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はき国試【臨床医学総論】単元別 1 第1章 診察の概要 3. 関連用語の理解 【他覚所見】 第2章 診察の方法 1. 医療面接(問診) はき 2-61 問診について正しい記述はどれか。 1. 信頼関係が重要である。 2. 最初から特定の疾患を推定して行う。 3. 訴えは医学専門用語で記載する。 4. 患者の職場の上司には問診の内容を話す。 はき 17-52 問診(医療面接)を行う際の注意として適切でない記述はどれか。 1. 温かみのある態度で接し、患者との信頼関係を築く。 2. ある症状がみられないといった陰性症状は重要である。 3. 特定の疾患を推定し、それに沿って行う。 4. 患者の個人情報が漏れないようにする。 はき 18-52 医療面接において適切でないのはどれか。 1. 前半は「閉ざされた質問」を中心に進める。 2. 患者の言葉を繰り返して理解していることを示す。 3. 言い換えによって訴えを明確化する。 4. 最後に言い残しがないかどうかを聞く。 2. 視診 はき 18-60 疾患と視診の組合せで誤っているのはどれか。 1. アジソン病 満月様顔貌 2. 肝硬変 — クモ状血管腫 3. 全身性エリテマトーデス 蝶形紅斑 4. パーキンソン病 — 前傾姿勢 はき 19-53 視診と観察部位との組合せで正しいのはどれか。 1. カーテン徴候 口蓋垂 2. 偽膜形成 頬粘膜 3. コプリック斑 咽頭 4. アフタ 扁桃 2. 視診

第1章 診察の概要 第2章 診察の方法 · 2020. 2. 7. · 第1章 診察の概要 3. 関連用語の理解 【他覚所見】 第2章 診察の方法 1. 医療面接(問診)

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はき国試【臨床医学総論】単元別

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第 1 章 診察の概要

3. 関連用語の理解

【他覚所見】

第 2 章 診察の方法

1. 医療面接(問診)

