またはそれらで構成されるグループ(APU の教員がグループに加わることも可)

支援額等:総額 5 千万円、1研究課題につき採択金額上限(150 万円、100 万円、50 万円)を設定

研究期間:2012 年6月~2013 年3月末日

審査方法:プロジェクト・支援室と研究部で構成される審査会においての書類審査

募集期間:2012 年 4 月 2 日(月)~4 月 27 日(金)申請締切 5 月 31 日(木)審査決定

申請件数:55 件(人文社会科学系 32 件、自然科学系 23 件)

採択件数:52 件

■採択結果一覧(所属別・五十音順)

研究代表者

所属

職位

審査分類

継続新規

研究課題・テーマ

河角龍典 文学部 准教授 人文社会科学系 継続津波災害およびその復旧・復興過程に関する災害の環境考古学

河原典史 文学部 教授 人文社会科学系 新規被災港への譲与漁船にみる漁業復興への支援をめぐる地理学的研究

サトウタツヤ 文学部 教授 人文社会科学系 新規流言研究と文化心理学理論に基づく風評被害の実態と理論化-風評被害低減方策の可能性-

高橋学 文学部 教授 人文社会科学系 新規土地の履歴に基づいた地震災害予測と避難経路・避難場所の安全性の検討

中谷友樹 文学部 教授 人文社会科学系 継続GIS を用いた文化財保護の意思決定を支援するデータベースの構築と活用に関する研究

藤巻正己 文学部 教授 人文社会科学系 継続観光による被災地振興およびダーク・ツーリズムに関する研究―岩手県・宮城県・福島県被災地域を事例として―

矢野桂司 文学部 教授 人文社会科学系 継続GeoDesign を用いた津波被災地域における復興計画の策定のためのフレームワークの構築

石倉康次 産業社会学部 教授 人文社会科学系 新規東日本大震災の被災と復興過程で福祉労働者の果たした役割と災害マニュアルに関する研究

日高勝之 産業社会学部 教授 人文社会科学系 新規 喪と恢復~東日本大震災後のメディアの「物語」構築~

リムボン 産業社会学部 教授 人文社会科学系 継続 被災文化財の復元と保全を目指す基盤研究

高橋伸彰 国際関係学部 教授 人文社会科学系 継続東日本大震災後の日本経済の課題と展望-成長から適応へ-

石川伊吹 政策科学部 准教授 人文社会科学系 継続漁業・水産業復興における企業家の「役割」と「制度的イノベーション」に関する実証研究

鐘ヶ江秀彦 政策科学部 教授 人文社会科学系 継続防災拠点としての大学とコミュニティ防災の連携によるリスク緩和の方策に関する研究

塩崎賢明 政策科学部 特別招聘教授 人文社会科学系 新規

大震災の住宅復興のあり方に関する研究 -阪神淡路大震災の検証を踏まえて-

周瑋生 政策科学部 教授 人文社会科学系 継続異なる社会制度下における大規模複合型災害のペアリング支援システムの設計と実証評価

孫京美 政策科学部 助教 人文社会科学系 新規東日本大震災の復旧・復興の行政施策の執行と今後に向けての計画行政

平岡和久 政策科学部 教授 人文社会科学系 継続 地域分散型震災被災者支援システムの構築に関する研究

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研究代表者

所属

職位

審査分類

継続新規

研究課題・テーマ

森裕之 政策科学部 教授 人文社会科学系 継続震災による倒壊建築物・瓦礫等によるアスベスト災害防止の政策研究

中村彰憲 映像学部 教授 人文社会科学系 新規GPS 機能を用いた地域振興型メディアの開発とその効果に関する実証型研究

細井浩一 映像学部 教授 人文社会科学系 新規ホワイトスペース特区を活用したエリアワンセグ放送による「キャンパス-地域連携型防災メディア」の可能性についての実証研究

久保壽彦 経済学部 教授 人文社会科学系 新規震災復興と危機管理-福島から-(副題:震災復興に伴う企業再生と反社会的勢力排除)

小池洋一 経済学部 教授 人文社会科学系 新規 経済復興と産業・雇用の創造-気仙地区を中心に

宮本十至子 経済学部 教授 人文社会科学系 継続 大震災と税制・財政の諸問題に関する研究

安井健悟 経済学部 准教授 自然科学系 新規震災が人的資本形成、幸福度、選好パラメーターに与える長期的な影響について

伊津野和行 理工学部 教授 自然科学系 継続地域の交通を支える橋の津波による流出防止対策に関する研究

大窪健之 理工学部 教授 自然科学系 新規震災後に観光客を支えた民間による「観光防災」活動の実態調査

岡本享久 理工学部 教授 自然科学系 継続ねじりを含む組み合わせ断面力を受ける RC 部材の耐震機構と合理的な補修設計の提案

神子直之 理工学部 教授 自然科学系 継続 被災地衛生環境実態調査を踏まえた改善技術・施策の検討

佐藤圭輔 理工学部 講師 自然科学系 継続長期再起確率を考慮した高潮および津波によるアジア太平洋沿岸域の脆弱性評価~東日本大震災による沿岸水害の実態解明と低地が広がる島嶼国の将来リスク~

土井一生 理工学部 助教 自然科学系 新規 大地震発生に先行した極微小な前震の発生パターンの把握

深川良一 理工学部 教授 自然科学系 継続仙台城址城壁の地震動に対する安定性に関する検討および地盤調査等を含めた総合的管理手法の提案

堀口徹 理工学部 准教授 自然科学系 新規宮城県石巻市雄勝地区における復興住宅計画に向けた景観ガイドライン策定:文化的地域遺伝子再生計画

宗本晋作 理工学部 准教授 自然科学系 新規地域コミュニティの復興を目指す簡易集会所の活用に関する研究 -宮古市のサロン活動を対象として-

持田泰秀 理工学部 教授 自然科学系 新規東日本大震災の震災復興仮設住宅における屋上緑化活動の有効性と将来性に関する調査研究

吉岡修哉 理工学部 准教授 自然科学系 継続オゾンマイクロバブル式の緊急水処理支援システムによる被災地の排水処理支援

小川均 情報理工学部 教授 自然科学系 継続 災害時対応情報収集および多目的支援 ICT カー

島川博光 情報理工学部 教授 自然科学系 新規写真クラウドを用いた傾聴ボランティアの促進によるボランティア活動の普遍化

仲谷善雄 情報理工学部 教授 自然科学系 継続 思い出の想起・利用支援による震災復興支援

西浦敬信 情報理工学部 准教授 自然科学系 継続 仮設住宅における生活騒音の快音化

李周浩 情報理工学部 教授 自然科学系 新規地上から打ち上げたカメラセンサによる災害地域の広範囲 3 次元地図生成

鈴木佑治 生命科学部 教授 人文社会科学系 新規東日本大震災復興支援英語プログラム:「プロジェクト発信型英語プログラム」のライフロング・モデルの実践

福田青郎 生命科学部 助教 自然科学系 継続 ヘドロ等 環境汚染物質の微生物による除去

森崎久雄 生命科学部 教授 自然科学系 継続様々な品種のイネ種子エンドファイト及び津波による塩害がイネ種子エンドファイトに及ぼす影響

田畑泉 スポーツ健康科学部 教授 自然科学系 新規 成長期のこどもの運動・食習慣と健康状況に関する研究

谷晋二 応 用 人 間 科 学研究科 教授 人文社会科学系 新規 東日本大震災の復興支援と対人援助学の創造

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研究代表者

所属

職位

審査分類

継続新規

研究課題・テーマ

東照二 言 語 教 育 情 報研究科 教授 人文社会科学系 新規

住民のエンパワーメントに向けた公的言語:震災とリーダーシップ

斎藤浩 法務研究科 教授 人文社会科学系 新規 震災特区制度の研究

瀬戸寿一 衣 笠 総 合 研 究機構

ポストドクトラルフェロー 人文社会科学系 新規 参加型地図作成活動による復興まちづくりの支援手法の構築

鈴木祥之 立命館グローバル・イノベーション研究機構

特別招聘教授 自然科学系 新規

被災伝統構法木造建築物の補修・耐震補強の技法・技術の開発と復興支援

蘇宣銘 立命館グローバル・イノベーション研究機構

ポストドクトラルフェロー 人文社会科学系 新規

Optimize distributed renewable mix for climate change mitigation options in post-Fukushima Japan

