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●感染症の対策に消毒がありますが、これは清掃の目的のひとつである汚れの除去とも関係しています。汚れがあると消毒液の十分な効果が得られません。その意味でも汚れの除去は重要と考えます。
本来的な消毒作業は消毒液が一定の滞留時間が必要なため、建物が稼働している日中で実施するのは無理があります。手が触れる環境表面は日常的に清拭、清掃を行い、ホコリや汚れを取り除いておくことが最も有効な感染予防のひとつと言われています。また、除菌として消毒液を用いる必要はありません。
●感染予防清掃とは、この考え方をベースに感染を警戒しながら建物を稼働させる現状における必要ポイントに対応した清掃の考え方です。
・除菌と汚れの除去を同時に作業できること ※除菌洗浄剤メリット別項・対象物(素材)に変色、腐食などのリスクを与えないこと・感染リスクを低下させるため、建物の清潔環境レベルを上げること・作業効果、作業効率が高いこと(少人数、時間短縮)
①殺菌持続効果について
次亜塩素酸ナトリウムやアルコール類は、使用後すぐに分解、蒸発してしまい効果がなくなるため、持続効果という視点では日常清掃に使用するものとして効果を考える必要があります。
除菌洗浄剤の成分は処理した環境表面に残留し除菌効果の持続が期待できるので、細菌の増加を抑制し感染リスクを下げられ、清掃後も人が頻繁に出入りし、ドアノブや手すりなどの環境表面の汚染が避けられない箇所の日常清掃用として適していると考えます。
②材質(対象物素材)への影響について
次亜塩素酸ナトリウムは金属腐食性が強く、金属性器具などの消毒には適しません。アルコール類はプラスチックの白化やゴムを劣化させることがあり、様々な対象素材がある日常清掃用として適しているとはいえません。
除菌洗浄剤は次亜塩素酸ナトリウムやアルコール類と比べて、各種材質に影響を与えにくい性質がありますので、材質を気にせずに使用できるという利点があります。
③洗浄力にについて
消毒剤は、有機物(タンパク質や脂肪分)があると、その効力が低下してしまいます。そのため、消毒の前には洗浄などを実施して有機物を除去しておくことが必要になります。次亜塩素酸ナトリウムは有機物があるとその効果が著しく低下してしまい、アルコール類も血液などのタンパク質や脂肪分をきれいに洗浄する効果がありませんので、汚れの除去には適していないという点があります。
洗浄成分を配合した除菌洗浄剤は、除菌と洗浄が一度にできるので、簡便性や作業効率の点で日常清掃用としての適性が高いと考えます。
●アルコール代替品について ※手指消毒には使用できません。
アルコール代替品とは2020年4月より、経産省が新型コロナウイルスに対して有効性を検証するために試験した結果、その有効性が確認された界面活性剤(第4級アンモニウム塩含む)です。※2020年5月22日にniteが試験結果を発表しています。
①アルキルグリコシド ②ポリオキシエチレンアルキルエーテル③塩化ベンザルコニウム ④有望=塩化ジアルキルジメチルアンモニウム
※直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルアミンオキシドを使用した弊社のご紹介商品はありません。
●除菌清拭の方法(推奨) ※対象材質=プラスチック、金属など
①スペリア清潔空間=100倍希釈 *机まわり、ドアノブ、EVパネル等②オレンジニュートラル除菌プラス=100倍希釈 *机まわり、ドアノブ、EVパネル等
③中性トイレマルチクリーナー=50倍希釈 *トイレまわり金属部、洗面台など④レストルームクリーン=50倍希釈 *トイレまわり金属部、洗面台など
・きれいな紙ペーパーに希釈液を適量含ませて拭きあげる。※紙ペーパーを新しいものに交換して2度拭きすると、さらに効果は上がります。
●抗菌ワックスについて
ご紹介する樹脂ワックスに配合されている銀イオン抗菌剤や他の抗菌剤は現在、公的機関で新型コロナウイルスに有効性があるとは認められておりません。あくまで、一般的な清潔環境レベルの向上を目的としたものです。