はき 2-61 問診について正しい記述はどれか。

1. 信頼関係が重要である。

2. 最初から特定の疾患を推定して行う。

3. 訴えは医学専門用語で記載する。

4. 患者の職場の上司には問診の内容を話す。

はき 17-52 問診(医療面接)を行う際の注意として適切でない記述はどれか。

1. 温かみのある態度で接し、患者との信頼関係を築く。

2. ある症状がみられないといった陰性症状は重要である。

3. 特定の疾患を推定し、それに沿って行う。

4. 患者の個人情報が漏れないようにする。

はき 18-52 医療面接において適切でないのはどれか。

1. 前半は「閉ざされた質問」を中心に進める。

2. 患者の言葉を繰り返して理解していることを示す。

3. 言い換えによって訴えを明確化する。

4. 最後に言い残しがないかどうかを聞く。

2. 視診

はき 18-60 疾患と視診の組合せで誤っているのはどれか。

1. アジソン病 — 満月様顔貌

2. 肝硬変 — クモ状血管腫

3. 全身性エリテマトーデス — 蝶形紅斑

4. パーキンソン病 — 前傾姿勢

はき 19-53 視診と観察部位との組合せで正しいのはどれか。

1. カーテン徴候 — 口蓋垂

2. 偽膜形成 — 頬粘膜

3. コプリック斑 — 咽頭

4. アフタ — 扁桃

2. 視診

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はき国試【臨床医学総論】単元別

2

3. 触診

はき 10-68 触診で推測できないのはどれか。

1. 呼吸性不整脈

2. 期外収縮

3. 完全左脚ブロック

4. 心房細動

はき 10-66 両手で触診する臓器はどれか。

1. 胃

2. 肝臓

3. 胆嚢

4. 腎臓

4. 打診

はき 16-54 胸部の打診音と原因との組合せで正しいのはどれか。

1. 清音 — 胸水貯留

2. 濁音 — 気胸

3. 鼓音 — 胸膜炎

4. 過共鳴音 — 肺気腫

はき 23-54 肝腫大の胸腹部打診所見はどれか。

1. 濁音域の拡大

2. 清音域の拡大

3. 鼓音域の拡大

4. 過共鳴音域の拡大

5. 聴診

はき 9-57 聴診で呼吸音が減弱するのはどれか。

1. 気 胸

2. 肺水腫

3. 肺気腫

4. 無気肺

はき 25-48 腸閉塞に特徴的な聴診所見はどれか。

1. グル音

2. 捻髪音

3. 水泡音

4. 金属音

6. 測定法

7 神経系の診察

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はき国試【臨床医学総論】単元別

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第 3 章 生命徴候(バイタルサイン)の診察

はき 24-52 成人のバイタルサインで異常所見はどれか。

1. 体温 36.5℃

2. 血圧 110/70mmHg

3. 呼吸数 18 回/分

4. 脈拍 110 回/分

1. 体温

はき 2-67 腋窩温と直腸温との比較で正しい記述はどれか。

1. 腋窩温が約 2℃低い。

2. 腋窩温が約 1℃低い。

3. 直腸温が約 1℃低い。

4. 直腸温が約 2℃低い。

2. 脈拍

はき 2-57 頻脈となる疾患はどれか。

1. 心ブロック

2. 脳圧亢進

3. バセドウ病

4. 洞不全症候群

はき 3-58 脈拍のリズムについて正しい記述はどれか。

1. 期外収縮とは脈が1拍欠けるものをいう。

2. 心房細動は絶対性不整脈を示す。

3. 完全房室ブロックでは脈が速くなる。

4. 洞性不整脈と呼吸のリズムとは無関係である。

はき 7-61 橈骨動脈の脈拍について正しいのはどれか。

1. 示指で触診する。

2. 右より左が大きい。

3. 大動脈炎症候群では右が大きい。

4. ショック時には触れにくくなる。

はき 19-56 頻脈がみられるのはどれか。

1. 鉄欠乏性貧血

2. 糖尿病

3. バージャー病

4. 甲状腺機能低下症

はき 18-61 徐脈がみられるのはどれか。

1. バセドウ病

2. 発 熱

3. 貧 血

4. アダムス・ストークス症候群

はき 25-50 脈拍について正しいのはどれか。

1. 鉄欠乏性貧血では徐脈を呈する。

2. うっ血性心不全では頻脈を呈する。

3. 甲状腺機能低下症では頻脈を呈する。

4. 出血性ショックでは徐脈を呈する。

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はき国試【臨床医学総論】単元別

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3. 血圧

はき 2-63 WHOの高血圧分類で境界域の拡張期血圧はどれか。

1. 80~89mmHg

2. 90~94mmHg

3. 95~99mmHg

4. 100~104mmHg

はき 8-61 随時血圧測定で誤っている記述はどれか。

1. 坐位で測定する。

2. 収縮期血圧はスワンは第 5 点で判定する。

3. 収縮期血圧は触診法で測定できる。

4. 収縮期血圧は触診法よりも聴診法で高値を示す。

はき 11-60 血圧測定で誤っている記述はどれか。

1. 触診法は聴診法より測定値が高くなる。

2. 血圧は通常上腕で測定する。

3. 大動脈閉鎖不全症では拡張期血圧をスワン 4 点で判定する。

4. 触診法では収縮期血圧のみ測定できる。

はき 20-55 血圧について正しい記述はどれか。

1. 平均血圧は収縮期血圧と拡張期血圧の和の 1/2 である。

2. 触診法では聴診法より高く測定される。

3. 仮面高血年患者では家庭血圧が診察室血圧より高い。

4. 白衣高血圧は若年者に多い。

はき 23-53 血圧について正しいのはどれか。

1. 血圧を測定する際は前腕を強く屈曲する。

2. 低血圧は動脈硬化の危険因子である。

3. 血圧は心臓の拡張期に最高となる。

4. 収縮期血圧と拡張期血圧の差を脈圧という。

4. 呼吸

はき 7-65 呼吸音の強さに左右差が起こる疾患はどれか。

1. 慢性気管支炎

2. 肺気腫

3. 自然気胸

4. 気管支喘息

はき21-58 呼吸音が滅弱するのはどれか。

1. 気胸

2. 気管支炎

3. 気管支肺炎

4. 肺結核

はき 22-52 糖尿病性昏睡時にみられるのはどれか。

1. チェーン・ストークス呼吸

2. クスマウル呼吸

3. ビオー呼吸

4. 口すぼめ呼吸

はき 5-57 過換気症候群の誘因で正しいのはどれか。

1. 気管支喘息 2. うっ血性心不全 3. 精神的興奮 4. 過 食

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第 4 章 全身の診察

1. 顔貌、顔色

はき 2-60 顔貌と疾患との組合せで誤っているのはどれか。

1. 無欲性顔貌 — うつ病

2. ヒポクラテス顔貌 — 癌末期

3. 仮面様顔貌 — 神経症

4. 満月様顔貌 — クッシング症候群

はき 24-53 顔貌と疾患の組合せで正しいのはどれか。

1. 仮面様顔貌 —————— 肝硬変

2. 満月様顔貌 —————— クッシング症候群

3. 無欲状顔貌 —————— 狭心症

4. ヒポクラテス顔貌 ——— バセドウ病

2. 精神状態

はき 16-60 見当識に関する質問でないのはどれか。

1. 家族を指さして「この人は誰ですか。」

2. 「私たちが今いるところはどこですか。」

3. 時計を見せながら「これは何ですか。」

4. 「今日は何月何日ですか。」

3. 言語

はき 8-66 言語を理解できないのはどれか。

1. ブローカ失語

2. ウェルニッケ失語

3. 健忘失語

4. 伝導失語

4. 身体計測

はき21-56 計測について正しい記述はどれか。

1. 大腿周径は最大周径で計測する。

2. 前腕周径は前腕中央部で計測する。

3. 下肢長は上前腸骨棘から脛骨内果を計測する。

4. 上肢長は肩峰から尺骨茎状突起を計測する。

はき 25-46 肢の周径の計測で誤っているのはどれか。

1. 上腕周径は上腕二頭筋部最大径で測る。

2. 前腕周径は前腕部最大径で測る。

3. 大腿周径は大腿部最大径で測る。

4. 下腿周径は下腿部最大径で測る。

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5. 体型・体格

はき 20-57 低身長となる疾患はどれか。

1. バセドウ病 2. マルファン症候群 3. シーハン症候群 4. クレチン症

6. 栄養状態

7. 姿勢と体位

はき 12-68 体位とその目的との組合せで誤っているのはどれか。

1. ファウラー位 - 横隔膜の下降

2. トレンデレンブルグ体位 - 脳血流の増加

3. 起坐位 - 静脈還流の増加

4. 側臥位 - 誤嚥の防止

はき 23-45 脳血管障害の後遺症でよくみられるのはどれか。

1. 起坐位

2. エビ姿勢

3. 前かがみ姿勢

4. マン・ウェルニッケ肢位

8. 歩行

はき 2-59 歩行と疾患との組合せで誤っているのはどれか。

1. 間欠性跛行 — 進行性筋ジストロフィー

2. すくみ足歩行 — パーキンソン症候群

3. 失調性歩行 — 小脳変性症

4. トレンデレンブルグ歩行 — 先天性股関節脱臼

はき 4-65 分回し歩行を示すのはどれか。

1. ギラン・バレー症候群

2. 脳卒中

3. 脊髄小脳変性症

4. 慢性関節リウマチ

はき 6-68 鶏歩を示すのはどれか。

1. 腓骨神経麻痺

2. 進行性筋ジストロフィー症

3. 片麻痺

4. パーキンソン病

はき 8-67 歩行について誤っている組合せはどれか。

1. 鶏歩 — 下位運動ニューロン障害

2. 痙性歩行 — 上位運動ニューロン障害

3. アヒル歩行 — 錐体外路障害

4. 失調性歩行 — 小脳障害

はき 13-60 通常の平地歩行における歩行周期で立脚相の占める割合はどれか。

1. 20% 2. 40% 3. 60% 4. 80%

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8. 歩行

はき 15-56 歩容と疾患との組合せで誤っているのはどれか。

1. 疼痛性跛行 - 変形性股関節症

2. 間欠跛行 - 閉塞性動脈硬化症

3. 失調性歩行 - パーキンソン病

4. アヒル歩行 - 先天性股関節脱臼

はき 16-53 歩行異常と疾患との組合せで誤っているのはどれか。

1. 間欠跛行 — 脊柱管狭窄症

2. トレンデレンブルグ徴候 — 側弯症

3. 分回し歩行 — 脳卒中

4. すくみ足 — パーキンソン病

はき 14-56 痛みを伴わないのはどれか。

1. 逃避跛行

2. 間欠跛行

3. 鶏歩

4. 随意跛行

9. 皮膚、粘膜、皮下組織

はき 7-57 皮疹の分類で続発疹はどれか。

1. 膿 瘍

2. 結 節

3. 丘 疹

4. 水 疱

はき 8-58 湿疹の症候でないのはどれか。

1. 膨疹

2. 紅斑

3. 小水庖

4. 鱗屑

はき 15-60 続発疹でないのはどれか。

1. びらん

2. 潰瘍

3. 丘疹

4. 痂皮

9. 皮膚、粘膜、皮下組織

はき 18-59 レイノー現象がみられる疾患はどれか。

1. 肥大型心筋症

2. 気管支喘息

3. クローン病

4. 全身性硬化症

はき 24-47 レイノー現象がみられるのはどれか。

1. 原発性アルドステロン症

2. アジソン病

3. 全身性硬化症(強皮症)