谷口仁士 立命館グローバル・イノベーション研究機構

教授 人文社会科学系 継続広域に渡る地域間連携を念頭に置いた巨大津波地震による被災地復興計画の提案

山崎雅人 立命館グローバル・イノベーション研究機構

ポストドクトラルフェロー 人文社会科学系 新規

多地域動学応用一般均衡モデルを用いた原子力発電の段階的廃止シナリオの定量評価

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(9)教職員による⽀援活動

本プログラムは 2011 年度に実施した「東日本大震災 復興のための『私たちの提案』」の成果を踏

まえ、2012 年度においても本学園の専任教職員、学生および附属校の生徒を主体とした災害復興支援

活動を、経費面でサポートする提案応募型のプログラムとして新設した。プログラム名を「災害復興

支援活動サポートプログラム」とし、部課単位や有志、付属校において教職員が主体となり集団的に

取り組まれる復興支援活動に対する事業・企画への支援活動を行った。

<災害復興支援活動サポートプログラム 概要>

区分 立命館大学・APU アジア太平洋大学 付属校

申請資格

正課・正課外等の枠組みを問わず、本学園の専任教職員が主体となり集団的に取り組まれる活

動を対象とした。また、取り組み責任者が専任教職員であれば学生等の参加も可とする。

募集方式 「現地連携型」と「自主企画型」の二方式から一つを選択して応募。

現地連携型:立命館がこれまで現地連携拠点として連携を深めてきた岩手県大船渡市、宮古

市、遠野市の三市(以下連携拠点)における活動の企画

自主企画型:上記の 3 市を活動地としない企画

審査方法 審査基準として、①具体性(実現可能性)、②学園として支援が必要な取り組みか ③財政の担

保により実行可能となる取り組みか 等を踏まえて総合的に判断

支援額等 1企画あたり 500,000 円を上限に半額までの経費を支援

実施期間 2012 年 7 月中旬~2013 年 2 月末までに実施される取り組み

審査方法

災害復興支援室が設置する審査会

による書類審査

1 校あたり 1 件の申請を、各校の執行部で検討・提

募集期間 1 次:2012 年 6 月 15 日~6 月 29 日

2 次:2012 年 9 月 18 日~10 月 26 日

随時提案を受付

申請件数 18 件(1 次:13 件 2 次:5 件) 4 件

採択件数 14 件 4 件

採択総額 計 2,718,000 円 計 2,000,000 円

■採択結果一覧

<立命館大学・APU アジア太平洋大学>

企画名称 募集方式 企画代表者名、所属

宮古市の簡易集会所-旧型の改良と新型の建設 現地連携型 宗本晋作 理工学部准教授

多賀城市のコミュニティ復興支援-多賀城こどものま

ち実施と仮設でのお祭り支援- 自主企画型 桜井政成 政策科学部准教授

気仙地区産直グループ HP 制作・更新・ネットワーク

構築支援 現地連携型 松野周治 経済学部教授

仮設住宅の乳幼児のための 1 日保育園 自主企画型佐野八重 APU アジア太平洋学

部助教

第 1 次

『歌とラジオでつながろう!~おおきに・京と宮古~

ライブ in ODENSE 』(仮) 現地連携型 川口隆一 総合企画部広報課

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地域活性化ボランティア/シチズンシップスタディー

ズ I「減災×学びプロジェクト」 現地連携型

春日井敏之 サービスラーニン

グセンター センター長

東日本・家族応援プロジェクト 2012in 遠野 現地連携型村本邦子 応用人間科学研究

科教授

東日本・子ども支援プロジェクト 2012in 二本松 自主企画型荒木穂積 応用人間科学研究

科教授

復興の語られなかった物語 自主企画型谷晋二 応用人間科学研究科

教授

復興支援ショップ~笑顔を全てのひとに~ 自主企画型林純次 立命館守山中学・高等

学校教員

東日本・家族応援プロジェクト 2012in 福島 自主企画型村本邦子 応用人間科学研究

科教授

学生による福島県情報発信プロジェクトと“風評被

害”に代わる 概念構築の試み 自主企画型 サトウタツヤ 文学研究科教授

石巻市雄勝地区の復興計画および景観ガイドライン

策定に向けたフィールドワーク 自主企画型

堀口徹 理工学部建築都市デ

ザイン学科准教授

第 2 次

震災を理由に棄てられないための仕組みの構築支

援 自主企画型

立岩真也 先端総合学術研究

科教授

<付属校>

学校名 企画名称 主な活動場所 内 容

立命館中学校・高

等学校

震 災 復 興 プ ロジェクト

深草 2012

宮城県石巻市

・雄勝町

在宅避難者訪問や漁業支援活動への参

加、乳幼児を中心とする家庭教育支援、現

地高校生徒の交流など(7 月・2 月)

宮城県七ヶ浜町・

福島県相馬市

農地復元のための瓦礫撤去ボランティアや

福島の高校生との交流(8 月) 立命館宇治中学

校・高等学校

立宇治・復興支援プロ

ジェクト 2012 宮城県多賀城市

政策科学部桜井政成准教授のゼミ生と一

緒に、共同仮設住宅入居者企画のお祭り

サポートや現地ヒアリング(9 月)

立命館慶祥中学

校・高等学校

災害復興支援『未来を

信じ、未来に生きる』慶

祥プロジェクト

岩手県遠野市 NPO 法人遠野まごころネット『まごころ広

場』での被災者支援や農業支援等。(8 月)

立命館守山中学

校・高等学校

人と人をつなぐボランテ

ィア 宮城県南山陸町

漁業および農業支援、瓦礫撤去、仮設住

宅集会所の縁台やテーブル作成、清掃等

の被災者支援(12 月)

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(10)学⽣による⽀援活動

① 立命館大学震災支援活動情報ネットワーク 311+Rnet

2011 年 3 月 14 日より、震災支援活動を行いたいと考えている在学生の情報共有、交流のネットワ

ーク、震災支援ボランティア関連の情報提供や、学生の活動、体験についての報告・情報を蓄積し、

交流・共有する役割を担うことを目的に活動を実施している。

<主な取り組み>

311+Rnet 合同説明会 ~東北の笑顔のためにあなたにできるこ

とは?~企画運営(2012.5.10-11)

「ミンナ DE カオウヤ」プロジェクト ~えぇもん買って被災地支

援~今、私たちだからこそできることがある!企画運営

(2012.6.18-22)

福祉ボランティア・社協フェスタ ブース出展(2012.10.14)

合 同 企 画 「 311 世 代 の 咆 哮 ~ 合 同 展 示 会 ~ 」 企 画 運 営

(2012.11.10-11)

Let’s Start Volunteer! ブース出展(2012.11.26)

② 課外自主活動を通じた取り組み

課外自主活動に取り組む学生を被災地へ派遣し、市民や子供たちとの交流活動など特技を活かした

交流・ボランティア活動を実施。多様なコミュニティにおける主体的な学びの展開を実体化するため、

大学と地域の Border を超えた学びの実現、学生のシチズンシップ涵養、これらの活動を通した大学の

地域・社会への貢献を基本理念とした。

岩手県大船渡市「大船渡夏まつり」学生 20 名(内、課外団体:モ

ダンジャズバレエ部 4 名、放送局 3 名)、職員 3 名を派遣し、夏祭

りのサポートと交流(2012.8.2-8)

宮城県南三陸町・石巻市へ学生 11 名、職員 3 名を派遣し、沿岸部

住宅地域のガレキ撤去、溝掃除、地盤清掃、スタディーツアー実

施(「スマイルエンジン山形」との共同の取り組みとして実施され、

山形大学・東北芸術工科大学ほか 15 名も参加)(2012.8.17-21)

岩手県宮古市へ学生 27 名(内、課外団体:ライフサイエンス研究会

10 名、cubes10 名、Hawaiian circle meahula 6 名、出前ちんどん

2名、足もみサークル OBAN1名、絵本読み聞かせ(個人)1名)、

職員 2 名を派遣し、宮古市内の仮設住宅、学童、小学校などへ出向

き、パフォーマンス披露や交流活動実施(2012.8.23-29)

宮城県石巻市へ吹奏楽部学生54名・指揮者1名、職員1名を派遣し、

東松島市立矢本第二中学校吹奏楽部、石巻西高校吹奏楽部と合同練

習・演奏会実施(2012.10.26-29)

2012 年度学園祭衣笠祭典にて、岩手県大船渡市から提供を受けたサ

ンマ 200 匹を塩焼きにして販売する企画「大船渡のさんま食うてみ

い!」をサポート(2012.11.10)

岩手県宮古市へ学生 11 名(内、課外団体:将棋研究会4名、落語研

究会3名)、職員1名を派遣、仮設住宅を回り地域の方と交流・傾聴

活動を実施(2013.3.12-18)

