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第 3 回多良間村観光協会法人化準備委員会
議事録
【実施日時】2020年 3月 19日(木) 17:00-19:15
【開催場所】多良間村役場(2階会議室)
【出 席 者】(敬称略)
<準備委員会出席者>…計 12名
富盛玄三、知念正勝、豊見山正、新里勝美、栁岡秀二郎、湧川農、黒澤秀男、
長浜隆夫、来間玄次、清村賢一、翁長艶子、仲宗根春光
<欠席者>…計 2名
大浜敏幸、本村雅則
<事務局>…計 2名
多良間村:藤松英子
ライヴス:幸喜新
<委員長・議長>多良間村:清村課長
それでは、委員会を進めます。
令和元年度多良間村観光協会法人化準備委員会を次第に沿って進めていきま
す。次第は議事 1から 5までとなっています。
それでは、第 2 回準備委員会の振り返りを、株式会社ライヴスの幸喜さんか
らお願いします。
(議事1.第2回準備委員会の振り返り)
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
皆様こんにちは。株式会社ライヴスの幸喜です。どうぞ、よろしくお願いい
たします。着座にて説明させていただきますが、ご了承をお願いいたします。
第 2回準備委員会の振り返りになりますが、1月中旬に第 2回準備委員会を行
いました。その中で、定款案、事業計画、組織・体制などについて話し合いま
した。それを踏まえて、今日は定款案の最終確認をさせていただきたいと思っ
ております。
それから、第 2 回委員会では、視察先の選定、ワークショップや住民説明会
を行うことについて確認をさせていただきました。そして 2 月には、ワーク
ショップ、住民説明会、講演会などをさせていただきました。それを踏まえた
報告については、後程またあるかと思います。
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<委員長・議長>多良間村:清村課長
ありがとうございます。
(設置要綱の変更について)
<委員長・議長>多良間村:清村課長
それでは、議事の第 2 に進む前に、この委員会の設置要綱の変更案について
ご確認をいただきたいと思います。
変更点としましては、資料「多良間村観光協会法人化準備委員会設置要綱(変
更案)」の黄色の箇所を追加いたしました。(第7条2項“視察時における報酬
は、外部委員・村内委員に関わらず、1日 10,000円とする。”)
変更理由についてですが、まず、この委員会の報酬については、基本的に多
良間村内で会議を開催することになっていましたので、外部委員の報酬と村内
委員の報酬を要項第7条にて、村内委員は 1回 1,500円、外部委員は 1回 10,000
円と規定しておりました。
この金額は、外部委員は 1泊 2日など時間を調整して来るので、1万円位が妥当
ではないかと考えました。そして、村内の委員については、会議の時間だけ自
分の時間を調整して会議に参加していただけるので、村の規定を元にこの金額
を適用していました。
しかし、先日行われた視察には、どの委員も 2 泊 3 日掛かったので、村内委
員の報酬を考慮するべきものと考え、外部委員、村内委員にかかわらず、1日 1
万円とすることを案としております。
この報酬は、村から株式会社ライヴスさんへの委託額の中から支払います。
問題がないようでしたら、この変更案を元に精算を行いますので、こちらで
宜しいかご確認をいただきたいと思います。
<全委員>
承認。
(議事2.第2回準備委員会の意見を反映した定款案、事業計画案等の説明)
<委員長・議長>多良間村:清村課長
それでは議事の第 2、第 2回準備委員会の意見を反映した定款案、事業計画案
等の説明に進みます。
ご説明をお願いしたいと思います。
(今日の主題について)
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
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今後のスケジュールとしましては、定款の登記申請をしていくことになります
ので、今日は皆様にご議論していただくことになります。
先日、宮古島市の司法書士の砂川先生にお会いして、登記申請の段取りをし
てきました。それを踏まえて、例えば 3 月下旬に設立時の社員総会を開き、設
立時の理事、代表理事を決めていただいて、4月 1日には登記申請をしていく流
れで考えております。4月 1日の登記申請に持っていけるのであれば、すぐに法
人としての活動ができるという状況です。
ただ、司法書士の先生がおっしゃるには、4月 1日に間に合わなければ、5月
にずれ込む可能性があるとのことです。このため、今日は、定款の内容につい
て十分に議論をさせていただきたいと思っております。
こちらのスケジュールについては、後程、皆様とご確認しながら、また現行
の観光協会とも意見交換しながら、進めさせていただきたいと考えております。
これまで、第 1 回、第 2 回の準備委員会の中で議論してきたものを、今日は
最終的に確認をさせていただき、今後の設立理事会、設立総会に向けてこの定
款を提案していきたいと思っております。
先日、砂川先生にお会いしたときに、今の段階でも登記は可能だとも仰って
いました。あとは、設立時の社員、理事、代表理事の名前を入れていただいた
段階で、書類が整えば法務局に申請ができるという流れになっております。
(第2回準備委員会の意見を反映した定款案の説明)
第 1 回、第 2 回の委員の皆様からのご意見を反映させた形で、この定款案を
作らせていただきました(資料:「一般社団法人 多良間村ふしゃぬふ観光協会
定款(案)」)。2 ページ目からの黄色く塗られた箇所が、前回の意見を反映させ
た箇所となっております。
・第 1条(名称):
前回は「ふしゃぬふ観光協会」としていましたが、委員会の中で「多良間村
を入れるべきであろう」というご意見がありましたので、今回は「多良間村ふ
しゃぬふ観光協会」としております。また、それに呼応する形で2項の英語表
記の名称に「Tarama Village」を追記しております。
・第 3条(目的):
今日、十分に議論していただきたい箇所となります。準備委員会では、文章
での具体的な表現ができていなかったという反省があります。昨日、現行の観
光協会の理事会が開催された中でも、色々とご議論されたということをお聞き
しております。
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「目的」については、別紙で 1枚、代替案を用意させていただきましたので、
あとでご説明させていただきます。
・第 4条(事業):
18番の「美化緑化事業に関すること」を追記しております。
21 番の「キャリア教育」について理事会から提案したいとのことで記載して
おります。
・第 5条(会員の種別等):
誤字・脱字、文章の表現を整理したものとなっています。
・第 13条(権限):
前回の第 2回委員会でご指摘があった箇所になります。こちらは 10ページ目
(第 39条)と同じような内容になりますが、ここでの記載内容は「総会」で事
業計画等を承認してもらうものになります。したがって、事業が始まる前の総
会に係ることとして、記載されています。
・第 39条(事業計画及び収支予算):