4. パーキンソン病

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9. 皮膚、粘膜、皮下組織

はき 22-55 発疹がみられるのはどれか。

1. ベーチェット病

2. パーキンソン病

3. メニエール病

4. アルツハイマー病

はき 23-47 皮膚症状と疾患の組合せで正しいのはどれか。

1. 紫 斑 —————— アトピー性皮膚炎

2. 蝶形紅斑 ————— 全身性硬化症

3. 黄 疸 —————— 全身性エリテマトーデス

4. 手掌紅斑 ————— 肝硬変

はき 24-48 発疹部に痛みを伴うのはどれか。

1. 麻疹

2. 帯状疱疹

3. アトピー性皮膚炎

4. 接触性皮膚炎

はき 23-51 チアノーゼを判断しやすいのはどれか。

1. 眼球結膜

2. 口 唇

3. 手 掌

4. 腹 部

10. 爪の状態

はき 6-57 スプーン状爪のみられるのはどれか。

1. 細菌性食中毒

2. 糸球体腎炎

3. 血友病

4. 鉄欠乏性貧血

11. リンパ節

はき 3-62 圧痛を特徴とするリンパ節腫脹がみられる疾患はどれか。

1. 化膿性リンパ節炎

2. 結核性リンパ節炎

3. 悪性リンパ腫

4. 転移性悪性腫瘍

はき 10-62 ウィルヒョウのリンパ節の部位はどれか。

1. 右腋窩

2. 左腋窩

3. 右鎖骨上窩

4. 左鎖骨上窩

はき 22-57 リンパ節の圧痛がよくみられるのはどれか。

1. 悪性リンパ腫

2. 白血病

3. 伝染性単核球症

4. 化膿性リンパ節炎

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12. その他の一般的状態

第 5 章 局所の診察

1. 頭部

2. 顔面

3. 眼

はき 12-59 両耳側半盲が出現する障害部位はどれか。

1. 外側膝状体

2. 視交叉

3. 視索

4. 視放線

はき 12-60 失明する可能性のない疾患はどれか。

1. 糖尿病網膜症

2. 緑内障

3. 網膜色素変性症

4. 翼状片

はき21-55 眼瞼下垂をきたさないのはどれか。

1. 顔面神経麻痺

2. 重症筋無力症

3. 動眼神経麻痺

4. ホルネル症候群

はき 17-54 ホルネル症候群で誤っているのはどれか。

1. 眼裂狭小

2. 眼振

3. 眼球陥凹

4. 縮瞳

3. 眼

4. 鼻

5. 耳

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6. 口腔

はき 23-57 口腔内所見と疾患の組合せで正しいのはどれか。

1. う 歯 ———————— 悪性貧血

2. アフタ性口内炎 ———— 潰瘍性大腸炎

3. 舌 炎 ———————— くる病

4. 口角炎 ———————— ビタミン A 欠乏症

7. 頚部

8. 胸部

はき 14-54 樽状胸をきたすのはどれか。

1. 肺炎

2. 肺気腫

3. 肺結核

4. 肺線維症

9. 乳房

10. 肺・胸膜

11. 心臓

はき 1-65 心不全患者の処置で誤っているのはどれか。

1. 水分の摂取量を減らす。

2. 食塩の摂取量を増す。

3. 身体を保温する。

4. 上半身を高くする。

はき 3-57 心不全の徴候でないのはどれか。

1. 頸静脈拡張

2. 肝臓腫大

3. 起立性低血圧

4. 腹水

12. 腹部

はき 1-63 高熱とともに右季肋部痛を訴える場合にまず疑うべき疾患はどれか。

1. 胃 癌

2. 急性胆嚢炎

3. 膵 癌

4. 大動脈瘤破裂

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12. 腹部

はき 3-68 急性腹症を起こしにくい疾患はどれか。

1. 胃潰瘍

2. 胆石症

3. 卵巣嚢腫

4. 子宮筋腫

はき 10-61 脾腫をきたさない疾患はどれか。

1. 慢性骨髄性白血病

2. 悪性リンパ腫

3. 自己免疫性溶血性貧血

4. 血友病

はき 12-58 腹水貯留の原因とならないのはどれか。

1. 肝硬変

2. 腸閉塞

3. うっ血性心不全

4. ネフローゼ症候群

はき 14-58 腹膜刺激症状はどれか。

1. ケルニッヒ徴候

2. ブルンベルグ徴候

3. ブルジンスキー徴候

4. ロブジング徴候

はき21-52 急性腹膜炎でみられる徴候はどれか。

1. ケルニッヒ徴候

2. ブルンベルグ徴候

3. ロンベルグ徴候

4. バビンスキー徴候

はき 14-68 40 歳の肥満女性。右季肋部の疝痛と発熱、黄疸が認められた。最も考えられるのはどれか。

1. 膵尾部癌

2. 総胆管結石

3. 腎結石

4. 肝硬変

13. 背部

はき 3-67 疾患と痛みが放散する部位との組合せで誤っているのはどれか。

1. 胆石症 — 右 肩

2. 尿管結石 — 鼠径部

3. 狭心症 — 左 肩

4. 十二指腸潰瘍 — 右 肩

はき 13-58 水牛様肩甲部脂肪沈着(バッファローハンプ)がみられるのはどれか。

1. クレチン病

2. クッシング病

3. 夕一ナー症候群

4. くる病

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13. 背部

はき 9-61 誤っている組合せはどれか。

1. 脊柱側弯 - 坐骨神経痛

2. 亀背 - くる病

3. 前傾位 - パーキンソン病

4. 腰椎後弯 - 進行性筋ジストロフィー症

はき 16-55 肋骨脊柱角に叩打痛がみられるのはどれか。

1. 慢性膵炎

2. 腎盂腎炎

3. 慢性胃炎

4. 急性肝炎

14. 四肢

はき 6-65 手指の変形と疾患との組合せで誤っているのはどれか。

1. ヘバーデン結節 — 変形性関節症

2. ボタン穴変形 — 慢性関節リウマチ

3. くも状指 — マルファン症候群

4. デュプイトレン拘縮 — 感染症

はき 7-64 母指球に萎縮がみられるのはどれか。

1. 筋皮神経麻痺

2. 尺骨神経麻痺

3. 橈骨神経麻痺

4. 正中神経麻痺

はき 9-59 障害により下垂手をきたすのはどれか。

1. 橈骨神経

2. 正中神経

3. 尺骨神経

4. 腋窩神経

はき 18-54 指の変形で変形性関節症によると考えられるのはどれか。

1. ボタン穴変形

2. 太鼓ばち指

3. クモ状指

4. ヘバーデン結節

はき 20-52 手指の変形で PIP 関節屈曲、DIP 関節過伸展を示すのはどれか。

1. スワンネック変形

2. ボタン穴変形

3. 尺側偏位

4. 鷲手

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はき国試【臨床医学総論】単元別

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第 6 章 神経系の診察

1. 感覚検査法

【3】表在性感覚検査

【4】脊髄神経デルマトーム

【5】深部感覚検査

【7】病変部位別の感覚障害

はき 7-68 所見と障害との組合せで誤っているのはどれか。

1. ロンベルグ徴候 — 脊髄後索障害

2. バビンスキー徴候 — 末梢神経障害

3. レイノー症候 — 自律神経障害

4. ブラウンセカール症候 — 脊髄半側障害

はき 15-58 神経系の障害について誤っている組合せはどれか。

1. 前庭機能障害 - リンネ試験

2. 錐体路障害 - バレー徴候

3. 錐体外路障害 - 歯車現象

4. 深部感覚障害 - ロンベルグ試験

はき 7-59 多発性神経炎の感覚障害はどれか。

1. 分節性

2. 解離性

3. 手袋靴下型

4. 片側性

はき 13-66 感覚解離を起こす障害部位はどれか。

1. 大脳基底核

2. 小 脳

3. 脊 髄