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③後方支援スタッフ派遣プロジェクト

立命館災害復興支援室では、被災した地域へ学生等を継続的に派遣

し、復興支援に関る機会を広く提供することを通じ、復興に寄与する

人材の裾野を広げることを目的に、ボランティアバス企画「後方支援

スタッフ派遣プロジェクト」を 2011 年 12 月より開始した。

2012 年度は、長期休暇や連休期間を中心に、第 7 便から第 18 便(計

11 便)を運行し、現地支援団体との連携により 154 名の学生が復興に

資する各種活動に取り組んだ。参加した学生たちは、派遣終了後に「コ

メントシート」を提出し、学内外に向け活動した学生の声を発信している。

各便には引率職員が同行し、災害復興支援室職員にとどまらず、他部課業務応援のかたちで協力職

員を募り、

<2012 年度派遣概要>

<各便の活動内容と活動場所>

第 7 便

宮古市の MAP づくり 宮古市内各地

仮設住宅における生活支援 宮古市応急仮設住宅

津波被害に関する現地説明会に参加 宮古市田老字野原 たろう観光ホテル付近

海岸のがれき回収、清掃 宮古市金浜地区

第 8 便

津波被害に関する現地説明会に参加 宮古市田老字野原 たろう観光ホテル付近

海岸のがれき回収、清掃 宮古市金浜地区

第 9 便

津波被害に関する現地説明会に参加 宮古市田老字野原 たろう観光ホテル付近

海岸のがれき回収、清掃 宮古市金浜地区

仮設住宅における生活支援 宮古市応急仮設住宅

第 10 便

津波被害に関する現地説明会に参加 宮古市田老字野原 たろう観光ホテル付近

派遣便 派遣期間 活動地域 学生

計 男 女

引率職員

第 7 便 5/2‐7 宮古市 12 7 5 4

第 8 便 5/17‐22 宮古市 11 5 6 2

第 9 便 6/14‐19 宮古市 14 8 6 4

第 10 便 6/28‐7/3 宮古市 12 5 7 3

第 11 便 9/4‐12 遠野市 17 9 8 1

第 12 便 9/17‐24 宮古市 13 6 7 2

第 13 便 10/11‐16 大船渡市 9 3 6 1

第 14 便 12/21‐27 宮古市・大船渡市 16 11 5 5

第 15 便 2013/2/14‐21 遠野市 13 5 8 1

第 16 便 2013/2/14‐21 大船渡市 14 5 9 2

第 17 便 2013/3/12‐18 遠野市 12 6 6 1

第 18 便 2013/3/12‐18 宮古市 11 7 4 1

計 154 77 77 27

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海岸のがれき回収、清掃 宮古市金浜地区

仮設住宅における生活支援 宮古市応急仮設住宅(崎山、高浜、藤畑、清寿荘)

第 11 便

保育園建設予定地の整備 上閉伊郡大槌町吉里吉里地区 吉里吉里保育園

「復興米」開発プロジェクト堆肥づくり 上閉伊郡大槌町 「まごころ農園」

献本、公文書修復作業 遠野市役所 「三陸文化復興プロジェクト」

宅地跡のがれき撤去 釜石市鵜住居地区

復興支援イベントの設営、会場整理 陸前高田市上長部地区、遠野市内陸部リクリエーション施設

第 12 便

津波被害に関する現地説明会に参加 宮古市田老字野原 たろう観光ホテル付近

仮設住宅における生活支援 宮古市応急仮設住宅

第 13 便

イベントの設営、会場整理 大船渡市リアスホール

仮設住宅における生活支援 大船渡市仮設住宅(地の森)

第 14 便

クリスマスイベントのサポート 大船渡市役所三陸支所、末崎ふるさとセンター

仮設住宅における生活支援 大船渡市仮設住宅(上平、鳥沢、長洞)

津波被害に関する現地説明会に参加 宮古市田老字野原 たろう観光ホテル付近

仮設住宅における生活支援 宮古市応急仮設住宅

第 15 便

被災した地域のがれき撤去 高田市、釜石市鵜住居地区

復興プロジェクトを実施する農園の作業 上閉伊郡大槌町 「まごころ農園」

第 16 便

仮設住宅で交流企画の主催・実施 大船渡市仮設住宅(杉下、鳥沢、永沢、舘下、上平、長洞、清水)

仮設住宅の催しへの参加・交流 大船渡市仮設住宅(長洞、清水)

第 17 便

「復興米」開発プロジェクト農園整備作業 上閉伊郡大槌町 「まごころ農園」

流木撤去作業 釜石市箱崎地区

イベントの設営、会場整理 陸前高田市 高田大隈つどいの丘仮設商店街

第 18 便

津波被害に関する現地説明会に参加 宮古市田老字野原 たろう観光ホテル付近

仮設住宅における生活支援 宮古市応急仮設住宅(きれまち、田鎖、実田、児童相談所、西ヶ丘近隣

公園、なかよし公園、藤原 3 丁目、鍬ヶ崎)

<活動受け入れ先・現地協力組織等>

宮古市社会福祉協議会・宮古市生活復興支援センター(第 7・8・9・10・12・14・18 便)

宮古観光協会「学ぶ防災」研修プロジェクト(第 9・10・12・14・18 便)

NPO 法人遠野まごころネット(第 11・14・15・17 便)

大船渡市生活支援コールセンター(第 13・14・16 便)

大船渡市企画調整部企画調整課(第 13 便)

大船渡アクションネットワーク(第 14・16 便)

大船渡市 立根地区生活改善センター(第 14・16 便)

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(11)その他、学内外に向けた取組み

①地球環境スキャンニングプロジェクトへの協力

2011 年度より、慶応義塾大学が実施するプロジェクトへの

協力の一貫として 2011 年 12 月に共同研究の覚書を取り交わ

し、朱雀キャンパス敷地内に放射線測定を設置、継続的に測

定を実施している。

測定数値については、情報ポータルサイト Yahoo! JAPAN「放

射線情報」の「京都府京都市中京区立命館大学朱雀キャンパ

ス」地点の数値として、常時情報発信を行なっている。

【Yahoo! JAPAN「放射線情報」 http://radiation.yahoo.co.jp/】

2012 年度は、立命館高校と災害復興支援室との懇談を経て、

SS コースの 1~3 年生約 100 名を対象に理工学部薮教授によ

る放射線の基礎知識について学ぶ講義を4/17、4/24の2回(各

90 分)実施した。

② フォーラム、シンポジウム等の実施

<立命館土曜講座>

2012 年 4 月の立命館土曜講座において、東日本大震災に関わるテーマで「3.11 後-大学から日本

の未来に向けて」と題し、震災発生から約 1 年という時期における、①立命館の復興支援の取り組み

の総括、②社会科学(経済学)の観点からみた震災、③歴史的視点から見た震災後の日本、④今後の

地震防災のあり方について、という4つの視点から総括を行なった。 【講座概要】

2012 年 4 月 7 日(第 3009 回)

挨拶 学校法人立命館副理事長/災害復興支援室 室長 服部 健二 「立命館の復興支援活動-災害と学生ボランティアの1年」

立命館大学サービスラーニングセンター 副センター長 山口 洋典 2012 年 4 月 14 日(第 3010 回)

「成長から適応への転換-日本経済が失った 40 年」

立命館大学国際関係学部 教授 高橋 伸彰

2012 年 4 月 21 日(第 3011 回)「歴史的視点から見た震災後の日本」

国際日本文化研究センター所長 猪木 武徳

2012 年 4 月 28 日(第 3012 回)「今後の地震防災と京都」

立命館グローバル・イノベーション研究機構 教授 土岐 憲三

③台湾における学生交流企画

<台湾・淡江大学における学生交流企画「震災復興と東アジアを担う若者の使命」>

台湾の日本の間には、1999 年の台湾中部地震(集集地震)、2009 年の南部台風災害の発生時に日本

から様々支援が行なわれ、また東日本大震災に際して台湾から国単位で世界最高額となる 190 億円の

義援金が日本に寄せられるなど、災害からの復興に関する様々な交流が行なわれてきた。

それらの経緯をふまえて、日本における東日本大震災の復興に、大学と学生がどのような役割を果

たしたのか、台湾の大学と学生は、被災と復興の日本をどのようなまなざしで見つめ、行動を起こし

てきたのかについて、台湾・淡江大学と連携し学生交流企画を実施した。

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■交流企画の概要

3 月 7 日(木)15:00~19:00 フィールドワーク交流

3 月 8 日(金)10:00‐10:30 パネル展・オープニング

10:30‐11:30 震災復興パネル展・メッセージ募集

11:30‐12:30 ランチセッション

13:00‐17:00 学生フォーラム

※パネル展、震災復興写真展の会場展示は、16 日(日)まで実施

会 場:淡江大学 淡水キャンパス

フィールドワーク交流:淡水キャンパス内、淡水市内

パネル展・復興写真展:覚生記念図書館 1 階ロビー

ランチセッション :驚聲国際会議場 10 階

学生フォーラム :覚生記念図書館 1 階ロビー

参加人数:フィールドワーク交流:31 名

震災復興写真展:*一般公開/出入り自由

学生フォーラム:43 名 *うち立命館大学生 13 名

フォーラム:キーノートスピーチ

山口洋典 立命館大学共通教育支援機構准教授

学生発表 立命館大学 青野眞実(薬学部 2 回生)