第 39条の 5番につきましては、決算、収支等について、年度が終わるときに
関係書類の証憑類も揃えて承認をもらうようにとの表現になっています。これ
が好ましいと、砂川先生からもアドバイスをいただいております。他の観光協
会の資料を見ますと、こういった表現がほとんどの観光協会で使われておりま
すので、これらを採用させていただけないかとご提案させていただきます。
・第 24条・第 46条・第 51条・定款末尾:
それぞれ誤字・脱字の修正を行っております。
・第 3条(目的)の変更案について:
別紙の 1枚の資料((変更案))をご覧いただけますでしょうか。昨日の夕方、
現行の観光協会の理事会があり、その中で、定款案の「目的」についてのご提
案がありました。
変更案としまして、
「第 3 条 当法人は、島の先達から連綿と受け継がれてきた、情にあふれ温
もりのある交流を表す、ふしゃぬふを礎に、生活の営みにより形成された多良
間村の景観や地域の伝統文化を守り、これらを活用することで観光的付加価値
を高め、地域資源の保護と地域の持続可能な発展に寄与することを目的とする」
という変更案のご提案がございます。
こちらについて、今日、ご議論いただければと思っております。
ご参考資料として、「ふしゃぬふ」とはどういう意味かというところの資料を
つけておりますので合わせてご参照ください(たらまふつ辞典 P247)。こちら
を「目的」に引用させていただいております。
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あとは、これまでの資料とほぼ一緒ですが、こちらのA4サイズ1枚の資料(「法
人組織と任意組織の目的及び事業等の比較」)は、現行の観光協会のものと法人
の観光協会の比較をしたものになりますので、ご参考にしてください。
以上となります。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
ご説明ありがとうございます。
それでは、前回の議論を反映させた修正箇所、特に第 3 条の「目的」につい
て皆様のご意見を伺いたいと思います。先程、読み上げた中の文章について、
ご意見があればお願いいたします。
(定款 第 3条「目的」について)
第 3 条の「目的」について、もし皆様のご意見がなければ、これで決めたい
のですが如何でしょうか。もう一度読み上げます。(第 3条 以下読み上げ)
前回までのものと比較してどうかということで、ご提案をしております。
「ふしゃぬふ」の方言辞典の意味合いも参考になさりつつ、見ていただきた
いと思います。如何でしょうか。
<来間委員>
交流というのが気になります。我々が使っている「ふしゃぬふ」は交流では
ないような気がしますが、如何でしょうか。
<富盛委員>
方言辞典には交流ということが入っています。
<豊見山委員>
それは方言辞典を編纂した人の考えではないかと思います。これが絶対とい
うものではないと思います。
<富盛委員>
結果としては交流ではないでしょうか。
<豊見山委員>
結果として交流にはなるが、「ふしゃぬふ」そのものは交流という意味ではな
いと思います。
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<来間委員>
交流するためではないということですね。
「情にあふれ温もりをあらわす」、これは良いと思います。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
今、ご意見が出ております。『情にあふれ温もりをあらわす「ふしゃぬふ」を
礎に』とするとのご意見です。
<豊見山委員>
おそらく、交流と入れているのは、観光協会だからでしょう。
交流人口、交流するための観光、観光は普通に交流なので、だから交流とい
う文言を入れたのだろうと思います。
しかし、一般的に我々がやっているのは「集い」です。ただ、集った中で交
流が生まれるのかも分かりませんが。
<来間委員>
「ふしゃぬふ」は交流ではないですよね。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
事務局のほうで最初の案を作った際に、ふしゃぬふという意味合いを盛り込
みたいということで、辞典の中から引用しました。
それで、辞典の中の交流という文言が出てきたのですが、この交流という文
言がなくても前部分でふしゃぬふの意味を表しているのであれば、交流を削除
しても良いのではないかというのが来間委員のご意見だと思います。
<豊見山委員>
交流の代わりに「集い」が良いのではないかと思います。
<来間委員>
「ふしゃぬふ」は「喜びも悲しみも和気藹藹」と、歌の中では分かりやすく
なるのですが、定款の中ではこういう表現はおかしいですし、相応しくない表
現だと思います。
ですので、今の「情にあふれ温もりをあらわすふしゃぬふ」で良いと思いま
す。
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<黒澤委員>
交流を外して「ふしゃぬふ」という言葉の意味が通じれば良いのでしょうが、
私は方言が分からないので多良間の皆さんのほうが良く分かるのだと思います。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
如何でしょうか。交流という文言はなくても良いのではないかというご意見
が、来間委員から出ております。交流を入れなくても、ふしゃぬふの意味を表
しているというご意見です。
<来間委員>
それもありますが、今、豊見山委員からもありましたように、そのあとでの
交流がありますので、ふしゃぬふのあとに交流を付けたら如何でしょうか。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
ここで一旦休憩といたします。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
それでは、再開いたします。
第 3条の変更に関し、最終案を読み上げます。『当法人は島の先達から連綿と
受け継がれてきた、情にあふれ、温もりのある「ふしゃぬふ」の心を礎に、生
活の営みにより形成された多良間村の景観や地域の伝統文化を守り、これらを
活用することで観光的付加価値を高め、地域資源の保護と地域の持続可能な発
展に寄与することを目的とする』ということで、よろしいでしょうか。
<全委員>
承認。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
それでは、第 3 条につきましては、根幹を成す一番大事な部分でしたので、
時間を掛けて良い形ができたと思います。
それでは、先程、事務局幸喜さんから、定款案について黄色い部分が修正点
であることをご説明頂きました。全体の説明は済んでいますので、何か気にな
るところがあれば、ご指摘ください。
<委員>
観光的付加価値とは何でしょうか。
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<委員長・議長>多良間村:清村課長
観光的付加価値について、皆さんはどのような印象を持たれますか。
付加価値を付けることによって、観光に活かされていくということではない
でしょうか。
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
こちらの文章については、「日本で最も美しい村」の理念が含まれています。