4. 末梢神経

はき 24-49 知覚障害の型と疾患の組合せで正しいのはどれか。

1. 分節性 ———— 脊髄空洞症

2. 片側性 ———— ブラウンセカール症候群

3. 解離性 ———— 横断型脊髄損傷

4. 手袋靴下型 —— 多発性神経炎

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14

2. 反射検査

【3】表在性反射

はき 8-59 表在反射でないのはどれか。

1. 角膜反射

2. 咽頭反射

3. 下顎反射

4. 挙睾筋反射

はき 14-60 皮膚反射でないのはどれか。

1. 下顎反射

2. 腹壁反射

3. 挙睾筋反射

4. 肛門反射

はき 23-49 表在反射でないのはどれか。

1. 角膜反射

2. 下顎反射

3. 腹壁反射

4. 肛門反射

はき 24-45 対光反射の遠心路はどれか。

1. 動眼神経

2. 三叉神経

3. 外転神経

4. 顔面神経

【4】深部反射

はき 1-60 深部腱反射が亢進するのはどれか。

1. 神経根障害 2. 末梢神経障害 3. 錐体路障害 4. 脊髄前角障害

はき 2-66 膝蓋腱反射について正しい記述はどれか。

1. 表在反射の一つである。

2. 反射中枢は脊髄にある。

3. ビタミンD欠乏症で亢進する。

4. 坐骨神経の疾患で減弱する。

はき 3-65 アキレス腱反射が消失する椎間板ヘルニアの部位はどれか。

1. L2-L3間

2. L3-L4間

3. L4-L5間

4. L5-S1間

はき 5-68 深部反射とその中枢との組合せで誤っているのはどれか。

1. 上腕二頭筋反射 — C5-C6 はき 25

2. 上腕三頭筋反射 — Th1-Th2

3. 膝蓋腱反射 — L2-L4

4. アキレス腱反射 — S1-S2

はき 25-51 深部反射はどれか。

1. 角膜反射

2. 足底反射

3. 腹壁反射

4. 下顎反射

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2. 反射検査

【5】自律神経反射

はき 24-54 自律神経反射はどれか。

1. バビンスキー反射

2. ホフマン反射

3. モロー反射

4. アシュネル反射

【6】病的反射

2. 反射検査の総合問題

はき 3-66 反射と病態との組合せで誤っているのはどれか。

1. 深部反射亢進 — 多発性神経炎

2. 病的反射 — 錐体路障害

3. 深部反射減弱 — 筋ジストロフィー

4. 姿勢反射異常 — 脳性麻痺

はき 4-61 反射について誤っている組合せはどれか。

1. バビンスキー反射 — 病的反射

2. 膝蓋腱反射 — 深部反射

3. 挙睾筋反射 — 表在反射

4. トレムナー反射 — 自律神経反射

はき 5-60 反射と徴候との組合せで適切でないのはどれか。

1. バビンスキー反射 — 痙性歩行

2. 頸動脈洞反射 — 徐 脈

3. 輻輳反射 — 散 瞳

4. 対光反射 — 縮 瞳

はき 6-61 反射と徴候との組合せで誤っているのはどれか。

1. 病的反射 — 錐体路徴候

2. 頸動脈反射 — 血圧下降

3. 輻輳反射 — 瞳孔散大

4. 対光反射 — 瞳孔縮小

はき 11-67 反射について正しい組合せはどれか。

1. 足底反射 ー 深部反射

2. 腹壁反射 ー 皮膚反射

3. アシェネル反射 ー 病的反射

4. 下顎反射 ー 粘膜反射

はき 10-58 副交感神経が関与しないのはどれか。

1. 角膜反射

2. 対光反射

3. 輻輳調節反射

4. アシュネル反射

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3. 脳神経系の検査

【1】脳神経

はき 4-64 脳神経と症状との組合せで正しいのはどれか。

1. 動眼神経 — アーガイル・ロバートソン徴候

2. 三叉神経 — ベル麻痺

3. 顔面神経 — 舌萎縮

4. 迷走神経 — 味覚障害

はき 14-61 嗄声をきたす脳神経障害はどれか。

1. 顔面神経

2. 迷走神経

3. 副神経

4. 舌下神経

4. 髄膜刺激症状検査

はき 4-63 髄膜刺激症状で誤っているのはどれか。

1. 項部強直

2. ケルニッヒ徴候

3. トレンデレンブルグ徴候

4. ラセーグ徴候

はき 6-62 髄膜刺激症候でないのはどれか。

1. 項部硬直

2. ロンベルグ徴候

3. ブルジンスキー徴候

4. ケルニッヒ徴候

はき 24-50 髄膜刺激徴候はどれか。

1. ラセーグ徴候

2. ブラガード徴候

3. ケルニッヒ徴候

4. ガワーズ徴候

5. その他の検査

はき 3-64 高次脳機能障害と症状との組合せで誤っているのはどれか。

1. ブローカー失語症 — 音読障害

2. ウエルニッケ失語症 — 理解障害

3. 失行症 — 情緒障害

4. 失認症 — 認識障害

はき 18-53 構成失行の説明で正しい記述はどれか。

1. 命令による簡単な動作ができない。

2. 立方体を模写できない。

3. 道具をうまく使えない。

4. 左右がわからない。

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第 7 章 運動機能検査

1. 運動麻痺

【1】運動麻痺の分類

はき 8-68 正しい組合せはどれか。

1. 痙性麻痺 — 折りたたみナイフ現象

2. 弛緩性麻痺 — 鉛管現象

3. 筋強剛(固縮) — 反射亢進

4. 痙 直 — 振り子様運動

はき 19-55 周期性四肢麻痺がみられるのはどれか。

1. 高尿酸血症

2. 骨軟化症

3. 褐色細胞腫

4. 原発性アルドステロン症

はき 23-48 麻痺について正しい組合せはどれか。

1. 四肢麻痺 ———— 両側の上下肢

2. 片麻痺 ————— 一側の上肢

3. 対麻痺 ————— 両側の上肢

4. 単麻痺 ————— 一側の上下肢

【2】上位運動ニューロン障害(錐体路系障害)

はき 5-67 錐体路障害の症状で適切なのはどれか。

1. 病的反射の出現

2. ロンベルグ徴候

3. 線維束性攣縮

4. 深部反射の減弱

はき 7-67 錐体路障害の症候で適切でないのはどれか。

1. 筋緊張亢進

2. 痙性麻痺

3. 病的反射出現

4. 深部反射減弱

【3】下位運動ニューロン障害

はき 6-59 下位運動ニューロン障害で正しいのはどれか。

1. 腱反射の亢進

2. 筋萎縮

3. 不随意運動

4. 感覚障害

はき 7-60 下位運動ニューロン障害で誤っている徴候はどれか。

1. 弛緩性麻痺

2. 深部反射の低下

3. 筋萎縮

4. 病的反射

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1. 運動麻痺

【4】錐体外路系障害

はき 14-62 錐体外路徴候はどれか。

1. 病的反射

2. 痙縮

3. 運動麻痺

4. 固縮

2. 筋肉の異常

【1】筋萎縮

はき 10-59 筋原性筋萎縮でみられるのはどれか。

1. 線維束攣縮

2. 深部反射の亢進

3. 血清クレアチンキナーゼの上昇

4. 深部感覚障害

はき 11-66 筋萎縮が近位に偏るのはどれか。

1. デュシュンヌ型筋ジストロフィー症

2. 筋緊張性筋ジストロフィー症

3. 多発神経炎

4. 筋萎縮性側索硬化症

3. 不随意運動

はき 7-58 手指振戦をきたす疾患はどれか。

1. アジソン病

2. バセドウ病

3. 尿崩症

4. 粘液水腫

はき 13-67 持続時間が最も短い不随意運動はどれか。

1. 舞踏病様運動

2. ミオクローヌス

3. アテトーゼ

4. ジストニア

はき 16-57 粗大で一側上下肢を投げ出すような不随意運動はどれか。

1. バリズム(バリスムス)