乾 陽亮(政策科学部 2 回生)

淡江大学 Yun Shih(大学院亞洲研究所日本組)

通訳:周偉琴

主 催: 立命館大学、淡江大学

後 援: 公益財団法人交流協会台北事務所

④3.11 追悼企画「いのちのつどい」

2011 年 3 月の震災発生以降、立命館が「わたしたちにできること」として何をしてきたのか、今後

何を行なうかについて学内構成員(学生・生徒、教職員、関連組織)が共有し、学内外に発信する場

として追悼企画を実施。「心によりそう支援をこれからも」をメインテーマとして、東日本大震災の地

震発生時刻の黙祷と関連企画を実施した。 特設サイト http://www.ritsumei.ac.jp/rs/category/tokushu/130228/010.html/ <企画概要>

2013 年 3 月 11 日(月)13:00~、教職員、学生等、地域を含めた一般を

対象に、衣笠、BKC、朱雀各キャンパスで開催。

導入企画:(衣笠のみ)追悼式典の導入企画として 14 時より衣笠キ

ャンパス以学館にて応援団吹奏楽部による生演奏と合唱を実施、約

150 名の学生、教職員が会場に集った。

追悼のとき(衣笠、・KC・朱雀)

各キャンパスの会場で、教職員・学生および地域の方も集い献花、

献灯を行い、東日本大震災発生時刻 14:46 に黙祷を行った。黙祷の

前後では、復興支援活動に携わる職員が、震災復興に寄せる思いや、

必要な支援について報告を行った。

取り組み報告会「おじゃっこタイム」(衣笠):これまで災害復興支

援活動を行ってきた教職員や、教職員と共に活動を行なってきた学

生や生徒による取り組み計 13 テーマ・25 名の報告者が 3 つのテーブルにわかれて順に報告を行

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い、来場者と報告者も交えた意見交換を実施。

生協によるき出し(衣笠・BKC):立命館大学生協の協力により、芋

煮の炊き出しを実施。衣笠会場では「おじゃっこタイム」「学生交流

企画」の会場となった以学館食堂にて配布を行った。BKC では防災

訓練会場となったエポック立命 21 での配布を実施。

総合防災訓練(BKC・朱雀):草津市消防局、京都市消防局の協力を

得て、教職員・学生による防災訓練を実施。また BKC 会場には、地

震の揺れを再現する「起震車」が来場。

写真展「リメンバー大槌」、「朝日新聞記事」展示:3 月 11 日-15

日:2012 年に平和ミュージアムでも開催した岩手県大槌町在住の菊

池公男氏の写真展をきっかけに、新たに被災した大槌町住民の方々

から寄せられた写真を追加展示。

学生交流企画(衣笠):学生によるこれまでの取り組み報告と、今後、学生にできる復興支援を考

えることを目的に、学生主催による報告会・デカッションを開催。

■「お茶っこタイム」テーマと報告者

テーマ 報告者

流言研究と文化心理学理論に基づく風評被害の実態と理論化-

風評被害低減方策の可能性-

サトウタツヤ 文学部教授

災害復興のための金融・法技術・税務に関する研究 大垣尚司 法学研究科教授

人のつながりを大切にした支援 八反和之 立命館守山中学校・高等学校

教諭

被災地デジタルフェニックスプロジェクト 長野 正道 生命科学部教授

ホワイトスペース特区を活用したエリアワンセグ放送による「キャン

パス-地域連携型防災メディア」の可能性の実証研究

細井浩一 映像学部教授

仮設住宅における生活騒音の快音化』 西浦敬信 情報理工学部准教授

東日本・家族応援プロジェクト 2012in 遠野/福島 村本邦子 応用人間科学研究科教授

気仙地区産直グループ HP 制作・更新・ネットワーク構築支援 松野周治 経済学部教授

仙台城址城壁の地震動に対する安定性に関する検討および地盤

調査等を含めた総合的管理手法の提案

深川良一 理工学部教授

成長期のこどもの運動・食習慣と健康状況に関する研究 田畑泉 スポーツ健康科学部長

ねじりを含む組み合わせ断面力を受ける RC 部材の耐震機構と合

理的な補修設計の提案

岡本享久 理工学部教授

広域に渡る地域間連携を念頭に置いた巨大津波地震による被災

地復興計画の提案

谷口仁士 グローバル・イノベーション研

究機構教授

思い出の想起・利用支援による震災復興支援

仲谷善雄 情報理工学部教授

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■学生による報告

報告団体/活動テーマ 報告者

ふくしまボランティア便「そよ風届け隊」 西崎芽衣 産業社会学部 1 回生

参考書宅救便・被災地の受験生に参考書を~ 太田晴子 政策科学部 1 回生

頑張れ東日本 復興支援「ミンナDEカオウヤ」 白井雄士 文学部 2011 年度卒

仮設集会所ODENSE建設プロジェクト 松井 宏 理工M1

京産大・復興支援組織を結成、解散 吉田拓矢 京都産業大学 2 回生

Youth for 3.11 関西支部 プログラムチーム 谷口大暉 産業社会学部 1 回生

日本中へ届けよう!元気のはがき 復興支援プロジェクト

「元気だ状」

服部智彌 経営学部 3 回生

備えてつながる防災体感プロジェクト~with living

(外国人対象防災プログラム)

渡部 葵 政策科学部 1 回生

⑤展示企画の実施、共催

<仮設集会所建設プロジェクト ODENSE 模型展示>

3/1(金)-16(土)立命館大学大阪梅田キャンパスが入居する大阪富国生命ビルの地下 2 階・フコ

ク生命の森において、復興支援の継続と、引き続き東北の復興を応援する思いを関西から発信するた

め、理工学部宗本准教授と学生たちが、岩手県宮古市に建設した仮設集会所 ODENSE(おでんせ)の模

型とその取り組みについてのパネルを展示。

<写真展の開催>

・「写真報告 3・11 赤浜」

その現地の様子を岩手県大槌町赤浜在住のアマチュア写真家菊池公男氏が自らも被災しながら撮っ

た津波の瞬間の写真を展示。9/15(土)-10/12(金)国際平和ミュージアム、10/17(水)-11/1(木)

びわこ・くさつキャンパス・エポック立命 21 で展示を実施。

・ 「みちのく photo caravan~東北のキセキ~」の後援

11/26(月)-11/30(金)衣笠キャンパスで実施。東北でのボランティアを経験した学生たちが中心

となり、現地で見たこと、感じたことを、写真展を通じて、国内の大学生に発信することを目的に実

施する巡回展示企画に、災害復興支援室として後援を行なった。 企画では、学生たちの思いに共感した若手フォトグラファーが撮影した被災地域の写真の他、兵庫

県芦屋市が保管する阪神淡路大震災で被災された方が撮影した写真が展示された。

・「リメンバー大槌」

3/11-12「3.11 追悼企画いのちのつどい」関連企画として実施。2012 年に実施したアマチュア写真

家菊池公男氏の写真展をきっかけに、被災した主婦や医師、消防団員などの大槌町住民の方々から新

たに集まった写真を含めた展示企画を実施。

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(12)災害復興⽀援に関わる情報発信

立命館学園は東日本大震災発生後、復興支援・学生支援を実施していく姿勢を明確にするとともに、

学生・生徒・児童、教職員等の復興支援に関わる取り組みを学園内外に情報発信していくことを目的

として、HP「東日本大震災 私たちにできること」を開設した。また、HP だけでなく Facebook や twitter

などの媒体を利用した情報発信、インナーコミュニケーションの活性化を主眼においた学内広報誌「ユ

ニタース」、教職員向けメールマガジン「ユニタースホットニュース」、立命館大学校友会報「りつめ

い」、「立命館災害復興支援室 瓦版」等の多様な媒体を活用して学園独自の情報発信を行うとともに、

マスコミへのニュースリリース等を通じて幅広く社会への情報発信も進めてきた。

■立命館・立命館大学の媒体による発信(HP、facebook、twitter、広報誌等)

媒体 開始時期 主な発信内容

HP

東日本大震災

私たちにできること

2011 年4月 28

日開始

被災学生・入学予定者に対する支援、学生による支援活動、教職員に

よる支援活動、学部・研究科・付属校の取り組み、復興支援関連研究、

復興+R 基金、メッセージ、取り組み年表、取り組み MAP、災害復興支

援室の設置目的、活動内容、など。

学生向け HP

RS Web

(Ritsumeikan Style)