「美しい村」の理念については、おそらく、地域資源として持っているもの
に磨きをかけて、ブランディングをして観光に寄与していくという考え方があ
るのではないかと思います。
そういう意味合いで、観光的付加価値ということになるのではないかと思い
ます。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
来間委員、よろしいでしょうか。
<来間委員>
はい。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
ありがとうございました。
では、他に全体を通してでも、何かございませんか。
(定款 第 4条「事業」について)
<委員長・議長>多良間村:清村課長
なければ、私から一つよろしいでしょうか。大きなことかもしれませんが、3
ページの第 4条 21号と関係があります。
「キャリア教育に関すること」という事業名、これが入った理由としては、
前に提案のあった、理事に中学生を入れたらどうかということがあったかと思
います。
司法書士の先生に相談をした結果、未成年が正式な理事になることについて
は、色々な縛りが出てくるということがありました。そこで、定款の中には、
中学生が理事になるという文言は入れていません。
その代わり、観光協会の事業として、キャリア教育にも関わっていくという
意味合いを含め、この 21号を付け加えています。中学生の理事については別の
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形で、例えば会議規則や理事会規則に持っていくということで、この定款の中
ではもう謳っていないという説明になります。
<長浜委員>
第 4条は 28項目ありますが、多すぎるということはありませんか。
NPOをやっていますが、定款の変更には相当時間が掛かるので、最初から変
更がないようにカバーしておいたほうが良いです。
<黒澤委員>
やれそうな可能性のあるものはすべて書いておいて、それ以外は、その他関
係することと締め括ったほうが良いです。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
よろしいでしょうか。定款に関して何もなければ、進めていきます。
<豊見山委員>
今、話されていた、その他のことについては如何なっていますか。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
事務局幸喜さんお願いします。
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
今、ご議論がありました件につきましては、なるべく新規で出てくるような
事業が包含されるような表現にしています。
最後の 28 号の後段で、「その他」という部分にすべてが含まれていて、全部
を拾うという考え方になります。
ただ、例えばMICEや SDGsなどという言葉は、今後、色々な形での新しい
取り組みが国際的にもまた国内でもあるだろうと思います。そういうときには、
改めてタイミングを見て、定款の中に入れるかどうかを検討し、理事会や総会
の中で議論していくことはあり得るだろうと思います。
ただし、「その他」の部分で拾うことができるという考え方で、よろしいかと
思います。
<来間委員>
それでは、新しい事業メニューが増えても、この 28条号の中に入っていると
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言えるわけですね。
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
そうです。
(定款 第 22条「役員の配置」について)
<委員長・議長>多良間村:清村課長
それでは続きまして、7ページの第 22条の(1)理事の人数についてです。
理事は 3 名以上 9 名以内としていたところ、昨日、現行の観光協会の理事会
において、上限はもう少し増やして、11 名以内としては如何かという意見があ
りました。
これは、今後、会が発展して理事の最大人数を増やそうとしたときに、また
定款を変更しないといけない状況が起きないようにと考えたものです。
今で最大人数を増やしておいて、少ない人数からスタートしても良いのでな
いかということですが、如何でしょうか。
<全委員>
異議なし。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
皆様、ありがとうございます。他に如何でしょうか。なければ、先に進めて
もよろしいでしょうか。
<全委員>
了承。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
次は、法人組織と任意組織の目的及び事業等の比較(資料:「法人組織と任意組
織の目的及び事業等の比較」)ということですが、こちらについてはよろしいで
しょうか。
(理事数の数え方の確認)
<黒澤委員>
確認してもよろしいでしょうか。資料の 2 枚目の裏の役員についてです。先
程の理事の人数の件により、3 名以上 11 名以内とするということですが、9 名
に会長と副会長 2名が入ると 12名になるのではないのかと思いますが。
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<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
この 11名の中から会長・副会長を選定していくという流れになります。
<黒澤委員>
全体 11名の中から、会長 1名、副会長 2名を選任するということですね。確
認でした。ありがとうございます。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
では、他に如何でしょうか。
(入会金と会費について)
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
先程の定款と規定に若干、関わってくることですが、入会金と会費について
のご検討をお願いしたいと思います。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
はい。では、「入会金と会費規定案」についてご議論をしていただきたいと思
います。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
では、黄色い部分が、前回の意見を反映して修正されたところになります。
資料裏面の、入会金、正会員、賛助会員、協力会員、会費 5,000 円または 10,000
円とありますが、これをどう考えるかというところです。
ひとつ昨日あった議論を、私のほうから説明してもよろしいでしょうか。
正会員については、個人で入る場合と組織・団体で入る場合があります。そ
の際に、個人で入る場合と組織・団体で入る場合との会費に違いがあるのかと
いうと、総会の際の票は個人でも組織・団体でも同じ 1 票だとしたら、会費は
一律にしたほうが良いのではないかという意見がありました。
それを踏まえて、現在の会費は 5,000 円ですが、法人化するに当たって、い
くらにしたほうが良いのか皆様のご意見をいただきたいと思います。
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