2. アテトーゼ

3. チック

4. ジストニア

4. 協調運動

はき 15-57 運動失調の検査でないのはどれか。

1. 指鼻試験

2. 手回内回外試験

3. 踵膝試験

4. 皮膚書字試験

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4. 協調運動

はき 13-68 脊髄後索性失調の検査で最も適切なのはどれか。

1. ロンベルグ試験

2. 変換運動

3. 膝踵試験

4. 書字試験

はき 17-53 閉脚起立時に閉眼すると著明に動揺する場合、病巣で適切なのはどれか。

1. 大脳皮質

2. 大脳基底核

3. 小脳

4. 脊髄後索

5. 起立と歩行

6. 関節可動域検査

はき 7-63 関節可動域検査の原則で誤っているのはどれか。

1. 測定には角度計を用いる。

2. 直立したときの関節の肢位を基本とする。

3. 自動的可動域で表示する。

4. 健側と患側とを測定する。

7. 徒手筋力検査法

8. 日常生活動作

9. 徒手による整形外科的検査法

はき 4-62 検査法で誤っている組合せはどれか。

1. スパーリングテスト — 椎間孔圧迫テスト

2. ブラガードサイン — 神経伸展テスト

3. アレンテスト — 胸郭出口部圧迫テスト

4. ファレンテスト — 末梢血管圧迫テスト

はき 9-62 神経伸展テストはどれか。

1. マクマレーテスト

2. ラセーグテスト

3. ライトテスト

4. スパーリングテスト

はき 9-66 胸郭出口症候群の診断テストでないのはどれか。

1. ライトテスト

2. アドソンテスト

3. モーレイテスト

4. ファレンテスト

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9. 徒手による整形外科的検査法

はき 11-63 検査と疾患との組合せで正しいのはどれか。

1. トーマステスト ー 膝外側側副靭帯損傷

2. 下肢伸展挙上テスト ー 頸部脊椎症

3. パトリックテスト ー 腰椎分離すべり症

4. 前十字靭帯損傷 ー 前方引き出しテスト

はき 19-62 胸郭出口症候群の診断テストでないのはどれか。

1. アドソンテスト

2. エデンテスト

3. ファレンテスト

4. ライトテスト

はき 22-56 徒手検査と検査対象との組合せで正しいのはどれか。

1. ヤーガソンテスト ————— 上腕三頭筋腱

2. K・ボンネットテスト ——— 大腿神経

3. パトリックテスト ————— 股関節

4. ラックマンテスト ————— 膝後十字靭帯

はき 23-50 下肢の徒手検査でないのはどれか。

1. パトリックテスト

2. モーレイテスト

3. トーマステスト

4. マックマレーテスト

はき 24-51 肩関節の診察法と疾患の組合せで正しいのはどれか。

1. ペインフルアークサイン ——— 棘上筋腱損傷

2. スピードテスト ——————— 上腕三頭筋腱炎

3. アプリヘンションサイン ——— 肩関節周囲炎

4. ドロップアームサイン ———— 大円筋断裂

はき 25-45 アキレス腱断裂の診察法はどれか。

1. トーマステスト

2. ラックマンテスト

3. トンプソン徴候

4. ドレーマン徴候

はき 25-47 下肢の徒手検査法はどれか。

1. アイヒホッフテスト

2. トムゼンテスト

3. アプレイテスト

4. ライトテスト

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第 8 章 その他の診察

1. 救急時の診察

はき 8-65 一次救命処置に含まれないのはどれか。

1. 気道確保

2. 口-口式人工呼吸

3. バッグ・マスク式人工呼吸

4. 胸骨圧迫心臓マッサージ

はき 13-64 成人の胸骨圧迫心臓マッサージで適切でない記述はどれか。

1. 毎分 100 回で行う。

2. 胸骨が 4~5cm 沈む程度に圧迫する。

3. 加庄と除圧の比は 1:2 である。

4. 圧迫部位は胸骨下端から 2 横指頭側である。

はき 15-61 成人に対する胸骨圧迫心臓マッサージ法で正しい記述はどれか。

1. 1 分間に 30 回行う。

2. 胸骨の左上部を圧迫する。

3. 胸骨が 4~5cm 沈む程度に圧迫する。

4. 呼気 1 回の吹込みに対して 2 回圧迫する。

はき 16-58 一次救命処置はどれか。

1. 静脈路の確保

2. 人工呼吸器の使用

3. 心電図モニター装着

4. 胸骨圧迫式心臓マッサージ

はき 4-66 気道確保の方法で最も適切な記述はどれか。

1. 頭部を前屈させる。

2. 顔を出来るだけ横に向ける。

3. 頭部を後屈してオトガイを挙上する。

4. 口を大きく開く。

2. 女性の診察

はき 12-64 妊娠中毒症の危険因子でないのはどれか。

1. 高年齢

2. つわり

3. 肥満

4. 多胎

はき 13-57 前期妊娠中毒症に含まれるのはどれか。

1. 子 癇

2. 妊娠悪阻

3. 中毒症性脳出血

4. 妊娠浮腫

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3. 小児の診察

4. 高齢者の診察

はき 10-57 高齢者がもちで窒息をおこしやすい原因で誤っているのはどれか。

1. 歯の喪失

2. 咳嗽反射の亢進

3. 嚥下筋の筋力低下

4. 唾液分泌の減少

はき 11-65 高齢者が異物による窒息を起こしやすい部位はどれか。

1. 鼻 腔

2. 口 腔

3. 咽 頭

4. 気 管

第 9 章 臨床検査法

1. 一般検査

【1】尿検査

はき 3-59 低比重尿をきたす疾患はどれか。

1. 尿崩症

2. うっ血性心不全

3. 糖尿病

4. ネフローゼ症候群

はき 18-58 尿の異常と病態との組合せで正しいのはどれか。

1. 高比重尿 — 尿崩症

2. 多 尿 — 尿路結石症

3. 酸性尿 — 飢 餓

4. 尿 閉 — 急性腎炎

はき 23-56 尿所見と疾患の組合せで正しいのはどれか。

1. 膿 尿 ————— 急性糸球体腎炎

2. 褐色尿 ————— ネフローゼ症候群

3. 血 尿 ————— 尿管結石

4. 蛋白尿 ————— 前立腺肥大症

はき 12-62 アセトン臭がする意識のない人が搬送されてきた。最も考えられるのはどれか。

1. 急性アルコール中毒

2. 肝性昏睡

3. 糖尿病性昏睡

4. 尿毒症

はき 15-53 アセトン臭がみられるのはどれか。

1. 糖尿病性昏睡

2. 肝性昏睡

3. 尿毒症

4. 乳酸アシドーシス

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1. 一般検査

【3】血液検査

はき 5-58 白血球が増えない疾患はどれか。

1. 急性腎盂腎炎

2. 急性虫垂炎

3. 急性白血病

4. インフルエンザ

はき 20-59 白血球の減少がみられる疾患はどれか。

1. 全身性工リテマトーデス

2. 高尿酸血症

3. 関節リウマチ

4. 悪性貧血

はき21-53 汎血球減少がみられるのはどれか。

1. 関節リウマチ

2. 肝硬変

3. 溶血性貧血

4. 重症筋無力症

2. 血液生化学検査

はき 1-59 血清中のGOTが上昇しないのはどれか。

1. 急性肝炎

2. 肝癌

3. 胃炎

4. 心筋梗塞

はき 4-60 検査と疾患との組合せで適切でないのはどれか。

1. リウマチ因子 — リウマチ熱

2. 抗核抗体 — 全身性エリテマトーデス

3. クームス試験 — 自己免疫性溶血性貧血

4. ASO値 — 急性糸球体腎炎

はき 16-62 血中間接ビリルビンが高値となるのはどれか。

1. 溶血性黄疸

2. 急性肝炎

3. 閉塞性黄疸

4. 薬剤性肝障害

はき 18-56 黄疸をきたす疾患で尿中ビリルビンが上昇しないのはどれか。

1. 胆石症

2. 膵臓癌

3. 急性肝炎

4. 溶血性貧血

はき 20-54 γ-GTP の上昇がみられる疾患はどれか。

1. 食道炎

2. 胃炎

3. 溶血性貧血

4. 閉塞性黄疸

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2. 血液生化学検査

はき 20-58 間接ビリルビンの増加する貧血はどれか。

1. 溶血性貧血

2. 巨赤芽球性貧血

3. 鉄欠乏性貧血

4. 再生不良性貧血

はき 23-46 血清 CK の上昇がみられる疾患はどれか。

1. 関節リウマチ

2. シェーグレン症候群

3. 多発性筋炎

4. 全身性エリテマトーデス

3. 生理学的検査および画像診断の概要

はき 2-62 心電図検査でわからない病態はどれか。

1. 不整脈

2. 心肥大

3. 心筋梗塞

4. 心筋収縮不全

はき 4-57 心電図検査で判定できる病態はどれか。

1. 高尿酸血症

2. 耐糖能異常

3. 脂質異常

4. 電解質異常

はき 6-63 心電図が診断上有用でない疾患はどれか。

1. 解離性大動脈瘤

2. 期外収縮

3. 狭心症

4. 心筋梗塞

はき 23-52 呼吸機能検査所見と疾患の組合せで正しいのはどれか。

1. 拘束性障害 ———— 慢性閉塞性肺疾患(COPD)