●作業効果、作業効率について
効果や効率に関する記載は、新型コロナウイルスを用いた公的試験に基づくものではありません。あくまで一般的な清掃業務における理論などを元にしたものです。
カテゴリー 日常/定期 商品 効能 使用場面
1.感染症対策
※直接的な対策商品
日常
①アルコール除菌スプレー※入荷不安定の旨ご了承ください。
消毒・除菌 拭き上げ
②手洗い石鹸 消毒手指洗い
③手洗い石鹸 グリーン *7月 消毒
2.感染予防&通常メンテナンス
〇経産省アルコール代替有効性確認成分
*指定界面活性剤
*第4級アンモニウム塩
※清掃作業において感染消毒予防と汚れ除去
が両立できる商品
日常・定期 ①スペリア清潔空間 除菌、汚れ落とし施設備品、床拭き上げ、洗浄
日常②オレンジニュートラル除菌プラス
除菌、汚れ落とし施設備品、床拭き上げ、洗浄
定期
③セイバー 除菌、汚れ落とし
床洗浄④セイバー即洗力 除菌、汚れ落とし
⑤セイバー深洗力 除菌、汚れ落とし
日常
⑥中性トイレマルチクリーナー 除菌、汚れ落とし
トイレ内洗浄、拭き上げ
⑦レストルームクリーン 除菌、汚れ落とし
⑧トイレクリーナー17kg 除菌、汚れ落とし
⑨バスフレッシュ酸性 除菌、汚れ落とし
バスルーム内洗浄、拭き上げ
⑩バスフレッシュ中性 除菌、汚れ落とし
⑪バスフレッシュアルカリ性 除菌、汚れ落とし
3.通常メンテナンス
※感染予防など衛生意識向上やその影響を反映した作業状況に適した
商品
定期
①メディックAg速乾プラス 耐アルコール、抗菌
・アルコール消毒液使用増にともなう
ワックス塗膜の保護
Ag抗菌剤配合塗膜で清潔環境向上
②高密着ハイグロスAg 抗菌・Ag抗菌剤の衛生メリットで清潔環境を
向上させる③フロアーコーティングAg 抗菌
④コンクプレミアムAg 抗菌
日常
⑤Li-ionバッテリードライバキューム、スイーパー
・パワータンクⅢ・パワータンクSi・バックパックⅡ・CS400
作業効率化
・感染予防作業仕様で建物内のドアノブなど
拭き作業増加にともない床清掃の効率化を図る(少人数、時短)
⑥自動床洗浄機・FIMOP SC250 My16B
高い作業効果・モップ拭きに比べて床の汚染物質の除去に優れる
定期⑦Li-ionバッテリー
コードレス洗浄マシン・ポリッシャー、ウエットバキューム
作業効率化
・定期作業は日常衛生レベルに影響するため面積の大きい床面を高い作業効率で実施することが必要
アルコール除菌スプレー
•●天然1級アルコール使用の除菌スプレー。•●調理器具、食器などにも使用可能。
•■ 容量:400ml×20本入•■ 定価:@1,500円×20本入
除菌 備品、その他の日常清拭作業
※現在、商品の入荷、販売が不安定な状況です。ご了承ください。
手洗い石鹸・グリーン
•●手にやさしい天然の脂肪酸石鹸が主原料。•●さわやかな香りと豊かな泡立ち。
•■ 容量:18L•■ 定価:6,200円•■ 標準希釈倍率:原液
※7月発売予定
•●手にやさしい天然の脂肪酸石鹸が主原料。•●ロングセラー手洗い石鹸のグリーンタイプ。
•■ 容量:18L•■ 定価:6,200円•■ 標準希釈倍率:原液
消毒 日常手指消毒
スペリア清潔空間
除菌洗浄 備品、床の日常清拭・洗浄 定期洗浄
オレンジニュートラル除菌プラス
•●アルコール代替界面活性剤配合の多目的アルカリ洗剤。床洗浄、拭き清掃、除菌洗浄など広範囲の用途に対応
•●速効型と持続型の2種類の除菌剤を配合。除菌と汚れ落としが同時にできるので効率的です。
•●無香料タイプなので匂い残りなし。泡切れも良好。•●800ml、4L、18Lと用途に応じて選べます。
•■ 容量:18L/4L/800ml•■ 定価:18L:13,700円/4L:@4,160円×4本入
/800ml:@860円×12本入
•■ 希釈倍率 除菌清拭、洗浄:100倍床洗浄:20倍-50倍
経産省アルコール代替界面活性剤配合
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル・除菌剤:塩化ベンザルコニウム塩化ジアルキルジメチルアンモニウム