既設 HP 「立命館大学で頑張っている学生、教職員」を紹介。特に災害復興支援

に関わる内容は「+R for FUTURE」として特集。

Twitter

@fukko_R

2011 年7月 15

日開始

災害復興支援に関わる立命館の取り組み等の最新情報を随時紹介。

Facebook、HP にリンク。

Facebook

立命館災害復興支

援室

2011 年9月 19

日開始

災害復興支援に関わる立命館の取り組み等の最新情報を随時紹介。

HP にリンク。

学園広報誌

UNITAS

既設広報誌 東日本大震災私たちにできること HP、立命館災害復興支援基金(復興

+R 基金)、学生の取り組み、研究推進プログラム、教職員による「私た

ちの提案」、ボランティア派遣、各種フォーラム等の紹介など。

学園後方メールマガ

ジン

UNITAS

HOT NEWS

既設メールマ

ガジン

学生・生徒・児童、教職員の安否状況、義捐金、立命館災害復興支援

基金、研究推進プログラム、教職員による「私たちの提案」、後方支援ス

タッフ、立命館災害復興支援室瓦版、各種フォーラム等の告知など。

立命館災害復興支

援室 瓦版

2011 年 11 月

25 日開始

被災地の連携拠点(大船渡市、宮古市、遠野市)の現状、立命館による

災害復興支援の「今」を伝える。

※第 16 号発行(2012 年3月末時点)

立命館大学校友会

報りつめい

既設広報誌 被災した学生・校友からのメッセージ、立命館大学校友会の復興支援の

取り組み、学生・生徒・児童・教職員等による復興支援の取り組み等の

紹介。

ニュースリリース - 随時実施

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■新聞・ラジオ・雑誌への掲載

<新聞>

読売新聞 4 月 21 日付「立命大と大船渡市 協定」

京都新聞 4 月 25 日付「教育研究・交流で連携 立命大と岩手・大船渡市 長期支援へ協定」

毎日新聞 4 月 25 日付「立命館大と復興へ協力 大船渡市が協定」

読売新聞 4 月 25 日付「大船渡市 立命大などと協定」

東海新報 4 月 25 日付「2 大学と復興へ協定書 大船渡市」

岩手日報 4 月 25 日付「復興へ立命館大と協定 大船渡市 交流通じ人材育成」

河北新報 4 月 25 日付「復興連携協定を立命館大と締結 大船渡市」

岩手日報 6月 23日付「被災地と協定 絆強め 県内外から連携広がる 仮設で傾聴や物資届け」

京都新聞(夕刊)7 月 11 日付「新入生 今こそ被災地に 京滋の大学支援」

朝日新聞(京都)8 月 2 日付「被災地の夏祭り支える輪 立命大生ら 20 人、大船渡へ今夜出発」

中日新聞(名古屋)8 月 22 日付ヤングアイズ 「被災地の祭り 手伝って学ぶ」

岩手日報 10 月 14 日付「漢字の世界 子ども探検 大船渡で立命館大企画 クイズ楽しむ」

岩手日報 10 月 18 日付「漢字クイズで成り立ち学ぶ 大船渡」

東海新報 10 月 14 日付「漢字の奥深さ学ぶ 立命館大がイベント 大船渡で」

岩手日報 2013 年 3 月 14 日付「京都の学生 復興の力 立命館大ボランティア 派遣 18 回、延べ

500 人超」

京都新聞 2013 年 3月 15日付「これからも支援続けます 立命大ボランティア 500人突破 仮設

訪問特技生かし」

<ラジオ>

3/9(土)20:30~FM KYOTO(αステーション)「RadioB☆B」

<雑誌>

2012 年 10 月号 雑誌 Leaf(リーフ) 「東北グルメでプチ旅行気分 ~復興支援活動~」

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(1)基本⽬標

立命館の中長期的な復興支援方針は、2015 年をひとつの目処として、以下6項目を具体化していく。

①教育・研究を活かした震災からの復興、社会の再建のための支援

②学生・生徒・児童、教職員が、一人でも多く、復興支援に関わる条件整備

③学生・生徒・児童、教職員が主体的に復興支援に取り組むことを通じて、震災後の新たな社会構

築を担う力を身につける

④立命館の構成員、立命館に関わる人たちの復興支援を促進するため自治体や他大学と連携し、遠

野市、大船渡市を活動拠点とする

⑤学園が立地する地域での復興に向けたさまざまな支援活動の交流・情報発信

⑥災害復興にむけた情報を屋内外に発信し、復興・防災の国際協力の構築

(2)主な取組みの予定

災害復興支援室では 2011 年度を立ち上げと位置づけ、立命館の復興支援の立ち上げ、活動のニーズ

とシーズの確認を行ってきた。2012 年度は基盤づくりと位置づけ、復興支援の基盤づくり、連携拠点

形成、継続的な後方支援スタッフ派遣、研究プロジェクト等教職員の取り組み支援を実施した。

2011 年、2012 年の取り組みを踏まえ、2013 年度は「日常化」と位置づけ、東日本大震災の発生か

ら3年目を迎える中、災害復興支援室の活動定着化、復興支援を日常の教育・研究活動とし、以下の

取り組みを行う。

①連携拠点(大船渡、宮古、遠野)の確立をふまえた関係性の強化

・大船渡との連携協定を活かした活動の具体化、年間活動の計画化

・宮古市での関係性継続のための活動計画

②後方支援スタッフ派遣の継続

・ボランティアバス便、学生派遣の安定的な体制の確立

・現地の状況、ニーズの変化に柔軟に対応した後方支援スタッフ派遣

③研究推進プロジェクト、スポーツ健康科学部「復興教育支援事業」といった事業成果を踏まえた

継続的な活動の検討、立命館の復興支援の情報発信

④災害復興支援と関わった国際連携の促進

・台湾・淡江大学との東日本大震災に関わる学生交流企画の実施

⑤広報活動の推進

・立命館災害復興支援室瓦版の発行、ホームページの充実、Facebook での情報発信の推進

・自治体や他大学の活動状況や現地での支援ニーズの把握に努め、学園内での復興支援の取り組

みを支える。

⑥東日本大震災に関わる各種フォーラム、シンポジウム、学習会等の実施

・岩手県大船渡市・立命館大学「災害復興にむけた連携協力に関する協定」締結1周年記念フォ

ーラムの開催

3.今後の活動について

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本報告書は、立命館災害復興支援室の 2 年目の活動記録です。2011 年 4 月 21 日より活動を始めた

災害復興支援室は、2012 年から 2020 年までの学園の中期計画との連動を図り、2015 年までを当面の

活動期間と設定しています。その経緯と経過については、2011 年度の報告書において詳しくまとめた

ところです。そして、同報告書では、初年度の到達点として「物理的な距離がありながらも、精神的

な距離まで遠くすることはない、との思い」のもと、学園をあげて多彩な取り組みが展開されたこと、

またそれらの活動を支えるために多額にわたる寄付が「復興+R 基金」に寄せられたこと、これらを確

認した上で、「学園全般からさらなる関心を駆り立てる」という課題を明らかといたしました。

2012 年度の災害復興支援室は、2011 年度に立ち上げた支援の枠組みを具体化し、総合学園としての

支援の基盤づくりにあたった 1 年でした。上述のとおり、決して近くない場所からの支援を継続し、

発展へと導くには、学園の人的・物的な資源や、多方面から寄せられる復興への願いが込められた資

金、さらには高等教育機関として有する各種の知的資源を、適切に調整することが必須となります。

そこで、2012 年度は、 広域にわたって大規模な被害をもたらした複合型の災害である東日本大震災

に対し、立命館としての支援活動の基盤を確立すべく、2011 年度に構築してきた現地との関係の深化

を図りました。その筆頭に挙げられるのが、2012 年 4 月 24 日に岩手県大船渡市と立命館大学とのあ

いだで結ばれた「災害復興にむけた連携協力に関する協定」の締結です。

各種の活動を重ねる中、2013 年 3 月 11 日、立命館災害復興支援室では「いのちのつどい」と掲げ

た企画を実施いたしました。これは、建学の際に宗教的な拠り所をもたない学園である立命館ですが、

教学理念「平和と民主主義」にも象徴されるように、本学園の構成員には、一人ひとりの参加と協調

により、よりよい未来を生み出す担い手となることが求められていると考えたためです。加えて、立

命館憲章にも示されているとおり、「立命」とは『孟子』の「尽心章句」に由来するところですが、

「自由と清新」を建学の精神とする立命館は、単に個々の人生だけが豊かになることを学問の拠り所

としているわけではありません。そこで、毎年 12 月に開催され、2012 年度で 59 回を数えることとな

った「不戦のつどい」にならいつつ、「3.11 追悼企画」として「いのちのつどい」を開催し、「命」の

字に見出せる意味を共にみつめることといたしました。

「忘れられることが悲しい」とは、2012 年度も運行した後方支援スタッフ派遣プログラムの参加学

生が、現地の方から伺った声の一つです。あの日からの時間の経過は、いわゆる「瓦礫」と呼ばれる

「生活の痕跡」が取り除かれていくことで、むしろそこに人々の暮らしがあったことを遠い記憶の彼

方へと追いやってしまう可能性を生むのでしょう。今後も立命館では、支援に取り組む多様な主体と、

各種活動の拠点となる地域の方々とともに、よきパートナーシップのもと、学園内の多彩な部門等と

の効果的な連携による支援活動を展開して参りたく存じます。末筆ながら、2012 年度の立命館災害復

興支援室の活動に頂戴したご縁と支援に謹んで謝意と、そうした縁者の方々と共に、時代に向き合う

貴重な実践の担い手やつなぎ手として活動を重ねていく決意を表したく存じます。

4.災害復興⽀援室より

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【資料】2012 年度 活動年表

実施内容実施場所等(空欄全学

対応)2012 年 4 月 1 日 「学校法人立命館東日本大震災復興支援基金による被災学生支援奨学金規定」の制定 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 4 月 2 日 2012年度「東日本大震災に関る研究推進プログラム」募集を開始(~4/27) 立命館大学 災害復興支援室