2. 閉塞性障害 ———— 肺結核後遺症

3. 拡散能低下 ———— 特発性肺線維症

4. 気道過敏性亢進 —— 心臓性喘息

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第 10 章 おもな症状の診察法

1. 頭痛

はき 17-62 頭痛と痛みの性状との組合せで誤っているのはどれか。

1. 片頭痛 - 拍動性の痛み

2. 緊張型頭痛 - 締め付けられるような痛み

3. 群発頭痛 - 後頸部がひきつるような痛み

4. クモ膜下出血による頭痛 - 金づちで殴られたような痛み

はき 10-65 拍動性の頭痛を起こすのはどれか。

1. くも膜下出血

2. 筋収縮性頭痛

3. 片頭痛

4. 髄膜炎

はき 9-60 脳腫瘍でみられる頭痛はどれか。

1. 筋収縮性頭痛

2. 牽引性頭痛

3. 片頭痛

4. 群発頭痛

2. 顔面痛

はき 6-64 三叉神経痛を発症しやすい疾患はどれか。

1. 上顎洞炎

2. 扁桃炎

3. 喉頭炎

4. 内耳炎

3. 歯痛

4. 眼精疲労

5. 鼻閉・鼻汁

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6. めまい

はき 17-55 失神性めまいについて誤っている記述はどれか。

1. 眼振を伴う。

2. 眼前暗黒がある。

3. 頸部の圧迫で起こる。

4. 一過性の脳虚血状態である。

はき 1-67 めまい及びめまい感について誤っているのはどれか。

1. めまいは運動性の感覚を伴う。

2. 体が不安定な感覚をめまい感という。

3. メニエール病のめまいは小脳性である。

4. 自律神経失調症では、しばしばめまい感を伴う。

はき 20-53 前庭性眩暈の記述で正しいのはどれか。

1. 小脳脳幹出血が原因となる。

2. 回転性の眩暈である。

3. 悪心・嘔吐は伴わない。

4. 頭位による影響は少ない。

7. 耳鳴り

8. 難聴

はき 15-59 伝音性難聴がみられるのはどれか。

1. 耳管狭窄症

2. メニエール病

3. 突発性難聴

4. 多発性硬化症

9. 咳・痰

はき 15-55 喀痰の性状と疾患との組合せで正しいのはどれか。

1. 膿性痰 - 気管支喘息

2. 錆色痰 - 大葉性肺炎

3. 漿液性痰 - 肺化膿症

4. 血性痰 - 間質性肺炎

10. 息切れ(呼吸困難)

はき 1-66 呼吸困難について正しいのはどれか。

1. 右心不全では生じることはない。

2. 心臓喘息は肺うっ血による。

3. 過換気症候群は左心不全による。

4. 夜間発作性呼吸困難は心不全とは関係がない。

11. 動悸

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12. 胸痛

13. 腹痛

14. 便秘

15. 下痢

はき 8-60 下痢を主訴としない疾患はどれか。

1. 十二指腸憩室

2. 胃切除後症候群

3. 過敏性腸症候群

4. 潰瘍性大腸炎

16. 月経異常

はき 17-56 無月経の原因として適切でないのはどれか。

1. 妊娠

2. 下垂体腫瘍

3. 神経性食思不振症

4. 子宮内膜症

はき 19-60 症候と疾患との組合せで正しいのはどれか。

1. 不正性器出血 — 糖尿病

2. 女性化乳房 — 肝硬変

3. 月経困難症 — 慢性腎不全

4. 過多月経 — 黄体機能不全

17. 不正性器出血

18. 排尿障害

19. 乏尿・無尿

はき 19-59 乏尿をきたす疾患はどれか。

1. 脂質異常症

2. 尿崩症

3. 心不全

4. 高カルシウム血症

20. 多尿

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28

21. 浮腫

はき 2-58 浮腫の原因となる病態はどれか。

1. 低タンパク血症

2. 低カリウム血症

3. 高脂血症

4. 高尿酸血症

はき 3-63 浮腫と原因との組合せで正しいのはどれか。

1. 粘液水腫 — 腎機能低下

2. 肝性浮腫 — 低タンパク血症

3. 腎性浮腫 — 副腎機能低下

4. 心性浮腫 — 静脈圧低下

はき 4-59 浮腫の原因でないのはどれか。

1. 静脈圧の上昇

2. 血漿浸透圧の低下

3. 腎のナトリウム再吸収の増加

4. バゾプレッシンの分泌低下

はき 10-60 浮腫について誤っている組合せはどれか。

1. 心臓性浮腫 — 朝方に増強

2. 腎性浮腫 — 顔面から出現

3. 肝性浮腫 — 腹水を伴う

4. 栄養性浮腫 — 全身に出現

はき 22-53 血漿膠質浸透圧低下による浮腫がみられるのはどれか。

1. うっ血性心不全

2. 肝硬変

3. 癌性胸膜炎

4. フィラリア症

21. 浮腫

22. 肩こり

23. 頚肩腕痛

はき 5-61 頸肩腕痛の原因とならない疾患はどれか。

1. 胸郭出口症候群

2. 後縦靭帯骨化症

3. 頸椎椎間板ヘルニア

4. 手根管症候群

24. 肩関節痛

25. 上肢痛

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26. 腰下肢痛

はき 7-62 腰下肢痛患者に行うテストはどれか。

1. ジャクソンテスト

2. ラセーグテスト

3. ヤーガソンテスト

4. ライトテスト

27. 関節痛

28. 運動麻痺

29. 食欲不振

30. 肥満

はき 17-58 肥満をきたす疾患はどれか。

1. 下垂体機能低下症

2. 甲状腺機能亢進症

3. クッシング症候群

4. アジソン病

31. やせ(るいそう)

はき 3-61 やせをきたさない疾患はどれか。

1. 甲状腺機能亢進症

2. 糖尿病

3. クッシング症候群

4. 褐色細胞腫

32. 発熱

はき 1-68 発熱について誤っているのはどれか。

1. 体温調節中枢が関与する。

2. 脈拍数が増加する。

3. 感染症による場合、赤血球数が増加する。

4. 膠原病による場合、しばしば皮疹や関節痛を伴う。

はき 15-54 発熱時にみられないのはどれか。

1. 悪寒

2. チアノーゼ

3. 頭痛

4. 関節痛

はき 16-56 発熱がみられないのはどれか。

1. 結核 2. 甲状腺機能低下症 3. 皮膚筋炎 4. 肺癌

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33. のぼせ・冷え

34. 不眠

35. 疲労・倦怠

36. 発疹

37. ショック

はき 9-67 ショックを起こしやすい疾患はどれか。

1. 脳出血

2. 狭心症

3. 重症熱傷

4. 腎結石症

はき 6-66 乏血性ショックの症状でないのはどれか。

1. 頻脈

2. 血圧下降

3. 中心静脈圧上昇

4. 尿量減少

はき21-59 出血性ショックでみられるのはどれか。

1. 脈拍数の減少

2. 交感神経活性の低下

3. 尿量の減少

4. 呼吸数の減少

はき 12-66 敗血症性ショックの初期にみられないのはどれか。

1. 四肢末梢の冷感

2. 血圧下降

3. 頻 脈

4. 尿量減少

38. 出血傾向

はき 3-60 出血傾向がみられない疾患はどれか。

1. 急性骨髄性白血病

2. 鉄欠乏性貧血

3. 壊血病

4. 肝硬変

はき 19-58 出血傾向がみられる疾患はどれか。

1. 溶血性貧血

2. 鉄欠乏性貧血

3. 悪性貧血

4. 再生不良性貧血

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39. 易感染性

はき 17-57 易感染性に注意すべき疾患はどれか。

1. 高血圧症

2. 痛風

3. 悪性リンパ腫

4. 高脂血症

はき 4-58 呼吸器を介して感染する疾患はどれか。

1. 風疹

2. A型肝炎

3. マラリア

4. 日本脳炎

はき 6-67 ウイルス感染症でないのはどれか。

1. 急性灰白髄炎(ポリオ)