•●アルコール代替界面活性剤配合の強力中性洗剤。•●除菌剤配合で洗浄と除菌が同時に行え、効率的です。•●油汚れに強く、抜群の泡切れで作業性良好。
•●天然系原料が主成分の安全性の高い中性洗剤。環境ホルモンフリー・PRTR非該当。
•■ 容量:18L•■ 定価:13,100円•■ 希釈倍率 除菌清拭、洗浄:100倍
床洗浄:20倍-50倍
除菌洗浄 備品、床の日常清拭・洗浄作業
経産省アルコール代替界面活性剤配合
・アルキルグリコシド・除菌剤:塩化ベンザルコニウム
他のアルコール代替界面活性剤配合商品アルキルグリコシド
ポリオキシエチレンアルキルエーテル
中性トイレマルチクリーナー
除菌洗浄 トイレルームの洗浄、清拭作業
レストルームクリーン
経産省アルコール代替界面活性剤配合
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル・除菌剤:塩化ベンザルコニウム
除菌洗浄
他のアルコール代替界面活性剤配合商品 ポリオキシエチレンアルキルエーテル
•●中性タイプでトイレルームの様々な箇所に使えます。•●アルコール代替界面活性剤配合で黄バミや汚れをすばやく分解し、清潔で快適なトイレルームに仕上げます。
•●除菌剤配合、スプレーノズル付きで便利です。
•■ 容量:18L/800ml•■ 定価:18L:14,500円/800ml:@785円×12本入•■ 標準希釈倍率:原液/洗面台・床・壁 20-50倍
•●フローラルブーケのほのかな香りで清潔感を高めます。•●中性タイプでトイレルームの様々な箇所に使えます•●アルコール代替界面活性剤、除菌剤配合・垂れにくい粘度設計の高い機能性。
•■ 容量:18L/800ml•■ 定価:18L:11,000円/800ml:@630円×12本入•■ 標準希釈倍率:原液/洗面台・床 10-50倍
経産省アルコール代替界面活性剤配合
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル・除菌剤:塩化ベンザルコニウム トイレルームの洗浄、清拭作業
メディックAg速乾プラス
ワックス 床の定期洗浄・ワックス塗布
Ag抗菌剤配合ワックス
使用ポイント
・アルコールでの白化軽減・抗菌剤配合で清潔度向上・速乾による作業時間短縮
•●アルコール消毒液使用増加にともなう床面白化の軽減。•●Ag+有機のW抗菌剤配合、塗布した後、日常の除菌清拭を実施することで、建物の清潔レベルが向上します。
•●速乾性で作業時間短縮に貢献します。
•●医療系施設だけでなく、介護施設や保育園など日常的にアルコール消毒液を使用する現在の建物環境に最適。
•■ 容量:18L/4L•■ 定価:18L:22,000円/4L:@5,000×4本入り•■ 標準使用量:18L:1,200-1,800m2/4L:300-400m2(1回塗)
ワックス 床の定期洗浄・ワックス塗布使用ポイント
・抗菌剤配合で清潔度向上
●高密着ハイグロスAg ●フロアーコーティングAg ●コンクプレミアムAg
●Ag抗菌剤について(メディックAg)
小型自動床洗浄機
清掃マシン 床の日常洗浄
使用ポイント
・汚染物質の高い除去性・清潔レベルの維持
●自動床洗浄機の有効性
床面は直接、手に触れることがないため、感染のリスクは少ないとされていますが、その表面積は大きく、土足で歩行するため建物の清潔レベルの向上を考える際は、大変、重要な箇所に位置付けられます。自動床洗浄機は、人や、方法によって床の汚染物質を広げやすいモップ作業と比較して、既に、有効性が確認されています。
広域現場では既に洗浄機で作業を実施されていると思われますが、モップに代わり、作業できる小型洗浄機は、狭い場所でも作業ができ効果的です。
●自動床洗浄機の感染予防清掃の役割
自動床洗浄機で消毒はできません。ほとんどの消毒液は床面に対する滞留時間を必要とします。洗浄中の洗剤の滞留時間より長くなります。洗浄機の役割は床の汚れを効果的かつ効率的に除去して、建物の清潔レベルを維持し、必要に応じて消毒ができるようにすることです。
●誰でも簡単に使える操作性の良さ!