少し説明させていただいても、よろしいでしょうか。
現行の観光協会の会費は、先程、委員長から説明がありましたとおり、お一
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人 5,000円となっています。会員が約 13~15名いらっしゃいます。単純に掛け
算すると約 6~7万円の会費収入です。
それを、法人化するに当たって、会費を 10,000円にした場合の収支予算書案
を作成しておりますので、お手元の資料をご覧になっていただけますでしょう
か。収入の部のほうです。
事務局としての提案なのですが、例えば、事業計画の総額の予算からすると、
現在の会費収入約 6~7万円では、やはり活動の範囲が狭まるのではないかと考
えられます。
それで、例えば、会費を 10,000 円、賛助会員会費 30,000 円、協力会員会費
を 3,000 円とすると、約 220,000 円の会費収入となります。また、入会金も 1
度限りではありますが、約 100,000 円が見込めます。具体的な数字を入れて考
えますと、毎年の収入は 20万円余りになるのではないかというところになりま
す。ご参考にしていただければと思います。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
これまでの任意団体の会費としては、全体で6~7万程だったということです。
そして、法人化して全体の予算も大きくなる中では、会費収入もこれくらい見
込んだほうが良いのではないかという意味での説明でした。
会費を 10,000円程度にしたほうが良いのではないかという幸喜さんからのご
説明でしたが、如何でしょうか。ご意見があれば、お願いします。
<長浜委員>
賛助会員は、今は何社ありますか。
<事務局>多良間村:藤松
今は 3社です。
<長浜委員>
今まで変わらないメンバーですが、新しいメンバーにも入ってもらわないと
いけないと思います。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
それでは、一旦休憩します。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
それでは、再開いたします。
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会費、入会金の額を決めたいと思いますので、よろしくお願いします。
まず、正会員の入会金 5,000円、会費 10,000円ということで、如何でしょう
か。
やはり、任意団体のときより少しハードルが上がる形にはなるのですが、しっ
かりとした会にしていくという説明があったかと思います。
初年度は入会金と会費を併せて 15,000 円が掛かるということです。
<長浜委員>
この会費の額というのは、どこかを参考にしたのでしょうか。
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
第 1 回目、第 2 回目の委員会で、県内のたくさんある観光協会の会費につい
て資料を配らせていただきました。この観光協会のものを参考にしています。
<長浜委員>
例えば、どこのモデルのどれというのはありますか。
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
例えば、直近のものですと、渡嘉敷村観光協会の会費が 10,000 円です。
それから、うるま市観光物産協会、北谷町観光協会、南風原町観光協会も同
じく 10,000 円となっています。
あと、恩納村は規模で分けているのですが、客室数が多いホテルやゴルフ場
は年会費 100,000 円、村内の事業所で宿泊業や観光施設は 50,000円としている
ところもあります。
大体は 5,000円~10,000円といったところですが、糸満市のような 1口 5,000
円というところもあります。法人と個人で分けたりはしています。
今回、一番参考にしたのは、直近の渡嘉敷村観光協会のものです。
<長浜委員>
渡嘉敷村の賛助会員の年会費はいくらですか。
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
渡嘉敷の場合は、賛助会員はありません。多良間のものは、現行の特別会員
をスライドした形で、賛助会員としています。
<長浜委員>
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今の特別会員の会費は、いくらですか。
<事務局>多良間村:藤松
特別会員は 20,000 円です。
<長浜委員>
今は何社入っていますか。
<事務局>多良間村:藤松
20,000円で 3社入っています。
<長浜委員>
30,000円はちょっと大きな額だと思います。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
20,000円だと良いですか。
<長浜委員>
そうですね。20,000円だと妥当かなと思います。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
賛助会員について、現行の特別会員をスライドして賛助会員とする案ですが、
年会費は 30,000 円だと高いので 20,000 円でという意見が出ました。
<豊見山委員>
1口 20,000 円としたら良いと思います。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
大体、今の流れでよろしいでしょうか。
確認します。正会員が入会金 5,000円で年会費 10,000円、賛助会員が入会金
10,000 円で年会費 1 口 20,000 円、協力会員が 1 口 3,000 円ということで、如
何でしょうか。
<全委員>
異議なし。
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<委員長・議長>多良間村:清村課長
では、これで金額は決定したいと思います。ありがとうございます。
(設立時理事・監事について)
<委員長・議長>多良間村:清村課長
次の件ですが、設立時理事についてです。これまで、2 回~3 回の議論をし、
6名の方から内諾を得ています。
それから、監事 2名から内諾を得ています。1名は JAの支店長の池村一男さ
んです。そして、当然のことながら行政からも 1 人はいたほうが良いのではな
いかという考えから、財政課長と相談して、村からの補助金を受ける関係から
も、総務課の課長職の方に依頼する方向で話をしております。
現総務課長が今年度末で定年退職のため、新年度に新しく総務課長になる方
を当てたら良いのではないかということで、現総務課長とは話をしております。
役場の中で人事異動の中身が固まれば、村長にもご相談して、ご了解が得ら
れた段階でご依頼したいと考えています。
行政から 1名、民間の団体 JAから 1名ということで、監事を依頼していきた
いというのが事務局案です。
<長浜委員>
役場の職員が、民間の組織の役員になるのは問題ないでしょうか。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
そういった法的なことも含めて、確認するようにいたします。内々ではそう
いう話をしてきたという話です。