2. 脊髄癆

3. ヘルペス脳炎

4. 日本脳炎

はき 8-64 細菌が原因となる感染症はどれか。

1. インフルエンザ

2. C型肝炎

3. カンジダ症

4. 腸チフス

はき 9-58 日和見感染の原因でないのはどれか。

1. インフルエンザウイルス

2. ニューモシスチス・カリニ

3. カンジダ

4. 緑膿菌

はき 13-63 経口感染するウイルス性肝炎はどれか。

1. B 型

2. C 型

3. D 型

4. E 型

はき 19-61 感染症と血清反応との組合せで正しいのはどれか。

1. 梅毒 — TPHA反応

2. 発疹チフス — ヴィダール反応

3. 伝染性単核症 — 針反応

4. 腸チフス — ワイル-フェリックス反応

40. 貧血

はき21-54 貧血で黄疸がみられるのはどれか。

1. 溶血性貧血

2. 巨赤芽球性貧血

3. 鉄欠乏性貧血

4. 再生不良性貧血

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40. 貧血

はき 24-46 疾患と診察所見の組合せでよくみられるのはどれか。

1. 鉄欠乏性貧血 ——— 歯肉出血

2. 巨赤芽球性貧血 —— 関節内出血

3. 腎性貧血 ————— 血尿

4. 再生不良性貧血 —— 鼻出血

41. 眼振

42. 口渇

はき 25-54 口渇をきたすのはどれか。

1. 高血圧症

2. 脂質異常症

3. 高尿酸血症

4. 糖尿病

43. 嗄声

はき 9-63 嗄声に関与するのはどれか。

1. 顔面神経

2. 舌咽神経

3. 迷走神経

4. 舌下神経

44. 嚥下困難

45. 血痰・喀血

46. 胸水

47. 悪心・嘔吐

はき 19-54 コーヒー残渣様の嘔吐がみられるのはどれか。

1. クローン病

2. 胃癌

3. 大腸癌

4. 潰瘍性大腸炎

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48. 吐血・下血

はき 22-54 吐血の原因となるのはどれか。

1. 大腸癌

2. クローン病

3. 気管支拡張症

4. 胃潰瘍

はき 25-52 吐血の原因となる疾患はどれか。

1. 大腸憩室炎

2. マロリー・ワイス症候群

3. 過敏性腸症候群

4. 急性膵炎

49. 意識障害

はき 1-64 意識喪失の原因疾患となるのはどれか。

1. 肺炎

2. ネフローゼ症候群

3. 心室細動

4. 胃潰瘍

はき 2-65 意識障害に含まれない症状はどれか。

1. 傾眠

2. 昏睡

3. 抑うつ

4. せん妄

はき 20-60 JCS(日本昏睡尺度)における意識障害の中で最も軽いのはどれか。

1. 普通の大きさの声で呼ぶと開眼する。

2. 自分の生年月日を言えない。

3. 痛みを加えると顔をしかめる。

4. 痛みを加えると開眼する。

はき 2-68 次の文は何の障害を示すか。

「うとうと眠っているようにみえるが、比較的軽い刺激に反応し、質問にも答えられる。」

1. 記憶

2. 感情

3. 意識

4. 知能

はき 7-66 突然卒倒した人で最初に確認すべきことはどれか。

1. 意 識

2. 呼 吸

3. 脈 拍

4. 気管支喘息

はき 22-59 最も重い意識障害はどれか。

1. 昏 睡

2. 嗜 眠

3. 昏 迷

4. 傾 眠

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第 11 章 治療学

1. 概要

はき 5-63 創傷治癒を促進するのはどれか。

1. 安静

2. 感染

3. 異物

4. 低タンパク血症

2. 薬物療法

3. 食事療法

4. 理学療法

はき 4-67 物理療法について誤っている記述はどれか。

1. 低周波療法は鎮痛に用いられる。

2. 温熱療法を行う際には知覚障害に注意する。

3. 間欠牽引は骨折の治療に用いられる。

4. 水治療法は運動療法に応用される。

はき 14-63 低エネルギーレーザー療法の目的でないのはどれか。

1. 光凝固作用

2. 炎症の軽減

3. 疼痛の緩和

4. 創傷治癒促進

5. その他の療法

はき 14-65 努力義務とされてない予防接種はどれか。

1. ジフテリア

2. 百日咳

3. 破傷風

4. 流行性耳下性炎

はき 11-64 成分輸血で用いられないのはどれか。

1. 赤血球

2. 白血球

3. 血小板

4. 血漿

はき 13-65 体位ドレナージが有効な疾患はどれか。

1. 気管支拡張症

2. 気管支喘息

3. 肺気腫

4. 肺水腫

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5. その他の療法

はき 9-68 緊急手術を要するのはどれか。

1. 卵巣嚢腫茎捻転

2. 心臓弁膜症

3. 胃潰瘍

4. 気胸

はき 11-57 ペースメーカーを装着した患者に禁忌となるのはどれか。

1. 指 圧

2. マッサージ

3. 灸

4. 低周波鍼通電

はき 5-64 運動神経をブロックする目的で利用されるのはどれか。

1. 大後頭神経ブロック

2. 顔面神経ブロック

3. 三叉神経ブロック

4. 肋間神経ブロック

はき 17-61 神経ブロックとその適応との組合せで誤っているのはどれか。

1. 眼窩下神経ブロック - 三叉神経痛

2. 顔面神経ブロック - 顔面神経麻痺

3. 星状神経節ブロック - 手の血流障害

4. 肩甲上神経ブロック - 五十肩

はき 20-61 手術の麻酔で使用されない神経ブロックはどれか。

1. 星状神経節ブロック

2. 腕神経叢ブロック

3. 硬膜外ブロック

4. 指神経ブロック

はき 4-68 骨髄移植の適応となる疾患はどれか。

1. 悪性貧血

2. 白血病

3. 血友病

4. エイズ

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第 12 章 臨床心理

1. 患者の心理

2. 心理学的検査・評価法

3. カウンセリング

4. その他の療法

はき 5-66 神経症はどれか。

1. 心気症

2. 狭心症

3. 過換気症候群

4. 十二指腸潰瘍

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第 00 章 複合問題

【解剖学 生理学】

はき 13-61 良肢位で誤っているのはどれか。

1. 肘関節屈曲 90 度

2. 手関節伸展(背屈)10 度

3. 膝関節伸展 0 度

4. 足関節屈曲(底屈)10 度

はき 1-61 外転運動で正しいのはどれか。

1. 足部を外側方に屈曲する運動

2. 肩関節で上肢を正中線から側方に挙げる運動

3. 膝関節を伸展させる運動

4. 手部を背側方に向ける運動

はき 1-62 多関節筋はどれか。

1. 上腕筋

2. 大殿筋

3. 外側広筋

4. 大腿二頭筋

はき 10-63 股関節の運動方向でないのはどれか。

1. 屈曲

2. 伸展

3. 回内

4. 外旋

はき 11-62 手関節の運動方向に含まれないのはどれか。

1. 屈 曲

2. 伸 展

3. 回 内

4. 橈 屈

はき 6-58 眼球運動に関与しない神経はどれか。

1. 視神経

2. 動眼神経

3. 滑車神経

4. 外転神経

はき 2-64 臍部の皮膚知覚の支配神経はどれか。

1. 第 7 胸神経

2. 第 10 胸神経

3. 第 1 腰神経

4. 第 5 腰神経

【捻挫・脱臼・骨折】

はき 8-62 脱臼直後の処置として適切でないのはどれか。

1. 整復

2. 固定

3. 冷却

4. 関節穿刺

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【疾患】

はき21-57 頸椎症性脊髄症について誤っている記述はどれか。

1. 痙性歩行がみられる。

2. 手指巧緻運動障害を認める。

3. 手内在筋の萎縮を認める。

4. 深部腱反射が滅弱する。

はき 12-63 熱射病の症状で誤っているのはどれか。

1. 呼吸促迫

2. 意識清明

3. 皮膚乾燥

4. 体温上昇

はき 10-64 腰部脊柱管狭窄症にみられるのはどれか。

1. 間欠跛行

2. 麻痺性跛行

3. 失調性跛行

4. 墜落跛行

はき 10-67 ネフローゼ症候群にみられないのはどれか。