FIMOP
●前後Wスクイジーで前後進洗浄吸水!
SC250
●抜群の作業性と小回りの良さ!
My16B
床の日常バキューム作業
使用ポイント
・作業効率の向上・多様な現場形態に対応
床の定期洗浄作業
使用ポイント
・作業効率の向上
Li-ionバッテリーコードレスマシン(ドライバキューム)
Li-ionバッテリーコードレスマシン(洗浄系マシン)
清掃マシン
清掃マシン
●日常清拭作業の増加で床清掃は一層効率化が求められます。コードレスが持つ高い作業効率は少人数、時間短縮が実現します!
●スタンダードなタンク型から背負い式、スイーパータイプと多様な建物でご使用できます。
●定期洗浄作業は日常感染予防につながり、建物の清潔レベルにおける重要なベースラインです。
●建物の稼働状況が不安定な内は、少人数で時間の制約がある作業が求められる場合もあります。コードレスが持つ高い作業効率は少人数、時間短縮が可能です!
●抜粋
【清拭(せいしき) 】=きれいに拭き清めること
報道発表資料発表日:令和2年5月22日(金)
タイトル:新型コロナウイルスに有効な界面活性剤を公表します。~物品への消毒方法の選択肢が広がります~
発表者名:独立行政法人製品評価技術基盤機構 消毒手法タスクフォース
資料の概要:NITE(ナイト)[独立行政法人 製品評価技術基盤機構 理事長:辰巳 敬]は、第3回「新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会」を5月21日に開催し、新型コロナウイルスを用いた候補物資の有効性評価のための検証試験の結果について一回目の検討を行いました。その結果、住宅・家具用洗剤等に使われる計5種の界面活性剤が新型コロナウイルスに対して有効であると判断されました。1.独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、経済産業省の要請を受け、新型コロナウイルスの感染拡大に対応し、家庭や職場におけるアルコール以外の消毒方法の選択肢を増やすため、消毒方法の有効性評価を進めています。(4月15日ニュースリリース)。このため、5月1日から国立感染症研究所、学校法人北里研究所とそれぞれ新型コロナウイルスを用いた共同検証試験に着手しています。
2.昨日5月21日、第3回検討委員会を開催し、新型コロナウイルスを用いた候補物資の検証試験のうち現在までに得られた結果について検討を行いました。その結果、
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)アルキルグリコシド(0.1%以上)アルキルアミンオキシド(0.05%以上)塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)の界面活性剤5種が新型コロナウイルスに対して有効と判断されました。また、中間結果ながら、塩化ベンゼトニウム及び塩化ジアルキルジメチルアンモニウムが有望であると判断されました。
(参考)検討委員会について「新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会」委員長:松本哲哉 国際医療福祉大教授(日本環境感染学会副理事長)委員会の構成国立研究所/大学の学識経験者、関係団体他オブザーバー:厚生労働省、経済産業省他
202000522