2012 年 4 月 7 日土曜講座【2012年4月】は3.11後-大学から日本の未来に向けてをテーマに4週にわたり講演を実施。「立命館の復興支援活動-災害と学生ボランティアの1年」講師:山口洋典(立命館大学サービスラーニングセンター 副センター長)

学校法人立命館 災害復興支援室 京都市(衣笠)

2012 年 4 月 11 日 災害復興支援室 後方支援スタッフガイダンス&報告会開催 学校法人立命館 災害復興支援室京都市(衣笠)/滋賀県草津市(BKC)

2012 年 4 月 13 日第1回 東日本大震災関連災害復興支援室 定例会議※2012年度より事務局会議と定例会議に分け、隔週で開催

学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 4 月 14 日土曜講座【2012年4月】 3.11後-大学から日本の未来に向けて「成長から適応への転換-日本経済が失った40年-」講師:高橋伸彰(立命館大学国際関係学部教授)

学校法人立命館 災害復興支援室 京都市(衣笠)

2012 年 4 月 16 日産業社会学部金山ゼミの学生が第3回「Campus新聞大賞/日本財団賞」を受賞『SANKEI EXPRESS』 Campus新聞「被災地のラジオが教えてくれたこと㊤㊦」(2012年2月7日、14日掲載)

立命館大学産業社会学部

金山勉教授ゼミ

2012 年 4 月 17 日 立命館高校SSコース 理工学部薮教授による放射線基礎講義(第1回)を実施 立命館高等学校 滋賀県草津市(BKC)

2012 年 4 月 17 日 災害復興支援室瓦版(第7号)を発行 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 4 月 20 日 立命館災害復興支援基金による被災学生支援金受給継続審査の実施 立命館大学学生オフィス/災害復興支援

2012 年 4 月 20 日国際平和ミュージアムにおいて、学生団体Happy Factoryが「わたしたちにできること~震災1年を振り返って-第1期:スリランカからの贈り物~平和の祈りの木を咲かせよう~」開催(~5/20)

立命館大学 国際平和ミュージアム 京都市(衣笠)

2012 年 4 月 20 日 第1回 東日本大震災関連災害復興支援室 事務局会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 4 月 21 日土曜講座【2012年4月】 3.11後-大学から日本の未来に向けて「歴史的視点から見た震災後の日本」講師:猪木武徳(国際日本文化研究センター所長)

学校法人立命館 災害復興支援室 京都市(衣笠)

2012 年 4 月 24 日 大船渡市と立命館大学との「災害復興にむけた連携協力に関する協定書」の締結・調印式 立命館大学 災害復興支援室 岩手県大船渡市

2012 年 4 月 24 日 立命館高校SSコース 理工学部薮教授による放射線基礎講義(第2回)を実施 立命館高等学校 滋賀県草津市(BKC)

2012 年 4 月 25 日 立命館災害復興支援基金による被災学生支援金受給ガイダンス開催 立命館大学学生オフィス/災害復興支援

室京都市(衣笠)/滋賀県草津市(BKC)

2012 年 4 月 26 日産業社会学会 東日本大震災連続フォーラム第2弾 『震災から何を学ぶか-3.11から見えた日本社会-』開催

立命館大学 産業社会学会 京都市(衣笠)

2012 年 4 月 27 日 第2回 東日本大震災関連災害復興支援室 定例会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 4 月 28 日土曜講座【2012年4月】 3.11後-大学から日本の未来に向けて「今後の地震防災と京都」講師:土岐憲三(立命館大学立命館グローバル・イノベーション研究機構教授)

学校法人立命館 災害復興支援室 京都市(衣笠)

2012 年 5 月 1 日 三菱商事復興支援財団「2012年度学生支援奨学金(東日本大震災)」募集(~5/23) 立命館大学 学生オフィス

2012 年 5 月 2 日 災害復興支援室瓦版(第8号)を発行 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 5 月 2-7 日 災害復興支援室後方支援スタッフ派遣 第7便に学生12名、職員4名が参加。 学校法人立命館 災害復興支援室 岩手県宮古市

2012 年 5 月 10-11 日 311+Rnet合同説明会 「東北の笑顔のためにあなたにできることは?」開催 立命館大学 311+Rnet 京都市(衣笠)

2012 年 5 月 11 日 第2回 東日本大震災関連災害復興支援室 事務局会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 5 月 15 日 国際平和ミュージアム開設20周年記念特別展「放射能と人類の未来」開催(~7/27) 立命館大学 国際平和ミュージアム 京都市(衣笠)

2012 年 5 月 17-22 日 災害復興支援室後方支援スタッフ派遣 第8便に学生11名、職員2名が参加。 学校法人立命館 災害復興支援室 岩手県宮古市

2012 年 5 月 25 日 第3回 東日本大震災関連災害復興支援室 定例会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 5 月 25 日 災害復興支援室瓦版(第9号)を発行 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 5 月 26 日国際平和ミュージアムにおいて、公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会が「わたしたちにできること~震災1年を振り返って-第2期:震災から一年。気仙沼から同世代へ」j開催(~6/17)

立命館大学 国際平和ミュージアム 京都市(衣笠)

2012 年 5 月 31 日 2012年度「東日本大震災に関る研究推進プログラム」採択審査結果を発表し、52件を採択。 立命館大学 災害復興支援室

2012 年 5 月 31 日東日本大震災に関る研究推進プログラム採択研究:文学部中谷友樹教授「GISを用いた文化財保護の意思決定を支援するデータベースの構築と活用に関する研究」「第8回GISコミュニティフォーラム」(主催:ESRIジャパンユーザ会)マップ・ギャラリーコンテスト2位入賞

立命館大学 歴史都市防災研究センター

2012 年 6 月 1 日 第3回 東日本大震災関連災害復興支援室 事務局会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 6 月 7~ 日復興+R基金でのAPU学生および附属校生徒を主体とした災害復興支援活動へのサポートプログラム受付開始

学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 6 月 7~ 日 教職員を主体とした災害復興支援活動へのサポートプログラム受付開始(第一次募集~6/29) 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 6 月 8 日 第4回 東日本大震災関連災害復興支援室 定例会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 6 月 9-11 日 災害復興支援室室長をはじめとした教職員8名が岩手県大船渡市・宮古市を現地訪問し、懇談を実施。 学校法人立命館 災害復興支援室 岩手県大船渡市・宮古市

2012 年 6 月 10 日産業社会学会 東日本大震災連続フォーラム第3弾 『震災から何を学ぶか-3.11から見えた日本社会-』開催

立命館大学 産業社会学会 京都市(衣笠)

2012 年 6 月 10 日【文部科学省 復興教育支援事業】スポーツ健康科学部教員1名が岩手県大船渡市立第一中学校訪問し、簡易体力測定データの受け取りを実施。

立命館大学 スポーツ健康科学部 岩手県大船渡市

2012 年 6 月 14-19 日 災害復興支援室後方支援スタッフ派遣 第9便に学生14名、職員4名が参加。 学校法人立命館 災害復興支援室 岩手県宮古市

2012 年 6 月 15 日 第4回 東日本大震災関連災害復興支援室 事務局会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 6 月 22 日 第5回 東日本大震災関連災害復興支援室 定例会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 6 月 22 日 災害復興支援室瓦版(第10号)を発行 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 6 月 23 日国際平和ミュージアムにおいて、NPO法人国際ボランティア学生協会 IVUSAが「わたしたちにできること~震災1年を振り返って-第3期:被災者×ボランティア?いいえ、宮城のおっちゃんおばちゃんこども×京都の学生」を開催(~7/15)

