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“商いの次世代化”への変革を目指し基幹システムを刷新 紙帳票と電子帳票の2つの基盤を統合し新たな業務要件に対応 伊藤忠商事株式会社 大手総合商社の伊藤忠商事株式会社(以下、伊藤忠商事)は、前倒し で達成した中期経営計画 Brand-new Deal 2020 で掲げる “商いの次世 代化” への変革を支える基幹システムの刷新プロジェクトを推進している。 これまで別々の基盤に分かれていた紙帳票と電子帳票をウイングアークの SPA と RDE、そしてそれらをシームレスに統合する SPA IS を導入するこ とで、長期間の運用に耐えられるシンプルで拡張性を持った基盤を実現。 ペーパーレス化と業務効率化による働き方改革を目指している。 ・ 紙帳票の印刷を担うシステムと電子帳票 システムが共に老朽化 ・ 紙帳票と電子帳票の基盤が別々に運用さ れており業務効率化を阻害 ・ SPA IS上での電子帳票を活用した紙削減 (請求書控え・残高確認帳票控え・CSV出 力) ・ 明細情報の出力を電子化したことで残高 確認業務を大幅に効率化 ・ センターにおける集中印刷を廃止し、ユー ザー自身が印刷を行うオンデマンド印刷 へ転換 ・ 紙帳票をRDE、電子帳票をSPAで刷新 ・ RDE/SPAをシームレスに統合するSPA ISを利用することでアドオン開発を最小 限に抑えつつ紙帳票と電子帳票を統合 商 社

“商いの次世代化”への変革を目指し基幹システムを刷新 紙 ......2020/08/26  · Mainframe 統合I/F 帳票制御 電子帳票 管理画面 印刷管理画面

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Page 1: “商いの次世代化”への変革を目指し基幹システムを刷新 紙 ......2020/08/26  · Mainframe 統合I/F 帳票制御 電子帳票 管理画面 印刷管理画面

“商いの次世代化”への変革を目指し基幹システムを刷新紙帳票と電子帳票の2つの基盤を統合し新たな業務要件に対応伊藤忠商事株式会社

大手総合商社の伊藤忠商事株式会社(以下、伊藤忠商事)は、前倒しで達成した中期経営計画 Brand-new Deal 2020 で掲げる “商いの次世代化” への変革を支える基幹システムの刷新プロジェクトを推進している。これまで別々の基盤に分かれていた紙帳票と電子帳票をウイングアークのSPA と RDE、そしてそれらをシームレスに統合する SPA IS を導入することで、長期間の運用に耐えられるシンプルで拡張性を持った基盤を実現。ペーパーレス化と業務効率化による働き方改革を目指している。

・ 紙帳票の印刷を担うシステムと電子帳票システムが共に老朽化

・ 紙帳票と電子帳票の基盤が別々に運用されており業務効率化を阻害

・ SPA IS上での電子帳票を活用した紙削減(請求書控え・残高確認帳票控え・CSV出力)

・ 明細情報の出力を電子化したことで残高確認業務を大幅に効率化

・ センターにおける集中印刷を廃止し、ユーザー自身が印刷を行うオンデマンド印刷へ転換

・ 紙帳票をRDE、電子帳票をSPAで刷新

・ RDE/SPAをシームレスに統合するSPA ISを利用することでアドオン開発を最小限に抑えつつ紙帳票と電子帳票を統合

商 社

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導入製品・サービス

サイト内でより詳しくご紹介しております。

 大手総合商社の伊藤忠商事株式会社(以下、伊藤

忠商事)は“商いの次世代化”への変革を支える基幹

システムの刷新プロジェクトを推進している。その一

環として2019年から取り組んでいるのが帳票基盤の

再構築だ。そこで導入したのが「SPA」と「RDE」、さ

らにこの2つの製品を統合管理する「SPA IS」だ。

 旧来の帳票基盤では、紙帳票システムと電子帳票

システムが老朽化し、新たに発生する業務要件への

対応ができないという課題があった。新帳票基盤で

は、上位システムから送られてくる請求書データをも

とに、紙の請求書と共にその控えもPDFで出力され

る。そのため、紙の請求書をわざわざスキャンしてお

客様に事前送付するという非効率な手間を省けるよ

うになった。さらに、用紙管理に費やしてきた工数も

大きく削減し、効率的かつ柔軟な印刷運用が可能と

なった。

 そして、伊藤忠商事が目指す「センター印刷を廃止

し、各部門でユーザー自身が欲しいタイミングで印刷

行うオンデマンド印刷への転換」の要にもなっている。

現在、請求書や残高確認帳票、基幹システムや部門

システムと連携した帳票など、主に外部送付を目的と

した帳票を年間約150万枚印刷しており、これらを全

てオンデマンド印刷に移行するとなれば通常では大

きな混乱が予想される。そこで、SPAISのPDF機能/

レビュー機能を活用した一層の紙削減や、オンデマン

ド印刷に適したUIの実装で実現していく。

 SPAとRDE、それらをシームレスに統合するSPA

ISを導入し新たな業務要件が出てきた場合でも対応

できるよう将来の布石を打てたことは、非常に大きな

意義がある。今後、伊藤忠商事はシステムと業務の両

面から新帳票基盤の構築プロジェクトを推進してい

く意向を示している。

1858年東京都港区https://www.itochu.co.jp/

創業本社所在地URL

伊藤忠商事株式会社

SPA/RDE/SPA Integration Service(SPA IS)

:::

導入製品・サービス

CSALL013A2008

E-Mail : [email protected]

〇掲載内容は、2020年8月現在のものです。〇各製品・サービスの仕様、デザイン等は、改良のため予告なく一部変更することがあります。〇記載の会社名・製品名等は、弊社および各社の商標または登録商標です。

[ 本 社 ]TEL: 03-5962-7300(代)[ 大 阪 ]TEL: 06-6225-7481 [ 札 幌 ]

[ 仙 台 ]TEL: 011-708-8123TEL: 022-217-8081

[ 広 島 ][ 新 潟 ]

TEL: 082-535-5291TEL: 025-241-3108[ 名古屋 ]

[ 福 岡 ]TEL: 092-292-1092TEL: 052-562-5300

現有資産を有効活用しながら、長期利用に対応できる基幹システムを目指す

繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野において国内、輸出入および三国間取引を行うほか、国内外における事業投資など幅広いビジネスを展開

伊藤忠商事株式会社IT 企画部 全社システム室長

浦上 善一郎 氏

https://www.wingarc.com/product/usecase/210.html

紙帳票と電子帳票の2つの基盤を統合すべての帳票システムをパッケージで完結

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