それから、法務局に登記するときには、設立時理事が 3 名以上いなければい
けません。
監事は 1 名以上いなければ登記できないということになっています。監事に
ついては、1名はきちんと決まるというところです。
理事については、3名以上でスタートしなければならないのですが、今までの
流れで 6名から内諾を得ているというところでの提案となっています。
<来間委員>
理事には女性が入っていますか。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
女性にも当たっていて、あとワンプッシュといったところです。
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設立には間に合わないのですが、4月の会員総会に間に合えば、そのときにと
いう流れになっています。
設立時理事についての説明は、私からは以上となります。何かご意見を頂戴
できればと思います。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
一旦、休憩します。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
それでは、再開いたします。
設立時理事と監事については、提案のとおりで進めてさせていただきたいと
思います。
行政職が入ることについては、法的なところを確認させていただきますが、
すぐ報告できることがあれば、事務局からお願いします。
<事務局>多良間村:藤松
司法書士の砂川先生に電話で確認致しましたところ、先程の役場職員が監事
になる件ですが、特に法律上の問題はないそうです。
多良間村として、収益を上げる法人の役員に就くことが、多良間村の規定と
して何もなければ、問題はないとのことでした。
<長浜委員>
私が聞いているのはその規定のことです。
多良間村の役場の規定に触れないかということです。
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
村の規定については役場内で確認していただけないでしょうか。
渡嘉敷村観光協会の場合は、監事に役場の財政課の会計担当の方が入ってい
たという経緯もございます。
渡嘉敷の場合は問題がなかったのですが、多良間村でも確認をいただければ
と思います。
<来間委員>
民宿がたくさんあるので、理事には民宿の経営者の方も入れたほうが良いと
思います。
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<委員長・議長>多良間村:清村課長
現行の観光協会の理事会では、人選に当たって、女性を含め 15名程の方のお
名前が上がりました。
その中から 11 名の枠を考えて、6 名から内諾を得るためにアプローチをしま
した。現段階では、この方々から了解を得ているということです。
これにプラスして、今、仰たような女性や宿泊業の方は、最初の社員総会ま
での間にワンプッシュをして、入れていけたらというところです。
<来間委員>
11名の枠を確保しているというのでしたら、問題ありません。
(議事3.事業計画案等の再検討、意見聴取、最終確認)
<委員長・議長>多良間村:清村課長
他にご意見はございませんか。なければ、次に進ませていただきます。
議事の 3 番目の「定款案、事業計画案の再検討」についてです。事業計画の
最終案、予算案も入っていますので、説明できる範囲でお願いしたいと思いま
す。
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
はい。では、よろしいでしょうか。
前回の第 2回委員会での、こちらの A4横の資料、組織図案をベースにしなが
ら、今後の計画を進めていきたいと考えております。この計画にぶら下がる形
で、予算、歳入、支出という流れになっていきますので、ご理解いただきたい
と思います。
事業計画の案につきましては、前回第 2 回目に提案させていただいたものか
ら、事務局、観光振興課のほうで、この組織体制、人員体制をベースに考えな
がら精査していただいたものとなっております。できるものと、今後の体制が
整ったらやれるものと前提に考えて、精査していただいております。
事務の運営としていくつか挙げられておりますが、まずは組織の立ち上げを
していくということと、大きく関わってくることとしましては、拠点施設がで
きているので拠点施設の運営をやりましょうということ、そして土産品の販売
などに取り組みましょうということ、そして会員の募集・情報交換などをやり
ましょうということになります。また、役員・理事会の運営を図りながら、組
織の体制を整えていきましょうということになります。こういったものが事務
の運営となります。
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二つ目は、イベントの受託・運営です。これまで取り組んでいます海の日ハー
リー大会、ピンダアース大会の運営をやりましょうということになっています。
それから指定管理につきましては、拠点施設の中での観光案内や総合窓口の業
務ですとか、それから特産品ですとかグッズの販売などをやっていきましょう
ということになっております。
裏の 2 ページ目をご覧ください。現行の観光協会は役場の中にありますが、
今後は役場の外に出て法人としての活動をしていきますので、役場との連携や
村内の関係企業との連携も図っていきましょうということになっております。
また、県や国などの色々な関係団体との連携を図りましょうということになり
ます。特に今年の 10 月に、ツーリズムエキスポ・ジャパン 2020 が宜野湾市の
コンベンションセンターで開かれる予定です。そういったところにも出展を
図っていきましょうということになります。
あとは、先日の国頭村の視察でも参考になった部分があるかと思いますが、
法人設立から 3 年間は組織を動かす人材の育成に力を入れてきたというお話が
ありました。そういった意味で、組織の人材の育成・研修などもやっていきま
しょうということが事業計画になります。
そして、この事業計画の案をベースに、こちらの収支予算として村からの補
助金や指定管理料を含めると、総額で約 1,900 万あまり、ほぼ 2,000 万円に近
い額の事業費となります。経常収入として、会費・入会金などが含まれるとい
うことと、これまでにもやっているキャラクターの商品販売、それから受託す
る事業としてのハーリー大会とピンダアース大会、そして村のほうから、観光
客の混在率の調査業務を最初の年度にやりましょうということで、今、相談を
しているところのようです。それから指定管理料があります。
あとは、寄付金ですとか雑収入がありますが、これらは費目存置的なところ
で位置付けております。今後、現行の協会の解散などもありますので、そういっ
たものを見据えながら項目として上げさせていただいております。
そして、この収入に合わせての支出、歳出の部分となります。今、村の予算、
補助金の内示が出ている部分を大きく振り分けていただいているものになりま
す。基本的には職員の給与です。事務局長、パートを含めての職員給与、それ
から役員報酬などが含まれていることになります。合算しますと、おおよそ
1,900万円、先程申し上げた 2,000万円近くになります。
年度途中に助成金ですとか補助事業などがあれば、体制の状況を見てエント