立命館大学 国際平和ミュージアム 京都市(衣笠)

2012 年 6 月 25 日文学部河原教授が研究テーマである「漁村形成と漁村家屋に関する地理学的研究」において、大船渡市内の関係部署を訪問。「漁船原簿」の閲覧や調査対象となる漁民の紹介依頼を実施。

立命館大学文学部

河原典史教授岩手県大船渡市

2012 年 6 月 28-7/3 日 災害復興支援室後方支援スタッフ派遣 第10便に学生12名、職員3名が参加。 学校法人立命館 災害復興支援室 岩手県宮古市2012 年 7 月 6 日 第5回 東日本大震災関連災害復興支援室 事務局会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 7 月 10 日アートリサーチセンター新拠点セミナー番外編Vol.2「世界に向けて東日本大震災を記録する ―危機アーカイブの効用と構築のための課題」開催

立命館大学 アートリサーチセンター京都市(衣笠)/滋賀県草津市(BKC)

2012 年 7 月 13 日 第6回 東日本大震災関連災害復興支援室 定例会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 7 月 16 日 NPO法人国際ボランティア学生協会 IVUSAが京都市北区紙屋川の水害の復旧作業を実施。 京都市北区

2012 年 7 月 20 日復興+R基金でのAPU学生および附属校生徒を主体とした災害復興支援活動へのサポートプログラムに3件を採択。

学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 7 月 20 日 教職員を主体とした災害復興支援活動へのサポートプログラム選考結果を発表し、9件を採択。 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 7 月 22 日情報理工学部西浦教授が大船渡市長洞仮設において、研究テーマである「仮設住宅における騒音の快音化」調査を実施。

立命館大学情報理工学部

西浦敬信准教授岩手県大船渡市

2012 年 7 月 24 日 2012年夏期「後方支援スタッフ派遣」ガイダンス 学校法人立命館 災害復興支援室 京都市(衣笠)

2012 年 7 月 25 日 2012年夏期「後方支援スタッフ派遣」ガイダンス 学校法人立命館 災害復興支援室 滋賀県草津市(BKC)

2012 年 8 月 日 東日本大震災復興支援に関わる2011年度活動報告書を発行 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 8 月 2-8 日 夏期休暇中ボランティアバス学生派遣①「大船渡夏祭りサポートプロジェクト」に学生16名、職員4名が参 学校法人立命館 災害復興支援室 岩手県大船渡市

2012 年 8 月 3 日 第7回 東日本大震災関連災害復興支援室 定例会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 8 月 10 日 災害復興支援室瓦版(第11号)を発行 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 8 月 14-22 日夏期休暇中ボランティアバス学生派遣②「いわてGINGA-NET 夏銀河2012」に学生25名、職員1名が参加。

学校法人立命館 災害復興支援室 岩手県釜石市

2012 年 8 月 17-20 日夏期休暇中ボランティアバス学生派遣③スマイルエンジン山形プロジェクト「東北の明日をつくる旅2012」に学生11名、職員3名が参加。

学校法人立命館 災害復興支援室宮城県南三陸町、宮城県石巻市、山形県山形市

2012 年 8 月 23-29 日夏期休暇中ボランティアバス学生派遣④岩手県宮古市への災害ボランティア派遣(課外活動便)に学生27名、職員2名が参加。

学校法人立命館 災害復興支援室 岩手県宮古市

2012 年 9 月 4 日政策科学部本田教授が、「大船渡市における復旧復興の進捗状況と問題点および今後の見直し」に関するヒアリングを実施。産業関連表作成に関わっての資料提供等を依頼。

立命館大学政策科学学部本田豊教授

岩手県大船渡市

2012 年 9 月 4-12 日夏期休暇中ボランティアバス学生派遣⑤災害復興支援室後方支援スタッフ派遣 第11便に学生17名、職員1名が参加。

学校法人立命館 災害復興支援室岩手県遠野市、釜石市、大槌町

2012 年 9 月 7 日 第8回 東日本大震災関連災害復興支援室 定例会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 9 月 14 日 第6回 東日本大震災関連災害復興支援室 事務局会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 9 月 15~ 日 菊池公男写真展「写真報告3.11赤浜」開催(~10/12) 学校法人立命館災害復興支援室

/国際平和ミュージアム京都市(衣笠)

2012 年 9 月 17-24 日夏期休暇中ボランティアバス学生派遣⑥災害復興支援室後方支援スタッフ派遣 第12便に学生13名、職員2名が参加。

学校法人立命館 災害復興支援室 岩手県宮古市

2012 年 9 月 21 日 第9回 東日本大震災関連災害復興支援室 定例会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 9 月 23 日【文部科学省 復興教育支援事業】スポーツ健康科学部教員4名・学生5名が岩手県大船渡市立第一中学校訪問し、簡易体力測定データフィードバック説明会を実施。

立命館大学 スポーツ健康科学部 岩手県大船渡市

2012 年 9 月 27・28 日産学官連携推進会議/イノベーション・ジャパン2012(東京国際フォーラム)理工学部宗本晋作准教授の簡易集会所「ODENSE」模型および災害復興支援室が震災関連パネルを出展し取り組みを紹介。

学校法人立命館理工学部宗本晋作准教授

/災害復興支援室東京都

2012 年 9 月 28~ 日 教職員を主体とした災害復興支援活動へのサポートプログラム受付開始(第二次募集~10/26) 学校法人立命館 災害復興支援室

実施日 取り組み主体等

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実施内容実施場所等(空欄全学

対応)2012 年 10 月 2-12/7 日 立命館大学衣笠図書館において、『東日本大震災-教訓を風化させない-』展を開催 学校法人立命館 図書館サービス課 京都市(衣笠)

2012 年 10 月 6 日 オール立命館校友大会2012in新潟において震災関連パネルを展示 学校法人立命館 災害復興支援室新潟県新潟市朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター

2012 年 10 月 8-10 日 インドネシア政府防災研修団(第2期)が岩手県被災地を訪問 学校法人立命館国際協力事業課/歴史都市防

災研究センター岩手県遠野市、宮古市、釜石市、大船渡市、陸前高田

2012 年 10 月 11-16 日 災害復興支援室後方支援スタッフ派遣 第13便(大船渡漢字探検隊)に学生8名、職員1名が参加。 学校法人立命館 災害復興支援室 岩手県大船渡市

2012 年 10 月 12 日 第10回 東日本大震災関連災害復興支援室 定例会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 10 月 14 日三陸大船渡さんままつりへの訪問・運営サポートを実施。夏のお祭りへの派遣に参加したメンバーより学生1名と教職員2名が参加。

学校法人立命館学生オフィス/サービスラーニングセンター

岩手県大船渡市

2012 年 10 月 17~ 日 菊池公男写真展 「写真報告 3.11赤浜」を開催(~11/1) 学校法人立命館 災害復興支援室 滋賀県草津市(BKC)

2012 年 10 月 19 日【文部科学省 復興教育支援事業】スポーツ健康科学部教員2名が岩手県教育委員会を訪問し、事務局指導主事兼保健体育主事等約15名に対して復興教育支援事業のレクチャー(講義「限られた条件ででき

立命館大学 スポーツ健康科学部 岩手県盛岡市

2012 年 10 月 19 日 災害復興支援室瓦版(第12号)を発行 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 10 月 22~11/3 日 「東日本・家族応援プロジェクト2012in大船渡」の開催 立命館大学応用人間科学研究科/災害復

興支援室岩手県大船渡市

2012 年 10 月 27 日スポーツ健康科学部教員3名と学生7名が大船渡市立猪川小学校を訪問し、小学校保護者会に対し、運動指導。

立命館大学スポーツ健康科学部/災害復

興支援室岩手県大船渡市

2012 年 10 月 27-28 日 立命館大学応援団吹奏学部の学生54名と引率職員1名が石巻を訪問し、現地の高校生や中学生と交 立命館大学 応援団吹奏学部 宮城県石巻市

2012 年 10 月 27~ 日 復興支援アンテナショップ「きずな~one for all~」を開店立命館守山高等学校

滋賀県守山市

2012 年 11 月 2 日 第7回 東日本大震災関連災害復興支援室 事務局会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 11 月 10-11 日 立命館大学学園祭(衣笠)において、学生による復興支援展示を実施。 京都市(衣笠)

2012 年 11 月 18-12/19 日 理工学部宗本准教授 岩手県宮古市の仮設集会所「ODENSE」のミニチュア模型をBKCキャンパスで展示 立命館大学理工学部宗本晋作准教授/広

報課/災害復興支援室滋賀県草津市(BKC)

2012 年 11 月 16 日 第11回 東日本大震災関連災害復興支援室 定例会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 11 月 16 日 第7回宮古市社会福祉大会における宮古市社会福祉大会長感謝状の授与 学校法人立命館 災害復興支援室 岩手県宮古市

