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坂本地域リニア対策協議会発行 第3号 平成25年4月
「坂本地域リニア対策協議会たより」の第3号をお届けします。
今回よりタイトルバーをカラー化し、大きくしました。
この絵の中に、坂本の姿や、リニアなどが多く描かれています。
坂本の宝とも言える、自然、景観、文物、産物などを表現しました。
何が描かれているか、皆さんで探してみてはいかがでしょうか。
今回お知らせする主な項目
1 会長挨拶 2P
「協議会たより第3号発刊にあたり」
2 主にJR東海が発表した資料
1) JR東海が発表した資料「環境影響評価項目の選定」 3P
この表は「環境影響評価方法書のあらまし」の中の環境影響項目の部分を抜粋したもので
縦に環境に影響のある項目と、横に工事や工作物の存在が表現されています。
表中の○印の部分が、影響を受ける恐れがあると想定される内容です。
2) 「環境影響評価に係る調査のお知らせ」(平成24年5月に回覧された資料) 4-5P
JR東海が昨年と今年夏頃までの2年に亘り調査している内容です。
皆さんの目にとまることと思いますので、関心を持ってご覧ください。
3) JR東海が発表した説明会の資料 ご参考 6-7P
(平成24年6月東美濃ふれあいセンター歌舞伎ホール)で開催された中央新幹線計画に
関する説明会((岐阜県)
各地の説明会やシンポジウムで疑問や質問が出された事項で、当日配布された資料です。
3 市の「リニアのまちづくりビジョン」素案の<第5章 市民みんなが取組んでいくこと>
の中に坂本地域まちづくり推進協議会の各部会の提案をまとめたものです。 8P
4 最近の情報
3月11日に坂本公民館でリニアまちづくりビジョン説明会があり、市のリニア推進課か
ら、「リニアまちづくりビジョン」の素案が説明されました。
地域の私たちに大きな影響があります。デメリットを最小にする為にも関心を持って理解
し、協力しながら提言してより良い坂本の発展を考えましょう。
皆様からの疑問、ご意見、ご提案等をお寄せ戴きますようお願い致します。
宛先 「リニア対策協議会」 坂本事務所 ファックス 0573-78-0002
1
協議会たより第3号発刊にあたり
坂本地域リニア対策協議会 会長 市岡 勉
坂本区民の皆様、日頃は坂本地域リニア対策協議会にご理解、ご協力賜り誠にありがとう
ございます。今回はさし迫った路線の発表に備え所感を述べます。
1. 坂本のおかれている立場について
当地区はその立地上、東山道の昔から列島の中央部交通の要衝に位置しております。
近代には明治期の中央線の敷設に始まり、直近ではその複線電化、中央自動車道の新設
国道19号線のバイパス完成へとつながってきました。そして次は「リニア中央新幹線」
が「新駅」「車両基地」を含め、わたしたちの坂本を横断します。
2. 中央新幹線の意義について
国家的視野に立てば、老朽化した東海道新幹線のバイパス機能確保、南海・東南海地
震、津波対策、そしてリニア最先端技術の輸出が見込まれ夢が膨らみます。
3. 中津川市の未来を展望して
市議会では、リニア特別委員会の地元市議会議員が活躍され、行政ではリニア推進課
がまちづくりビジョン策定にあたられ、中津川市の「リニアビジョン」が、初夏には完
成される運びです。これは119頁の膨大なもので中津川市全体の将来を指し示す基本
となるものであります。
4.坂本地区の重要な懸案、課題について
リニアの地元坂本には多くの未整備懸案立ち遅れ事業があります。基本的事項として
① 遅れている公共下水道敷設工事の思い切った前倒問題。
② すべてが老朽化、手狭な小学校・幼保を含む学校設備の長期的視野に立った根本
的な整備。
③ 地域内道路網の抜本的改修、整備。
④ 地域に位置する河川の改修など。
これらは、坂本をさらに住みよい地域とし、新しい企業、施設、居住者を受け入れ
るためにすぐにも解決せねばならなく避けて通れない重要問題であります。
5.結びに
半年などはすぐに経過します。中津川市長に対しては十分な予算措置を伴う、地元に
定着しかつ担当の機能を有した特別任務行政チームを要望しています。国家プロジェク
トといえども「用地買収」「立退移転」などで地区住民が泣くようなやり方は許されるも
のではありません。各区長は熱意と、覚悟と、努力をもって難問にぶつかってまいりま
す。しかしながら 区長レベルで応えられることにはおのずから限界があります。
どうぞ地域の皆様の「力強い後押し」をお願いし、本稿の結びとさせていただきます。
2
関係各位 平成24年5月
東海旅客鉄道株式会社 環境保全事務所(岐阜)
中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価に係る 調査のお知らせ
事業による環境への影響評価に係る調査を、お住まいの地区におきまして、実施いたしま
すので、お知らせいたします。なお、調査期間は平成25年夏頃までを予定しております。
■集落周辺での主な調査の様子
● 風向・風速計等を設置し、大気の
観測を行います。
・ 調査期間中の 4 季毎に連続1週間、測定
器を取付け、調査を実施し、柱等は調査
終了まで存置します。
・ 柱等の設置時には、工事を伴います。
● 騒音計、振動計等を設置し、騒
音、振動等の測定を行います。
・ 沿道では、交通量調査を合わせて実施
します。
・ 調査期間中の平日の1日(24時間)、
調査を実施し、計器類は調査時にのみ