リーしていくということも、前回の第 2 回目の委員会でも確認はされているこ
とと思います。適宜、対応していくということになります。
事業計画案、予算案については、以上となります。
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<委員長・議長>多良間村:清村課長
ありがとうございます。
私のほうからも説明したいことがあります。人件費ですが、ベースになって
いるところの考え方についてです。
金額も大きいので、誤解を受けないようにということで説明いたします。
人件費の①、②、③、パートとありますが、①は事務局長ということで役場
の係長から課長補佐クラスの金額をベースに持ってきております。ただ、どう
いった人を採用するにしても試用期間はあるかと思いますので、採用する際に
は、試用期間 6ヶ月間は 0.8掛けで支給するというふうに考えています。
次に販売主任、これはお土産品店の取締りというか全体を見ていただくとい
うことで、役場の主任から係長クラスになる金額をベースにしています。
そしてイベント係、これはイベントのピンダアース大会やハーリー大会を背
負っていただくということで、こちらも主任クラス以上ということでやってい
ます。
これは賞与や福利厚生費にもつながっていきますが、必ずこれ以上支給する
ということではありません。あくまでも能力のある人、経歴も含めてそういっ
た人に来てもらうために公募をしないといけないので、これ以上の給与はあり
ますということにしています。
公募をしないことには人材は集まらないと想定して、こういった金額設定を
しております。最終的には、どのような経歴があるのかということを踏まえて、
給与を決定していくものだと思います。こういった人たちに来てほしいという
要望を込めたものでもあります。私からの説明は以上です。
初年度の事業計画と歳入・歳出予算に関してはまだ決まっていない部分も
少々あるかとは思いますが、こういった形でやっていきたいというところです。
細かいところでのミスがあれば、また調整する部分があるかとは思いますが、
総会までにはしっかりしたものになっていくと思います。
今日、皆様にお諮りしたいのは、議事の中では「先進地視察と今後の予定」
となっていますが、時間を見て何を優先するかというのを見ていきたいと思い
ます。
それでは、今後のスケジュールのほうを、先に調整していきたいと思います。
法人化までのスケジュールを幸喜さんからお願いします。
(議事5.今後の予定について)
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
A4横のこのスケジュール表を見ていただきたいと思います。
今日 3月 19日が赤で塗っているところで、第 3 回の準備委員会となります。
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今後についてですが、先程のとおりに定款の登記申請を 4 月 1 日と考えた場
合、その前後のスケジュールを確認していきたいと思います。
4月 1日に登記ができるのであれば、来週 23日からは、今日ご確認いただき
ました設立時理事の方々の登記に向けた関係書類、例えば印鑑ですとか諸々の
書類を集めていただき定款を整えて、法務局に一旦見ていただくという流れに
なります。それが来週、再来週 31日までの作業になります。これは砂川先生と
私と事務局、また島の中でも色々とやっていただき、4月 1日に向けて整えてい
きたいと考えております。そうなりますと、設立時の社員または理事の総会を
していただかないといけないことになります。23日から 27日、あるいは 30日
か 31日の間に、関係者の方の間でそれを行えないかと考えております。
<来間委員>
設立時総会ですか。
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
そうです。小ぢんまりとした形で大丈夫らしいです。また、書類でも大丈夫
らしいです。ですので、後程、それについてのご相談をさせていただきたいと
思います。
また、これについては、現行の観光協会の発展的な解散総会をしないといけ
ないことになりますので、それとの兼ね合いも出てきます。現行の観光協会に
つきましては、できましたら来週あたりに開催できないかと思います。こちら
は島の中での行事ですとか、書類の準備も必要となってきますので、そこも見
ながら日程を決めて、年度内には解散総会を開いていただけるような流れにし
たいと考えております。
それを受けて、4月 1日には法務局に、砂川先生が登記申請をするという流れ
にしたいと思います。砂川先生が仰るには、法務局の人員体制ですとか、年度
の変わり目の人事異動などで様々なことが予想されるので、4月 1日には潜り込
ませたいというお話でした。
そうであれば、今日で目的などもご確認いただき、設立時理事もご確認いた
だきましたので、書類をすぐ整えて来週には砂川先生と段取りを踏みたいと思
います。
4月 1日には登記申請に入りますので、そうすると、その日が法人の設立日に
なります。それから 3日程度で登記は完了するとの、砂川先生のお話です。
登記申請した段階から、会員の募集を始めても良いことになります。例えば、
登記申請した日が 1 日であれば 1 日から、2 日であれば 2 日からという流れに
なりますので、それから大体 2 週間くらいは会員の募集期間を設けたほうが良
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いのではないかと考えております。
そうしますと、会員募集の締め切りが約 2週間後の 16日か 17日で締め切り、
その締め切った段階の会員加入したメンバーで、設立の会員総会を開くという
ことになります。ですので、例えば 15 日か 16 日には一旦会員の募集締め切り
をして、16日か 17日あるいは翌週の 21日の週には総会を開いてスタートする
という流れになるかと思います。
それを過ぎてしまいますと、5月連休明けの作業になっていきます。そうする
と、また 5 月末とか 6 月にずれ込む可能性があります。そうなると、指定管理
の契約ですとか様々な業務に影響が出てくる可能性があります。
ですので、できましたら 16 日か 17 日あたりには設立総会が開けるような段
取りで進めさせていただけましたら、事務局も作業がしやすいと考えておりま
す。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
会員の募集というのもありますが、もう一つ大事なのは職員の募集がありま
す。公募です。この会の中で代表理事を決め、先程説明した職員の給与で、職
員の公募をしたいという流れになっています。
一旦、ここで少し休憩いたします。
(議事4.先進地視察の報告について)
<委員長・議長>多良間村:清村課長
では、再開いたします。
今日の議事の1番目から 3 番目と、 5 番目の「今後の予定」についてまで終
わりました。議事の 4 番目の先進地視察については、時間的なものがあります
が、皆様、如何しましょうか。
先進地視察報告というのが、結構ボリュームがあります。これはお目通しと
いうことで、よろしいでしょうか。
<全委員>
了承。
(会費規程について)
<豊見山委員>
