AutoCADユーザーのための

BricsCAD設定 はじめの７ステップ！BricsCADはAutoCADの画面と類似していますが、効率性を追求したオリジナルの設定があるため少し異なる点もありますので、是非こちらの設定から始めてみてください。

①ワークスペース設定

【ワークスペースの種類】2D作図：リボンメニューをメインとするワークスペース2D作図(ツールバー)：ツールバーメニューをメインとするワークスペース(AutoCADのClassicと同様)その他ワークスペース：3D作図用メニューをメインとするワークスペース

リボン（2D作図）

②右クリック設定

▼クワッド設定のオフ1.[クワッド表示]を検索します。2.[クワッド表示]左側の[+]をクリックします。3.[オフ]にチェックを入れます。

▼AutoCAD同様の右クリック設定1.BricsCADメニューの[設定]-[設定]をクリックします。※「設定」ダイアログが表示されます。

2.検索欄に[ショートカットメニュー]と入力します。3.[ショートカットメニュー]左側の[+]をクリックします。4.[ショートカットメニュー]設定項目から[16]のチェックを外します。5.[ショートカットメニュー]設定項目から[8]のチェックを入れます。6.右上の[×]ボタンをクリックし、「設定」ダイアログを閉じます。

ツールバー（2D作図（ツールバー）

▼操作方法画面下の[カレントワークスペース(2D作図など)]を右クリックし、任意のワークスペースに変更する事ができます。

同様の手順で下記の設定を変更できます。▼ロールオーバーヒントのオフ1.[ロールオーバーのヒント]を検索します。2.[ポインタ上のプロパティを表示]のチェックを外します。

③自動保存設定 自動的にバックアップファイルが保存されます。（*.bakファイル・ *.SV$ファイル)

▼自動保存の時間間隔設定変更 ※BricsCADはデフォルトが60分1. BricsCADメニューの[設定]-[設定]をクリックします。2. 「設定」ダイアログにて下記を展開します。

[プログラムオプション]-[開く/保存]3. [自動保存の時間間隔]項目を選択し、任意に値を変更します。

※分単位

▼自動保存ファイルの保存先*.bakファイル： 元のファイルと同じ場所に保存*.SV$ファイル： 標準設定で下記のフォルダに保存

C:¥Users¥(ユーザー名)¥AppData¥Local¥Temp

▼復旧方法ファイル名.SV$ の拡張子を“dwg”に変更する事でBricsCADで開くことができます。

▼画層の追加、名前・色・線種の変更1.BricsCADメニューの[ツール]-[図面エクスプローラ]-

[画層管理]をクリックします。2.[新規]アイコンをクリックします。3.変更したい項目(画層名等)を選択します。4.任意に設定を変更します。

カレントスタイルを変更する方法は2つあります。1.「図面エクスプローラ」の各スタイルで[現在]を選択2.「ステータスバー」の各スタイルを右クリックし、変更（右記）

文字スタイル 寸法スタイル

④スタイルの変更

BricsCADのほとんどのスタイル設定を、図面エクスプローラの画面で行います。

文字スタイル管理

画層管理

寸法スタイル管理

⑤印刷設定

AutoCADで作成した印刷スタイル(*.stb、*.ctb)はBricsCADでも使用は可能です。プリンタ設定ファイル(*.pc3)は使用できないため、新しく作成してください。

▼BricsCADではPDF書き出しの場合Print As PDF.pc3 ドライバーを使用します。

テンプレートパスにテンプレート図面(*.dwt)を保存する事で、新規作成ウィザードで選択可能になります。

C:¥Users¥(ユーザー名)¥AppData¥Local¥Bricsys¥BricsCAD¥V**x64¥ja_JP¥Templates¥

▼新規図面作成時のテンプレート図面選択1. メニューの[ファイル]-[新規作成ウィザード]をクリックします。2. 「新規図面を作成」ダイアログの[テンプレートから開始]を選択し、 [次へ]ボタンをクリックします。3. リストから任意のテンプレートを選択し、[終了]ボタンをクリックします。※デフォルトとして選択テンプレートを使用にチェックを入れますと、デフォルト値となります。

⑥図面テンプレート

【参考】AutoCAD画面

【参考】AutoCAD画面

⑦フォント設定

▼BricsCADに存在しないフォントファイルを使用する方法

①フォントファイルをBricsCADの[Fonts]フォルダにコピーする方法C:¥Program Files¥Bricsys¥BricsCAD V** ja_JP¥Fonts

※各種の設定ファイルにつきましては提供元の使用許諾をご確認の上、ご自身の責任の元にコピーして頂きますようお願いいたします。

①

②

②フォントマッピングファイルを使用してフォントを置き換える方法

※フォントマッピングファイル(default.fmp)は、[Fonts]フォルダに無いフォントを他のフォントに置き換えて表示する設定となります。

C:¥Users¥(ユーザー名)¥AppData¥Roaming¥Bricsys¥BricsCAD¥V**x64¥ja_JP¥Support

デフォルト例)extfont2、extfont、bigfont を japanese.shx に代替した場合。

; JA_JP additionextfont2;japanese.shxextfont;japanese.shxbigfont;japanese.shx※不要な行は、先頭に“;”(セミコロン)を挿入し、コメントとしてください。

図研アルファテックホームページにて[よくあるお問い合わせ一覧]や[チュートリアル]などを用意しております。また、ご不明な点がございます場合は下記のお問い合わせ窓口からお問い合わせください。

よくあるお問い合わせ製品別 FAQ 一覧https://www.bj-soft.jp/faq/BricsCAD 操作チュートリアル・ビデオ(無償提供)https://www.bj-soft.jp/support/manual/

お問い合わせ窓口https://www.bj-soft.jp/bj-contact/

AutoCADデフォルト提供フォントの設定がないものにつきましては、以下の2つの方法で対応が可能です。

★フォントマッピングファイル設定例(デフォルト)

bigfontなどをJapaneseに置換して表示

AutoCADデフォルト提供フォント

BricsCADデフォルト提供フォント

①

②