設置します。
● 地下水位の測定及び採水による水質調査を行います。
・ 地下水位は調査期間中の 4 季毎に1回、水質は
調査期間中に 1 回、調査を実施します。
・ ボーリング工事等を行い、観測孔を別途設置す
る場合があります。
● 電波測定車によりテレビ受信状況の測定を行います。
・ 調査期間中に1回、電波測定車を移動させなが
ら調査を実施します。
● 調査員が徒歩で移動しながら、動植物を
調査します。
・ 主に調査期間中の4季毎に1回、調査を実施し
ます。
アンテナ
騒音計
振動計
風向風速計
測定小屋 コンクリート柱
4
■河川・た
■森林周辺
● 調査員
● 各種の
・ 徒歩に
・ 動物調
・ 巣箱は
・ 自動撮
・ 自動撮
■その他
・ 調査員
ます。
・ 上記以
の確認
とがあ
・ 地域の
合もあ
お問い
(事業者
ため池周辺
辺での主な
員が徒歩で
の巣箱や わ
による調査は
調査では夜行
はおよそ1年
撮影式カメラ
撮影式カメラ
員は腕章(右
以外の項目
認のため、調
あります。
の特性等に
あります。
い合わせ先
者) 東海
中津
TE
辺での主な調
●
・
・
※採
な調査の様子
で移動しなが
わな を使用
は、主に調査期
行性の動物を調
年間設置します
ラ及び わな は
ラの近くを通る
※捕
右図)を着
(文化財等
調査員が徒
により、上記
:
海旅客鉄道
津川市太田
EL 057
調査の様子
採水によ
質調査を
ます。 調査期間中水時及び豊の2回調査施します。流量測定を場合もありま
採捕等にあたり、
子(河川周辺
がら、動植物
用して、動
期間中の4季
調査するため
す。
は、1回の調
ると、周辺が
捕獲等にあたり、
着用し、身分
等)について
徒歩で移動し
記の調査の
道株式会社
田町2-3-
3-65-
子
る水
行い
中の低豊水時査を実
を行うます。
、許可手続き等
辺においても
物を調査し
動物の捕獲等
季毎に1回実
めに、夜間に
調査につき、
が暗い時にフ
、許可手続き等
分証明書を
ても、現地
しながら確
の一部を実施
環境保全事
-5 青松
-6820
が必要な場合に
も下記の調査
します。 ●
等※の調査を
実施します。
調査を実施す
1晩から2晩
ラッシュが光
が必要な場合に
を携帯してい
地の状況など
確認を行うこ
施しない場
事務所(岐
松ビル
(平日9時
には、所定の手続
を実施する場
● 自動撮影
設置し、
をします。
することがあ
晩程度設置し
光る場合があ
には、所定の手続
い
ど
こ
場
岐阜)
時~17時
腕
● 両生類
虫類等
目視観
網等に※を行い
・ 主に調査4季毎に査を実施
続きを行った上で
場合がありま
影式カメラ
動物を調査
あります。
します。
あります。 続きを行った上で
時)
腕章のイメ
類や水生昆
等について
観察やタモ
による採捕
います。 査期間中のに 1 回、調施します。
で実施します。
ます)
ラ(無人)を
査します。
で実施します。
ージ
5
素案 (5) 坂本地区
坂本地区は市の西部、中津川・恵那両市街地の中間に位置し、地区内に国
道19号、美乃坂本駅や中津川ICを有する交通利便性の高い地域です。
中核工業団地が立地する南部は、本市のモノづくりの拠点として、広大な農
地が広がる農業振興地域として位置付けられています。
本地区は、生活利便性の高さを活かした宅地開発が進み、それに伴う子ども
の増加に学校施設の整備が追い付いていないという課題がありますが、この課
題を解決し、リニア駅と車両基地の設置効果を活かして、さらなる移住・定住の
促進、観光振興、産業振興に取り組んでいきます
地区内にリニア駅および車両基地が設置されることを活かし、車両基地等の従業者、リニア
通勤者などをターゲットとした移住・定住の促進に取り組んでいきます。
【主な取り組み】
・手狭な教育施設の整備と生涯学習施設の充実
・リニア開業による人口増に対応するための生活基盤の整備
・大学病院などの誘致による医療・福祉の充実
・子育て支援の充実
・生活弱者に対応した福祉施設整備や基盤整備の推進
・環境、景観における坂本地区でのルールづくり
①リニア駅および車両基地を活用して
移住・定住の促進に取り組みます
恵那山を中心とした自然景観、中山道の歴史的遺産、ハナノキ、シデコブシなどの天然記念
物、里山などの豊かな自然環境を活かした観光振興に取り組んでいきます。
【主な取り組み】
・中恵那峡、天然記念物など豊かな景観の保護と散策ルートの整備
・中山道の景観等、歴史的文化遺産の保護と保全
・リニア総合車両基地を活用とした産業観光
・遊休農地を活用した体験型観光の推進
・観光案内所と物産館の開設
・周辺地域からのアクセス道路整備
②坂本の自然景観、中山道の歴史遺産を
活用して観光振興に取り組みます
リニア車両基地とその最先端技術を支える関連企業や研究機関の誘致による産業拠点づく
りと、それに伴う雇用の創出、整備された農地を活用した付加価値の高い農作物の生産などに
より、地域産業の振興に取り組んでいきます。
【主な取り組み】
・リニア関連の研究機関の誘致による雇用の拡大
・企業誘致による新たな産業の振興
・地場産品販売拠点の整備
・耕作放棄地解消と安全な農産物の増産
・農業地域の明確なゾーニングと農業基盤の整備
③中核工業団地やリニア車両基地、優良農地を活用して
農業をはじめとする地域産業の振興に取り組みます
第5章
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