その前に、会費規定についてはまだ終わっていないのではないでしょうか。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
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会費規定については、先程お話しましたが。
<豊見山委員>
金額については議論しましたが、それ以外のことはまだです。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
それでは、幸喜さんお願いします。
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
会費規定なのですが、前回の第 2 回の準備委員会の中で、皆様にお配りした
規程集があったかと思います。
これにつきましては、準備委員会の中ではなく、この後の理事会、新しい法
人の理事会で決めていくという流れになっております。定款の中でそう謳われ
ております。参考にしていただきたいということで資料はお配りしていますが、
今は会費規定についての議論は外していただけたらと考えております。
<豊見山委員>
それは良いのですが、第 4 条「賛助会員は前項に規定されている額」と書い
ているが、前項には額が規定されていません。理事会に出されるときには精査
をしてください。
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
はい。中身の議論、修正をしてやっていきます。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
会費規程の中身については、もう少し調整する必要があるかと思います。新
しい法人の設立理事会それとも正式な総会後の理事会ということですが。
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
タイミングはまたご相談させていただきたいと思います。
(観光協会への助成金について)
<湧川委員>
質問よろしいでしょうか。この予算案の行政からの助成金は何年間の予定で
しょうか。
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<委員長・議長>多良間村:清村課長
これは今の時点では、何年間という予定はありません。
<湧川委員>
先程、3年間は人材育成ということでしたが。
これがいつまでも発進ができない状況が続いた場合、例えば 3 年後もまだイ
メージしているとおりのものができていない場合、ずっと行政に甘えるわけに
はいかないと思いますが、そのときには誰がどうやって運営するのでしょうか。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
これはこの議事とは違いますが、これについては視察の中でも参考になるの
がありました。
当然最初は、収入がゼロからのスタートですので、走り出すためにはこれく
らいが必要だろうとのものです。本当はもっと要求するベースはあったのです
が、実質的なものでこれだけで進めていくことになりました。
今後、やっていくに連れて、収入源、自主財源などもこれから作っていくこ
とになると思います。
では、いつまでどれくらいの枠で村から助成するのか、ここでいう助成金と
は 1,050 万 9 千円です。上のほうの受託というのは、役場の施設を管理するた
めの委託料ということで支払います。補助金の 1,050 万 9 千円という額が、い
つまでどれくらいの金額が適当なのかといったときに、ではゼロに持っていく
べきなのかという議論になります。
実は、視察のときにも南城市等で質問してみました。そうしたときに、観光
協会というのはあくまでも公的な意味合いも持っていないといけないと、ただ
のお金儲けのための集団ではないということにおいて、やはり役場から一定の
補助金は出すべきではないかという意見がありました。やはり、そういう意味
合いがないと、ただお金を儲けて自分たちでやっていくためだけであれば、こ
れは会社組織と変わらないということになります。それで、額とかいつまでと
かの目標は、今の時点ではまだ議論には入っていません。一定の額は、村から
の助成を受けながらの運営になるかと思われます。
視察のときにも質問がありました。どのくらいの額なら適当かということで
すが、私達も質問を投げ掛けたときに、全体のうちの何%かとかですが、そう
いった考えで運営している団体がありましたので、そういったものを参考にし
ていけたらと思います。
<長浜委員>
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それについて、私も南城市に質問しました。向こうの考えは、今は半分半分
のところを、最終的には 2対 8までにしたいとのことでした。
<湧川委員>
そうです。甘えてしまわないように。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
今は 1,900万円のうちの半分以上が助成金になっています。
<長浜委員>
1,050万円で 50%、それを切るくらいにはしたいですね。
<湧川委員>
800 万円くらいは自分たちで稼ぐくらいの組織にしないといけないというこ
とです。
<長浜委員>
受託で大きいのは地域拠点施設の受託料で 700 万円くらいですか。大きく入
れ過ぎたかなという気はしますが。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
これは村の施設を、本来であれば村が管理しなければならないものを、観光
協会という団体に、これくらいは掛かるだろうと積算して委託料として委託し
ているものです。
今後、実際はどのくらい掛かるのかと精査していくと、この金額がもう少し
収れんされていくのではないかと思っています。役場としても、この金額がずっ
と続くというわけではありません。もう少し精査していく必要があるのではな
いかと考えます。
<湧川委員>
最初の給与の額なども、何もない状態でこの給与が本当に妥当なのかとも思
います。そうすると、支出はまだ下がるのではないかと思います。何が何だか
分からないところで、20万円も払う必要があるのかとも思います。
<長浜委員>
それを私も南城市に聞いたのですが、採用するのには四苦八苦しているそう
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です。
何年かしたら更新するかどうかで、協会から見たら事業が安定していない。
収入源が安定しないと社員が定着しない。採用したくても社員が集まらないそ
うです。それを考えながら、給与を策定しないといけないです。南城市の役所
と観光協会の平均給与はどちらが高いか聞いたら、役所が高いそうです。
また、役所の議員の皆様は、利益を出していると儲かっているからと予算額を
落としていく。
要するに南城市の事務局長が苦労している。目に見えない苦労をしている。
ただ、面白いのは、国頭は行政上がりの人が観光協会の会長もやり、物産会
社の社長もやっています。副村長だった人が下りてきて、あの会社はおかしい
からやって来いと行かされて、そのまま定着しているそうです。この人の場合
は、議員とのコミュケーションが良くて、文句は出なくなったそうです。こう
いう良いケースもあります。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
