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13-1
第 13 章 CD-R・DVD-R書き込み、 ウイルスチェック
この章では、納品媒体作成の最終手順について説明します。
これまでに作成してきた報告書ファイルや、図面ファイルに対して提出用の媒体に書き込み、
ウイルスチェック行います。最後に媒体ラベルを貼り、押印をして作業は終了です。
媒体(CD-R・DVD-R)作成にソースネクスト社製の B's Recorder GOLD 9 PLUS、ウイルスチ
ェックに Symantec社製の Endpoint Protectionを使用した場合を例に説明していますので、使
用環境に合わせて読み替えてください。
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13.1 媒体書き込み
納品媒体イメージを CD-R・DVD-Rに書き込みます。
■ 1 ■ 書き込みを行う前に
以下に記述した作業が終了しているかを確認してください。
• 媒体イメージ作成(「12.5 媒体イメージ作成」参照)
• 報告書 PDFファイルのファイル間リンクの設定
■ 2 ■ 書き込みソフト(B's Recorder GOLD 9 PLUS)の起動
(1)B's Recorder GOLD 9 PLUSの起動
Windowsの[スタート]メニューから[プログラム]-[SOURCENEXT]-[B's Recorder GOLD9
PLUS]-[B's Recorder GOLD9 PLUS]を選択します。
<閉じる>ボタンを押します。
図 13-1 B's Recorder GOLD9 PLUS の起動
13-3
(2)UDF設定(DVD-R使用時)
[ファイル]メニューの[環境設定]を選択し、[UDF 設定]タブ内、[UDF Bridge 優先(推
奨)]に設定します。(図 13-2~図 13-3参照)
図 13-2 環境設定
図 13-3 UDF設定
13-4
(3)電子媒体イメージの選択と登録
上部左側のウィンドウ(エクスプローラ左側)から、電子納品ソフトで作成した納品媒体イメー
ジ(DISK01)を選択します。
上部右側のウィンドウ(エクスプローラ右側)の電子媒体のフォルダ群を右下のウィンドウにド
ラッグ&ドロップして登録します。
図 13-4 電子媒体イメージの登録
13-5
(4)ファイル名互換性の選択
下部左側ウィンドウ[01データ(MODE1)]部を右クリックし、[プロバティ]を選択します。
[トラックの情報]タブ内[ファイル名互換性の選択]を[ISO 規格に準拠]に設定します。(図
13-5~図 13-6参照)
図 13-5 ファイル名互換性の選択 1
図 13-6 ファイル名互換性の選択 2
13-6
(5)CD-R・DVD-Rへの書き込み実行
CD-R・DVD-Rへの書き込みを<書込み>ボタンを押して実行します。このとき、書き込み設
定ウィンドウが開きますので、<開始>ボタンを押します。
図 13-7 CD-Rの作成実行
図 13-8 書き込み設定の表示
13-7
(6)成功の確認
作成処理のウィンドウが表示され、「正常に終了しました。」と表示されましたら、<OK>
ボタンを押し、B's Recorder GOLD 9 PLUSを終了します。
図 13-9 媒体書き込み成功のウィンドウ
終了時に保存確認用の以下のウィンドウが表示されますので、プロジェクトを保存する場合は
適当な名前を付けて保存してください。
図 13-10 保存の確認ウィンドウ
最後に、[マイコンピュータ]の CDドライブのアイコンをクリックして開き電子媒体のファ
イル/フォルダが作成されているか確認してください。
13-8
13.2 ウイルスチェック
作成した納品媒体イメージのウイルスチェック方法について説明します。
■ 1 ■ ウイルスチェックを実行する前に
ウイルス対策ソフトには、検出、駆除できるウイルスの情報が記述されているウイルス定義フ
ァイル(使用するソフトによって呼称が異なります)があります。チェックを行う前に、このウ
イルス定義ファイルを最新のものに更新してください。最新の定義ファイルの入手方法は使用す
るウイルス対策ソフトのホームページやマニュアルなどでご確認ください。
■ 2 ■ CD-R・DVD-Rのウイルススキャン方法
(1)CD-R・DVD-R選択とウイルススキャン
[マイコンピュータ]より、作成した CD-R・DVD-R を選択し、右クリックしメニューより[ウ
イルススキャン]を選択します。
図 13-11 CD-R・DVD-Rのウイルススキャン選択
13-9
(2)ウイルススキャンの実行
新しいウィンドウが開き、自動的にスキャンが開始されます。
図 13-12 ウイルススキャンの開始
(3)確認
「完了」と画面上に表示されれば、ウイルススキャンは終了です。
「見つかったリスク」の数が 0(ゼロ)で、ウイルスに感染しているファイルが表示されなけ
ればウイルス感染はありません。
図 13-13 確認
画面の右上の[閉じる]を押してウイルススキャンのウィンドウを閉じます。
13-10
13.3 ラベル作成
ラベルの作成方法について説明します。
ラベル作成には、CD-R・DVD-Rに直接ラベルを印刷するか、油性フェルトペンで表記します。
直接 CD-R・DVD-R にラベル印刷する場合は、ウイルスチェック後に再度電納ヘルパーを起
動して作成を行います。
■ 1 ■ メディアタイプの選択
電納ヘルパーの[ツール]-[ラベル作成]メニューを選択します。「ラベル作成」ダイアロ
グでラベルのタイプを選択します。「CD-R」を選択し、<編集>ボタンをクリックします。
図 13-14 ラベル作成ダイアログ
ラベルのタイプは「土木設計業務等の電子納品要領(案)」「電子納品運用ガイドライン」「測量
成果電子納品要領(案)」から選択できます。それぞれデザインが異なります。
13-11
■ 2 ■ ラベル編集
「ラベル作成」ダイアログで<編集>ボタンをクリックすると、「レイアウト」ダイアログを
表示します。編集したい箇所を選択し、<表示設定>ボタンをクリックすると「プロパティ」ダ
イアログが表示されます。選択した要素の位置、フォントなどがここで編集できます。「レイア
ウト」ダイアログに黒字で表示されている要素の文字は、固定なので編集できません。表示が黒
字でない要素は任意の文字列を設定できます。
図 13-15 ラベルの表示設定
13-12
■ 3 ■ ページ設定
ここでは実際に印刷するときの印刷位置の設定方法について説明します。まず、前頁「レイア
ウト」ダイアログの<ページ設定>ボタンをクリックし、[設定]ダイアログを表示します。こ
こで、余白設定、行列設定、サイズ設定を行います。
まず、プリンタ付属の CD-Rラベル印刷用台紙の CD-Rセット位置を測ります。印刷方向を確
認し、台紙の上端からの位置と、左端からの位置を測り、[設定]ダイアログの「余白-上」と
「余白-左」に値を設定します。単位はミリです。
図 13-16 印刷位置設定
プリンタから直接 CD-ROMにラベル印刷する場合、[設定]ダイアログの「行列設定」、「サ
イズ」の値を変更する必要はありません。
CD-Rに直接ラベルを印刷するためにラベル印刷機能に対応したプリンタが必要です。印刷を行う前にプリンタのマニュアルをお読みください。
■ 4 ■ 保存
[表示設定]や[ページ設定]で設定を変更したら、<保存>ボタンを押して変更内容を確定
させて下さい。
■ 5 ■ 印刷
[ラベル作成]ダイアログ、または[レイアウト]ダイアログの<印刷>ボタンをクリックす
ると[印刷]ダイアログが表示され、印刷できます。実際のメディアに印刷する前にテスト印刷
を行い、印刷位置を確認するようにして下さい。
CD-ROM印刷用台紙
印 刷