1. 高度の蛋白尿

2. 高度白血病

3. 高脂血症

4. 浮腫

はき 12-65 原発性骨粗鬆症で誤っている記述はどれか。

1. 閉経後の女性に多い。

2. 椎体の圧迫骨折が多い。

3. 血中カルシウム値は低下する。

4. 骨の化学的成分は正常である。

はき 8-63 骨粗鬆症で骨折しにくい部位はどれか。

1. 脊椎椎体

2. 頭蓋骨

3. 大腿骨頸部

4. 橈骨遠位端

はき 14-64 自己免疫疾患はどれか。

1. 尿崩症

2. 先端肥大症

3. バセドウ病

4. クッシング症候群

はき 15-52 尿路結石がみられないのはどれか。

1. 原発性副甲状腺機能亢進症

2. ビタミンD過剰症

3. 痛風

4. アジソン病

はき 18-62 認知症の初期症状として人格障害が特徴的なのはどれか。

1. アルツハイマー病

2. レビー小体型認知症

3. 脳血管性認知症

4. ピック病

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【疾患】

はき 19-52 変形性関節症の症状でみられないのはどれか。

1. 運動時痛

2. 歩行異常

3. 筋力低下

4. 関節硬直

はき 23-55 胆嚢癌について正しいのはどれか。

1. 女性に多い。

2. 胆石の合併は少ない。

3. 左季肋部痛が多い。

4. AFP の上昇がみられる。

はき 14-55 関節リウマチで見られないのはどれか。

1. スワンネック変形

2. ボタン穴変形

3. 尺側偏位

4. くも状指

【その他】

はき 14-64 自己免疫疾患はどれか。

1. 尿崩症

2. 先端肥大症

3. バセドウ病

4. クッシング症候群

はき 13-59 発生頻度に著明な性差がみられないのはどれか。

1. 先天性股関節脱臼

2. ペルテス病

3. 特発性側弯症

4. 先天性筋性斜頸

【その他】

はき 11-59 次の文で示すで患者で最も考えられる疾患はどれか。

「56 歳の女性。2 か月で 5kg の体重増加。体温が低く、寒さに敏感となってきた。」

1. 甲状腺機能低下症

2. クッシング症候群

3. 2 型糖尿病

4. 先端肥大症

はき 12-61 鍼治療後 24 時間で刺鍼部位小膿疱がみられた。最も考えられるのはどれか。

1. 全身性エリテマトーデス

2. 全身性皮膚硬化症

3. 関節リウマチ

4. ベーチェット病

はき 17-59 先天性心疾患でチアノーゼをきたしやすいのはどれか。

1. ファロー四徴症

2. 心房中隔欠損症

3. 心室中隔欠損症

4. 大動脈狭窄症

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【その他】

はき 5-59 低タンパク血症を特徴とする疾患はどれか。

1. クインケ浮腫

2. うっ血性心不全

3. ネフローゼ症候群

4. 慢性糸球体腎炎

はき 20-56 低カリウム血症がみられるのはどれか。

1. 橋本病

2. アジソン病

3. クッシング症候群

4. 褐色細胞腫

はき 12-57 テタニーをきたさないのはどれか。

1. 過換気症候群

2. 副甲状腺機能低下症

3. 原発性アルドステロン症

4. アジソン病

はき 5-65 機械的止血法でないのはどれか。

1. 圧迫

2. 結紮

3. 縫合

4. 電気凝固

はき 6-60 自律神経症状はどれか。

1. ラセーグ徴候

2. バビンスキー徴侯

3. ホルネル症候

4. ブラウンセカール症候

はき 9-65 急性炎症の徴候でないのはどれか。

1. 発熱

2. 腫脹

3. 出血

4. 疼痛

【その他】

はき 11-58 疲労の所見でないのはどれか。

1. 注意集中力の低下

2. 倦怠感の自覚

3. 作業能率の低下

4. 反射閾値の低下

はき 14-59 クールボアジェ徴候がみられるのはどれか。

1. 食道癌

2. 胃癌

3. 肝細胞癌

4. 膵頭部癌

はき 14-66 食中毒の原因で致死率が最も高いのはどれか。

1. ボツリヌス菌

2. サルモネラ菌

3. 腸炎ビブリオ

4. 黄色ブドウ球菌

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【その他】

はき 17-60 食中毒の原因菌で激しい下痢を主症状としないのはどれか。

1. 腸炎ビブリオ

2. ボツリヌス菌

3. サルモネラ属

4. ブドウ球菌

はき 16-59 死の三徴候に含まれないのはどれか。

1. 体温低下

2. 呼吸停止

3. 対光反射消失

4. 心停止

はき 16-61 閉経後に悪化するのはどれか。

1. 子宮筋腫

2. 関節リウマチ

3. 気管支喘息

4. 骨粗鬆症

はき 18-57 悪液質でみられないのはどれか。

1. るいそう

2. 皮膚の乾燥・弛緩

3. 仮面様顔貌

4. 眼窩・頬のくぼみ

はき 11-61 運動時血流が最も減少するのはどれか。

1. 皮 膚

2. 腸 管

3. 筋 肉

4. 脳

はき 22-58 鉛管現象と関係が深いのはどれか。

1. 錐体路

2. 脊髄後索

3. 大脳基底核

4. 小 脳

【組合せ問題】

はき 12-67 疾患と臨床所見との組合せで誤っているのはどれか。

1. 狭心症 - 胸痛は 30 分以上持続

2. 解離性大動脈瘤 - 背部の激痛

3. 自然気胸 - 呼吸困難

4. 気管支拡張症 - 血 痰

はき 13-62 動脈疾患について誤っている組合せはどれか。

1. 閉塞性動脈硬化症 — 虚血性潰瘍

2. 解離性大動脈瘤 — 背部痛

3. 大動脈炎症候群 — 橈骨動脈拍動減弱

4. レイノー病 — 間欠跛行

はき 14-57 循環器疾患と臨床所見との組み合わせで誤っているのはどれか。

1. 左心不全 - 肝腫大

2. 右心不全 - 下腿浮腫

3. 心臓喘息 - 夜間呼吸困難

4. 心タンポナーデ - 血圧低下

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【組合せ問題】

はき 14-67 疾患と原因との組み合わせで正しいのはどれか。

1. マロリー・ワイス症候群 - 喫 煙

2. 潰瘍性大腸炎 - ヘリコバクター・ピロリ菌

3. 過敏性腸症候群 - 免疫異常

4. ポイツ・イェガース症候群 - 遺 伝

はき 16-52 疾患と痛みの放散部位との組合せで正しいのはどれか。

1. 胆 石 — 左上肢

2. 胃潰瘍 — 鼡径部

3. 急性膵炎 — 左肩

4. 尿管結石 — 心窩部

はき 19-57 疾病と身体所見との組合せで誤っているのはどれか。

1. クッシング症候群 — 白色皮膚線条

2. プランマー病 — 甲状腺腫

3. クレチン症 — 低身長

4. 先端巨大症 — 下顎突出

はき 5-62 スポーツ障害と障害部位との組合せで適切でないのはどれか。

1. 野球肘 — 上腕骨内側上顆骨端線

2. 野球肩 — 肩鎖関節

3. ジャンパー膝 — 膝蓋靭帯

4. 疲労骨折 — 脛骨骨幹部

はき 9-64 誤っている組合せはどれか。

1. テニス肘 — 上腕骨外側上顆炎

2. 野球肘 — 離断性骨軟骨炎

3. ジャンパー膝 — 膝蓋靱帯炎

4. 平泳ぎ膝 — 外側側副靱帯炎

はき 18-55 発育期に多いスポーツ障害として適切でないのはどれか。

1. 腰椎分離症

2. オスグッド病

3. アキレス腱断裂

4. 踵骨骨端症

【その他 25】

はき 25-49 多毛症がみられるのはどれか。

1. クッシング症候群

2. ターナー症候群

3. 甲状腺機能低下症

4. クラインフェルター症候群

はき 25-53 肝硬変の所見でないのはどれか

1. クモ状血管腫

2. 眼球突出

3. 女性化乳房

4. 手掌紅斑

Page 43: 第1章 診察の概要 第2章 診察の方法 · 2020. 2. 7. · 第1章 診察の概要 3. 関連用語の理解 【他覚所見】 第2章 診察の方法 1. 医療面接(問診)

はき国試【臨床医学総論】単元別

43

【その他 25】

はき 25-55 脛骨跳躍型疲労骨折の好発部位で正しいのはどれか。

1. 脛骨骨端部

2. 脛骨上 1/3

3. 脛骨中 1/3

4. 脛骨下 1/3

はき 25-56 ピロリン酸カルシウムが原因であるのはどれか。

1. 偽痛風

2. 関節リウマチ

3. 肩関節周囲炎

4. 変形性股関節症