これが視察の報告に一部入っています。
<豊見山委員>
伊平屋の観光協会の会長は議会の副議長がやっているが、そういうチェック
する立場の人がなっています。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
よろしいでしょうか。先程、申し上げたように何パーセントくらいの割合で
という目標を目指すべきではないかというのは、これからの観光協会の理事会
や役場側とも話し合っていくということです。現段階ではそこまでの目標設定
はしておりませんが、そういう設定も今後はやっていく必要があるのではない
かと思います。
では、湧川委員のご指摘もごもっともだということで、よろしいでしょうか。
会議は議事の 5番目まで終わっております。まだありますか。
(第 2回委員会の議事録について)
<事務局>株式会社ライヴス:幸喜
皆様のお手元に配布しています議事録ですが、第 2回目の議事録になります。
第 1回目の議事録も前回第 2回目のときに配布させていただいております。
2回目の委員会の中でご説明し、村のホームページにアップするということで
内容の精査とご確認をお願いしているところですが、第 2 回目の議事録も同様
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に作成しております。
委員の皆様には、できましたら来週 3月 27日頃までに内容をチェックしてい
ただき、事務局の藤松さんに表現の訂正等を知らせていただけますようにお願
いいたします。その後、今後は解散総会ですとか、登記申請、設立総会などが
ありますので、できましたらその前にはホームページで公開していく手続きを
取る流れになるかと思います。ですので、27 日までにはご覧になってご指摘を
いただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
今日この場にいらっしゃればと思ったのですが、ホームページに関しては役
場の総務財政課が主管でやっています。掲載しましょうという話はしているの
ですが、まだ掲載されていません。内容的に皆様が確認されたのであれば、公
開していく流れが良いのではないかと思います。
あとはよろしいでしょうか。
(村長宛て要望書について)
<委員長・議長>多良間村:清村課長
それでは、議事を終わりますが、その他 1 点だけ私のほうから、村長宛ての
要望書を 1 枚紙で付けています(資料:「多良間村職員派遣に関する要望書」)。
両面になっています。見ていただけますでしょうか。
実はこの間、皆様もご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、事務局体制
を何とかしようと公募する前から 1本釣りしようと動いていました。
事務局長や事務局の職員を採用したいと色々と人選したのですが、なかなか
うまくいかなかった部分がありました。そこで、ここにあるように財政面を考
えて、役場の職員、これは正職員あるいは臨時職員になるかと思うのですが、
そういう中から観光協会に出向、派遣していただいて、事務局長などをやって
もらったほうが良いのではないかという考えです。
これは、他の観光協会を視察した中でも、色々なところが当初の運営を回し
ていくために、役場の職員に出向していただいたと聞きました。
南城市は 6年間、役場の職員が事務局長として務めたそうです。7年目からは
プロパー職員が事務局長になりましたが、事務局員として役場の職員が 2年間、
合計 8 年間、役場の職員を出向させていたそうです。今は 1 人もいないそうで
す。そういう形で、やはり立ち上げからうまく動き出すまでは、行政からの出
向職員が事務局を助けていくという形が良いのではないかと考えて、村長にも
担当課長としては話してあります。
また、設立していく中で理事の皆様が一緒になって、村長に要望していくこ
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とがあれば如何かと考え、要望書を作ってみました。
<栁岡委員>
賛成です。出向職員がいないと回らないと思います。間違いなく、今から募
集して新しい事務局長が見つかったとしても、今までの過程を知らない人が
やったところでは、なかなか難しいことだと思います。この形をとらないと、
初めは回らないと思います。
(要望文文言の修正に関する議論については記載省略)
<長浜委員>
役所からの事務局長の出向ということについて、私の本音は反対です。第 3
セクターというのは皆そうなりがちなのですが、役所から出向してくると自分
の給料は自分で稼いでないですよね。要するに、役所から給料をもらっている
のです。自分で稼ごうという気持ちにならないはずです。だから役所の職員で
はないほうが良いと思います。
<黒澤委員>
本当はそうです。ですので、この事務局長の仕事というのは、通常の仕事を
回しながら、色々なネットワークを使って人材確保を目指すことです。要する
に、自分に代わって仕事を任せられる人を探さなければいけません。その人に
もよるのでしょうが、やはり役場から給料をもらっていると、それ以上のこと
は別にしなくても給料が入ってきます。ほんとに短いスパンで考えたほうが良
いです。
<長浜委員>
事務局長はキーマンなので、早めに人を探してやらないといけません。
<栁岡委員>
自走をするときに、そこにずっと依存し続ける、そういう組織にならないよ
うに、人材を 1 人 2 人捕まえていくまでの出向として繋ぐということです。今
は走り出すためですが、すぐにでも人材を確保して指導して教えていくことが
必要です。そうしていかないと、ずっとそういう組織になってしまいます。出
向は、1年とかショートスパンで考えたほうが良いと思います。
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<委員長・議長>多良間村:清村課長
それでは、ご指摘があったように、最終的にはプロパーでしっかりと回して
いくことを目指します。自分で自分の給料を稼ぐ、これは国頭村の事務局長も
言われていたかと思います。
ただ、現段階で最初の車輪を回すという意味合いでは、1年間、2年間、必要
な期間、役場のほうからの支援があればという意味で、要望書という形で作っ
てみました。
役場の職員ではないほうが良いという意見もありますので、これを出すかど
うかはまた、新しい 6名の理事の皆様に最終的に諮りたいと思います。
私からは以上になります。
<委員長・議長>多良間村:清村課長
ということで、今日の委員会は時間が過ぎましたが、これで最後になります。
第 3 回までこの会を進めてきて、大きな形でこの法人化に向けて踏み出して
いくことになりました。今まで約 70万円の予算でやっていた観光協会が、いき
なり 2,000万近くの予算で動き出すという、すごく大きな変革だと思います。
これがどう動いていくのか、色々とまた皆様のご指摘もいただきながら、理
事もしっかりと知恵を出しながら、やっていきましょうと感じています。
私も担当課長ということで、何とか動かしていくためにはということで、法
人化に向けて進めてきましたが、まだまだこれからだと思います。
是非、これからも皆様のご協力をお願いしたいと思います。
これで、第 3 回準備委員会を終了いたします。ありがとうございました。準
備委員会を解散いたします。ご協力ありがとうございました。