2012 年 11 月 16 日教職員を主体とした災害復興支援活動へのサポートプログラム(第2次募集)選考結果を発表し、5件を採択

学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 11 月 16 日 復興+R基金でのAPU学生および附属校生徒を主体とした災害復興支援活動へのサポートプログラムに1 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 11 月 22 日 災害復興支援室瓦版(第13号)を発行 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 11 月 25 日 映画上映会「三陸海岸の民俗芸能の復興と現状~ 上映と対談 ~」を開催 立命館大学 映像学部大森康宏教授 京都市(衣笠)

2012 年 11 月 26-30 日 震災写真展「みちのく photo caravan」開催 立命館大学 みちのくcaravan関西 京都市(衣笠)

2012 年 11 月 28 日 2012年度冬の後方支援スタッフ(ボランティアバス)派遣ガイダンス開催 学校法人立命館 災害復興支援室京都市(衣笠)/滋賀県草津市(BKC)

2012 年 11 月 30 日 第8回 東日本大震災関連災害復興支援室 事務局会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 12 月 7 日 第9回 東日本大震災関連災害復興支援室 事務局会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2012 年 12 月 13 日 災害復興支援室メンバー2名が大船渡市を訪問し、定期協議開催のための準備実務協議を実施。 学校法人立命館 災害復興支援室 岩手県大船渡市

2012 年 12 月 21-27 日災害復興支援室後方支援スタッフ派遣 第14便、大船渡市と宮古市に分かれ活動を実施。大船渡市では学生8名、職員2名(大船渡市)が、宮古市では学生8名、職員3名が活動に参加。

学校法人立命館 災害復興支援室 岩手県宮古市/大船渡市

2012 年 12 月 21 日 第12回 東日本大震災関連災害復興支援室 定例会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2013 年 1 月 9 日 阪神・淡路大震災での復旧作業におけるアスベスト飛散に関する調査結果を公開 立命館大学立命館アスベスト研究プロジェ

クト2013 年 1 月 11 日 災害復興支援室瓦版(第14号)を発行 学校法人立命館 災害復興支援室

2013 年 1 月 11 日 第10回 東日本大震災関連災害復興支援室 事務局会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2013 年 1 月 18-2/17 日 東日本・家族応援プロジェクト 「団士郎 家族漫画展」の開催 立命館大学 応用人間科学研究科 京都市(朱雀)

2013 年 1 月 18 日 第13回 東日本大震災関連災害復興支援室 定例会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2013 年 1 月 19 日立命館大学朱雀キャンパス公開講座 シネマで学ぶ「人間と社会の現在」シリーズ14「1.17から3.11へ、そして…。-回復(レジリエンス)する力-」阪神淡路大震災と東日本大震災をテーマとした映画の上映とゲストを招いた対談を実施。『その街のこど

立命館大学 応用人間科学研究科 京都市(朱雀)

2013 年 1 月 21 日 災害復興支援室メンバー3名が大船渡市を訪問し、定期協議を開催。 学校法人立命館 災害復興支援室 岩手県大船渡市

2013 年 1 月 25 日 第11回 東日本大震災関連災害復興支援室 事務局会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2013 年 2 月 6 日シンポジウム「再生可能エネルギーの産業化と東北復興」において、APUアジア太平洋イノベーション・マネジメント・センター長中田行彦教授が基調講演を実施。

APU国際経営学部中田行彦教授

宮城県仙台市 東北大学

2013 年 2 月 7 日 第44回大船渡アクション・定例ネットワーク会議に災害復興支援室メンバー1名が参加。 学校法人立命館 災害復興支援室 岩手県大船渡市

2013 年 2 月 8 日 第14回 東日本大震災関連災害復興支援室 定例会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2013 年 2 月 10 日 「東日本大震災シンポジウム-東日本大震災と対人援助-」の開催 立命館大学 応用人間科学研究科 京都市(朱雀)

2013 年 2 月 16 日

立命館大学朱雀キャンパス公開講座 シネマで学ぶ「人間と社会の現在」シリーズ14「1.17から3.11へ、そして…。-回復(レジリエンス)する力-」阪神淡路大震災と東日本大震災をテーマとした映画の上映とゲストを招いた対談を実施。『傍-かたわら3月11日からの旅-』

立命館大学 応用人間科学研究科 京都市(朱雀)

2013 年 2 月 20 日 災害復興支援室瓦版(第15号)を発行 学校法人立命館 災害復興支援室

2013 年 2 月 22 日 第12回 東日本大震災関連災害復興支援室 事務局会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2013 年 2 月 24 日 情報理工学部西浦教授が大船渡市大舘仮設において、「快音化装置の実証実験」を実施。 立命館大学情報理工学部

西浦敬信准教授岩手県大船渡市

2013 年 3 月 1-17 日 理工学部宗本准教授 岩手県宮古市の仮設集会所「ODENSE」のミニチュア模型を大阪キャンパスで展示 立命館大学理工学部宗本晋作准教授/広

報課/災害復興支援室大阪市

2013 年 3 月 7-8 日台湾・淡江大学と立命館大学が学生フォーラム「震災復興と東アジアを担う若者の使命」を開催。立命館大学からは学生13名が参加。

学校法人立命館 災害復興支援室 台湾 淡江大学

2013 年 3 月 8 日 第15回 東日本大震災関連災害復興支援室 定例会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2013 年 3 月 9 日

立命館大学朱雀キャンパス公開講座 シネマで学ぶ「人間と社会の現在」シリーズ14「1.17から3.11へ、そして…。-回復(レジリエンス)する力-」阪神淡路大震災と東日本大震災をテーマとした映画の上映とゲストを招いた対談を実施。『生き抜く 南山陸町 人々の一年』

立命館大学 応用人間科学研究科 京都市(朱雀)

2013 年 3 月 11 日3.11追悼企画「いのちのつどい」を衣笠・BKC・朱雀の3キャンパスで開催。「追悼のとき」では献灯・献花や1分間の黙祷を3キャンパス同時に行うほか、各キャンパスで防災訓練やおじゃっこタイム、学生企画等、さまざまな企画を実施。衣笠約150名、BKC約85名、朱雀約50名の学生・教職員が参加。BKCでは地域の

学校法人立命館 災害復興支援室京都市(衣笠・朱雀)滋賀県草津市(BKC)

2013 年 3 月 11 日AERA(朝日新聞出版)掲載家光素行 スポーツ健康科学部准教授「復興を担う子どもたちの健康を守る 体力向上運動プログラムを

学校法人立命館 広報課

2013 年 3 月 11-14 日 写真・企画展「リメンバー大槌」を衣笠キャンパスにおいて開催。 学校法人立命館

災害復興支援室ふるさと大槌会

大槌町/リメンバー神戸&東日本/朝日新聞社

京都市(衣笠)

2013 年 3 月 15 日 第13回 東日本大震災関連災害復興支援室 事務局会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2013 年 3 月 16 日立命館中学・高等学校で3.11震災復興支援プロジェクト企画「Warm Heart つづけたい復興支援~多くの笑顔のために~」現地訪問・支援活動報告会、応援メッセージを届ける集会を開催。

立命館中学・高等学校

京都市(深草)

2012 年 3 月 19 日社会システム研究所主催公開フォーラム「東日本大震災からの地域復興と再生の課題-陸前高田の現状を基礎に-」開催

立命館大学 社会システム研究所 滋賀県草津市(BKC)

2013 年 3 月 22 日 第16回 東日本大震災関連災害復興支援室 定例会議 学校法人立命館 災害復興支援室

2013 年 3 月 27 日【文部科学省 復興教育支援事業】スポーツ健康科学部教員2名と災害復興支援室メンバー2名が大船渡市教育委員会を訪問し、体力測定のマニュアル冊子とDVDの贈呈式を実施。

立命館大学 スポーツ健康科学部 岩手県大船渡市

2013 年 3 月 29 日 災害復興支援室瓦版(第16号)を発行 学校法人立命館 災害復興支援室

2013 年 3 月 29 日 第14回 東日本大震災関連災害復興支援室 事務局会議 学校法人立命館 災害復興支援室

実施日 取り組み主体等

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学校法人立命館 災害復興支援室

東日本大震災復興支援に関わる 2012 年度活動報告書

ISBN 978-4-9907190-3-6(印刷版) ISBN 978-4-9907190-4-3(PDF版)

2013 年発行

発行者 立命館災害復興支援室

         〒604-8520 京都市中京区西ノ京朱雀町 1         Tel 075-813-8130         Fax 075-813-8132         E-mail [email protected]         URL http://www.ritsumei.ac.jp/rs/20110311/         facebook http://www.facebook.com/fukkoR

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